JP5089325B2 - 電動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転子に永久磁石を配設した固定子電機子型同期電動モータに関する。
近時、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車や電気自動車等の動力源として用いられる電動モータは、回転子に永久磁石を配設した固定子電機子型のPM(Permanent Magnet)モータが主流となっている。
PMモータは、マグネットトルクに加えてリラクタンストルクをも併用して、小型軽量でありながら低速回転域から高速回転域までの広範囲に亘り効率よく出力を発生させ得る(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2002−095194号公報 特開2007−135327号公報
本発明は、PMモータのさらなる出力向上及び永久磁石の使用量の低減を所期の目的とする。
本発明では、固定子巻線を有する固定子の内側に回転子を配してなる電動モータにおいて、回転子が、回転軸心に対し直交する径方向に放射状に突出した複数の突極と、各突極にそれぞれ埋め込まれ突極の突出方向と略平行な方向に磁束を発生する磁石と、一の突極に埋め込まれた磁石の磁極とその突極に隣接する他の突極に埋め込まれた磁石の磁極とを短絡する短絡磁路と、回転軸心と短絡磁路との間を遮るように設けられたフラックスバリアとを具備し、各突極にそれぞれ複数の磁石が並列的に埋め込まれており、一の突極における複数の磁石間の領域とその突極に隣接する他の突極における複数の磁石間の領域とを短絡することで両突極の先端同士を短絡している短絡磁路が存在し、各突極における複数の磁石間にフラックスバリアが設けられ、前記フラックスバリアは、各突極の先端部位において当該突極の中央軸を跨いで複数並存しており、その各々が、当該突極の先端部位から隣接する他の突極に向かって延伸して、前記回転軸心と前者の(即ち、一の突極に埋め込まれた磁石の磁極とその突極に隣接する他の突極に埋め込まれた磁石の磁極とを短絡する)短絡路との間を遮っているものとした。
上記の構成により、d軸に沿った磁束を増しつつ、q軸に沿った磁束を減じることができる。従って、d軸インダクタンス>>q軸インダクタンスとなり、リラクタンストルクが増大する。結果、低速回転域での大トルク化と高速回転域での高効率化(弱め界磁電機子電流の低減)とが両立し、出力の向上を実現できる。そして、出力向上に伴い、磁石の使用量を削減することが許容され、コストダウンが可能となる。
各突極にそれぞれ複数の磁石が並列的に埋め込まれており、一の突極における複数の磁石間の領域とその突極に隣接する他の突極における複数の磁石間の領域とを短絡することで両突極の先端同士を短絡している短絡磁路が存在していれば、q軸を横切りd軸に沿って流れる磁束が増加する。
各突極における複数の磁石間にフラックスバリアが設けられていれば、d軸を横切りq軸に沿って流れる磁束が減少する。加えて、磁石自体も、その透磁率が低いことからd軸を横切る磁束の減少に寄与する。
同一の磁石のN極とS極とを繋ぐ短絡磁路を遮るためには、各磁石の回転軸心周りの周方向の側面に隣接してフラックスバリアが設けられていることが好ましい。
本発明によれば、PMモータのさらなる出力向上及び永久磁石の使用量の低減を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の電動モータは、いわゆるIPM(Interior Permanent Magnet)モータであり、固定子巻線を有する固定子2の内側に永久磁石16を埋め込んだ回転子1を配してなる。
よく知られている通り、IPMモータのトルクTは下式で表される。
T=pΨmq+p(Ld−Lq)Idq
ここで、pは極対数、Ψmは磁石16の磁束、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンス、Idはd軸電流、Iqはq軸電流である。上式の右辺の第一項がマグネットトルク、第二項がリラクタンストルクである。リラクタンストルクを増強するには、Ld>>Lqとする必要がある。そのために、本実施形態では、d軸に沿った磁束を増しつつq軸に沿った磁束を減じる措置を講じている。
本実施形態の電動モータは、回転子1の構造に特徴を有する。詳述すると、回転子1は、強磁性体、例えば積層鋼板等を鉄心10とし、回転軸心に対して直交する径方向に複数の突極11を放射状に突出させている。図示例では、90°間隔で四方に突極11を突出させている。鉄心10の回転軸心を含む中心部は、中空状をなす。
各突極11には、突極11の突出方向と略平行な方向に磁束を発生する磁石16を埋め込んでいる。図示例では、各突極11にそれぞれ複数の磁石16を、突極11の中央軸即ちd軸に対称に位置している。各突極11の磁石16は、その突極11の突出方向と略平行な方向を向く。これら磁石16は、径方向寸法が周方向寸法に比べて大きい。また、周方向に隣り合う突極11の磁石16の磁極は互いに相反している。要すれば、ある突極11の磁石16がN極を外方に/S極を内方に向けているとき、隣接する突極11の磁石16はS極を外方に/N極を内方に向けている。各突極11は、磁気的に順突極となる。
その上で、周方向に隣り合う突極11の磁石16の相反する磁極同士を短絡するように、短絡磁路12を設けている。この短絡磁路12は、鉄心10の外周部にあって、一の突極11の磁石16の内方の磁極と、この磁石16に近い側にある他の突極11の磁石16の内方の磁極とを短絡する。
さらに、鉄心10の中心部と短絡磁路との間を遮るフラックスバリア13を設けている。フラックスバリア13、15は、鉄心10に空隙を穿ち、または磁束を通しにくい材料を埋め込むことで形成する。このフラックスバリア13は、一の突極11の先端近傍、離間して対をなす磁石16間の領域を始端として短絡磁路12に並行して延伸し、その終端が隣接した他の突極11の先端近傍、やはり磁石16間の領域に達している。
各突極11の先端部位では、突極11の中央軸を跨いで複数のフラックスバリア13が並存している。翻って、それらフラックスバリア13に挟まれた突極11の中央軸部は、鉄心10の中心部とフラックスバリア13との間に成立した短絡磁路14を介して、他の突極11の中央軸部に短絡する。つまり、短絡磁路14を介して、一の突極11の先端と他の突極11の先端とが短絡している。
加えて、磁石16の周方向に沿った両側面に隣接したフラックスバリア15を別途設けている。
上記の構成により、本実施形態の電動モータにおいて、図2に示すようにd軸に沿って流れるd軸磁束は増す。各突極11は、電機子反作用によっても増磁される。一方で、フラックスバリア13、15及び磁石16の存在により、図3に示すようにq軸に沿って流れるq軸磁束は減る。
本実施形態によれば、回転子1を、回転軸心に対し直交する径方向に放射状に突出した複数の突極11と、各突極11にそれぞれ埋め込まれ突極11の突出方向と略平行な方向に磁束を発生する磁石16と、一の突極11に埋め込まれた磁石16の磁極とその突極11に隣接する他の突極11に埋め込まれた磁石16の磁極とを短絡する短絡磁路12と、回転軸心と短絡磁路12との間を遮るように設けられたフラックスバリア13とを具備するものとしたため、突極11には磁石16が発生する磁束により磁極が形成され、これに対向する固定子巻線に電流を流すことによりトルクを発生できる。
各突極11にそれぞれ複数の磁石16が並列的に埋め込まれており、一の突極11における複数の磁石16間の領域とその突極11に隣接する他の突極11における複数の磁石16間の領域とを短絡することで両突極11の先端同士を短絡している短絡磁路14が存在しているため、固定子巻線に突極11を励磁する電流を流すと、電機子反作用によりq軸を横切りd軸に沿って流れる磁束が増加する。
各突極11における複数の磁石16間にフラックスバリア13が設けられているため、d軸を横切りq軸に沿って流れる磁束が減少する。加えて、磁石16自体も、その透磁率が低いことからd軸を横切る磁束の減少に寄与する。従って、Ld>>Lqとなってリラクタンストルクが増大する。結果、低速回転域での大トルク化と高速回転域での高効率化とを両立でき、出力の向上を達成できる。そして、出力向上に伴い、磁石16の使用量の削減が可能となり、コストダウンに資する。
各磁石16の回転軸心周りの周方向の側面に隣接してフラックスバリア15が設けられているため、同一の磁石16のN極とS極とを繋ぐ短絡磁路を遮断して出力低下を回避できる。
各磁石16の径方向寸法が周方向寸法に比べて大きく設定されているため、磁極の磁化方向即ちd軸方向に磁石16が厚く、減磁に対して強くなる。保磁力の小さい磁石16を使用可能となることから、磁石16のコストが低減する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的構成、例えば突極の対数、各突極に埋め込む磁石の個数や配置、短絡磁路及びフラックスバリアの数や形状等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の電動モータを示す端面図。 同電動モータにおけるd軸磁束を示す図。 同電動モータにおけるq軸磁束を示す図。
符号の説明
1…回転子
11…突極
12、14…短絡磁路
13、15…フラックスバリア
16…磁石
2…固定子

Claims (2)

  1. 固定子巻線を有する固定子の内側に回転子を配してなる電動モータにおいて、
    回転子が、回転軸心に対し直交する径方向に放射状に突出した複数の突極と、
    各突極にそれぞれ埋め込まれ突極の突出方向と略平行な方向に磁束を発生する磁石と、
    一の突極に埋め込まれた磁石の磁極とその突極に隣接する他の突極に埋め込まれた磁石の磁極とを短絡する短絡磁路と、
    回転軸心と短絡磁路との間を遮るように設けられたフラックスバリアとを具備し、
    各突極にそれぞれ複数の磁石が並列的に埋め込まれており、
    一の突極における複数の磁石間の領域とその突極に隣接する他の突極における複数の磁石間の領域とを短絡することで両突極の先端同士を短絡している短絡磁路が存在し、
    各突極における複数の磁石間にフラックスバリアが設けられ、
    前記フラックスバリアは、各突極の先端部位において当該突極の中央軸を跨いで複数並存しており、
    その各々が、当該突極の先端部位から隣接する他の突極に向かって延伸して、前記回転軸心と前者の短絡路との間を遮っている
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 各磁石の回転軸心周りの周方向の側面に隣接してフラックスバリアが設けられている請求項1記載の電動モータ。
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