JP6712649B2 - ポータブル二重折り畳み式自転車 - Google Patents

Description

本発明は、自転車の技術分野に関し、特にポータブル二重折り畳み式自転車に関する。

現在、人々は、外出や旅行、サイクリングやショッピング、通勤などの場合、徒歩の代わりに所持する自転車を利用したりする。今日では、二つ折り構造の自転車が使用されているが、牽引が不便である。また、外出の際に折り畳んでも両手で折り畳まれた自転車を常時コントロールしなければならない。バッグや買い物袋などの物品を携帯する場合は、なおさら不便になる。二つ折り後の自転車が大きなスペースを占めるため、バス、地下鉄、船等に搭乗する際に持ち運びが不便であり、上記のすべてにより、自転車のパフォーマンスが低下する。
従って、上記の欠点を改善しなければならない。

本発明は、従来技術における、自転車のパフォーマンスが劣るという問題を解決するためのポータブル二重折り畳み式自転車を提供する。

本発明の技術的解決手段は、以下のように実現される。

ポータブル二重折り畳み式自転車であって、順に接続された、前輪と、フレームアセンブリと、後輪とを備えている。前記フレームアセンブリは、ハンドルバー、前フレーム、横棒アセンブリ、後フレーム及びサドルを含む。前記前輪は、前記前フレームに接続され、前記ハンドルバーは、前記前フレームの上端に取外し可能に接続され、前記後輪は、前記後フレームに接続され、前記横棒アセンブリは、前から後へと順に接続された、前部横棒、中部横棒及び後部横棒を含む。前記前部横棒は、前端が前記前フレームと固定接続され、後端が第１折り畳み機構を介して前記中部横棒の前端と接続され、前記中部横棒の後端は、第２折り畳み機構を介して前記後部横棒の前端と接続され、前記後部横棒の後端は、前記後フレームと固定接続されている。前記サドルは、前記後部横棒に取外し可能に接続され、乗車可能な状態において前記第１折り畳み機構が後方へ延びた水平線となす傾斜角Ａの大きさは、５８°≦Ａ≦６２°であり、乗車可能な状態において前記第２折り畳み機構が後方へ延びた水平線となす傾斜角Ｂの大きさは、８９°≦Ｂ≦９４°である。

さらに、Ａ＝６０°であり、Ｂ＝９３°である。

さらに、前記ハンドルバーは、ハンドルロッドを介して前記前フレームと取外し可能に接続されている。

さらに、前記ハンドルロッドは伸縮ロッドである。

さらに、前記サドルは、サドルロッドを介して前記後部横棒と取外し可能に接続されている。

さらに、前記サドルロッドは伸縮ロッドである。

さらに、前記横棒アセンブリには、少なくとも１つの挿入孔が設けられている。

さらに、前記後フレームには、ペダルが配置されている。

さらに、前記後フレームには、モータ駆動装置が配置されている。

上記技術的解決手段によれば、第１折り畳み機構及び第２折り畳み機構を横棒アセンブリに配置し、第１折り畳み機構の傾斜角の角度を５８°〜６２°に設定し、第２折り畳み機構の傾斜角の角度を８９°〜９４°に設定することにより、折り畳まれた後のハンドルバーを後方へ傾斜させることができ、牽引しやすくなる。また、前輪と後輪とが同軸となり、平行牽引が便利になる。さらに、ハンドルバー及びサドルを取り外して折り畳まれた自転車と共にバッグの中に収容することができ、これにより、外出がさらに便利になり、自転車全体のパフォーマンスが向上する。

本発明に係る実施形態又は従来技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に用いられる図面について簡単に説明する。以下の説明における図面は、本発明に係る一部の実施形態だけであり、当業者は、創造的な業務を行わない前提の下で、これらの図面に基づいてほかの図面を得ることができる。

本発明に係るポータブル二重折り畳み式自転車の１つの実施形態の左側面構成概略図である。 本発明に係るポータブル二重折り畳み式自転車における前輪が後方へ折り畳まれた構成概略図である。 本発明に係る折り畳まれたポータブル二重折り畳み式自転車の牽引時の構成概略図である。 本発明に係る折り畳まれたポータブル二重折り畳み式自転車がバッグ内に収容されるときの構成概略図である。

以下、本発明の実施形態における図面と併せて、本発明の実施形態における技術的解決手段について、明確且つ完全に説明する。記載される実施形態が本発明の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、当業者が創造的な業務を行わない前提の下で得られたほかの実施形態のすべては、本発明の保護範囲に属す。

図１〜図４を参照されたい。本発明に係るポータブル二重折り畳み式自転車は、順に接続された、前輪４と、フレームアセンブリと、後輪１２とを備えている。フレームアセンブリは、ハンドルバー１、前フレーム３、横棒アセンブリ、後フレーム１１及びサドル１４を含む。前輪４は、前フレーム３に接続され、ハンドルバー１は、前フレーム３の上端に取外し可能に接続され、後輪１２は、後フレーム１１に接続され、横棒アセンブリは、前から後へと順に接続された、前部横棒５、中部横棒７及び後部横棒９を含む。前部横棒５は、前端が前フレーム３と固定接続され、後端が第１折り畳み機構６を介して中部横棒７の前端と接続され、中部横棒７の後端は、第２折り畳み機構８を介して後部横棒９の前端と接続され、後部横棒９の後端は、後フレーム１１と固定接続されている。サドル１４は、後部横棒９に取外し可能に接続され、第１折り畳み機構６の傾斜角Ａの大きさは、５８°≦Ａ≦６２°であり、第２折り畳み機構８の傾斜角Ｂの大きさは、８９°≦Ｂ≦９４°である。当該技術的解決手段に係る横棒アセンブリは、二重折り畳み構造であり、第１折り畳み機構６の傾斜角の角度が５８°〜６２°であり、第２折り畳み機構８の傾斜角の角度が８９°〜９４°である。第１折り畳み機構６及び第２折り畳み機構８は、両方とも後方へ傾斜している。第２折り畳み機構８の後方への傾斜角が９０°〜９４°に設定されている場合は、第２折り畳み機構８の前方への傾斜角が８６°〜９０°であることに相当し、これにより、折り畳まれた後のハンドルバー１を後方へ傾斜させることができ、牽引しやすくなる。当該技術的解決手段に係る前輪４及び後輪１２は、折り畳まれた後に同一の軸上に置かれ、使用中に前輪４が後方へ折り畳まれ、後輪１２が前方へ折り畳まれることにより、自転車の占用スペースが節約される。また、前輪４と後輪１２との直径が同じであり、サドル１４を取り外して挿入孔に挿入すれば、スムーズに牽引することができる。バッグに収容する際に、ハンドルバー１を取り外して挿入孔に挿入すればよい。折り畳まれた後の自転車は、長方形構造となっているため、バッグの中に収容されれば運びやすくなる。第１折り畳み機構６及び第２折り畳み機構８は、両方とも双方向折り畳み機構であり、これにより、様々な用途に合う折畳み習慣を満たすことができ、このような構造において、折畳み及び取外しが簡単であり、外出時に便利である。

具体的には、Ａ＝６０°であり、Ｂ＝９３°であり、前輪４及び後輪１２の直径は、２５ｃｍである。折り畳まれてバッグ内に収容された後の高さは、６０ｃｍ以下であり、しかも前輪及び後輪が底部となるため、バッグの底部に損傷を与えることはない。

ハンドルバー１は、ハンドルロッド２を介して前フレーム３と取外し可能に接続されている。ハンドルロッド２が伸縮ロッドであるため、ハンドルバーの高さを調整することができる。ハンドルバー１における左右の２つのハンドルは、折り畳み可能又は取外し可能な構造であるため、折り畳まれた後の自転車の占用スペースをより十分に減らすことができる。

サドル１４は、サドルロッド１３を介して後部横棒９と取外し可能に接続されている。サドルロッド１３が伸縮ロッドであるため、サドルの高さを調整することができ、伸縮ロッドにより、折り畳まれた後の自転車の占用スペースを十分に減らすことができる。

横棒アセンブリには、少なくとも１つの挿入孔が設けられている。具体的な実施形態において、２つの挿入孔が好ましく、１つは、ハンドルロッド２が挿入されるためのものであり、もう１つは、サドルロッド１３が挿入されるためのものである。挿入孔内にハンドルバー１及びサドル１４を配置することができ、これにより、折り畳まれた後のハンドルバー１及びサドル１４の占用スペースが節約される。

後フレーム１１には、ペダル１０及びモータ駆動装置が配置されている。自転車の漕ぐ機能は、ペダル１０によって実現される。駆動装置によってアシストサイクリングが実現され、人の体力の消費が減少し、外出がより便利になる。駆動装置は、駆動電源及び駆動モータを含む。使用時に、駆動電源は、実際の取付要件に応じて取り付けられてもよく、後部横棒内に取り付けられてもよい。これにより、スペースをさらに節約することができる。

本発明の、使用中におけるいくつかの構造形態は以下の通りである。

１、折り畳まれていない構造である。すなわち、人がサイクリングするための自転車のサイクリング時の構造である。具体的には、図１を参照されたい。

２、牽引式構造である。第１折り畳み機構６及び第２折り畳み機構８を回転させることにより、前輪４と後輪１２とが同軸となり、サドル１４を取り外して挿入孔に挿入することで、スペースが減縮され、ハンドルバーでの牽引が実現される。具体的には、図３を参照されたい。

３、ポータブル式構造である。牽引式構造においてハンドルバー１を取り外して挿入孔に挿入してリュックサックに収容する。具体的には、図４を参照されたい。

上記のように、本発明において、第１折り畳み機構６及び第２折り畳み機構８を横棒アセンブリに配置し、第１折り畳み機構６の傾斜角の角度を５８°〜６２°に設定し、第２折り畳み機構８の傾斜角の角度を８９°〜９４°に設定することにより、折り畳まれた後のハンドルバー１を後方へ傾斜させることができ、牽引しやすくなる。また、前輪４と後輪１２とが同軸となり、平行牽引が便利になる。さらに、ハンドルバー１及びサドル１４を取り外して折り畳まれた自転車と共にバッグの中に収容することができる。これにより、外出がさらに便利になり、自転車全体のパフォーマンスが向上する。

上述した内容は、本発明の好ましい実施形態にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の精神及び原則の範囲内で限り、いかなる修正、同等置換、改良などのすべては本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

１ ハンドルバー
２ ハンドルロッド
３ 前フレーム
４ 前輪
５ 前部横棒
６ 第１折り畳み機構
７ 中部横棒
８ 第２折り畳み機構
９ 後部横棒
１０ ペダル
１１ 後フレーム
１２ 後輪
１３ サドルロッド
１４ サドル

Claims (9)

1. 順に接続された、前輪と、フレームアセンブリと、後輪とを備えたポータブル二重折り畳み式自転車であって、前記フレームアセンブリは、ハンドルバー、前フレーム、横棒アセンブリ、後フレーム及びサドルを含み、前記前輪は、前記前フレームに接続され、前記ハンドルバーは、前記前フレームの上端に取外し可能に接続され、前記後輪は、前記後フレームに接続され、前記横棒アセンブリは、前から後へと順に接続された、前部横棒、中部横棒及び後部横棒を含み、前記前部横棒は、前端が前記前フレームと固定接続され、後端が第１折り畳み機構を介して前記中部横棒の前端と接続され、前記中部横棒の後端は、第２折り畳み機構を介して前記後部横棒の前端と接続され、前記後部横棒の後端は、前記後フレームと固定接続されており、前記サドルは、前記後部横棒に取外し可能に接続され、乗車可能な状態において前記第１折り畳み機構が後方へ延びた水平線となす傾斜角Ａの大きさは、５８°≦Ａ≦６２°であり、乗車可能な状態において前記第２折り畳み機構が後方へ延びた水平線となす傾斜角Ｂの大きさは、８９°≦Ｂ≦９４°であることを特徴とするポータブル二重折り畳み式自転車。
2. Ａ＝６０°であり、Ｂ＝９３°であることを特徴とする請求項１に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
3. 前記ハンドルバーは、ハンドルロッドを介して前記前フレームと取外し可能に接続されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
4. 前記ハンドルロッドは伸縮ロッドであることを特徴とする請求項３に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
5. 前記サドルは、サドルロッドを介して前記後部横棒と取外し可能に接続されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
6. 前記サドルロッドは伸縮ロッドであることを特徴とする請求項５に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
7. 前記横棒アセンブリには、少なくとも１つの挿入孔が設けられていることを特徴とする請求項１又は２に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
8. 前記後フレームには、ペダルが配置されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。
9. 前記後フレームには、モータ駆動装置が配置されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のポータブル二重折り畳み式自転車。

Images