JP6712575B2 - 端子圧着アプリケータ、端子圧着機、及び、端子圧着電線の製造方法 - Google Patents

端子圧着アプリケータ、端子圧着機、及び、端子圧着電線の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、皮むきした電線端部に端子を圧着するために用いる端子圧着機等に関する。特には、連鎖端子送りの制動機構に改良を加え、連鎖端子キャリアの「擦り屑」が生じにくいとともに、制動力を安定させやすい端子圧着機等に関する。さらに、皮むき電線の端部を圧着機センターに位置決めし易いように改良した圧着機などに関する。
被覆を剥いた電線の端部に端子を圧着する端子圧着機は、自動車用や電気機器用などのワイヤーハーネスを製造する工程で広く用いられている。端子圧着機においては、多数の端子を帯状に配列した連鎖端子(端子帯ともいう)を送りながら、その端子を圧着機の中で位置決めし、別途自動あるいは手動で供給する皮むき電線の端部に、端子を圧着する。
以下、連鎖端子や従来の圧着機の概要、さらに本願発明の実施形態に係る圧着機などを、図を参照しつつ説明するが、まず本明細書添付の各図における方向の意味を説明する。各図において示す「上下方向」は端子圧着工具(上金型)であるクリンパーの移動方向を指す。ここで、「上」は、クリンパーが、アンビル(下金型)から離れる方向であり、「下」は、近づく方向である。なお、本明細書中において「上」・「下」という文言は、一般的な機械配置の場合に沿った表現としたものであり、地球重力の方向の上・下に限定されない。
「上流・下流」は、端子送りの上流方向、あるいはその下流向を指す。「左右方向」は、一般的には、その図を見るものから見た左右方向である。「奥手前方向」は、端子や電線の軸方向(長手方向)を指し、「奥(先ともいう)」は皮むき電線の先端(被覆が剥かれた露出芯線)の向いている方向であり、「手前(元ともいう)」は逆方向である。圧着機の操作者・観察者が立つのは、通常、圧着機の手前側である。これらの方向は、あくまで機械配置の一般的な場合の状況を分かり易く説明するものであって、本発明を限定する意味は全くない。
まず、図13を参照しつつ、連鎖端子の概要を説明する。連鎖端子RTは、多数の端子TをキャリアCで繋いだものである。各々の個別の端子Tは、キャリアC側から、バレル部Tbとコネクタ部Tkからなる。この端子Tはオープンバレル型であって、バレル部Tbは上開きのU字型をしている。バレル部Tbは、皮むき電線Wの端部が圧着される(カシメ付けられる)部位であり、電線の被覆の端部(インス部)WIに圧着されるインスバレルIbと、皮むきされた露出芯線WCに圧着されるワイヤーバレルWbを有する。他方、コネクタ部Tkは、端子Tの接続される相手方のコネクタ(図示されず)と連結される部分である。
キャリアCは、帯状の板であり、多数の端子Tを、所定のピッチで並んだ状態で繋ぐものである。バレル部TbとキャリアCとは、タブTtで接続されている(このタブTtは圧着時に切断される)。キャリアCには、端子送り機構の送りツメの先端(図11の符号211b)の掛かる長方形のツメ係合孔Chが、所定のピッチで開けられている。連続式の圧着機においては、キャリアCを、後述する端子送り機構により長手方向に進めて、端子Tを圧着機の中で位置決めし(図11参照)、別途自動あるいは手動で供給する皮むき電線Wの端部に圧着する。連鎖端子RTは、代表的には、燐青銅やアルミニウムなどの薄板(厚さ例0.2mm)をプレス加工したものである。
次に、図11を参照しつつ、現在用いられている一般的な端子圧着機・アプリケータの例として、特許第4212687号(特許文献1)のものの全体的構成及び端子送り機構を説明する。なお、「アプリケータ」とは、電線・端子の種類・サイズ毎に、「圧着工具(クリンパー・アンビル)や端子送り機構を組み立てたセット」であって、電線や端子の種類・サイズ変え毎に、所定のアプリケータを、ワンセットで短時間に交換できるようにしたものである。
この圧着機100・アプリケータAPは以下の主要部からなる。なお、図11中において、実線で示す部分がアプリケータAPであり、二点鎖線で示す部分はアプリケータAP以外の圧着機の構成部分である。
アプリケータ本体ホルダー111;
下記の端子送り機構、並びに、クリンパー・シャンク昇降機構を、搭載する柱状の構造体である。
端子送り機構200;
図の下側において左(上流)方向から送り込まれる連鎖端子RTを、右(下流)に送る機構である。同機構200は、連鎖端子RTが乗って滑るプレート215や、端子送りガイド213、連鎖端子を送る端子送りツメ211などを有する。この送りツメ211は、実線と想像線で示すように、左右に揺動しつつ、その先端211b(図の右下)が連鎖端子キャリアCのツメ係合孔Ch(図13参照)に係合して、連鎖端子RTを図11の右方向(下流)に送る。なお、送りツメ211は、ツメスプリング204により、ツメ先端211bが下方向を向くように付勢されている。ツメ先端211bは、ガイド213の底面や、連鎖端子RTの滑るプレート215の上面215bに当たって、送りツメ211の姿勢が定まる。
送られた端子は、端子送りガイド213を出たところで、クリンパー115(昇降上型)とアンビル119(固定下型)との間で、皮むき電線(図示されず)の外周部にカシメ付けられる(圧着される)。なお、圧着直前に、各々の端子(個別端子T)は、連鎖端子RTのキャリアCから切り離され(タブTtをスライドカッター121で切断)、切り離し後のキャリアは、図11の右(下流)側のキャリアガイド219を通って排出される。端子送り機構200には、連鎖端子RTに適当な制動をかける制動機構230(本発明における主要部の一つ)も設けられているが、それについては後述する。
クリンパー・シャンク昇降機構;
端子圧着の上側移動工具であるクリンパー115は、その上につながるシャンク105によって上下に駆動される。シャンク105は、その上に連結されたラムボルト102によって上下に駆動される。ラムボルト102は、圧着機100のラム昇降機構101により昇降される。ラム昇降機構101は、油圧式や機械式、サーボプレス式など各種のものがある。
アプリケータ搭載台;
アプリケータAPの最下部はベースプレート113となっており、アプリケータAPの一式(全体)がこのベースプレート113上に載っている。このベースプレート113は、圧着機本体のアプリケータ搭載部114上に搭載・固定される。
制動機構230;
図11の下方左端部に示す端子送りガイド213の後部には、間欠的に前方に送られる端子Tを制動する制動機構230が設けられている。この制動機構230は、制動板231や、皿バネ237、レバー241などを有する。この制動機構230は、キャリアCに摩擦抵抗を連続的に作用させることにより、送り爪211によって間欠的に前方に送給される連鎖端子RTのオーバーランを防止する。そして、アンビル119・クリンパー115に対して、端子Tを正確に位置決めする。
図12及び図13は、特許文献2に開示されている制動機構230の側面図及び斜視図である(特許文献1と特許文献2の制動機構は同様のものである)。この制動機構230の中心的な部材である制動板231は、図13に分かり易く示すように、奥手前方向に延びる帯板部231dと、該帯板部231dの奥端部の下方に突出する奥下突部231bと、帯板部231dの手前側やや奥寄りの部分の下方に突出する手前下突部231gと、を有する。奥下突部231bは、図12に示すように、プレート215の上面に載っている。手前下突部231gは、図13に示すように、連鎖端子RTのキャリアCの上面に載っており、その下面231jは、連鎖端子RTに制動をかける制動面となっている。
制動板231の奥側の端部寄りには、六角穴付きボルト233が上下方向に貫通している。このボルト233は、図12に示すように、下に延びて、プレート215も貫通している。同プレート215の下方に延び出たボルト233の下部の外周には、複数の皿バネ237が嵌合している。そして、皿バネ237は、ボルト233の下端部にネジ込まれた蝶ナット239により、同ナットと上記プレート215の間において、圧縮状態で支持されている。
これにより、、ボルト233を介して制動板231を下に引っ張っている。そして、蝶ナット239の締め具合により、制動板231を、奥下突部231bの下面を中心として、手前下方向に傾けようとする付勢力を調整できる。その結果、制動板231の手前下突部231gの下面(制動面)231jが端子キャリアCを押す力、すなわち連鎖端子RTにかかる制動力を調整できる。
制動板231の手前側端部231mのやや奥側の下には、図11・図12に示すように、制動板231の手前側端部231mを持ち上げるレバー241が設けられている。このレバー241を、図11の状態から、中心軸241dの周りに反時計方向に回動させると、レバー241の右上端部のカム部241bが、制動板231の手前側端部231mを持ち上げる。すると、手前下突部231gの下面(制動面)231jが端子キャリアCの上面から上に離れて、連鎖端子RTに制動力がかからなくなる。この状態で、連鎖端子RTのアプリケータAPへの抜き出し・差し込みや、位置調整を行う。
上述の制動板とキャリアが摩擦摺動するタイプの制動機構については、次のような要改良点が指摘されることがある。
(ア)近年、導電効率を高めるためメッキを厚めに施した端子が増加しており、連鎖端子を送給する時に、こすり屑が多く発生している(なお、メッキ屑以外の屑も存在する)。このこすり屑が堆積する事により、キャリア表面を傷つけて糸くずを発生させる。
(イ)キャリアへの制動力が滑り摩擦力によるので、変化しやすい。そのため、端子を送るツメの負担が大きく、爪先の摩耗などにより、送り位置の調整や、部品の交換が必要となる。
(ウ)連鎖端子を送り過ぎた場合、制動板の摩擦力に打ち勝って、送り方向の逆方向にキャリアを戻すのは困難である。そのため、クリンパー・アンビルのカシメ部(刃型)により、圧着時に、端子の中心を圧着機の中心に自動センターリングする効果を十分に発揮しにくい。
(エ)制動機構の組み直しをした際に、キャリア制動力(保持力)を再調整する必要がある。
上記(ア)〜(ウ)の要改良点に対応するものとして、本願出願人は、連鎖端子のキャリアに転動体を押圧するタイプの制動機構に関する発明の特許を取得している(特許文献3)。
特許第4212687号 実公平7−27591号公報 特許4745123号
本発明は、連鎖端子キャリアの「擦り屑」が生じにくくした端子圧着機用アプリケータ等を提供することを目的とする。あるいは、端子の中心を圧着機の中心に自動センターリングする性能を向上させた端子圧着機やそれ用のアプリケータ等を提供することを目的とする。あるいは、制動機構の組み直しをした際に、キャリア制動力(保持力)を再調整する必要のない端子圧着機等を提供することを目的とする。あるいは、皮むき電線の端部を圧着機センターに位置決めし易いように改良した圧着機などを提供することを目的とする。
この「課題を解決するための手段」の項、及び、「特許請求の範囲」においては、添付図各部の参照符号を括弧書きして示すが、これは単に参考のためであって、権利範囲を添付図のものに限定するものではない。
本発明の第一の端子圧着機用アプリケータは、 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送る端子送り機構(200)と、 前記連鎖端子(RT)の送りを制動する制動機構(30、50)と、 前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着するクリンパー(115)及びアンビル(119)と、を備えるアプリケータ(AP)であって、 前記制動機構(30、50)が、 前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)に押圧されるローラー(33、53)と、 該ローラー(33、53)の回転中心軸(35、55)と、 該回転中心軸(35、55)を介して前記ローラー(33、53)に押圧力を付与する押圧機構(31・237、51・61)と、を具備することを特徴とする。
本発明の第二の端子圧着機用アプリケータは、 前記端子送り機構(200)が、前記連鎖端子(RT)が載ってスライドするプレート(215)を具備し、 前記制動機構(50)が、 前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)に押圧されるローラー(53)と、 該ローラー(53)の回転中心軸(55)と、 前記回転中心軸(55)が取り付けられる上部(51c)、付勢バネ受けとなる下部(51s)、及び、両部(51c・51s)をつなぐ背部(51h)を有し、前記プレート(215)の側端部(215z)に組み込まれている制動フレーム(51)と、 前記下部(51s)と前記プレート(215)との間に介装された、前記制動フレーム(51)を下方に付勢するバネ(61)と、を具備することを特徴とする。
本発明の第三の端子圧着機用アプリケータは、 前記制動機構(30)が、 前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)に押圧される制動面(33b、53、231j)を有し、付勢部(31d・51s・61)が付設されている制動部材(31・51・231)と、 該制動部材を付勢する付勢部材(237・61)と、を備え、 該付勢部材が、 バネ(237・61)と、 該バネの圧縮撓みを正規状態に設定するバネ撓み量規定部材(238)と、を含むことを特徴とする。
この第三の端子圧着機用アプリケータにおいては、制動部材(31・51・231)は、キャリア部(C)と摩擦摺動する形式のもの(図13・14の制動アーム231のようなもの)であっても、ローラー式(図1〜7の制動ローラー33・53のようなもの)であってもよい。
本発明の第四の圧着機は、 多数の個別の端子(T)がキャリア(C)によって繋がれた連鎖端子(RT)を送る端子送り機構(200)と、 前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着するクリンパー(315・316)及びアンビル(319・318)と、 前記クリンパー(315・316)を駆動するクリンパー駆動手段(101・102)と、 前記端子(T)に圧着される前記電線の端部(WI)を圧着機のセンターに位置決めする、電線端部位置決め機構(350、321p)と、を備える端子圧着機であって、 前記電線端部位置決め機構が、 前記電線の端部(WI)を、電線長手方向及び前記クリンパー駆動方向に位置決め可能な電線挿入機構(350)と、 前記皮むき電線の端部(WI)を、前記圧着機のセンターに合う位置で迎える案内凹部(321p)を有する案内部材(321)とを具備し、 前記電線挿入機構(350)が、前記案内凹部(321p)の上の位置に、前記皮むき電線の端部(WI)を挿入し、その後、前記案内凹部(321p)に接触するように下に移動させ、該電線の端部(WI)を前記案内凹部(321p)に接触させることによって、前記圧着機のセンターに前記電線の端部(WI)がセンターリングされることを特徴とする。
前記案内部材(321)は、後述する実施形態では、連鎖端子RTのキャリアCを切断するスライドカッター321である。なお、前記「本発明の圧着機」における「上」及び「下」は、上述のように、地球重力の方向の上・下に限定されない。すなわち、本発明を限定する意味は全くない。
本発明の第一の端子圧着方法は、 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送りながら位置決めし、前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着する方法であって、 前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)を、ローラー(33)で押圧し、この際、該ローラー(33)の回転中心軸(35)を介して前記ローラー(33)に押圧力を付与することを特徴とする。
本発明の第二の端子圧着方法は、 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送りながら圧着機のセンターに位置決めし、前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着する方法であって、 前記皮むき電線の端部(WI)を、前記圧着機のセンターに合う位置で迎える案内凹部(321p)を設けておき、 前記電線の端部(WI)を、前記案内凹部(321p)の上の位置に挿入し、その後、該案内凹部(321p)に接触するように下に移動させ、該電線の端部(WI)を前記案内凹部(321p)に接触させることによって、前記圧着機のセンターに前記電線の端部(WI)をセンターリングすることを特徴とする。ここで、「圧着機のセンター」とは、昇降する圧着金型であるクリンパーの中心線のことである。
本発明の第一及び第二のアプリケータによれば、端子送り制動機構(30、50)が、連鎖端子(RT)のキャリア部(C)に押圧されるローラー(33、53)を具備するとともに、該ローラーの回転中心軸(35、55)を介して前記ローラーに押圧力を付与するので、連鎖端子キャリアの「擦り屑」が生じにくく、また、ローラー(33、53)の作動がスムーズである。本発明の第三のアプリケータによれば、バネ撓み量規定部材(238)を有するので、制動機構の組み直しをした際に、キャリア制動力を再調整しなくてもすみ、制動力を安定させることができる。本発明の第四の圧着機によれば、皮むき電線の端部を圧着機センターに位置決めし易く、端子圧着状態の優れた圧着機を提供できる。
本発明の第一の実施形態(制動アーム31タイプ・皿バネカラー238付き)に係る端子制動機構30の構成を示す斜視図である。 図1の端子制動機構30の「ブレーキON状態」を表す図(端子送りガイド213は省略)であって、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図1の端子制動機構30の「ブレーキ開放状態」を表す図(端子送りガイド213は省略)であって、(A)は側面図、(B)は正面図である。 本発明の第二実施形態に係るアプリケータ(制動フレーム51タイプ)の主要部を示す背面図である。 (A)は、図4のアプリケータの制動機構50を、上手前下流から見た斜視図である。(B)は、偏芯カム57の側面図である。 図4の端子制動機構50の「ブレーキON状態」を表す図であって、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は制動フレーム51とその取り付けボルト65の関係を模式的に示す側面断面図である。 図4の端子制動機構50の「ブレーキ開放状態」を表す図であって、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は制動フレーム51とその取り付けボルト65の関係を模式的に示す側面断面図である。 電線端部を圧着機や端子Tの中心にセンターリングする性能を向上させた実施形態を説明する図である。(A)は、クリンパー315・アンビル319やスライドカッター321周辺、並びに、電線挿入装置350の主要部の構成を模式的に示す側面図である。(B)は、制御系統の構成を示すブロック図である。 図8の実施形態におけるインスクリンパー315やスライドカッター321などの形態を、模式的に示す正面図である。 図8・図9の装置の動作順序を説明するためのタイミングチャートである。 本実施形態と全体的には類似する、従来の一般的な端子圧着機及びアプリケータ(特許第4212687号)の概要を示す正面図である。 図11と同様の従来のアプリケータAP(実公平7−27591号公報)における制動機構230の側面図である 図12のアプリケータAPの制動機構230の斜視図である
RT;連鎖端子、T;端子、C;キャリア、Ch;ツメ係合孔、Tt;タブ、
Tb;バレル部、Ib;インスバレル部、Wb;芯線バレル部、Tk;コネクタ部、
W;電線、WI;インス部、WC;露出芯線、WS;ワイヤー挿入空間
AP;アプリケータ、S;隙間
30;制動機構、
31;制動アーム(押圧機構)、31b;奥下突部、31c;帯板部、31d;上面、
31e;上下貫通孔、31j;手前側端面、31m;メネジ穴、31r;手前突出部、
33;ローラー、33b;下側外周面、33f;軸孔、
35;回転中心軸、35b;六角穴付き部、35d;ローラー軸孔摺動部、35h;オネジ部、
50;制動機構、51;フレーム(押圧機構)、51c;上部、51h;背部、
51k;ボルト貫通部、51m;ボルト貫通孔、51p;カム孔、51s;下部、、
53;ローラー、55;回転中心軸
57;偏芯カム、57b;ディスク部、57f;カム部、57f1;カム面、57f2;カム面、
57k;軸孔、58;ツマミ、59;回動軸
61;バネ(押圧機構)、63;中心軸(ボルト)、
65;取り付けボルト、65v;下端部の頭、67;ロックナット、
100;圧着機、101;ラム昇降機構(クリンパー駆動手段)、
102;ラムボルト(クリンパー駆動手段)、105;シャンク、
111;アプリケータ本体ホルダー、113;ベースプレート、114;アプリケータ搭載部
115;クリンパー、119;アンビル、121;スライドカッター
200;端子送り機構、204;ツメスプリング、211;端子送りツメ、211b;ツメ先端、
213;端子送りガイド、213x;ボルト貫通孔、214;ガイド板、214x;ボルト貫通孔
215;プレート、215b;上面、215d;貫通孔、215r;切り欠き、215s;手前側端面、
215t;メネジ穴、215w;メネジ孔、215x;下面、215y;メネジ穴、 215z;側端部
219;キャリアガイド
230;制動機構、231;制動板、231b;奥下突部、231d;帯板部、231g;手前下突部、
231j;摺動制動面(下面)、231m;手前側端部、
233;六角穴付きボルト(付勢部)、233b;頭(六角穴付き部)、233g;下部、
234;平座金、235;皿バネ、236;平座金、237;皿バネ(付勢部)、
238;バネカラー(バネ撓み量規定部材)、239;蝶ナット
241;レバー、241b;カム部、241d;中心軸、241g;操作ノブ部、242;回転軸
300;圧着機、301;ラム昇降機構、313;カットオフパンチ、313r;パンチ部、
315;インスクリンパー、315p;カシメ凹部、315r;上底部、
315v;クリンパーが端子TのバレルIbの上端外側に当たる部分、315x;口開き部
316;ワイヤクリンパー、318;ワイヤーアンビル、319;インスアンビル、
321;スライドカッター(案内部材)、321b;上面、321d; パンチ当たり部、
321g;キャリアガイド溝、 321k;上面、321p;案内凹部、321q;センターリング当接部
321s;中央胴部、321x;足、321y;バネ穴
350;電線挿入装置(機構)、351;クランプ、351b;クランプ片、
352;開閉駆動アクチュエータ353;スライダ、355;挿入ガイド、
357;挿入アクチュエータ、361;昇降ガイド、363;昇降アクチュエータ、390;制御部
以下、本発明の第一実施形態に係るアプリケータの端子制動機構30を、図1〜3を参照しながら説明する。図1〜3において、図11〜13と同じ符号で示されている部分は、本質的には同様の部分・部材を指す。それらの部分についての詳しい説明は、省略することもある。各図において矢印で示す各方向の意味も、図11や図13などと同じ意味である。
この第一実施形態における特徴部分は、連鎖端子RTの制動ローラー33と、皿バネ237の外周に嵌合されたバネカラー238(バネ撓み量規定部材)である。すなわち、この実施形態の制動機構30は、連鎖端子RTのキャリア部Cに押圧されるローラー33と、該ローラー33の回転中心軸35と、該軸35を介して前記ローラー33に押圧力を付与する押圧機構を備える。ここで、該押圧機構は制動アーム31を具備する。同アーム31の一端(手前側端部)には、ローラー回転中心軸35取り付けられており、他端(奥端部)には付勢部材(皿バネ237・バネカラー238)が付設されている。バネカラー238は、皿バネの圧縮撓みを正規状態に設定するバネ撓み量規定部材である。
図1には、左上から右下に送られる連鎖端子RTが示されている。連鎖端子RTは、プレート215の上面215bに載せられており、同上面215bを滑るように、下流(右)方向に送られる。プレート215は、左右方向に比較的長く、手前奥方向に比較的短い、略長方形の板状の部材である。連鎖端子RTは、手前側にキャリアC、奥側に端子Tが位置する姿勢である。この端子Tの手前側のバレル部Tbには、皮むき電線Wの端部WI・WCが挿入されて圧着される。
プレート215上面の手前側の辺には、同辺に沿って、堤状の部材である端子送りガイド213が配設されている。連鎖端子RTのキャリアCは、同ガイド213の下面と、プレート215上面との間に挟まれている(押圧はされていない)。キャリアCの手前側の端は、端子送りガイド213に沿うような形態でガイドされる(接してはいない)。
キャリアCの上面には、制動ローラー33の下側外周面33bが押圧される(図2(A)も参照、図2においては端子Tと端子送りガイド213の図示は省略されている)。制動ローラー33は、ある程度の部厚さのディスク状の部材であり、その幅は、キャリアCの幅にほぼ等しい。制動ローラー33の中心部には、軸孔33fが開いている。この軸孔33fには、回転中心軸35が通っている。なお、制動ローラー33や中心軸35が存在する部分の端子送りガイド213には、切り欠き215rが入っている。
この例では、回転中心軸35は、手前側から奥側に向かって、六角穴付き部35b、ローラー軸孔摺動部35d、オネジ部35hからなる。オネジ部35hは、次述する制動アーム31の手前側端面31jのメネジ穴31mにネジ込まれる。制動ローラー33のローラー軸孔35fと、回転中心軸35のローラー軸孔摺動部35dとの間に、詳しくは後述するが、回転摺動摩擦を起こさせて、制動ローラー33の回転にブレーキをかけ、その結果、キャリアCを制動する。なお、軸受け部の摩擦に替えて、回転中心軸35に、ドラムブレーキ方式などの別途の摩擦付与機構を取り付けることもできる。
制動アーム31は、制動ローラー33の押圧機構の主要部を構成する部材である。制動アーム31は、図1に分かり易く示すように、奥手前方向に延びる帯板部31cと、該帯板部31cの奥端部の下方に突出する奥下突部31bと、帯板部31cの手前側端面31jから手前方向に突出する手前突出部31rと、を有する。奥下突部31bは、図2(A)に示すように、プレート215の上面に載っている。図1に示すように、手前側端面31jには、上述の回転中心軸35を固定するメネジ穴31mが形成されている。手前突出部31rは、図3(B)に示すように、ブレーキ開放時に、レバー241により押し上げられる部分である。
制動アーム31の奥側の端部寄りには、上下貫通孔31eが形成されている。この貫通孔31eには、六角穴付きボルト233が上下方向に貫通している。同ボルト233の頭(六角穴付き部)の下側の外周には、平座金234及び皿バネ235が嵌合している。平座金234及び皿バネ235は、上下から、ボルトの頭233bと制動アーム31の上面31dとの間に挟まれている。
このボルト233は、図2(A)に示すように、下に延びて、プレート215の貫通孔215dも貫通している。同プレート215の下方に延び出たボルト233の下部233gの外周には、複数の皿バネ237が嵌合している。そして、皿バネ237は、ボルト233の下端部にネジ込まれた蝶ナット239により、同ナット上の平座金236と上記プレート215の下面との間において、圧縮状態で支持されている。
上記構成により、ボルト233を介して制動アーム31を下に引っ張っている。そして、蝶ナット239の締め具合により、制動アーム31を、奥下突部31bの下面を中心として、手前下方向に傾けようとする付勢力が決まる。この付勢力により、制動ローラー33が端子キャリアCを押す力、すなわち連鎖端子RTにかかる制動力が決まる。
この実施形態においては、皿バネ237の外周には、円筒状のバネカラー238(バネ撓み量規定部材)が嵌合している。バネカラー238の内径は、皿バネ237の外径よりもやや大きい。バネカラー238の厚さ(上下寸法)は、複数枚重ねられた皿バネ(群)237が、適正圧縮力を発揮できるように圧縮された厚さに等しい。
したがって、図2(A)に示すように、カラー238の上面がプレート215の下面に当たり、カラー238の下面が平座金236の上面に当たるように、蝶ナット239を締め込めば、適正な制動力を得ることができる。このようなバネ撓み量規定部材を用いることにより、制動機構の組み直しをした際に、キャリア制動力(保持力)を再調整する必要がないので、手前がかからず、送り性能高いアプリケータを提供できる。なお、このようなバネ撓み量規定部材は、図1の従来型の制動板231においても用いることができる。
プレート215の上流端部の手前側には、制動アーム31を持ち上げるレバー241が設けられている。レバー241は、半円状のカム部241bと、それから下流側に延びる操作ノブ部241gを有する。カム部241bの中央部には、回転軸242が貫通している。回転軸242は、プレート215の手前側端面215s(図1参照)に形成されたメネジ穴215tにネジ込まれている。
このレバー241を、図2の状態から、操作ノブ部241gを下に押し下げて、中心軸242の周りに反時計方向に回動させると、レバー241の右上端部のカム部241bが、制動アーム31の手前突出部31rを持ち上げる。すると、図3に示すように、制動ローラー33が上がり、その下部の外周面(制動面)33bが端子キャリア(図示省略)から上に離れて、連鎖端子RTに制動力がかからなくなる(ブレーキ開放状態)。この状態で、連鎖端子RTのアプリケータAPへの抜き出し・差し込みや、位置調整などを行う。なお、このブレーキ開放状態では、ボルト233の頭233bの下側と制動アーム31との間に挟まれている皿バネ235は、少々圧縮されている。
次に、図4〜7を参照しつつ、本発明の第二実施形態を説明する。なお、図4・図5においては、端子送りガイド213は図示省略している。これらの図において、図11〜12や図1〜3と同じ符号で示されている部分は、本質的には同様の部分・部材を指す。それらの部分についての詳しい説明は省略する。各図において矢印で示す各方向の意味も、上記図と同じ意味である。
この第二実施形態における特徴部分は、アプリケータの制動機構50における連鎖端子RTの制動ローラー53や、制動フレーム51である。ローラー53は、連鎖端子RTのキャリア部Cに押圧される。制動フレーム51は、ローラー53を付勢するバネ61を、伸縮可能に収容している。
第二実施形態の端子制動機構50の詳細を説明する。まず、制動フレーム51の各部の詳細構造を説明する。制動フレーム51は、図5に示すように、ローラー53の回転中心軸55が取り付けられる上部51c、付勢バネ受けとなる下部51s、及び、両部51c・51sをつなぐ背部51hなどを有する。制動フレーム51の上部51cは、やや厚い長方形状のブロックである。上部51cには、図5に見られるようにローラー中心軸55の通るメネジ孔(符号付けられず)が、手前奥方向に開けられている。上部51cの、手前側下部は、背部51hにつながっている。
背部51hは、図5に分かり易く示すように、上下左右に広がる板状の部分である。背部51hの中央には、小判型(左右辺が半円状・中央の上下辺が平行)に開口するカム孔51p(作用後述)が開けられている。この背部51hの下辺には、下部51sが、奥側に張り出すように、つながっている。下部51sは、全体として、横に広がる平板状である。
制動フレーム51の下部51sの上面には、二個の付勢バネ(コイルスプリング)61が、上下方向に伸縮するように載っている。この付勢バネ61は、図4・6・7に示すように、制動フレーム51の下部51sと、プレート215との間に挟まれており、制動フレーム51全体を下方に付勢する。なお、ここにおける「上下」は、連鎖端子RTがプレート215の上面をスライドしながら送られる場合を想定したものであって、地球の重力方向を厳密に指すものではない。
二個の付勢バネ(コイルスプリング)61の中心孔の下半分程度には、中心軸(ボルト)63が、フレーム下部51sを貫通して、下方から入り込んでいる。中心軸63は、制動フレーム51の下部51sのメネジ孔(図示されず)にネジ込まれて固定されている。
制動フレーム51は、図6(A)や図7(A)に示すように、プレート215の手前側端部215zに組み込まれている。すなわち、制動フレーム51の側面断面は、コの字状であって、その上部51cと下部51sとの間にプレート端部215zを挟むように、取り付けられている。この状態で、コイルスプリング61の上面は、プレート215の下面215xに当たり(図4も参照)、プレート215を押している。ただし、プレート215はベース113に固定されていて不動であるため、結局、コイルスプリング61は、制動フレーム51を下げる方向に付勢することになっている。
制動フレーム51は、プレート215に対して、取り付けボルト65で取り付けられている(ただし上下動可能)。すなわち、図6(C)・図7(C)に示すように、制動フレーム51の下部51sの上流寄りの部分は、ボルト貫通部51kとなっており、そこに上下に延びるボルト貫通孔51mが開いている。このボルト貫通孔51mに、取り付けボルト65が貫通している。一方、ボルト貫通部51kの上のプレート215には、取り付けボルト65がネジ込まれるメネジ孔215wが形成されている。さらにその上の端子送りガイド213及びガイド板214にもボルト貫通孔213x・214xが開いている。
取り付けボルト65は、これらの孔を通り、端子送りガイド213の上面において、ナット67でロックされている。結局、取り付けボルト65は、プレート215や端子送りガイド213に固定されているが、制動フレーム51は、取り付けボルト65に対して少々スライド可能である。ただし、取り付けボルト65の下端部の頭65vに制動フレーム下部51sが当たると、それ以上動けない。取り付けボルト65のプレート215などに対する位置を調整することにより、ブレーキON状態(図7)における制動ローラー53のキャリアC押し付け強さを調整できる。
偏芯カム57は、図5や図6(A)・図7(A)に示すように、円盤状のディスク部57bと、その奥側中央部に突設されたカム部57fを有する。カム部57fの外周は、複数の平取りされた面を含む、一部多角形円周面である。偏芯カム57には、ディスク部57の中心からズレた位置に、軸孔57k(図5)が開いている。この軸孔57kには、回動軸59が通っている。回転軸59は、図5に示すプレート215の手前側部215zの端面に形成されたメネジ穴215yにネジ込まれて固定されている。ディスク部57の外周面の一か所には、回動ツマミ58が差し込まれて固定されている。このツマミを操作することにより、偏芯カム57は、上記回転軸59の周りに回動可能である。
偏芯カム57のカム部57fは、図6(A)・図7(A)に示すように、制動フレーム51のカム孔51pに嵌り込んでいる。偏芯カム57のカム部57fには、図5(B)に見られるように、回動中心に近いカム面57f1(図6では上にきている)と、回動中心から遠いカム面57f2(図7(B))が形成されている。前述のツマミ58を回すことにより、次述するように、回動中心に近いカム面57f1を上に位置させて制動フレーム51を下げるブレーキON状態と、回動中心から遠いカム面57f2を上に位置させて制動フレーム51を持ち上げるブレーキ開放状態と、を切り替えることができる。
すなわち、図6に示すブレーキON状態では、ツマミ58は、ほぼ水平な位置とされており、回動中心に近い(高さの低い)カム面57f1(図6(B))を上に位置させている。そして、制動フレーム51は、付勢バネ61によって下に押し下げられて、制動ローラー53の下外周面が、端子キャリアCの上面に当たっている。したがって、連鎖端子RTには、制動(ブレーキ)がかかっている。
一方、図7に示すブレーキ開放状態では、ツマミ58は、下向きの位置とされており、回動中心から遠い(高さの高い)カム面57f2を上に位置させている。そして、制動フレーム51は、カム孔51pの上の内面が、同カム面57f2に当接して、持ち上げられている(付勢バネ61は縮んでいる)。この状態では、制動フレーム51に固定されている制動ローラー53が持ち上げられており、ローラー53の下外周面と、端子キャリアCの上面との間には隙間Sが空いている。したがって、連鎖端子RTには、制動(ブレーキ)がかかっていない。なお、このブレーキ開放状態では、制動フレーム取り付けボルト65の頭65vと、制動フレーム51のボルト貫通部51kの下面との間にも、隙間Sが空いている。
次に、端子圧着機において、電線の中心を圧着機や端子の中心にセンターリングする性能を向上させる技術について説明する。
図8は、電線のセンターリング性能を向上させた実施形態を説明する図である。(A)は、クリンパー315・アンビル319やスライドカッター321周辺、並びに、電線挿入装置350の主要部の構成を模式的に示す側面図である。(B)は、制御系統の構成を示すブロック図である。
図9は、図8の実施形態におけるインスクリンパーやスライドカッターなどの形態を示す正面図である。
図10は、図8・図9の装置の動作順序を説明するためのタイミングチャートである。
この実施形態の圧着機300は、以下の各部を備える。
端子送り機構;図11に示す端子送り機構200と実質的に同様の、連鎖端子RT送り機能を有するものであれば、特に限定されるものではない。
アンビル319・318;端子T(図13参照)のバレルTbを電線端部WI・WCに圧着する(カシメ付ける)下金型である。この例では、電線端部のインス部WIに圧着されるインスバレルIbをカシメるインスアンビル319と、電線端部の芯線部WCに圧着されるワイヤーバレルWbをカシメ付けるワイヤーアンビル318とを備える。
クリンパー315・316;上記アンビルと上下に対向しており、下方に駆動されて、端子T(図13参照)のバレルTbを電線端部WI・WCに圧着する上金型である。この例では、インスバレルIbをカシメ付けるインスクリンパー315と、ワイヤーバレルWbをカシメ付けるワイヤーアンビル318とを備える。
クリンパー駆動手段101・102;クリンパー315・316を上下に駆動する(図11、段落0011参照)。
電線端部位置決め機構;端子Tに圧着される電線の端部WI・WCを圧着機のセンターに挿入し、位置決めするものであり、以下の電線挿入装置350、及び、電線案内部材321を具備する。
電線挿入装置350;電線Wの端部WI・WCを、電線長手方向及びクリンパー駆動方向(上下方向)に移動・位置決め可能である。詳しくは後述する。
案内部材321;皮むき電線の端部WIを、圧着機のセンターに合う位置で迎える案内凹部321pを有する。詳しくは後述する。
電線挿入装置350を、図8を参照しつつ説明する。図の左側である奥側の上部には、上述した、クリンパー315・316やその手前側のカットオフパンチ313(後述)が示されており、それらの下方にはワイヤー挿入空間WSを隔てて、アンビル319・318やその手前側のスライドカッター321(後述)が示されている。図8は、ワイヤー挿入空間WSには、図の右側(手前側)から図の左側(奥側)に、電線端部WI・WCが電線挿入装置350によって挿入された状態である。
電線挿入装置350は、上から下に、電線Wを把持するクランプ351や、該クランプ351を奥手前方向にスライドさせる挿入ガイド355、クランプ351を上下方向にスライドさせる昇降ガイド361などを具備する。クランプ351は、図の紙面垂直方向に対向して近接・離間する一対のクランプ片351bと、その開閉駆動アクチュエータ(エアシリンダなど)352を有する。
クランプ351の開閉アクチュエータ352は、奥手前方向にスライドするスライダ353に搭載されている。スライダ353は、奥手前方向に延びる挿入ガイド355に沿って、挿入アクチュエータ(ボールスクリュウ・ナットなど)357によって、奥手前方向にスライド駆動される。挿入ガイド355やアクチュエータ357は、上下に延びる昇降ガイド361に沿って、昇降アクチュエータ(ボールスクリュウ・ナットなど)363によって、上下方向にスライド駆動される。
図8(B)は、この実施形態の圧着機300の制御系統の構成を示すブロック図である。この実施形態では、クリンパー315・316を昇降させるラム昇降機構301と、電線挿入装置350とは、連動するように、制御部390によって制御される。なお、ラム昇降機構301のアクチュエータ、及び、電線挿入装置350(特に昇降アクチュエータ363)のアクチュエータは、いわゆるサーボ機構により、位置・速度・連動タイミングを、任意にかつ精密に制御可能なものを用いることが好ましい。
電線挿入装置350の基本的な動作は、次のとおりである。
電線受け;電線挿入クランプ351が、図8の位置から手前側(図8の右側)に移動した(クリンパー・アンビルから離れた)位置で、これから端子の圧着される皮むき済みの電線端部WI・WCを受け取る。
電線挿入;クリンパー315・316やカットオフパンチ313が上昇した状態で、クランプ351が、奥側(図8の左側)にスライドして、ワイヤー挿入空間WSに電線端部WI・WCを挿入する(図8の状態・図9のWIH0)。
電線端部センターリングための下降;図8の状態から、クランプ351が下降し、電線端部(インス部)WIを、スライドカッター(案内部材)321の案内凹部321pに落とし込む(図9のWIH1)。なお、この動作が当実施形態の本質部分であるので、図9を参照しつつ詳しく後述する。
端子圧着後上昇・抜き出し;クリンパー315・316が下降して端子を圧着した後、電線Wを持ち上げ、手前側に引き出す。その後、クランプ351を開放し、他の手段で端子圧着後の電線Wを取り外す(払い出す)。
図9を参照しつつ、電線端部(インス部)WIを、スライドカッター(案内部材)321の案内凹部321pに落とし込んで、電線をセンターリングする動作の詳細を説明する。図9の上部には、カットオフパンチ313とインスクリンパー315が示されており、その下方には、ワイヤー挿入空間WSを隔てて、スライドカッター321と連鎖端子RTが示されている。この図9においては、ワイヤクリンパー316や、アンビル319・318は、隠れているか省略されている。
カットオフパンチ313は、図8に示すように、インスクリンパー315の手前側に配置されている部品である。カットオフパンチ313は、クリンパー315・316とともに、ラム昇降機構301(101)やシャンク105(図11参照)によって上下に駆動される。カットオフパンチ313は、図9に示すように、その左下に突出するパンチ部313rを有する。このパンチ部313rで、次述するスライドカッター321を下に押し下げて、連鎖端子RTのキャリアCを切断する。なお、連鎖端子RTのキャリアCは、後述するスライドカッター321のキャリアガイド溝321gに沿って、スライドカッター321内に導かれる。
インスクリンパー315は、工具鋼製の比較的薄い板状の部材であり、下端部中央に、カシメ凹部315pを有する。このカシメ凹部315pは、上下に延びる、やや下広がりの溝であって、最上部は、端子のインスバレルIb(図13)をカシメ潰す上底部315rである。その下は、下に行くほど少しずつ幅が広がる部分315tから、その下方の大きく開いた口開き部315xとなっている。口開き部315xの途中には、インスクリンパー315の降下時に、クリンパーが端子TのバレルIbの上端外側に当たる部分315V(その後に端子変形が始まる)が存在する。
スライドカッター321は、図8に示すように、インスアンビル319の手前側に配置されている。このスライドカッター321は、全体として分厚い箱状の中央胴部321sを主体とする部材であり、図9に示すように、以下の各部を有する。
パンチ当たり部321d;図の左側上部において、やや盛り上がった部分である。その上面321bに、上述したカットオフパンチ313のパンチ部313rの下面が当たる。
案内凹部321p;スライドカッター321の上面321kの左右中央部(圧着機センター)において、下方に彫り込まれた、上広がりのV字状の溝である。この案内凹部321pについては、詳しく後述する。
キャリアガイド溝321g;スライドカッター321の奥側(図9の紙面の奥側)に形成された、左側に大きく口を開いた溝である。この溝321gに沿って、連鎖端子RTのキャリアCは、スライドカッター321内に導かれ、図の右側(下流)に排出される。そして、その途中で、スライドカッター321が、前述のカットオフパンチ313によって押し下げられて、端子のタブTt(図13参照)が切断される。
足321x、バネ穴321y;スライドカッター321の中央胴部321sの下側には、左右に足321xが突設されている。この足321xの中には、下端が開口するバネ穴321yが形成されており、その中にスライドカッター321を上方向に付勢するコイルバネ(図示されず)が配置されている。スライドカッター321がカットオフパンチ313によって押し下げられるとき、及び、クリンパー315・316を下げて電線Wに端子Tを圧着するときには、同バネが圧縮変形して、スライドカッター321は下降する。
次に、案内凹部321pの詳しい構成と作用について説明する。上広がりのV字状の溝である案内凹部321pの中ほどには、電線の端部WIの長手方向直角断面より幅狭で、同凹部321pに落とし込まれた電線端部WIH1の断面の両サイドが当接するセンターリング当接部321qが存在する。この左右の当接部321qは、電線インス部WIの径よりもやや幅が小さい部分である。この当接部321qの各々に、落とし込まれる電線インス部WIの外周の、中心よりもやや下側の左右両側が当接することにより、電線インス部WIの中心が、左右の当接部321qの中心、すなわち圧着機の中心にセンターリングされる。
この電線センターリング時において、電線挿入方向に見ると、スライドカッター321の案内凹部321pは、端子圧着機センターに位置決めされた端子Tのインスバレル部Ibよりも内側に存在する。そのため、電線インス部WIは、落とし込み段階では、端子バレル部Ibに接触することなく、その内凹部中心に位置決めされる。これにより、電線端部が端子バレル部Tbからはみ出すような不良を確実に防止でき、圧着形態の優れた端子圧着電線を提供できる。
次に、図10を参照しつつ、この実施形態の圧着機の作用を説明する。図で左側の縦線は、圧着機のクリンパーやカットオフパンチの動き(ここではプレスと呼ぶラム昇降機構301の降下動作)を示し、H0〜H4はその昇降位置(高さ)の呼称である。右側の縦線は、電線Wの動き(電線挿入装置350のクランプ351の降下動作)を示す。h0〜h2はその昇降位置(高さ)の呼称である。図の下方向に時間が経過している設定である(定量性はない)。二本の縦線の間に書かれた説明は、その時間タイミングでなされる動作である。
図10の一番上のH0・h0は、電線の挿入時の高さである。H0は、基本的には、プレスの上昇限である。h0は、図11の状態である。
H1・h1は、電線Wをスライドカッター321の案内凹部321pに落とし込んでセンターリングした高さである(図9の電線WIH1)。
H2は、クリンパー315が下降して、クリンパー315のカシメ凹部315pの部分315V(図9参照)が、クリンパーが端子TのバレルIbの上端外側に当たり、端子バレルIbをセンターリングしつつ、端子を変形させ始めた高さである。このとき、電線は、高さh1のままである。
H3は、カットオフパンチ313(図9参照)が下がって、スライドカッター321を押し下げ始めたプレス高さである。このときも、電線は、高さh1のままである。その後、連鎖端子RTのタブTtの切断が行われ、端子Tの圧着(潰し)が進む。
H4・h2は、端子圧着が完了したプレス・電線高さである。電線高さh1→h2の間、電線挿入装置350のクランプ351は、プレスと同期して降下する。これにより、電線Wの端部に曲げなどの作用がかからず、適正な形態の端子圧着電線を製造できる。
本発明は、既述の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形・追加が可能である。なお、本発明の制動方法は、ワイヤーや紙、フィルム、テープなどに張力をかける機構にも適用できる。

Claims (8)

  1. 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送る端子送り機構(200)と、
    前記連鎖端子(RT)の送りを制動する制動機構(30、50)と、
    前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着するクリンパー(115)及びアンビル(119)と、を備えるアプリケータ(AP)であって、
    前記制動機構(30、50)が、
    前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)に押圧されるローラー(33、53)と、
    該ローラー(33、53)の回転中心軸(35、55)と、
    該回転中心軸(35、55)を介して前記ローラー(33、53)に押圧力を付与する押圧機構(31・237、51・61)と、
    を具備し、
    前記押圧機構が、一端に前記回転中心軸(35)が取り付けられており、他端に付勢部材(237・233)が付設されている制動アーム(31)を具備することを特徴とするアプリケータ。
  2. 前記付勢部材が、
    皿バネ(237)と、
    該皿バネの圧縮撓みを正規状態に設定するバネ撓み量規定部材(238)と、
    を含むことを特徴とする請求項記載のアプリケータ。
  3. 請求項1又は2記載のアプリケータを備える端子圧着機であって、
    前記クリンパー(315・316)を駆動するクリンパー駆動手段(101・102)と、
    前記端子(T)に圧着される前記電線の端部(WI・WC)を圧着機のセンターに位置決めする、電線端部位置決め機構(350、321p)と、を備え、
    前記電線端部位置決め機構が、
    前記電線の端部(WI・WC)を、電線長手方向及び前記クリンパー駆動方向に位置決め可能な電線挿入機構(350)と、
    前記皮むき電線の端部(WI)を、前記圧着機のセンターに合う位置で迎える案内凹部(321p)を有する案内部材(321)とを具備し、
    前記電線挿入機構(350)が、前記案内凹部(321p)の上の位置に、前記皮むき電線の端部(WI)を挿入し、その後、前記案内凹部(321p)に接触するように下に移動させ、該電線の端部(WI)を前記案内凹部(321p)に接触させることによって、前記圧着機のセンターに前記電線の端部(WI)がセンターリングされることを特徴とする端子圧着機(300)。
  4. 前記案内凹部(321p)が、前記電線の端部(WI)の長手方向直角断面より幅狭で、下に移動させられた該電線の端部の前記断面の両サイドが当接するセンターリング当接部(321q)を有する上広がりのV字状であることを特徴とする請求項記載の端子圧着機(300)。
  5. 前記電線の端部(WI)のセンターリング時において、電線挿入方向で見て、前記案内凹部(321p)が、端子圧着機センターに位置決めされた前記端子(T)のバレル部(Ib)よりも内側に存在することを特徴とする請求項記載の端子圧着機(300)。
  6. 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送りながら位置決めし、前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着する方法であって、
    前記連鎖端子(RT)のキャリア部(C)を、ローラー(33、53)で押圧し、この際、該ローラー(33、53)の回転中心軸(35、55)を介して前記ローラー(33、53)に押圧力を付与し、
    請求項1又は2記載のアプリケータ、又は、請求項いずれか1項記載の端子圧着機を用いることを特徴とする端子圧着方法。
  7. 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送りながら位置決めし、前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着する方法であって、
    前記皮むき電線の端部(WI)を、前記圧着機のセンターに合う位置で迎える案内凹部(321p)を設けておき、
    前記電線の端部(WI)を、前記案内凹部(321p)の上の位置に挿入し、その後、該案内凹部(321p)に接触するように下に移動させ、該電線の端部(WI)を前記案内凹部(321p)に接触させることによって、前記圧着機のセンターに前記電線の端部(WI)をセンターリングし、
    請求項いずれか1項記載の端子圧着機を用いることを特徴とする端子圧着方法。することを特徴とする端子圧着方法。
  8. 多数の個別の端子(T)が繋がれた連鎖端子(RT)を送りながら位置決めし、前記端子(T)のバレル部(Tb)を皮むき電線の端部(WI・WC)に圧着することにより端子圧着電線を製造する際に、
    請求項又は記載の端子圧着方法を用いることを特徴とする端子圧着電線の製造方法。
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