JP6712239B2 - 光通信システム - Google Patents

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本発明は、光通信システムに関する。
アクセスサービスの高速化に対するニーズの高まりにより、FTTH(Fiber To The Home)の普及が世界的に進んでいる。FTTHサービスの大部分は、経済性に優れたPON(Passive Optical Network)方式により提供される。PON方式は、1個の収容局側装置(OLT:Optical Line Terminal)が時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)によって複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)を収容する。
日本における現在の主力システムは、伝送速度がギガビット級であるGE−PON(Gigabit Ethernet PON)である。GE−PONは、イーサネット(登録商標)通信をアクセスネットワークに適用することを目的にIEEE(米国電気電子技術者協会)802委員会で標準化された規格IEEE 802.3ahの中の一規格である。
PON方式で各ONUの上り信号を多重するには、OLTと各ONU間で時刻同期が取れている必要がある。この時刻同期を取るために、OLTは、自局マスタカウンタの現在値をタイムスタンプとしてONUに送信する。ONUは受信したタイムスタンプに基づいて、自局マスタカウンタ値を更新する方式が採用される。この方式を用いることによって、ONUは、独立同期方式で動作し、縦続同期装置に必要な高精度のPLL(Phase Lock Loop)が不要となる。したがって、コスト低減に寄与できる構成となる。タイムスタンプは、OLTが備えるMAC(Media Access Control)制御副層にてOLTからONUに向かう下り信号と多重される。タイムスタンプは、OLTがONUに対する送信許可を行うために発行するGateフレームに埋め込まれる。
一方で、ユーザトラフィック要求の増大から、光アクセスネットワークの益々の大容量化及び経済化が求められている。その実現に向けて、デジタル信号処理(DSP:Digital Signal Processing)技術をPONシステムに適用したDSP−PON方式が注目され、研究開発・実用化が活発化している。
更に、DSP−PONシステムを用いる場合に、OLTのPHY(PHYsical sublayer)では、デジタル信号処理したデジタル信号を、アナログ信号に変換して送信器に入力する。ONU−PHYでは、受信器から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換した後に、デジタル信号処理を行う。
IEEE Standard 802.3ah
DSP技術をPONシステムに適用したDSP−PON方式では、DSPの処理時間が変動することが懸念される。例えば、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)技術を用いる場合は、OFDM信号がシンボル長Tの間隔で伝送されるため、OFDMシンボル長だけ処理遅延が変動する。更に、トラフィックがバースト的に入力されると、1周期で送れず、数周期でわたって送ることになるため、OFDMシンボル長Tの数倍の遅延が発生し、OFDMシンボル長の数倍だけ処理遅延が変動する。
しかしながら、OLT及び各ONU間で時刻同期を取るために使用するタイムスタンプは、OLTがONUに対して送信するGateフレームに埋め込まれるが、デジタル信号処理による遅延が変動する場合、OLT及びONUで観測されるタイムスタンプドリフトが大きくなる。このようなタイムスタンプドリフトが大きい条件では、タイムスタンプドリフトエラーが検出され、ONUの登録が解除される問題や、上りバースト光伝送において、複数のONUからのバースト光信号の衝突を引き起こす問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、タイムスタンプドリフトをより小さくする光通信システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の加入者側装置と、前記加入者側装置と通信可能に接続される収容局側装置とを備える光通信システムであって、前記加入者側装置及び前記収容局側装置に、デジタル信号処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間とデジタル信号処理の時間との差分値に相当する遅延を発生させる遅延処理部を備え、前記遅延処理部が、デジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、データを一時記憶するバッファと、前記遅延処理部における処理時間が、前記最大DSP処理時間と等しくなると、フレームを前記バッファから取得するフレーム取出部と、を備える、光通信システムである。
本発明の一態様は、上記の光通信システムであって、前記遅延処理部は、前記遅延処理部における処理時間を計測するデジタル信号処理カウンタ部を備える。
本発明の一態様は、複数の加入者側装置と、前記加入者側装置と通信可能に接続される収容局側装置とを備える光通信システムであって、前記収容局側装置に、デジタル信号処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間とデジタル信号処理の時間との差分値に相当する遅延を発生させる遅延処理部を備え、前記遅延処理部は、デジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、データを一時記憶するバッファと、前記収容局側装置の自局マスタカウンタ値と送信許可のために発行されるGate信号に付加されるタイムスタンプ値との差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しくなると、フレームを前記バッファから取得するフレーム取出部と、を備える、光通信システムである。

本発明により、タイムスタンプドリフトをより小さくすることが可能となる。
第1の実施形態のDSP−PONシステム1の構成例を示す図である。 第1の実施形態のDSP−PONシステム1の時刻同期プロセスの機能構成を表す機能ブロック図である。 第1の実施形態における遅延処理部126の時刻同期処理の内容を表す図である。 第2の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126の構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126aの構成を示す機能ブロック図である。 第3の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126aの処理の流れを示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のDSP−PONシステム1の構成例を示す図である。DSP−PONシステム1は、収容局側装置100、複数の加入者側装置200−1〜200−n(nは任意の整数)及び光合分波装置300を備える。以下、いずれの加入者側装置であるかを区別しないときは、単に加入者側装置200と称して説明する。収容局側装置100及び加入者側装置200は、光合分波装置300を介して互いに通信可能に接続される。DSP−PONシステムは光通信システムの一態様である。
収容局側装置100は、通信網を経由する光信号によって他の通信装置との通信を実現する装置である。収容局側装置は、時分割多重により複数の加入者側装置200を収容する。収容局側装置100が接続される通信網は、例えばPON等の光ファイバ網である。収容局側装置100は、例えば通信サービスを提供するための局舎に設置される。収容局側装置100は、MAC110と呼ばれるデータリンク副層とPHY120と呼ばれる物理層から構成される。PHYはデジタル信号処理を行うDSP127を備える。収容局側装置100は、例えばOLTである。
加入者側装置200は、通信網を経由する光信号によって他の通信装置との通信を実現する装置である。加入者側装置200が接続される通信網は、例えばPON等の光ファイバ網である。加入者側装置200は、例えば通信サービスの提供を受けるユーザの宅内に設置される。加入者側装置200は、MAC210とPHY220とから構成される。PHY220はDSP227を備える。加入者側装置200は、例えばONUである。
光合分波装置300は、加入者側装置200から送信された信号を集約して収容局側装置100又に送信する。光合分波装置300は、収容局側装置100又はから送信された信号を分配して加入者側装置200に送信する。光合分波装置300は、例えば光スプリッタである。
図2は、第1の実施形態のDSP−PONシステム1の時刻同期プロセスの機能構成を表す機能ブロック図である。収容局側装置100は、MAC110及びPHY120を備える。MAC110は、MAC110のオプションのサブレイヤであるMAC制御副層111とデータのMACフレーム化及び媒体アクセスを実行するMAC副層112とを備える。
MAC制御副層111は、MAC副層112のリアルタイム制御及び操作を行う。MAC制御副層111は、Discovery process113、Reporting process114、Data115及びControl multiplexer116を備える。Control multiplexer116は、Discovery process113、Reporting process114及びData115から受け付けた信号を一つの信号として、MAC副層112に出力する。Control multiplexer116は、Gateフレームに埋め込まれるタイムスタンプを有する。Gateフレームは、収容局側装置100が加入者側装置200に対する送信許可のために発行されるフレームである。Gateフレームには、各加入者側装置200が衝突することなく送信できるように送信開始時刻及び送信量が含まれる。
MAC副層112は、出力された信号に基づいてMACフレーム化を行う。MACフレーム化では、信号に含まれるデータのフレーム化、フレームに対してMACアドレス付加、フレームのエラー検出が行われる。MAC副層112は、MACフレームの衝突検知及びMACフレームの送受信タイミングに対する延期処理などの媒体アクセスが行われる。
PHY120は、RS(Reconciliation sublayer)121、GMII(Gigabit media independent interface)122、PCS(Physical Coding Sublayer)123、PMA124及びPMD(Physical Medium Dependent)125を備える。RS121及びGMII122は、MAC110とPHY120とを接続させる。PCS123は、データを符号化する。PMA(Physical Medium Attachment)124は、データのシリアル化を行う。PCS123及びPMD125は、PMA124によって接続される。
PMD125は、遅延処理部126、DAC(Digital to Analog Converter)128及びTx(Transceiver)129を備える。遅延処理部126は、DSP127を備える。DSP127は、デジタル信号処理(以下「DSP処理」という。)を行う。遅延処理部126は、予めDSP処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間を記憶する。遅延処理部126は、最大DSP処理時間と実際のDSP処理遅延との差分に相当する時間の遅延を発生させる。これにより、DSP処理遅延時間は一定となる。DAC128は、DSP127にてデジタル信号処理されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAC128は、変換したアナログ信号をTx129に入力する。Tx129は、受け付けたアナログ信号を加入者側装置200へ送信する。
加入者側装置200は、MAC210及びPHY220を備える。MAC210は、MAC210のサブレイヤであるMAC制御副層211とデータのMACフレーム化及び媒体アクセスを実行するMAC副層212とを備える。
PHY220は、RS221、GMII222、PCS223、PMA224及びPMD225を備える。RS221及びGMII222は、MAC210とPHY220とを接続させる。PCS223は、データを符号化する。PMA224は、データのシリアル化を行う。PMD225は、PMA224によって接続される。
PMD225は、遅延処理部226、ADC(Analog to Digital Converter)228及びRx(Receiver)229を備える。遅延処理部226は、DSP227を備える。Rx229は、受け付けたアナログ信号をADC228に出力する。ADC228は、受け付けたアナログ信号をデジタル信号に変換する。DSP227は、変換されたデジタル信号に対してDSP処理を行う。遅延処理部226は、予めDSP処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間を記憶する。遅延処理部226は、最大DSP処理時間と実際のDSP処理遅延との差分に相当する時間の遅延を発生させる。これにより、DSP処理遅延時間は一定となる。
MAC副層212は、受け付けたデジタル信号に基づいてGateフレームを取得する。MAC副層212は、Gateフレームから取得したタイムスタンプを加入者側装置200にセットする。MAC制御副層211は、MAC副層212のリアルタイム制御及び操作を行う。MAC制御副層211は、Discovery process213、Reporting process214、Data215及びControl multiplexer216を備える。Control multiplexer216は、MAC副層212から受け付けた信号を三つの信号として、Discovery process213、Reporting process214及びData215にそれぞれ出力する。
本実施形態では、収容局側装置100と加入者側装置200との両方にDSPを備えているが、収容局側装置100と加入者側装置200の少なくともいずれか一方にDSPを備える構成でもよい。
図3は、第1の実施形態における遅延処理部126の時刻同期処理の内容を表す図である。収容局側装置100のMAC110は、タイムスタンプt0が埋め込まれたGateフレームを、収容局側装置100のDSP127に出力する(ステップS101)。DSP127は、Gateフレームに対してデジタル信号処理を行う。DSP127は、デジタル信号処理が終了しても、最大DSP処理時間となるまで、Gateフレームを保持する(ステップS102)。最大DSP処理時間が経過すると、DSP127は、Gateフレームを加入者側装置200に送信する(ステップS103)。加入者側装置200のDSP227は、受信したGateフレームに対してデジタル信号処理を行う。DSP227は、デジタル信号処理が終了しても、最大DSP処理時間となるまで、Gateフレームを保持する(ステップS104)。DSP227は、MAC210にGateフレームを出力する(ステップS105)。MAC210は、Gateフレームからタイムスタンプt0を取得し、加入者側装置200にセットする(ステップS106)。
このように、構成されたDSP−PONシステム1では、DSP127及びDSP227を備えることで、DSP処理時間の長短に関わらず、最大DSP処理時間までGateフレームの送信を待機させ、DSP処理時間の誤差が吸収され、DSP処理の時間が最大DSP処理時間に平準化される。したがって、タイムスタンプドリフトがより小さくなり、タイムスタンプドリフトエラーを解消できる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126の構成を示す機能ブロック図である。遅延処理部126は、DSPカウンタ部130、DSP処理部131、バッファ132及びフレーム取出部133を備える。なお、加入者側装置200内の遅延処理部226も同様の構成を備える。
DSPカウンタ部130は、遅延処理部126における処理時間を計測する。具体的には、DSPカウンタ部130は、フレームが入力されるとDSPカウンタを開始する。DSPカウンタが開始されると、DSPカウンタ部130は、時間の経過に応じてDSPカウンタ値を加算する。DSPカウンタ部130は、DSPカウンタ値をフレーム取出部133に出力する。DSPカウンタ部130は、デジタル信号処理カウンタ部の一態様である。
DSP処理部131は、DSP処理を行う。DSP処理部131は、DSP処理したデジタル信号をバッファ132に一時的に記憶させる。バッファ132は、デジタル信号を一時的に記憶する。フレーム取出部133では、受け付けたDSPカウンタ値が、最大DSP処理時間と等しくなったタイミングで、フレームをバッファ132から取得する。取得されたフレームはバッファ132から削除される。フレーム取出部133は、取得したデジタル信号をDAC128に出力する。最大DSP処理時間は、予めフレーム取出部133に記憶される。DSP処理部はデジタル信号処理部の一態様である。
図5は、第2の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126の処理の流れを示すフローチャートである。DSPカウンタ部130は、フレームが入力されるとDSPカウンタを開始する(ステップS201)。DSP処理部131は、DSP処理を行う(ステップS202)。バッファ132は、DSP処理されたデジタル信号を一時的に記憶する(ステップS203)。フレーム取出部133は、DSPカウンタ値が最大DSP処理時間と等しいか否か判定する(ステップS204)。DSPカウンタ値が最大DSP処理時間と等しい場合(ステップS204:YES)、フレーム取出部133は、バッファ132からフレームを取得する(ステップS205)。DSPカウンタ値が最大DSP処理時間と等しくない場合(ステップS204:NO)、フレーム取出部133は、ステップS204に遷移する。
このように、構成されたDSP−PONシステム1では、DSPカウンタを用いることで、DSP処理遅延時間を測定し、実際のDSP処理遅延時間に関わらず、DSP処理遅延が常に最大DSP処理時間と等しくなるように、信号をデジタル信号処理できる。したがって、タイムスタンプドリフトエラーを解消することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126aの構成を示す機能ブロック図である。遅延処理部126aは、フレーム取出部133の代わりにフレーム取出部133aを備え、DSPカウンタ部130を備えない点で遅延処理部126と異なるが、それ以外の構成は同じである。以下、遅延処理部126と異なる点について説明する。
フレーム取出部133aは、収容局側装置100の自局マスタカウンタ値とタイムスタンプ値との差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しくなるタイミングで、フレームをバッファ132から取得する。例えば、タイムスタンプ値は、MAC制御副層111において、Gateフレームにタイムスタンプを付加するときに登録された値である。MAC・PHY処理遅延の最大値は、MAC処理、RS121、GMII122、PCS123及びPMA124の処理遅延、DSP処理遅延最大値の和である。
図7は、第3の実施形態の収容局側装置100内の遅延処理部126aの処理の流れを示すフローチャートである。DSP処理部131は、DSP処理を行う(ステップS301)。バッファ132は、DSP処理されたデジタル信号を一時的に記憶する(ステップS302)。フレーム取出部133aは、自局マスタカウンタ値とタイムスタンプ値とを取得する(ステップS303)。フレーム取出部133aは、自局マスタカウンタ値とタイムスタンプ値との差分値を計算する(ステップS304)。フレーム取出部133aは、差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しいか否か判定する(ステップS305)。差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しい場合(ステップS305:YES)、フレーム取出部133aは、バッファ132からフレームを取得する(ステップS306)。差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しくない場合(ステップS305:NO)、フレーム取出部133aは、ステップS303に遷移する。
このように、構成されたDSP−PONシステム1では、フレーム取出部133aは、マスタカウンタ値とタイムスタンプ値を用いることで、MAC・PHY処理遅延を測定し、実際のDSP処理遅延時間に関わらず、DSP処理遅延が常に最大値と等しくなるように、信号をデジタル信号処理できる。したがって、タイムスタンプドリフトエラーを解消することができる。
上述した実施形態における収容局側装置100及び加入者側装置200をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、DSP処理が用いられるDSP−PONシステムに適用可能である。
1…DSP−PONシステム, 100…収容局側装置, 110…MAC, 111…MAC制御副層, 112…MAC副層, 113…Discovery process, 114…Reporting process, 115…Data, 120…PHY, 121…RS, 122…GMII, 123…PCS, 124…PMA, 125…PMD, 126…遅延処理部, 127…DSP, 128…DAC, 129…Tx, 130…DSPカウンタ部, 131…DSP処理部, 132…バッファ, 133…フレーム取出部, 126a…遅延処理部, 133a…フレーム取出部, 200…加入者側装置, 210…MAC, 211…MAC制御副層, 212…MAC副層, 213…Discovery process, 214…Reporting process, 215…Data, 220…PHY, 221…RS, 222…GMII, 223…PCS, 224…PMA, 225…PMD, 226…遅延処理部, 227…DSP, 228…ADC, 229…Rx

Claims (3)

  1. 複数の加入者側装置と、前記加入者側装置と通信可能に接続される収容局側装置とを備える光通信システムであって、
    前記加入者側装置及び前記収容局側装置にデジタル信号処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間とデジタル信号処理の時間との差分値に相当する遅延を発生させる遅延処理部を備え
    前記遅延処理部が、
    デジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、
    データを一時記憶するバッファと、
    前記遅延処理部における処理時間が、前記最大DSP処理時間と等しくなると、フレームを前記バッファから取得するフレーム取出部と、
    を備える、
    光通信システム。
  2. 記遅延処理部は、
    前記遅延処理部における処理時間を計測するデジタル信号処理カウンタ部を備える、
    請求項1に記載の光通信システム。
  3. 複数の加入者側装置と、前記加入者側装置と通信可能に接続される収容局側装置とを備える光通信システムであって、
    前記収容局側装置に、デジタル信号処理による遅延の最大値である最大DSP処理時間とデジタル信号処理の時間との差分値に相当する遅延を発生させる遅延処理部を備え、
    記遅延処理部は、
    デジタル信号処理を行うデジタル信号処理部と、
    データを一時記憶するバッファと、
    前記収容局側装置の自局マスタカウンタ値と送信許可のために発行されるGate信号に付加されるタイムスタンプ値との差分値がMAC・PHY処理遅延の最大値と等しくなると、フレームを前記バッファから取得するフレーム取出部と、
    を備える、
    通信システム。
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