JP6712185B2 - 端局装置及び帯域割当方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の終端装置が接続された端局装置において、各終端装置に対して帯域を割り当てる技術に関する。
端局装置と複数の加入者線終端装置(終端装置)とが接続された受動光通信網では、端局装置1台に対して加入者線終端装置が複数台接続されるP2MP接続が形成される。このような通信網では、端局装置と加入者線終端装置の間の通信は時分割多重方式により多重化されている。加入者線終端装置同士で直接の通信はできない。そのため、加入者線終端装置から端局装置への通信について、端局装置による各加入者線終端装置の送信時間の制御が必須である。
端局装置から各加入者線終端装置に対して行われる送信時間の制御は、帯域割り当てと呼ばれる。各加入者線終端装置に入力されたデータは、加入者線終端装置の内部のバッファに蓄積される。その後、加入者線終端装置は、バッファ内に蓄積されたデータ量を基に送信要求量を算出する。そして、加入者線終端装置は、送信要求量を示す送信要求信号を生成して端局装置へ送信する。
端局装置は各加入者線終端装置に対する送信許可量を算出する。また、端局装置は、各加入者線終端装置における送信時間が重複しないように、送信開始時間を決定する。そして、端局装置は、送信開始時間及び送信許可量を各加入者線終端装置へ通知する。
各加入者線終端装置は、端局装置から通知された送信開始時間及び送信許可量にしたがって送信を行う。
具体的な帯域割り当て方法の例として、非特許文献1に示されている固定割り当て方式及び動的帯域割り当て方式がある。固定割り当て方式では、端局装置は各加入者線終端装置に対して送信開始時間及び送信許可量を定期的に通知する。このとき、予め設定された大きさのを送信許可料が固定的に割り当てられる。このように、固定割当方式では、各加入者線終端装置に対して毎回同じ量の送信許可量が与えられる。そのため、各加入者線終端装置において使用できる帯域を固定的に確保することができる。したがって、各加入者線終端装置は他の加入者線終端装置の通信に影響されることなく一定の帯域で通信を行うことができる。
動的帯域割り当て方式では、端局装置は各加入者線終端装置から送信された送信要求量の値に基づいて送信許可量を決定する。送信要求量は、各加入者線終端装置内部のバッファに蓄積されたデータの量を表す。この値に基づいて送信許可量が割り当てられることで、効率的な帯域割り当てが可能となる。
このように、固定帯域割り当て方式は、他の加入者線終端装置の通信状況に影響されず一定の帯域を確保したい場合に向いている。一方、動的帯域割り当て方式は、複数の加入者線終端装置からデータ送信を無駄なく効率的に行いたい場合に向いている。
NTT技術ジャーナル2005.10 「技術基礎講座 GE−PON技術、第三回 DBA機能」
従来は、一つの端局装置において、固定の割当を望む加入者線終端装置と動的な割当を望む加入者線終端装置に対して柔軟な割当を実現することができなかった。
上記事情に鑑み、本発明は、より柔軟な帯域の割当を可能とする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部と、複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受け、固定割当方式が適用される終端装置に対しては予め定められた送信許可量を割り当て、動的割当方式が適用される終端装置に対しては、前記送信要求量に応じた送信許可量を割り当てる送信許可量処理部と、を備える端局装置である。
本発明の一態様は、上記の端局装置であって、前記送信許可量処理部は、前記固定割当方式の全ての終端装置に対して送信許可量が割り当てられた後に割当可能な送信許可量を動的割当方式の終端装置に対して割り当てる。
本発明の一態様は、上記の端局装置であって、前記送信許可量処理部は、前記固定割当方式の全ての終端装置に対して送信許可量が割り当てられた後に割当可能な送信許可量を、前記動的割当方式の全ての終端装置において按分して割り当てる。
本発明の一態様は、上記の端局装置であって、前記終端装置に対して割り当てられた送信許可量の送信が完了するのに要する時間に基づいて、前記終端装置が通信可能な時間帯を決定する送信時刻決定部をさらに備える。
本発明の一態様は、複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部を備える端局装置が行う帯域割当方法であって、複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受けるステップと、固定割当方式が適用される終端装置に対しては予め定められた送信許可量を割り当てるステップと、動的割当方式が適用される終端装置に対しては、前記送信要求量に応じた送信許可量を割り当てるステップと、を有する帯域割当方法である。
本発明により、より柔軟な帯域の割当が可能となる。
帯域割当システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。 送信許可量テーブルの具体例を示す図である。 送信時刻テーブルの具体例を示す図である。 端局装置100が加入者線終端装置200に対して送信開始時刻及び送信許可量の通知を行う際の処理の流れを示すシーケンス図である。 送信許可量割当処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 送信開始時刻割当処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
(システム構成)
図1は、帯域割当システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。帯域割当システム1は、端局装置100及び加入者線終端装置200を備える。端局装置100及び加入者線終端装置200は、ネットワーク300を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク300は、例えば、受動光通信網等のアクセス回線で構成されてもよい。
端局装置100は、通信網を経由する光信号によって他の通信装置との通信を実現する装置である。端局装置100が接続される通信網は、例えばPON(Passive Optical Network)等の光ファイバ網である。端局装置100は、例えばOLT(Optical Line Terminal:光加入者線端局装置)である。端局装置100は、例えばOSU(Optical Subscriber Unit)であってもよい。端局装置100は、複数の機器を用いて構成されてもよい。端局装置100は、例えば通信サービスを提供するための局舎に設置される。端局装置100は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備える。端局装置100は、帯域割当プログラムを実行することによって、通信部101、送信許可量記憶部102、通信制御部103、送信許可量処理部104、送信時刻記憶部105及び送信時刻決定部106を備える装置として機能する。なお、端局装置100の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。帯域割当プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。帯域割当プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部101は、ネットワークインタフェースである。通信部101はネットワーク300を介して加入者線終端装置200と通信する。
送信許可量記憶部102は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。送信許可量記憶部102は、送信許可量テーブルを記憶する。送信許可量テーブルは、複数の送信許可量レコードを有する。送信許可量レコードは、加入者線終端装置200毎に、帯域割当に関する情報を有する。
図2は、送信許可量テーブルの具体例を示す図である。通信許可量レコードは、装置ID、帯域割当方式、固定送信許可量、送信要求量及び送信許可量の各値を有する。装置IDは、加入者線終端装置200の識別情報である。装置IDは、例えばIPアドレス、MACアドレス又は装置名等の他の加入者線終端装置200と重複しない値である。帯域割当方式は、加入者線終端装置200に対して、帯域を割り当てるための方法を示す。帯域割当方式の値には、固定割当方式又は動的割当方式に相当するいずれかの値が登録される。具体的には、帯域割当方式に登録される値は、“固定割当”及び“動的割当”のいずれかである。帯域割当方式の値は、例えば帯域割当システム1の管理者や設計者等の所定の権限を有する者(以下「正当権限者」という。)によって決められてもよい。固定送信許可量は、帯域割当方式が“固定割当”である加入者線終端装置200に対して割当てられる送信許可量の固定値を表す値である。固定送信許可量には、例えば正当権限者によって任意の値が登録される。送信要求量は、加入者線終端装置200が割当を要求している送信許可量の値を表す値である。送信要求量には、加入者線終端装置200から受信された送信要求量通知フレームに格納された値が登録される。送信許可量は、加入者線終端装置200に割当てられた送信許可量の値を表す。装置ID、帯域割当方式及び固定送信許可量の値には、デフォルト値として設定された値が自動的に登録されてもよい。なお、端局装置100と加入者線終端装置200との間の通信速度(単位時間当たりに送信できるビット数)は予め決まっているため、送信許可量は、時間の単位で表すこともでき、ビット数、又は、単位時間当たりのビット数で表すこともでき、それらを相互に変換することも可能である。
図2に示される例では、送信許可量テーブルの最上段のレコードは、装置IDの値が“1111”、帯域割当方式の値が“固定割当”、固定送信許可量の値が“10”、送信要求量の値が“15”、送信許可量の値が“10”である。この送信許可量レコードは、装置ID“1111”である加入者線終端装置200の帯域割当方式が、“固定割当”であり、送信許可量として“10”が割当てられていることを示す。なお、図2に示される送信許可量テーブルは一具体例にすぎない。そのため、図2とは異なる態様で送信許可量テーブルが構成されてもよい。例えば、送信許可量レコードは必ずしも帯域割当方式のフィールドを有していなくてもよい。例えば、固定送信許可量の値が“0”であれば動的割当方式であるとみなして処理が実行され、“0”より大きければ固定割当方式であるとみなして処理が実行されてもよい。
図1に戻って端局装置100の説明を続ける。通信制御部103は、送信要求量通知フレームが受信されると、送信許可量記憶部102に、送信要求量通知フレームに格納されている送信要求量を登録する。
送信許可量処理部104は、送信許可量割当処理を実行する。送信許可量割当処理の実行によって、送信許可量処理部104は各加入者線終端装置200に対して割り当てられる送信許可量を決定する。送信許可量処理部104は、例えば帯域割当方式及び送信要求量に基づいて各加入者線終端装置200に対して割り当てられる送信許可量を決定してもよい。
送信時刻記憶部105は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。送信時刻記憶部105は、送信時刻テーブルを記憶する。送信時刻テーブルは、複数の送信時刻レコードを有する。送信時刻レコードは、加入者線終端装置200に対して既に割り当てられた送信処理を行うための時間帯が終わる時刻を示す。
図3は、送信時刻テーブルの具体例を示す図である。送信時刻レコードは、管理番号及び割当済送信時刻の値を有する。管理番号は、送信時刻レコードの識別番号を表す。管理番号は、例えば新しい送信時刻レコードが追加されるたびに自動的に採番されてもよい。割当済送信時刻は、加入者線終端装置200に対して既に割り当てられた送信処理を行うための時間帯が終わる時刻を示す。
図3に示される例では、送信時刻テーブルの最上段のレコードは、管理番号の値が“1”、割当済送信時刻の値が“10:00:00”である。この送信時刻レコードは、1番目に加入者線終端装置200に割当てられる送信処理を行うための時間帯が “10:00:00”で終わることを表している。送信時刻レコードは、加入者線終端装置200に送信開始時刻の割当が行われる都度、送信時刻決定部106によって動的に追加される。なお、図3に示される送信時刻テーブルは一具体例にすぎない。そのため、図3とは異なる態様で送信時刻テーブルが構成されてもよい。例えば、送信時刻テーブルは、割当済送信時刻を通知した加入者線終端装置200の装置IDを記憶するカラムを有してもよいし、割当済送信時刻の代わりに送信開始時刻を記憶してもよい。
送信時刻決定部106は、送信時刻記憶部105に記憶される送信時刻テーブルに基づいて加入者線終端装置200の送信開始時刻を決定する。
図1に戻って、加入者線終端装置200の説明を行う。加入者線終端装置200は、通信網を経由する光信号によって他の通信装置との通信を実現する装置である。加入者線終端装置200が接続される通信網は、例えばPON等の光ファイバ網である。加入者線終端装置200は、例えばONU(Optical Network Unit)である。加入者線終端装置200は、複数の機器を用いて構成されてもよい。加入者線終端装置200は、例えば通信サービスの提供を受けるユーザの宅内に設置される。加入者線終端装置200は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。加入者線終端装置200は、通信プログラムを実行することによって、第1通信部201、第1通信制御部202、データ記憶部203、第2通信部204及び第2通信制御部205を備える装置として機能する。なお、加入者線終端装置200の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。通信プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。通信プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
第1通信部201は、ネットワークインタフェースである。第1通信部201は、端末400と通信する。
第1通信制御部202は、第1通信部201が行う通信処理を制御する。第1通信制御部202は、第1通信部201を介して端末400から受信されたデータをデータ記憶部203に記録する。第1通信制御部202は、データ記憶部203が記憶している端末400宛のデータを読み出す。第1通信制御部202は、読み出した端末400宛のデータを第1通信部201を介して端末400に送信する。
データ記憶部203は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。データ記憶部203は、端局装置100宛のデータと、端末400宛のデータとを記憶する。
第2通信部204は、ネットワークインタフェースである。第2通信部204は、ネットワーク300を介して端局装置100と通信する。
第2通信制御部205は、第2通信部204が行う通信処理を制御する。第2通信制御部205は、第2通信部204を介して端局装置100から受信されたデータをデータ記憶部203に記録する。第2通信制御部205は、データ記憶部203が記憶している端局装置100宛のデータを読み出す。第2通信制御部205は、読み出した端局装置100宛のデータを第2通信部204を介して端局装置100へ送信する。
端末400は、ネットワーク機器やメインフレームやワークステーションやパーソナルコンピュータなどの情報処理装置を用いて構成される。端末400は、家電機器やセンサであってもよい。端末400は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。端末400の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。端末400の各機能の全て又は一部に関するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。
図4は、端局装置100が加入者線終端装置200に対して送信開始時刻及び送信許可量の通知を行う際の処理の流れを示すシーケンス図である。
加入者線終端装置200の第2通信制御部205は、データ記憶部203に蓄積された端局装置100宛のデータ量(例えばフレーム量)に基づいて、送信要求量を決定する(ステップS101)。例えば、第2通信制御部205は、データ記憶部203に蓄積された端局装置100宛のデータ量の合算値を送信要求量として決定してもよい。第2通信制御部205は、決定された送信要求量を示す送信要求量通知フレームを生成する(ステップS102)。第2通信制御部205は、生成された送信要求量通知フレームを、第2通信部204を介して端局装置100へ送信する(ステップS103)。端局装置100に接続している全ての加入者線終端装置200は、ステップS101〜ステップS103の処理を実行する。
端局装置100の通信制御部103は、送信要求量通知フレームを受信すると、送信許可量記憶部102の送信許可量テーブルに記録する(ステップS104)。通信制御部103は、加入者線終端装置200から送信要求量通知フレームを受信する都度、ステップS104の処理を実行する。
端局装置100の送信許可量処理部104は、所定の条件が満たされると、送信許可量割当処理を実行する(ステップS105)。所定の条件とは、例えば所定の時刻が到来したことであってもよいし、所定数の加入者線終端装置200(例えば、自装置に接続される全ての加入者線終端装置200)から送信要求量通知フレームが受信されたことであってもよいし、他の条件であってもよい。送信許可量割当処理の実行によって、各加入者線終端装置200に対し送信許可量が割り当てられる。次に、端局装置100の送信時刻決定部106は、送信開始時刻割当処理を実行する(ステップS106)。送信開始時刻割当処理の実行によって、各加入者線終端装置200に対し送信開始時刻が割り当てられる。そして、端局装置100の通信制御部103は、各加入者線終端装置200に対し、割り当てられた送信許可量及び送信開始時刻を通知する(ステップS107)。
図5は、送信許可量割当処理の流れの具体例を示すフローチャートである。送信許可量処理部104は、加入者線終端装置200に対して割当て可能な送信許可量の合計値(以下「割当可能量」という。)を記憶している。以下の説明において、割当可能量をGSと表す場合もある。まず、送信許可量処理部104は、割当可能量GSを初期化する(ステップS201)。割当可能量GSは、初期化されることによって割当可能な送信許可量の最大値に設定される。送信許可量処理部104は、自装置に接続されている各加入者線終端装置200の中から処理対象となる加入者線終端装置200(以下「処理対象装置」という。)を選択する。送信許可量処理部104は、送信許可量記憶部102の送信許可量テーブルから、処理対象装置の帯域割当方式の値を取得する(ステップS202)。送信許可量処理部104は、取得された値に基づいて、処理対象装置の帯域割当方式が固定割当方式であるか否か判定する(ステップS203)。固定割当方式である場合(ステップS203−YES)、送信許可量処理部104は、送信許可量テーブルから処理対象装置の固定送信許可量FGの値を読み出す(ステップS204)。送信許可量処理部104は、読み出された固定送信許可量FGの値を、処理対象装置の送信許可量GLとして記録する(ステップS205)。送信許可量処理部104は、割当可能量GSから送信許可量GLを減ずる処理を行う(ステップS206)。ステップS203の処理において、処理対象装置の帯域割当方式が固定割当方式ではない場合(ステップS203−NO)、送信許可量処理部104は、処理対象装置に関してステップS204〜S206の処理を行わない。送信許可量処理部104は、送信許可量テーブルの送信許可量レコード全てに対しステップS202〜ステップS206の処理を実行する。
次に、送信許可量処理部104は、あらためて処理対象装置を選択する。送信許可量処理部104は、送信許可量記憶部102の送信許可量テーブルから、処理対象装置の帯域割当方式の値を取得する(ステップS207)。送信許可量処理部104は、取得された値に基づいて、処理対象装置の帯域割当方式が動的割当方式であるか否か判定する(ステップS208)。動的割当方式である場合(ステップS208−YES)、送信許可量処理部104は、送信許可量テーブルから処理対象装置の送信要求量Rの値を読み出す(ステップS209)。送信許可量処理部104は、読み出された送信要求量Rの値が、割当可能量GSよりも小さいか否か判定する(ステップS210)。送信要求量が割当可能量GSよりも小さい場合(ステップS210−YES)、送信許可量処理部104は、送信要求量Rの値を、処理対象装置の送信許可量GLとして記録する(ステップS211)。送信許可量処理部104は、割当可能量GSから送信許可量GLを減ずる処理を行う(ステップS212)。
ステップS210の処理において、送信要求量Rが割当可能量GSよりも大きい場合(ステップS210−NO)、送信許可量処理部104は、その時点における割当可能量GSの値を、処理対象装置の送信許可量GLとして記録する(ステップS213)。この場合、送信許可量処理部104は、送信許可量割当処理を終了する。
ステップS208の処理において、処理対象装置の帯域割当方式が動的割当ではない場合(ステップS208−NO)、送信許可量処理部104は、処理対象装置に関してステップS209〜S213の処理を行わない。送信許可量処理部104は、送信許可量テーブルの送信許可量レコード全てに対しステップS207〜S213の処理を実行する。ただし、実行の途中でステップS213を実行した場合、送信許可量処理部104は送信許可量割当処理を終了する。
なお、本フローチャートでは、送信許可量処理部104は、帯域割当方式が固定割当方式と設定されている加入者線終端装置200に送信許可量割当処理を実行後、帯域割当方式が動的割当方式と設定されている加入者線終端装置200に送信許可量割当処理を実行しているが、逆の順序で送信許可量割当処理を実行してもよい。その場合、送信許可量処理部104は、帯域割当方式が固定割当方式と設定されている加入者線終端装置200の固定送信許可量FGの合計値を計算又は予め記憶する。送信許可量処理部104は、割当可能量GSとして割当可能な送信許可量の最大値から固定送信許可量FGの合計値を減じた値を用いて動的割当方式と設定された加入者線終端装置200に対する送信許可量割当処理を実行する。その後、送信許可量処理部104は、帯域割当方式が固定割当方式と設定されている加入者線終端装置200に送信許可量割当処理を実行する。
図6は、送信開始時刻割当処理の流れの具体例を示すフローチャートである。まず、送信時刻決定部106は、処理対象装置を選択する。次に、送信時刻決定部106は、送信時刻記憶部105に記憶されている送信時刻テーブルのレコード末尾から、割当済送信時刻GSaの値を読み出す(ステップS301)。
送信時刻決定部106は、送信許可量記憶部102の送信許可量テーブルから、処理対象装置の送信許可量GLの値を読み出す(ステップS302)。送信時刻決定部106は、読み出した送信許可量GLの値が0より大きいか否か判定する(ステップS303)。送信許可量GLが0より大きい場合(ステップS303−YES)、送信時刻決定部106は、読み出した割当済送信時刻GSaを処理対象装置の送信開始時刻GSTとして割当てる(ステップS304)。
送信時刻決定部106は、処理対象装置に割当てられた送信開始時刻GSTに対し、処理対象装置に割当てられた送信許可量の送信が完了するのに要する時間を加算することによって、処理対象装置に割当てられた通信可能な時間帯が終了する時刻を算出する。このときの送信許可量GLは時間で表される値であり、送信許可量GLがビット数で表される場合は、時間に変換してから加算する。送信時刻決定部106は、算出された時刻を新たな割当済送信時刻GSaとして送信時刻テーブルのレコード末尾に追加する(ステップS305)。
ステップS303の処理において、送信許可量が0以下である場合(ステップS303−NO)、送信時刻決定部106は、処理対象装置に関してステップS304及びS305の処理を行わない。送信時刻決定部106は、送信許可量テーブルの送信許可量レコード全てに対しステップS301〜S305の処理を実行する。
このように構成された端局装置100は、自装置に接続された加入者線終端装置200において、帯域割当方式に固定割当方式と動的割当方式とが混在している場合であっても各装置に送信許可量を割り当てることができる。例えば、端局装置100は、まず固定割当方式の加入者線終端装置200に対して、予め定められた送信許可量を割当てる。その後、端局装置100は、残っている割当可能量に応じて動的割当方式の加入者線終端装置200に対して送信許可量を割当てる。このような処理を実行することで、固定割当方式及び動的割当方式が混在した環境であっても、適切に送信許可量を割当てることが可能となる。
(変形例)
図5のステップS204及びステップS205において、送信許可量テーブルから取得された固定送信許可量が送信要求量よりも大きい場合、送信許可量処理部104は、送信要求量を送信許可量として割り当ててもよい。このように構成されることによって、加入者線終端装置200に対して不必要に大きな送信許可量を割り当ててしまうことを抑止し、より多くの加入者線終端装置200に対して十分な送信許可量を割当てることが可能となる。
図5のステップS207〜ステップS213において、帯域割当方式が動的割当である全ての加入者線終端装置200で割当可能量GSを按分してもよい。均等に按分されてもよいし、支払額や優先順位などに応じて按分されてもよい。このように構成されることによって、送信許可量が割当てられない加入者線終端装置200を無くすことができる。そのため、送信することができないユーザが発生してしまうという問題を解消することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…帯域割当システム, 100…端局装置, 101…通信部, 102…送信許可量記憶部, 103…通信制御部, 104…送信許可量処理部, 105…送信時刻記憶部, 106…送信時刻決定部, 200…加入者線終端装置, 201…第1通信部, 202…第1通信制御部, 203…データ記憶部, 204…第2通信部, 205…第2通信制御部, 300…ネットワーク, 400…端末

Claims (5)

  1. 複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部と、
    複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受け、固定割当方式が適用される終端装置に対して、予め定められた固定送信許可量が前記送信要求量よりも大きい場合には、前記送信要求量を送信許可量として割り当て、そうでない場合には、前記固定送信許可量を送信許可量として割り当て、動的割当方式が適用される終端装置に対して、終端装置毎に順に、前記送信要求量がその時点における割当可能な送信許可量よりも小さい場合には、前記送信要求量送信許可量として割り当てて処理を続行し、そうでない場合には、当該割当可能な送信許可量を送信許可量として割り当てて処理を終了する送信許可量処理部と、
    を備える端局装置。
  2. 複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部と、
    複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受け、固定割当方式が適用される終端装置に対して、予め定められた送信許可量を割り当て、前記固定割当方式の全ての終端装置に対して送信許可量が割り当てられた後に、動的割当方式が適用される終端装置に対して、終端装置毎に順に、前記送信要求量がその時点における割当可能な送信許可量よりも小さい場合には、前記送信要求量を送信許可量として割り当てて処理を続行し、そうでない場合には、当該割当可能な送信許可量を送信許可量として割り当てて処理を終了する送信許可量処理部と、
    を備える、端局装置。
  3. 前記終端装置に対して割り当てられた送信許可量の送信が完了するのに要する時間に基づいて、前記終端装置が通信可能な時間帯を決定する送信時刻決定部をさらに備える請求項1又は2に記載の端局装置。
  4. 複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部を備える端局装置が行う帯域割当方法であって、
    複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受けるステップと、
    固定割当方式が適用される終端装置に対して、予め定められた固定送信許可量が前記送信要求量よりも大きい場合には、前記送信要求量を送信許可量として割り当て、そうでない場合には、前記固定送信許可量を送信許可量として割り当てるステップと、
    動的割当方式が適用される終端装置に対して、終端装置毎に順に、前記送信要求量がその時点における割当可能な送信許可量よりも小さい場合には、前記送信要求量送信許可量として割り当てて処理を続行し、そうでない場合には、当該割当可能な送信許可量を送信許可量として割り当てて処理を終了するステップと、
    を有する帯域割当方法。
  5. 複数の終端装置とネットワークを介して通信する通信部を備える端局装置が行う帯域割当方法であって、
    複数の終端装置から前記通信部を介して送信要求量の通知を受けるステップと、
    固定割当方式が適用される終端装置に対して、予め定められた送信許可量を割り当てるステップと、
    前記固定割当方式の全ての終端装置に対して送信許可量が割り当てられた後に、動的割当方式が適用される終端装置に対して、終端装置毎に順に、前記送信要求量がその時点における割当可能な送信許可量よりも小さい場合には、前記送信要求量を送信許可量として割り当てて処理を続行し、そうでない場合には、当該割当可能な送信許可量を送信許可量として割り当てて処理を終了するステップと、
    を有する帯域割当方法。
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