JP2012161033A - リソース割当て装置およびリソース割当て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リソース割当ての処理中において、ネットワークの輻輳発生による通信品質の低下を防止することができる、リソース割当て装置およびリソース割当て方法を提供する。
【解決手段】 通信ノード20からリソース割当て要求を受信したリソース割当て装置10は、そのリソース割当て要求に付された緊急度情報が、記憶部14内の緊急度判定情報142に設定された閾値を超えているか否かを判定し、超えている場合には、そのリソース割当て要求の優先度を、通信ノード20の機能毎に優先度設定情報141に設定してある優先度よりも高い優先度に決定する。そして、リソース割当て装置10は、決定した優先度に基づきリソース割当て要求についてリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てたノード構成情報を各通信ノード20に送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、リソース割当て装置およびリソース割当て方法に関する。
ネットワーク通信の分野においては、リソース不足による通信品質の低下や、呼損の増大を防ぐため、従来からリソース管理が注目されてきた。
特に、近年では、ユーザ端末等からの通信要求にしたがい、リソースを動的に割り当てるリソース管理技術が開発されている。
具体的には、短時間に集中的にリソースの割当て要求が発生する状況(例えば、災害時)において、ある特定の通信要求でリソース(帯域)が占有されるのを防ぐため、リソース要求を複数段階に分割し、各段階に設定されたスケジュールにしたがってリソースの割当てを実行することで競合を回避し、複数の通信路全体でコネクティビティを最大限に確保する方法が開示されている(特許文献1参照)。
また、リソース割当てを行う際に、NW機器(通信ネットワークを構成する機器)の制御を必要としないサービスと、流入制御等のNW機器の制御を必要とするサービスとがあり、このサービスの種別により、リソース要求の処理負荷や処理時間が異なる。この点を考慮して、要求メッセージに付加される情報に基づきサービスの優先度を設定し、その優先度にしたがった処理を実行する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2009−55357号公報 特開2007−194894号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術は、ネットワークのリソースとして帯域を割り当てる技術であり、例えば、サーバにおけるCPU(Central Processing Unit)の処理能力、ストレージの記憶容量等で不足するリソース量を追加するために、複数のサーバやストレージ等から構成される通信ノードのリソース自体を再構成し、新たなリソースを割り当てる技術ではない。
また、特許文献1に記載の技術は、短時間に集中的にリソース(帯域)要求が発生する場合に、特定の通信路がリソースを占有してしまうことを回避するため、リソース要求を複数の段階に分割して実行するものであり、特許文献2に記載の技術は、リソース要求を処理する優先度をサービスに応じて予め固定的に決めておくものである。したがって、これらの技術は、通信ノードの負荷に応じてリソース要求の優先度を動的に制御できるものではない。つまり、従来のリソース管理技術では、各通信ノードにおけるリソース要求の緊急度に応じて、優先度を動的に制御することは考慮されていない。
例えば、トラヒックが急激に増大しており、リソースの早急な確保が望まれる通信ノード(通信ノード「X」とする)のリソース要求が、他の通信ノード(通信ノード「Y」とする)のリソース要求の処理待ち中に到着すると、リソース要求の受付の早かった通信ノード「Y」のリソース割当てが優先される。その結果、全体のリソース量が有限であるため、どの通信ノードにも割り当てられていないリソースが少なかった場合、通信ノード「X」に対するリソースが不足することがある。また、通信ノード「X」ではトラヒックが急増しているため、通信ノード「Y」へのリソース割当て中に、通信ノード「X」のリソースが不足する可能性がある。このようなケースでは、通信ノード「X」において、大規模な輻輳が発生し、ネットワーク全体の通信品質が低下する可能性が高まる。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、リソース割当ての処理中において、ネットワークの輻輳発生による通信品質の低下を防止することができる、リソース割当て装置およびリソース割当て方法を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のリソースがネットワーク内における所定の機能を実現するためクラスタ化されて1つの通信ノードとして構成され、前記通信ノードそれぞれからリソース割当て要求を取得し、前記通信ノードそれぞれの前記機能毎に対応付けられた優先度の高いものから優先的に、前記通信ノードに新たなリソースを割り当てるリソース割当て装置であって、(1)前記リソース毎の性能情報と、前記リソースが属する前記通信ノードを示すノード構成情報とが記憶されるリソース情報、(2)前記通信ノードの機能それぞれに対応付けられた優先度が記憶される優先度設定情報、および、(3)前記リソース割当て要求に付された緊急度情報の閾値が記憶される緊急度判定情報、を格納している記憶部と、前記通信ノードから、リソースの不足分を示す要求リソース量と、前記緊急度情報とが付された前記リソース割当て要求を取得するリソース割当て要求取得部と、前記取得したリソース割当て要求を送信した前記通信ノードの機能に対応する優先度を、前記優先度設定情報に基づき抽出し、前記リソース割当て要求に付された前記緊急度情報を用いて、前記緊急度判定情報を参照し、前記緊急度情報の値が前記閾値を超える場合に、前記優先度設定情報から抽出した優先度を上げて、当該リソース割当て要求の新たな優先度を決定する割当て優先度決定部と、前記決定した新たな優先度を用いて、前記優先度の高いものから優先的に前記リソース割当て要求を取得し、前記取得したリソース割当て要求に付された前記要求リソース量を満たすように、前記リソース情報の前記性能情報を参照してリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てた前記ノード構成情報を生成するリソース割当て処理部と、前記生成したノード構成情報を、前記通信ノードそれぞれに送信するノード構成情報送信部と、を備えることを特徴とするリソース割当て装置とした。
また、請求項4に記載の発明は、複数のリソースがネットワーク内における所定の機能を実現するためクラスタ化されて1つの通信ノードとして構成され、前記通信ノードそれぞれからリソース割当て要求を取得し、前記通信ノードそれぞれの前記機能毎に対応付けられた優先度の高いものから優先的に、前記通信ノードに新たなリソースを割り当てるリソース割当て装置のリソース割当て方法であって、前記リソース割当て装置が、(1)前記リソース毎の性能情報と、前記リソースが属する前記通信ノードを示すノード構成情報とが記憶されるリソース情報、(2)前記通信ノードの機能それぞれに対応付けられた優先度が記憶される優先度設定情報、および、(3)前記リソース割当て要求に付された緊急度情報の閾値が記憶される緊急度判定情報、を格納している記憶部を備えており、前記通信ノードから、リソースの不足分を示す要求リソース量と、前記緊急度情報とが付された前記リソース割当て要求を取得するステップと、前記取得したリソース割当て要求を送信した前記通信ノードの機能に対応する優先度を、前記優先度設定情報に基づき抽出するステップと、前記リソース割当て要求に付された前記緊急度情報を用いて、前記緊急度判定情報を参照し、前記緊急度情報の値が前記閾値を超える場合に、前記優先度設定情報から抽出した優先度を上げて、当該リソース割当て要求の新たな優先度を決定するステップと、前記決定した新たな優先度を用いて、前記優先度の高いものから優先的に前記リソース割当て要求を取得し、前記取得したリソース割当て要求に付された前記要求リソース量を満たすように、前記リソース情報の前記性能情報を参照してリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てた前記ノード構成情報を生成するステップと、前記生成したノード構成情報を、前記通信ノードそれぞれに送信するステップと、を実行することを特徴とするリソース割当て方法とした。
このようにすることで、リソース割当て装置は、通信ノードからリソース割当て要求を受信し、そのリソース割当て要求に付された緊急度情報の値が、緊急度判定情報に記憶された閾値を超えているか否かを判定する。そして、リソース割当て装置は、緊急度情報の値が閾値を超えている場合には、そのリソース割当て要求の優先度を、通信ノードの機能毎に優先度設定情報に設定してある優先度よりも高い優先度に決定する。そして、リソース割当て装置は、決定した優先度に基づきリソース割当て要求についてリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てたノード構成情報を各通信ノードに送信する。
よって、本発明によれば、緊急度情報を用いて、リソース割当て要求の緊急度を判定し、その緊急度情報の値が閾値より高いリソース割当て要求については、優先度を上げてリソースを割り当てることができる。したがって、通信ノードでの輻輳の発生を防ぎ、ネットワークの通信品質の低下を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記記憶部が、さらに、前記リソース割当て要求を、前記優先度毎の複数のキューに保存するキュー記憶部を備えており、前記割当て優先度決定部が、前記新たな優先度を決定すると、当該新たな優先度のキューに、前記リソース割当て要求を入力し、前記リソース割当て処理部が、前記優先度の高いキューからは、前記優先度の低いキューよりも高い確率で、前記リソース割当て要求を取得することを特徴とする請求項1に記載のリソース割当て装置とした。
このようにすることで、記憶部に優先度毎の複数のキューを備える場合でも、緊急度情報の値が、閾値より高いリソース割当て要求を、より優先度の高いキューに保存して、リソースを割り当てることができる。
請求項3に記載の発明は、前記緊急度情報が、前記通信ノードにおいて、所定の間隔で計測されるトラヒック量から計算されるトラヒック変化率であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリソース割当て装置とした。
このように、緊急度情報としてトラヒック変化率を用いることにより、トラヒック量が急激に変化した場合に、優先度を上げてリソースを割り当てることができる。
本発明によれば、リソース割当ての処理中において、ネットワークの輻輳発生による通信品質の低下を防止する、リソース割当て装置およびリソース割当て方法を提供することができる。
本実施形態に係るリソース割当てシステムを概念的に説明するための図である。 比較例となるリソース要求の優先度設定処理を説明するための図である。 本実施形態に係るリソース割当て装置および通信ノードの構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るリソース割当て装置の割当て優先度決定部が行うリソース割当て要求の優先度決定処理を説明するための図である。 本実施形態に係るリソース情報のデータ構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る緊急度情報としてのトラヒック変化率を説明するための図である。 本実施形態に係るリソース割当てシステムが行う処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るリソース割当て装置が行うリソース割当て処理の流れを示すフローチャートである。
次に、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。まず、本実施形態に係るリソース割当て装置10を含むリソース割当てシステム1の概要と、本実施形態に係るリソース割当て装置10の処理の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係るリソース割当てシステム1を概念的に説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態に係るリソース割当てシステム1は、複数の通信ノード20とリソース割当て装置10とを含んで構成される。
この通信ノード20は、クラスタ化された複数のリソースで構成される。本発明において、リソースとは、例えば、サーバ、ルータ、ストレージ等の通信ネットワークを構成するための装置そのもの、若しくは、そのサーバ等が具備するCPU、メモリ、ハードディスク等の装置を意味するものとする。また、CPUの処理能力、メモリやハードディスク等の記憶容量等の性能を、リソース容量とする。
通信ノード20は、その目的とする機能毎に、複数のリソースがクラスタ化されて1つの通信ノード20を構成しており、図1では、機能A、機能B、機能Cの通信ノード20がそれぞれ2台設置されリソース割当て装置10と通信可能に接続されていることを示している。
この通信ノード20の機能A,B,Cの具体例は、ネットワーク上でサービスを提供する様々なシステムの機能を例示することができるが、例えば、NGN(Next Generation Network)網に設置される、CSCF(Call Session Control)、ENUM(Telephone Number Mapping)、AS(Application Server)等である。通信のセッション制御を行うCSCFの機能Aを備える通信ノード20(符号A,A)、電話番号をURI(Uniform Resource Identifier)に対応付ける処理を行うENUMの機能Bを備える通信ノード20(符号B,B)、通信信号の処理の流れを制御するASの機能Cを備える通信ノード20(符号C,C)のように構成することができ、この他にもNGN網を実現するための機能(機能D,E,…)を備える通信ノード20がネットワークに設定される。
また、この機能A,B,C,…を備える通信ノード20は、図1に示したように2台に限定されることはなく、ネットワーク設計者による設定や、後記するリソース割当て装置10によるリソース割当て処理の結果により、設定する台数が決定されるものである。
次に、本実施形態に係るリソース割当て装置10の処理の概要について説明する。
リソース割当て装置10は、各通信ノード20と通信可能に接続され、各リソースの処理性能や、そのリソースが現在どの通信ノード20に使用されているか等を管理するリソース情報400(後記する図5)を記憶している。また、リソース割当て装置10は、いずれの通信ノード20にも属していない現時点で不使用のリソース(図1では不図示)とも接続され、リソース情報400において管理している(詳細は後記)。
そして、リソース割当て装置10は、リソース不足となった通信ノード20から、要求リソース量と緊急度情報を含むリソース割当て要求を受信する。この緊急度情報は、ある通信ノード20からのリソース割当て要求を、その機能毎に予め設定されている優先度よりも上げて優先的に処理すべきか否か、つまり緊急にリソースの割り当てが必要か否かを判定する指標となる情報である(詳細は後記)。
従来のリソース要求には、本実施形態に係る緊急度情報は含まれておらず、予め機能毎に設定された優先度で、リソースの割当て処理が行われていた。図2は、比較例となるリソース要求の優先度設定処理を説明するための図である。図2に示すように、各通信ノードからリソース要求を受信すると、その通信ノードの機能毎に予め優先度が決められており、その機能に対応付けられた優先度のキューに、リソース要求が入力されていた。例えば、機能Aの通信ノードからのリソース要求は、優先度が最も高い優先度「1」のキューに入力され、機能Bの通信ノードからのリソース要求は、優先度「2」のキューに入力され、機能Cの通信ノードからのリソース要求は、優先度が最も低い優先度「3」のキューに入力される。そして、リソース要求の刈り取りでは、優先度にしたがって、例えば、優先度1:優先度2:優先度3について、4:2:1という割合で各優先度のキューからリソース要求の刈り取りを行い、リソース割当ての処理を実行していた。したがって、トラヒック量が急増している等、緊急度の高い通信ノード(例えば「機能C」の通信ノード)からのリソース要求であっても、固定された優先度「3」のキューに入力されるため、「機能C」の通信ノードでの輻輳発生を防止することができないことがあった。
一方、本実施形態に係るリソース割当て装置10では、リソース割当て要求に含まれる緊急度情報の値が、所定の閾値を超えているか否かを判定し、閾値を超えている場合には、通信ノード20の機能毎に設定してある優先度よりも高い優先度のキューに、そのリソース割当て要求を入力する。例えば、後記する図4に示すように、緊急度の高い通信ノード(例えば「機能C」の通信ノード)からのリソース割当て要求を受信すると、予め設定された優先度「3」のキューではなく、より優先度の高い優先度「2」のキューに、そのリソース割当て要求を入力する。そして、リソース割当て装置10は、優先度を高くした、緊急度の高いリソース割当て要求について刈り取りを行い、このリソース割当て要求に基づくリソースの割当てを行う。
このようにすることで、緊急度の高い(緊急度情報の値の高い)通信ノード20からのリソース割当て要求を優先的に処理することにより、その通信ノード20での輻輳発生を防止し、ネットワーク全体としての通信品質の低下を防ぐことが可能になる。
<装置の構成>
次に、本実施形態に係るリソース割当てシステム1を構成する、リソース割当て装置10および通信ノード20について、図3を参照して具体的に説明する。図3は、本実施形態に係るリソース割当て装置10および通信ノード20の構成例を示す機能ブロック図である。
(リソース割当て装置)
リソース割当て装置10は、図3に示すように、制御部11と、入出力部12と、メモリ部13と、記憶部14とを備える。
制御部11は、リソース割当て装置10全体の制御を司り、リソース割当て要求取得部111と、割当て優先度決定部112と、リソース割当て処理部113と、ノード構成情報送信部114とを含んで構成される。なお、この制御部11は、例えば、リソース割当て装置10の記憶部14に記憶されたプログラムをCPUが、メモリ部13であるRAM(Random Access Memory)に展開し実行することで実現される。
リソース割当て要求取得部111は、リソース容量が不足となった通信ノード20から、その通信ノード20が割当てを要求するリソース量(要求リソース量)と、リソース不足の緊急度を判断するための緊急度情報とを付したリソース割当て要求を、入出力部12を介して取得する。そして、そのリソース割当て要求を、割当て優先度決定部112に引き渡す。
割当て優先度決定部112は、リソース割当て要求取得部111から、リソース割当て要求を取得すると、記憶部14内の優先度設定情報141を参照し、通信ノード20の機能毎に予め設定されている優先度を抽出する。次に、割当て優先度決定部112は、そのリソース割当て要求に付された緊急度情報の値が、記憶部14内の緊急度判定情報142に設定された閾値を超えているか否かを判定し、閾値を超えていない場合には、優先度設定情報141に予め設定された優先度のキューに、そのリソース割当て要求を入力する。一方、緊急度情報の値が、緊急度判定情報142の閾値を超えている場合には、その通信ノード20の機能毎に優先度設定情報141に設定してある優先度よりも高い優先度のキューに、そのリソース割当て要求を入力する。
図4は、本実施形態に係るリソース割当て装置10の割当て優先度決定部112が行うリソース割当て要求の優先度決定処理を説明するための図である。
割当て優先度決定部112は、リソース割当て要求を受信すると、そのリソース割当て要求に付された緊急度情報の値が、緊急度判定情報142に設定された閾値を超えている場合に、より優先度の高いキューに、そのリソース割当て要求を入力するように優先度を変更して決定する。例えば、機能Cの通信ノード20からのリソース割当て要求の優先度が、最も低い優先度「3」のキューに入力されるように設定されているときに、機能Cの通信ノード20からのリソース割当て要求において、その緊急度情報の値が、緊急度判定情報142の閾値を超える場合には、図4に示すように、そのリソース割当て要求の優先度を上げて、優先度「2」のキューに入力するようにする。また、同様に、機能B(優先度「2」)の通信ノード20からのリソース要求において、その緊急度情報の値が、緊急度判定情報142の閾値を超える場合には、優先度を上げて、優先度「1」のキューに入力するようにする。
このようにすることで、割当て優先度決定部112は、緊急度情報を用いて優先度を上げて、緊急度の高いリソース割当て要求を優先度の高いキューに入力することができる。
図3に戻り、リソース割当て処理部113は、優先度の高いキューからは、優先度の低いキューよりも高い確率で、リソース割当て要求を刈り取る(取得する)。リソース割当て処理部113は、例えば、優先度1:優先度2:優先度3について、4:2:1という割合で、各優先度のキューからリソース割当て要求を刈り取る。そして、リソース割当て処理部113は、記憶部14内のリソース情報400を参照し、その刈り取ったリソース割当て要求に付された要求リソース量を満たすように、リソースの割当てを計算する。
図5は、本実施形態に係るリソース情報400のデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、リソース情報400は、リソース番号401、処理性能(性能情報)402、使用状況403、およびノード構成情報404を含んで構成される。
リソース番号401は、サーバ等のリソースに固有の番号であり、そのリソースの設置場所(データセンタ等)でのラック番号−サーバ番号等から構成される。
処理性能(性能情報)402には、そのリソースの処理性能として、例えば、リソースのCPUのコア数や、メモリ容量、クロック数等が格納される。
使用状況403には、各リソースが、どの通信ノード20に属している状態かが格納される。例えば、リソース番号401が「1−1」のリソースは、「通信ノード『A1』」に属するとして格納される。なお、この使用状況403欄の通信ノード20には、通信ノード「A1」,「B2」のように、その通信ノード20が備える機能(機能A,B,…)の識別情報を含めた各通信ノード20に固有な番号が付される。また、使用状況403が「未使用」となっているものは、どの通信ノード20にも属していない状態を示す。
ノード構成情報404には、1つの通信ノード20を共同して構成するリソースのリソース番号401が格納される。例えば、通信ノード「1」は、リソース番号「1−1」,「1−5」,「2−1」の3つのリソースから構成されることを示す。
リソース割当て処理部113は、このリソース情報400に格納された情報を参照し、記憶部14に記憶された割当てポリシー143(図3参照)に基づくアルゴリズムを用いて、リソース割当て要求に付された要求リソース量を満たすように、ノード構成情報404におけるリソースを再構成する計算を行う。
ここで、割当てポリシー143には、例えば、(1)通信オーバーヘッドを避けるため、互いに設置場所の近いリソースを優先的に選択して割り当てる、(2)大地震等の災害時における対障害性を考慮して、互いに設置場所の遠いリソースを優先的に選択して割り当てる、(3)ネットワークへの負荷を低減するため、できる限り構成変更が少なくてすむようにリソースを割り当てる、(4)複数のリソースそれぞれの処理負荷を均等にするために、同じような処理能力のリソースを優先的に選択して割り当てる等、様々なポリシーを、ネットワーク管理者が設定しておく。
そして、リソース割当て処理部113は、設定された割当てポリシー143にしたがった、動的計画法、局所探索法、欲張り法等のアルゴリズムを用いたリソースの割当てを計算することにより、新たなノード構成情報を生成する。
また、リソース割当て処理部113は、通信ノード20から、リソースの割当てが完了したことを示すリソース割当て完了情報を受信すると、リソース情報400(図5参照)内のノード構成情報404を、新たなノード構成情報に更新する。
図3に戻り、ノード構成情報送信部114は、リソース割当て処理部113が生成した新たなノード構成情報を、各通信ノード20に送信する。また、現時点で未使用のリソースをその通信ノード20に追加する場合には、ノード構成情報送信部114は、該当する未使用のリソースに対しても、新たなノード構成情報を送信する。
次に、入出力部12は、通信ノード20との間の情報の送受信を行う通信インタフェースと、不図示のキーボード等の入力装置やモニタ等の表示装置との間で入出力を行う入出力インタフェースとから構成される。
メモリ部13は、RAM等の一次記憶装置からなり、キュー記憶部300を格納する。
このキュー記憶部300は、図4に示したように、優先度のついた複数のキューを備える優先度付きキューからなり、割当て優先度決定部112が優先度を決定し、その優先度のキューに、リソース割当て要求が入力される。なお、図4においては、優先度を「1」から「3」の3段階としているが、複数の優先度のキューが設定されていればよい。
記憶部14は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記憶装置からなり、前記したリソース情報400(図5参照)、優先度設定情報141、緊急度判定情報142、割当てポリシー143が記憶される。なお、リソース情報400および割当てポリシー143の説明は、前記したので省略し、優先度設定情報141および緊急度判定情報142について説明する。
優先度設定情報141には、通信ノード20毎に、その通信ノード20の機能(例えば、機能A,B,C)に対応付けて、その通信ノード20から送信されるリソース割当て要求の優先度が設定情報として記憶される。
例えば、前記したように、NGN網において、CSCFとして動作する機能Aの通信ノード20は、優先度が「1」に設定される。ENUMとして動作する機能Bの通信ノード20は、優先度が「2」に設定される。また、ASとして動作する機能Cの通信ノード20は、優先度が「3」に設定される。
緊急度判定情報142には、リソース割当て要求に付された緊急度情報の値に基づき、
そのリソース割当て要求の優先度を上げるか否かの閾値が記憶される。
なお、この閾値は、図4に示したように、機能Cの通信ノード20から送信されたリソース割当て要求の優先度を「3」から「2」に1段階上げるような閾値(第1の閾値)に加えて、優先度を「3」から「1」に2段階上げるような第2の閾値を含むようにしてもよい。この場合、割当て優先度決定部112は、リソース割当て要求に付された緊急度情報の値が、第1の閾値を超える場合には、優先度を1段階上げるように設定し、さらに、第2の閾値を超える場合には、優先度を2段階上げるように設定する。
(通信ノード)
次に、通信ノード20の構成について、図3を参照して説明する。
通信ノード20は、図3に示すように、制御部21と、通信部22と、不図示のメモリ部および記憶部とを備える。なお、この通信ノード20は、前記したように、複数のリソースがクラスタ化されて実現する。また、メモリ部は、RAM等から構成され、記憶部はハードディスク等から構成される。
制御部21は、通信ノード20全体の処理を司り、要求リソース量計算部211と、緊急度情報収集部212と、リソース割当て要求送信部213と、ノード構成情報処理部214とを含んで構成される。
要求リソース量計算部211は、自身の通信ノード20のリソース容量を監視し、予め設定された所定値に基づきリソース不足を検出すると、新たに必要とする要求リソース量を計算する。
緊急度情報収集部212は、自身の通信ノード20の緊急度情報を収集する。
この緊急度情報は、例えば、通信ノード20のトラヒック変化率とする。緊急度情報収集部212は、図6に示すように、所定の間隔(Δt)毎のトラヒック量から、所定の区間nのサンプリングデータを線形近似した直線の傾きをトラヒック変化率として計算し、緊急度情報を収集する。
なお、緊急度情報収集部212は、このトラヒック変化率の他にも、通信ノード20のCPU使用率や、全メモリに対する使用メモリ量の割合等を、緊急度情報として収集するようにしてよい。
リソース割当て要求送信部213は、要求リソース量計算部211が計算した要求リソース量と、緊急度情報収集部212が収集した緊急度情報とを付したリソース割当て要求を生成し、リソース割当て装置10に送信する。
ノード構成情報処理部214は、リソース割当て装置10から新たなノード構成情報を受信し、自身の通信ノード20に属するサーバ等にその新たなノード構成情報を送信することにより、リソースの再構成を行う。そして、ノード構成情報処理部214は、リソースの再構成が完了すると、リソース割当て完了情報をリソース割当て装置10に送信する。
<処理手順>
次に、本実施形態に係るリソース割当てシステム1全体の処理の流れについて図7を参照して説明し(適宜図3参照)、続いて、本実施形態に係るリソース割当て装置10のリソース割当て処理について、図8を用いて詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係るリソース割当てシステム1が行う処理の流れを示すフローチャートである。
まず、通信ノード20の要求リソース量計算部211は、自身の通信ノード20のリソース容量を監視し、リソース不足を検出すると、新たに必要とする要求リソース量を計算する(ステップS101)。
また、通信ノード20の緊急度情報収集部212は、自身の通信ノード20内の緊急度情報を収集する(ステップS102)。ここでは、予め緊急度情報に指定されたサーバ等の処理能力の変化量として、そのサーバ等を経由するトラヒック量を監視し、所定の間隔でのトラヒック変化率を緊急度情報収集部212が計算することで、緊急度情報を収集するものとする。
次に、通信ノード20のリソース割当て要求送信部213は、要求リソース量計算部211が計算した要求リソース量と、緊急度情報収集部212が収集した緊急度情報(トラヒック変化率)とを付したリソース割当て要求を生成し、リソース割当て装置10に送信する(ステップS103)。
通信ノード20からリソース割当て要求を受信したリソース割当て装置10は、リソース割当て処理を行う(ステップS104)。リソース割当て装置10は、受信したリソース割当て要求に付された緊急度情報(トラヒック変化率)を取得し、その緊急度情報の値が所定の閾値を超えている場合には、優先度を上げてリソース割当て処理を行う。なお、このリソース割当て処理は、後記する図8で詳細に説明する。
そして、リソース割当て装置10のノード構成情報送信部114は、リソース割当て処理の結果である新たなノード構成情報を、各通信ノード20に送信する(ステップS105)。また、現時点で未使用のリソースを通信ノード20に割り当てる場合には、その未使用のリソースに対しても、新たなノード構成情報を送信する。
続いて、リソース割当て装置10から、新たなノード構成情報を受信した通信ノード20のノード構成情報処理部214は、自身の通信ノード20に属するサーバ等に新たなノード構成情報を送信し、リソースの再構成を行う(ステップS106)。このとき、未使用のリソースや他の通信ノード20から変更されたリソースを含めて、当該通信ノード20の再構成を行う。そして、ノード構成情報処理部214は、リソースの再構成が完了すると、新たなノード構成情報に基づくリソースの割当てが完了したことを示すリソース割当て完了情報を、リソース割当て装置10に送信する(ステップS107)。
次に、リソース割当て装置10のリソース割当て処理部113は、通信ノード20から、リソース割当て完了情報を受信し、記憶部14内のリソース情報400を新たなノード構成情報に更新して(ステップS108)、処理を終える。
このように、本実施形態に係る通信ノード20は、要求リソース量と緊急度情報とを含むリソース割当て要求を、リソース割当て装置10に送信することで、その通信ノード20の緊急度が高い場合に、優先的にリソースの割当てを受けることができる。
(リソース割当て処理)
次に、本実施形態に係るリソース割当て装置10のリソース割当て処理の流れを説明する。図8は、本実施形態に係るリソース割当て装置10が行うリソース割当て処理の流れを示すフローチャートである。
まず、リソース割当て装置10のリソース割当て要求取得部111(図3参照)は、要求リソース量および緊急度情報を含むリソース割当て要求を、各通信ノード20から取得し(ステップS201)、取得したリソース割当て要求を割当て優先度決定部112に引き渡す。
次に、割当て優先度決定部112(図3参照)は、通信ノード20の機能毎に予め設定された優先度を、記憶部14内の優先度設定情報141を参照して取得する。そして、割当て優先度決定部112は、リソース割当て要求に付された緊急度情報を用いて、記憶部14内の緊急度判定情報142を参照し、その緊急度情報の値が優先度を変更する閾値を超えているか否かを判定する(ステップS202)。
例えば、優先度設定情報141において、優先度「3」と設定されているAS(機能C)からのリソース割当て要求を判定する場合に、そのリソース割当て要求に付された緊急度情報であるトラヒック変化率が、緊急度判定情報142に格納された閾値を超えているか否かを判定する。
そして、割当て優先度決定部112は、緊急度情報の値が、緊急度判定情報142の閾値を超えていない場合は(ステップS202→No)、優先度設定情報141に予め設定された優先度に決定する(ステップS203)。
一方、割当て優先度決定部112は、緊急度情報の値が、緊急度判定情報142の閾値を超えている場合は(ステップS202→Yes)、優先度設定情報141に予め設定された優先度を上げて、そのリソース割当て要求の優先度を決定する(ステップS204)。
ステップS203,204において、リソース割当て要求の優先度を決定すると、割当て優先度決定部112は、その決定した優先度のキュー(キュー記憶部300の優先度別キュー)に、リソース割当て要求を入力する(ステップS205)。
例えば、AS(機能C)からのリソース割当て要求に付された緊急度情報が、緊急度判定情報142の閾値を超えていると判定された場合に、そのリソース割当て要求の優先度を「3」から「2」に上げて、優先度「2」のキューに、そのリソース割当て要求を入力する。
次に、リソース割当て装置10のリソース割当て処理部113は、キュー記憶部300内の各優先度のキューから、優先度に応じた所定の割合で、リソース割当て要求を刈り取る(ステップS206)。
続いて、リソース割当て処理部113は、割当てポリシー143(図3参照)に基づくアルゴリズムを用いて、刈り取ったリソース割当て要求に付された要求リソース量を満たすように、リソース割当て計算を行い(ステップS207)、計算したリソース割当ての構成を新たなノード構成情報として生成する。
次に、ノード構成情報送信部114は、リソース割当て処理部113が生成した新たなノード構成情報を、各通信ノード20、および、リソース割当て計算の結果、通信ノード20に割り当てることになった現時点で未使用のリソースに送信する(ステップS208)。
そして、リソース割当て処理部113は、各通信ノード20から、新たなノード構成情報に基づく、リソースの割当てが完了したことを示すリソース割当て完了情報を受信し(ステップS209)、リソース情報400(図5参照)のノード構成情報404を、新たなノード構成情報に更新する(ステップS210)。
以上のように、本実施形態に係るリソース割当て装置10およびリソース割当て方法によれば、通信ノード20から受信したリソース割当て要求に付された緊急度情報の値が、緊急度判定情報142に設定された閾値を超えている場合には、そのリソース割当て要求の優先度を、通信ノード20の機能毎に優先度設定情報141に予め設定してある優先度よりも高い優先度に決定する。そして、リソース割当て装置10は、決定した優先度に基づき、そのリソース割当て要求についてリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てたノード構成情報を各通信ノード20に送信する。このようにすることにより、リソース割当ての処理中において、ネットワークの輻輳発生による通信品質の低下を防止することができる。
なお、本実施形態においては、通信ノード20のリソース割当て要求送信部213が、要求リソース量と緊急度情報とを付してリソース割当て要求を送信し、リソース割当て装置10の割当て優先度決定部112が、取得した緊急度情報を用いて、記憶部14内の緊急度判定情報142を参照し、優先度を上げるか否か、つまり、リソース割当ての緊急度が高いか否かを判定して、優先度を決定するものとした。
本実施形態の変更例として、この緊急度判定情報142を、通信ノード20の記憶部(不図示)に記憶させ、緊急度情報収集部212が収集した緊急度情報について、通信ノード20側で、緊急度判定情報142を参照し、優先度を上げるか否かの判定を行い、その判定結果を、リソース割当て要求に付して、リソース割当て装置10に送信するようにしてもよい。
1 リソース割当てシステム
10 リソース割当て装置
11,21 制御部
12 入出力部
13 メモリ部
14 記憶部
20 通信ノード
111 リソース割当て要求取得部
112 割当て優先度決定部
113 リソース割当て処理部
114 ノード構成情報送信部
141 優先度設定情報
142 緊急度判定情報
143 割当てポリシー
211 要求リソース量計算部
212 緊急度情報収集部
213 リソース割当て要求送信部
214 ノード構成情報処理部
300 キュー記憶部
400 リソース情報

Claims (4)

  1. 複数のリソースがネットワーク内における所定の機能を実現するためクラスタ化されて1つの通信ノードとして構成され、前記通信ノードそれぞれからリソース割当て要求を取得し、前記通信ノードそれぞれの前記機能毎に対応付けられた優先度の高いものから優先的に、前記通信ノードに新たなリソースを割り当てるリソース割当て装置であって、
    (1)前記リソース毎の性能情報と、前記リソースが属する前記通信ノードを示すノード構成情報とが記憶されるリソース情報、(2)前記通信ノードの機能それぞれに対応付けられた優先度が記憶される優先度設定情報、および、(3)前記リソース割当て要求に付された緊急度情報の閾値が記憶される緊急度判定情報、を格納している記憶部と、
    前記通信ノードから、リソースの不足分を示す要求リソース量と、前記緊急度情報とが付された前記リソース割当て要求を取得するリソース割当て要求取得部と、
    前記取得したリソース割当て要求を送信した前記通信ノードの機能に対応する優先度を、前記優先度設定情報に基づき抽出し、
    前記リソース割当て要求に付された前記緊急度情報を用いて、前記緊急度判定情報を参照し、前記緊急度情報の値が前記閾値を超える場合に、前記優先度設定情報から抽出した優先度を上げて、当該リソース割当て要求の新たな優先度を決定する割当て優先度決定部と、
    前記決定した新たな優先度を用いて、前記優先度の高いものから優先的に前記リソース割当て要求を取得し、前記取得したリソース割当て要求に付された前記要求リソース量を満たすように、前記リソース情報の前記性能情報を参照してリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てた前記ノード構成情報を生成するリソース割当て処理部と、
    前記生成したノード構成情報を、前記通信ノードそれぞれに送信するノード構成情報送信部と、
    を備えることを特徴とするリソース割当て装置。
  2. 前記記憶部は、さらに、前記リソース割当て要求を、前記優先度毎の複数のキューに保存するキュー記憶部を備えており、
    前記割当て優先度決定部は、
    前記新たな優先度を決定すると、当該新たな優先度のキューに、前記リソース割当て要求を入力し、
    前記リソース割当て処理部は、
    前記優先度の高いキューからは、前記優先度の低いキューよりも高い確率で、前記リソース割当て要求を取得すること
    を特徴とする請求項1に記載のリソース割当て装置。
  3. 前記緊急度情報は、前記通信ノードにおいて、所定の間隔で計測されるトラヒック量から計算されるトラヒック変化率であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のリソース割当て装置。
  4. 複数のリソースがネットワーク内における所定の機能を実現するためクラスタ化されて1つの通信ノードとして構成され、前記通信ノードそれぞれからリソース割当て要求を取得し、前記通信ノードそれぞれの前記機能毎に対応付けられた優先度の高いものから優先的に、前記通信ノードに新たなリソースを割り当てるリソース割当て装置のリソース割当て方法であって、
    前記リソース割当て装置は、
    (1)前記リソース毎の性能情報と、前記リソースが属する前記通信ノードを示すノード構成情報とが記憶されるリソース情報、(2)前記通信ノードの機能それぞれに対応付けられた優先度が記憶される優先度設定情報、および、(3)前記リソース割当て要求に付された緊急度情報の閾値が記憶される緊急度判定情報、を格納している記憶部を備えており、
    前記通信ノードから、リソースの不足分を示す要求リソース量と、前記緊急度情報とが付された前記リソース割当て要求を取得するステップと、
    前記取得したリソース割当て要求を送信した前記通信ノードの機能に対応する優先度を、前記優先度設定情報に基づき抽出するステップと、
    前記リソース割当て要求に付された前記緊急度情報を用いて、前記緊急度判定情報を参照し、前記緊急度情報の値が前記閾値を超える場合に、前記優先度設定情報から抽出した優先度を上げて、当該リソース割当て要求の新たな優先度を決定するステップと、
    前記決定した新たな優先度を用いて、前記優先度の高いものから優先的に前記リソース割当て要求を取得し、前記取得したリソース割当て要求に付された前記要求リソース量を満たすように、前記リソース情報の前記性能情報を参照してリソース割当て計算を行い、新たなリソースを割り当てた前記ノード構成情報を生成するステップと、
    前記生成したノード構成情報を、前記通信ノードそれぞれに送信するステップと、
    を実行することを特徴とするリソース割当て方法。
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