JP6711658B2 - スライディングサッシ - Google Patents

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本発明は、上枠と下枠と左右の縦枠とにより枠組みした枠体の中に外障子と内障子とを納めた引違いサッシ、片引きサッシ等のスライディングサッシに関し、特に下枠の構造に関する。
引違いサッシの下枠の構造として、例えば、下枠の中空部内に雨水を排出し、下枠両側等の排水口より屋外側に排水する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この引違いサッシの下枠では、外観左の内障子側に当たった水は、中空部に入れるのではなく、そのまま枠外に排水する構造が基本であり、水密性や気密性が比較的簡単に確保できる。
特開2000−17965号公報
しかし、上記の背景技術では、下枠の中空部は連通しており、また下枠の中空部に設けた内障子(外観左)側の排水口は屋外側に設けられているため、下枠の中空部の内障子(外観左)側に浸入して貯まった雨水や空気が風圧等によって外障子(外観右)側に流され、外障子(外観右)側の中空部を介し屋内に侵入する場合があり、水密性や気密性が低減するという問題があった。
また、下枠の中空部が内障子(外観左)側と外障子(外観右)側とで連通しており、中空部を通して空気が移動可能であるため、断熱性が低下するという問題もあった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、下枠の中空部における内障子(外観左)側に浸入して貯まった雨水や空気が外障子(外観右)側、あるいはその逆方向に流れないようにして、水密性や気密性、さらには断熱性を向上させることができるスライディングサッシを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るスライディングサッシは、上枠と下枠と左右の縦枠とにより枠組みした枠体の中に外障子と内障子とを納めたスライディングサッシにおいて、前記下枠は、その長手方向に延びる中空部を有し、その中空部内に前記外障子側の中空部と前記内障子側の中空部とを分断する堰止めブロックを設けたことを特徴とする。
ここで、前記中空部を形成する前記下枠の上側面には、機能部材の位置決め突起が嵌入する位置決め孔が形成されており、当該位置決め孔に嵌入した前記機能部材の位置決め突起によって前記堰止めブロックが前記下枠の中空部内に固定されるように構成すると良い。
本発明に係るスライディングサッシでは、下枠の中空部内に外障子側の中空部と内障子側の中空部とを分断する堰止めブロックを設けたため、下枠の中空部における内障子(外観左)側に浸入して貯まった雨水や空気が外障子(外観右)側、あるいはその逆方向(外障子側の水が内障子側に)に流れなくなり、水密性や気密性、さらには断熱性を向上させることができる。
本発明に係る実施形態の引違いサッシの外観を示す正面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠側の断面構造を示す拡大断面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の外障子側の一部を切欠した部分切欠正面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の内障子側の一部を切欠した部分切欠正面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の中央に嵌めた堰止めブロック近傍を切欠して拡大して示す部分切欠正面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の全体における一部を切欠した部分切欠平面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の中央に嵌めた堰止めブロック近傍を切欠して拡大して示す部分切欠平面図である。 図7におけるA−A線断面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の中空部に嵌める堰止めブロックの平面図、正面図、右側面図である。 (a),(b)それぞれ図8(c)におけるB−B線断面図、本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の中空部に嵌める堰止めブロックの斜視図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の内障子側における雨水の経路を示す平面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の内障子側における雨水の経路を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の外障子側における雨水の経路を示す平面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の外障子側における雨水の経路を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の引違いサッシの下枠の内障子側における外気の浸入経路および排出経路を示す平面図である。
以下、本発明に係るスライディングサッシの実施形態として、引違いサッシを一例に図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態はあくまで本発明の一例であり、本発明が下記に説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。
(実施形態の引違いサッシ1の全体構造)
本発明に係る実施形態の引違いサッシ1は、例えば、図1に示すように、上枠2、下枠3および左右の縦枠4,5により四周枠組みした枠体の中に外障子6と内障子7を引違いに納めたもので、閉塞時には図1に示すように外観(屋外側)から見て右側に外障子6、左側に内障子7が位置するように構成されている。
外障子6および内障子7は、それぞれ、上框61,71と、戸先框62,72と、召合框63,73と、下框64,74との間に、ここでは、二重ガラス65a,65b,75a,75bを嵌めて構成されている。尚、外障子6および内障子7は、一枚ガラスでも、三重ガラス以上でも勿論良い。
外障子6の二重ガラス65a,65bの間には、図2に示すように、スペーサー66が設けられ、その下端部には断面コ字状のグレージングチャンネル67が設けられ、同様に、内障子7の二重ガラス75a,75bの間には、スペーサー76が設けられて、その下端部には断面コ字状のグレージングチャンネル77が設けられている。
外障子6および内障子7の下框64,74の上部には、図2に示すように、それぞれ、二重ガラス65a,65b,75a,75b下端部のグレージングチャンネル67,77が収容される断面コ字状のガラス収容溝部68,78が設けられている一方、ガラス収容溝部68,78の下側には、下枠3の下枠外レール3aおよび下枠内レール3b上をそれぞれ走行する戸車80a,80bが収容される断面逆コ字状の戸車収容溝部69,79が設けられている
尚、外障子6および内障子7の上框61,71の上部には、図示しないが、それぞれ、上枠2の図示しない上枠外レールおよび上枠内レールを案内するためのレール案内溝部が設けられている一方、上框61,71の下部には、それぞれ、二重ガラス65a,65b,75a,75bの上端部のガラス受け部が収容されるガラス収容溝部が設けられているが、本発明とは関係しないので説明や図示を省略する。
(下枠3の構造)
下枠3は、図2〜図8に示すように、下枠外レール3aおよび下枠内レール3bを有すると共に、屋外側に上側面3d1と、前側面3d2と、下枠外レール3aの下半分および後側面3d3と、下側面3d4とで囲まれた断面略4角形ないしは4角形を2つ組み合わせたような形状の中空部3cを有する。
そして、本発明に係る実施形態の引違いサッシ1では、この下枠3の中空部3c内の略中央、すなわち外障子6および内障子7の召合框63,73が重なる位置に、外障子6側の中空部3cと内障子7側の中空部3cとを分断する堰止めブロック3eを設けている。
堰止めブロック3eは、合成樹脂等やゴム等から成型されたブロックで、図9および図10に示すような形状であり、図8に示すように下枠3の中空部3c内の略中央に略密閉状態で嵌合するため、下枠3の中空部3cの断面形状に形成されている。
堰止めブロック3eには、図9および図10に示すように虫除け部材3gの位置決め突起3g1が嵌入する位置決め孔3e1が形成されており、その位置決め孔3e1に嵌入した機能部材である虫除け部材3gの位置決め突起3g1によって下枠3の中空部3c内に固定される。
ここで、本実施形態における下枠3の中空部3c内への堰止めブロック3eの挿入は、中空部3cの左右両側の開口部から挿入して略中央まで移動させて固定する。
尚、図1〜図8において、3fは、中空部3c内の雨水を屋外へ排出するための排水口であり、排水弁(図示せず。)等が内蔵されている。また、3gは、下枠3の上側面3d1をその長手方向、すなわち外障子6側から内障子7側あるいはその逆方向に這う虫等をブロックする機能を有する虫除け部材である。
また、3hは、外障子6側の下枠外レール3aと下枠内レール3bとの間の凹みを埋める外障子側レール間部材、3h1は外障子側レール間部材3hに設けられた水抜き孔、3h2は外障子側レール間部材3hが中空部3cを構成する後側面3d3の上端部に接地する脚部、3iは、下枠内レール3bと窓枠(図示せず。)等との間の凹みを埋める第2レール間部材である。また、3j,3jは、下枠3を構成する下枠外レール3a側の部材と下枠内レール3b側の部材とを連結する上下一対の中継樹脂部材、3k(図3等参照。)は、下枠内レール3bを走行する内障子7の召合框73に設けたクレセント錠(図示せず。)が外観右側の縦枠4に当接しないようにブロックする下部内障子ストッパーである。
また、3m(図4等参照。)は、下枠外レール3aを走行する外障子6が外観左側の縦枠5に当接しないようにブロックする下部外障子ストッパー、3nは下框3の長手方向のほぼ中央の位置に設けられ、外障子6および内障子7が閉塞した際、屋外側と屋内側の気密性と水密性を確保する下部風止め板、3pは、内障子7側の下枠外レール3aと下枠内レール3bとの間の凹みを埋める内障子側レール間部材、3p1は内障子側レール間部材3pに設けた水抜き孔である。
(下枠3における雨水および外気の経路)
次に、以上のように構成された実施形態の引違いサッシ1における雨水および外気の経路について内障子7側と外障子6側とに分けて説明する。
(下枠3の内障子7側における雨水の浸入経路および排水経路)
図11は、本発明に係る実施形態の引違いサッシ1の下枠3の内障子7側における雨水の経路を示す平面図、図12はその断面図である。
図11および図12において、実線で示すW1は、下枠3の内障子7側に吹付けられた雨水の経路を示している。
図11および図12に実線で示す雨水の経路W1のように、屋外から風等により下枠3の内障子7の内障子側レール間部材3pに吹き付けられた雨水は、下枠内レール3bに当たって内障子側レール間部材3pの長手方向に流れたり、下枠内レール3bの上端部と内障子7の下框74等の隙間を通って第2レール間部材3iまで侵入する。尚、下枠3の内障子7に直接当たり、内障子側レール間部材3pに貯まった雨水も同様である。
内障子側レール間部材3pの長手方向に流れた雨水は、中空部3cを形成する前側面3d2へ排出する水抜き孔3p1、および下枠外レール3aの水抜き孔3a1を介して排水口3fから排水される。
その際、下枠3の中空部3cには、図11および図12に示すように、外障子6側と内障子7側とを略密閉状態に分断する堰止めブロック3eが設けられているため、下枠3の中空部3c内の外観左の内障子7側に貯まった雨水は、外観右の外障子6側に流れない。
また、下枠内レール3bの上端部と内障子7の下框74等の隙間を通って第2レール間部材3iまで侵入した雨水は、第2レール間部材3iの排出孔3i1から第2レール間部材3iの連絡通路3i2(図12参照。)を通して外障子6の方向へ逃がす。
(下枠3の外障子6側における雨水の浸入経路および排水経路)
図13は、本発明に係る実施形態の引違いサッシ1の下枠3の外障子6側における雨水の経路を示す平面図、図14はその断面図である。
図13および図14に破線で示す雨水の経路W2のように、風等により下枠3の外障子6側の下枠外レール3aに吹き付けられた雨水は、下枠外レール3aの上端部と外障子6の下框67等の隙間を通って外障子側レール間部材3hまで進入する。そして、外障子6側の下枠内レール3bに当たって外障子側レール間部材3hの長手方向に流れたり、下枠内レール3bの上端部を通って、外障子6側の第2レール間部材3iまで侵入する場合もある。尚、下枠3の外障子6に直接当たり、下枠3の上側面3d1に貯まった雨水は、網戸レール端部の図示しない切り欠きから、下枠3の外に排水される。
外障子側レール間部材3hの長手方向に流れた雨水は、中空部3cを形成する前側面3d2へ排出する水抜き孔3h1、下部内障子ストッパー3kに設けられたスリット状の水抜き孔、および下枠外レール3aの水抜き孔3a1を介して排水口3fから排水する。
また、下枠内レール3bの上端部を通って第2レール間部材3iまで侵入した雨水は、排出孔3i1から第2レール間部材3iの連絡通路3i2を通って下枠内レール3bの水抜き孔3b1から下枠外レール3aと下枠内レール3bとを連結する上側の中継樹脂部材3jの上面に逃し、下枠外レール3aの水抜き孔3a1を介して排水口3fから排水する。尚、外障子側レール間部材3hが中空部3cを構成する後側面3d3の上端部に接地している脚部3h2は、水抜き孔3h1と長手方向にずらした位置に図示しない切り欠きが設けられており、中継樹脂部材3j上面の水を水抜き孔3a1に流れ易くしている。
また、図11および図12でも説明したように、下枠内レール3bの上端部と内障子7の下框74等の隙間を通って第2レール間部材3iまで侵入した実線の経路W1の雨水は、排出孔3i1から第2レール間部材3iの連絡通路3i2を通って外障子6の方向へ流れてくる。
そのため、内障子7側から第2レール間部材3iの連絡通路3i2を通って外障子6の方向へ流れてきた実線の経路W1の雨水は、外障子6側の外障子側レール間部材3hから下枠内レール3bの上端部を通って、外障子6側の第2レール間部材3iまで侵入した破線の経路W2の雨水と同様に、排出孔3i1から第2レール間部材3iの連絡通路3i2(図14参照。)を通って下枠内レール3bの水抜き孔3b1から下枠外レール3aと下枠内レール3bとを連結する上側の中継樹脂部材3jの上面に逃し、下枠外レール3aの水抜き孔3a1を介して排水口3fから排水される。
その際、下枠3の中空部3cには、図13および図14に示すように、外障子6側と内障子7側とを略密閉状態に分断する堰止めブロック3eが設けられているため、下枠3の中空部3c内の外観右の外障子6側に貯まった雨水は、外観左の内障子7側に流れず、その逆方向にも流れることもなくなる。
その結果、本実施形態の引違いサッシ1によれば、屋外から下枠3の外障子6側および内障子7側へ吹き付けた雨水は、屋内へ浸入せずに屋外へ排出できると共に、下枠3の外障子6側の中空部3cと内障子7側の中空部3cとを略密閉状態に分断する堰止めブロック3eにより、外障子6側の中空部3cと内障子7側の中空部3cとに貯まった雨水も遮断されるので、水密性能を向上させることができる。
(下枠3の内障子7側における外気の浸入経路および排出経路)
図15は、本発明に係る実施形態の引違いサッシ1の下枠3の内障子7側における外気の浸入経路および排出経路を示す平面図である。
図15において実線で示す外気の経路Aのように、屋外から内障子7の下側に吹き付けられた外気は、内障子7の下框74や外側のガラス75a下端部に当たって内障子側レール間部材3pの長手方向に逃げる。
内障子側レール間部材3pの長手方向に逃げた外気は、図11や図12に示す雨水の場合と同様に、中空部3cの水抜き孔3p1、および下枠外レール3aの水抜き孔3a1を介して下枠3の中空部3cに侵入する。
その際、下枠3の中空部3cには、図15に示すように、外障子6側と内障子7側とを略密閉状態に分断する堰止めブロック3eが設けられているため、下枠3の中空部3c内の外観左の内障子7側に入った空気も、外観右の外障子6側に流れず、その逆方向へも流れない。その結果、下枠3の内障子7側の中空部3cに入った空気が外障子6側の中空部3cを介し屋内に侵入したり、その逆方向に流れることがなくなり、気密性を確保できると共に、断熱性も向上する。
また、下枠3の内障子7側の中空部3cに入った空気が外障子6側の中空部3cを介し屋内に侵入せず、気密性が確保されるということは、その空気中に含まれる微小な雨水や湿度の高い空気が外障子6側の中空部3cを介し屋内に侵入しないということになるので、この点でも水密性能等を向上させることになる。
従って、本実施形態の引違いサッシ1によれば、下枠3の中空部3cには、外障子6側の中空部3cと内障子7側の中空部3cとを分断する堰止めブロック3eを設けたため、下枠3の中空部3c内の外観左の内障子7側に入った空気や水が外観右の外障子6側に、或いはその逆方向へ流れなくなり、水密性や気密性を向上させることができる。
また、堰止めブロック3eによって外障子6側の中空部3cと内障子7側の中空部3cとが分断され、下枠3の内障子7側の中空部3cに入った空気が外障子6側の中空部3cを介し屋内へ侵入せず、その逆にも流れないため、水密性および気密性が向上するだけでなく、断熱性も向上させることができる。
また、本実施形態の引違いサッシ1では、中空部3cを形成する下枠3の上側面3d1のほぼ中央には、虫除け部材3gの位置決め突起3g1が嵌入する位置決め孔3e1が形成されており、当該位置決め孔3e1に嵌入した虫除け部材3gの位置決め突起3g1によって堰止めブロック3eが下枠3の中空部3c内に確実に固定されるため、この点でも、水密性や気密性、さらには断熱性を向上させることができる。
尚、上記実施形態の説明では、本発明に係るスライディングサッシの一例として引違いサッシ1により説明したが、本発明ではこれに限らず、片引きサッシ等のスライディングサッシに適用するようにしても勿論良い。
また、上記実施形態の説明では、機能部材として虫除け部材3gを一例に説明したが、本発明では、これに限らず、下枠3の水密部品等、下枠3に取り付ける他の機能部材でも良い。
1 引違いサッシ(スライディングサッシ)
2 上枠
3 下枠
3a 下枠外レール
3a1 水抜き孔
3b 下枠内レール
3b1 水抜き孔
3c 中空部
3d1 上側面
3d2 前側面
3d3 後側面
3d4 下側面
3e 堰止めブロック
3e1 位置決め孔
3f 排水口
3g 虫除け部材(機能部材)
3g1 位置決め突起
3h 外障子側レール間部材
3h1 水抜き孔
3h2 脚部
3i 第2レール間部材
3i1 排出孔
3i2 連絡通路
3j,3j 中継樹脂部材
3k 下部内障子ストッパー
3m 下部外障子ストッパー
3n 下部風止め板
3p 内障子側レール間部材
3p1 水抜き孔
4,5 縦枠
6 外障子
61 上框
62 戸先框
63 召合框
64 下框
65a,65b ガラス
67 グレージングチャンネル
68 ガラス収容溝部
69 戸車収容溝部
7 内障子
71 上框
72 戸先框
73 召合框
74 下框
75a,75b ガラス
77 グレージングチャンネル
78 ガラス収容溝部
79 戸車収容溝部

Claims (1)

  1. 上枠と下枠と左右の縦枠とにより枠組みした枠体の中に外障子と内障子とを納めたスライディングサッシにおいて、
    前記下枠は、その長手方向に延びる中空部を有し、その中空部内に前記外障子側の中空部と前記内障子側の中空部とを分断する堰止めブロックを設け
    前記中空部を形成する前記下枠の上側面には、機能部材の位置決め突起が嵌入する位置決め孔が形成されており、当該位置決め孔に嵌入した前記機能部材の位置決め突起によって前記堰止めブロックが前記下枠の中空部内に固定されることを特徴とするスライディングサッシ。
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