JP6711082B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、IPM型の回転電機に関する。
動力源として回転電機が各種装置に搭載されている。このような回転電機としては、高残留磁束密度のネオジム磁石を回転子の鉄心内部に埋め込んだ永久磁石式の同期モータであるIPM(Interior Permanent Magnet)型が多用されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
特開2009−118731号公報 特開2012−249520号公報
本発明は、軽量化かつエネルギ変換効率の向上が図れるIPM型の回転電機を提供することを目的としている。
上記課題を解決する本発明に係る回転電機は、磁極ごとに磁極を形成するための一対の永久磁石が埋め込まれている回転子と、前記回転子に対面する複数のティース間のスロットにコイルが収容されている固定子と、を備えた回転電機であって、前記回転子に、前記一対の永久磁石の間および前記回転子の回転軸の軸心を通るd軸に沿って、前記一対の永久磁石の間から前記回転子の回転軸側に伸びるようにフラックスバリアが形成されており、前記回転子は、前記磁極間および前記回転子の回転軸の軸心を通るq軸上に、磁束の通過経路を導く透磁率の小さな整流空隙を備え、前記整流空隙は、前記q軸上において複数個所に分離されるように配置されており、前記フラックスバリアは、前記q軸上に配置されている整流空隙のうち前記回転軸側に位置する前記整流空隙と周方向で重なる位置まで前記回転子の回転軸側に伸びている
このように本発明の一態様によれば、軽量化かつエネルギ変換効率の向上が図れるIPM型の回転電機を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るIPM型の回転電機の概略全体構成を示す平面図である。 図2は、図1に示す回転電機の一部の構成を示す拡大平面図である。 図3は、第12次空間高調波成分の磁束線および第12次空間高調波磁束ベクトル分布を示す平面図である。 図4は、図3に示す第12次空間高調波成分の磁束線および第12次空間高調波磁束ベクトル分布との比較例における第12次空間高調波成分の磁束線および第12次空間高調波磁束ベクトル分布を示す平面図である。 図5は、サイドエンド溝の有無に対応した応じた磁束波形をフーリエ級数展開して求めた静止座標系での第9次〜第15次の空間高調波磁束成分における磁束強度を示すグラフである。 図6は、図1に示すIPM型の回転電機の最大負荷駆動における磁石磁束と電機子磁束との合成磁束の磁束線を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図3、図5および図6は本発明に係るIPM(Interior Permanent Magnet)型の回転電機の一実施形態を示す図である。本実施形態の説明では、各図に向かって、固定子に対して回転子を反時計方向に回転させる場合を一例として説明する。
図1において、回転電機10は、概略円筒形状に形成された固定子11と、固定子11内に回転自在に収容された回転子12とを備える。回転子12は軸心を中心に回転する回転軸13に固定されていて回転軸13とともに回転する。回転電機10は、例えば、ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)や電気自動車(EV:Electric Vehicle)において、内燃機関と同様の駆動源として、あるいは車輪ホイール内に搭載する電動機として好適な性能を有している。
固定子11には、内側の周面に沿って均等な間隔をおいて複数のステータティース15が形成されている。複数のステータティース15は、回転軸13の軸心を通過する径方向の回転軸13に向かう方向に延出されている。複数本のステータティース15の回転軸13側の先端面によって形成されている内周面15aが、ギャップGを介して回転子12の外周面12aに対面している。
各ステータティース15には、3相巻線が分布巻により巻き付けられていて、3相巻線に電力が供給されると3相巻線は回転子12を回転駆動させる磁束を発生する。隣り合う一対のステータティース15の間にはスロット18が形成されている。スロット18には、ステータティース15に巻かれた3相巻線が配置されている。
回転子12には、回転方向に沿って、複数の対の空間17が均等な間隔をおいて形成されている。各対の空間17は、概略、外周面12aに向かって開くV字型を形成している。各空間17は、後述する永久磁石16が埋め込まれた矩形の空間17aと、空間17aの長手方向の両端側に形成されていて、磁束の回り込みを制限するフラックスバリアとして機能する空間17b、17c(以下ではフラックスバリア17b、17cともいう)とからなる。
各空間17aには、一枚の平板状の永久磁石16が埋め込まれている。これにより、一対の永久磁石16が、外周面12aに向かって開くV字型になるように配置されることになり、一対の永久磁石16によって1磁極が構成されている。各永久磁石16はエッジ部16aを有している。エッジ部16aは、各空間17aの縁に引っかかっていて永久磁石16が空間17a内で動かないようになっている。
隣り合う一対の空間17cの間にはセンタブリッジ20が形成されている。センタブリッジ20は、永久磁石16を高速回転時の遠心力に抗して動かないように保持し、さらに、空間17cの間を通過して軸心を通過する直径方向に延長されていることによって回転子12の外周側の部分と内周側の部分とを連結する。
このように、回転子12内に永久磁石16をV字に埋め込んだIPM構造では、磁極が作る磁束の方向に関して、回転軸13の軸心からV字を形成する一対の永久磁石16の間を通る中心軸をd軸とし、また、隣接する磁極間となる隣接する一対の永久磁石16同士の間を通り、d軸と電気的・磁気的に直交する中心軸をq軸とする。
回転電機10では、d軸に対応するステータティース15から進入する電機子磁束Ψrにトルクリプル増加原因となる5次や7次の空間高調波が多く重畳しないように、回転子12の外周面12aにセンタ溝21が形成されている。センタ溝21の深さは、センタ溝21のない寸法形状を基準として、最大負荷時に発生するトルクリプルが低減可能になるように決定される。また、センタ溝21は、固定子11のステータティース15に対する相対的な位置関係から寸法形状が決定される。
また、回転電機10では、トルクの減少を最小限にしつつ、無負荷時のコギングトルクや低負荷時および最大負荷時のトルクリプルを低減して全駆動領域でのトルクの脈動を抑えるためにサイド溝22が回転子12の外周面12a上に形成されている。各サイド溝22の形成されている位置は、外周面12a上において、1磁極を形成する一対の永久磁石16のそれぞれの外周面12aに近い角部からd軸側の位置である。
サイド溝22を回転子12の外周面12aの最適位置に形成することにより、いずれでもトルクリプルを低減することができている。
さらに、回転電機10は、サイド溝22を回転子12の外周面12aの最適位置に形成することにより、コギングトルクを50%以上低減することができている。
回転電機10では、回転子12の一対の永久磁石16で構成される1磁極に、回転子12の6本のステータティース15が対面する。すなわち、回転電機10は、隣り合う1磁極ごとに永久磁石16のN極とS極との組合せが反転し、8極(4極対)、48スロット、単相分布巻5ピッチで巻線した3相のIPMモータとなるように構成されている。言い換えると、回転電機10は、毎極毎相スロット数q=(スロット数/極数)/相数=2のIPM型構造を持つ。
これにより、回転電機10は、固定子11のスロット18内のコイルに通電してステータティース15から対面する回転子12内に磁束を通すことにより回転駆動することができる。より詳しく説明すると、回転電機10は、固定子11による回転磁界の極と永久磁石16との間に生じる吸引力または反発力に起因するマグネットトルクに加えて、磁束が通過する磁路を最短にしようとするリラクタンストルクとの総合トルクによって回転駆動することができる。これにより、回転電機10は、通電入力する電気的エネルギを、固定子11に対して回転子12と一体回転する回転軸13から、機械的エネルギとして出力することができる。
固定子11と回転子12は、ケイ素鋼などの電磁鋼板材料の薄板が所望の出力トルクに応じた厚さになるように、回転軸13の長手方向に沿った軸方向に積み重ねられて形成されている。回転子12は、積層状態を維持するようにカシメ19などにより一体に作製されている。
また、回転子12の外周面12a上に、外周面12aとq軸との交差する位置の近くの所定の位置にサイドエンド溝23が形成されている。所定の位置は、q軸の近傍であり、第12次の空間高調波の磁束成分が集中する位置である。サイドエンド溝23の最適な幅MHの寸法は、固定子11のステータティース15間に形成されるスロット18の開口幅SOの寸法と同一である。サイドエンド溝23の深さRG2は、サイド溝22の溝深さRG1と同様に、磁界解析等により回転電機10の構造に応じて決定することができる。
このように、回転子12の外周面12a上にサイドエンド溝23を形成することにより、サイドエンド溝23の位置を通過する磁気の抵抗を増加させることができる。このため、図3に示す破線で囲まれた領域EMに示すように、サイドエンド溝23の位置では第12次の空間高調波の磁束成分の鎖交が制限される。言い換えると、フラックスバリア17bのq軸近傍に第12次の空間高調波の磁束成分が集中することを抑制することができるようになる。
図4に、サイドエンド溝23のない回転子12Eによる磁束線図を比較例として示す。図4の磁束線図に示すように、フラックスバリア17bのq軸側近傍の破線で囲まれた領域EMにおいては、図3の破線で示された領域EMに示す第12次の空間高調波の磁束成分よりも、第12次の空間高調波の磁束成分が集中していることが分かる。この比較例のように、空間高調波磁束の鎖交が集中すると、トルクリプルや電磁騒音や鉄損の増加の要因となる。
また、図5は、回転子12とステータティース15との間で鎖交する磁束波形をフーリエ級数展開して求めた磁束量を示す図で、サイドエンド溝の有無に応じた第9次数から第15次数までの空間高調波の磁束量を示す。図5から、回転子12にサイドエンド溝23が形成されたことにより、第11次と第13次の空間高調波(第12次の空間高調波磁束を回転座標系から静止座標系に変換したときの空間高調波)の磁束量が低減できていることが分かる。この結果、回転電機10では、トルクリプルや電磁騒音や鉄損を低減することができる。
また、図1および図2に戻って説明すると、回転子12において、各対の永久磁石16が形成する各磁極間のq軸上に整流空隙30が形成されている。整流空隙30は、第1整流空隙31と第2整流空隙32とからなる。第1整流空隙31および第2整流空隙32は、q軸上に直列に配置されている。
第1整流空隙31および第2整流空隙32は、永久磁石16よりも回転軸13側に位置しており、空隙内部に透磁率の低い空気を存在させて磁束の通過を制限するように機能する。これにより、磁気飽和の発生しない範囲で磁束の流れを整流してq軸に沿って磁路の形成を促しながら性能に不要な磁路部分の鉄心を除くことができるため回転子の軽量化とイナーシャ低減を図ることができる。また、磁極毎に磁気抵抗の小さい磁気回路を形成することができる。
図2からわかるように、整流空隙30の全体的な概略の形状は、整流空隙31の外周面12a寄りの一端側が外周面12a側ほど細くなる先細り形状であり、反対に整流空隙32の回転軸13寄りの他端側が回転軸13側ほど幅広形状である。
具体的に説明すると、第1整流空隙31は、第2整流空隙32よりも外周面12a側に位置していて、回転軸13より外周面12a側に位置する先端部31aと、回転軸13側に位置する後端部31bとからなる。先端部31aは、図2に示すように、三角形状に形成されており、後端部31bは直径方向に長辺を有する長方形状に形成されている。第2整流空隙32は、外周面12a側から回転軸13側に向かって幅広になる台形に形成されている。整流空隙32の外周面12a側の幅は、第1整流空隙31の後端部31bの幅と略同一である。
図6は、回転電機10の最大負荷駆動における磁石磁束と電機子磁束との合成磁束の磁束線を示す。図6からわかるように、d軸を挟む一対の空間17cはステータティース15から回転子12内に進入する電機子磁束Ψrを回転軸13側に迂回させる。これに合わせて、整流空隙30は永久磁石16よりも回転軸13側に迂回する電機子磁束Ψrが隣接する磁極に向かってしまわないように磁束の流れを整流する。これにより、回転子12に、磁気飽和しない範囲で磁気抵抗が小さな磁気回路が形成される。この結果、回転電機10は、効率よくトルクTを発生させることができるようになる。
回転電機10は、図6に磁束線図として図示するように、1磁極を構成する一対の永久磁石16に対応する複数のステータティース15毎に、固定子11の外周側から回転子12内を通過する電機子磁束による磁路が形成されている。このような磁路を形成するように、ステータティース15に巻線コイルが分布巻きされている。永久磁石16は、電機子磁束Ψrの磁路に沿うように、言い換えると、その電機子磁束Ψrの形成を妨げないように、V字の一対の空間17の空間17a内に収容されている。
回転子12内に永久磁石16をV字型に埋め込むIPM構造の回転電機10の場合、トルクTは、下記の式(1)で表すことができ、マグネットトルクTmとリラクタンストルクTrとの和が最大となる電流位相にて駆動することで高トルク・高効率運転を実現している。
Figure 0006711082
Pp:極対数、Ψm:電機子(ステータティース15)鎖交磁石磁束、
id:線電流のd軸成分、iq:線電流のq軸成分、
Ld:d軸インダクタンス、Lq:q軸インダクタンス
ところで、回転電機10のトルクリプルは、3相の場合、1相1極毎の磁束波形に重畳する空間高調波と相電流に含まれる時間高調波に起因して、電気角で6f次成分(f=1、2,3...:自然数)で発生することが分かっている。
以下に、トルクリプルの発生原因について説明すると、3相出力(電力)P(t)とトルクτ(t)は、角速度をωm、各相の誘起起電力をEu(t)、Ev(t)、Ew(t)、角相の電流をIu(t)、Iv(t)、Iw(t)とすると、次の式(4)、式(5)で求めることができる。
P(t)=E(t)I(t)+E(t)I(t)+E(t)I(t) ・・・(4)
τ(t)=P(t)/ω
=[E(t)I(t)+E(t)I(t)+E(t)I(t)] ・・・(5)
3相トルクは、U相、V相、W相のそれぞれのトルクの和であり、mを電流の高調波成分、nを電圧の高調波成分を表すものとし、U相電流I(t)を次の式(6)と置くと、U相トルクτ(t)は次の式(7)のように表すことができる。
Figure 0006711082
相電流I(t)と相電圧E(t)は、いずれも対称波であるために「n」と「m」は奇数のみとなる。U相以外のV相トルクとW相トルクは、それぞれU相誘起電圧E(t)、U相電流I(t)に対して「+2π/3(rad)」、「−2π/3(rad)」の位相差であることから、全体のトルクとしては、「6」の係数の項だけが残るようにキャンセル(相殺)されて、
6f=n±m(f:自然数)、s=nα+mβ、t=nα−mβ
と、置くと、次の式(8)のように表すことができる。
Figure 0006711082
また、この誘起電圧は、磁束を時間微分して求めることができることから、各誘起電圧に含まれる高調波の次数と1相1極磁束に含まれる高調波も同じ次数成分が発生することになる。その結果、3相交流モータにおいては、磁束(誘起電圧)に含まれる空間高調波次数nと相電流に含まれる時間高調波次数mとの組み合わせが6fになるときに、その6f次成分のトルクリプルが発生していることになる。
よって、3相モータのトルクリプルは、上述するように、1相1極における磁束波形における空間高調波nと相電流の時間高調波mにおいては、n±m=6f(f:自然数)のときに発生することから、例えば、11次と13次の空間高調波(n=11、13)が重畳していると相電流の基本波(m=1)との合わせにより12次の高調波トルクが発生することが分かる。
そして、この回転電機10では、回転子12におけるV字空間17のフラックスバリア17cとして、永久磁石16を比率δ=1.44の寸法形状にしつつ軸心に向けての拡大サイズを最適化するために、軸心側の端部壁面位置を決定する。
回転電機10では、上記のトルクリプルなどのトルク特性に基づいて、回転子12におけるセンタ溝21の最適な寸法形状を決定している。
また、本実施形態の他の態様としては、図示することは省略するが、回転電機10のように径方向にギャップGを形成するラジアルギャップ構造に限らずに、回転軸方向にギャップを形成するアキシャルギャップ構造に適用することも可能である。また、軸心側を固定子として、外周側を回転子とする、所謂、アウターロータタイプに適用することもできる。
また、回転電機10は、車載用に限定されるものではなく、例えば、風力発電や、工作機械などの駆動源として好適に採用することができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10 回転電機(IPM型)
11 固定子
12 回転子
12a 外周面
13 回転軸
15 ステータティース
16 永久磁石
17 V字空間
17b、17c フラックスバリア
18 スロット
20 センタブリッジ
21 センタ溝
22 サイド溝
23 サイドエンド溝
30、31、32 整流空隙
35、36 連結ブリッジ
G エアギャップ

Claims (4)

  1. 磁極ごとに磁極を形成するための一対の永久磁石が埋め込まれている回転子と、前記回転子に対面する複数のティース間のスロットにコイルが収容されている固定子と、を備えた回転電機であって、
    前記回転子に、前記一対の永久磁石の間および前記回転子の回転軸の軸心を通るd軸に沿って、前記一対の永久磁石の間から前記回転子の回転軸側に伸びるようにフラックスバリアが形成されており、
    前記回転子は、前記磁極間および前記回転子の回転軸の軸心を通るq軸上に、磁束の通過経路を導く透磁率の小さな整流空隙を備え、
    前記整流空隙は、前記q軸上において複数個所に分離されるように配置されており、
    前記フラックスバリアは、前記q軸上に配置されている整流空隙のうち前記回転軸側に位置する前記整流空隙と周方向で重なる位置まで前記回転子の回転軸側に伸びている、回転電機。
  2. 前記q軸上の複数個所に分離している前記整流空隙のうち、前記回転軸側に位置する前記整流空隙の前記回転子の回転軸と直交する断面形状は、前記回転子の内周面側ほど太くなる形状に形成されている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記回転子の外周面には、前記d軸を挟んで対称に配置された一対のサイド溝と、前記d軸を挟んで前記一対のサイド溝の外側に配置された一対のサイドエンド溝とが形成されており、
    前記サイド溝は前記サイドエンド溝よりも幅広に形成されて、前記サイドエンド溝は前記固定子側のスロットと同等の幅に形成されており、
    前記サイドエンド溝は、前記q軸の近傍に配置されている、請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 永久磁石が埋め込まれている回転子と、前記回転子に対面する複数のティース間のスロットにコイルが収容されている固定子と、を備える回転電機であって、
    前記回転子において、前記永久磁石が形成する磁極間のq軸上に、磁束の通過経路を導く透磁率の小さな整流空隙を備え、
    前記整流空隙は、前記q軸上において複数個所に分離されるように配置されており、
    前記回転子は、カシメ部によって連結された複数の電磁鋼板で構成され、
    前記カシメ部は、前記q軸上に分離して配置される整流空隙同士の間に配置されている、回転電機。
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