JP6708927B2 - 光化学電極 - Google Patents

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Description

本発明は、人工光合成に使用可能な光化学電極に関する。
地球環境問題、及びエネルギー問題から、COを排出しないクリーンエネルギー創成技術が注目されている。
クリーンエネルギー創成技術の一つである人工光合成技術では、太陽光のエネルギーを用いて、光半導体材料(アノード電極部)から発生する電子を水中のプロトンと反応させて水素を形成することができる。また、水中にCOを溶解させておくと、電子、プロトン、及びCOの反応から、蟻酸、ホルムアルデヒド、メタン、メタノールなどエネルギー源となる有機化合物の生成も可能である。
従来から知られている人工光合成システムは、例えば、以下のとおりである。水中にアノード電極及びカソード電極を設置し、導体によりそれらを導通させる。前記アノード電極上に形成した光触媒半導体材料(可視光で励起可能なバンドギャップの小さな半導体材料)に太陽光を照射して、電荷・ホール分離を行い、励起させた電子を導線で伝達させる(例えば、特許文献1参照)。そうすることで、前記カソード電極上でプロトンと電子とが反応して、水素が生成される。
特開2015−200016号公報
しかしながら、人工光合成システムにおいて、アノード電極上に形成した光触媒半導体材料に太陽光を照射した際に、場合によっては、形成された電子とホールとが再結合する。そのため、水素生成反応に用いるための電荷量が低下し、水素生成のための高い光電流が得られないという問題があった。
そこで、本発明は、高い光電流が得られる光化学電極を提供することを目的とする。
一つの態様では、光化学電極は、
導電層と、前記導電層上に光励起材料を含有する光励起材料層とを有し、
前記光励起材料層が、以下の条件(A)及び条件(B)の少なくともいずれかを満たす。
条件(A):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が小さくなる。
条件(B):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が小さくなる。
一つの側面では、高い光電流が得られる光化学電極を提供できる。
図1は、開示の光化学電極の一例の概念図である。 図2は、一般的な光励起材料のバンド構造を示す図である。 図3Aは、開示の光化学電極の一例の断面模式図である。 図3Bは、図3Aの光化学電極における伝導帯の下端、及び価電子帯の上端の変化を示す模式図である。 図4Aは、開示の光化学電極の一例の断面模式図である。 図4Bは、図4Aの光化学電極における伝導帯の下端、及び価電子帯の上端の変化を示す模式図である。
(光化学電極)
開示の光化学電極は、導電層と、光励起材料層とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記光励起材料層は、光励起材料を含有する。
前記光励起材料層は、以下の条件(A)及び条件(B)の少なくともいずれかを満たす。
条件(A):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が小さくなる。
条件(B):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が小さくなる。
人工光合成システムにおいて、アノード電極上に形成した光触媒半導体材料に太陽光を照射した際に、場合によっては、形成された電子とホールとが再結合する。そのため、水素生成反応に用いるための電荷量が低下し、水素生成のための高い光電流が得られないという問題がある。
そこで、本発明者らは、鋭意検討を行った。
本発明においては、光励起材料において生じた電子とホールとを分離させるために、光化学電極の光励起材料層において、バンド構造中の伝導帯(コンダクションバンド)又は価電子帯(バレンスバンド)のエネルギー準位に勾配を持たせた。即ち、前記光化学電極において、前記光励起材料層が、前記条件(A)及び前記条件(B)の少なくともいずれかを満たすようにした。前記条件(A)によるバンド勾配により、電子は、ポテンシャルの低い導電層側に移動しやすくなる。一方、前記条件(B)によるバンド勾配により、ホールは、やはりポテンシャルの低い前記導電層側と反対側(例えば、水側)に移動しやすくなり、水と反応し酸素を発生する。このために、光励起で形成された電子とホールとは再結合しにくくなり、それぞれの反応系へ輸送される。その結果、高い光電流が得られる。
以上を、概念図を用いて説明すると、以下のようになる。
図1は、開示の光化学電極の一例の概念図である。
図1の光化学電極は、導電層1と、光励起材料層2とを有する。
光励起材料層2においては、前記条件(1)及び前記条件(2)を満たしている。即ち、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向って、伝導帯(C.B.)の下端が低くなっている。また、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向って、価電子帯(V.B)の上端が低くなっている。
そのため、光照射(hν)によって光励起材料層2の光励起材料において生じた電子は、前記条件(1)によるバンド勾配により、ポテンシャルの低い導電層側に移動する。一方、光照射(hν)によって光励起材料層2の光励起材料において生じたホールは、前記条件(2)によるバンド勾配により、やはりポテンシャルの低い前記導電層側と反対側(例えば、水側)に移動し、水(図1においてはOH)と反応し酸素を発生する。このために、光励起で形成された電子とホールとは再結合しにくくなり、それぞれの反応系へ輸送される。その結果、高い光電流が得られる。
<導電層>
前記導電層としては、導電性を有する層であれば、その材質、形状、大きさ、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記導電層の材質としては、例えば、金属、金属酸化物などが挙げられる。
前記金属としては、例えば、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、ビスマス(Bi)、鉛(Pb)、インジウム(In)、錫(Sn)、亜鉛(Zn)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)などが挙げられる。
前記金属酸化物としては、例えば、スズドープ酸化インジウム(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、酸化亜鉛、酸化インジウム(In)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、酸化スズ、酸化亜鉛−酸化スズ系、酸化インジウム−酸化スズ系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などが挙げられる。
前記導電層が薄膜の場合、前記導電層は支持体に支持されていてもよい。
前記支持体としては、例えば、ガラス板などが挙げられる。
<光励起材料層>
前記光励起材料層は、光励起材料を含有する。
前記光励起材料層は、前記条件(A)及び前記条件(B)の少なくともいずれかを満たす。
ここで、前記光励起材料とは、光を吸収して励起する材料を意味する。
前記条件(A)及び前記条件(B)のそれぞれは、例えば、前記光励起材料層を多層構造とし、各層にバンド構造の異なる光励起材料を含有させることにより、満たすことができる。
一般的に知られている光励起材料は、図2に示すようなバンド構造を有する。そこで、例えば、これらの光励起材料を適切に選択し、各光励起材料を含有する層を積層して光励起材料層を作製することにより、前記条件(A)及び前記条件(B)の少なくともいずれかを満たす光励起材料層が得られる。
ここで、−5.73V(vs VAC)は、真空準位におけるO/HOの酸化還元電位を表す。
−4.5V(vs VAC)は、真空準位におけるH/Hの酸化還元電位を表す。
その点において、前記光励起材料層は、複数の層を有する多層構造であり、前記多層構造が、以下の条件(A−1)及び条件(B−1)の少なくともいずれかを満たすことが、光励起材料層の作製が容易である点で好ましい。
条件(A−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が段階的に小さくなる。
条件(B−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が段階的に小さくなる。
前記光励起材料層の作製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記光励起材料層が多層構造の場合、各層を構成する各光励起材料を用いて、物理蒸着法、化学蒸着法などにより、各層を作製する方法が挙げられる。
また、光励起材料が、粉末の場合には、エアロゾルデポジション法により各層を作製することもできる。前記エアロゾルデポジション法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明者らが寄稿した論文(ADVANCED ENGINEERING MATERIALS, 2013, 15, No.11, 1129−1135)に記載の方法などが挙げられる。
前記光励起材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸化物、窒化物、炭化物、硫化物、III−V族化合物半導体、II−VI族化合物半導体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記光励起材料層が複数の層を有する多層構造の場合、前記複数の層の少なくとも1層は、固溶体の光励起材料を含有することが好ましい。
前記固溶体の光励起材料は、MN(Mは、Ga、Al、及びInの少なくともいずれかである。)とZnOとの固溶体であることが好ましい。そのような固溶体としては、例えば、窒化ガリウム−酸化亜鉛固溶体、窒化アルミニウム−酸化亜鉛固溶体、窒化インジウム−酸化亜鉛固溶体などが挙げられる。なお、Ga、Al、及びInは、第13族元素であるという共通点を有する。
前記固溶体においては、前記ZnOの含有量が、30モル%以上であることが、以下の理由から好ましい。前記固溶体のバンドギャップが小さく、伝導帯の下端位置の準位が、水素標準電位0より大きく、かつ1より小さくなる。
前記光励起材料層は、前記導電層側の面と反対側の面において、価電子帯の上端と伝導帯の下端との間に、H/Hの酸化還元電位とO/HOの酸化還元電位とがあることが好ましい。そうすることにより、開示の光化学電極のみで水の酸化分解を行うことができる。
前記光励起材料層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1μm〜10μmなどが挙げられる。
前記光励起材料層が複数の層を有する多層構造の場合、各層の平均厚みとしては、例えば、0.5μm〜2μmなどが挙げられる。
ここで、図を用いて、開示の光化学電極の一例を説明する。
図3Aは、開示の光化学電極の一例の断面模式図である。図3Bは、図3Aの光化学電極における伝導帯の下端(CBM)、及び価電子帯の上端(VBM)の変化を示す模式図である。
図3A及び図3Bに示す光化学電極は、導電層1と、光励起材料層2とを有する。
光励起材料層2は、光励起材料を含有する。
図3Bにおいて破線で示すように、光励起材料層2では、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端(CBM)の電位が連続的に小さくなっている。
また、図3Bにおいて破線で示すように、光励起材料層2では、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端(VBM)の電位が連続的に小さくなっている。
図4Aは、開示の光化学電極の一例の断面模式図である。図4Bは、図4Aの光化学電極における伝導帯の下端(CBM)、及び価電子帯の上端(VBM)の変化を示す模式図である。
図4A及び図4Bに示す光化学電極は、導電層1と、光励起材料層2とを有する。
光励起材料層2は、4つの層(2A、2B、2C、2D)が積層された多層構造である。4つの各層は、それぞれ異なった光励起材料を含有する。そして、光励起材料層2において4つの層は、前記条件(A−1)及び前記条件(B−1)を満たすように配されている。
そのため、図4Bにおいて破線で示すように、光励起材料層2では、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端(CBM)の電位が段階的に小さくなっている。
また、図4Bにおいて破線で示すように、光励起材料層2では、導電層1側の面と反対側の面から導電層1側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端(VBM)の電位が段階的に小さくなっている。
<用途例>
前記光化学電極は、人工光合成を行う二酸化炭素還元装置のアノードに使用するアノード電極として有用である。
前記二酸化炭素還元装置は、アノード電極である前記光化学電極と、プロトン透過膜と、カソード電極とをこの順で有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
<原材料>
以下の光励起材料を用意し、使用した。
・ZnO(100)粉末:平均粒径500nmの酸化亜鉛
・WO(100)粉末:平均粒径500nmの酸化タングステン
・TiO(100)粉末:平均粒径500nmのアナターゼ型酸化チタン
・SrTiO(100)粉末:平均粒径500nmのチタン酸ストロンチウム
<<光励起材料の調製>>
以下の光励起材料を公知の方法を用いて調製した。なお、以下の光励起材料において、カッコ内の数値は、モル比率を表す。即ち、GaN(60)−ZnO(40)固溶体は、GaNとZnOとのモル比率(GaN:ZnO)が60:40の固溶体である。
・GaN(60)−ZnO(40)固溶体(平均粒径500nm)
・GaN(50)−ZnO(50)固溶体(平均粒径500nm)
・GaN(40)−ZnO(60)固溶体(平均粒径500nm)
・GaN(30)−ZnO(70)固溶体(平均粒径500nm)
・GaN(20)−ZnO(80)固溶体(平均粒径500nm)
これらの光励起材料は、Ga粒子とZnO粒子とを、得られる固溶体におけるGaNとZnOとのモル比率が所定のモル比率となるように混合し、窒素雰囲気もしくはアンモニア雰囲気下で熱処理することにより、調製した。
例えば、GaN(60)−ZnO(40)固溶体は、Ga粒子とZnO粒子とを、得られる固溶体におけるGaNとZnOとのモル比率(GaN:ZnO)が、60:40になるように混合し、窒素雰囲気もしくはアンモニア雰囲気下で750℃、5時間熱処理することにより、調製した。
上記各光励起材料のCBM(Conduction Band Minimum、伝導帯の下端)の電位及びVBM(Valence Band Maximum、価電子帯の上端)の電位を表1−1及び表1−2に示す。表1−1及び表1−2のCBMの電位、VBMの電位は、真空準位における電位(V)である。以下の表2〜表8においても同様である。これらは、X線分光法(XPS)から求めた真空準位と分光器で求めたバンドギャップからの算出法、もしくはモットショットキープロットで求めた準位と分光器で求めたバンドギャップからの算出法により算出される。
(実施例1)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、ZnO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(20)−ZnO(80)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第2層)に、GaN(40)−ZnO(60)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第3層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第3層)に、GaN(50)−ZnO(50)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第4層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第4層)に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第5層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、本発明者らが寄稿した論文(ADVANCED ENGINEERING MATERIALS, 2013, 15, No.11, 1129−1135)に記載の方法に従った。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表2に示す。
<光電流の測定>
得られた光化学電極を、NaSO 0.5mol水系電解液に浸し、端部を金属線と接続し、対向電極に白金板を配置し、外部電源及び電流計測ユニット(ポテンショスタット)を両電極の間に設置した。
光化学電極の表面に1SUN 100mA/cmの疑似太陽光を照射し、この時の電流値を計測した。その結果、バイアス電圧1Vで1.0mA/cmを得た。
(比較例1)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.3mA/cmを得た。
(比較例2)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、ZnO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.1mA/cmを得た。
(実施例2)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、ZnO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(20)−ZnO(80)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第2層)に、GaN(30)−ZnO(70)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第3層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第3層)に、GaN(40)−ZnO(60)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第4層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第4層)に、GaN(50)−ZnO(50)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第5層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第5層)に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第6層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表3に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで1.0mA/cmを得た。
(比較例3)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(50)−ZnO(50)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第2層)に、GaN(40)−ZnO(60)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第3層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第3層)に、GaN(30)−ZnO(70)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第4層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第4層)に、GaN(20)−ZnO(80)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第5層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第5層)に、ZnO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第6層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表4に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.0005mA/cmを得た。
(実施例3)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、WO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(20)−ZnO(80)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第2層)に、GaN(40)−ZnO(60)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第3層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第3層)に、GaN(50)−ZnO(50)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第4層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表5に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで1.2mA/cmを得た。
(比較例4)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、WO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.001mA/cmを得た。
(実施例4)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、TiO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(50)−ZnO(50)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第2層)に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第3層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表6に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.8m/cmを得た。
(実施例5)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、SrTiO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表7に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.6mA/cmを得た。
(比較例5)
<光化学電極の作製>
FTO(フッ素ドープ酸化スズ)薄膜が形成されたガラスを用いた。
前記FTO薄膜に、GaN(60)−ZnO(40)固溶体を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第1層)を形成した。
続いて、形成された前記薄膜(第1層)に、SrTiO(100)粉末を、エアロゾルデポジション法により吹付け、平均厚み1μmの薄膜(第2層)を形成した。
続いて、窒素雰囲気中600℃で30分間アニールを行った。
以上により、光化学電極が得られた。
なお、エアロゾルデポジション法は、実施例1におけるエアロゾルデポジション法と同様の方法である。
得られた光化学電極における光励起材料層の構成及び光励起材料層の各層のCBMの電位、及びVBMの電位を表8に示す。
得られた光化学電極について、実施例1と同様に、光電流を測定した。その結果、バイアス電圧1Vで0.0002mA/cmを得た。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
導電層と、前記導電層上に光励起材料を含有する光励起材料層とを有し、
前記光励起材料層が、以下の条件(A)及び条件(B)の少なくともいずれかを満たすことを特徴とする光化学電極。
条件(A):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が小さくなる。
条件(B):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が小さくなる。
(付記2)
前記光励起材料層が、複数の層を有する多層構造であり、
前記多層構造が、以下の条件(A−1)及び条件(B−1)の少なくともいずれかを満たす付記1に記載の光化学電極。
条件(A−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が段階的に小さくなる。
条件(B−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が段階的に小さくなる。
(付記3)
前記複数の層の少なくとも1層が、固溶体の光励起材料を含有する付記2に記載の光化学電極。
(付記4)
前記光励起材料が、MN(Mは、Ga、Al、及びInの少なくともいずれかである。)とZnOとの固溶体である付記3に記載の光化学電極。
(付記5)
前記固溶体における前記ZnOの含有量が、30モル%以上である付記4に記載の光化学電極。
1 導電層
2 光励起材料層

Claims (5)

  1. 導電層と、前記導電層上に光励起材料を含有する光励起材料層とを有し、
    前記光励起材料層が、3以上6以下の層を有する多層構造であり、
    前記多層構造が、以下の条件(A−1)及び条件(B−1)の少なくともいずれかを満たすことを特徴とする光化学電極。
    条件(A−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、伝導帯の下端の電位が段階的に小さくなる。
    条件(B−1):前記導電層側の面と反対側の面から前記導電層側の面に向かうにしたがって、価電子帯の上端の電位が段階的に小さくなる。
  2. 前記3以上6以下の層の少なくとも1層が、固溶体の光励起材料を含有する請求項1に記載の光化学電極。
  3. 前記光励起材料が、MN(Mは、Ga、Al、及びInの少なくともいずれかである。)とZnOとの固溶体である請求項2に記載の光化学電極。
  4. 前記固溶体における前記ZnOの含有量が、30モル%以上である請求項3に記載の光化学電極。
  5. 前記多層構造に含まれる各層が、GaNとZnOとの固溶体であり、
    前記多層構造において、前記各層のGaNとZnOとの混合比が相互に相違する請求項1に記載の光化学電極。
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