JP6707755B2 - 建物の解体方法 - Google Patents

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Description

本発明は建物の解体方法に関し、とくに建物を下の階から順番に解体する方法に関する。
建物を下の階から上の階に解体する方法は開発されている。(特許文献1参照)
この解体方法は、建物を1階から順番に上層階に向かって解体する。解体する最も下の階の複数カ所で壁の一部を除去して除去部に伸長したジャッキをセットし、ジャッキで建物を倒れないように垂直姿勢に保持し、この状態でジャッキで支持していない最も下の階の壁面や床面を解体して除去し、その後、ジャッキを収縮して建物全体を降下し、建物全体を降下させた状態で、最も下の階となった壁の一部を除去して伸長したジャッキをセットして建物を垂直姿勢に保持し、この状態で、ジャッキで支持しない最も下の階の壁等を解体して除去する工程を繰り返して建物全体を下の階から上の階に順番に解体して全体を解体する。
特開平4−131469号公報
以上の解体方法は、建物を下の階から解体するので、高所の解体作業を必要とせずに安全に解体できる特徴がある。しかしながら、この解体方法は、建物の下の階を複数のジャッキで支持して建物を倒れないように支持するので、ジャッキが倒れると建物が不安定になる弊害が発生する。
本発明は以上の欠点を解消することを目的として開発されたもので、本発明の大切な目的は、複数のジャッキで建物を安定に垂直姿勢に自立させながら、下の階から上の階に向かって順番に各階を安全に解体できる建物の解体方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の請求項1の建物の解体方法は、建物1の同一階の複数カ所を破壊して各々の破壊部3にジャッキ4をセットし、複数のジャッキ4でもって建物1を下から支持して垂直姿勢に保持した後、ジャッキ4で支持している階であって、ジャッキ4で支持しない領域を解体する解体工程と、解体工程で建物1を解体した後、ジャッキ4を収縮して建物1を垂直姿勢に保持して降下させる降下工程と、ジャッキ4の上方を破壊して破壊部3にジャッキ4を伸長して建物1を支持するジャッキ4の伸長工程とからなり、これらの工程を繰り返すことで、建物1全体を解体する建物の解体方法で、建物の複数カ所を支持している複数のジャッキ4を連結具5で互いに連結して垂直姿勢に保持する。
以上の解体方法は、複数のジャッキで建物を安定に垂直姿勢に自立させながら、下の階から上の階に向かって順番に各階を安全に解体できる特長がある。それは、複数のジャッキを連結することで、各々のジャッキが倒れるのを確実に防止して、垂直姿勢のジャッキが建物を倒れないように保持するからである。
本発明は、建物の解体方法を以下に限定するものではないが、以下の構成とすることができる。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項2に記載するように、ジャッキ4を建物の柱2を支持する位置にセットすることで、柱をジャッキで支持して、柱の間の壁を解体して、建物を安定に垂直姿勢に保持しながら能率よく解体できる特長がある。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項3に記載するように、連結具5に鋼材を使用することができ、さらに請求項4に記載するように、連結具5の鋼材を形鋼とすることができる。連結具に鋼材を使用し、さらに形鋼でジャッキを連結することで、ジャッキをより倒れないように強固に連結して垂直姿勢に配置して、建物を安定して倒れないように保持して解体できる特長がある。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項5に記載するように、連結具5を建物1の壁に沿って配置して、柱の下端にセットしているジャッキ4に連結し、連結具5をジャッキ4を介して枠形状に連結して、建物をより安定して垂直姿勢に保持できる。この方法は、連結具を枠形状に連結することで、枠体の連結具でジャッキをより安定して倒れないように支持して安全に建物を解体できる特長がある。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項6に記載するように、ジャッキ4を最初に2階以上の、好ましくは2階にセットして、ジャッキ4をセットした階から順番に上層部を解体した後、最後にジャッキ4をセットした階を解体することができる。この建物の解体方法は、建物の解体作業を2階以上の階で行うため、1階に、解体重機や運搬車両などを配置することができて、作業効率を向上できる。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項7に記載するように、建物1の1階からジャッキ4をセットする階の外側に、解体する建物1の飛散を防止する養生壁10を配置し、養生壁10を建物1に連結して垂直姿勢に配置して、建物1を下の階から順番に上層階を解体することができる。この建物の解体方法は、養生壁を安定的にセットして、解体物の飛散や騒音を防止できる特長がある。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項8に記載するように、ジャッキ4には、雄ねじロッドを雌ねじ孔の筒体にねじ込んで雄ねじロッドを伸縮する機械式ジャッキ4を使用して、連結具5を筒体に連結することができる。このジャッキは、機械的に伸縮ロッドを停止するので、油圧や空気圧のシリンダでロッドを伸縮させるジャッキに比較して、建物をより安定して垂直姿勢に保持できる特長がある。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項9に記載するように、建物1の内部を解体した後、建物の外周部にジャッキ4をセットして外壁を解体する。建物の内部を先に解体することで建物が軽量化するので、より安定して建物を垂直姿勢に保持できる。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項10に記載するように、ジャッキ4をセットする階において、建物1の内部の床13を解体せずに残存させ、床13に建物1を解体する解体重機11を配置して、解体工程を行うことができる。ジャッキをセットする階の床を解体せずに残すことで、建物がより安定した状態で自立するので、ジャッキで支持する建物の上層階を、より一層安定して垂直姿勢に保持できる。また、ジャッキをセットする階、すなわち解体工程を行う階の床に解体重機を配置するので、解体重機とジャッキで支持しない領域である解体領域との距離が近くなり、アームの短い小型の解体重機で解体することができる。
本発明のある態様にかかる建物の解体方法は、請求項11に記載するように、ジャッキ4をセットする階において、建物1の内部の床13に開口穴14を設けることができる。解体工程で発生する解体物を、開口穴から落下させて搬出できるので、解体工程の作業をスムーズに行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる建物の解体方法の工程を示す概略工程図である。 図1に示すジャッキをセットした状態の建物の概略拡大断面図である。 図1に示すジャッキを連結具で連結した状態の建物の概略拡大断面図である。 ジャッキと連結具を示す斜視図である。 図4に示す、ジャッキと連結具の変形例である。 ジャッキを連結具で連結した状態の建物の概略水平断面図である。 図1に示す降下工程と伸長工程の詳細を示す概略工程図である。 図1に示す降下工程と伸長工程の詳細を示す概略工程図である。 本発明の一実施形態にかかる建物の解体方法の他の一例を示す概略断面図である。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想の具体例を示すものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
本発明の建物の解体方法は、主として居宅、店舗、事務所等の建物であって、種々の構造、例えば鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造等の建物を解体する解体方法として採用される。
本発明の建物の解体方法は、解体する建物の同一階の複数カ所を破壊して各々の破壊部にジャッキをセットし、セットした複数のジャッキで建物を下から支持して垂直姿勢に保持した後、ジャッキで支持している階においてジャッキで支持しない領域を解体する解体工程と、解体工程で建物を解体後、ジャッキを収縮して建物を垂直姿勢に保持しながら降下させる降下工程と、ジャッキの上方を破壊して破壊部にジャッキを伸長して建物を支持する伸長工程とで、建物全体を解体する。本発明の建物の解体方法は、建物の下の階にジャッキをセットして建物を下から支持する状態で、解体工程と降下工程と伸長工程とにより建物全体を解体するが、さらに建物の複数カ所にセットされて支持しているジャッキ同士を連結具で互いに連結して垂直姿勢に保持することで、建物をより安定的に垂直姿勢に保持することを特徴とする。このジャッキ同士を互いに連結する工程を連結工程とする。
本発明の一実施形態に係る建物の解体方法の工程を図1〜図3に示す。図1では、解体される建物1を5階建てとし、伸長工程で建物1にジャッキ4をセットする階を2階とする例を示しているが、本発明の建物の解体方法は、解体される建物の階数を限定せず、2階以上の全ての建物に採用することができる。また、ジャッキ4をセットするは、2階に限定するものではなく3階でも良い。本発明の建物の解体方法は、ジャッキ4をセットするを、解体する建物の階数や構造に応じて変えることができるが、好ましくは地上階において2階〜3階、さらに好ましくは2階とする。以下、内部解体工程で建物の内部を解体した後、建物の外周部を解体する解体方法を詳述する。
(内部解体工程)
内部解体工程では、解体する建物1の内部を解体して撤去し、建物1の外周部を残して建物1の内部を空洞化する。内部解体工程で解体される箇所は、図1の(1)において鎖線で示すように、解体する建物1の内部、すなわち、天井や床、間仕切り壁等である。内部が解体されて撤去された建物1は、建物1の外周部に位置する構造体、つまり外壁や柱2、横架材等のみとなり、その形状が筒状となる。筒状となった建物1は、その全重量が軽くなる上に平面視において重量のバラツキが生じにくいので、後述するジャッキのセット工程でジャッキ4をセットした状態でも、安定して垂直姿勢に自立する。また、解体する建物1の構造耐力において主要な部分が建物1の内部に位置する場合は、その部分を解体せずに残存させる。さらに、ジャッキ4をセットする階の、床13を解体せずに残しても良い。後述するが、ジャッキのセット工程や解体工程において、スムーズに作業を行うことができるからである。ただし、内部解体工程は必ずしも行わずともよい。建物内部の解体及び撤去は、解体工程において行うことができるからである。
(ジャッキのセット工程)
この工程では図2に示すように、解体する建物1の同一階の複数カ所を破壊し、この破壊部3にジャッキ4をセットする。セットされた複数のジャッキ4は、建物1を下から垂直姿勢に保持する。ジャッキ4をセットする箇所は、解体する建物1を安定して支持できる箇所である。建物1を安定して支持できる箇所とは、建物1の構造耐力上主要な部分で、例えば壁や柱2である。図1では、解体する建物1の2階の柱2にジャッキ4をセットする例を示している。ジャッキ4をセットする2階の柱2の下部を破壊し、この破壊部3にジャッキ4をセットして建物1を下から支持する。また、ジャッキ4のセットは、後述する養生工程にて配置される養生壁10を足場として利用するが、建物1の内部に仮設足場を設けてもよい。内部解体工程にて、床13を残存させた場合は床13を利用して、ジャッキ4のセットを行う。
解体される建物1にセットするジャッキ4は、建物1を下部から支持し垂直姿勢で保持するためのもので、垂直方向に伸縮自在に可動する。垂直姿勢で自立可能なジャッキ4は、シリンダー部4Aと、このシリンダー部4Aに対して伸縮自在に連結された伸縮ロッド4Bとを備える。図4に示すジャッキ4は、垂直姿勢で配置された雌ねじ孔の筒体であるシリンダー部4Aと、このシリンダー部4Aに対して軸方向に出し入れされる雄ねじ状の伸縮ロッド4Bとを備えている。ジャッキ4は、シリンダー部4Aに伸縮ロッド4Bをねじ込むことで伸縮ロッド4Bが伸縮する構造の機械式ジャッキである。また、シリンダー部4Aの下端には固定プレート4C、伸縮ロッド4Bの上端には支持プレート4Dがそれぞれ設けられている。固定プレート4C及び支持プレート4Dは、垂直姿勢のシリンダー部4Aや伸縮ロッド4Bに対して水平な姿勢となるように固定されている。これにより、ジャッキ4を安定して垂直姿勢に保持しながら、支持プレート4Dで建物1を安定して支持できる。また、機械式ジャッキは、伸縮ロッド4Bの伸縮を機械的に調整するので、建物1を安定して支持することができる。ただし、建物1にセットされるジャッキ4は以上の構造のジャッキ4に限定されるものでななく、建物1を安定して支持することができる種々の構造、例えば油圧ジャッキ等を使用することができる。
以上の構造のジャッキ4を建物1の2階の柱2にセットするジャッキのセット工程では、図1の(2)及び図2においてクロスハッチングで示すように、ジャッキ4をセットする2階の柱2の下部を、建物1の構造に応じた機具を使用して破壊する。この破壊部3に伸縮ロッド4Bを伸長した状態のジャッキ4をセットする。したがって、ジャッキ4をセットする破壊部3は、伸長した状態のジャッキ4をセットできる高さに合わせて破壊される。柱2の下部を破壊した後、ジャッキ4の支持プレート4Dを、下部が破壊された柱2の下端に位置するようにジャッキ4をセットする。また、ジャッキ4のセットは、柱2の下部を破壊した後、直ちに行うのが好ましい。
以上のようにして、柱2の破壊とジャッキ4のセットとを繰り返しながら、図1の(3)に示すように、2階の全ての柱2を破壊してジャッキ4をセットする。ただし、2階の全ての柱2に対してジャッキ4をセットせずともよい。使用するジャッキ4の数量と、ジャッキ4をセットする位置は、各々のジャッキ4の耐荷重や、建物1の重量と構造耐力とを考慮して決定する。例えば、ジャッキ4のセット位置は、図6の実線に示すように、解体される建物1の隅部に位置する柱2のみでもよい。隅部に位置する柱2にジャッキ4をセットすることで、建物1全体を支持することができるからである。
しかしながら、外壁に連結された柱2の位置に平面視において偏りが生じている建物もある。この場合は、壁の一部を破壊してその下端にジャッキ4をセットし、ジャッキ4のセット位置に偏りが生じないように適宜調整してもよい。また、各階によって柱2の位置が異なる建物もある。例えば、2階の柱2の直上に3階の柱2が配置されていない場合や、逆に2階では壁が配置されている箇所に、3階よりも上層階に柱2が配置されている構造の建物である。この場合は、上層階の柱2の位置を確認し、その位置に対応する部分を破壊して、あらかじめジャッキ4をセットすることもできる。
(連結工程)
連結工程では、ジャッキのセット工程において所定の位置にセットされた複数のジャッキ4を、連結具5で互いに連結して、各々のジャッキ4を垂直姿勢に保持する。連結具5で互いが連結された複数のジャッキ4は、各々が傾倒することなく、より安定した状態で建物1の上層階部を支持することができる。
連結具5は、建物1にセットされた複数のジャッキ4を連結して、垂直姿勢に保持するための部材である。連結具には鋼材を使用することができる。図4に示す連結具5は、ジャッキ4に固定される固定片6と、各々のジャッキ4に固定された固定片6を連結する連結フレーム7とを備えている。固定片6は、所定の長さに切断した山形鋼で、この山形鋼の一方の連結片6Aをジャッキ4のシリンダー部4Aの外周面に溶接して固定し、他方の連結片6Aに連結穴を設けている。また、連結フレーム7は、所定の長さの山型鋼で、長手方向の両端部に連結穴を設けている。固定片6と連結フレーム7とは、図1の(4)及び図3に示すように、それぞれに設けられた連結穴にボルト8を挿通し、連結フレーム7を水平方向に連結する。
図4に示す連結具5は、固定片6及び連結フレーム7に山形鋼を使用している例を示したが、連結具5は種々の形状の形鋼を使用することができる。例えば、固定片6に溝形鋼を使用すると、固定片6と連結フレーム7とを連結する際の位置決めが容易となる。また、連結フレーム7にH形鋼やI形鋼を使用すると強度が向上し、より強固にジャッキ4同士が連結される。連結具5は、各々のジャッキ4間の距離、すなわち連結フレーム7の長さに応じて使用する形鋼を選択し、連結具5の強度を調整することができる。ただし、連結具5の固定片6は、ジャッキ4に直接固定せずともよい。図5に示す連結具5は、ジャッキ4のシリンダー部4Aの外形にほぼ等しい大きさの内形を有する筒状の支持筒9を設け、この支持筒9に固定片6を固定している。固定片6は、所定の長さの平鋼を折曲して連結片6Aを設け、一方の連結片6Aを支持筒9に固定している。また、連結フレーム7には平鋼を使用している。支持筒9は、ジャッキ4に固定しても良いが、脱着可能な構造とすることで、カバーを取り外した後のジャッキ4を、繰り返し使用できる。図4及び図5の連結具5は、ジャッキ4に固定片6を設け、この固定片6と連結フレーム7とを連結してジャッキ4同士を連結する構造としているが、これに限定するものではない。ジャッキ4や支持筒9に固定片6を設けず、連結フレーム7を直接ジャッキ4や支持筒9に連結してもよい。
以上の構造の連結具5は、を建物1の壁に沿うように配置される。壁に沿うように配置された連結具5は、ジャッキ4を介して枠形状に連結され、ジャッキ4をより安定して垂直姿勢に保持できる。図6に示す連結具5は、建物1の外壁の内側面に沿って配置しているが、外壁の外側面に沿って配置しても良い。図5に示すように、ジャッキ4のシリンダー部4Aや支持筒9に固定される固定片6の連結片6Aの長さを調節することで、建物1の外壁の外側面に沿って連結フレーム7を配置しながら連結具5を配置できる。連結具5を建物1の外側に配置することで、後述する解体工程の解体作業をよりスムーズに行うことができる。枠形状に連結される構造の連結具5は、ジャッキ4に固定する固定片6の個数や固定位置が、ジャッキ4のセット位置によって変わるが、ジャッキ4のシリンダー部4Aの半径方向または接線方向であって、かつ建物1の壁に沿う方向に、連結穴が設けられた連結片6Aの長手方向が一致するよう固定片6を固定する。
さらにまた、連結具5は、連結フレーム7を介して建物1に連結して固定することもできる。枠形状に連結された連結具5を、さらに建物1にも連結することで、ジャッキ4がより安定して垂直姿勢に保持される。連結フレーム7は、ジャッキ4がセットされた階の直下階の構造体に連結する。建物1の構造体に連結された連結フレーム7は、水平方向に安定して保持される。また、建物1に連結された連結フレーム7は、セットされたジャッキ4同士の距離が、水平方向において長い場合にも有用である。連結フレーム7は、連結するジャッキ4同士の距離に応じた長さに形成されるが、長さの長い連結フレーム7は、その自重により中央部分が下方にたわむ虞れがある。連結フレーム7を建物1に連結することで、その弊害を防止できる。
(解体工程)
解体工程では、ジャッキのセット工程でジャッキ4をセットした階において、ジャッキ4で支持しない領域を解体する。解体工程で解体される箇所は、図1の(5)においてクロスハッチングで示すように、ジャッキ4がセットされた2階において、セットされたジャッキ4で支持しない領域である。すなわち、ジャッキ4が支持する柱2同士の間の外壁や横架材等、建物1の外周部を解体する。この解体工程での建物1の外周部の解体は、ジャッキをセットしている階の一階層分を一度に行うが、複数回に分けて行うこともできる。解体工程を複数回に分けて行う場合は、解体する領域の下端から所定の高さ分だけ解体する。そして、後述する降下工程と伸長工程を行った後に、再び所定の高さ分を解体し、これらを繰り返すことで一階層分の解体領域を解体する。解体工程を複数回に分けて行う方法は、建物1の外周部を残存させた状態で、ジャッキ4で建物1の上層階を支持するため、より安定して建物1を垂直姿勢に保持することができる。また、前述した内部解体工程を行わない場合は、この解体工程にてジャッキ4をセットした直上階の建物1の内部の解体も同時に行う。解体工程にて解体された建物1は、図1の(6)に示す状態となる。
解体工程は、図1の(5)に示すように、建物1の1階内部に配置された解体重機11を使用して建物1の内側からジャッキ4をセットした階の解体を行う。解体重機11を建物1の1階の内部に配置することは、建物1の解体工事を行う上で、様々な利点が挙げられる。例えば、解体する建物1の周辺に、解体重機11を配置する場所が確保できないような立地条件でも、建物1の内部に解体重機11が配置できるので工事に支障をきたすことがない。また、建物1の内部から解体を行うので、解体中に発生する粉塵等の建物1周辺への飛散を抑えることができる。ただし、解体重機11は、図9に示すように、ジャッキ4をセットした階に配置してもよい。この場合、前述した内部解体工程において、解体すること無く残存させておいた2階の床13に解体重機11を配置する。ジャッキ4をセットした階と同じ階に解体重機11を配置することで、より小型の解体重機を使用して解体することができる。それは、解体重機11を配置した階の解体を行うので、アームの長さが短い解体重機を使用できるからである。また、残存させた床13は、一部に所定の大きさの開口穴14を設ける。この開口穴14の下方に、解体工程で発生する廃材等を搬出する搬出車両12を配置する。これにより、解体工程で発生した廃材を開口穴14から落下させて直接に搬出車両へ積み込むことできる。2階で発生した廃材を搬出車両12が配置される1階まで運搬するのは、時間と労力がかかるが、この運搬作業を省くことができるので、よりスムーズに建物の解体を行うことができる。また、建物1の内部に搬出車両12を配置することで、搬出車両12に廃材を積み込む際に発生する粉塵等を、建物1の周囲に飛散することを防ぐこともできる。ただし、開口穴14は必ずしも設ける必要はない。それは、解体する建物の構造によっては、床に開口部が設けられていることがあるからである。その場合は、既存の開口部を利用して廃材の搬出を行うことができる。
(降下工程、伸長工程)
降下工程は、セットした全てのジャッキ4を一緒に収縮して建物1を垂直姿勢に保持して降下させる。また、伸長工程は、建物1を降下した後、順番にジャッキ4の上部を破壊して破壊部3を設け、ジャッキ4を伸長して建物1を垂直姿勢に保持する。伸長工程は、ひとつのジャッキ4の上部を破壊し、破壊した分だけジャッキ4を伸長して支持した後、隣のジャッキの上方を破壊してジャッキ4を伸長する。このように、順番にひとつずつジャッキ4を伸長することで、建物1を垂直姿勢に保持して全てのジャッキ4を伸長させることができる。
降下工程と伸長工程で、ジャッキ4の伸縮を繰り返すことで建物1を垂直姿勢に保持したまま、ジャッキ4をセットした2階の一階層分を降下させる。降下工程と伸長工程の詳細を図7及び図8に示す。図7の(1)は、ジャッキ4をセットした階を解体工程にて解体した状態、図7の(2)は、ジャッキ4のセット工程にて伸長状態でセットされた全ジャッキ4を収縮した状態、図7の(3)は、ジャッキ4が支持する領域の上方を破壊して破壊部3を設けた状態、図8の(4)は、ジャッキ4を伸長した状態、図8の(5)は、伸長された全ジャッキ4の収縮した状態、図8の(6)は、ジャッキ4がセットされた階の一階層が降下された状態を、それぞれ示す概略断面図である。
降下工程と伸長工程では、図7の(1)及び(2)に示すように、まず、ジャッキのセット工程でセットした伸長状態の全ジャッキ4を収縮させる。次に、ジャッキ4が支持する領域において、ジャッキ4の上部を破壊する。つまり、ジャッキ4が支持している柱2の切断して除去することにより破壊部3を設ける。柱2の切断領域を図7の(3)においてクロスハッチングで示す。柱2の切断は、ジャッキ4の伸縮ロッド4Bが伸長できる長さに合わせて柱2の下端部を切断し、切断した部分を撤去する。そして、図8の(4)に示すように、ジャッキ4の伸縮ロッド4Bを伸長させて、切断された柱2の下端をジャッキ4で支持する。ジャッキ4がセットされている全ての柱2において、ひとつずつ順番に柱2の下端部の切断とジャッキ4の伸長を行う。全てのジャッキ4を伸長させた後、図8の(5)に示すように、伸長させた全てのジャッキ4を収縮させて、建物1全体を降下させる。このように、降下工程と伸長工程は、図7の(3)〜図8の(5)に示す、ジャッキ4が支持する領域のジャッキ4の上部の破壊と、ジャッキ4の伸長及び収縮とを繰り返すことで、ジャッキ4がセットされた2階の一階層分を降下させ、建物1全体を降下させる。
以上の各工程によって、ジャッキ4をセットした2階が解体されて全体が降下した建物1は、図1の(7)に示すように3階の柱2の下端がジャッキ4で支持される。3階の柱2がジャッキ4で支持された建物1は、解体工程と降下工程および伸長工程とで3階部分が解体される。同様にして、4階及び5階の解体を行った建物1は、図1の(8)に示すように、ジャッキ4がセットされた2階の直下階である1階のみとなり、この状態で全てのジャッキ4と連結具5を撤去する。ジャッキ4等を撤去した建物1は、解体重機11によって解体される。
(養生工程)
養生工程では、解体する建物1の外側に養生壁10を配置し、解体工事中に発生する粉塵等の飛散を防止する。養生工程は、図1の(2)に示すように、解体する建物1の1階からジャッキのセット工程でジャッキ4をセットする2階の外側に、養生壁10を配置する。養生壁10は、解体する建物1の外周に沿って支持部材を配置し、この支持部材に粉塵等の飛散を防止するシートを連結して養生壁10としている。支持部材は、金属製の単管パイプ等を使用し、この単管パイプを所定の間隔で格子状に連結して、建物1に対して垂直姿勢に配置する。垂直姿勢に配置された支持部材は、倒壊等を防ぐために建物1に連結される。また、この支持部材は、仮設足場としても利用可能で便利に使用できる。支持部材に連結されるシートは、建物1を解体する際に発生する飛石や粉塵の飛散、また騒音を防止するためのシートで、養生シートを使用する。また、養生壁10は、養生シートの他に、騒音を効果的に防止する防音パネル等を使用してもよい。解体する建物1の立地条件等を考慮して、配置する養生壁10の種類を選択する。
以上の各工程で解体される建物1の解体手順を図1に基づいて説明する。なお、解体する建物1を5階建てとし、ジャッキ4をセットする階を2階、さらにジャッキ4は2階の柱2を支持する例について説明する。
(1)内部解体工程
図1の(1)に示すように、解体する建物1の全階において、設備や内装材の撤去及び床や天井の解体を行い、建物1の内部を空洞化させる。
(2)養生工程
図1の(2)に示すように、空洞化した建物1の外側に養生壁10を設置する。養生壁10は、建物1の1階から2階部分を覆うように垂直姿勢に配置して建物1に連結する。また、養生壁10を設置すると共に、建物1の内部の1階に解体重機11を配置する。
(3)ジャッキのセット工程
図1の(2)、(3)、及び図2に示すように、建物1の2階の柱2の下部を破壊し、直ちに破壊部3にジャッキ4をセットする。ジャッキ4は、伸長した状態で破壊した柱2の下端にセットする。したがって、破壊部3は、伸長状態のジャッキ4をセットできるように破壊する。2階の全ての柱2において、柱2の下部の破壊とジャッキ4のセットを順番に繰り返す。
(4)連結工程
図1の(4)、及び図3に示すように、セットした全てのジャッキ4を連結具5で連結する。ジャッキ4に固定された固定片6と連結フレーム7とをボルト8で連結する。連結具5で連結されたジャッキ4は垂直姿勢に保持されて、支持する建物1を安定して自立させる。
(5)解体工程
図1の(5)に示すように、ジャッキ4をセットした2階部分を解体する。解体を行う箇所は、ジャッキ4が支持しない領域であって、柱2と柱2の間の外壁等の建物1の外周部である。1階に配置された解体重機で、2階部分の解体を行う。外周部が解体された建物1の2階部分は、ジャッキ4が支持している柱2のみが残存する状態となる。
(6)降下工程
図7の(1)、(2)に示すように、伸長状態でセットした全てのジャッキ4を収縮して、建物1全体を降下させる。
(7)伸長工程
図7の(3)に示すように、全ジャッキ4を収縮させた状態で、ジャッキ4の上方に位置する柱2の下部を、ジャッキ4が伸長しうる長さ分だけ切断する。柱2を切断後、直ちにジャッキ4を伸長して切断した柱2の下端を支持する。この柱2の切断とジャッキ4の伸長を、ジャッキ4をセットした全ての柱2に対してひとつずつ順番に行い、建物を垂直姿勢に保持する。
(8)降下工程
図8の(4)、(5)に示すように、全ジャッキ4を一緒に収縮させて、建物1を降下させる。さらに、(7)の伸長工程、及び(8)の降下工程を繰り返すことで、建物1の2階の一階層分を降下する。
(9)図8の(6)に示すように、2階の一階層分が降下された建物1は、セットしたジャッキ4が3階の柱2の下端を支持する状態となる。その後、さらに(5)〜(8)の工程を繰り返して、建物1の3階から5階を解体した後、セットしたジャッキ4と連結具5を撤去する。
(10)図1の(8)で示すように、建物1の1階部分の解体を解体重機11にて行い、養生壁10を撤去し解体工事を終える。
次に、ジャッキ4をセットする階の床を残存させる場合の建物1の解体手順を説明する。前述した解体手順と同様に、解体する建物1を5階建てとし、ジャッキ4をセットする階を2階、さらにジャッキ4は2階の柱2を支持する例について説明する。
(1)内部解体工程
解体する建物1において、設備や内装材の撤去及び床や天井の解体を行う。このとき、ジャッキ4をセットする2階の床13のみ残存させる。また、この2階の床13には所定の大きさの開口穴14を設ける。
(2)養生工程
空洞化した建物1の外側に養生壁10を設置する。養生壁10は、建物1の1階から2階部分を覆うように垂直姿勢に配置して建物1に連結する。また、養生壁10を設置すると共に、建物1の残存させた2階の床に解体重機11を配置する。
(3)ジャッキのセット工程
建物1の2階の柱2の下部を破壊し、直ちにこの破壊部3にジャッキ4をセットする。ジャッキ4は、伸長した状態で破壊した柱2の下端にセットする。破壊部3は、伸長した状態のジャッキ4をセットできるように破壊する。2階の全ての柱2において、柱2の下部の破壊とジャッキ4のセットを繰り返す。
(4)連結工程
セットした全てのジャッキ4を連結具5で連結する。連結具5で連結されたジャッキ4は垂直姿勢に保持されて、支持する建物1を安定して自立させる。
(5)解体工程
図9に示すように、ジャッキ4をセットした2階部分において、ジャッキ4が支持しない領域の建物1の外周部を解体する。この解体は、2階に配置された解体重機11で行うので、小型の解体重機を使用することができる。また、建物1の1階であって、2階の床に設けられた開口穴14の下方となる位置に搬出車両12を配置させておく。解体工程で順次発生する廃材等を開口穴14から落下させて、直接、搬出車両12に積み込む。解体重機11による解体作業と、廃材等の搬出作業を繰り返して、2階の外周部の解体を行う。
(6)降下工程
ジャッキ4がセットされた2階の外周部を解体後、セットした全てのジャッキ4を収縮して、建物全体を降下させる。
(7)伸長工程
全ジャッキ4を収縮させた状態で、ジャッキ4が伸長しうる長さ分だけ柱2の下部を切断する。柱2を切断後、直ちにジャッキ4を伸長して切断した柱2の下端を支持する。この柱2の切断とジャッキ4の伸長を、ジャッキ4をセットした全ての柱2に対してひとつずつ順番に行い、建物を垂直姿勢に保持する。
(8)降下工程
全ジャッキ4を一緒に収縮させて、建物1を降下させる。(7)および(8)の工程を繰り返すことで、2階の一階層分を降下する。
(9)2階の一階層分が降下された建物1は、セットしたジャッキ4が3階の柱2の下端を支持する状態となる。その後、さらに(5)〜(8)の工程を繰り返して、建物1の3階から5階を解体した後、セットしたジャッキ4を撤去する。
(10)建物1の1階部分の解体を解体重機11にて行い、養生壁10を撤去し解体工事を終える。
本発明の建物の解体方法は、安全に建物を解体する用途に使用できる。
1…建物
2…柱
3…破壊部
4…ジャッキ
4A…シリンダー部
4B…伸縮ロッド
4C…固定プレート
4D…支持プレート
5…連結具
6…固定片
6A…連結片
7…連結フレーム
8…ボルト
9…支持筒
10…養生壁
11…解体重機
12…搬出車両
13…床
14…開口穴

Claims (11)

  1. 建物の同一階の複数カ所を破壊して各々の破壊部にジャッキをセットし、複数のジャッキでもって建物を下から支持して垂直姿勢に保持した後、
    前記ジャッキで支持してなる階であって、前記ジャッキで支持しない領域を解体する解体工程と、
    前記解体工程で建物を解体した後、前記ジャッキを収縮して建物を垂直姿勢に保持して降下させる降下工程と、
    前記ジャッキの上方を破壊して破壊部に前記ジャッキを伸長して建物を支持するジャッキの伸長工程とからなり、これらの工程を繰り返すことで建物全体を解体する建物の解体方法であって、
    建物の複数カ所を支持してなる複数の前記ジャッキを連結具で互いに連結して垂直姿勢に保持することを特徴とする建物の解体方法。
  2. 前記ジャッキが建物の柱を支持する位置にセットすることを特徴とする請求項1に記載する建物の解体方法。
  3. 前記連結具に鋼材を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載する建物の解体方法。
  4. 前記連結具に形鋼を使用することを特徴とする請求項3に記載する建物の解体方法。
  5. 前記連結具を建物の壁に沿って配置して、柱の下端にセットしてなる前記ジャッキに連結し、前記連結具が前記ジャッキを介して枠形状に連結することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載する建物の解体方法。
  6. 前記ジャッキを最初に2階以上の階にセットして、前記ジャッキをセットした階から順番に上層部を解体した後、最後に前記ジャッキをセットした階を解体することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載する建物の解体方法。
  7. 建物の1階から前記ジャッキをセットする階の外側に、解体する建物の飛散を防止する養生壁を配置し、前記養生壁を建物に連結して垂直姿勢に配置して、建物を下の階から順番に上層階を解体することを特徴とする請求項6に記載する建物の解体方法。
  8. 前記ジャッキに、雄ねじロッドを雌ねじ孔の筒体にねじ込んで雄ねじロッドを伸縮する機械式ジャッキを使用し、前記連結具を前記筒体に連結することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載する建物の解体方法。
  9. 建物の内部を解体した後、建物の外周部に前記ジャッキをセットして外壁を解体することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載する建物の解体方法。
  10. 前記ジャッキをセットする階において、建物の内部の床を解体せずに残し、前記床に建物を解体する解体重機を配置し、前記解体工程を行うことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載する建物の解体方法。
  11. 前記ジャッキをセットする階において、建物の内部の床に開口穴を設けることを特徴とする請求項1ないし10に記載する建物の解体方法。
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