JP6707381B2 - 回転霧化頭 - Google Patents

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本発明は、塗装ガンに着脱可能に取り付けられて回転駆動されると共に、前面に凹状の塗料拡散面を有し、塗料拡散面の中央近傍に形成されている塗料孔から排出される塗料が、遠心力により塗料拡散面を伝わって外側に拡がり外縁部から霧状になって噴出される回転霧化頭に関する。
従来、この種の回転霧化頭として、塗料拡散面のうち塗料孔が形成されている中央近傍からセレーション部が形成されている外縁部まので間が、テーパー角が50度程度のテーパー面になっているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−130423号公報(図2)
しかしながら、上記した従来の回転霧化頭では、塗料がテーパー面を伝わって拡がる際にさざ波状になることがあり、これが原因で塗料が霧化されたときの霧の粒径が大きくばらつくという問題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、塗料を、ばらつきが小さい粒径の霧状にすることが可能な回転霧化頭の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、塗装ガンに着脱可能に取り付けられて回転駆動されると共に、前面に凹状の塗料拡散面を有し、前記塗料拡散面の中央又は中央近傍に形成されている塗料孔から排出される塗料が、遠心力により前記塗料拡散面を伝わって外側に拡がり外縁部から霧状になって噴出される回転霧化頭において、前記塗料拡散面のうち外縁寄り位置に、テーパー角が8度以下の段差面が形成され、前記塗料拡散面のうち前記段差面の内側隣には、テーパー角が83度以上の拡張面が形成され、前記塗料拡散面のうち前記段差面より外側部分は、テーパー角が略60度の噴霧面をなし、その噴霧面に、凹凸が周方向に交互に並んだセレーション部が備えられている回転霧化頭である。
本発明の回転霧化頭のように、セレーション部を有する噴霧面の内側隣に、テーパー角が度以下の段差面を形成することで、セレーションに到達する塗料の厚さのばらつきが抑えられることを、実験により確認することができた。つまり本発明の回転霧化頭によれば、セレーションに到達する塗料の厚さのばらつきが抑えられ、塗料を、ばらつきが小さい粒径の霧状にすることができる。
なお、噴霧面のうちセレーション部より内側の径方向の大きさを3[mm]以下とすることで、噴霧面における塗料の厚さのばらつきも抑えられる。さらには、段差面と噴霧面との間の角部は、曲率半径2[mm]の曲面とすることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る回転霧化頭の側断面図 回転霧化頭の一部を拡大した側断面図 第2実施形態の回転霧化頭の側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1には、塗装ガン10の先端部が示されている。この塗装ガン10は、本発明に係る回転霧化頭20を先端部に備え、その回転霧化頭20以外は、公知な構造になっている。即ち、塗装ガン10は、筒形ボディ11の中心部に筒形回転駆動シャフト12を回転可能に支持して備え、その筒形回転駆動シャフト12が図示しないエアーモーターから動力を受けて回転駆動されるようになっている。また、筒形回転駆動シャフト12の中心部には、塗料供給管13が遊嵌されかつその後端部が筒形ボディ11に対して固定されている。そして、塗料供給管13の内側の第1供給路13Aを通して塗料が前方に向けて供給される。また、筒形回転駆動シャフト12の外周面には、前端部に雄螺子部12Nが設けられると共に、その後側には、後方に向かって拡径したテーパー軸部12Tが設けられている。また、塗料供給管13の前端部には、全体より外径が小さいノズル部13Cが備えられ、そのノズル部13Cが筒形回転駆動シャフト12の先端面より前方に突出している。
回転霧化頭20は、略円筒状のシャフト結合部24の前端にベル形鍔部23を備えてなる。また、シャフト結合部24の内側は、ベル形鍔部23によって前端を閉塞された結合凹部24Eになっている。その結合凹部24Eの内周面には、奥部に雌螺子部24Nが形成されると共に、その雌螺子部24Nの後側には、後方に向かって拡径したテーパー孔部24Tが形成されている。そして、シャフト結合部24の雌螺子部24Nと筒形回転駆動シャフト12の雄螺子部12Nとが螺合されかつ、シャフト結合部24のテーパー孔部24Tと筒形回転駆動シャフト12のテーパー軸部12Tとが摩擦係合して、回転霧化頭20が筒形回転駆動シャフト12と一体回転可能に結合されている。
ベル形鍔部23の前面は、凹状の塗料拡散面26になっている。塗料拡散面26には、中央から外縁側に向かって順番に、中央テーパー面26A、10度以下段差面26B、80度以上拡張面26C、10度以下段差面26D及び噴霧面26Eが備えられている。
中央テーパー面26Aは、テーパー角θ1(図2参照)が70度以上で前方に向かって拡径し、その外径は、全体の35〜40%程度の大きさをなしている。なお、図2において符号H1〜H2で示された線は、回転霧化頭20の中心線CL1と平行な基準線である。
10度以下段差面26Bは、テーパー角θ2(図2参照)が10度以下で前方に向かって拡径し、その外径は全体の45%程度の大きさをなしている。80度以上拡張面26Cは、テーパー角θ3(図2参照)が80度以上で前方に向かって拡径し、その外径は、全体の90%程度の大きさをなしている。10度以下段差面26Dは、テーパー角θ4が10度以下で前方に向かって拡径し、その外径は全体の92%程度の大きさをなしている。噴霧面26Eは、テーパー角θ5(図2参照)が60程度で前方に向かって拡径している。また、噴霧面26Eには、周方向に凹凸が交互に並んだセレーション部26Sが備えられ、セレーション部26Sの凹部は、回転霧化頭20の径方向の延びた溝状をなし、その溝幅は、例えば、0.1〜0.5[mm]になっている。さらに、セレーション部26Sと噴霧面26Eとの角部は、曲率半径が例えば2[mm]以下の曲面26Fになっていて、セレーション部26Sは曲面26Fより外側に配置れている。そして、噴霧面26Eのうちセレーション部26Sと曲面26Fとの間の径方向の大きさが3[mm]以下になっている。
図1に示すように、ベル形鍔部23のうち中央テーパー面26Aの後方には、塗料部屋27が形成されている。塗料部屋27の内部側面27Sは、前方に向かって拡径したテーパー面になっている。また、塗料部屋27と塗料拡散面26とを区画する前面区画壁28の内面、即ち、塗料部屋27の内部前面27Fの中央部からは、円錐形突部28Tが突出している。さらに、前面区画壁28には、複数の中央塗料孔30と複数の外縁塗料孔31とが貫通形成されている。
複数の中央塗料孔30は、円錐形突部28Tの中腹部分から中央テーパー面26Aの中心に向かって延び、それら複数の中央塗料孔30の前面開口は1つに纏められている。一方、複数の外縁塗料孔31は、前面区画壁28の円形の外縁部に沿って円環状に等間隔に並べられている。そして、それら複数の外縁塗料孔31の中心軸が全て、塗料部屋27の内部側面27Sと平行になって延びている。さらには、各外縁塗料孔31の中心と回転霧化頭20の中心とを含む平面で回転霧化頭20を切断した切断面(図2に示した切断面)では、外縁塗料孔31のうち回転霧化頭20の中心から最も離れた部分が塗料部屋27の内部側面27Sと面一になっている。また、外縁塗料孔31の終端部は、中央テーパー面26Aの外縁部分より僅かに内側に位置している。
図1に示すように、塗料部屋27と結合凹部24Eとを区画する後面区画壁29の中央には、後部センター孔32が貫通形成されている。そして、後部センター孔32に、塗料供給管13のノズル部13Cの先端部が突入している。
なお、塗料部屋27内を前面側から清掃するために、回転霧化頭20の一部は、前面区画壁28を底部としたカップ部材50として分離されていて、そのカップ部材50が回転霧化頭20の本体部分に螺子Nによって固定されている。
本実施形態の回転霧化頭20の構成に関する説明は以上である。次に、回転霧化頭20の作用効果について説明する。回転霧化頭20が回転駆動された状態で中央塗料孔30及び外縁塗料孔31から塗料が排出されると、その塗料は遠心力を受けて塗料拡散面26を伝わって外側に拡がり、最終的には噴霧面26Eのセレーション部26Sで霧化されて回転霧化頭20の斜め前方に噴霧される。ここで、本実施形態の回転霧化頭20のように、セレーション部26Sを有する噴霧面26Eの内側隣に、テーパー角θ4が10度以下の10度以下段差面26Dを形成すると、後述する実験で確認できたように、噴霧面26Eに到達する塗料の厚さのばらつきが抑えられる。これにより、噴霧面26Eのセレーション部26Sから斜め前側方に放出される霧状の塗料の粒径におけるばらつきを抑えることができる。また、塗料拡散面26のうち10度以下段差面26Dの内側隣には、テーパー角θ3が80度以上の80度以上拡張面26Cを形成すると、これも、後述する実験で確認できたように、10度以下段差面26Dに到達する塗料の厚さのばらつきも抑えることができる。即ち、10度以下段差面26Dに加えて80度以上拡張面26Bを設けることで、セレーション部26Sに到達する塗料の厚さの均一性が一層向上し、霧状塗料の粒径のばらつきを一層小さくすることができる。
[第2実施形態]
本実施形態の回転霧化頭20Vは、図3に示されており、10度以下段差面26Dと80度以上拡張面26Cとからなる段差部を3つ以上備えている。本実施形態の回転霧化頭20Vによって第1実施形態の回転霧化頭20と同様の作用効果を奏する。
[実施例]
第1実施形態の回転霧化頭20において、テーパー角θ3を83度、テーパー角θ4を8度、噴霧面26Eのうちセレーション部26Sより内側部分の幅を略3[mm]とし、噴霧面26Eのうちセレーション部26Sより内側部分における塗料のさざ波の発生度合いを、高速度カメラで撮影して確認する実験を行った。
(A)実験条件
使用した塗料 : 溶剤塗料、粘度0.05[Pa・s]
塗料の噴出量 : 300[cc/分]
回転霧化頭20の回転数 : 2500[rpm]
回転霧化頭20の直径 : 77[mm]
(B)実験結果
高速度カメラで撮影した写真の目視確認により、本発明を適用した回転霧化頭20によれば、10度以下段差面26Dより外側の噴霧面26Eに到達する塗料の厚さのばらつきが抑えられることが分かった。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、上記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
10 塗装ガン
20,20V 回転霧化頭
26 塗料拡散面
26B,26D 10度以下段差面
26C 80度以上拡張面
26E 噴霧面
26S セレーション部
30 中央塗料孔
31 外縁塗料孔

Claims (1)

  1. 塗装ガンに着脱可能に取り付けられて回転駆動されると共に、前面に凹状の塗料拡散面を有し、前記塗料拡散面の中央又は中央近傍に形成されている塗料孔から排出される塗料が、遠心力により前記塗料拡散面を伝わって外側に拡がり外縁部から霧状になって噴出される回転霧化頭において、
    前記塗料拡散面のうち外縁寄り位置に、テーパー角が8度以下の段差面が形成され、
    前記塗料拡散面のうち前記段差面の内側隣には、テーパー角が83度以上の拡張面が形成され、
    前記塗料拡散面のうち前記段差面より外側部分は、テーパー角が略60度の噴霧面をなし、その噴霧面に、凹凸が周方向に交互に並んだセレーション部が備えられている回転霧化頭。
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