JP6706985B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空間フィルタを利用した画像処理技術に関するものである。
従来から、画像形成を行って出力する際に、空間フィルタ処理などの局所画像処理が行なわれている。この局所画像処理は、処理対象となる画素(以下、処理画素と呼ぶ)を含む参照領域に含まれるすべての画素を用いて何らかの演算を行う画像処理のことである。例えば、デジタル画像データに対してエッジ強調処理やぼかし処理といった空間フィルタ処理を施す。
このような局所画像処理では、デジタル画像データの上端の画素列について左端から右端まで処理を行ない、その後、上端から2行目の画素列について処理を行い、同様の動作を下端の画素列まで繰り返し実行する手法が利用される場合がある。この手法においては、デジタル画像データの主走査方向の幅が大きくなるにつれて、大きなメモリ容量が必要になる。例えば、A4サイズの画像を、解像度が600dpiのスキャナで読み取り、デジタル画像データに変換した場合、デジタル画像データのサイズは約5000画素×7000画素となる。そのため、1画素が3バイト(24ビット)のデータ量である場合には、デジタル画像データの格納に必要な容量は5000画素×7000画素×3バイト=105MBとなる。そこで、画像処理に用いるローカルメモリ(作業領域)を削減するため、画像データを複数のバンドに分割して画像処理を行う技術(以下、バンド処理と呼ぶ)が一般的に用いられている。
さらに、画像処理に必要なメモリ容量を低減すべく、デジタル画像データを複数のブロック(タイル)領域に分割し、別々に局所(近傍)画像処理を行うという技術(以下、ブロック処理と呼ぶ)が開示されている(特許文献1)。
特開平11−259646号公報
しかしながら、バンド処理や特許文献1に記載されたブロック処理においては、各領域の境界に重なり合う領域(重複領域)があるため、局所画像処理における参照領域を広くすると総転送画素数が増えてしまうという問題がある。例えば、空間フィルタ処理により光学系のボケが発生している画像を回復する場合、図19に示すように、空間フィルタの参照領域をボケ幅と同程度の広がりにしなければ十分な回復性能が得られない。そのため、光学系のボケが大きい場合は、参照領域を広くする必要があり、その結果、総転送画素数が増えてしまう。もしくは、空間フィルタ処理により画像をぼかして撮像系のノイズを除去したい場合、ノイズが大きいほどぼかす範囲を広くする必要がある。そのため、撮像系のノイズが大きい場合は参照領域を広くする必要があり、その結果、総転送画素数が増えてしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、局所画像処理をより効率的に実行可能とする技術を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、各バンド領域画像をバンドメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置において、第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、前記バンドメモリに格納されたバンド領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、を有し、前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記バンド領域画像に対してK回順次適用し、前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、前記画像処理装置は、前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、を更に有し、前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
または、入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、更に、各バンド領域画像を、隣接するブロック領域と互いに一部重なり合うように複数のブロック領域画像に分割し、各ブロック領域画像をブロックメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置において、第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、前記ブロックメモリに格納されたブロック領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、を有し、前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記ブロック領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記ブロック領域画像に対してK回順次適用し、前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、前記画像処理装置は、前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付手段と、前記受付手段により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、を更に有し、前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
本発明によれば、局所画像処理をより効率的に実行可能とする技術を提供することができる。
第1実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 画像処理部の構成を示すブロック図である。 バンド処理におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。 第1実施形態におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。 空間フィルタ回路の構成の一例を示す図である。 空間フィルタの参照領域の一例を示す図である。 空間フィルタ処理が実行される領域を例示的に示す図である。 第2実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である(例1)。 第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である(例2)。 第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である(例3)。 第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である(例4)。 第3実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である(例5)。 第3実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である(例6)。 ブロック処理におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。 第4実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である。 第5実施形態における複数の処理モードを示す図である。 第6実施形態における解像度による処理の切り替えを示す図である。 第7実施形態におけるボケ幅による処理の切り替えを示す図である。 光学系のPSFのボケ幅と空間フィルタのフィルタ係数の参照領域との関係を示す図である。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、原稿を読み取り、読み取り光学系に起因する画像ボケを補正(補償)し画像形成を行う複合機(MFP)を例に挙げて以下に説明する。
<前提技術>
まず、本発明の前提となる背景技術で述べた画像処理の手法について説明する。
・ブロック処理
デジタル画像データを複数のブロック(タイル)領域に分割し、別々に局所(近傍)画像処理を行う手法である。かかる技術では、各ブロック領域間で隙間なく局所(近傍)画像処理を行うために、各ブロック領域が、夫々隣接するブロック領域と、境界で互いに一部が重なり合うようにしている。このようにすれば、メモリの容量をブロック(タイル)領域の大きさで規定することができ、省メモリ化することが可能となる。例えば、解像度が600dpiのA4サイズのデジタル画像データ(主走査方向5000画素×副走査方向7000画素)であるとする。このデジタル画像データに、3画素×3画素の参照領域を持つ空間フィルタ処理を行う。このとき、ブロック(タイル)領域の大きさを16画素×16画素とすると、メモリ容量は、0.75Kバイト(16画素×16画素×3バイト)になる。
ただし、上述の重なり合う領域の画素は2回又は4回転送されることになる。例えば、3画素×3画素の参照領域に対して空間フィルタ処理を行う場合、総転送画素数は本来のデジタル画像データの画素数である5000画素×7000画素に対し1.31倍となる。また、9画素×9画素の空間フィルタ領域に対して空間フィルタ処理を行う場合には、重なり合う領域がさらに増加し、デジタル画像データの総転送画素数は本来のデジタル画像データの画素数の4倍となる。
・バンド処理
1枚の画像データの副走査方向に分割して得られた複数のバンド領域毎に、バンド領域内の画素を走査して局所(近傍)画像処理を逐次行う手法である。かかる技術では、バンド領域内の画素を画像処理するためのメモリ容量を、バンド領域の主走査方向に対して垂直な方向におけるバンド領域の大きさ(バンド領域の高さ)に依存させることができる。即ち、各バンド領域間で隙間なく局所(近傍)画像処理を行うために、各バンド領域が、夫々隣接するバンド領域と、境界で互いに一部重なり合うようにしている。上述のブロック処理とは異なり重なり合う領域が網目状になるわけではない。そのためブロック処理に比較して、同一画素の再転送数は少量となり、その結果、総転送画素数も少なくなる。
<概要>
第1実施形態では、バンド処理において、空間フィルタ処理の参照領域内の参照画素の一部を適切に間引く。これにより、空間フィルタ処理に使用する画素数が削減されるため総転送画素数の増加を抑制することが可能となる。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
画像読み取り部120は、レンズ122、CCDセンサ124、及びアナログ信号処理部126等を備えて構成される。レンズ122を介しCCDセンサ124に結像された原稿100の画像が、CCDセンサ124によりR(Red),G(Green),B(Blue)のアナログ電気信号に変換される。
アナログ信号に変換された画像情報は、アナログ信号処理部126に入力され、R,G,Bの色毎に補正等が行われた後にアナログ・デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化されたフルカラー信号(以下、デジタル画像信号という)は、画像処理部130に入力される。画像処理部130は、デジタル画像信号に対し、後述する入力補正処理、空間フィルタ処理、色空間変換、濃度補正処理、及び中間調処理を施し、これらの処理が施された後のデジタル画像信号をプリンタ部140へ出力する。
プリンタ部140は、たとえば、インクジェットヘッドやサーマルヘッド等を使用したラスタプロッタ等の印刷出力部(図示せず)を備えて構成され、入力されたデジタル画像信号により紙上に画像を記録する。
また、CPU回路部110は、演算制御用のCPU112、固定データやプログラムを格納するROM114、データの一時保存やプログラムのロードに使用されるRAM116、及び外部記憶装置118等を備える。そして、画像読み取り部120、画像処理部130、及びプリンタ部140等を制御し、画像処理装置のシーケンスを統括的に制御する。外部記憶装置118は、画像処理装置が使用するパラメータやプログラムを記憶するディスク等の媒体であり、RAM116のデータやプログラム等は、外部記憶装置118からロードされる構成としても構わない。
図2は、画像処理部の構成を示すブロック図である。アナログ信号処理部126から出力されたデジタル画像信号は、バス205を経由して画像処理コントローラ200に入力される。画像処理コントローラ200は、入力インターフェース210、入力補正回路220、空間フィルタ回路230、色空間変換回路240、濃度補正回路250、中間調処理回路260、及び出力インターフェース270を備える。以下、入力補正回路220、空間フィルタ回路230、色空間変換回路240、濃度補正回路250、及び中間調処理回路260について詳細に説明する。
入力補正回路220には、入力インターフェース210を経由してデジタル画像信号215が入力される。このデジタル画像信号215はR,G,Bの輝度信号で構成される。入力補正回路220は、原稿100を読み取るセンサの特性のばらつきや、原稿照明用ランプの配光特性を補正するための処理を行う。
空間フィルタ回路230には、入力補正回路220から出力されたデジタル画像信号(輝度信号R,G,B)225が入力される。空間フィルタ回路230は、第1実施形態の主な特徴部分に該当する回路であり、デジタル画像信号(輝度信号R,G,B)225に対し、平滑化やエッジ強調、光学ボケ補正といった局所(近傍)画像処理を行う。
色空間変換回路240には、空間フィルタ処理回路230から出力されたデジタル画像信号(輝度信号R,G,B)235が入力される。色空間変換処理回路240は、デジタル画像信号235の輝度信号R,G,Bを、濃度信号C(Cyan),M(Magenta),Y(Yellow),K(Black)に変換する。
濃度補正回路250には、色空間変換回路240から出力されたデジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)245が入力される。濃度補正回路250は、デジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)245に対し濃度補正を行う。これは、後段の中間調処理回路260で2値化されたときに濃度変化が起きないように、中間調処理の特性を考慮して予め濃度補正を行う必要があるからである。
中間調処理回路260には、濃度補正回路250から出力されるデジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)255が入力される。中間調処理回路260は、デジタル画像信号(濃度信号C,M,Y,K)255に対しスクリーン処理を行い、2値の中間調表現に変換する。そして、2値デジタル画像信号(印字信号C,M,Y,K)265が、出力インターフェース270とバス275とを経由してプリンタ部140に出力される。
<空間フィルタ回路230のバンド処理動作>
家庭用プリンタのような低コストの機器では、システムのメインメモリ(図1のRAM116に相当)の容量が小さい。そのため、1枚の画像データを複数のバンド(帯状)領域に分割し、各バンド領域をメインメモリに展開して各種の画像処理を行うことが一般的である。
この分割された細長い領域をバンド領域と呼び、バンド領域のデータが展開される記憶領域をバンドメモリと呼び、分割する行為をバンド分割と呼ぶ。バンドメモリは、メインメモリ内に記憶領域として確保されると決まっているわけではなく、システム上のどの記憶領域に確保してもよいが、ここでは、説明を簡潔にするためにバンドメモリをメインメモリ内に確保する場合を例に挙げて説明する。
図3は、従来のバンド処理におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。ここで、デジタル画像データの座標系(主走査方向−副走査方向)は、図3(e)に示すように、長さ方向、高さ方向という新たな座標系(バンド領域座標系)を定義し、バンド領域を長さ×高さで表現する。また、バンド領域の長さは、必ずデジタル画像データの主走査方向の幅、もしくは副走査方向の高さの何れかの値となり、バンドの高さは任意の値となる。
バンド処理についてもう少し詳しく説明する。まず、1つ目のバンド領域画像である第1のバンド領域301を、メインメモリ上のバンドメモリに展開して画像処理を行う(図3(a))。次に、2つ目のバンド領域画像である第2のバンド領域302を、バンド領域301が展開されたバンドメモリに上書き展開して画像処理を行う(図3(b))。さらに、第3のバンド領域303を、バンド領域302が展開されたバンドメモリに上書き展開して画像処理を行う(図3(c))。以下同様にして、画像データの下方領域まで逐次格納して処理を行う。
なお、バンド領域301〜303の長さ(主走査方向)は同じであるが、高さ(副走査方向)は同じである必要性は無い。メインメモリの記憶領域であるバンドメモリは最も大きいバンド領域によって決定される。
また、前述したように、メインメモリ内のバンドメモリは1つの記憶領域に限定されるわけではない。例えば2つのバンドメモリA、Bをメインメモリ内に確保してもよい。このようにした場合には、まず、第1のバンドメモリAにバンド領域301を展開して第1の画像処理を行う。次に、バンド領域301を第1のバンドメモリAから第2のバンドメモリBに移して、第1のバンドメモリAに第2のバンド領域302を展開する。そして、第1のバンド領域301に対して第2の画像処理を行ないながら、並列に第2のバンド領域302に第1の画像処理を行うと良い。バンド領域単位にデジタル画像データを分割して画像処理を行うことで、このようなパイプライン的な画像処理が可能となる。
第1実施形態における基本的な画像処理方法は従来のバンド処理と同じである。ただし、空間フィルタにおける参照画素を削減する点が異なる。
図6は、第1実施形態に係る空間フィルタの参照領域の一例を示す図である。図6(a)は、1行毎に参照画素を間引いた2次元の参照領域(参照画素の配置)を示している。画素hは、処理画素の位置に対応する。画素a〜oは、0以外のフィルタ係数が対応する画素であり、空間フィルタにより各々のフィルタ係数が乗算される。なお図6(a)において空欄のマスは、画素値を参照しない画素であることを意味する。このような空間フィルタにおいて、直交する2つの方向(高さ方向、長さ方向)により規定される参照領域のサイズ(幅fwと高さfh)は従来のバンド処理(図3)と同じ5画素四方である。しかし、参照領域内において空間フィルタ処理に使用する参照画素の数は、従来のバンド処理が25画素である一方、第1実施形態では15画素である。なお、フィルタ係数は、後述するフィルタ係数レジスタ560などの記憶部に記憶される。
この場合、垂直方向(副走査方向)の解像度は1/2となり、垂直方向の高周波成分は制御できないが、低周波成分は制御できる。この場合、空間フィルタ処理の係数は図6(c)に示すように、1行おきに”0”が挿入されたフィルタ係数と等価になる。逆にいえば、このような係数となる空間フィルタで対応できれば、参照画素を間引くことができる。なお、ここでは1行おき(2画素ごと)としているが、Kを任意の1以上の正整数として、K画素ごととすることが出来る。
ところで、人間の視覚特性においては、高周波画像成分は低周波画像成分に比較し感度が低い。そのため、前述した光学系のボケ回復においては、視覚特性上の感度が高い低周波画像成分のみ回復できればよい。よって、1行おきに”0”が挿入されたフィルタ係数の空間フィルタ処理でも十分ボケの補正が可能である。
図4は、第1実施形態におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。ここでは、図6(c)に示すフィルタ係数を用いる。なお、係数0の画素位置のデータはフィルタ処理には必要ないので読み出さない。このようなフィルタ係数を用いて、バンド領域内で偶数行に位置する画素群(偶数行画素)と奇数行に位置する画素群(奇数行画素)を別々に処理する点が従来のバンド処理と異なる。
図4(a)において、参照符号400は、画像データの全域を示している。また、参照符号301は第1のバンド領域、参照符号302は第2のバンド領域をそれぞれ示している。上述の通り、ここでは、バンド領域を単位として処理を行うため、画像データ400の座標系(主走査方向−副走査方向)とは異なるバンド領域の座標系(長さ方向−高さ方向)で画像処理を行う。図4において第1のバンド領域は、0行〜15行からなり、処理画素hは、6行目に位置する画素の1つである。なお、図4(a)に示す、参照領域410内の偶数行の15個の参照画素は、図6(a)に示す画素a〜oに対応する。また、第1実施形態では総転送画素数を削減するため、各バンドにおいて偶数行画素と奇数行画素を別々に処理する。また、偶数行画素と奇数行画素を別々に処理することにより、図4に示すように、同じ遅延メモリ容量で従来バンド処理(図3)の2倍の高さのバンドを処理することができる。
まず、バンド領域301に対して、バンド領域の偶数行の左上端の画素からバンド領域の長さ方向(主走査方向)に沿って、一画素ずつ画像処理が実行される。バンド領域301の場合、画像データ400における0行目左端の画素から画像処理が開始される。バンド領域の偶数行の右端の画素まで到達すると、次の偶数行の先頭に画像処理する画素を進める。そして、再びバンド領域の偶数行の左端の画素からバンド領域の長さ方向に沿って一画素ずつ偶数行の右端まで画像処理が実行される。この一連の画像処理をバンド領域の偶数行の右下端の画素まで実行し、偶数行画素に対するバンド処理が終了する。
バンド領域301の偶数行画素に対する処理を終えた後、図4(b)に示すように、バンド領域301の奇数行画素に対して、同様の局所(近傍)画像処理を行う。すなわち、バンド領域301に対して、バンド領域の奇数行の左上端の画素からバンド領域の長さ方向に沿って、一画素ずつ画像処理が実行される。ここでは、1行目の左端の画素から画像処理が開始される。バンド領域の奇数行の右端の画素まで到達すると、次の奇数行の先頭に画像処理する画素を進める。そして、再びバンド領域の奇数行の左端の画素からバンド領域の長さ方向に沿って一画素ずつ奇数行の右端まで画像処理が実行される。この一連の画像処理をバンド領域の奇数行の右下端の画素まで実行し、奇数行画素に対するバンド処理が終了する。
このように、偶数行画素に対するバンド処理と、奇数行画素に対するバンド処理を行うことにより、1つのバンド処理が終了する。すなわち、ここでは、1行おき(2画素ごと)に間引かれた空間フィルタを用いて2つのサンプリング位相により空間フィルタを2回順次適用した。K画素ごとに間引く場合はK個のサンプリング位相により空間フィルタをK回順次適用することになる。
バンド領域301に対して、上述の処理を終えた後、図4(c)、図4(d)に示すように、バンド処理を実行する。つまり、次の第2のバンド領域302に対して、第1のバンド領域301に対して行ったのと同様に偶数行画素に対するバンド処理と奇数行画素に対するバンド処理を実行し、局所(近傍)画像処理を行う。不図示の第3のバンド領域303以降に対しても同様の処理を行う。
図7は、空間フィルタ処理が実行される領域を例示的に示す図である。従来技術と同様に、デジタル画像データ400の周辺部は、空間フィルタ処理を施すことができない領域1190が存在する。これは参照領域410内のすべての画素値を空間フィルタ処理に代入できないことに起因し、領域1190に対しては、原理上、適切な空間フィルタ処理を行うことができない。したがって、各バンド領域(バンド領域301、302、303)間で隙間無く局所(近傍)画像処理を行うためには、各バンド領域において、図4(e)に示すような重なり合う画素領域460が必須となる。
<空間フィルタ回路230のフィルタ処理の詳細>
図5は、空間フィルタ回路の構成の一例を示す図である。以下では、空間フィルタ回路230におけるにおけるフィルタ処理(積和演算処理)の詳細について説明する。
空間フィルタ回路230において、積和演算器565には、図6(b)に示すような入力画素の画素値が入力される。また、積和演算器565には、フィルタ係数レジスタ560から15個の加重値(図6(c)に示される0以外のフィルタ係数)が入力される。空間フィルタ回路230において、参照領域410内の15個の画素a〜oがすべて揃った状態が図4(a)に対応する。
また、遅延レジスタ572によって遅延された画素k〜oの画素値が夫々、積和演算器565に入力される。また画素a〜e、f〜jの画素値は遅延メモリ575に記憶されており、遅延回路570によって遅延メモリ575から取り出され、積和演算器565に入力される。
積和演算器565は、加重マトリクスレジスタ560から15個の加重値と画素a〜oの画素値とを用いて所定の演算を行ない、処理画素のフィルタ演算結果590を出力する。この出力した値が、図4(a)に示す処理画素hの画像処理結果となる。
その後、空間フィルタ回路230は、遅延回路570を介して遅延メモリ575の画素aの画素値に画素bの画素値を上書きすることにより、画素aの画素値を消去すると共に画素bの画素値を記憶する。このような遅延回路570のリング式FIFO(First-In First-Out)と同一の動作により、図4(a)に示す遅延メモリ575に記憶される画素領域450は、常に4ラインとなる。すなわち、参照領域410の高さ”5”より1だけ小さいライン数となる(ここでは高さ方向に1/2に間引いているので実質のライン数は1/2の2ラインとなる)。処理画素が進むにつれ、入力画素の走査方向440(バンド領域の長さ方向)とは垂直な方向(バンド領域の高さ方向)に、遅延メモリ575に記憶される画素領域450は遷移していくことになる。なお、図4(a)では、この遅延メモリ575に記憶される画素領域450が遷移する方向を、遅延メモリの走査方向455として図示している。
以上、空間フィルタ回路230における偶数行画素に対する処理を説明したが、奇数行画素の場合も、空間フィルタ回路230における処理は同じである。
<効果>
・遅延メモリ容量
第1実施形態における遅延メモリ575の容量は、以下の数式(1)に示すように、バンド領域の長さBdl及び参照領域410の高さfhに依存した容量となる。
遅延メモリ容量Dbuf=Bdl×(fh−1)÷2 ・・・(1)
一方、従来のバンド処理(図3)では、遅延メモリ容量Dbufは数式(2)に示す通りとなる。
遅延メモリ容量Dbuf=Bdl×(fh−1) ・・・(2)
すなわち、第1実施形態では、各バンドにおいて偶数行と奇数行を別々に処理するため、Bdlとfhが同じ場合、従来のバンド処理における遅延メモリ容量Dbufの半分で良いことが分かる。
・総転送画素数の増加率
数式(1)及び数式(2)から、第1実施形態では、Dbufとfhが同じ場合、従来のバンド処理におけるバンド領域の高さBdhの2倍のバンド領域の高さを確保できることが分かる。すなわち、図4及び図3に示されるように、遅延メモリ容量Dbufは同じ容量であるが、第1実施形態は従来のバンド処理に比べて2倍のバンド領域の高さを確保できていることが分かる。
背景技術において説明したように、局所画像処理では、総転送画素数がデジタル画像データの総画素数より増加してしまう。その増加率rは、参照領域410の高さをfhとすると、数式(3)に示す通りとなる。
総転送画素数の増加率r=(Bdh)÷(Bdh−(fh−1)) ・・・(3)
数式(3)より、fhが一定の場合、増加率rは、バンド領域の高さBdhが増えるに従って減少し”1”に近づくことが分かる。第1実施形態では従来のバンド処理の2倍のバンド領域の高さを確保可能であることから、第1実施形態では従来のバンド処理に比較し総転送画素数が低減されることが分かる。
・周波数特性の制御性能
第1実施形態では、参照画素を1行おきに間引いて減らしたため、垂直方向の高周波成分の制御性能が従来のバンド処理よりも悪化する。一方、参照領域のサイズ(幅fwと高さfh)は変えていないため、低周波成分の制御性能は、従来のバンド処理と変わらない。前述したように、人間の視覚特性において、画像の高周波成分は低周波成分に比較し感度が低いため、光学系のボケ回復においては十分なボケ補正が可能であることが分かる。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、バンド処理において、参照領域のサイズ(幅fwと高さfh)を変えずに、参照領域内における参照画素を間引いた空間フィルタを用いる。具体的には、参照画素を1行おきに間引いた空間フィルタ(図6)を使用して処理を行う。この構成により、従来のバンド処理に比較し、遅延メモリ容量の低減や総転送画素数の低減を実現することが可能となる。
なお、ここでは横長のバンドに分割して処理したが、縦長のバンドに分割して処理する形態にも適用できる。この場合、走査方向を90度回転させたバンド処理が可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、空間フィルタの参照画素の他の間引きの形態について説明する。すなわち、第1実施形態においては、参照画素を1行おきに間引いたが、間引きの形態はこれに限定されない。
なお、以下に示す例1〜例4では、従来のバンド処理(図3)と同じく、参照領域のサイズは5画素四方(幅fw=5、高さfh=5)とし、遅延メモリ容量も同じとする。
<例1(列間引き)>
図8は、第2実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図8(a)に示すように、5画素四方の参照領域を1列おきに間引いている。この場合、1つのバンド領域に対する処理は、図8(b)、図8(c)に示すように、偶数列画素に対する処理と、奇数列画素に対する処理の2回の処理に分けられる。なお、図8(b)、図8(c)は例としてバンド領域301に対する処理を示しているが、他のバンド領域に対しても処理方法は同じである。
図8の例では、2回の処理に分けた結果、バンド領域の高さBdhは従来の2倍の16画素である。そのため、図8(d)に示すように総転送画素数の増加率rは約1.33となる。よって、図3(d)に示した従来のバンド処理に比べ、総転送画素数の増加率rが小さいといえる。
なお、図8の列間引きにおいては、参照画素を1列おきに間引いて減らしたため、水平方向の高周波成分の制御性能が従来のバンド処理よりも悪化する。しかしながら、第1実施形態で説明した理由と同様の理由により、光学系のボケ回復においては十分なボケ補正が可能であることが分かる。
<例2(縦横間引き)>
図9は、第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図9(a)に示すように、長さ方向と高さ方向それぞれに2画素ごと(1画素おき)に間引いている。この場合、1つのバンド領域に対する処理は、4回の処理に分けられる。すなわち、ここでは、縦横それぞれ2画素ごとに間引かれた空間フィルタを用いて、4つのサンプリング位相に対して空間フィルタを4回順次適用する。高さ方向にK画素ごと長さ方向にL画素ごとに間引く場合は、K×L個のサンプリング位相によりK×L回順次適用することになる。
バンド領域301に対する処理に対する4回の処理のうち1回分の処理を図9(b)に例示的に示している。具体的には、図9(b)では列番号を2で割ったときの剰余が”0”、行番号を2で割ったときの剰余が”0”となる画素群を用いて処理を行う。
また、図には示していないが、2回目の処理では、列番号を2で割ったときの剰余が”1”かつ行番号を2で割ったときの剰余が”0”となる画素群を用いて処理を行う。3回目の処理では、列番号を2で割ったときの剰余が”0”かつ行番号を2で割ったときの剰余が”1”となる画素群を用いて処理を行う。4回目の処理では、列番号を2で割ったときの剰余が”1”かつ行番号を2で割ったときの剰余が”1”となる画素群を用いて処理を行う。
図9の例では、4回の処理に分けた結果、バンド領域の高さBdhは従来の4倍の32画素である。そのため、図9(c)に示すように総転送画素数の増加率rは約1.14となる。よって、図3(d)に示した従来のバンド処理に比べ、総転送画素数の増加率rが小さいといえる。
なお、図9の縦横間引きにおいては、水平方向と垂直方向の両方の解像度が1/2となるため、水平方向と垂直方向の両方に関し、高周波成分の制御性能が従来のバンド処理よりも悪化する。しかしながら、第1実施形態で説明した理由と同様の理由により、光学系のボケ回復においては十分なボケ補正が可能であることが分かる。
なお、例2から分かる通り、本発明では、1つのバンド領域を、位相の異なる複数の画素群に分割し、それらの画素群ごとに同一の処理を行っている。各画素群は、1つのバンド領域の画素を、間隔が均等な格子状にサンプリングすることにより得られる。すなわち、a、bを整数とし、二次元ベクトルv1、v2を単位格子ベクトルとした場合、v=a×v1+b×v2となる格子点でサンプリングする。そのため、任意の画素群のサンプリング位置は、該画素群を平行移動することにより、他の任意の画素群のサンプリング位置と重ねることができる。
また、分割した画素群は、互いにサンプリング位置が重複せず、分割された全ての画素群を合成した画像と、1つのバンド領域における画像は完全に一致するようにする。画素群に分割する方法は、間引き方式に基づいており、具体的には、間引かれたフィルタ係数が、画素群の任意の位置に当てはまるように、画素群を分割する。
例えば、後述する例のように、フィルタ係数が長さ方向に2画素ごと、高さ方向に4画素ごとに値を持つ場合、分割する画素群も同様に、長さ方向に2画素ごと、高さ方向に4画素ごとに値を持つようにする。
すなわち、フィルタ係数を間引く際と同じサンプリング間隔で1つのバンド領域の画素をサンプリングする。位相の異なる複数の画素群は、サンプリング位相を変化させ、他の画素群と同じ間隔でサンプリングすることにより得られる。
これにより、遅延メモリ容量Dbufが同じ場合、従来のバンド処理よりもバンド領域の高さBdhを拡大することが可能となる。具体的には、n枚の画素群に分割した場合、遅延メモリ容量Dbufが同じ場合、従来のバンド処理よりもバンド領域の高さBdhをn倍に拡大できる。
<例3(千鳥間引き)>
図10は、第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図10(a)に示すように、千鳥状(市松模様状)に間引いている。この場合、1つのバンド領域に対する処理は、図10(b)、10(c)に示すように、2回の処理に分けられる。
図10の例では、2回の処理に分けた結果、バンド領域の高さBdhは従来の2倍の16画素である。そのため、図10(d)に示すように総転送画素数の増加率rは約1.33となる。よって、図3(d)に示した従来のバンド処理に比べ、総転送画素数の増加率rが小さいといえる。
なお、図10の千鳥間引きにおいては、水平方向に対して45度方向の高周波成分の制御性能が従来のバンド処理よりも悪化するが、水平方向と垂直方向に関しては高周波成分の制御性能が行間引きや列間引きに比較し劣化が低減される。また、第1実施形態で説明した理由と同様の理由により、光学系のボケ回復においては十分なボケ補正が可能であることが分かる。
<例4(その他)>
図11は、第2実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図11(a)に示すように間引いている。この場合、1つのバンド領域に対する処理は、4回の処理に分けられる。
バンド領域301に対する処理に対する4回の処理のうち1回分の処理を図11(b)に例示的に示しておいる。1つのバンド領域に対する処理は、図11(b)と同じ処理を、位相の異なる他の3個の画素群に対して行うことにより完了する。
図11の例では、4回の処理に分けた結果、バンド領域の高さBdhは従来の4倍の32画素である。そのため、図11(c)に示すように総転送画素数の増加率rは約1.14となる。よって、図3(d)に示した従来のバンド処理に比べ、総転送画素数の増加率rが小さいといえる。なお、この図11の間引き方式では、例2に比べ、等方的に配置されるため、高周波成分の制御性能の劣化についても例2に比べて等方的になる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、空間フィルタの参照領域のサイズを広げる形態について説明する。すなわち、第1実施形態及び第2実施形態においては、参照領域のサイズ(幅fwと高さfh)を変えずに、参照領域内の参照画素を間引く形態について説明したが、参照領域のサイズを変えるよう構成してもよい。すなわち、遅延メモリが一定の場合、参照領域のサイズを広げた場合でも、参照画素を間引くことによりバンド領域の高さBdhを拡大することが出来、転送画素数の増加を抑制できる。
なお、以下に示す例5〜例6では、第1実施形態(図4)と同じ遅延メモリ容量とし、参照領域のサイズを、拡大前のM画素×N画素に対し高さ方向にK倍(拡大率K)、長さ方向にL倍(拡大率L)だけ拡大する。即ち、拡大された参照領域の高さ方向の画素数はK×(N−1)+1、長さ方向の画素数はL×(M−1)+1となる。このとき、L×K画素単位に1画素を参照するように係数(参照領域拡大フィルタ係数)を設定し、L×K個のサンプリング位相で空間フィルタをL×K回順次適用する。
<例5(行間引き)>
図12は、第3実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図12(a)に示すように、幅fwが5画素で高さfhが9画素の参照領域を、参照画素が4列ごととなるように間引いている。即ち、拡大前参照領域の長さMが5、拡大前参照領域の高さNが3、長さ方向の拡大率Lが1、高さ方向の拡大率Kが4となる。この場合、1つのバンド領域に対する処理は、K×L=4×1=4回の処理に分けられる。4回のうちの1回分の処理を図12(b)に示している。
この場合、バンド領域の高さBdhは例2や例4と同じく32画素となる。しかしながら、参照領域の高さfhが9画素のため、図12(c)に示されるように、総転送画素数の増加率rは約1.33となる。
すなわち、第1実施形態の場合に比べて参照領域のサイズを広くしつつ、総転送画素数の増加率rを第1実施形態と同程度に抑止することが出来る。
<例6(縦横間引き)>
図13は、第3実施形態における他の空間フィルタ処理を説明する図である。ここでは、図13(a)に示すように、幅fwが9画素で高さfhが9画素の参照領域としている。そして、長さ方向に2画素ごと(L=2)、高さ方向に4画素ごと(K=4)の参照画素を配置している。よって、1つのバンド領域に対する処理は、K×L=4×2=8回の処理に分けられる。図13(b)は、8回の処理のうちの1つを示しており、1つのバンド領域に対する処理は、図13(b)と同じ処理を、位相の異なる他の7個の画素群に対して行うことにより完了する。
この場合、バンド領域の高さBdhは64画素となり、図13(c)に示されるように、総転送画素数の増加率rは約1.14となる。
すなわち、例5に比べて参照領域のサイズを更に広くしつつ、総転送画素数の増加率rをさらに抑止することが出来る。
(第4実施形態)
第4実施形態では、ブロック処理において、空間フィルタ処理の参照領域内の参照画素の一部を適切に間引く形態について説明する。これにより、バンド処理をベースとした第1〜第3実施形態と同様に、総転送画素数の増加を抑制する。
図14は、従来のブロック処理におけるフィルタ処理の動作を説明する図である。ここでは、1枚のデジタル画像データをブロック分割した際の1つ目のブロックであるブロック領域画像を示している。図3と異なり、1枚のデジタル画像データをバンド状ではなくブロック状に分割している。ブロック分割により分割されたブロック領域1401は、ブロックメモリに格納され、図3で説明したバンド処理と同様に、ブロック領域ごとに処理される。図14(c)は、ブロック領域の座標系を示している。
なお、この図14では、例として1つ目のブロック領域1401に対する処理を示しているが、他のブロック領域に対しても処理方法は同じである。参照領域1510のサイズは5画素四方で、遅延メモリ容量は64画素とする。画素領域1550は遅延メモリに記憶される領域であり、ブロック領域1401内の処理結果は、バンド処理と同様に、遅延メモリに記憶された画素値を用いて算出される。このとき、図15(b)に示すように、ブロック領域のサイズは8画素四方となり、重複領域1560を除外した中央の領域のサイズは4画素四方になるため、総転送画素数の増加率rは4となる。
図15は、第4実施形態における空間フィルタ処理を説明する図である。遅延メモリ容量は、従来のブロック処理(図14)と同じ64画素で、参照領域のサイズも従来のブロック処理(図14)と同じ5画素四方である。ただし、参照領域内において空間フィルタ処理に使用する参照画素を図9(a)と同じ方法で間引いている。そのため、ブロック領域1401に対する処理は、4回の処理に分けられる。図15(a)は、4回の処理のうちの1回分を例示的に示している。
その結果、図15(b)の通り、ブロック領域のサイズを拡大することができる。すなわち、ブロック領域のサイズは16画素四方となり、重複領域1560を除外した中央の領域のサイズは12画素四方になるため、総転送画素数の増加率rは約1.78となる。
すなわち、参照領域のサイズを変えない場合であっても、参照領域内の参照画素の数を間引いて減らすことにより1つのブロック領域に対する処理を複数回の処理に分けることが可能となる。その結果、遅延メモリ容量が同じ場合、従来のブロック処理よりもブロック領域のサイズを拡大可能となり、総転送画素数を削減できる。
以上説明したとおり第4実施形態によれば、ブロック処理において、参照領域のサイズ(幅fwと高さfh)を変えずに、参照領域内における参照画素を間引いた空間フィルタを用いる。この構成により、従来のブロック処理に比較し、遅延メモリ容量の低減や総転送画素数の低減を実現することが可能となる。
なお、ここでは正方形のブロック状に分割して処理したが、長方形やひし形のブロックに分割した形態にも適用可能である。互いにオーバーラップする単位領域ごとに局所画像処理を行う際、各単位領域を、位相ごとに、格子状にサンプリングして処理することで、間引き量を多くするほど単位領域のサイズを拡大でき、総転送画素数を低減できる。そのため、単位領域が正方形以外のブロックであっても、単位領域間でオーバーラップする領域の面積が変わらなければ、総転送画素数を低減する効果が得られる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、予め複数の画像処理モードを用意しておき、使用する画像処理モードをユーザから受け付ける形態について説明する。すなわち、上述の実施形態に示したように、参照画素を間引いた空間フィルタを用いることにより総転送画素数を低減させることが可能となり処理速度(スループット)を向上させることが可能となる。一方、参照画素の間引きは高周波成分の制御性能を犠牲にすることにつながる。
そこで、出力画質を優先する画像処理モード(画質優先モード)及び処理速度を優先する画像処理モード(高速モード)の何れかの指定をユーザから受付可能となるよう構成する。画質優先モードでは、間引き量を少なく設定することにより、処理速度は低下するが高周波成分の制御性能を向上できる。一方、高速モードでは、間引き量を多く設定することにより、人間の視覚特性上感度が高い低周波成分の制御性能を維持しつつ処理速度を向上できる。
図16は、3つのモードを例示的に示す図である。各モードにおける処理方法は、画質優先モードは従来のバンド処理(図3)、中速モードは図10、高速モードは図9に示す通りである。すなわち、Q<Pとしたとき(P,Qは正整数)、出力画質を優先する指定を受け付けた場合はP個の画素を参照するフィルタ係数を選択する。処理速度を優先する指定を受け付けた場合はQ個の画素を参照するフィルタ係数を選択する。いずれのモードも参照領域のサイズは5画素四方であるため、低周波成分の制御性能は同じである。なお、これらの複数の画像処理モードは例えば、工場出荷時、あるいはユーザが事前に設定するとよい。
このように構成することにより、ユーザは、画質(高周波成分の制御性能)と処理速度のトレードオフを調整できる。
なお、第5実施形態における画像処理モードは、図16に示したもの以外であっても構わない。例えば、ユーザが、プリンタドライバや、プリンタ上のユーザインターフェースで指定するプリント用紙の種類も、第5実施形態における画像処理モードに含まれる。また、第5実施形態では、画像処理モードによって参照画素の間引き量を切り替える際、図16に示した通り、参照領域のサイズは全てのモードで同じとしたが、モードによって、参照画素の間引き量と、参照領域のサイズを同時に切り替えても構わない。例えば、ユーザが写真用紙と普通紙を選択できる場合において、普通紙が選択されたときは、写真用紙が選択されたときに比べ、間引き量を多くし、参照領域のサイズを小さくすることで、高速な処理を実現できる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、入力画像の解像度に応じて処理を切り替える形態について説明する。特に、参照領域のサイズ及び参照画素の間引きを切り替える形態について説明する。
図19は、光学系のPSF(Point Spread Function)のボケ幅と空間フィルタのフィルタ係数の参照領域との関係を示す図である。光学系に依存する画像ボケの回復処理においては、参照領域の物理的なサイズを、画像における物理的なボケ幅と同程度にしなければ十分な回復性能が得られない。例えば、画像におけるボケ幅が約210μmの場合、空間フィルタの参照領域のサイズも約210μmとする必要がある。
入力画像の解像度を600dpiとしたとき、参照領域のサイズは5画素四方に相当することになる。しかし、解像度が1200dpiの場合、画素数で換算した参照領域のサイズは10画素四方となり、600dpiの場合よりも増えてしまう。前述の通り、画素値で換算した参照領域のサイズが増えると、総転送画素数の増加率rが増え、スループットが低下する。そのため、光学系のボケ回復処理において、物理的なボケ幅が一定でも、入力解像度を高くすると総転送画素数の増加率rが増え、スループットが低下してしまう。
前述の通り、遅延メモリ容量が一定のとき、参照領域のサイズを広げた場合であってもても、参照画素を間引くことによりバンド領域のサイズを拡大でき、転送画素数を抑制できる。また、間引き量を多く設定するほど、総転送画素数の増加率rの増大を抑制できる。そこで、光学系の物理的なボケ幅が一定の場合、入力画像の解像度が所定の解像度以上であるか否かに応じて、間引き量を変化させることにより総転送画素数の増加率rの増大を抑制できる。
図17は、ボケ幅が一定の場合における、入力解像度(600dpi、1200dpi)に基づく2つの設定を例示的に示す図である。ここでは、入力解像度は、ユーザが設定することを想定するが、スキャナなどの外部機器から設定を受け付けるように構成してもよい。
ここでは、600dpiのときは図4に示す処理、1200dpiのときは図13に示す処理としている。すなわち、参照領域のサイズを、1200dpiの場合は600dpiの場合よりも大きくしている。ただし、1200dpiの場合の方が間引き量が多いため双方の処理における参照画素の数は同じになっており、その結果、総転送画素数の増加率rも同じになっている。
このように、入力画像の解像度に応じて処理を切り替えることにより、光学系のボケ回復処理において十分な回復性能を得つつ、総転送画素数の増加率rの増大を抑制することが可能となる。
(第7実施形態)
第7実施形態では、入力画像におけるボケ幅に応じて処理を切り替える形態について説明する。特に、参照領域のサイズ及び参照画素の間引きを切り替える形態について説明する。
図18は、解像度が一定の場合における、ボケ幅(小さい、大きい)に基づく2つの設定を例示的に示す図である。ここでは、ボケ幅は、ユーザが設定することを想定するが、外部機器から設定を受け付けるように構成してもよい。
ここでは、ボケ幅が小さい(例えば200μm未満)ときは図4に示す処理、ボケ幅が大きい(例えば200μm以上)ときは図13に示す処理としている。すなわち、ボケ幅が所定のボケ幅以上であるか否かに応じて参照領域のサイズを変えている。なお、参照領域のサイズを、ボケ幅に比例して順次大きくしてもよい。図17の場合と同様に、ボケ幅が大きいほど間引き量を大きくしているため、総転送画素数の増加率rは変化しない。
このように、ボケ幅に応じて処理を切り替えることにより、光学系のボケ回復処理において十分な回復性能を得つつ、総転送画素数の増加率rの増大を抑制することが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
110 CPU回路部; 120 画像読み取り部; 130 画像処理部; 140 プリンタ部; 301〜303 バンド領域; 410 参照領域

Claims (12)

  1. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、各バンド領域画像をバンドメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、
    前記バンドメモリに格納されたバンド領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、
    を有し、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記バンド領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、
    前記画像処理装置は、
    前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、
    を更に有し、
    前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記フィルタ係数は、更に、前記第1の方向においてL画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が互いに異なるように、前記空間フィルタをK×L回順次適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記憶手段は、更に、前記第1の方向にM画素、前記第2の方向にK×(N−1)+1画素の参照領域を有する参照領域拡大フィルタ係数を記憶しており、
    前記参照領域拡大フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記参照領域拡大フィルタ係数を利用する場合、前記画像処理装置は、参照画素の間引きを行わない場合のK倍の領域のバンド領域画像を前記バンドメモリに逐次格納し、前記空間フィルタ手段は、前記参照領域拡大フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタをK回順次適用する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記バンド領域画像の高さ及び長さの一方は、前記入力画像の高さ及び長さの少なくとも一方と同一である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、更に、各バンド領域画像を、隣接するブロック領域と互いに一部重なり合うように複数のブロック領域画像に分割し、各ブロック領域画像をブロックメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、
    前記ブロックメモリに格納されたブロック領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、
    を有し、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記ブロック領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記ブロック領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、
    前記画像処理装置は、
    前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、
    を更に有し、
    前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、各バンド領域画像をバンドメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置の制御方法であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記バンドメモリに格納されたバンド領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ工程と、
    を含み、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ工程では、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記バンド領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶工程では、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを前記記憶部に記憶し、
    前記制御方法は、
    前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付工程により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択工程と、
    を更に含み、
    前記空間フィルタ工程では、前記選択工程により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  7. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、更に、各バンド領域画像を、隣接するブロック領域と互いに一部重なり合うように複数のブロック領域画像に分割し、各ブロック領域画像をブロックメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置の制御方法であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記ブロックメモリに格納されたブロック領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ工程と、
    を含み、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ工程では、前記フィルタ係数による前記ブロック領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記ブロック領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶工程では、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを前記記憶部に記憶し、
    前記制御方法は、
    前記入力画像の解像度の指定を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程により所定の解像度より低い解像度を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付工程により前記所定の解像度以上の解像度を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択工程と、
    を更に含み、
    前記空間フィルタ工程では、前記選択工程により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、各バンド領域画像をバンドメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、
    前記バンドメモリに格納されたバンド領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、
    を有し、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記バンド領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、
    前記画像処理装置は、
    前記入力画像における画像のボケ幅の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により所定のボケ幅より狭いボケ幅を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定のボケ幅以上のボケ幅を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、
    を更に有し、
    前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、更に、各バンド領域画像を、隣接するブロック領域と互いに一部重なり合うように複数のブロック領域画像に分割し、各ブロック領域画像をブロックメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶する記憶手段と、
    前記ブロックメモリに格納されたブロック領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ手段と、
    を有し、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ手段は、前記フィルタ係数による前記ブロック領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記ブロック領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶手段は、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを記憶しており、
    前記画像処理装置は、
    前記入力画像における画像のボケ幅の指定を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により所定のボケ幅より狭いボケ幅を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付手段により前記所定のボケ幅以上のボケ幅を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択手段と、
    を更に有し、
    前記空間フィルタ手段は、前記選択手段により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、各バンド領域画像をバンドメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置の制御方法であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記バンドメモリに格納されたバンド領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ工程と、
    を含み、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ工程では、前記フィルタ係数による前記バンド領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記バンド領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶工程では、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを前記記憶部に記憶し、
    前記制御方法は、
    前記入力画像における画像のボケ幅の指定を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程により所定のボケ幅より狭いボケ幅を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付工程により前記所定のボケ幅以上のボケ幅を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択工程と、
    を更に含み、
    前記空間フィルタ工程では、前記選択工程により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. 入力画像を、隣接するバンド領域と互いに一部重なり合うように複数のバンド領域画像に分割し、更に、各バンド領域画像を、隣接するブロック領域と互いに一部重なり合うように複数のブロック領域画像に分割し、各ブロック領域画像をブロックメモリに逐次格納して画像処理を行なう画像処理装置の制御方法であって、
    第1の方向にM画素、該第1の方向に直交する第2の方向にN画素の2次元の参照領域を有するフィルタ係数を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記ブロックメモリに格納されたブロック領域画像に対して、前記フィルタ係数を利用した空間フィルタを適用する空間フィルタ工程と、
    を含み、
    前記フィルタ係数は、前記第2の方向においてK画素ごとの画素を参照するように係数が設定されており、
    前記空間フィルタ工程では、前記フィルタ係数による前記ブロック領域画像に対するサンプリング位相が前記第2の方向に互いに異なるように、前記空間フィルタを前記ブロック領域画像に対してK回順次適用し、
    前記記憶工程では、第1の参照領域を有する第1のフィルタ係数と、該第1の参照領域よりも広い第2の参照領域を有する第2のフィルタ係数とを前記記憶部に記憶し、
    前記制御方法は、
    前記入力画像における画像のボケ幅の指定を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程により所定のボケ幅より狭いボケ幅を受け付けた場合は前記第1のフィルタ係数を選択し、前記受付工程により前記所定のボケ幅以上のボケ幅を受け付けた場合は前記第2のフィルタ係数を選択する選択工程と、
    を更に含み、
    前記空間フィルタ工程では、前記選択工程により選択されたフィルタ係数を使用する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至5、8、9の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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