JP6706111B2 - 免震建物の施工方法 - Google Patents

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本発明は、免震建物の施工方法に関する。
既存の免震建物を増築する場合又は一棟の免震建物を複数の工期に分けて構築する場合、先ず、既存又は先期の免震建物に隣接する地盤に免震基礎を形成し、この免震基礎上に免震装置を設置する。そして、免震装置上に増築又は後期の免震建物を施工していく。
このように既存の免震建物を増築又は一棟の免震建物を複数の工期に分けて構築する場合、増築又は後期の免震建物を構築中に地震が発生すると、既存又は先期の免震建物に影響を与え、免震動作を確実に発揮することできない虞がある。
そこで、特許文献1には、免震建物を増築する場合、或いは1棟の免震建物を複数の工期に分けて構築する場合に、構築途中に地震が発生しても独立して地震力を受けることが可能な免震建物の増築方法及び免震建物の新築方法が開示されている。
この先行技術では、既存の免震建物に隣接する免震装置セット用基礎に免震装置を設置する。この免震装置上に第1建物基礎を設置し、この第1建物基礎上に第1上部躯体を施工して前記既存の免震建物と独立した増築免震建物を構築する。そして、既存の免震建物の建物基礎と第1建物基礎との間を第2建物基礎で連結し、第2建物基礎上に第2上部躯体を施工し、且つこの第2上部躯体を既存の免震建物の上部躯体及び増築免震建物の第1上部躯体に一体化している。
特開平10−292643号公報
しかし、特許文献1の施工方法は、増築免震建物を構築したのち、第2建物基礎で連結し、更にこの第2建物基礎上に第2上部躯体を施工して、既存の免震建物と増築免震建物とを一体化している。
よって、既存の免震建物と増築免震建物とを一体化する施工期間が長い。したがって、この一体化する長い施工期間中に、つまり一体化される前に、地震が発生すると、建物は一体化されて免震機能が正常に働くように設計されているので、建物に歪み等が生じる虞がある。
本発明は、上記事実を鑑み、先に構築され免震支持された先構築建物に後から免震支持された後構築建物を構築した後における先構築建物と後構築建物とを一体化する施工期間を短くすることが目的である。
第一態様は、先に構築され免震支持された先構築建物に、後から免震支持された後構築建物を構築して一体化する免震建物の施工方法であって、前記後構築建物における前記先構築建物に接続される梁を仮設柱で支持しながら、前記後構築建物を免震支持しつつ構築する第一工程と、前記後構築建物が構築された後に、前記仮設柱で支持された前記梁を、前記先構築建物に接続する第二工程と、前記後構築建物の前記仮設柱を撤去する第三工程と、を備える免震建物の施工方法である。
第一態様の免震建物の施工方法では、免震支持された後構築建物が構築されるまで、後構築建物と免震支持された先構築建物とは接続されない。よって、後構築建物が構築中に地震が起きた際には、後構築建物と先構築建物とは、それぞれ独立して地震力を受ける。
また、仮設柱で支持しながら梁を先行して後構築建物に設けているので、後構築建物が構築されると仮設柱で支持された梁を先構築建物に接続するだけで先構築建物と後構築建物とが一体化される。よって、先構築建物と後構築建物とを一体化する施工期間が短い。
第二態様は、前記後構築建物の前記仮設柱で支持された前記梁は鉄骨造とされ、前記第二工程では、前記仮柱で支持された前記梁を前記先構築建物にボルト接続又は溶接接続する第一態様に記載の免震建物の施工方法である。
第二態様の免震建物の施工方法では、後構築建物が構築された後に、仮設柱で支持された梁を、先構築建物にボルト接続又は溶接接続することで、先構築建物と後構築建物とが一体化される。つまり、ボルト接続又は溶接接続することで先構築建物と後構築建物とが一体化されるので、施工が容易であり施工期間が短い。
第三態様は、前記後構築建物の前記仮設柱で支持された前記梁は鉄筋コンクリート造とされ、前記第二工程では、前記仮柱で支持された前記梁を打ち増しして、前記先構築建物に接続する第一態様に記載の免震建物の施工方法である。
第三態様の免震建物の施工方法では、後構築建物が構築された後に、仮設柱で支持された梁を打ち増しして先構築建物に接続することで、先構築建物と後構築建物とが一体化される。つまり、梁を打ち増しすることで先構築建物と後構築建物とが一体化されるので、施工が容易であり施工期間が短い。
本発明によれば、先に構築され免震支持された先構築建物に後から免震支持された後構築建物を構築した後における先構築建物と後構築建物とを一体化する施工期間を短くすることができる。
本発明の一実施形態の免震建物を模式的に示す立面図である。 本発明の一実施形態の免震建物の先構築建物を模式的に示す立面図である。 本発明の一実施形態の免震建物の先構築建物と後構築建物とが一体化する前の状態を模式的に示す立面図である。 (A)は後構築建物の梁と先構築建物の梁に接続された突出梁とが接続される前の状態を示す図であり、(B)はボルト接続した状態を示す図である。
既存の免震建物を増築する場合又は一棟の免震建物を複数の工期に分けて構築する場合等の施工方法について説明する。
より具体的には、図2に示す先に構築され免震支持された先構築建物(先行施工部)100に、図3に示すように後から免震支持された後構築建物(後行施工部)200を構築し、図1に示すように一体化した免震建物10の施工方法について説明する。
なお、本実施形態では、先構築建物100を使用しながら後構築建物200を増設して一体化する。
(構造)
先ず、免震建物10の構造について説明する。
図1に示すように、免震建物10は、先構築建物100と後構築建物200とが一体化された構造となっている。また、免震ピット80は、先構築免震ピット150と後構築免震ピット250とで構成されている。
先構築建物100は鉄骨造とされ、その躯体110は鉄骨製の梁114及び鉄骨製の柱112等で構成されている。また、先構築建物100は、地盤Gに設けられた免震ピット80を構成する先構築免震ピット150に設けられた免震装置50に免震支持されている。
同様に、後構築建物200は鉄骨造とされ、その躯体210は鉄骨製の梁214及び鉄骨製の柱212等で構成されている。また、後構築建物200は、地盤Gに設けられた免震ピット80を構成する後構築免震ピット250に設けられた免震装置52に免震支持されている。
そして、先構築建物100の柱112Aと後構築建物200の梁214Aとが接続されることで、一体化されている。
(施工方法)
次に、免震建物10の施工方法について説明する。
図2に示すように、免震ピット80を構成する先構築免震ピット150に設けた免震装置50に免震支持された先構築建物100を構築する。
次に、図3に示すように、この先構築建物100を支持する先構築免震ピット150に後構築免震ピット250を増設し、この後構築免震ピット250に設けられた免震装置52に免震支持された状態で後構築建物200を構築する。
この後構築建物200を構築する際に、後構築建物200における先構築建物100の柱112Aに接続する梁214Aを仮設柱300で支持しながら構築する。なお、本実施形態における梁214Aは、他の梁よりも長いロングスパン梁であるが、ロングスパン梁でなくてもよい。
また、先構築建物100における後構築建物200の梁214Aが接続される柱112Aに予め鉄骨製の突出梁216を接合する。
なお、本実施形態では、図3及び図4に示すように、先構築建物100の柱112Aに予め接続した突出梁216と後構築建物200の梁214Aとは、所定の間隔があいている。
図1に示すように、後構築建物200を構築後に、後構築建物200の梁214Aと先構築建物100の突出梁216とを接続する。
具体的には、図4(B)に示すように、後構築建物200の梁214Aと先構築建物100の柱112Aに接合された突出梁216との間に鉄骨製の接続梁218を配置し、接続板220を介してボルト接続する。これにより先構築建物100の躯体110と後構築建物200の躯体210とが一体化される。
そして、仮設柱300(図3参照)を撤去する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図2に示すように、免震支持された後構築建物200が構築されるまで、後構築建物200と免震支持された先構築建物100とは接続されない。よって、後構築建物200が構築中に地震が起きた際には、先構築建物100と後構築建物200とは、それぞれ独立して地震力を受ける。
したがって、後構築建物200を構築している最中に地震が発生しても、先構築免震ピット150に設けられた免震装置50が先構築建物100の揺れを減少させ、後構築免震ピット250に設けられた免震装置52が後構築建物200の揺れを減少させるので、免震性能が充分に発揮される。
また、仮設柱300で支持しながら梁214Aを先行して後構築建物200に設けているので、後構築建物200が構築されると、仮設柱300で支持された梁214Aを先構築建物100の柱112Aに接合された突出梁216に接続することで、先構築建物100と後構築建物200とが一体化される。よって、先構築建物100と後構築建物200とを一体化する施工期間を短くすることができる。
また、仮設柱300で支持された梁214Aを先構築建物100の柱112Aに接合された突出梁216にボルト接続することで(図4(B)参照)、先構築建物100と後構築建物200とが一体化される。つまり、ボルト接続することで先構築建物100と後構築建物200とが一体化されるので、一体化の施工が容易であり、施工期間が短い。
なお、本実施形態では、仮設柱300で支持された梁214Aを先構築建物100の柱112Aに接合された突出梁216にボルト接続したが、これに限定されない。溶接で接続してもよいし、ボルト接続と溶接とを組み合わせて接続してもよい。また、先構築建物100の柱112Aに予め突出梁216を接合したが、これに限定されない。仮設柱300で支持された梁214Aを直接、先構築建物100の柱112Aに接続してもよい。
また、仮設柱300の下に設けられた免震装置52Aは、本設でなく仮設であってもよい。
(変形例)
上記実施形態では、先構築建物100及び後構築建物200は、鉄骨造であったが、これに限定されない。先構築建物100及び後構築建物200は、鉄筋コンクリート造であってもよい。
そして、後構築建物200の仮設柱300で支持された鉄筋コンクリート製の梁214Aを打ち増しして、先構築建物100の柱112Aに接続する。
このように、後構築建物200が構築された後に、仮設柱300で支持された梁214Aを打ち増しして先構築建物100の柱112Aに接続することで、先構築建物100と後構築建物200とが一体化される。つまり、梁214Aを打ち増しすることで先構築建物100と後構築建物200とが一体化されるので、一体化する施工が容易であり、施工期間が短い。
(その他)
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、先構築建物100及び後構築建物200は、鉄骨造同士又は鉄筋コンクリート造同士の組み合わせであったが、これらに限定されない。先構築建物100が鉄骨造で後構築建物200が鉄筋コンクリート造であってもよい。或いは、先構築建物100が鉄筋コンクリート造で後構築建物200が鉄骨造であってもよい。なお、この場合、ボルト接続が可能である。
また、例えば、上記実施形態では、先構築建物100及び後構築建物200は、鉄骨造又は鉄筋コンクリート造であったが、これらに限定されない。先構築建物100及び後構築建物200は、どのような構造であってもよい、例えば、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造等であってもよい。
なお、上記実施形態では、仮設柱300で支持された梁214Aを先構築建物100の柱112A又は柱112Aに接合された突出梁216に接続することで、先構築建物100と後構築建物200とが一体化されるとした。しかし、先構築建物100と後構築建物200との境界部にスラブ、水平ブレース、壁等などが存在する場合は、適宜接続して一体化を強めてもよい。なお、免震建物10として完成させるためには、先構築建物100と後構築建物200との境界部にある部材は内装材等も含め最終的には接続される。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない
10 免震建物
100 先構築建物
214A 梁
200 後構築建物
300 仮設柱

Claims (4)

  1. 先に構築され免震支持された先構築建物に、後から免震支持された後構築建物を構築して一体化する免震建物の施工方法であって、
    前記後構築建物における前記先構築建物に接続される梁を、前記先構築建物と所定の間隔をあけて仮設柱で支持しながら前記後構築建物を免震支持しつつ構築する第一工程と、
    前記後構築建物が構築された後に、前記仮設柱で支持された前記梁を、前記先構築建物に接続する第二工程と、
    前記後構築建物の前記仮設柱を撤去する第三工程と、
    を備える免震建物の施工方法。
  2. 前記後構築建物の前記仮設柱で支持された前記梁は鉄骨造とされ、
    前記第二工程では、前記仮設柱で支持された前記梁を前記先構築建物にボルト接続又は溶接接続する請求項1に記載の免震建物の施工方法。
  3. 前記後構築建物の前記仮設柱で支持された前記梁は鉄筋コンクリート造とされ、
    前記第二工程では、前記仮設柱で支持された前記梁を打ち増しして、前記先構築建物に接続する請求項1に記載の免震建物の施工方法。
  4. 前記第二工程の前に、前記後構築建物の前記仮設柱で支持された前記梁と間隔をあけて、突出梁を前記先構築建物に接合し、
    前記第二工程では、前記仮設柱で支持された前記梁と前記先構築建物の前記突出梁との間に鉄骨製の接続梁を配置し、前記接続梁を介して、両者をボルト接続又は溶接接続する、
    請求項2に記載の免震建物の施工方法。
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