JP6704508B2 - 介助装置 - Google Patents

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Description

本明細書は、介助装置に関するものである。
高齢化社会の進展に伴い、介助装置のニーズが増大している。介助装置の導入により、介助者および被介助者の身体的な負担が軽減されるとともに、介護士の人手不足も緩和される。介助装置の一例として、被介助者の移乗動作を介助する装置がある。この種の介助装置は、一般的に、被介助者の身体の一部を支持する支持部を備え、特に、被介助者の胴体を支持する胴体支持部を備える場合が多い。介助装置の胴体支持部に関連する一技術例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された移乗支援装置は、被介助者の少なくとも腸骨近傍から鎖骨近傍に当接して被介助者の荷重を鉛直下方から支える胴体支持部を備え、胴体支持部の下端部中央は、被介助者側に突出した第1の突部を有する。胴体支持部は、内部プレートと、緩衝部材とが一体化されて形成される。さらに、胴体支持部は、被介助者の体重や身長等に応じて、複数種類を用意してもよい旨が開示されている。これにより、被介助者の胸の上部と腸骨部を支えて、胸腹部にかかる面圧を低下させ、被介助者の息苦しさを抑制できる、とされている。
特開2014−64635号公報
ところで、特許文献1の技術例では、従来支持していた胸部に加えて、従来支持していなかった腹部も支持することにより、支持する身体の表面積が増加して面圧が低下する。しかしながら、腸骨部を支える第1の突部は、従来と異なって、被介助者の腹部を押圧する。このため、被介助者は、姿勢変化等に伴い、腹部の圧迫感を始めとする使い心地の低下を感じる場合がある。
本明細書では、被介助者の腹部等の圧迫感を低減して快適な使い心地を実現した介助装置を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書は、基台と、被介助者の胴体を支持可能なベースプレートと、前記ベースプレートよりも曲げ剛性が低く前記被介助者の体重により変形可能であって、前記ベースプレートと比較して前記被介助者の前記胴体の下部の側を支持可能なサブプレートと、前記サブプレートよりも柔軟性があって、前記ベースプレートおよび前記サブプレートの前記被介助者に対向する側の支持面に設けられる胴体接触部材と、を有し、前記被介助者の前記胴体を支持しつつ前記基台に対する相対的な移動が可能な胴体支持部と、前記胴体支持部を駆動する駆動部と、を備える介助装置を開示する。
本明細書で開示する介助装置によれば、胴体支持部のベースプレートは被介助者の胴体を支持し、サブプレートは胴体の下部の側を支持する。そして、胴体支持部が移動するときなどに、サブプレートは、被介助者の姿勢変化に追従して変形するので、被介助者の胴体の下部を強く押圧することが無い。したがって、被介助者は、腹部等の圧迫感が低減されて、快適な使い心地を感じる。
実施形態の介助装置を斜め後方から見た斜視図である。 介助装置が被介助者の移乗動作を介助する場合の初期状態を示す図であって、介助装置を中心線で切った側面断面図である。 介助装置が被介助者の移乗動作を介助する場合の終期状態を示す図であって、介助装置を中心線で切った側面断面図である。 胴体支持部を中心線で切った側面断面図である。 胴体支持部のサブプレートの延出部が変形してたわむ作用を示した側面図である。 第2変形態様の胴体支持部を中心線で切った側面断面図である。
1.実施形態の介助装置1の構成
実施形態の介助装置1について、図1〜図5を参考にして説明する。図1は、実施形態の介助装置1を斜め後方から見た斜視図である。また、図2は、介助装置1が被介助者Mの移乗動作を介助する場合の初期状態を示す図であって、介助装置1を中心線で切った側面断面図である。さらに、図3は、介助装置1が被介助者Mの移乗動作を介助する場合の終期状態を示す図であって、介助装置1を中心線で切った側面断面図である。
介助装置1は、例えば、被介助者Mのベッドと車椅子との間の移乗や、車椅子と便座との間の移乗など、異なる二箇所の間の移乗を介助する。介助装置1は、被介助者Mの胴体を支持して、座位姿勢から移乗時姿勢への移乗動作、および移乗時姿勢から座位姿勢への着座動作を介助する。ここで、移乗時姿勢は、臀部が座面から浮いた姿勢であり、立位姿勢および中腰姿勢を含む。つまり、移乗時姿勢は、上半身が起立した状態および前かがみの状態などを含む。また、介助装置1は、移乗する二箇所が離れている場合に、移乗時姿勢の被介助者Mを移送することができる。
介助装置1は、基台10、駆動部2、支持部50、および制御部90などを備える。駆動部2は、アーム20、アクチュエータ30、およびリンク機構40などで構成されている。駆動部2は、基台10に対して支持部50を相対的に移動させる。
基台10は、フレーム11、足載置台12、前輪13、後輪14、および下腿当て部15などで形成される。フレーム11は、床面Fに近接して水平に配置される後側部材11a、および後側部材11aの前端から前方斜め上方に延在する前側部材11bで形成される。後側部材11aの上面の前側寄りに、アクチュエータ支承部11cが突設される。足載置台12は、後側部材11aの上面に、ほぼ水平に固設される。足載置台12の上面には、被介助者Mが足を乗せる位置を案内するマーク12aが記されている。
2個の前輪13は、前側部材11bに設けられ、2個の後輪14は、後側部材11aに設けられる。前輪13および後輪14の転舵機能により、介助装置1は、直進移動および旋回移動だけでなく、横移動および超信地旋回が可能となっている。さらに、前輪13は、移動を規制するロック機能を備える。下腿当て部15は、一対の支持部材16およびクッション材17で形成される。一対の支持部材16は、前側部材11bから後方斜め上方に向けて立設される。クッション材17は、支持部材16の上端に設けられる。クッション材17は、足載置台12の上方に位置しており、被介助者Mの下腿付近が接触可能となっている。
駆動部2を構成するアーム20は、離隔して並行する2本の棒状部材などで形成される。2本の棒状部材は、下側が揺動軸21を用いて結合されるとともに、上側が支承軸22を用いて結合される。アーム20は、2本の棒状部材が前方に突出する湾曲した形状、または屈曲した形状を有する。アーム20の長さ方向の中間付近に、リンク支承部27が設けられる。さらに、アーム20のリンク支承部27の近くに、概ねアーム20に沿う形状の規制部材28が設けられる。アーム20は、前側部材11bに支承された揺動軸21を揺動軸心にして、前後方向に揺動する。
アーム20の揺動角度を規制するために、ストッパ機構23が設けられる。ストッパ機構23は、アーム20の下側に固設された当接部材24、ならびに前側部材11bに固設された第1ストッパ25および第2ストッパ26からなる。アーム20は、当接部材24が第1ストッパ25に当接する後側位置(図2に示される)から、当接部材24が第2ストッパ26に当接する前側位置(図3に示される)までの間で揺動する。
支持部50は、胴体支持部52および一対の脇支持部53を含んで形成される。胴体支持部52は、アーム20の支承軸22に揺動可能に支承される。これにより、支持部50は、支承軸22を揺動軸心にして前後方向に揺動する。胴体支持部52は、ハンドル52aおよび係止部52bを備える。ハンドル52aは、概ね四角形の枠形状に形成されている。ハンドル52aは、被介助者Mが把持する部位であるとともに、介助装置1を移動させるために介助者が把持する部位でもある。係止部52bは、ハンドル52aの四角形の枠内の中央付近に位置する。胴体支持部52は、被介助者Mの胴体の胸部から腹部の辺りを支持する。
一対の脇支持部53は、胴体支持部52の左右両側の胸部側に取り付けられる。脇支持部53は、鈍角に屈曲するL字状に形成される。脇支持部53の取り付け側の基端から屈曲位置までの短い直線状部分は肩受け部53aとなり、屈曲位置から先端までの長い直線状部分は脇進入部53bとなる。肩受け部53aは、胴体支持部52と概ね同じ平面内に位置して、被介助者Mの肩の前面を支持する。脇進入部53bは、前記平面から徐々に遠ざかり、被介助者Mの胴体の両側の脇に進入して、被介助者Mの背面方向への延在が可能となっている。脇支持部53の表面は、変形および圧縮が容易なクッション材で覆われる。
図4は、胴体支持部52を中心線で切った側面断面図である。図4の右側が被介助者Mの胸部側に対応し、図4の左側が被介助者Mの腹部側に対応する。胴体支持部52は、ベースプレート6、サブプレート7、および胴体接触部材8を有する。ベースプレート6は、平面視で概ね矩形板状の部材である。ベースプレート6は、金属製の板材などで形成されており、高い曲げ剛性を有する。ベースプレート6の被介助者Mに対向する側の面が支持面65となる。ベースプレート6は、被介助者Mの胴体を支持可能である。被介助者Mの体重に起因する荷重が胴体接触部材8を介して支持面65に作用しても、ベースプレート6は、殆ど変形しない。
ベースプレート6には、前述したハンドル52aが固設される。また、ベースプレート6は、アーム20の支承軸22に揺動可能に支承される被支承部61(図4では省略、図5に示す)を有する。さらに、ベースプレート6は、胸部側の端部付近に、左右一対の保持孔62を有する。保持孔62は、脇支持部53の基端に結合された結合ピン54を回転可能、かつ抜け出し不能に保持する。これにより、脇支持部53は、結合ピン54を軸心にして揺動し、胴体支持部52と成す角度が調整可能とされる。したがって、被介助者Mが脇支持部53にもたれかかるときに脇支持部53が揺動して、もたれかかる動作が容易になる。さらに、支持部50は、脇支持部53の揺動によって、複数の被介助者Mの体格差にも対応する。
サブプレート7は、薄板状の部材である。サブプレート7は、樹脂製、例えばポリカーボネート製とされており、ベースプレート6よりも曲げ剛性が低い。サブプレート7の被介助者Mに対向する側の面が支持面75となる。被介助者Mの体重に起因する荷重が胴体接触部材8を介して支持面75に作用すると、サブプレート7は変形し得る。サブプレート7の胸部側の重なり部71は、ベースプレート6の支持面65に重ねて配置される。サブプレート7の腹部側の延出部72は、ベースプレート6よりも腹部側に出て延在する。この配置によれば、サブプレート7は、ベースプレート6と比較して、被介助者Mの胴体の下部の側を支持可能である。具体的に、ベースプレート6が被介助者Mの胸部を支持したときに、サブプレート7は、被介助者Mの腹部を支持する。
なお、サブプレート7とベースプレート6の位置関係は、上述に限定されない。例えば、第1変形態様では、サブプレート7の重なり部71が、ベースプレート6の支持面65でなく、反対側の裏面に重ねられる。さらに、サブプレート7の支持面75およびベースプレート6の支持面65が共通する面を形成する第2変形態様について、後で説明する。
胴体接触部材8は、サブプレート7よりも柔軟性のある材料を用いて、ベースプレート6やサブプレート7よりも大きく形成される。胴体接触部材8は、表層81およびベース層82からなる二層構造とされている。表層81は、被介助者Mの胴体に近い側に配置される。表層81は、柔軟性を有して容易に変形し得る材料を用いて、被介助者Mの胴体の前面に適合する曲面状に形成される。表層81の形成材料として、低反発性のウレタンフォームを例示できる。表層81は、柔軟に変形して被介助者Mの胴体を優しく支持する。また、表層81は、被介助者Mの体重に起因する荷重を分散化する。これにより、ベースプレート6の支持面65およびサブプレート7の支持面75に作用する荷重の分布が均等化される。
一方、ベース層82は、ベースプレート6およびサブプレート7に近い側に配置される。ベース層82と表層81の間は、接着されていても、接着されていなくてもよい。ベース層82は、表層81よりも硬くて変形しにくく、かつサブプレート7よりも柔軟性のある材料を用いて形成される。ベース層82の形成材料として、低燃焼性のウレタンフォームを例示できる。ベース層82は、表層81を支える。
胴体接触部材8は、収納カバー83に収納されて使用される。収納カバー83は、ベースプレート6に接する側の内側にサブカバー84を有する二重の袋状に形成されている。サブプレート7は、サブカバー84に収納されて使用される。収納カバー83は、例えば、図略の面ファスナーを用いて、ベースプレート6の支持面65に着脱可能に取り付けられる。したがって、サブプレート7および胴体接触部材8は、交換可能である。
駆動部2を構成するアクチュエータ30は、本体部31、可動部32、および図略の駆動源などで形成される。可動部32は、本体部31に対して直動し、戻り位置から中間位置を経由して突出する。駆動源となるモータは、図略の変速ギヤなどの動力伝達機構を介して可動部32を駆動する。これに限定されず、駆動源は、油圧や空気圧を用いてピストンに相当する可動部32を直動させる圧力駆動源でもよい。本体部31の基端31aは、フレーム11のアクチュエータ支承部11cに傾動可能に支承される。これにより、アクチュエータ30は、アクチュエータ支承部11cを支点として前後方向に傾動する。可動部32の先端32aは、リンク機構40に係合する。
駆動部2を構成するリンク機構40は、第1リンク部材41および第2リンク部材42などで形成される。第1リンク部材41は、金属や硬質樹脂などで形成された長尺状の部材である。第1リンク部材41は、中央に被支承部41aをもち、一端に被駆動部41bおよびローラ41cをもち、他端に連結部41dをもつ。被支承部41aは、アーム20のリンク支承部27に揺動可能に支承される。被駆動部41bは、アクチュエータ30の可動部32の先端32aに係合される。ローラ41cは、可動部32が中間位置からさらに突出すると、アーム20の規制部材28に接触して転動し得るようになっている。
第2リンク部材42は、第1リンク部材41の連結部41dと、胴体支持部52の係止部52bとを連結する。第2リンク部材42は、可撓性を有する材料、例えば、ゴム、エラストマー、軟質樹脂、フィルム状の硬質樹脂などを用いて形成される。連結部41dと係止部52bが相互に離れる方向に移動する場合に、第2リンク部材42は、連結部41dおよび係止部52bを連動させる連動状態とする。一方、連結部41dと係止部52bが相互に近づく方向に移動する場合に、第2リンク部材42は、連結部41dおよび係止部52bを非連動とする非連動状態を許容する。
制御部90は、ソフトウェアで動作する制御本体部91、操作器92、およびバッテリ電源96などで構成される。制御本体部91およびバッテリ電源96は、アーム20の下端寄りの前側に固設される。バッテリ電源96は、制御本体部91およびアクチュエータ30に共用とされる。操作器92は、接続コード93を用いて制御本体部91に接続される。これに限定されず、操作器92は、無線通信を用いて制御本体部91に通信接続されてもよい。操作器92には、上昇ボタン94および下降ボタン95が設けられている。制御本体部91は、操作器92の操作状態に応じて、アクチュエータ30を制御する。
詳述すると、上昇ボタン94が指で押下されている間、制御本体部91は、アクチュエータ30の可動部32を本体部31から突出させる上昇モードの制御を行う。上昇モードは、被介助者Mの臀部を上昇させる移乗動作の介助に相当する。また、下降ボタン95が指で押下されている間、制御本体部91は、アクチュエータ30の可動部32を本体部31に戻す下降モードの制御を行う。下降モードは、被介助者Mの臀部を下降させる着座動作の介助に相当する。上昇ボタン94や下降ボタン95から指が離れて押下状態が解消されると、制御本体部91は、直ちに制御を中断する。これにより、アクチュエータ30および支持部50が直ちに停止して、高い安全性が確保される。
2.実施形態の介助装置1の動作
次に、実施形態の介助装置1の動作について説明する。以降の説明では、被介助者Mの移乗動作の介助を例にする。この場合、介助装置1は、図2に示される初期状態から図3に示される終期状態まで動作する。なお、被介助者Mの着座動作を介助する場合、介助装置1は、移乗動作の介助の概ね逆順で逆方向に動作する。
まず、介助者は、操作器92の下降ボタン95を押下して、アクチュエータ30の可動部32を、図2に示される戻り位置まで戻す。続いて、介助者は、ハンドル52aを把持して介助装置1を移動させ、座位姿勢の被介助者Mに接近させる。被介助者Mは、下半身を基台10と支持部50の間の領域に進入させる。さらに、被介助者Mは、両足を足載置台12のマーク12aに載置する。被介助者Mは、下腿の一部を下腿当て部15のクッション材17に接触させることで、安定した姿勢が得られる。
続いて、被介助者Mは、胴体を前傾させて胴体支持部52に面接触させるとともに、両脇で脇支持部53にもたれかかる。このとき、胴体支持部52は起立した方向に揺動しているので、胴体の前傾角度は小さくて済む。また、脇支持部53の脇進入部53bがほぼ水平か僅かに後下がりとなるので、被介助者Mは、脇支持部53に容易にもたれかかることができる。このときの被介助者Mの姿勢が初期姿勢となる。初期姿勢では、臀部が座面に着いている。上述した被介助者Mの一連の動作は、介助者が介助してもよい。
続いて、介助者は、操作器92の上昇ボタン94を押下して、可動部32を突出させる。可動部32が戻り位置から中間位置まで突出する間、第1リンク部材41のローラ41cは、未だ規制部材28に接触していない。このため、第1リンク部材41は、可動部32に駆動されて、図2の反時計回りに揺動する。同時に、アクチュエータ30は、前方に傾動する。また、アーム20は、初期状態の後側位置を維持する。第1リンク部材41の揺動に伴い、支持部50は、第2リンク部材42に連動されて前方に揺動する。この動作は、可動部32が中間位置に到達するまで継続される。これにより、被介助者Mは、上半身がさらに前傾する。このとき、脇支持部53の脇進入部53bが前下がりとなるので、被介助者Mは、後方への移動が規制されて支持部50から脱落しない。
介助者は、さらに継続して操作器92の上昇ボタン94を押下し、可動部32を突出させる。可動部32が中間位置を越えて突出すると、ローラ41cが規制部材28に接触して、第1リンク部材41の揺動が終了する。この後、アーム20が、可動部32に駆動されて、図2の時計回りに揺動する。同時に、アクチュエータ30は、さらに前方に傾動する。また、連結部41dおよび係止部52bは連動状態となっており、支持部50は、アーム20に対して一定の姿勢を維持する。この動作は、アーム20が前側位置に到達する図3の終期状態まで継続される。これにより、被介助者Mは、臀部が座面から離れるとともに、上半身が前方斜め上方へ移動しつつさらに前傾する。その結果、図3に示されるように、被介助者Mは、臀部が座面から大きく上昇して、脚部が伸びた移乗時姿勢となる。
3.実施形態の介助装置1の作用および効果
次に、実施形態の介助装置1の作用および効果について説明する。図5は、胴体支持部52のサブプレート7の延出部72が変形してたわむ作用を示した側面図である。図5において、胴体接触部材8および収納カバー83は、省略されている。被介助者Mが初期姿勢(図2参照)から移乗時姿勢(図3参照)まで姿勢変化する過程で、被介助者Mの胴体と胴体支持部52の位置関係が変化する。例えば、図2の初期姿勢で、被介助者Mの胴体は、胴体支持部52に概ね平行している。また、図3の移乗時姿勢で、被介助者Mの胴体は、胸部と比較して腹部がベースプレート6およびサブプレート7に接近している。
初期姿勢において、被介助者Mの体重に起因する荷重は、ベースプレート6の支持面65およびサブプレート7の支持面75に概ね均等に作用する。このとき、サブプレート7の延出部72に多くの荷重は作用せず、延出部72は殆ど変形しない。また、被介助者Mの胴体の特定の部分に、荷重の反力として大きな面圧が発生することは無い。
一方、移乗時姿勢において、被介助者Mの体重に起因する荷重の多くは、サブプレート7に作用する。特に、被介助者Mの腹部からサブプレート7の延出部72に作用する荷重が大きくなる。このため、図5に誇張して示されるように、サブプレート7の延出部72は、重なり部71に対して変形し、被介助者Mの腹部から逃げる方向にたわむ。結果として、サブプレート7は、被介助者Mの腹部に大きな面圧を発生させない。つまり、サブプレート7は、被介助者Mの腹部を強く押圧しない。したがって、被介助者Mは、腹部の圧迫感が低減される。この効果は、移乗時姿勢だけに限定されず、移乗時姿勢に至る途中の姿勢でも生じ、さらには、被介助者Mが胴体支持部52に対して姿勢を変更する場合にも生じる。
また、サブプレート7の重なり部71がベースプレート6の支持面65に重ねて配置されるので、ベースプレート6の腹部側の端部は、サブプレート7に隠れて被介助者Mを押圧しない。ここで、サブプレート7の重なり部71がベースプレート6の裏面に重ねられた第1変形態様を想起する。第1変形態様において、ベースプレート6は、サブプレート7よりも被介助者Mに近接して配置される。そして、サブプレート7がたわんだとき、ベースプレート6は、腹部側の端部が変形せずに残って、被介助者Mの腹部を強く押圧するおそれが生じる。したがって、本実施形態は、第1変形態様よりも優れる。
さらに、サブプレート7が高い曲げ剛性を有して変形しない対比態様を想定する。対比態様において、被介助者Mの体重に起因する荷重の多くは、変形しないサブプレート7の腹部側の端部に集中して作用する。結果として、被介助者Mの腹部に大きな面圧が発生する。このため、被介助者Mは、強い圧迫感を感じて、使い心地が低下する。腹部の強い圧迫感は、サブプレート7が無いベースプレート6のみの従来態様でも、同様に発生する。したがって、本実施形態は、対比態様や従来態様よりも優れる。
上述したように、本実施形態では、金属製のベースプレート6および樹脂製で変形可能なサブプレート7を胴体支持部52に用いることにより、被介助者Mの腹部の強い圧迫感を解消して、快適な使い心地を実現できる。また、サブプレート7を交換可能としたので、被介助者Mの体格や好みに合わせて、サブプレート7の厚みや材質を変更できる。例えば、肥満体型の被介助者Mに合わせて、曲げ剛性が一層低めで変形しやすいサブプレート7を用いることができる。
4.第2変形態様、その他の変形および応用
なお、上述した胴体支持部52に代えて、図6に示される胴体支持部56を用いることができる。図6は、第2変形態様の胴体支持部56を中心線で切った側面断面図である。第2変形態様において、ベースプレート6Aは、金属製であり、腹部側の端部に嵌合溝66を有する。一方、サブプレート7Aは、樹脂製であり、胸部側の端部に突条76を有する。サブプレート7Aの突条76は、ベースプレート6Aの嵌合溝66に嵌入して固定される。そして、ベースプレート6Aの支持面65およびサブプレート7Aの支持面75は、共通する面を形成して段差が無い。収納カバー86は、一重の袋状とされ、胴体接触部材8を収納する。
第2変形態様の胴体支持部56では、被介助者Mの移乗時姿勢でサブプレート7Aの大部分がベースプレート6Aに対して変形し、被介助者Mの腹部から逃げる方向にたわむ。これにより、第2変形態様の胴体支持部56でも、実施形態の胴体支持部52と同様の効果が生じる。さらに、この胴体支持部56では、ベースプレート6Aの支持面65およびサブプレート7Aの支持面75に段差が無いので、使い心地がすこぶる快適となる。
また、実施形態の駆動部2は、一つのアクチュエータ30を用いて、まず支持部50を揺動させ、続いてアーム20を揺動させるが、これに限定されない。例えば、駆動部は、複数のアクチュエータを含んでもよいし、支持部やアームをスライド移動させてもよい。さらに、胴体支持部(52、56)のみで支持部50が形成されて、一対の脇支持部53が省略されてもよい。また、胴体接触部材8は、二層構造である必要は無く、単一の材料で形成されてもよい。実施形態、ならびに第1および第2変形態様は、他にも様々な変形や応用が可能である。
1:介助装置 2:駆動部 10:基台 20:アーム 30:アクチュエータ 40:リンク機構 50:支持部 52:胴体支持部 53:脇支持部 53a:肩受け部 53b:脇進入部 56:胴体支持部 6、6A:ベースプレート 65:支持面 66:嵌合溝 7、7A:サブプレート 71:重なり部 72:延出部 75:支持面 76:突条 8:胴体接触部材 81:表層 82:ベース層 83:収納カバー 84:サブカバー 86:収納カバー 90:制御部 M:被介助者

Claims (5)

  1. 基台と、
    被介助者の胴体を支持可能なベースプレートと、前記ベースプレートよりも曲げ剛性が低く前記被介助者の体重により変形可能であって、前記ベースプレートと比較して前記被介助者の前記胴体の下部の側を支持可能なサブプレートと、前記サブプレートよりも柔軟性があって、前記ベースプレートおよび前記サブプレートの前記被介助者に対向する側の支持面に設けられる胴体接触部材と、を有し、前記被介助者の前記胴体を支持しつつ前記基台に対する相対的な移動が可能な胴体支持部と、
    前記胴体支持部を駆動する駆動部と、
    を備える介助装置。
  2. 前記サブプレートは交換可能である、請求項1に記載の介助装置。
  3. 前記サブプレートの少なくとも一部は、前記ベースプレートの前記支持面に重ねて配置される、請求項1または2に記載の介助装置。
  4. 前記ベースプレートは金属製であり、前記サブプレートは樹脂製である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の介助装置。
  5. 前記ベースプレートが前記被介助者の胸部を支持したときに、前記サブプレートは、前記被介助者の腹部を支持する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の介助装置。
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