JP6702777B2 - 撮像装置、撮像方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、及びプログラムに関する。
従来より、焦点検出用信号の取得と画像信号の取得とを1つの撮像素子を用いて実現する技術が知られている。一例として、焦点検出用信号を取得する画素を、表示/記録用の画像信号を取得するための画素として兼用する技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術によれば、撮像素子を構成する画素のうち少なくとも一部の画素が、水平方向及び垂直方向のうちの少なくとも一方に複数の領域に分割される。画像取得時には、分割された領域から得られる信号を加算することで、画像信号を得ることができる。また、焦点調節時には、水平方向又は垂直方向に分割された2領域分の信号を得るように読み出しを行うことで、各画素を瞳分割した、位相差方式の焦点検出用信号を得ることができる。
また、特許文献2には、分割された複数の領域の信号をそれぞれラインメモリに読み出し、画素ごとに加算して画像信号として出力するか、各領域の信号を独立に出力して位相差方式の焦点検出用信号として用いるかを切り替える撮像装置が開示されている。
特開2001−083407号公報 特開2012−155095号公報
特許文献2に示すように各画素が複数の光電変換部によって構成された、瞳分割読み出し機能を持った撮像素子において、AF追従しながら連続撮影を行う処理について考える。水平方向又は垂直方向に分割された2領域分の信号を得るように読み出しを行うことで焦点検出用信号を得ることができるため、1フレームの撮影で焦点検出用信号と画像信号の両方を取得することができる。即ち、露光、焦点検出用信号及び画像信号の取得、及び焦点調節を繰り返すことで、連続撮影を実現することができる。
しかしながら、同じ画素から焦点検出用信号及び画像信号の両方を取得する場合、画像信号のみを取得する場合よりも、ノイズが大きくなる。また、撮影画角の一部の領域のみを焦点検出領域として用いる場合など、焦点検出用信号及び画像信号の両方を取得する画素と画像信号のみを取得する画素とが混在する場合には、撮影画像において領域ごとにノイズ感が異なり、画質が劣化する可能性がある。この問題は、高感度撮影時など、ノイズが大きくなる撮影条件での撮影時に特に顕著になる。
また、記録用静止画の撮影に要する時間は比較的長いため、1回目の撮影時に取得した焦点検出用信号に基づいて2回目の撮影のための合焦制御を行う場合、高速に移動する被写体に対してフォーカスが追従できず、画質が劣化する可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、同じ画素から焦点検出用信号及び画像信号の両方を取得可能な撮像素子を用いて連写を行う場合に、画質の劣化を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束から焦点検出用信号を生成する複数の光電変換部を各々が含む複数の画素を有する撮像素子と、前記撮像素子を用いて複数の静止画を連続的に撮影する撮影手段であって、画素ごとに、前記複数の光電変換部の焦点検出用信号が合算された画像信号を取得し前記焦点検出用信号を取得しない第1の取得モード、又は前記画像信号に加えて前記焦点検出用信号を取得する第2の取得モードで信号を取得する、撮影手段と、を備え、前記撮影手段は、記録用静止画と前記記録用静止画よりも画素数が少ない焦点検出用静止画とを交互に撮影し、前記記録用静止画の撮影において全画素を前記第1の取得モードに対応させ、前記焦点検出用静止画の撮影において少なくとも一部の画素を前記第2の取得モードに対応させることを特徴とする撮像装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、同じ画素から焦点検出用信号及び画像信号の両方を取得可能な撮像素子を用いて連写を行う場合に、画質の劣化を抑制することが可能となる。
撮像装置100の外観図。 撮像装置100の機能ブロック図。 撮像部22の1画素の構成を概略的に示す図。 撮影レンズ103(光学系)の射出瞳を通過した光束が撮像部22に入射する様子を概念的に示す図。 撮影シーケンスAにおける撮像部22の読出し領域を示す図。 撮影シーケンスAのタイミングチャート。 撮影シーケンスBのライブ表示用静止画(焦点検出用静止画)に対応する撮像部22の読出し領域を示す図。 撮影シーケンスBのタイミングチャート。 撮像装置100による連写処理のフローチャート。 図9のS902における撮影シーケンス選択処理の詳細を示すフローチャート。 感度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図。 黒引き処理を実行するか否か、感度、及び温度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図。 露光時間及び温度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置100の外観図である。図1において、表示部28は、画像や各種情報を表示する。シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は、接続ケーブル111と撮像装置100とを接続する。操作部70は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材である。コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための操作部である。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は、記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、撮像装置100との通信が可能となる。
図2は、撮像装置100の機能ブロック図である。図2において、シャッター101は、絞り機能を備えるシャッターである。撮影レンズ103は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。また、撮像部22は、A/D変換処理機能を備えている。AF評価値検出部23は、デジタル画像信号から得られるコントラスト情報などからAF(オートフォーカス)評価値を算出し、得られたAF評価値を撮像部22からシステム制御部50に出力する。バリア102は、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系を覆うことにより、撮像系の汚れや破損を防止する。ストロボ90は、撮影時に発光させることにより、低照度シーンでの撮影時や逆光シーンでの撮影時に照度を補うことができる。
画像処理部24は、撮像部22から出力される画像データ、又は、メモリ制御部15からの画像データに対し、所定の画素補間や縮小といったリサイズ処理や、色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュ自動調光発光)処理が行われる。また、画像処理部24では、AF(オートフォーカス)処理が行われるが、このとき、撮像部22に備えるAF評価値検出部23の出力が用いられることもある。画像処理部24は更に、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
撮像部22の出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって取得及びA/D変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示デバイス上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。撮像部22で一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、表示部28は電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばフラッシュメモリ等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、撮像装置100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより、表示制御も行う。システムメモリ52は、RAMである。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、及び操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部材である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。或いは、モード切替スイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。第1シャッタースイッチ62は、撮像装置100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ自動調光発光)処理等の動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンなどを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
図1に示したコントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50は撮像装置100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール73は、回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
温度計74は、撮像装置100の温度を測定する。電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部40は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
図3は、撮像部22の1画素の構成を概略的に示す図である。画素22011は、マイクロレンズ22012を有する。また、画素22011は、複数の光電変換部としてのフォトダイオード(PD)を有する。図2の例では、2つのPD(PD22013及びPD22014)が図示されているが、2つ以上であれば個数に限定はない。
図4は、撮影レンズ103(光学系)の射出瞳を通過した光束が撮像部22に入射する様子を概念的に示す図である。図4において、符号401は画素アレイの断面を示し、断面401には、マイクロレンズ402、カラーフィルタ403、PD404、及びPD405が含まれる。PD404及びPD405は、図3におけるPD22013及びPD22014に対応する。符号406は、撮影レンズ103の射出瞳を示す。
ここでは、マイクロレンズ402を有する画素に対して、射出瞳406を通過した光束の中心を光軸409とする。射出瞳406を通過した光束は、光軸409を中心として撮像部22に入射される。領域407及び領域408は、射出瞳406の一部の領域を表す。領域407を通過する光束の最外周の光線を符号410及び411で示し、領域408を通過する光束の最外周の光線を符号412及び413で示す。
図4から分かるように、射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境にして、上側の光束はPD405に入射し、下側の光束はPD404に入射する。つまり、PD404及びPD405は、それぞれ射出瞳406の異なる領域を通過した光束を受光している。ここで、PD404で受光した信号を「A像」、PD405で受光した信号を「B像」、A像とB像を合算した値を「A+B像」と呼ぶことにする。撮像装置100は、A像及びB像(焦点検出用信号)を取得すれば、これらを対の位相差信号として用いることによりデフォーカス量を算出し、距離情報を取得することができる。また、撮像装置100は、A+B像(画像信号)を取得すれば、これに基づいて静止画を生成することができる。撮像装置100は、撮像部22の各画素からの信号読出しを、下記のX方式又はY方式により行うことができる。
X方式(第1の取得モード):A+B像を取得する読出し方式
Y方式(第2の取得モード):A像、B像、及びA+B像を取得する読出し方式
Y方式の場合、撮像装置100は、例えば、A像とA+B像とを読み出してから「(A+B像)−(A像)」の演算を行うことによりB像を生成することができる。或いは、撮像装置100は、A像とB像とを読み出してから「(A像)+(B像)」の演算を行うことによりA+B像を生成することができる。本実施形態においては、A像、B像、及びA+B像が取得される限り、読出し及び演算の詳細については特に限定されないものとする。
次に、図5乃至図8を参照して、撮像装置100が実行可能な、静止画の連写の2つの撮影シーケンスについて説明する。撮像装置100は、記録用静止画のみを連続して撮影する撮影シーケンスA(第1の連写モード)、又は、記録用静止画とライブ表示用静止画とを交互に撮影する撮影シーケンスB(第2の連写モード)を実行可能である。
図5は、撮影シーケンスAにおける撮像部22の読出し領域を示す図である。図5に示すように、撮像装置100は、読出し領域の一部の行(静止画測距用画素として指定された行)についてはY方式での読出しを行い、残りの行についてはX方式での読出しを行う。このようにX方式及びY方式を混在させる読出し方式を、「X/Y方式」と呼ぶことにする。撮像装置100は、読出し領域の各画素から取得したA+B像に基づいて記録用静止画を生成する。また、撮像装置100は、Y方式に対応する画素から取得したA像及びB像に基づいてデフォーカス量を算出する。即ち、撮像装置100は、図5に示す方式に従って撮影を行うことにより、記録用静止画のための画像信号に加えて焦点検出用信号(位相差信号)を取得することができる。
なお、撮像装置100は、読出し領域の全画素についてY方式での読出しを行うことも可能である。しかしながら、この場合、読出しに時間がかかってしまい、連写速度が低下する。そこで、図5ではX方式とY方式とが混在した構成について説明した。しかしながら、本実施形態は、X方式とY方式とが混在した構成に限定される訳ではない。なお、読出し方式はリアルタイムに変更することができるため、撮像装置100は、被写体に応じてY方式で読み出す画素を変更してもよい。これにより、合焦精度を高めることができる。
図6は、撮影シーケンスAのタイミングチャートである。撮像装置100は、設定された露光時間分の電荷蓄積が完了したら、撮像信号の読出しを開始する。図6に示すセンサ駆動において、斜線部はY方式での読出しを示す。撮像装置100は、Y方式での読出しが行われる画素については、A+B像(画像信号)を記録用静止画の生成のために使用し、A像及びB像(焦点検出用信号)を測距処理(デフォーカス量の算出)のために使用する。撮像装置100は、測距処理の完了後、次の撮影タイミング(露光期間の開始タイミング)までの間に、フォーカスレンズを駆動する。
図7は、撮影シーケンスBのライブ表示用静止画(焦点検出用静止画)に対応する撮像部22の読出し領域を示す図である。一般的に、ライブ表示用静止画の画素数は記録用静止画よりも少ないため、ライブ表示用静止画の撮影時には読出し対象画素の間引きが行われる。図7の読出し領域が図5の読出し領域よりも小さく図示されていることは、この間引きを概念的に表現している。但し、これら2つの読出し領域の大きさの比は、間引き率を限定するものではない。図7に示すように、撮像装置100は、読出し領域の一部の行(ライブ測距用画素として指定された行)についてはY方式での読出しを行い、残りの行についてはX方式での読出しを行う。システム制御部50は、読出し領域の各画素から取得したA+B像に基づいてライブ表示用静止画を生成する。また、撮像装置100は、Y方式に対応する画素から取得したA像及びB像に基づいてデフォーカス量を算出する。即ち、撮像装置100は、図7に示す方式に従って静止画の撮影を行うことにより、ライブ表示用静止画のための画像信号に加えて焦点検出用信号(位相差信号)を取得することができる。
図8は、撮影シーケンスBのタイミングチャートである。図8に示すセンサ駆動において、斜線部はY方式での読出しを示す。図8に示すように、2回の記録用静止画の撮影の間にライブ表示用静止画の撮影が行われ、測距処理用のA像及びB像は、ライブ表示用静止画の撮影時に取得される。また、記録用静止画の撮影時には、読出し領域の全画素についてX方式での読出しが行われ、これにより得られたA+B像から記録用静止画が生成される。ライブ表示用静止画の露光時間は、記録用静止画よりも短い。
撮影シーケンスBの場合、記録用静止画の撮影後にライブ表示用静止画を撮影する必要があるため、撮影シーケンスAと比べて連写速度が低下する。従って、連写速度に関しては、撮影シーケンスAの方が撮影シーケンスBよりも優れている。しかしながら、画質に関しては、次の3つの理由により、撮影シーケンスBの方が撮影シーケンスAよりも優れている。
第1に、撮影シーケンスAの場合、記録用静止画においてノイズ段差が発生し、画質が劣化する可能性がある。具体的には、Y方式で取得されるA+B像は、X方式で取得されるA+B像よりもノイズが増加する。そのため、記録用静止画において、X方式に対応する領域とY方式に対応する領域との境界でノイズ段差が生じる。特に、ノイズが大きい撮影条件の場合(例えば、感度が高い場合)、ノイズ段差が顕著になり、画質が大きく劣化する可能性がある。一方、撮影シーケンスBの場合、記録用静止画についてはX方式のみが使用されるため、ノイズ段差による画質劣化を防止することができる。なお、撮影シーケンスAにおいて読出し領域の全画素についてY方式での読出しを行う場合は、ノイズ段差は発生しないが、静止画全体のノイズが増加する。従って、いずれにしても、撮影シーケンスAの画質は撮影シーケンスBよりも劣化する。
第2に、撮影シーケンスAの場合、合焦制御に用いるA像及びB像の蓄積は、記録用静止画の撮影時の絞り値で行われる。そのため、絞り値が大きく被写界深度が深い場合、デフォーカス量を適切に取得できない可能性がある。その結果、合焦精度が低下し、画質が劣化する可能性がある。一方、撮影シーケンスBの場合、ライブ表示用静止画の撮影時に絞り値を小さくすることにより、被写界深度を浅くして合焦精度を向上させることができる。
第3に、撮影シーケンスAの場合、合焦制御に用いるA像及びB像の蓄積タイミングから次の蓄積タイミング(即ち、次の記録用静止画の撮影タイミング)までの時間が比較的長く、移動する被写体に対して高速にフォーカスを追従させることができない。そのため、被写体が高速に移動する場合に、合焦精度が低下し、画質が劣化する可能性がある。一方、撮影シーケンスBの場合、前述の通りライブ表示用静止画の画素数は記録用静止画よりも少ないため、ライブ表示用静止画のための蓄積及び読出しは記録用静止画よりも短時間で行われる。そのため、合焦制御に用いるA像及びB像の蓄積タイミングから次の記録用静止画の撮影タイミングまでの時間が撮影シーケンスAよりも短くなる。従って、フォーカスの追従速度が向上し、画質劣化が抑制される。
なお、撮影シーケンスBにおいて、2つの記録用静止画の間に撮影される静止画をライブ表示することは必須ではない。一般化すると、撮影シーケンスBにおいては、2つの記録用静止画の間に、記録用静止画よりも画素数の少ない静止画(焦点検出用静止画)が撮影される。
本実施形態では、撮像装置100は、静止画の連写を行う際に、撮影条件(例えば、感度及び絞り値)及び被写体速度に応じて撮影シーケンスA又は撮影シーケンスBを選択する。大きな画質劣化が発生する可能性が高い撮影条件や被写体速度の場合、撮像装置100は、撮影シーケンスBを選択することにより画質劣化を抑制する。反対に、大きな画質劣化が発生する可能性が低い撮影条件や被写体速度の場合、撮像装置100は、撮影シーケンスAを選択することにより連写速度を向上させる。具体的な選択基準の例については、図10を参照して後述する。
なお、本実施形態において、撮影シーケンスの選択は必須ではなく、撮像装置100は、常に撮影シーケンスBを実行してもよい。この場合、連写速度は低下するが、撮影条件及び被写体速度に関わらず画質劣化を抑制することができる。また、撮像装置100が撮影シーケンスの選択を行う場合の選択基準は、前述した撮影条件及び被写体速度に限定されない。例えば、撮像装置100は、ユーザの指示に従って、撮影シーケンスA又は撮影シーケンスBを選択してもよい。
次に、図9を参照して、撮像装置100による連写処理について説明する。図9のフローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムをシステム制御部50が実行することにより実現される。ユーザがモード切替スイッチ60を操作して撮像装置100を連写モードにセットすると、本フローチャートの処理が開始する。
S901で、システム制御部50は、第2シャッタースイッチ64がONになるまで待つ。第2シャッタースイッチ64がONになると、システム制御部50は処理をS902に進める。S902で、システム制御部50は、撮影条件及び被写体速度に応じて撮影シーケンスA又はBを選択する。選択処理の詳細については、図10を参照して後述する。S903で、システム制御部50は、S902において撮影シーケンスA及びBのうちのどちらが選択されたかを判定する。撮影シーケンスAが選択された場合、システム制御部50は処理をS904に進め、撮影シーケンスBが選択された場合、システム制御部50は処理をS907に進める。
S904で、システム制御部50は、X/Y方式で記録用静止画を撮影し、記録媒体200に記録する。具体的な撮影方法は、図5及び図6を参照して前述した通りである。システム制御部50は、撮影時に取得されたA像及びB像を、メモリ32に一時的に格納する。S905で、システム制御部50は、A像及びB像を用いてデフォーカス量を算出し、撮影レンズ103のフォーカスレンズを駆動することにより、被写体に対する合焦制御を行う。S906で、システム制御部50は、連写が完了したか否かを判定する。例えば、所定数の記録用静止画の生成が完了した場合や、第2シャッタースイッチ64がOFFになった場合などに、連写が完了したと判定される。連写が完了した場合、本フローチャートの処理は終了する。そうでない場合、システム制御部50は、処理をS903に戻す。これにより、記録用静止画が連続的に撮影される。
一方、S902において撮影シーケンスBが選択された場合、システム制御部50は、処理をS903からS907へ進める。S907で、システム制御部50は、X方式で記録用静止画を撮影し、記録媒体200に記録する。具体的な撮影方法は、図8を参照して前述した通りであり、読出し領域の全画素についてX方式での読出しが行われる。S908で、システム制御部50は、記録用静止画の撮影時の絞り条件を取得し、絞り値が閾値以上か否かを判定する。
S908において絞り値が閾値未満である(絞りが開放に近い)と判定された場合、システム制御部50は処理をS909に進める。S909で、システム制御部50は、X/Y方式でライブ表示用静止画を撮影し、表示部28に表示する。具体的な撮影方法は、図7及び図8を参照して前述した通りである。システム制御部50は、撮影時に取得されたA像及びB像を、メモリ32に一時的に格納する。なお、システム制御部50は、S909における撮影を行うたびに、何らかの基準(例えば、被写体の状態)に基づいてY方式で読み出す画素の位置及び数を決定してもよい。これにより、合焦精度を更に高めることができる。
S908において絞り値が閾値以上であると判定された場合、システム制御部50は処理をS910に進める。S910で、システム制御部50は、絞りを開放してからX/Y方式でライブ表示用静止画を撮影し、表示部28に表示する。ここでの撮影は、S909における撮影と同様である。即ち、S910の処理は、撮影前に絞りを開放することを除き、S909の処理と同様である。前述の通り、絞り値が大きい場合は被写界深度が深くデフォーカス量を適切に取得できない可能性があるため、絞り値が閾値以上の場合には絞りを開放する処理が行われる。なお、絞りを大きく開放するほど(即ち、絞り値を小さくするほど)合焦精度が向上するが、少ししか開放しない場合であってもある程度の効果は期待できる。そのため、S910における絞りの開放の度合いは特に限定されない。
S909又はS910の後、システム制御部50は処理をS905に進める。S905の処理は撮影シーケンスAの場合と同様であるが、デフォーカス量の算出には、ライブ表示用静止画の撮影時に取得されたA像及びB像が用いられる。その後、システム制御部50は、連写が完了するまで、記録用静止画及びライブ表示用静止画を交互に撮影する。
次に、図10を参照して、図9のS902における撮影シーケンス選択処理の詳細について説明する。S1001で、システム制御部50は、記録用静止画の撮影に関する感度が閾値以上であるか否かを判定する。感度が閾値以上(高感度)の場合、システム制御部50は処理をS1005に進め、撮影シーケンスBを選択する。感度が閾値未満(低感度)の場合、システム制御部50は処理をS1002に進め、絞り値が閾値以上か否かを判定する。絞り値が閾値以上(絞り側)の場合、システム制御部50は処理をS1005に進め、撮影シーケンスBを選択する。絞り値が閾値未満(開放側)の場合、システム制御部50は処理をS1003に進め、被写体の動き検出を行い、被写体速度が閾値以上であるか否かを判定する。被写体の動き検出においては、例えば、システム制御部50は、撮像部22から出力される信号データから、フレーム間の主要被写体領域の重心位置の変化量を取得し、その変化量から被写体の状態変化を検出することができる。主要被写体の検出については、画面内の輝度や色の領域分布やエッジ情報から画面内に主要な被写体が存在するかどうかを判定するアルゴリズムが一般的に知られている。被写体速度が閾値以上(高速)の場合、システム制御部50は処理をS1005に進め、撮影シーケンスBを選択する。被写体速度が閾値未満(低速)の場合、システム制御部50は処理をS1004に進め、撮影シーケンスAを選択する。
ところで、図10のS1001においては、ノイズに影響する撮影条件の例として記録用静止画の撮影に関する感度を挙げたが、本実施形態はこれに限定されない。撮影条件の他の例としては、記録用静止画の撮影に関する、黒引き処理を実行するか否か、温度、及び露光時間などが挙げられる。撮像装置100は、これらの撮影条件のうちの1つ又は任意の組み合わせに基づく予想ノイズレベルが小さい(第1のレベル)場合に撮影シーケンスAを選択し、予想ノイズレベルが大きい(第2のレベル)場合に撮影シーケンスBを選択する。
また、一般的に、ライブ表示用静止画に要求される画質レベルは、記録用静止画に要求される画質レベルよりも低い。しかしながら、ノイズの大きさによっては、連写中にリアルタイムに表示されるライブ表示用静止画のノイズ段差が顕著になり、ユーザが画質劣化を強く感じてしまう可能性がある。そこで、撮像装置100は、撮影シーケンスBに対応する予想ノイズレベルを更に2段階に分け、予想ノイズレベルに応じてS909及びS910におけるライブ表示用静止画の撮影方法を変化させてもよい。この場合、撮像装置100は、予想ノイズレベルが小さい(第1のレベル)場合に撮影シーケンスAを選択し、予想ノイズレベルが中程度(第2のレベル)又は大きい(第3のレベル)場合に撮影シーケンスBを選択する。撮影シーケンスBのライブ表示用静止画の撮影(S909又はS910)に関して、撮像装置100は、予想ノイズレベルが中程度(第2のレベル)の場合はX/Y方式を用い、予想ノイズレベルが大きい(第3のレベル)の場合はY方式を用いる。以下、図11乃至図13を参照して具体例について説明する。
図11乃至図13において、「A」は、撮影シーケンスAを示し、「B1」は、X/Y方式でライブ表示用静止画を撮影する撮影シーケンスB(以下、「撮影シーケンスB1」とも呼ぶ)を示す。また、「B2」は、Y方式でライブ表示用静止画を撮影する撮影シーケンスB(以下、「撮影シーケンスB2」とも呼ぶ)を示す。
図11は、感度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図である。図11の例では、感度がISO400以下の場合、撮影シーケンスAが選択される。そして、記録用静止画のノイズ段差が目立ってしまうISO800において、撮影シーケンスAから撮影シーケンスB1への切り替えが生じる。更に、ライブ表示用静止画のノイズ段差が目立ってしまうISO3200において、撮影シーケンスB1から撮影シーケンスB2への切り替えが生じる。
図12は、黒引き処理を実行するか否か、感度、及び温度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図である。黒引き処理は、欠陥画素の補正やシェーディング除去を目的とした処理である。黒引き処理を行う場合、撮影画像においてノイズが大きくなることが知られている。図12の例では、感度及び温度に応じて黒引き処理が実行されるか否かが決まっている。空欄に対応する撮影条件の場合、黒引き処理は実行されない。この場合、例えば図11に従って撮影シーケンスが選択される。また、「A」、「B1」、又は「B2」が記載された欄に対応する撮影条件の場合、黒引き処理が実行される。この場合、記録用静止画のノイズ段差が目立ってしまうISO400において、撮影シーケンスAから撮影シーケンスB1への切り替えが生じる。更に、ライブ表示用静止画のノイズ段差が目立ってしまうISO1600において、撮影シーケンスB1から撮影シーケンスB2への切り替えが生じる。図11と図12とを比較すると、黒引き処理が行われる場合、より低い感度で撮影シーケンスの切り替えが生じていることが分かる。これは、感度が同じであれば、黒引き処理が行われる場合の方が黒引き処理が行われない場合よりも予想ノイズレベルが大きいからである。
図13は、露光時間及び温度に基づく撮影シーケンスの選択の例を示す図である。露光時間が長いほど、また、温度が高いほど、ノイズが大きくなる傾向がある。そのため、図13の例では、露光時間が長くなり温度が高くなるにつれて、撮影シーケンスA→撮影シーケンスB1→撮影シーケンスB2のように撮影シーケンスの切り替えが生じる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、撮像装置100は、連写時に撮影シーケンスBが選択されると、記録用静止画と、記録用静止画よりも画素数が少ない焦点検出用静止画とを交互に撮影する。そして、撮像装置100は、記録用静止画の撮影はX方式で行い、焦点検出用静止画の撮影はX/Y方式又はY方式で行う。これにより、記録用静止画の画質の劣化を抑制することが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
22…撮像部、24…画像処理部、28…表示部、32…メモリ、50…システム制御部、52…システムメモリ、56…不揮発性メモリ、100…撮像装置、200…記録媒体

Claims (13)

  1. 光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束から焦点検出用信号を生成する複数の光電変換部を各々が含む複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子を用いて複数の静止画を連続的に撮影する撮影手段であって、画素ごとに、
    前記複数の光電変換部の焦点検出用信号が合算された画像信号を取得し前記焦点検出用信号を取得しない第1の取得モード、又は
    前記画像信号に加えて前記焦点検出用信号を取得する第2の取得モード
    で信号を取得する、撮影手段と、
    を備え、
    前記撮影手段は、記録用静止画と前記記録用静止画よりも画素数が少ない焦点検出用静止画とを交互に撮影し、前記記録用静止画の撮影において全画素を前記第1の取得モードに対応させ、前記焦点検出用静止画の撮影において少なくとも一部の画素を前記第2の取得モードに対応させる
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 所定の条件に基づいて第1の連写モード又は第2の連写モードを選択する選択手段を更に備え、
    前記第1の連写モードが選択された場合、前記撮影手段は、前記記録用静止画を連続的に撮影し、前記記録用静止画の撮影において少なくとも一部の画素を前記第2の取得モードに対応させ、
    前記第2の連写モードが選択された場合、前記撮影手段は、前記記録用静止画と前記焦点検出用静止画とを交互に撮影し、前記記録用静止画の撮影において全画素を前記第1の取得モードに対応させ、前記焦点検出用静止画の撮影において少なくとも一部の画素を前記第2の取得モードに対応させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記選択手段は、撮影条件に基づく予想ノイズレベルが第1のレベルの場合に前記第1の連写モードを選択し、前記予想ノイズレベルが前記第1のレベルよりも大きい第2のレベルの場合に前記第2の連写モードを選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮影条件は、前記記録用静止画の撮影に関する、感度、黒引き処理を実行するか否か、温度、及び露光時間のうちの少なくともいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記選択手段は、前記記録用静止画の撮影に関する絞り値が閾値未満の場合に前記第1の連写モードを選択し、前記記録用静止画の撮影に関する絞り値が前記閾値以上の場合に前記第2の連写モードを選択し、
    前記第2の連写モードが選択された場合、前記撮影手段は、前記焦点検出用静止画の撮影に関する絞り値を前記記録用静止画の撮影に関する絞り値よりも小さくする
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 被写体速度を検出する検出手段を更に備え、
    前記選択手段は、前記被写体速度が閾値未満の場合に前記第1の連写モードを選択し、前記被写体速度が前記閾値以上の場合に前記第2の連写モードを選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記焦点検出用静止画をリアルタイムで表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記焦点検出用静止画をリアルタイムで表示する表示手段を更に備え、
    前記選択手段は、撮影条件に基づく予想ノイズレベルが第1のレベルの場合に前記第1の連写モードを選択し、前記予想ノイズレベルが前記第1のレベルよりも大きい第2のレベル又は前記第2のレベルよりも大きい第3のレベルの場合に前記第2の連写モードを選択し、
    前記第2の連写モードの前記焦点検出用静止画の撮影において、前記撮影手段は、
    前記予想ノイズレベルが前記第2のレベルの場合、一部の画素を前記第2の取得モードに対応させ、
    前記予想ノイズレベルが前記第3のレベルの場合、全画素を前記第2の取得モードに対応させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  9. 前記撮影条件は、前記記録用静止画の撮影に関する、感度、黒引き処理を実行するか否か、温度、及び露光時間のうちの少なくともいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記焦点検出用静止画の露光時間は、前記記録用静止画よりも短い
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮影手段は、前記焦点検出用静止画の撮影において一部の画素を前記第2の取得モードに対応させる場合、撮影ごとに前記一部の画素の位置及び数を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 光学系の射出瞳の異なる領域を通過した光束から焦点検出用信号を生成する複数の光電変換部を各々が含む複数の画素を有する撮像素子を備える撮像装置が実行する撮像方法であって、
    前記撮像素子を用いて複数の静止画を連続的に撮影する撮影工程であって、画素ごとに、
    前記複数の光電変換部の焦点検出用信号が合算された画像信号を取得し前記焦点検出用信号を取得しない第1の取得モード、又は
    前記画像信号に加えて前記焦点検出用信号を取得する第2の取得モード
    で信号を取得する、撮影工程
    を備え、
    前記撮影工程では、記録用静止画と前記記録用静止画よりも画素数が少ない焦点検出用静止画とを交互に撮影し、前記記録用静止画の撮影において全画素を前記第1の取得モードに対応させ、前記焦点検出用静止画の撮影において少なくとも一部の画素を前記第2の取得モードに対応させる
    ことを特徴とする撮像方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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