JP6701850B2 - 化粧シート及び化粧板 - Google Patents
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Description
本発明は、上記のような点に着目したもので、意匠性に優れた化粧シート及び化粧板を提供することを目的としている。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る化粧板1は、印刷原反2の一方の面に、アンカー層3、インクジェット印刷で印刷された印刷層4及び電離放射架橋により形成されたクリア層5がこの順に積層されて化粧シート6が形成され、印刷原反2の他方の面に、プライマー層7及び接着剤層8を介して、基材9を貼り合わせて構成される。
本発明の一実施形態に係る化粧板1は、特に、内装材や家具等の用途に好適なものである。
印刷原反2は、樹脂フィルムからなるシート状の層である。樹脂フィルムとしては、ポリオレフィン、及びポリエステルのいずれかを使用できる。
(アンカー層3)
アンカー層3は、インクジェット印刷で塗布されるインクジェットインキを定着させるための層である。アンカー層3は、印刷層4の上に形成される第1アンカー層3aと、第1アンカー層3aの上に形成される第2アンカー層3bとを備える。
第2アンカー層3bは、第1アンカー層3aとは異なる主剤からなる。
同様に、シリカは、粒径が2μmに限るものではなく、例えば、1.8μm以上2.2μm以下であってもよく、要は、光沢調整剤として機能することができる粒径であればよい。
なお、第1アンカー層3a及び第2アンカー層3bには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、耐水化剤等の添加剤を添加してもよい。
印刷層4は、インクジェットインキによって意匠性を付与するための絵柄が印刷された層である。印刷層4は、第2アンカー層3bの表面に、インクジェット印刷で絵柄を印刷することによって設けることができる。インクジェットインキとしては、例えば、紫外線硬化型インクジェットインキを使用できる。また、絵柄としては、例えば、木目、コルク、焼き物、抽象柄等、化粧シート6や化粧板1が用いられる箇所に適した絵柄を選択することができる。
クリア層5は、印刷層4の絵柄を透視できる程度に透明又は半透明な樹脂からなる層である。透明又は半透明な樹脂としては、例えば、紫外線硬化性樹脂を使用できる。
なお、第2アンカー層3bはシリカを含んでおり、シリカはアクリル系との密着性が良いことが知られている。したがって、クリア層5としてアクリル系の紫外線硬化性樹脂を用いることによって、クリア層5と第2アンカー層3bとの密着性をより向上させることができる。
プライマー層7は、プライマーからなるシート状の層である。プライマーとしては、特に限定されず、既知のプライマーを用いることができる。例えば、ポリエステルウレタン系樹脂と塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体との混合物を使用することができる。
(接着剤層8)
接着剤層8は、接着剤からなるシート状の層である。接着剤としては、特に限定されず、既知の接着剤を使用することができる。例えば、PUR接着剤を使用することができる。
基材9は、金属系又は木質系からなる板状の部材である。金属系としては、例えば、アルミ、鋼、ステンレス、複合パネルを使用することができる。複合パネルとしては、例えば、芯材となるシート状の樹脂層と、樹脂層の両面それぞれに貼り付けられた金属板(アルミニウム、ガルバリウム、ステンレス等)とを備えたものがある。また、木質系としては、例えば、MDF(medium density fiberboard)、合板、パーチクルボードを使用することができる。
本発明の一実施形態に係る発明は、以下の効果を奏する。
(1)本発明の一実施形態に係る化粧シート6は、ポリオレフィン、及びポリエステルのいずれかからなる印刷原反2上に、ポリカーボネート系樹脂からなる第1アンカー層3a、ポリエステル系樹脂からなる第2アンカー層3b、紫外線硬化型インクジェットインキで印刷された印刷層4、及び電離放射架橋により形成されたクリア層5がこの順に積層されて構成されている。
このような構成によれば、印刷原反2との密着が良好な化粧シート6を実現することができる。
このような構成によれば、インクジェットインキとの密着が良好であり、且つクリア層5との密着が良好な化粧シート6を実現することができる。
また、シリカの添加量を1.5質量%以上5.0質量%以下の範囲で調整することによって、化粧シート6の光沢値を調整することができる。
このような構成によれば、意匠性に優れた化粧板1を提供することができる。
アンカー層3として、表1に示す成分からなるアンカー層3を有する化粧板1を作製し、作製した化粧板1について、JIS K 5600−5−6に準拠して、アンカー層3の上に積層された印刷層4について、付着性クロスカット法により付着性を評価した。表1中にその結果を示す。なお、表1では、印刷層4が形成された印字部分及び非印字部分共に評価結果が合格の場合を記号「○」、印字部分は合格であるが非印字部分が不合格である場合を記号「△」、印字部分及び非印字部分共に不合格である場合を記号「×」で表している。
そして、第1アンカー層3aの3パターンについて、第2アンカー層3bとして、主剤320を含むポリエステル系樹脂を用いた場合と、第2アンカー層3bを用いない場合の、6通りについて評価を行った。
以上から、主剤W458を含む第1アンカー層3aと、主剤W320を含む第2アンカー層3bとを共に有さない化粧板に比較して、主剤W458を含む第1アンカー層3aと、主剤W320を含む第2アンカー層3bとを共に有する本発明の一実施形態に係る化粧板1は、印字部分及び非印字部分共に優れた付着性を有することが確認された。
2 印刷原反
3 アンカー層
3a 第1アンカー層
3b 第2アンカー層
4 印刷層
5 クリア層
6 化粧シート
7 プライマー層
8 接着剤層
9 基材
Claims (4)
- アクリルポリウレタン系樹脂及びポリカーボネート系樹脂のいずれかからなる印刷原反上に、
シリカを含まないポリカーボネート系樹脂からなる第1アンカー層と、
シリカを含むポリエステル系樹脂からなる第2アンカー層と、
紫外線硬化型インキが塗布された領域と前記紫外線硬化型インキが塗布されていない領域とを有する印刷層と、
電離放射架橋により形成されたアクリル系の紫外線硬化性樹脂からなるクリア層と、
がこの順に積層されていることを特徴とする化粧シート。 - 前記シリカを含まないポリカーボネート系樹脂は、主剤100質量部に対して硬化剤10質量部を含有したポリカーボネート系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
- 前記シリカを含むポリエステル系樹脂は、主剤100質量部に対して硬化剤18質量部を含有し、粒径2μmのシリカが、1.5質量% 以上5.0質量%以下の範囲で添加されたポリエステル系樹脂であって、
化粧シート表面は、前記シリカの添加量に応じた光沢値を有する請求項1又は請求項2に記載の化粧シート。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化粧シートを基材に貼り合わせてなる化粧板。
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