JP6701752B2 - 端子台カバー取付治具 - Google Patents

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Description

本発明は、電力量計本体の下方に配置された端子台のカバーを着脱する際に使用する治具に関し、特に、カバーの取り付け、及び取り外しの際に、カバーを端子台に締結するネジと端子との接触による短絡を防止する端子台カバー取付治具に関する。
電力会社から供給される電力を使用する需要家の敷地内には、電力の取引のために、電力の使用量を測定する電力量計が設置されている。
電力量計は、使用電力量を測定及び表示するメーターを有した電力量計本体と、電力量計本体の下方に配置されて、電源側電線と負荷側電線とを夫々電気的・機械的に接続する複数の端子を備えた端子台と、端子台の前面を覆う端子台カバーとを備え、電源側と負荷側との間に配置される。
電力会社は需要家との取引の状態に基づいて、端子台上で電線の接続状態を変更することにより、需要家に対する電力の供給停止や再供給(再接続)の施工を行う。上記施工を実施するためには、電力量計から端子台カバーを着脱する作業が必要となる。
端子台カバーは、端子台に形成されたネジ穴に螺着される締結ネジにより端子台に固定される。締結ネジは導体であり、誤って端子と接触させてしまうと短絡が発生する等、危険である。
隣接する端子間の短絡を防止する発明として特許文献1には、電力量計に対する電線の接続・切断作業を行う際に使用する治具が記載されている。この治具は、端子台の正面に設置される正面板を備えており、正面板には端子台の各端子に対応する位置に開口が貫通形成されている。治具の正面板を端子台の正面に設置することにより、各端子とドライバ等との接触が開口を介しての接触に限定される。開口を介在させた状態では隣接する端子間に跨がってドライバ等を接触させることはできないので、端子間の短絡を効果的に防止することができる。
特開2011−2274公報
しかし、特許文献1に記載の治具は、電線の電気的な接続・切断用に用いられるものであり、正面板を端子台の正面に配置した状態では端子台カバーを取り付けることはできない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、カバーの着脱時にカバーを端子台に締結するネジと端子との接触を防止し、短絡を防止することができる治具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電力量計本体、該電力量計本体の下方に配置されると共にネジ穴を備えた直方体形状の端子台、矩形板状に形成されると共に該端子台の前面を覆い、且つ挿通穴を備えた端子台カバー、及び前記挿通穴に挿通されて前記挿通穴を介して前記ネジ穴に螺着される雄ネジ部を有した締結ネジを備えた電力量計の前記端子台に対して前記端子台カバーを着脱するための端子台カバー取付治具であって、前記端子台カバーの底部を支持する底部支持部、前記端子台カバーの幅方向両側部を夫々支持する側方支持部、前記端子台カバーの後部を支持する後方支持部、及び端子台の幅方向両外側面に夫々添設される位置決定部を備え、前記底部支持部、前記側方支持部、及び前記後方支持部により前記端子台カバーを所定位置に支持し、且つ前記位置決定部により前記電力量計に対して位置決めされる端子台カバー支持部と、前記底部支持部に対して立設されたベース板に貫通形成され、前記端子台カバーが前記端子台カバー支持部によって前記所定位置に支持された時に前記挿通穴と幅方向位置及び高さ位置が整合した整合位置関係とされ、且つ前記締結ネジの全体を通過させ得る内径を備えたガイド部と、
を備え、前記端子台カバー支持部が前記電力量計に対して位置決めされることにより前記ネジ穴に対する前記ガイド部、及び前記挿通穴の位置関係を一直線状にするとを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記電力量計本体は、使用電力量を表示するメーターを収容する矩形環状の枠体を備え、前記ベース板の最上部に設けられ、前記端子台カバー支持部が前記電力量計対して位置決めされた時に前記枠体の下面に吸着して仮固定される仮固定部材を備えていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記端子台カバー支持部は、前記端子台カバーを吸着、支持する吸着支持部材を、前記底部支持部、及び前記後方支持部に備えていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記端子台カバー支持部は、幅方向長、及び前記挿通穴の形成位置が異なる複数種類の端子台カバーに合わせて前記端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段を備え、前記ベース板には、複数の前記ガイド部が、各種類の端子台カバーが前記所定位置に支持された時に各挿通穴と幅方向位置及び高さ位置が整合する整合位置関係となるように形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記ガイド部を照明する照明部材を備えたことを特徴とする。
本発明においては、端子台のネジ穴に対して、締結ネジの全体を通過させるガイド部と、端子台カバーの挿通穴とを一直線状に位置決めする。締結ネジの締結時又は締結解除時には、ガイド部と挿通穴とによって締結ネジの少なくとも軸方向の2点を支持するので、締結ネジの姿勢を維持したまま直線的に進退させることができる。従って、締結ネジと端子との接触を防止し、短絡を効果的に防止することができる。
単相二線式の電力量計を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 単相二線式の電力量計の端子台、締結ネジ、及び端子台カバーの分解斜視図である。 単相三線式の電力量計の端子台、締結ネジ、及び端子台カバーの分解斜視図である。 端子台カバー取付治具を示す斜視図であり、(a)は前方から観察した図であり、(b)は後方から観察した図である。 (a)は調整部材を示す斜視図であり、(b)は調整部材の使用状態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、端子台カバーを支持した端子台カバー取付治具を示す斜視図である。 端子台カバー、端子台カバー取付治具、及び電力量計の各部の位置関係を示す背面図である。 調整部材の収納状態を示す図である。 ライトの斜視図である。 端子台カバー支持部における端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔電力量計〕
図1は、単相二線式の電力量計を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。図2は、単相二線式の電力量計の端子台、締結ネジ、及び端子台カバーの分解斜視図である。図3は、単相三線式の電力量計の端子台、締結ネジ、及び端子台カバーの分解斜視図である。
電力量計200(200A、200B)は、電源側と負荷装置との間に挿入され、需要家が使用した電力量を計量する装置である。
電力量計200は、使用電力量を測定及び表示するメーター202を備えた電力量計本体201、電力量計本体201の下方に配置されると共にネジ穴223を備えた端子台220(220A、220B)、端子台220の前面を覆うと共に挿通穴231を備えた端子台カバー230(230A、230B)、及び挿通穴231に挿通されて挿通穴231を介してネジ穴223に螺着される雄ネジ部241aを有した締結ネジ240を備えている。
電力量計本体201は、メーター202を支持する電力量計ベース203、メーター202を覆う概略直方体形状のガラスカバー205(透明カバー)、及びガラスカバー205を電力量計ベース203に固定する固定枠207を備える。
ガラスカバー205は、メーター202を保護すると共に、メーター202が示す数値を外部から読み取り可能にする。ガラスカバー205は、電力量計ベース203側の一面が開口した概略直方体形状であり、内部にメーター202を収容する。固定枠207は正面視概略矩形、環状であり、鉄等の磁性材料から構成されている。固定枠207は、ガラスカバー205の外周部(端縁部)を包囲した状態にて電力量計ベース203に対してネジ止め固定されることにより、ガラスカバー205を電力量計ベース203に一体化させる。
端子台220は、概略直方体形状であり、正面に幅方向(図中左右方向)に沿って配置された複数の端子221(充電部)を備えている。端子221は、電源側の電線を電気的・機械的に接続する端子と、負荷側の電線を電気的・機械的に接続する端子とを含んで構成されている。
図2に示すように、単相二線式の電力量計200Aの端子台220Aは4つの端子221を備え、幅方向中央部に1つのネジ穴223を備えている。図3に示すように、単相三線式の電力量計200Bの端子台220Bは6つの端子221を備え、幅方向両端部に配置された2つのネジ穴223を備えている。電力量計200Bの端子台220Bは、電力量計200Aの端子台220Aよりも幅広である。夫々の端子台220の端子221に接続された電線は、端子台220の下方から突出する。
端子台カバー230は、端子台の前面、即ち充電部を覆う部材である。端子台カバー230は幅方向を長手方向とする正面視概略矩形、板状であり、カバーする端子台220のサイズに適合する大きさに形成されている。また、端子台カバー230には、端子台220のネジ穴223に対応する位置に挿通穴231が貫通形成されている。端子台カバー230は、鉄等の磁性材料から構成されている。なお、端子台カバー230Aと端子台カバー230Bの高さ(上下方向長)は、ほぼ同一である。
締結ネジ240は、端子台カバー230に貫通形成された挿通穴内に挿通されると共に、端子台カバー230によって軸方向に進退可能且つ脱落不能に保持されている。締結ネジ240の頭部243は概略円柱状であり、頭部243にはマイナスドライバによる回転操作を可能とするすり割り溝が形成されている。また締結ネジ240の頭部243には、封印線を挿通する挿通穴が径方向に貫通形成されている。
〔端子台カバー取付治具〕
本発明の一実施形態に係る端子台カバー取付治具について説明する。図4は、端子台カバー取付治具を示す斜視図であり、(a)は前方から観察した図であり、(b)は後方から観察した図である。図5(a)は調整部材を示す斜視図であり、(b)は調整部材の使用状態を示す斜視図である。図6(a)、(b)は、端子台カバーを支持した端子台カバー取付治具を示す斜視図である。図7は、端子台カバー、端子台カバー取付治具、及び電力量計の各部の位置関係を示す図である。図8は、調整部材の収納状態を示す背面図である。
本実施形態に係る端子台カバー取付治具は、締結ネジを、その姿勢を維持したまま直線的に進退させる点に特徴がある。
端子台カバー取付治具1は、電力量計200の端子台220に対して端子台カバー230を着脱する際に使用される治具である。端子台カバー取付治具1は、端子台カバー230を所定位置に支持する端子台カバー支持部10と、端子台カバー支持部10により支持された端子台カバー230の挿通穴231と整合位置関係にあり、且つ締結ネジ240の全体を挿通可能な(通過させ得る)内径を備えたガイド穴21(ガイド部)と、電力量計200に対して位置決めされることによりネジ穴223に対するガイド穴21、及び挿通穴231の位置関係を一直線状にする位置決定部材として機能する端子台カバー支持部10及び仮固定磁石23と、を備えている。
なお、以下の説明においては、端子台カバーの取り付け時に端子台と対面する側を前方(前側)、作業員と対面する側を後方(後側)として説明する。
端子台カバー取付治具を構成する各部の表面は、絶縁体から構成されている。
<端子台カバー支持部>
端子台カバー支持部10は、端子台カバー230の底面(底部)を支持する底部支持部11、底部支持部11の幅方向両端部から立ち上がると共に端子台カバー230の2つの側面(側部)を支持する側方支持部13、13、及び、端子台カバー230の後面(後部)を保持する後方支持部15を備えている。端子台カバー支持部10は、端子台カバー230を、その上下方向位置及び幅方向位置を決定した状態にて支持する。
端子台カバー支持部10の2つの側方支持部13、13は、端子台カバー230Aを端子台220Aに装着するときに、概略直方体形状の端子台220の幅方向両側面(幅方向両端部に位置する外側面)に夫々添設される。即ち、端子台カバー支持部10は、保持した端子台カバー230Aを端子台220Aに対して幅方向に位置決めする位置決定部材として機能する。
端子台カバー支持部10の底部支持部11は、端子台カバー230A、230Bを端子台220A、220Bに夫々装着するときに、端子台220の底部(底面、外側面)に夫々添設される。従って、端子台カバー支持部10は、保持した端子台カバー230A、230Bを端子台220A、220Bに対して上下方向に位置決めする位置決定部材としても機能する。なお、端子台220の下方からは電線が突出するため、端子台カバー支持部10の底部支持部11の前後方向長は端子台カバー230を端子台220に対して着脱するときに、電線と干渉しない長さに設定されている。
端子台カバー支持部10は、磁性体によって形成される端子台カバー230を磁力により吸着する支持磁石17(17a、17b、17c:吸着支持部材)を備えている。支持磁石17は、端子台カバー230の着脱作業時に端子台カバー230を脱落しないように支持可能であればよく、磁石の配置箇所、個数、及び強度等は任意に設定できる。本例に係る端子台カバー支持部10は、後方支持部15に配置された支持磁石17a、17aと、底部支持部11の幅方向中央部に配置された支持磁石17bと、底部支持部11の幅方向両端部に配置された支持磁石17c、17cとを備える。支持磁石17aは端子台カバー230の前面を吸着し、支持磁石17b、17cは端子台カバー230の底面を吸着する。
端子台カバー支持部10はサイズの異なる端子台カバー230A、230Bの双方を支持するため、端子台カバー支持部10は少なくとも端子台カバー支持部10内の幅方向の中間部に配置された支持磁石(支持磁石17a、17b)を有する。
<ベース板>
端子台カバー支持部10の後方には、ガイド穴21、及び端子台カバー支持部10を電力量計200に対して仮固定する仮固定磁石23(仮固定部材、位置決定部材)を備えたベース板20が配置されている。ベース板20は、端子台カバー支持部10の底部支持部11に対して壁状に立設されており、後方支持部15を備える。
<ガイド穴>
ベース板20には、幅方向に離間して配置された3つのガイド穴21(21A、21B、21B)が前後方向に貫通形成されている。ガイド穴21Aは単相二線式の端子台カバー230A用のガイド穴であり、ガイド穴21Bは単相三線式の端子台カバー230B用のガイド穴である。ガイド穴21は、端子台カバー支持部10に保持された端子台カバー230の挿通穴231と整合する幅方向位置及び高さ位置に形成されている。
ガイド穴21は、締結ネジ240の全体を挿通可能な内径を備えている。即ち、ガイド穴21は、軸周りに回転しながら進退する締結ネジ240の頭部243を通過させ得る内径を有する。本例に示す頭部243は円柱形状であり、ガイド穴21は頭部243の直径と略同等の内径を有し、且つ前後方向に伸びる丸穴である。ガイド穴21は、締結ネジ240の頭部243と係合して、締結ネジ240を軸方向に沿って直線的に進退させるガイド手段として機能する。
図7に示すように、ガイド穴21の前後方向長は、締結ネジ240の雄ネジ部241aが端子台220のネジ穴223に螺着されていない状態にあるときには、ガイド穴21と端子台カバー230の挿通穴231とによって締結ネジ240の軸方向の二箇所を支持しうる長さに設定されている。即ち、締結ネジ240の雄ネジ部241aが端子台220のネジ穴223に螺着するまで、頭部243はガイド穴21によって支持され、先端部に雄ネジ部241aが形成された軸部241は端子台カバー230の挿通穴231によって支持される。従って、締結ネジ240は軸の向きがぶれることなく、直線的に進退することが可能である。
また、本例においては締結ネジ240の頭部をガイドする手段を丸穴としたので、締結ネジを締結又は締結解除する際には、ガイド穴21をドライバの先端部を支持する手段として機能させることができる。
なお、締結ネジをガイドする手段としては、ベース板の前後方向に伸びる凹状の溝等としてもよい。
<仮固定磁石>
仮固定磁石23はベース板20の最上部に配置されている。仮固定磁石23は、図7に示すように固定枠207の下面に磁力により吸着する。仮固定磁石23は、電力量計200A、及び電力量計200Bの夫々の固定枠207に対して端子台カバー取付治具1を仮固定する手段として兼用される。
仮固定磁石23は固定枠207の下面に磁着したとき、端子台220に対する端子台カバー230の上下方向位置を整合させる。即ち、仮固定磁石23は、端子台カバー支持部10が支持する端子台カバー230を端子台220に対して上下方向に位置決めする位置決定部材として機能する。
仮固定磁石23の配置や個数には特に制限はないが、本例に係る端子台カバー取付治具1においては、幅方向の中間部に、幅方向に離間して2つの仮固定磁石23を配置している。複数の仮固定磁石23を幅方向に離間して配置することによって、仮固定磁石23を固定枠207の下面に磁着させた場合に端子台カバー支持部10の幅方向における上下方向位置に差が生じないようにし、電力量計200に対する端子台カバー230の傾きを防止してその姿勢を安定させることができる。
なお、端子台カバー取付治具1を電力量計200に対して位置決めし、且つ仮固定することができれば、磁石以外の部材を仮固定手段として用いてもよい。また、電力量計200に対して端子台カバー取付治具1を仮固定する部位も自由に設定することができる。例えば仮固定手段として、ガラスカバー205の下面に吸着する吸盤や粘着材等を採用できる。
<把持用取手>
図4(b)に示すように、ベース板20の後方には、作業員が把持する環状の把持用取手25が突出形成されている。
また、把持用取手25には、収納時にフック等に引っ掛けたり、運搬時に手を通して落下や紛失を防止するためのストラップ27が装着されている。このストラップ27は、把持用取手25の穴内に挿通した線材の両端部をリング部材29に挿通して一体化したものである。リング部材29は線材の長手方向(矢印A方向)に進退するように構成されており、リング部材29を移動させることによってストラップ27の姿勢を環状に、又は端部が分離した紐状に変位させることができる。
<調整部材>
図5(a)は調整部材を示す斜視図であり、(b)は調整部材の使用状態を示す斜視図である。
端子台カバー取付治具1は、幅方向長の異なる複数の端子台カバー230A、230Bに合わせて端子台カバー支持部10における端子台カバーの受け容れ幅を調整する一対の調整部材40、40(調整手段)を備えている。
図5(a)に示すように、調整部材40は正面視概略L字形状であり、端子台カバー支持部10の底部支持部11及び側方支持部13に一時的に密着固定される概略直方体状の底部片41と、底部片41から屈曲形成された側部片43とを備える。
底部片41には底部支持部11の幅方向両端部に配置された支持磁石17cと吸着する磁石が埋設されており、底部片41は磁石と支持磁石17cとにより正しい位置及び姿勢にて密着固定される。なお、底部片41には磁石の代わりに支持磁石17cに吸着する磁性体を埋設してもよい。逆に、端子台カバー支持部10に磁性体を埋設し、調整部材40に磁石を埋設した構成としてもよい。
図5(b)に示すように、端子台カバー支持部10内に端子台カバー230を保持する場合には、2つの調整部材40、40を夫々端子台カバー支持部10の幅方向の各端部に配置する。このとき、側部片43が幅方向中央寄りに位置するように配置する。そして、2つの調整部材40、40の側部片43、43間に端子台カバー230を挿入する。端子台カバー230の幅方向両端は側部片43、43に夫々添設される。また、端子台カバー230は、支持磁石17a、17bに吸着され、端子台カバー230は端子台カバー支持部10に位置決めされた状態にて支持される。
調整部材40の側部片43は、端子台カバー230を端子台220に装着するときに、端子台220の幅方向両側面(外側面)に夫々添設される。即ち、調整部材40は、端子台カバー支持部10内に保持した端子台カバー230を端子台220に対して幅方向に位置決めする位置決定部材として機能する。
このように側部片43は、側方支持部13と同様に機能する。
図8に示すように、端子台カバー取付治具1は、2つの調整部材40、40の夫々を非使用時に収納する収納部45を備えている。収納部45は、端子台カバー230Aの着脱作業を阻害しない位置であれば、何れの位置に配置されてもよい。本例において収納部45は、端子台カバー支持部10に対して幅方向の各端部下方に配置されている。収納部45には、調整部材40収納用の磁石が配置されており、調整部材40を容易には脱落しないように吸着する。本例においては支持磁石17cが収納用の磁石として機能する。端子台カバー230Aの着脱時に調整部材40、40を収納部45に収納しておくことにより、調整部材40、40の紛失を防止できる。
ここで、本例に示す2つの調整部材40は互いに同一の形状(又は幅方向に対称の形状)としているが、2つの調整部材40、40は互いに異なる形状(又は幅方向に非対称の形状)としてもよい。この場合、端子台カバー支持部10及び夫々の調整部材40、40に内蔵する磁石の姿勢及び磁極の位置を適宜設定することにより、一方の調整部材が端子台カバー支持部10の幅方向一端部にのみ正しい姿勢で吸着し、幅方向他端部には正しい姿勢では吸着しえないようにすることができる。このようにすることで、調整部材の配置を誤らないようにすることができる。
また、端子台カバー取付治具1に備える調整部材40を1つとし、調整部材40を幅方向一端部にのみ配置する構成としてもよい。
<ライト>
端子台カバー取付治具1は、ガイド穴21A、21Bを照明するライト50(50a、50b:照明部材)を備えている。図9は、ライトの斜視図である。夫々のライト50は、LED等の発光体51と、発光体51を点灯又は消灯させるスイッチ53と、電池等を備えている。また、ライト50はベース板20の前部に着脱可能であり、ライト50は、磁石55と、着脱時に作業員が把持する摘み部57とを備えている。
図4(b)に示すように、磁石55を仮固定磁石23の下方に吸着させたとき、ライト50は、ガイド穴21を照明する。従って、暗所や夜間における端子台カバー230の着脱作業時において作業性を向上できる。また、仮固定磁石23の下方に吸着させるときのライト50の姿勢、具体的には発光体51の向きを適宜設定することによって、ライト50によってガイド穴21A、21Bの何れかを照明することができる。即ち、ライト50は、ガイド穴21Aを照明する第一の姿勢と、ガイド穴21Bを照明する第二の姿勢との間で姿勢変位することができる。
また、ライト50は、着脱用の磁石55を備えているので、磁石55以外にも磁性体から構成される固定枠207の適所に磁着させて使用することができる。ライト50を用いて端子台220を照明することもでき、端子台220に対する電線の電気的な接続又は切断作業の作業性の向上を図ることができる。
なお、ベース板20にライト50を保持させる方法としては、ライトをベース板に磁着させる方式の他、ライトを挟持するクリップをベース板に突出形成し、クリップにライトを挟持させる等の方法を採用してもよい。
以上説明した端子台カバー取付治具1を構成する各部材の表面には、電源を必要とせずに発光する蓄光材による加工(蓄光材の塗装やシールの貼付等)が施されていることが望ましい。各部材の表面を発光させることにより、暗所や夜間において各部材を視認し易くなる。
<使用方法>
本実施形態に係る端子台カバー取付治具1の使用方法について説明する。
まず、端子台220から端子台カバー230を取り外す手順について説明する。
作業前の事前準備として、端子台カバー取付治具1を単相三線式の電力量計200Bの端子台カバー230Bの着脱に使用する場合は、図4(a)に示すように端子台カバー支持部10から調整部材40、40を取り除いた状態としておく。一方、端子台カバー取付治具1を単相二線式の電力量計200Aの端子台カバー230Aの着脱に使用する場合は、図5に示すように予め端子台カバー支持部10の各端部に調整部材40、40を配置し、端子台カバー支持部10の幅方向長を調整しておく。
この状態にて、端子台カバー取付治具1を電力量計200に位置決めする(図7参照)。即ち、作業員は把持用取手25を把持し、端子台カバー支持部10の2つの側方支持部13、13(又は側部片43、43)を端子台220の幅方向両側面に夫々添設させると共に、仮固定磁石23を固定枠207の下面に吸着させる。すると、端子台カバー支持部10に設けられた夫々の支持磁石17が端子台カバー230に吸着し、端子台カバー230が端子台カバー支持部10に位置決めされる。これにより、ネジ穴223及びネジ穴223に螺着する締結ネジ240に対して、ガイド穴21と挿通穴231が一直線状に配置される。
作業員は、ガイド穴21内にドライバを挿入し、締結ネジ240を緩めてネジ穴223と雄ネジ部241aの螺合を解除する。このとき、仮固定磁石23が固定枠207の下面に吸着しているので、端子台カバー取付治具1は電力量計200から脱落することなく支持されている。従って、作業員は端子台カバー取付治具1と端子台カバー230の双方を支える必要がなく、ドライバを両手で操作できる。
図7に示すように、締結ネジ240の雄ネジ部241aがネジ穴223から離脱したとき、軸部241は挿通穴231によって支持され、且つ頭部243はガイド穴21によって支持されているので、締結ネジ240は締結時の姿勢を維持したまま、その軸方向に沿って直線的に進退する。従って、締結ネジ240が端子台220の端子221に接触することを防止できる。端子台カバー230は支持磁石17に吸着されているため、端子台カバー230を端子台220から取り外したとしても端子台カバー230は端子台カバー支持部10によって脱落することなく支持される。
締結ネジ240の雄ネジ部241aがネジ穴223から離脱した後、端子台カバー取付治具1の仮固定磁石23を固定枠207から取り外すと、端子台カバー230は端子台カバー取付治具1に吸着された状態にて、端子台220から取り外される。
以上のようにして取り外された端子台カバー230を端子台220に装着する手順について説明する。前提として、必要に応じて調整部材40、40が用いられ、端子台カバー230が端子台カバー支持部10に位置決めされた状態にて、夫々の支持磁石17に吸着、支持されているものとする。
まず、端子台カバー230を保持する端子台カバー取付治具1を端子台220に対して位置決めする。即ち、端子台カバー支持部10の2つの側方支持部13、13(又は側部片43、43)を端子台220の幅方向両側面に夫々添設させると共に、仮固定磁石23を固定枠207の下面に吸着させる。これにより、図7に示すようにネジ穴223に対して、ガイド穴21と挿通穴231が一直線状に配置される。
作業員は、締結ネジ240の雄ネジ部241aをネジ穴223に螺合させる。少なくとも雄ネジ部241aがネジ穴223に螺着されるまで、軸部241は挿通穴231によって支持され、且つ頭部243はガイド穴21によって支持されるので、締結ネジ240は姿勢を維持したままその軸方向に沿って直線的に進退する。従って、締結ネジ240が端子台220の端子221に接触することを防止できる。締結ネジ240の雄ネジ部241aの全体がネジ穴223に螺合した後、作業員は把持用取手25を把持して、端子台カバー取付治具1を電力量計200から取り外すことにより、端子台カバー230の着脱に係る一連の作業を安全に実施することができる。
<調整手段の変形例1>
図5に示した調整部材40は端子台カバー支持部10に対して着脱自在に構成されているが、端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段は端子台カバー支持部10に一体化された構成であってもよい。
図10は、端子台カバー支持部における端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段の変形例を示す斜視図である。
端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整機構60(調整手段、位置決定部材)は、端子台カバー230A、230Bの夫々の側部に添設される可動側方支持片61と、ベース板20に貫通形成されて可動側方支持片61を幅方向に進退するようにガイドするガイド長穴63と、可動側方支持片61をベース板20に対して固定する固定ネジ65とを備えている。
可動側方支持片61のベース板20との対向面には、ネジ穴が形成されており、可動側方支持片61はガイド長穴63を介してネジ穴に螺着される固定ネジ65により、ベース板20に対して幅方向位置を固定される。
端子台カバー取付治具2の幅方向端部(図中左方)寄りに位置するガイド長穴63の幅方向一端部63aは、端子台カバー230Bを端子台カバー支持部10内に位置決め可能となる位置に、可動側方支持片61を位置決めするストッパとして機能する。また、端子台カバー取付治具2の幅方向中間部寄りに位置するガイド長穴63の幅方向他端部63bは、端子台カバー230Aを端子台カバー支持部10内に位置決め可能となる位置に、可動側方支持片61を位置決めするストッパとして機能する。
図5に示した調整部材40を用いる場合と異なり、可動側方支持片61を端子台カバー取付治具2に一体化させているので、可動側方支持片61の紛失を防止することができる。
<調整手段の変形例2>
上述の端子台カバー取付治具は、端子台カバー支持部10に受け容れた端子台カバーと仮固定磁石23との高さ方向における位置関係、即ち、電力量計200の固定枠207の下面と端子台220の上下位置に合わせて端子台カバーの支持位置を高さ方向に調整する高さ調整手段(高さ調整部材)を備えてもよい。
高さ調整部材は、例えば端子台カバー支持部10の底部支持部11に載置される所定厚の板状の部材とすることができる。高さ調整部材は、支持磁石17b、17cと吸着し、且つ、端子台カバー230の底部(底面)を高さ調整部材の上面に吸着させる磁石を備えることが望ましい。
上記高さ調整部材は、図5に示した調整部材40、40と一体化した構成としてもよく、この場合も、端子台カバー230の着脱作業を阻害しない位置に調整部材を収納する収納部を設けることによって、調整部材の紛失を防止できる。
〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第一の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1は、電力量計200の端子台220に対して端子台カバー230を着脱するための治具である。
電力量計200は、電力量計本体201、電力量計本体の下方に配置されると共にネジ穴223を備えた端子台220、端子台の前面を覆うと共に挿通穴231を備えた端子台カバー230、及び挿通穴に挿通されて挿通穴を介してネジ穴に螺着される雄ネジ部241aを有した締結ネジ240を備えている。
端子台カバー取付治具1は、端子台カバーを所定位置に支持する端子台カバー支持部10と、端子台カバー支持部により支持された端子台カバーの挿通穴と整合位置関係にあり、且つ締結ネジの全体を通過させ得る内径を備えたガイド部(ガイド穴21)と、電力量計に対して位置決めされることによりネジ穴に対するガイド部、及び挿通穴の位置関係を一直線状にする位置決定部材(端子台カバー支持部10、仮固定磁石23)と、を備えたことを特徴とする。
本態様において端子台カバー支持部は、端子台カバーを端子台カバー支持部内に位置決めしつつ支持する。端子台カバー支持部が端子台カバーを支持したとき、端子台カバー取付治具のガイド部と端子台カバーの挿通穴とは、整合する位置関係、即ち連通する位置関係となる。
また、端子台カバー取付治具は、自身を電力量計に対して位置決めすることにより、支持した端子台カバーを端子台に対して位置決めする位置決定手段を備える。位置決定手段として機能する部材としては、端子台カバー支持部10や仮固定磁石23を備えることができる。端子台カバー支持部の底部支持部11は端子台の底面に添設されることにより上下方向における位置を決定し、側方支持部13、13は端子台の幅方向両側面に添設されることにより幅方向における位置を決定する。また、仮固定磁石は固定枠207の下面に吸着することにより上下方向における位置を決定する。
本態様に係る端子台カバー取付治具においては、端子台カバーが端子台に対して位置決めされたとき、端子台のネジ穴に対して、端子台カバー取付治具のガイド部と、端子台カバーの挿通穴とが一直線状に並ぶように構成されている。従って、本態様においては、締結ネジの締結時又は締結解除時には、ガイド部と挿通穴とによって締結ネジの少なくとも軸方向の2点を支持するので、締結ネジの姿勢を維持したまま直線的に進退させることができる。
本態様によれば、締結ネジと端子との接触を防止し、短絡を効果的に防止することができる。
<第二の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1において、端子台カバー支持部10は、端子台220の外側面に添設されることにより電力量計200に対して位置決めされる位置決定部材として機能することを特徴とする。
本態様によれば、締結ネジと端子との接触を防止し、短絡を効果的に防止することができる。
<第三の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1は、電力量計200の適所に対して仮固定される仮固定部材(仮固定磁石23)を備えていることを特徴とする。
仮固定部材としては、電力量計本体201が備える固定枠207の下面に吸着する磁石(仮固定磁石23)を用いることができる。ここで、電力量計本体201は、メーター202を支持する電力量計ベース203と、メーターを覆う透明カバー205とを備えており、固定枠207は透明カバーを電力量計ベースに対して固定する手段である。固定枠は透明カバーの外周部を包囲する磁性を有した環状の部材である。
なお、仮固定部材は電力量計に対して端子台カバー取付治具を一時的に固定することができればよく、仮固定部材による固定方法や位置等はある程度自由に設定することができる。ただし、仮固定部材は、端子台カバー取付治具を電力量計に対して位置決めした状態にて、端子台カバー取付治具を電力量計に対して一時的に固定する手段である必要がある。
本態様によれば、仮固定部材により、端子台カバー取付治具を電力量計に支持させるので、端子台カバーの着脱作業時に、作業員が端子台カバー取付治具と端子台カバーの双方を支える必要がなく、ドライバ等の工具の操作が容易となる。
<第四の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1において、端子台カバー支持部10は、端子台カバー230を吸着、支持する吸着支持部材(支持磁石17)を備えていることを特徴とする。
吸着支持部材が端子台カバーを吸着するので、端子台カバーは端子台カバー支持部に位置決めされた状態を維持できる。また、端子台カバーは端子台220から取り外されても吸着支持部材に吸着されているので、端子台カバー支持部から脱落しない。
<第五の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1、2において、幅方向長の異なる複数の端子台カバー230A、230Bに合わせて端子台カバー支持部10における端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段(調整部材40、調整機構60)と、各端子台カバーに整合する複数のガイド部(ガイド穴21A、21B)と、を備えていることを特徴とする。
電力量計には、例えば単相二線式の電力量計200Aと単相三線式の電力量計200Bとがある。両者は接続される電線の数が異なるので、互いに端子台の幅方向長と端子台カバーの幅方向長が異なる。
本態様によれば、調整手段により端子台カバーの受け容れ幅を調整するので、一つの端子台カバー取付治具で複数種類の電力量計に対応することができる。
<第六の実施態様>
本態様に係る端子台カバー取付治具1は、ガイド部(ガイド穴21)を照明する照明部材(ライト50)を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、暗所や夜間における端子台カバー230の着脱作業時において作業性を向上できる。
1、2…端子台カバー取付治具、10…端子台カバー支持部(位置決定部材)、11…底部支持部、13…側方支持部、15…後方支持部、17a〜17c…支持磁石(吸着支持部材)、20…ベース板、21、21A、21B…ガイド穴(ガイド部)、23…仮固定磁石(仮固定部材、位置決定部材)、25…把持用取手、27…ストラップ、29…リング部材、40…調整部材(調整手段、位置決定部材)、41…底部片、43…側部片、45…収納部、50…ライト(照明部材)、51…発光体、53…スイッチ、55…磁石、57…摘み部、60…調整機構(調整手段、位置決定部材)、61…可動側方支持片、63…ガイド長穴、63a…幅方向一端部(ストッパ)、63b…幅方向他端部(ストッパ)、65…固定ネジ、200、200A、200B…電力量計、201…電力量計本体、202…メーター、203…電力量計ベース、205…ガラスカバー(透明カバー)、207…固定枠、220、220A、220B…端子台、221…端子、223…ネジ穴、230、230A、230B…端子台カバー、231…挿通穴、233…切り起こし部、240…締結ネジ、241…軸部、241a…雄ネジ部、243…頭部

Claims (5)

  1. 電力量計本体、該電力量計本体の下方に配置されると共にネジ穴を備えた直方体形状の端子台、矩形板状に形成されると共に該端子台の前面を覆い、且つ挿通穴を備えた端子台カバー、及び前記挿通穴に挿通されて前記挿通穴を介して前記ネジ穴に螺着される雄ネジ部を有した締結ネジを備えた電力量計の前記端子台に対して前記端子台カバーを着脱するための端子台カバー取付治具であって、
    前記端子台カバーの底部を支持する底部支持部、前記端子台カバーの幅方向両側部を夫々支持する側方支持部、前記端子台カバーの後部を支持する後方支持部、及び端子台の幅方向両外側面に夫々添設される位置決定部を備え、前記底部支持部、前記側方支持部、及び前記後方支持部により前記端子台カバーを所定位置に支持し、且つ前記位置決定部により前記電力量計に対して位置決めされる端子台カバー支持部と、
    前記底部支持部に対して立設されたベース板に貫通形成され、前記端子台カバーが前記端子台カバー支持部によって前記所定位置に支持された時に前記挿通穴と幅方向位置及び高さ位置が整合した整合位置関係とされ、且つ前記締結ネジの全体を通過させ得る内径を備えたガイド部と、
    を備え、
    前記端子台カバー支持部が前記電力量計に対して位置決めされることにより前記ネジ穴に対する前記ガイド部、及び前記挿通穴の位置関係を一直線状にするとを特徴とする端子台カバー取付治具。
  2. 前記電力量計本体は、使用電力量を表示するメーターを収容する矩形環状の枠体を備え、
    前記ベース板の最上部に設けられ、前記端子台カバー支持部が前記電力量計対して位置決めされた時に前記枠体の下面に吸着して仮固定される仮固定部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の端子台カバー取付治具。
  3. 前記端子台カバー支持部は、前記端子台カバーを吸着、支持する吸着支持部材を、前記底部支持部、及び前記後方支持部に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子台カバー取付治具。
  4. 前記端子台カバー支持部は、幅方向長、及び前記挿通穴の形成位置が異なる複数種類の端子台カバーに合わせて前記端子台カバーの受け容れ幅を調整する調整手段を備え、
    前記ベース板には、複数の前記ガイド部が、各種類の端子台カバーが前記所定位置に支持された時に各挿通穴と幅方向位置及び高さ位置が整合する整合位置関係となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の端子台カバー取付治具。
  5. 前記ガイド部を照明する照明部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の端子台カバー取付治具。
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