JP2015125703A - 計量器検針装置及び計量器検針装置支持具 - Google Patents

計量器検針装置及び計量器検針装置支持具 Download PDF

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Masami Yamamoto
真佐美 山本
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Akio Kaneshige
昭雄 兼重
隆志 長岡
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隆志 長岡
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Masakazu Hanada
将和 花田
宜久 ▲徳▼永
宜久 ▲徳▼永
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Abstract

【課題】計量器が設置されている取付箇所の周囲環境の影響を受けることなく、計量器の数値読み取りが可能になり、検針業務における誤入力を防止可能な計量器検針装置を提供する。
【解決手段】撮像ユニット5は、数値表示部6に光を照射し、数値表示部6に表示された数値を撮像し、ハンディーターミナル1に備えられた表示部2は、撮像ユニット5から出力された数値表示部6の映像信号に基づいて数値表示部6の映像を映像表示部2aに表示するとともに、キーボード3から入力された数値を入力内容表示部2bに表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計量器が設置されている箇所の周囲環境の影響を受けることなく、計量器の数値読み取りを可能にする周囲環境対応型機能を有した計量器検針装置に関するものである。
従来、電力会社では、需要家の電力使用量を、需要家の家屋等に取り付けられた取引用計量器(以下、計量器という)の数値を読み取る「検針」により把握している。一般的な検針業務においては、検針員が目視により計量器の数値を読み取り、その数値を手入力によりハンディーターミナルに入力する。しかし、検針員がハンディーターミナルに数値を入力する際に、ヒューマンエラーによる誤入力が多く発生する。この誤入力を無くして業務品質の向上を図るため、より使い易く正確な検針ができる各種の付加機能について種々の検討がなされている。
例えば特許文献1には、電力量計の正面形状に合わせて開口部が規定された遮光フードと、角錐形状の反射板とが設けられたカメラ部を備えた光学的文字認識装置が記載されている。遮光フードの内側の対向する2辺には、多数の赤色LED素子をマトリックス状に配置して構成された縦長のLED発光体が、光を反射板に向けて照射するように取り付けられている。また、遮光フードの上側端面には、カメラ部を電力量計の透明カバーに対して正確に位置決めできるようにするための滑り止め防止パッドが取り付けられている。
特許文献2には、対物レンズと結像面との対向位置及び対向角度を自在に調整可能な可動鏡筒を備えたビデオカメラ装置が記載されている。
特開平10−19518号公報 特開平7−123304号公報
しかし、上記従来の技術によっても、計量器の取り付け箇所の周囲環境(高所・狭隘・障害物)や天候(雨天)等の影響を完全には排除することは困難であり、作業の効率化と業務品質の向上を図ることが可能な計量器検針装置の開発が求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、計量器が設置されている取付箇所の周囲環境の影響を受けることなく、計量器の数値の読み取りが可能になり、検針業務における誤入力を防止可能な計量器検針装置を提供することにある。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、計量器に設けられた数値表示部を撮像する撮像ユニットと、該撮像ユニットから出力された撮像信号を受信して前記計量器の検針を行うハンディーターミナルと、を備えた計量器検針装置であって、前記撮像ユニットは、前記数値表示部に光を照射する照明手段と、前記数値表示部に表示された数値を撮像する撮像手段と、を備え、前記ハンディーターミナルは、表示手段と、入力手段と、を備え、前記表示手段は、前記撮像ユニットから出力された前記数値表示部の映像信号に基づいて前記数値表示部の映像を表示する映像表示部と、前記入力手段から入力された数値を表示する入力内容表示部と、を備えたことを特徴とする。
計量器検針装置の撮像ユニットは、数値表示部に光を照射し、数値表示部に表示された数値を撮像する。また、ハンディーターミナルに備えられた表示画面は、撮像ユニットから出力された数値表示部の映像信号に基づいて数値表示部の映像を映像表示部に表示するとともに、入力手段から入力された数値を入力内容表示部に表示する。従って、本発明によれば、計量器が設置されている取付箇所の周囲環境の影響を受けることなく、計量器の数値読み取りが可能になり、数値の誤入力を防止することができる。
本発明の第1実施形態の計量器検針装置の構成を示す図である。 (a)は、撮像ユニットの詳細な構成について説明するための側面図、(b)はその正面図である。 (a)(b)は撮像ユニットを電力計に係止させる係止手段の構成を示す図である。 撮像ユニットの蛇腹部に備えたスイッチ手段とヒータについて説明するための図であり、(a)は撮像ユニットの側面図、(b)は蛇腹部に備えたスイッチの位置を示す図、(c)はフード前面に備えられたヒータの構成を示す図である。 撮像ユニットの蛇腹部に備えたファンによる送風装置の構成を説明するための図であり、(a)は撮像ユニットの側面図、(b)は蛇腹部に備えた送風機構の構成を示す図、(c)は蛇腹部に備えられた送風口の構成を示す図である。 本発明の計量器検針装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の計量器検針装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の手動による撮像ユニットの動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の自動による撮像ユニットの動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態の計量器検針装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態の検針時の周囲条件が悪かった場合の手動による計量器検針装置における検針作業について説明するためのフローチャートである。 本発明の第5実施形態の計量器検針装置について説明する図であり、(a)は撮像ユニットの側面図であり、(b)は計量器の正面図である。 本発明の第5実施形態の計量器検針装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態の計量器検針装置の動作について説明するためのフローチャートである。 計量器検針装置支持具を示す斜視図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<第1実施形態>
本実施形態に係る計量器検針装置は、電力使用量やガス使用量等を計量する計量器に適用可能な装置である。以下、電力使用量を計量する計量器(電力計)に本発明を適用する場合の例により説明する。
図1は本発明の計量器検針装置の概略構成を示す図である。この計量器検針装置8は、ハンディーターミナル1、撮像ユニット5、及びケーブル4により構成されている。
ハンディーターミナル1は、検針員から入力された電力使用量を検針結果としてセンターに伝送する。撮像ユニット5は、計量器7に示された計量値を撮像して、撮像画像をハンディーターミナル1に出力する。ケーブル4は、撮像ユニット5とハンディーターミナル1とを電気的に接続する。
ハンディーターミナル1は、計量器7に示された計量値を撮像した画像を表示する表示部2と、表示部2に表示された計量値を検針員に目視させ手入力するためのキーボード3を備えている。
即ち、顧客の所在場所に設置されている計量器7の数値表示部6に後述する撮像ユニット5をセットする。そして、計量器7に示された計量値の読み取りが確実となるように所定の処理を施した後に、撮像ユニット5に備えたカメラ(撮像手段)12(図2参照)により撮像した数値表示部6の画像をケーブル4によりハンディーターミナル1に伝送する。ハンディーターミナル1では、その画像を表示部2に表示する。検針員はその画像を目視確認して、キーボード3により計量値を手入力する。
表示部2の表示画面には、撮像ユニット5から出力された数値表示部6の映像信号に基づいて数値表示部の映像を表示する映像表示部2aと、キーボード3から入力された数値を表示する入力内容表示部2bとが備えられている。その後の操作は、従来のハンディーターミナルの操作と同様であるのでその説明を省略する。
図2(a)は、撮像ユニット5の詳細な構成について説明するための側面図、(b)はその正面図である。撮像ユニット5は、LED(照明手段)11、カメラ(撮像手段)12、フード(遮光手段)16、ケーブル(出力手段)4、ファン(送風手段)24、ヒータ(加熱手段)14、及びスイッチ26、23、21を備えている。
LED(照明手段)11は、計量器7の数値表示部6を照明する。カメラ12は、数値表示部6の計量値を撮像する。フード16は、数値表示部6に外光が入射するのを防止する。ケーブル4は、カメラ12により撮像された画像をハンディーターミナル1に伝送する。ファン24は、数値表示部6に空気を送風する。ヒータ14は、数値表示部6を加熱する。スイッチ21は、LED11を点灯又は非点灯にする。スイッチ23は、ヒータ14を稼働又は非稼働にさせる。スイッチ26は、ファン24を稼働又は非稼働にさせる。
即ち、撮像ユニット5は、計量器7の数値表示部6をカメラ機能により撮像するものであり、既設のハンディーターミナルにはない機能を付加している。
LED11は、計量器7の数値表示部6を照明することにより、夜間時や建物が隣接している等のために計量器周辺が暗い場合であっても計量値を正確に読み取り可能にする。
また、撮像ユニット5が備える蛇腹部10は、フード16に対して、所定の角度範囲内で上下左右に可動できるように構成されている。
開口面13には、計量器7の数値表示部6の縁部6aに当接する水平ガイド板13a(ガイド手段)、又は/及び、計量器7の数値表示部6の縁部6bに当接する垂直ガイド板13b(ガイド手段)が設けられている。
水平ガイド板13aは、計量器7の数値表示部6の縁部6a(図1)に当接可能に設けられている。また、垂直ガイド板13bは、計量器7の数値表示部6の数値表示部6の縁部6a(図1)に当接可能に設けられている。水平ガイド板13a、垂直ガイド板13bの何れか一方、又は両方が開口面13に設けられていればよい。
水平ガイド板13aを計量器7の数値表示部6の縁部6a(図1)に当接させることで、カメラ12は、常に水平を保つようにして正確な計量値を撮像することができる。即ち、水平ガイド板13aは、数値表示部6がカメラ12によって水平に撮像されるように撮像ユニット5を保持する。この際に、蛇腹部10の形状を上下左右に変形させることで、計量器7の数値表示部6に対して、検針員が最も作業し易い状態に撮像ユニット5を保持することができる。
垂直ガイド板13bを計量器7の数値表示部6の縁部6b(図1)に当接させることで、カメラ12は、常に水平を保つようにして正確な計量値を撮像することができる。即ち、垂直ガイド板13bは、数値表示部6がカメラ12によって水平に撮像されるように撮像ユニット5を保持する。この際に、蛇腹部10の形状を上下左右に変形させることで、計量器7の数値表示部6に対して、検針員が最も作業し易い状態に撮像ユニット5を保持することができる。
ファン24は、数値表示部6に設けられた前面ガラスの曇りを除去するものである。雨天、早朝は結露等でガラスが曇り、数値表示部6の読み取りができないことがあるので、このような場合にファン24からの送風によりガラスの曇りを解消する。
ヒータ14は、数値表示部6に設けられた前面ガラスの曇りを除去するものである。雨天、早朝は結露等で前面ガラスが曇り、数値表示部6の読み取りができないことがあるので、このような場合に、ヒータ14による加熱により、ガラスの曇りを解消する。ヒータ14は図2(b)に示すように、例えば複数の折り返しをなすつづら折り状の構造とし、ヒータ14を通してカメラ12が数値表示部6の計量値を撮像できるようにする。また、ヒータ14の配置や形状は、ファン24からの送風が数値表示部6に到達するように適宜設定する。なお、ヒータ14は、上記つづら折り状の構造に代わって、例えばメッシュ状の交点が接触しないように1枚のガラス面の表面と裏面にヒータ線を配置したメッシュ構造としてもよい。
また、ヒータ14には、75℃程度の温度を越えると切断作動するサーモスタットを付加し、過加熱前にサーモスタットが作動するので、過加熱による不具合の発生を防止することができる。
フード16は、雨天時に前面ガラスに雨が掛からないようにする防雨カバーとして機能する。また、フード16は外光の入射を防止し、前面ガラスの光の反射による見づらさを解消する。更に、フード16の後端側には蛇腹部10を配置したので、フード16と前面ガラスとの密着性が向上し、且つ検針担当者のアプローチ方向に柔軟に対応することができる。
ケーブル4は、撮像ユニット5とハンディーターミナル1を繋ぐ通信ケーブルである。
以上の通り、撮像ユニット5は、数値表示部6に空気を送風する送風手段24と、数値表示部6を加熱する加熱手段14と、照明手段11、加熱手段14、及び送風手段24を個別に稼働又は非稼働にさせるスイッチ21、23、26とを備える。これにより、数値表示部6が曇っていても、その曇りを即座に除去して、鮮明な計量値の画像を撮像することができる。
また、撮像ユニット5は、数値表示部6を照明する照明手段11を備える。これにより、夜間時や建物が隣接している等のために計量器周辺が暗い場合であっても計量値を正確に読み取り可能になる。
また、水平ガイド板13aと垂直ガイド板13bの少なくとも一方を計量器7の数値表示部6の縁部6a又は6bにそれぞれ当接させれば、数値表示部6の計量値を水平に撮像することができる。これにより、ハンディーターミナル1の表示部2において、数値表示部6が示す計量値を正確に読み取ることができる。
図3は、撮像ユニットを計量器に係止させる係止手段の構成を示す図である。同じ構成要素には図1、図2と同じ符号を付して説明する。
一般に計量器は各顧客の建造物の高所に設置されている場合が多い。そのため、本発明の撮像ユニット5の位置を計量器7に対して固定する場合、撮像ユニット5を手で把持し、持ち上げて維持しなければならず、検針員に重労働を強いることになる。また、計量器7に対して撮像ユニット5の位置がずれ易い等の問題がある。
そこで、本発明では、撮像ユニット5を計量器7に係止させる係止手段20を備える。この係止手段20は、撮像ユニット5を計量器7の凹部7aに係止させる2つの係止部材20aと、計量器7の前面に当接する当接部材20bとを備える。係止手段20を構成する各部材の後端部20cは、自在に動かせるように撮像ユニット5に取り付けられている。これにより、安定した3点支持構造により撮像ユニット5を計量器7に固定することができる。
即ち、撮像ユニット5は撮像ユニット5を計量器7の適所に係止させる係止手段20を備えた。これにより、検針作業の効率を向上させることができる。
図4は、撮像ユニット5の蛇腹部10に備えたスイッチ手段とヒータについて説明するための図である。(a)は撮像ユニットの側面図、(b)は蛇腹部に備えたスイッチの位置を示す図、(c)はフード前面に備えられたヒータの構成を示す図である。
本発明の撮像ユニット5には、フード16の先端にヒータ14が備えられている。そして、手動にてこれを稼働するためのスイッチ23が備えられている。例えば、数値表示部6のガラスが曇った場合に加熱するヒータをONするために、蛇腹部10の適所にスイッチ23を備え、必要に応じてスイッチ23をON/OFFしてガラス面の曇りを除去する。
図5は、撮像ユニット5の蛇腹部10に備えたファンによる送風装置の構成を説明するための図である。(a)は撮像ユニット5の側面図、(b)は蛇腹部に備えた送風機構の構成を示す図、(c)は蛇腹部に備えられた送風口の構成を示す図である。
本発明の撮像ユニット5には、更に数値表示部6の透明なガラス面(透明面)が曇った場合に、ガラス面の曇りを強制的に除去する送風機構が備えられている。即ち、蛇腹部10の底部に外気を吸入するファン24と、ファン24により吸入された空気をガラス面に送風するダクト25が備えられている。ダクト25は蛇腹部10の円周に送風口27が形成される。また、ファン24をON/OFFするためのスイッチ26が備えられている。
スイッチ26がONされると、ファン24が回転して、外気がA部から吸入され、ダクト25を介して蛇腹部10の先端にある送風口27からフード(図示せず)16に送られる。その空気は、フード16の先端に備えられたヒータ14に吹き付けられる。ここでヒータ14が加熱されていると、吹き付けられた空気がヒータ14により加熱され、ガラス面に付着した水滴を蒸発させてガラス面の曇りを除去する。このとき、ヒータ14が加熱されていない場合であっても、水滴の量が少ない場合は、空気がガラス面に吹き付けられ、ガラス面の曇りを除去する効果がある。
図6は、本発明の計量器検針装置8の機能構成を示すブロック図である。同じ構成要素には図1、図2と同じ符号を付して説明する。手動による計量器検針装置8は、ハンディーターミナル1、撮像ユニット5、及びケーブル4を備えて構成されている。
ハンディーターミナル1は、バッテリ32、遮断器33、表示部2、及び制御部31を備えている。
バッテリ32は、撮像ユニット5を駆動するための電源となる。遮断器33は、撮像ユニット5内に備えたヒータ14の温度が異常値を示した場合に当該ヒータ14の電力を強制的に遮断する。表示部2は、撮像ユニット5のカメラ12により撮像した画像を表示する。キーボード3は、計量値を入力する。制御部31は、ハンディーターミナル1全体の動作を制御する。
また、撮像ユニット5は、LED11、スイッチ34、スイッチ35、ファン24、スイッチ36、及びカメラ12を備えている。
複数のLED11は、計量器7(図示しない)の数値表示部6を照射する。スイッチ34は、LED11の電流を断接する。ヒータ14は、数値表示部6が曇った場合にガラス表面を加熱する。スイッチ35は、ヒータ14の電流を断接する。温度センサ37は、ヒータ14の温度を検知する。ファン24は、数値表示部6が曇った場合にガラス表面に風を送風する。スイッチ36は、ファン24の電流を断接する。カメラ12は、計量器7の数値表示部6を撮像する。
また、ケーブル4は、LED11、ヒータ14、及びファン24に電力を供給する電力線と、温度センサ37の信号とカメラ12により撮像した画像信号を伝送する信号線とから構成されている。
次に、本発明の手動による撮像ユニットの動作について図8の検針員による操作フローチャートに基づいて説明する。
検針員は顧客の建造物に備えられた計量器7に図3で説明した係止手段20により撮像ユニット5を取り付ける(S1)。
次に、検針員はスイッチ34をON操作してLED11を点灯させて数値表示部6を照射する(S2)。
検針員は、数値表示部6のガラスが曇っているか否かを目視あるいは表示部に表示された画像を見て判断し(S3)、もし、曇っていれば(S3でY)スイッチ35とスイッチ36をONして(S4、S5)、ガラス面の曇りが無くなるようにしてステップS6に進む。なお、ステップS3で数値表示部6のガラスが曇っていなければ(S3でN)、ステップS6に進む。
ステップS6では、カメラ12により数値表示部6を撮像して、表示部2に表示された計量値を検針員が読取ってキーボード3からその値を入力する(S6)。
その後の動作は従来のハンディーターミナルの操作を行う(S7)。
<第2実施形態>
図7は、本発明の計量器検針装置8Aの機能構成を示すブロック図である。同じ構成要素には図1、図2と同じ符号を付して説明する。自動による計量器検針装置8Aは、ハンディーターミナル1A、撮像ユニット5A、及びケーブル4Aを備えて構成されている。
ハンディーターミナル1Aは、バッテリ43、遮断器33、選択回路45、LED駆動部44、光透過率・屈折率検出部46、周囲環境センサ41、表示部2、キーボード3、及び制御部42を備えている。
バッテリ43は、撮像ユニット5Aを駆動するための電源である。遮断器33は、撮像ユニット5A内に備えたヒータ14の温度が異常値を示した場合に当該ヒータ14の電力を強制的に遮断する。選択回路45は、ヒータ14とファン24の何れか一方、あるいは両方を選択して電力を供給する。LED駆動部44は、LED11を駆動する。光透過率・屈折率検出部46は、撮像ユニット5A内に備えた光透過率・屈折率センサ47からの検知信号に基づいて光透過率・屈折率を演算する。周囲環境センサ41は、ハンディーターミナル1Aの周囲環境(例えば、温度、湿度等)を検知する。表示部2は、撮像ユニット5Aのカメラ12により撮像した画像を表示する。制御部42は、計量値を入力するキーボード3とハンディーターミナル1A全体の動作を制御する。
また、撮像ユニット5Aは、複数のLED11、ヒータ14、温度センサ37、ファン24、カメラ12、及び光透過率・屈折率センサ47を備えている。
複数のLED11は、計量器7(図示しない)の数値表示部6を照射する。ヒータ14は、数値表示部6が曇った場合に表面を加熱する。温度センサ37は、ヒータ14の温度を検知する。ファン24は、数値表示部6が曇った場合にガラス表面に風を送風する。カメラ12は、計量器7の数値表示部6を撮像する。光透過率・屈折率センサ47は、数値表示部6の光透過率・屈折率を検知する。
また、ケーブル4は、LED11、ヒータ14、及びファン24に電力を供給する電力線と、温度センサ37の信号、光透過率・屈折率センサ47の信号、及びカメラ12により撮像した画像信号を伝送する信号線とから構成されている。
即ち、本発明の計量器検針装置8Aは、送風手段24、加熱手段14、光透過率・屈折率センサ47、光透過率・屈折率検出部46、及び制御手段42を備えている。そして、送風手段24は、数値表示部6に空気を送風する。加熱手段14は、数値表示部6を加熱する。光透過率・屈折率センサ47は、数値表示部6の光透過率及び屈折率を検知する。光透過率・屈折率検出部46は、光透過率・屈折率センサ47が検知した検知データから数値表示部6の光透過率及び屈折率の値を演算する。制御手段42は、光透過率・屈折率検出部46により演算された光透過率及び屈折率の値が基準値よりも低い場合に、送風手段24、又は/及び、加熱手段14を駆動するように制御する。これにより、計量器7の数値表示部6のガラス面を乾燥させ、計量値の読み違いを減少させ、計量作業の品質を向上させることができる。
次に本発明の撮像ユニットの動作について、図9の制御部により自動操作するフローチャートに基づいて説明する。
制御部42は、LED駆動部を自動的にONにしてLED11を点灯させてLED光を数値表示部6に照射する(S12)。
次に、光透過率・屈折率検出部46が光透過率・屈折率センサ47のセンサ信号を演算して、数値表示部6のガラス表面が曇って、光透過率又は屈折率が規定値以上か否かを判断する(S13)。もし、光透過率又は屈折率が規定値以上ではなく、曇っていれば(S13でN)、選択回路45によりファン24とヒータ14をON制御し(S18、S19)。そして、ファン24とヒータ14の駆動に応じてガラス面の曇りが消滅する方向に設定しておきステップS13に戻る。ここで、ステップS13で光透過率又は屈折率が規定値以上であり、数値表示部6のガラスの曇がなくなれば(S13でY)、選択回路45によりファン24とヒータ14を非選択として(S14、S15)、ステップS16に進む。
ステップS16では、カメラ12により数値表示部6を撮像し、表示部2に計量値が表示される(S16)。そして、検針員は表示部2に表示されている計量値を目視確認して読取ってキーボード3からその値を入力する。
その後の動作は従来のハンディーターミナルの操作を行う(S17)。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態の計量器検針装置の機能構成を示すブロック図である。同じ構成要素には図7と同じ符号を付して説明する。自動による計量器検針装置8Bは、ハンディーターミナル1B、撮像ユニット5B、及びケーブル4Bを備えて構成されている。
ハンディーターミナル1Bは、バッテリ43、周囲環境センサ41、表示部2、キーボード3、及びコントローラ48を備えている。
バッテリ43は、撮像ユニット5Bを駆動するための電源となる。周囲環境センサ41は、ハンディーターミナル1Bの周囲環境(例えば、温度、湿度等)を検知する。表示部2は、撮像ユニット5Bのカメラ12により撮像した画像を表示する。コントローラ48は、計量値を入力するキーボード3とハンディーターミナル1B全体の動作を制御する。
また、撮像ユニット5Bは、複数のLED11、ヒータ14、温度センサ37、ファン24、光透過率・屈折率センサ47、カメラ12、LED駆動部44、遮断器33、選択回路45、光透過率・屈折率検出部46、及び制御部42を備えている。
複数のLED11は、計量器7(図示しない)の数値表示部6を照射する。ヒータ14は、数値表示部6が曇った時に表面を加熱する。温度センサ37は、ヒータ14の温度を検知する。ファン24は、数値表示部6が曇った時にガラス表面に風を送風する。カメラ12は、計量器7の数値表示部6を撮像する。光透過率・屈折率センサ47は、数値表示部6の光透過率・屈折率を検知する。
LED駆動部44は、LED11を駆動する。遮断器33は、撮像ユニット5B内に備えたヒータ14の温度が異常値を示した場合に当該ヒータ14の電力を強制的に遮断する。選択回路45は、ヒータ14とファン24の何れか一方、あるいは両方を選択して電力を供給する。光透過率・屈折率検出部46は、撮像ユニット5B内に備えた光透過率・屈折率センサ47から検知信号に基づいて光透過率・屈折率を演算する。制御部42は、撮像ユニット5B全体を制御すると共に、ハンディーターミナル1Bのコントローラ48との情報の授受を制御する。
また、ケーブル4は、コントローラ48との情報の授受を行う信号線と、バッテリ43からの電力を送る電力線とから構成されている。
本実施形態の計量器検針装置8Bは、図7の計量器検針装置8Aの構成において、ハンディーターミナル1Aの制御部42、LED駆動部44、選択回路45、遮断器33、及び光透過率・屈折率検出部46を撮像ユニット5A側に備えている。従って、その動作は、図7の計量器検針装置8Aの動作と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
なお、本発明の自動撮像ユニットの動作は、図9に示すフローチャートに基づいて制御されるものであり、その説明を省略する。
<第4実施形態>
図11は、検針時の周囲条件が悪かった場合の検針作業について説明するためのフローチャートである。特に、手動による撮像ユニットにおける動作について説明する。
電力会社には個別顧客料金情報が格納されている電力会社料金収納システムサーバ50と、検針箇所顧客データサーバ51とを備えている。
検針員が訪問により検針を実施すると(S21)、検針員は本発明の計量器検針装置8を手動で稼働する(S22)。検針員は、数値表示部6の指示値を目視確認により読み取りに際して(S23)、数値表示部6の位置が高くて目視確認ができない場合(S24)、従来は脚立に上って対応していたが、本発明ではカメラ機能により計量値を撮像して表示部2に表示して確認する(S25)。
あるいはステップS23で検針員が数値表示部6の指示値を読取ろうとした時、数値表示部6の環境が狭くて読み取りにくい場合(S26)、従来は手持ちライトで照射して対応していた。本発明では検針員が撮像ユニット5を用いて数値表示部6にLED11の光を照射する(S27)。
あるいはステップS23で検針員が数値表示部6の指示値を読取ろうとした際に、数値表示部6が曇って数字を読み取りにくい場合(S28)、検針員がヒータ14、及びファン24を駆動してガラス面を乾燥させる(S29)。なお、ステップS29で乾燥しても確認が不可能な場合は、再訪問して対応する(S30)。
<第5実施形態>
本実施形態に係る計量器検針装置は、数値表示部に対して撮像ユニットが適正な位置にセットされているか否かを表示する読取セットランプを備える点に特徴がある。
図12は、本実施形態の計量器検針装置について説明する図であり、(a)は撮像ユニットの側面図であり、(b)は計量器の正面図である。撮像ユニット5は、撮像ユニット5の背面側(検針員側となる側、計量器とは対向しない側)の適所に読取セットランプ38を備える。読取セットランプ38は、後述する計量器検針装置支持具を計量器検針装置に装着した場合であっても、検針員が目視確認可能な位置に配置されている。図12には、読取セットランプ38をフード16の外面に配置した例を示している。
図12(b)に示すように、予め計量器7の数値表示部6の適所には、計量器検針装置8が認識可能なマーカ9が付されている。マーカ9には、例えば光を反射して明るく光る円形状のシール等を用いることができる。この場合、数値表示部6の画像データ内においてマーカ9は、他の部分よりも輝度レベルが高く撮像され、その位置を輝度レベルに基づいて認識可能である。
また、円形状のマーカ9に代わって、数値表示部6の長手方向に沿って水平方向に伸びる帯状のマーカを利用して、画像データ中の帯状のマーカの各座標からマーカの傾き値を算出し、この傾き値が基準値よりも小さくなって略水平状態になった場合に、数値表示部6が画像データ中に水平に撮影されたとみなすように判定することができる。
計量器検針装置8は、カメラ12により撮像された画像中の所定の範囲内(所定のエリア内)にマーカ9が写っている場合に、計量器7に対して撮像ユニット5が適正な位置にセットされていると判断して読取セットランプ38を発光させる。一方、カメラ12により撮像された画像中の所定の範囲内にマーカ9が写っていない場合には、計量器7に対して撮像ユニット5が適正な位置にセットされていないと判断して読取セットランプ38を消灯する。なお、計量値の数値が読み取り可能な位置に写る場合に、マーカ9が写るエリアを、当該画像中のマーカ9画像の有無を判断する所定の範囲とする。
図13は、本実施形態に関わる計量器検針装置8Cの機能構成を示すブロック図である。図7に示す構成と同じ構成要素には図7と同じ符号を付してその説明を省略する。また、以下では主として第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
自動による計量器検針装置8Cは、ハンディーターミナル1C、撮像ユニット5C、及びケーブル4Cを備えて構成されている。
ハンディーターミナル1Cは、図7に示すハンディーターミナル1Bの備える構成に加えてランプ駆動部49を備えている。ランプ駆動部49は読取セットランプ38を駆動する。
また、撮像ユニット5Cは、図7に示す撮像ユニット5Bの備える構成に加えて、読取セットランプ38を備えている。読取セットランプ38は、数値表示部6に対して撮像ユニット5が適切な位置にセットされている場合に点灯して、その旨を検針員に報知する。
また、ケーブル4は、LED11、ヒータ14、ファン24、及び読取セットランプ38に電力を供給する電力線と、温度センサ37の信号、光透過率・屈折率センサ47の信号、及びカメラ12により撮像した画像信号を伝送する信号線とから構成されている。
次に本実施形態に係る計量器検針装置8Cの動作について、フローチャートに基づいて説明する。図14は、本実施形態に係る計量器検針装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、カメラ12により数値表示部6の画像データを取得する(S31)。
制御部42は、取得した画像データから、所定のエリア{(x1,y1)−(x2,y2)}のデータのみを抽出する(S32)。
制御部42は、抽出した範囲の画像データ内に、基準輝度レベルを超える画素が存在するか否かを判断する(S33)。
基準輝度レベルを超える画素が存在する場合に制御部42は、マーカが指定したエリア内に収まっていると判断する(S33でY)。また、制御部42はランプ駆動部49をONにして読取セットランプ38を点灯させる(S24)。
基準輝度レベルを超える画素が存在しない場合に制御部42は、マーカが指定したエリア内に収まっていないと判断する(S33でN)。また、制御部42はランプ駆動部49をOFFにして読取セットランプ38を消灯させる(S35)。
このように本実施形態によれば、ハンディーターミナルの表示部2に表示される画像を確認しなくても、数値表示部に対して撮像ユニットが適切な位置にセットされているか否かを読取セットランプの状態により確認することかできる。
<第6実施形態>
上述した第1〜第4実施形態においては、撮像ユニット5とハンディーターミナル1とをケーブル4を経由して接続したが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。すなわち、本発明は、撮像ユニット5とハンディーターミナル1とを無線接続するように構成してもよい。これにより、ケーブル4の長さに制限されることなく、撮像ユニット5とハンディーターミナル1との距離を延ばすことができるようになる。
この場合、撮像ユニット5とハンディーターミナル1は、夫々無線による送受信手段を備え、また夫々独自に電源としてのバッテリを備える。
<計量器検針装置支持具>
上記各実施形態に係る計量器検針装置を着脱自在に支持する計量器検針装置支持具について図15に基づいて説明する。図15は、計量器検針装置支持具を示す斜視図である。
計量器検針装置支持具(以下単に「支持具」という)60は、操作杆61と、操作杆61の先端部に配置されて、計量器検針装置8の撮像ユニット5を着脱自在に保持する保持部材91と、を備えている。
操作杆61は、把持用の基部63と、基部63の先端に設けたジョイント65により回動自在に支持された可動部67と、を備える。
操作杆61の基部63と可動部67は、夫々中空のパイプから構成されている。各パイプの中空部内には、ケーブル4が挿通されている。なお、ケーブル4は、撮像ユニット5の各部に電力を供給する電力線と、撮像ユニット5の各部からの信号を伝送する信号線とから構成されている。
ケーブル4は、基部63の適所に設けられたケーブル取出穴69から基部63の外部に取り出される。ケーブル4は、その端部に設けたコネクタ71によりハンディーターミナル1と電気的に接続される。コネクタ71には、水分及び塵埃の浸入を防止する防水コネクタを用いることが好適である。
基部63は、内外径の異なる複数の中空のパイプ(63a、63b、63c)を互いに入れ子式に連結することにより任意の長さに伸縮自在に構成されている。
ケーブル4は、基部63の適所に設けたキーリール等の巻取手段73により自在に巻き取り又は巻き出し可能となっている。巻取手段73を設けることで、基部63を伸縮させた場合であっても、基部63の外部に露出するケーブル4の長さを適宜調整することができる。
ハンディーターミナル1は基部63の適所に固定ベルト75等の固定手段により固定される。ハンディーターミナル1を操作杆61に固定するので、検針員は支持具60を使用する場合にハンディーターミナル1を手に持つ必要がない。
基部63には、肩掛ベルト77が取り付けられる。基部63には、肩掛ベルト77を着脱自在に係止するための被係止部79が設けられている。また、肩掛ベルト77はその両端にナスカン等の係止具78を備える。係止具78を被係止部79に係止して肩掛ベルト77を基部63に一体化すれば、検針員は支持具60を肩に担いで検針作業を行うことができ、作業性の向上及び疲労軽減を図ることができる。
なお、支持具60は基部63の適所を保持する保持部111を有した三脚110に一体化してもよい。特にヒータ14及びファン24による数値表示部6の前面ガラスの曇り除去に時間を要する場合には、支持具60を肩に担ぐ代わりに地盤面に設置した三脚110に支持具60を保持させれば、曇り除去処理中に検針員が支持具60を保持し続ける必要がなく、作業員の疲労軽減を図れる。
基部63の後端側にはウェイト81が配置されている。ウェイト81は、基部63の長手方向に沿って進退自在、且つ任意の位置に固定可能に構成されている。基部63に対するウェイト81の位置を変更することにより、計量器検針装置8が装着された支持具60の重心位置を変更することができる。これにより、検針員が支持具60を保持する場合や、支持具60を三脚110にて保持する場合に、支持具60の姿勢を安定させることができる。
上記各実施形態においては、撮像ユニット5への電源をハンディーターミナル1から供給する構成であるが、ハンディーターミナルとは異なる電源ユニット(バッテリ)を別途備え、この電源ユニットから撮像ユニット5へ電源を供給する構成としてもよい。この場合、ウェイト81を、撮像ユニット5及び/又はハンディーターミナル1へ電源を供給するバッテリとして兼用することが可能である。
ジョイント65は、可動部67を、基部63と直交する少なくとも1つの軸線周りに回動させるものであればよい。また、ジョイント65として、上下左右方向に自在に角度を変更可能なユニバーサルジョイントを採用した場合には、種々の角度から計量器7へアプローチできるようになる。
保持部材91は、撮像ユニット5の後端部5aを着脱自在に固定可能、且つ操作杆61に対する撮像ユニット5の角度を自在に変化させうるユニバーサルジョイントからなる。特に本例における保持部材91は、カルダン式のユニバーサルジョイントから構成される。
保持部材91は、可動部67の先端部67aにケーブルグランド93によって固定されると共に可動部67の長手方向に並行に突出する一対の第一アーム95と、各第一アーム95の先端部によって回転自在に軸支される円板状のクロススパイダ97と、クロススパイダ97の第一アーム95による軸支持部位から90度ずらした位置においてクロススパイダ97によって一端部を回転自在に軸支される一対の第二アーム99と、を備える。各第二アーム99の他端部には、撮像ユニット5の後端部5aが回動自在に軸支される。なお、第一アーム95、クロススパイダ97、第二アーム99、及び撮像ユニット5は、夫々所定の角度に調整された後、ネジ止め固定される。
操作杆61に挿通されたケーブル4は、ケーブルグランド93に設けられたケーブル取出穴93aから可動部67の外部に取り出される。ケーブルグランド93は、可動部67を構成するパイプの中空部内への粉塵や水の浸入を防止する。
可動部67から引き出されたケーブル4は端部に設けたコネクタ101により撮像ユニット5と電気的に接続される。コネクタ101には、水分及び塵埃の浸入を防止する防水コネクタを用いることが好適である。
クロススパイダ97は、中央部に貫通孔98を有するドーナツ形状であり、貫通孔98にはケーブル4が挿通される。
以上のように本実施形態によれば、操作杆61の先端に設けた保持部材91によって撮像ユニット5を保持するので、検針員が計量器7に接近できない場合であっても検針を行うことができる。また、検針員が把持する基部63に対して、可動部67の角度と撮像ユニット5の姿勢を2つのジョイント(65、91)により変更することができる。即ち、ジョイントにより撮像ユニット5の姿勢を自在に変化させうるので、様々な角度から計量器7にアプローチできる。
<本発明の実施態様例及び効果>
本発明は以下の態様にて実施可能である。
<第一の態様>
本態様に係る計量器検針装置8は、計量器7に設けられた数値表示部6を撮像する撮像ユニット5と、撮像ユニット5から出力された撮像信号を受信して計量器7の検針を行うハンディーターミナル1と、を備えた計量器検針装置8であって、撮像ユニット5は、数値表示部6に光を照射する照明手段(LED11)と、数値表示部6に表示された数値を撮像する撮像手段(カメラ12)と、を備え、ハンディーターミナル1は、表示手段(表示部2)と、入力手段(キーボード3)と、を備え、表示手段は、撮像ユニットから出力された数値表示部の映像信号に基づいて数値表示部の映像を表示する映像表示部2aと、入力手段から入力された数値を表示する入力内容表示部2bと、を備えたことを特徴とする。
本態様において撮像ユニットは、数値表示部に光を照射し、数値表示部に表示された数値を撮像する。また、ハンディーターミナルに備えられた表示画面は、撮像ユニットから出力された数値表示部の映像信号に基づいて数値表示部の映像を映像表示部に表示するとともに、キーボードから入力された数値を入力内容表示部に表示する。従って、本態様によれば、計量器が設置されている取付箇所の周囲環境の影響を受けることなく、計量器の数値読み取りが可能になり、数値の誤入力を防止することができる。
<第二の態様>
本態様に係る計量器検針装置8においては、撮像ユニット5が、計量器7の一面に空気を送風する送風手段(ファン24)と、計量器7の一面を加熱する加熱手段(ヒータ14)と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、送風手段と加熱手段によって計量器7の一面の曇りを解消することができる。
<第三の態様>
本態様に係る計量器検針装置8においては、撮像ユニット5が、計量器7に設けられた数値表示部6が撮像手段(カメラ12)によって水平に撮像されるように、計量器7に対する撮像ユニット5の姿勢をガイドするガイド手段(13a、13b)を備えたことを特徴とする。
計量器7の数値表示部6の縁部(6a、6b)にガイド手段(水平ガイド板13a、垂直ガイド板13b)を当接させれば、数値表示部6の計量値を水平に撮像することができる。これにより、ハンディーターミナル1の表示部2において、数値表示部6が示す計量値を正確に読み取ることができる。
<第四の態様>
本態様に係る計量器検針装置8においては、撮像ユニット5が、計量器7の一面に空気を送風する送風手段(ファン24)と、計量器7の一面を加熱する加熱手段(ヒータ14)と、計量器7の一面に設けられた透明面(数値表示部6の透明なガラス面)の光透過率又は屈折率を検知するセンサ手段(光透過率・屈折率センサ47)と、センサ手段が検知した検知信号から透明面の光透過率又は屈折率の値を演算する演算手段(光透過率・屈折率検出部46)と、透明面の光透過率又は屈折率の値に基づいて、送風手段、又は/及び、加熱手段を駆動するように制御する制御手段(制御部42)と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、計量器7の数値表示部6のガラス面の光透過率又は屈折率の値に基づいて送風手段、又は/及び、加熱手段を駆動するので、計量器7の数値表示部6のガラス面を乾燥させ、計量値の読み違いを減少させ、計量作業の品質を向上させることができる。
<第五の態様>
本態様に係る計量器検針装置8においては、撮像ユニット5が、計量器7に係止可能な係止手段20を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、係止手段20により、撮像ユニット5を計量器7の適所に係止可能なので、検針作業の効率を向上させることができる。
<第六の態様>
計量器検針装置8を支持する計量器検針装置支持具60は、操作杆61と、操作杆61の先端において計量器検針装置8の撮像ユニット5を保持する保持部材91と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、操作杆61の先端に設けた保持部材91によって撮像ユニット5を保持するので、検針員が計量器7に接近できない場合であっても検針を行うことができる。
<第七の態様>
本態様に係る計量器検針装置支持具60は、撮像ユニット5を回動自在に支持するジョイント(65、91)を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、ジョイントにより撮像ユニット5の姿勢を自在に変化させうるので、様々な角度から計量器7にアプローチできる。
1…ハンディーターミナル、2…表示部、3…キーボード、4…ケーブル、5…撮像ユニット、6…数値表示部、7…計量器、8…計量器検針装置、9…マーカ、10…蛇腹部、11…LED(照明手段)、12…カメラ(撮像手段)、13…開口面、13a…水平ガイド板(ガイド手段)、13b…垂直ガイド板(ガイド手段)、14…ヒータ(加熱手段)、16…フード、20…係止手段、21、23、26…スイッチ、24…ファン(送風手段)、25…ダクト、27…送風口、31…制御部、32…バッテリ、33…遮断器、34、35、36…スイッチ、37…温度センサ、38…読取セットランプ、41…周囲環境センサ、42…制御部(制御手段)、43…バッテリ、44…LED駆動部、45…選択回路、46…光透過率・屈折率検出部、47…光透過率・屈折率センサ、48…コントローラ、49…ランプ駆動部、50…電力会社料金収納システムサーバ、51…検針箇所顧客データサーバ、60…支持具(計量器検針装置支持具)、61…操作杆、63…基部、65…ジョイント、67…可動部、69…ケーブル取出穴、71…コネクタ、73…巻取手段、75…固定ベルト、77…肩掛ベルト、78…係止具、79…被係止部、81…ウェイト、91…保持部材、93…ケーブルグランド、95…第一アーム、97…クロススパイダ、98…貫通孔、99…第二アーム、101…コネクタ、110…三脚、111…保持部

Claims (7)

  1. 計量器に設けられた数値表示部を撮像する撮像ユニットと、該撮像ユニットから出力された撮像信号を受信して前記計量器の検針を行うハンディーターミナルと、を備えた計量器検針装置であって、
    前記撮像ユニットは、前記数値表示部に光を照射する照明手段と、前記数値表示部に表示された数値を撮像する撮像手段と、を備え、
    前記ハンディーターミナルは、表示手段と、入力手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記撮像ユニットから出力された前記数値表示部の映像信号に基づいて前記数値表示部の映像を表示する映像表示部と、前記入力手段から入力された数値を表示する入力内容表示部と、を備えたことを特徴とする計量器検針装置。
  2. 前記撮像ユニットは、
    前記計量器の一面に空気を送風する送風手段と、
    前記計量器の一面を加熱する加熱手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の計量器検針装置。
  3. 前記撮像ユニットは、
    前記計量器に設けられた数値表示部が前記撮像手段によって水平に撮像されるように、前記計量器に対する当該撮像ユニットの姿勢をガイドするガイド手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の計量器検針装置。
  4. 前記撮像ユニットは、
    前記計量器の一面に空気を送風する送風手段と、
    前記計量器の一面を加熱する加熱手段と、
    前記計量器の一面に設けられた透明面の光透過率又は屈折率を検知するセンサ手段と、
    前記センサ手段が検知した検知信号から前記透明面の光透過率又は屈折率の値を演算する演算手段と、
    前記透明面の光透過率又は屈折率の値に基づいて、前記送風手段、又は/及び、前記加熱手段を駆動するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の計量器検針装置。
  5. 前記撮像ユニットは、
    前記計量器に係止可能な係止手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の計量器検針装置。
  6. 操作杆と、該操作杆の先端において請求項1乃至5の何れか一項に記載の計量器検針装置の撮像ユニットを保持する保持部材と、を備えたことを特徴とする計量器検針装置支持具。
  7. 前記撮像ユニットを回動自在に支持するジョイントを備えたことを特徴とする請求項6に記載の計量器検針装置支持具。
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