JP2005180830A - 汚染状況検出装置 - Google Patents

汚染状況検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005180830A
JP2005180830A JP2003423737A JP2003423737A JP2005180830A JP 2005180830 A JP2005180830 A JP 2005180830A JP 2003423737 A JP2003423737 A JP 2003423737A JP 2003423737 A JP2003423737 A JP 2003423737A JP 2005180830 A JP2005180830 A JP 2005180830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contamination
image
subject
unit
detection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003423737A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Ito
辰雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FMI ITO SHOTEN KK
FMI ITOU SHOTEN KK
Original Assignee
FMI ITO SHOTEN KK
FMI ITOU SHOTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FMI ITO SHOTEN KK, FMI ITOU SHOTEN KK filed Critical FMI ITO SHOTEN KK
Priority to JP2003423737A priority Critical patent/JP2005180830A/ja
Publication of JP2005180830A publication Critical patent/JP2005180830A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 被写体の汚染状況を、汚染度との関係で直接視認し得る汚染状況検出装置を提供する。
【解決手段】 エアフィルタの画像を撮影するカメラ部10と、カメラ部10にて撮影したエアフィルタの画像を、エアフィルタの汚染度との関係で表示するモニタ部30とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、空調機室内に設けられているエアフィルタ等の被写体の汚染状況を把握するための汚染状況検出装置に関するものである。
ビルには、通常、空調機室が設けられており、この空調機室でエアフィルタにて清浄ろ過された空気がビルの室内を循環するようになっている。
ところで、この空調機室のエアフィルタの汚れについては、従来では、空調機室内の静圧を測定することにより、エアフィルタの目詰まりを把握し、汚染状況を判断し、エアフィルタの取り替え及び清掃等を行っていた。
そして、この種のエアフィルタの汚れを検出する従来技術としては、例えば、特許文献1〜特許文献4がある。
上記特許文献1の空気調和装置の状態監視装置は、空気調和装置の稼動状況の異常を判断するものである。したがって、エアフィルタが目詰まりして送風機の負荷が異常に高くなった場合には、そのエアフィルタの目詰まりを間接的に把握することができる。
また、特許文献2及び特許文献3のフィルタ汚れ検知装置は、空調機室のエアフィルタに恒常的に設置しておくものであり、エアフィルタの目詰まりによる圧力損失の増大が一定以上になると、有線にて接続された空調機室外の検知装置であるランプが点灯され、又は報知器により報知されるものである。
また、特許文献4のフィルタ汚れ検出器付き空気清浄機は、同様に、空調機室のフィルタに恒常的に設置しておくものであり、発光素子からフィルタに光を照射し、その反射光を受光素子にて検出して、フィルタの汚れを検出するものである。
特開平7−71803号公報(平成7年3月17日公開) 特開平8−5123号公報(平成8年1月12日公開) 特開2000−210518号公報(平成12年8月2日公開) 特開平9−313855号公報(平成9年12月9日公開)
しかしながら、上記従来の汚染状況検出装置では、いずれも、直接、エアフィルタの汚れを見るものではないので、汚れの状況が分かり難いという問題点を有している。このため、例えば、ビルの管理者に対してエアフィルタの交換時期であることを指摘しても説得性がないことになる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、被写体の汚染状況を、汚染度との関係で直接視認し得る汚染状況検出装置を提供することにある。
本発明の汚染状況検出装置は、上記課題を解決するために、被写体の画像を撮影する撮像手段と、上記撮像手段にて撮影した被写体の画像を、被写体の汚染度との関係で表示する表示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段にて被写体の画像を撮影し、その撮像手段にて撮影した被写体の画像を、表示手段にて被写体の汚染度との関係で表示する。
したがって、被写体がどの程度汚れているのかを、画像として目でみることができるので、被写体の汚れの状況を明確に把握することができる。
また、本発明では、表示手段は、被写体の汚染度との関係でその画像を表示する。したがって、その画像がどの程度汚れているのかが、直ちに明確になる。
したがって、被写体の汚染状況を、汚染度との関係で直接視認し得る汚染状況検出装置を提供することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記表示手段には、被写体の画像を表示する表示部と、被写体の汚染度をグレースケール又はカラースケールにて表示する汚染度スケール部とが設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、表示手段には、被写体の画像を表示する表示部と、被写体の汚染度をグレースケール又はカラースケールにて表示する汚染度スケール部とが設けられている。
したがって、被写体の汚染度を把握するに際して、汚染度スケール部によるグレースケール又はカラースケールと画像とを比較できるので、直ちに、汚れの程度を把握することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記表示手段は、被写体の画像を画像処理することにより、被写体の汚染度として対応するグレースケール又はカラースケールの一つを指示させる分析手段を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、表示手段は、被写体の画像を画像処理することにより、被写体の汚染度として対応するグレースケール又はカラースケールの一つを指示させる分析手段を備えている。
したがって、単に、肉眼で、画像とグレースケール又はカラースケールとを比較するのではなく、分析手段が被写体の画像を画像処理して、グレースケール又はカラースケールのどのレベルに該当するのかを指示するので、客観的かつ適確に汚染度を把握することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記表示手段には、被写体の画像を表示する表示部が設けられており、上記表示部は、前記撮像手段にて撮影した被写体の画像と被写体の初期状態の画像とを同時に表示可能となっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、表示手段に設けられた表示部は、撮像手段にて撮影した被写体の画像と被写体の初期状態の画像とを同時に表示可能となっている。
したがって、単に画像を表示するだけではなく、被写体の初期状態との関係で汚れの状況を視認することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記表示手段には、撮影した被写体の画像を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴としている。
上記の発明によれば、表示手段には、撮影した被写体の画像を記憶する記憶手段が設けられている。
したがって、後ほど、記憶手段の画像を表示手段にて表示することが可能である。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記記憶手段は、表示手段からとり外し自在となっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、記憶手段は、表示手段からとり外し自在となっているので、例えば、その取り出した記憶手段をパーソナルコンピュータに挿入し、そのパーソナルコンピュータにて画像を表示したり印刷したりすることが可能となる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記撮像手段は、静止画像及び動画像を撮影可能となっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段は、静止画像及び動画像が撮影可能であるので、静止画像だけでなく、撮影箇所を移動しながら映像を撮影し、表示手段にて表示することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記撮像手段は、内視鏡を備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段は内視鏡を備えているので、狭い所や奥深いところでも被写体を撮影することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記撮像手段は、無線にて撮影した画像を表示手段に送信可能となっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段は、無線にて撮影した画像を表示手段に送信可能となっている。したがって、撮像手段と表示手段とを互いに離れた位置に置くことができるとともに、無線で画像を送信するので、有線に比較して電波の届く範囲で表示手段を移動することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記被写体は、空調用のエアフィルタであることを特徴としている。
上記の発明によれば、被写体は、空調用のエアフィルタである。すなわち、空調用のエアフィルタは、従来、エアフィルタの目詰まりによる静圧の増大を利用した間接的な汚染状況検出であったのに対して、本発明では、目で見てエアフィルタの汚染状況を把握できるので、エアフィルタの交換時期等の判断が容易となる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記撮像手段及び表示手段は、風量を検出する風量検出手段を備えていると共に、上記表示手段は、風量検出手段による風量測定値を表示可能となっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段及び表示手段は、風量を検出する風量検出手段を備えている。したがって、風量測定に基いて差圧によるエアフィルタの汚れを類推することができる。
また、表示手段は、風量検出手段による風量測定値を表示可能となっているので、風量測定値を視認することができる。
また、本発明の汚染状況検出装置は、上記記載の汚染状況検出装置において、前記撮像手段及び表示手段は、携帯可能であることを特徴としている。
上記の発明によれば、撮像手段及び表示手段は、携帯可能であるので、持ち運びが容易であり、場合によっては、例えば、ビルの管理者の事務所にてエアフィルタの汚れ状況を見せることができる。
本発明の汚染状況検出装置は、被写体の画像を撮影する撮像手段と、上記撮像手段にて撮影した被写体の画像を、被写体の汚染度との関係で表示する表示手段とを備えているものである。
それゆえ、被写体がどの程度汚れているのかを、画像として目でみることができるので、被写体の汚れの状況を明確に把握することができる。
また、表示手段は、被写体の汚染度との関係でその画像を表示するので、その被写体がどの程度汚れているのかが、直ちに明確になる。
したがって、被写体の汚染状況を、汚染度との関係で直接視認し得る汚染状況検出装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態の汚染状況検出装置としてのフィルタ汚染状況検出装置は、図1(a)(b)に示すように、撮像手段としてのカメラ部10と表示手段としてのモニタ部30とからなっている。
上記カメラ部10は、携帯用のものであり、カメラ本体1を有している。このカメラ本体1は、前面にフレキシブルに曲げることができる内視鏡としてのスコープ部2とを有していると共に、一方の側面には、電源ジャック3、電源スイッチ4及びスピーカ5が設けられ、他方の側面にはマイク6及び風量検出手段としての風量計7が備えられている。上記電源ジャック3は、図示しない電源パックからのコードが差し込まれるようになっている。また、スピーカ5及びマイク6は、上記モニタ部30との音声通信するためのものである。また、上記カメラ本体1の側面に設けられた風量計7は、外部の風量を測定するために設けられている。なお、これらの設置位置について、必ずしもこれに限らない。
上記カメラ部10におけるカメラ本体1の内部構造は、図2に示すように、CCDカメラ部11と通信部12と光源13とを有している。
また、カメラ部10におけるスコープ部2は、例えば、同心状に設けられるグラスファイバーからなる内筒21と、同様にグラスファイバーからなる外筒22と、その外筒22を保護するステンレスからなるフレキシブル保護外被23を有している。内筒21の内部には、対物レンズ24及び接眼レンズ25が設けられている。
したがって、スコープ部2の対物レンズ24からの入射光は、接眼レンズ25を通して、CCDカメラ部11に入射され、通信部12からモニタ部30に送信されるようになっている。なお、CCDカメラ部11は、静止画像の他、映像も撮影できるようになっている。
また、外筒22と内筒21との空洞部26には、光源13からの光がグラスファイバーによる内筒21及び外筒22による屈折を経て外部に照射されるようになっている。なお、本実施の形態では光源13はカメラ部10に内蔵されているが、必ずしもこれに限らず、外付けのものであってもよい。
また、通信部12は、上述のように、CCDカメラ部11からの画像等のデータを送ると共に、風量計7からの風量データ、及びスピーカ5及びマイク6からの音声を送ることができるようになっている。
一方、モニタ部30は、図1(b)に示すように、ディスプレイ部31と、汚染度スケール部としての汚れ画像比較データ部32と、静圧レベル記載部33と、静圧レベル表示ランプ部34と電源スイッチ35aと、各種モードキー35bと、マイク36と、スピーカ37と、スピーカ音調整部38とアンテナ兼風量計39等を有している。このモニタ部30も携帯用となっている。
上記ディスプレイ部31は、カメラ部10のスコープ部2にて撮影した画像及び映像を表示するものであり、液晶表示パネルにてなっている。
上記汚れ画像比較データ部32は、ディスプレイ部31の上部に設けられており、フィルタ汚染度を、グレースケールにて、例えば6段階で表示されている。したがって、ディスプレイ部31に表示された画像からどの程度の汚れであるのかが、比較対照できるようになっている。なお、本実施の形態では、白から黒への移行を示すグレースケールにて表示しているが、必ずしもこれに限らず、カラースケールであってもよい。例えば、青系の色で表示する等である。
上記静圧レベル記載部33には、空調機室50内の静圧差が例えば6段階に分類して区画して記載されている。例えば、右から、「5hP〜」、「10hP〜」、「15hP〜〜」、「20hP〜」、「25hP〜」、「30hP〜」となっている。また、これらの各下側には、静圧レベル表示ランプ部34が設けられており、上記6段階の分類区画に対応して6個のLEDランプが設けられている。そして、各LEDランプは、上記カメラ部10の風量計7及びモニタ部30のアンテナ兼風量計39にて測定した風量測定値から類推できる静圧差に対応するLEDランプが点灯表示されるようになっている。
上記のLEDランプは、1色でなく多色にするのが好ましい。これにより、暗がりでも色によって、静圧レベルを判断することができる。
なお、静圧レベルの表示は、必ずしもこれに限らず、例えば、デジタル表示で表示することも可能である。
その他、電源スイッチ35aはモニタ部30の電源をオンオフするものであり、マイク36及びスピーカ37は、カメラ部10との通信に使用するためのものである。また、スピーカ音調整部38は、スピーカ37の音量を調整するものである。また、アンテナ兼風量計39は、本実施の形態では、モニタ部30に内蔵できるロッドアンテナにてなっており、伸縮自在になっていると共に、ヒンジにより四方八方への回転が可能となっている。
なお、アンテナ兼風量計39は、アンテナと風量計とを別途に分けて設けることが可能である。
また、本実施の形態では、各種モードキー35bが設けられており、各種モードのための複数のキーが付いている。例えば、各種モードキー35bの一つを押すことによって、ディスプレイ部31の画面を半分にし、その一方の半分に現在のエアフィルタ51の汚れを表示すると共に、他方の半分にそのエアフィルタ51の初期の状態の映像を映し出せるようになっている。この初期状態の画像は、エアフィルタ51の各型番毎に予め初期状態の画像を記憶したものが後述する記憶手段としてのメモリ43に格納されているので、それを呼び出せばよい。なお、現在のビルに施行されているエアフィルタ51の型番については、設計図面等により、調べることができると共に、この空調機のメンテナンス業者であれば、エアフィルタ51の型番の調査は容易にできる。また、必ずしも、型番が一致しなくても、エアフィルタ51の初期状態は、各型番により大きく異なるものでもないので、一般的なエアフィルタ51の初期状態として、他方の半分に映し出すことができ、これにより、現在のエアフィルタ51の汚れの程度を比較することができる。その他、各種モードキー35bは、カメラ部10の風量計7の表示と、モニタ部30のアンテナ兼風量計39での風量測定値の表示を切り替える機能等を備えている。
上記モニタ部30の制御系は、図3に示すように、制御部41が通信部42やディスプレイ部31を制御するようになっている。また、モニタ部30には、メモリチップからなるメモリ43が取り付け可能となっており、カメラ部10にて撮影した画像及び映像をものモニタ部30の通信部42にて受信し、記憶することができるようになっている。そして、このメモリ43をモニタ部30から取り出して、汎用のパーソナルコンピュータにて見ることができるようになっている。
上記構成のフィルタ汚染状況検出装置の使用方法について説明する。
先ず、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置は、図3に示すように、例えば、ビルに設けられている空調機室50の内部にある被写体としてのエアフィルタ51の汚れを測定するのに適している。この空調機室50には、点検口52が設けられており、人間が入って内部を点検できるようになっている。
ここで、エアフィルタ51は、例えば、図5に示すように、断熱材からなり、仕切り51aを複数有する有底の容器状となっている。そして、エアフィルタ51が汚れてくると、このエアフィルタ51に埃が蓄積するとともに、静圧も高くなる。
また、エアフィルタ51は、例えば60cm程度の深さがあるので、奥底がどの程度汚れているかは、一般的には、見ることができない。このため、通常は、静圧を測定して、例えば、この程度の静圧ではエアフィルタ51を取り替える時期になっていると判断するようになっている。
しかしながら、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、このエアフィルタ51の内部の汚れを直接に見ることができる。すなわち、エアフィルタ51の内部の汚れを見るときには、エアフィルタ51の仕切り51a・51aの隙間にカメラ部10のスコープ部2を挿入する。
このとき、カメラ部10には、光源13が設けられているので、明るい映像が得られる。また、電源は、例えば、ポータブルのバッテリーパックを利用することができる一方、空調機室50には、通常、100V電源が設けられているので、それを利用することができる。そして、カメラ部10にて撮影した映像は、空調機室50の外部にいる点検者が所持するモニタ部30のディスプレイ部31に表示される。
したがって、例えば、点検者がそのモニタ部30をビルの管理者等に見せることにより、直接、エアフィルタ51の汚れを見せることができる。また、メモリ43に記憶しておいて、後日、それをビルの管理者等に汎用のパーソナルコンピュータを介して見せることができる。また、デジタル画像として写真に仕上げて見せることもできる。
ここで、本実施の形態のモニタ部30では、図1に示すように、汚れ画像比較データ部32に、フィルタ汚染度がグレースケールにて例えば6段階で表示されている。したがって、現在、ディスプレイ部31に表示された画像からどの程度の汚れであるのかが、比較対照できるので、ビルの管理者等に映像を見せたときに、汚れの程度がわかるので、エアフィルタ51の取り替え時期について適切なアドバイスをすることができる。
また、ディスプレイ部31を、各種モードキー35bにて、2画像を映すことができるようにし、一方に実際のエアフィルタ51の汚れた状態の映像を表示し、他方にそのエアフィルタ51の初期状態を表示することができる。これにより、エアフィルタ51の汚れが初期状態との対比により行うことができるので、正確なエアフィルタ51の汚れを認識することができる。
また、本実施の形態ではモニタ部30には、静圧レベル表示ランプ部34が設けられているので、これによって、従来の静圧によるエアフィルタ51の汚れ判断をすることができる。
このように、上記のフィルタ汚染状況検出装置では、ベストポジションで、汚染度が見え、エアフィルタ51の汚染前と比較確認できるものである。したがって、各種空調機本体の集塵効率の現状や、確認しづらい空調機設置環境の空気汚染度現状を、より判り易く確認することができる。また、従来の高価で時間がかかる比色法や他の測定方法とは違う視点から、誰もが簡単にローコストで直視して汚染度が比較確認できることにより、現在、測定値が正確に出難い悪測定条件の所や、実集塵効率現状つまり汚れが判りにくい等の問題を解決することができる。また、各種空調機の汚れは、取り付けられている環境の空気により、汚染度が助長される。例えば、汚染度状態の長期放置により、細菌、カビ等の繁殖から起こり得るであろう疾患の誘発が発生する。したがって、エアフィルタ51が汚れることによって、そのような状況になることの説明が、ユーザーに分かり易く説明できる。さらに、見えない物の生活環境改善の認識向上に、説得力が出るので、定期的なエアフィルタ51の取替、洗浄、熱交換機の洗浄、空調機清掃の必要性が、より明確になる。
また、空調機器の定期的メンテナンスを行い、良いコンディションで長期使用することが、環境認識向上、電気消費量の削減、及び修理不可故障の減少となり、その結果、現在の使い捨て時代から抜け出し、無駄なエネルギーを消費しない、物を捨てない、省エネリサイクル時代に、少しずつでも近づける。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、カメラ部10は、携帯用のものであったが、必ずしもこれに限らず、例えば、空調機室50の内部に設置しておくものであってもよい。このときには、カメラ部10は、マイク6及びスピーカ5を省略できるので、より経済的に作成することができる。また、このような、設置タイプにするときには、ビルに複数存在する各空調機室50に設置するとともに、モニタ部30には、チャネル切り替えにより、随時所望のカメラ部10の映像を見ることができる。また、空調機室50の内部に設置しておく場合には、モニタ部30にてカメラ部10の電源をオンオフできる機能を設けておくことが好ましい。これにより、カメラ部10の稼動を必要時にのみ行うことができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、汚れ画像比較データ部32は、フィルタ汚染度を、グレースケールにて、例えば6段階で表示されている。したがって、ディスプレイ部31に表示された画像からどの程度の汚れであるのかが、比較対照できるだけである。しかし、必ずしもこれに限らず、例えば、カメラ部10にて撮影した画像を画像処理することにより、上記6段階のいずれに対応するかを指示できるようにすることができる。具体的には、各グレースケールが点灯できるようにすればよい。
また、画像処理は、制御部41が行う。例えば、初期状態のエアフィルタ51の状態がわかっているので、その状態を濃度0とし、グレースケールの最も濃い状態と対応する汚染状態の画像を濃度100として予めメモリ43に格納しておく。そして、撮影したエアフィルタ51の画像を画像処理して濃度を求め、例えば、最大濃度を6分割したもののどれに近いかを判断して、該当するグレースケールのものを点灯させるようにすればよい。
以上のように、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置は、カメラ部10にてエアフィルタ51の画像を撮影し、カメラ部10にて撮影したエアフィルタ51の画像を、モニタ部30にてエアフィルタ51の汚染度との関係で表示する。
したがって、エアフィルタ51がどの程度汚れているのかを、画像として目でみることができるので、エアフィルタ51の汚れの状況を明確に把握することができる。
また、本実施の形態では、モニタ部30は、エアフィルタ51の汚染度との関係でその画像を表示する。したがって、その画像がどの程度汚れているのかが、直ちに明確になる。
したがって、エアフィルタ51の汚染状況を、汚染度との関係で直接視認し得るフィルタ汚染状況検出装置を提供することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、モニタ部30には、エアフィルタ51の画像を表示するディスプレイ部31と、エアフィルタ51の汚染度をグレースケール又はカラースケールにて表示する汚れ画像比較データ部32とが設けられている。
したがって、エアフィルタ51の汚染度を把握するに際して、汚れ画像比較データ部32によるグレースケール又はカラースケールと画像とを比較できるので、直ちに、汚れの程度を把握することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、モニタ部30は、エアフィルタ51の画像を画像処理することにより、エアフィルタ51の汚染度として対応するグレースケール又はカラースケールの一つを指示させる分析手段としての制御部41を備えている。
したがって、単に、肉眼で、画像とグレースケール又はカラースケールとを比較するのではなく、制御部41がエアフィルタ51の画像を画像処理して、グレースケール又はカラースケールのどのレベルに該当するのかを指示するので、客観的かつ適確に汚染度を把握することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、モニタ部30に設けられたディスプレイ部31は、カメラ部10にて撮影したエアフィルタ51の画像と被写体の初期状態の画像とを同時に表示可能となっている。
したがって、単に画像を表示するだけではなく、エアフィルタ51の初期状態との関係で汚れの状況を視認することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、モニタ部30には、撮影したエアフィルタ51の画像を記憶するメモリ43が設けられている。
したがって、後ほど、メモリ43の画像をモニタ部30にて表示することが可能である。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、メモリ43は、モニタ部30からとり外し自在となっているので、例えば、その取り出したメモリ43をパーソナルコンピュータに挿入し、そのパーソナルコンピュータにて画像を表示したり印刷したりすることが可能となる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、カメラ部10は、静止画像及び動画像が撮影可能であるので、静止画像だけでなく、撮影箇所を移動しながら映像を撮影し、モニタ部30にて表示することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、カメラ部10はスコープ部2を備えているので、狭い所や奥深いところでもエアフィルタ51を撮影することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、カメラ部10は、無線にて撮影した画像をモニタ部30に送信可能となっている。したがって、カメラ部10とモニタ部30とを互いに離れた位置に置くことができるとともに、無線で画像を送信するので、有線に比較して電波の届く範囲でモニタ部30を移動することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、被写体は、空調用のエアフィルタ51である。すなわち、空調用のエアフィルタ51は、従来、そのエアフィルタ51の目詰まりによる静圧の増大を利用した間接的な汚染状況検出であったのに対して、本実施の形態では、目で見てエアフィルタ51の汚染状況を把握できるので、エアフィルタ51の交換時期等の判断が容易となる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、カメラ部10及びモニタ部30風量を検出する風量計7・アンテナ兼風量計39を備えている。したがって、風量測定に基いて差圧によるエアフィルタ51の汚れを類推することができる。
また、モニタ部30は、風量計7・アンテナ兼風量計39による風量測定値を表示可能となっているので、風量測定値を視認することができる。
また、本実施の形態のフィルタ汚染状況検出装置では、カメラ部10及びモニタ部30は携帯可能であるので、持ち運びが容易であり、場合によっては、例えば、ビルの管理者の事務所にてエアフィルタ51の汚れ状況を見せることができる。
本発明の汚染状況検出装置は、エアフィルタの汚れの把握に適用できる他、見えずらい所が見えると云うメリットから、天井配線他の確認、清掃箇所確認等に適用可能である。
本発明におけるフィルタ汚染状況検出装置の実施の一形態を示すものであり、(a)はカメラ部の構成を示す斜視図、(b)はモニタ部の構成を示す斜視図である。 上記カメラ部の内部の構造を示す構成図である。 上記モニタ部の制御系を示すブロック図である。 上記フィルタ汚染状況検出装置のカメラ部にて検知するエアフィルタを備えた空調機室を示す構造図である。 上記エアフィルタの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 カメラ本体
2 スコープ部(内視鏡)
3 電源ジャック
4 電源スイッチ
5 スピーカ
6 マイク
7 風量計(風量検出手段)
10 カメラ部(撮像手段)
11 CCDカメラ部
12 通信部
13 光源
21 内筒
23 フレキシブル保護外被
24 対物レンズ
25 接眼レンズ
26 空洞部
30 モニタ部(表示手段)
31 ディスプレイ部
32 汚れ画像比較データ部(汚染度スケール部)
33 静圧レベル記載部
34 静圧レベル表示ランプ部34
35a 電源スイッチ
35b 各種モードキー
36 マイク
37 スピーカ
38 スピーカ音調整部
39 アンテナ兼風量計(風量検出手段)
41 制御部(分析手段)
42 通信部
43 メモリ(記憶手段)
50 空調機室
51 エアフィルタ
52 点検口

Claims (13)

  1. 被写体の画像を撮影する撮像手段と、
    上記撮像手段にて撮影した被写体の画像を、被写体の汚染度との関係で表示する表示手段とを備えていることを特徴とする汚染状況検出装置。
  2. 前記表示手段には、被写体の画像を表示する表示部と、被写体の汚染度をグレースケール又はカラースケールにて表示する汚染度スケール部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の汚染状況検出装置。
  3. 前記表示手段は、被写体の画像を画像処理することにより、被写体の汚染度として対応するグレースケール又はカラースケールの一つを指示させる分析手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の汚染状況検出装置。
  4. 前記表示手段には、被写体の画像を表示する表示部が設けられており、
    上記表示部は、前記撮像手段にて撮影した被写体の画像と被写体の初期状態の画像とを同時に表示可能となっていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の汚染状況検出装置。
  5. 前記表示手段には、撮影した被写体の画像を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  6. 前記記憶手段は、表示手段からとり外し自在となっていることを特徴とする請求項5記載の汚染状況検出装置。
  7. 前記撮像手段は、静止画像及び動画像を撮影可能となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  8. 前記撮像手段は、内視鏡を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  9. 前記撮像手段は、内視鏡を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  10. 前記撮像手段は、無線にて撮影した画像を表示手段に送信可能となっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  11. 前記被写体は、空調用のエアフィルタであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
  12. 前記撮像手段及び表示手段は、風量を検出する風量検出手段を備えていると共に、
    上記表示手段は、風量検出手段による風量測定値を表示可能となっていることを特徴とする請求項11記載の汚染状況検出装置。
  13. 前記撮像手段及び表示手段は、携帯可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の汚染状況検出装置。
JP2003423737A 2003-12-19 2003-12-19 汚染状況検出装置 Withdrawn JP2005180830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423737A JP2005180830A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 汚染状況検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423737A JP2005180830A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 汚染状況検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005180830A true JP2005180830A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34784139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423737A Withdrawn JP2005180830A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 汚染状況検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005180830A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020197868A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、浄水器に関連する情報の提示方法、およびプログラム
JP2021148381A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風装置及び静圧評価装置
CN113490817A (zh) * 2019-02-27 2021-10-08 大金工业株式会社 污染信息推定系统以及空气处理装置
EP3933387A4 (en) * 2019-02-27 2022-04-20 Daikin Industries, Ltd. INFORMATION DELIVERY SYSTEM
JP2023507269A (ja) * 2019-12-18 2023-02-22 トゥーナップ ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー 空調装置の汚染を測定するためのシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113490817A (zh) * 2019-02-27 2021-10-08 大金工业株式会社 污染信息推定系统以及空气处理装置
EP3933387A4 (en) * 2019-02-27 2022-04-20 Daikin Industries, Ltd. INFORMATION DELIVERY SYSTEM
EP3919830A4 (en) * 2019-02-27 2022-05-18 Daikin Industries, Ltd. CONTAMINATION INFORMATION ESTIMATION SYSTEM AND AIR HANDLING DEVICE
AU2019432019B2 (en) * 2019-02-27 2022-08-25 Daikin Industries, Ltd. Contamination information estimation system and air treatment device
CN113490817B (zh) * 2019-02-27 2023-05-09 大金工业株式会社 污染信息推定系统以及空气处理装置
JP2020197868A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、浄水器に関連する情報の提示方法、およびプログラム
JP7269100B2 (ja) 2019-05-31 2023-05-08 三菱ケミカル・クリンスイ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、浄水器に関連する情報の提示方法、およびプログラム
JP2023507269A (ja) * 2019-12-18 2023-02-22 トゥーナップ ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲー 空調装置の汚染を測定するためのシステム
JP2021148381A (ja) * 2020-03-23 2021-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風装置及び静圧評価装置
JP7450138B2 (ja) 2020-03-23 2024-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風装置及び静圧評価装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3261333B1 (en) Thermal anomaly detection
CN106780521B (zh) 屏幕漏光的检测方法、系统和装置
JP5347845B2 (ja) 画像処理プログラムおよび画像処理装置
KR101607683B1 (ko) 다차원 화재감지시스템
KR20200031433A (ko) 스마트 실내공기 정화 시스템
CN105395171A (zh) 儿童房的监护装置和方法
JP2005180830A (ja) 汚染状況検出装置
US7984346B2 (en) Integrated apparatus for testing image devices
JP2006198504A (ja) エアフィルタの目詰まり検出装置
CN212391869U (zh) 一种配电室监控预警装置
TW201810215A (zh) 顯示裝置壞點檢測方法及其檢測設備
JPH10243385A (ja) ビデオマイクロスコープ
KR101021058B1 (ko) 자가진단형 불꽃감지기
KR101505976B1 (ko) 홍수 예보 영상 관리 시스템
KR100923997B1 (ko) 실내 대기 환경 조정 시스템 및 그 조정 방법
CN109975312A (zh) 一种基于机器视觉技术的卷烟盘纸质量检测装置以及方法
JP4918687B2 (ja) 警報表示器監視システム
KR100920067B1 (ko) 자가진단형 불꽃감지기
KR101122097B1 (ko) 가스 누출 원격 감시 시스템 및 그 방법.
KR20060067929A (ko) 오에스디 기능을 가진 카메라장치 및 그를 이용한감시시스템
US20150365608A1 (en) Inspection arrangement and inspection method for a solar installation
JP4928902B2 (ja) 洋風便器装置
KR100927416B1 (ko) 평가챠트 변환용 화상 평가 장치
CN206573490U (zh) 一种用于观测及检验钻杆焊缝的工具
TWI502180B (zh) 具背光之裝置的亮度量測方法及系統

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306