JP6700725B2 - 放射線検出装置、放射線検出システム及び放射線検出装置の制御方法 - Google Patents

放射線検出装置、放射線検出システム及び放射線検出装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線検出装置、放射線検出システム及び放射線検出装置の制御方法に関する。
放射線検出装置は、複数の画素と走査回路と読出回路とを有する。各画素は、放射線を電荷に変換する変換素子と、薄膜トランジスタ等のスイッチ素子とを有する。近年、放射線検出装置の多機能化の一つとして、自動露出制御(AEC:Automatic Exposure Control)機能の内蔵が検討されている。これにより、放射線検出装置において、放射線積算照射量を監視したり、放射線積算照射量が適正量に達したと判定し、放射線源を制御し、放射線照射を終了させることも可能となる。放射線積算照射量の監視、判定、制御等の動作(AEC動作)は、胸部一般撮影であれば肺野、四肢骨撮影であれば骨部等、画像診断上重要な領域が所望のダイナミックレンジで描写されるように行うことが好ましい。そのため、これらの重要な領域に対応する、放射線検出装置の撮像領域内の一部又は複数の領域を関心領域として選び、放射線積算照射量の監視、判定等の対象とすることが好ましい。
特許文献1は、診断画像取得用の画素と、照射情報取得用の複数の検知画素を設けたセンサ基板を利用した放射線画像検出装置を開示する。放射線画像検出装置は、各検知画素の信号量に基づき、検知画素を監視対象の検知画素とそれ以外の検知画素に分別することで、適切なAEC動作を行うことができる。具体的には、放射線が照射されていない領域(非照射野)や、放射線が被写体を通過せずに放射線画像検出装置に直接入射する領域(素抜け部)が、監視対象から除外される。
特開2013−135390号公報
特許文献1には、以下の3つの課題がある。第1の課題は、関心領域以外に位置する検知画素も、監視対象の検知画素と同様に読み出しを行っており、無駄な動作をしているため、時間分解能が不足することである。第2の課題は、放射線を照射するまでどの検知画素を用いてAEC判定をすればよいか定まらず、関心領域以外の情報が含まれた照射量で判定を行う可能性があるため、AEC精度が不足することである。第3の課題は、第2の課題と同様の原因により、空間分解能が不足することである。
本発明の目的は、高い時間分解能及び空間分解能で放射線照射量を検出することができる放射線検出装置、放射線検出システム及び放射線検出装置の制御方法を提供することである。
本発明の放射線検出装置は、放射線検出装置であって、放射線照射情報を得るために放射線照射量に応じた信号を生成する複数の検知画素と、前記複数の検知画素の領域に対応し、放射線が照射される領域である照射野を示すために放射線源から被写体及び前記装置に向けて照射された可視光を2次元情報として検出する検出手段と、前記検出手段により検出された2次元情報に基づき、前記複数の検知画素のうちで、監視対象の検知画素と監視対象外の検知画素を決定し、前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素の信号を読み出制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、高い時間分解能及び空間分解能で放射線照射量を検出することができる。
放射線検出システムの構成例を示す図である。 放射線検出装置の構成例を示す断面図である。 放射線検出装置の構成例を示す図である。 検知領域付近の回路図である。 放射線検出装置の制御方法を示すフローチャートである。 放射線検出装置と被写体の位置関係を示す図である。 検知画素用走査回路の電圧出力を示すタイミングチャートである。 放射線積算照射量のサンプリング周期を示す図である。 センサ基板のレイアウトを示す平面図である。 センサ基板のレイアウトを示す断面図である。 センサ基板のレイアウトを示す断面図である。 放射線検出装置の制御方法を示すフローチャートである。 放射線検出装置と被写体の位置関係を示す図である。 放射線検出装置の制御方法を示すフローチャートである。 放射線検出装置と被写体の位置関係を示す図である。 ダーク電荷量の温度特性及び放射線検出装置の断面を示す図である。 放射線検出装置と被写体の位置関係を示す図である。 放射線検出システムの構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による放射線検出システムの構成例を示す図である。放射線検出システムは、放射線源1及び放射線検出装置4を有する。放射線源1は、放射線検出装置4に向けて放射線3を照射する。放射線3は、例えばX線である。なお、図1では、放射線源1と放射線検出装置4の間に位置する被写体2(図6(a))は省略されている。放射線検出装置4は、筐体109上に設けられた撮像領域90内に、複数の検出手段91を有する。複数の検出手段91は、互いに同一の四角い形状であり、撮像領域90を5×5の行列状に分割した領域に設けられている。なお、検出手段91の形状、配置数、配置方法は、これに限定されない。照射野32は、撮像領域90上に放射線3が照射される領域である。本実施形態では、放射線源1は、撮像領域90に光31を照射し、照射野32を照らし出すことができる。光31は、可視光や赤外光等の光であればよいが、照射野32を肉眼で確認するためには光31は可視光が好ましい。検出手段91は、光31を検出するセンサである。例えば、検出手段91は、基板上に半導体薄膜及び電極を形成してフォトダイオードを形成し、適切な逆バイアスをフォトダイオードに印加し、空乏化させれば、可視光センサとなる。基板は、樹脂又はガラスを利用でき、電極は、金属やITO等の導電性酸化物を利用できる。半導体薄膜は、有機又は無機の半導体材料を用いたp型/n型順次積層構造や、バルクヘテロ接合構造を用いることができる。検出手段91の製法は、選択した半導体薄膜の構造に応じて、真空蒸着法や印刷法等を利用できる。
図2(a)及び(b)は、2種類の放射線検出装置4の構成例を示す断面図である。図2(a)及び(b)では、バイアス印加や信号取り出しのための検出手段91に必要な配線は省略している。まず、図2(a)の放射線検出装置4を説明する。筐体109は、放射線を透過し、可視光を透過しないものとする。検出手段91は、筐体109の表面に設けられている。筐体109内には、センサ基板101とシンチレータ190が対向して配置されている。シンチレータ190は、放射線検出装置4に入射した放射線を可視光に変換する。センサ基板101は、シンチレータ190により変換された可視光を電荷に変換し、2次元画像を生成する。放射線検出装置4には被写体の放射線透過率に応じた放射線が入射されるので、センサ基板101は、被写体の放射線透過率に応じた2次元画像を生成する。なお、筐体109が可視光を透過する場合は、図2(b)のように、検出手段91を筐体109の内部に設けることができる。このとき、センサ基板101及びシンチレータ190は、遮光部材108で覆われている必要がある。
図3は、放射線検出装置4の構成例を示す図である。図3を見やすくするため、センサ基板101と検出手段91を並べて描いてあるが、実際には、図2(b)のように、基板101と検出手段91は筐体109内で互いに重なって配置されている。センサ基板101では、撮像領域90に対応する領域を撮像領域90aとして示し、検出手段91に対応する領域を領域91aとして示す。撮像領域90aには、図4(a)に示すように、検知画素111及び通常画素11が行列状に配置されている。複数の検知画素111は、複数の通常画素11の領域に設けられる。図3では、通常画素11を省略している。通常画素11及び検知画素111は、シンチレータ190により変換された可視光を電荷に変換する。すなわち、通常画素11及び検知画素111は、放射線照射量に応じた電荷(信号)を生成する。以下、通常画素11及び検知画素111をあわせて画素と呼ぶ。撮像領域90aは、1000×1000個から3000×3000個程度の画素を有する。通常画素11は、診断に用いられる2次元画像を生成するために、撮像領域90a全体にわたって2次元行列状に配列されている。撮像領域90aには、10行×10列=100個の検知領域80が2次元行列状に配置されている。図3には、複数の検知領域80のうちの1つの検知領域80に斜線を付して示している。検知画素111は、検知領域80毎に、放射線照射開始や放射線積算照射量等の放射線照射情報を得るために設けられている。各検知領域80には、複数の検知画素111を設けてもよい。図3では、各検知領域80は、3個の検知画素111を有する。同一列にある各検知領域80の検知画素111は、全て共通の検知配線に接続されている。制御部49は、走査回路20、読出回路30、検知画素用走査回路41、検知画素用読出回路40及びバイアス電源50を制御し、種々の動作を行わせる。制御部49は、複数の検知領域80のうちの1つ又は複数の検知領域80を選択し、検知領域80毎の放射線照射情報を得ることができる。また、制御部49は、これらの放射線照射情報を一時的に保持し、放射線積算照射量を算出することができる。さらに、制御部49は、放射線源1に対して有線又は無線で接続され、放射線源1の開始信号及び停止信号を入力したり、放射線源1に対して放射線照射停止信号を出力するようにしてもよい。撮像領域90aには、検知画素111を駆動するための検知画素用制御配線411が複数設けられている。検知画素用走査回路41は、複数の検知画素用制御配線411を順次駆動する。図3のように、検知画素用制御配線411を枝分かれさせ、検知画素用走査回路41の1つの出力端子が複数の検知画素111を同時に駆動するようにしてもよい。
上述の通り、検出手段91は、撮像領域90を5×5の行列状に分割した領域にそれぞれ設けられる。検出手段91の領域は、センサ基板101上では領域91aに対応する。領域91aには、4個の検知領域80が設けられる。したがって、1個の検出手段91に対し、4個の検知領域80が対応している。バイアス電源50bは、検出手段91にバイアス電圧を印加する。読出回路40bは、検出手段91の信号を読み出す。制御部49は、バイアス電源50b及び読出回路40bを制御する。なお、上記で説明した以下の項目は一例であり、上記の説明以外であってもよい。
・画素、検知領域80、検出手段91の数
・検知領域80毎の検知画素111の数、位置
・検出手段91に対応する検知領域80の数、位置
・各種配線の数
図4(a)は、図3のハッチングで示した検知領域80付近の回路の拡大図である。検知領域80は、行列状に配置された複数の画素(3個の検知画素111とその他の通常画素11)を有する。図4(b)に示すように、通常画素11は、変換素子12とスイッチ素子13とを有する。変換素子12は、フォトダイオード124と第1の電極125と第2の電極126を有し、光を電荷に変換する。スイッチ素子13のドレイン電極には、変換素子12の第1の電極125が電気的に接続される。変換素子12の第2の電極126は、バイアス配線19を介してバイアス電源50に接続され、変換素子12が光電変換動作を行うための電圧が印加される。信号配線16は、列方向に複数配置され、各列の通常画素11のスイッチ素子13のソース電極に共通に接続される。制御配線15は、行方向に複数配置され、各行の通常画素11のスイッチ素子13のゲート電極に共通に接続される。走査回路20は、各行の制御配線15の電圧を制御する。読出回路30は、信号配線16を介して、通常画素11の信号を読み出す。スイッチ素子13が導通状態となると、変換素子12の信号が、信号配線16を介して読出回路30に出力される。検知画素111は、変換素子121とスイッチ素子131とを有する。変換素子121は、変換素子12と同様に、フォトダイオード124と第1の電極125と第2の電極126を有し、光を電荷に変換する。スイッチ素子131のドレイン電極には、変換素子121の第1の電極125が電気的に接続される。変換素子121の第2の電極126は、バイアス配線19を介してバイアス電源50に接続され、変換素子121が光電変換動作を行うための電圧が印加される。検知配線161は、複数の検知画素111のスイッチ素子131のソース電極に共通に接続される。検知画素用制御配線411は、検知画素111のスイッチ素子131のゲート電極に共通に接続される。検知画素用走査回路41は、検知画素用制御配線411の電圧を制御する。検知画素用読出回路40は、検知画素用制御配線411を介して、検知画素111の信号を読み出す。スイッチ素子131が導通状態となると、変換素子121の信号が、検知画素用制御配線411を介して検知画素用読出回路40に出力される。複数の検知画素111は、複数の検知画素111の信号をそれぞれ読み出すための複数のスイッチ素子131を有する。
次に、センサ基板101に用いる通常画素11及び検知画素111の構造の一例を示す。図9は、図4(a)の一部のレイアウト例を示す平面図であり、3個の通常画素11と1個の検知画素111が配置されている。図10(a)は図9の通常画素11のA−A線に沿った断面図であり、図10(b)は図9の検知画素111のB−B線に沿った断面図である。通常画素11は、光を電荷に変換する変換素子12と、変換素子12の電荷に応じた電気信号を出力するTFT(薄膜トランジスタ)であるスイッチ素子13とを含む。変換素子12は、基板100の上に設けられたスイッチ素子13の上に層間絶縁層181を挟んで積層されている。変換素子12は、スイッチ素子13を介して、信号配線16に接続されている。変換素子12は、第1の電極125、PINフォトダイオード124、及び第2の電極126を有する。変換素子12上には、保護膜182、第2の相間絶縁層183、バイアス配線19と一体の共通電極、保護膜184が順に配置されている。保護膜184上には、不図示の平坦化膜、及びシンチレータ190が配置されている。第2の電極126は、コンタクトホールを介して、バイアス配線19に接続されている。第2の電極126には、光透過性を有するITOが用いられ、シンチレータ190で放射線から変換された光が透過可能である。検知画素111も、通常画素11と同様に、変換素子121とスイッチ素子131とを有する。検知画素111は、通常画素11とは異なり、変換素子121はスイッチ素子131を介して検知配線161に接続されている。その他のスイッチ素子131及び変換素子121の構成は、通常画素11のスイッチ素子13と変換素子12と同様である。なお、上記では、変換素子12及び121としてPINフォトダイオード124を用いた場合を示したが、本実施形態はそれに限定されるものではない。変換素子12及び121として、例えばMIS型のセンサを用いてもよい。また、上記の図9の例では、検知画素111に対応する位置に通常画素11が存在しないため、診断用画像上で画素情報が欠落してしまう。これを避けるため、図11のように、右下の画素領域を2つに分割して、右下の画素領域に通常画素11と検知画素111を並置し、画素情報の欠落が生じないようにしてもよい。
図5は、放射線検出装置4の制御方法を示すフローチャートである。制御部49は、以下の3つの動作を行う。第1の動作では、制御部49は、放射線照射前に、検出手段91により照射野32を認識する。第2の動作では、制御部49は、放射線照射前に、第1の動作の結果に基づき、複数の検知領域80を照射野32内の監視対象領域と照射野32外の監視対象外領域に分ける。第3の動作では、制御部49は、放射線照射中に、監視対象外領域からの読み出しステップを省略する。上記に関し、図5のフローチャートに沿って、放射線画像撮影までに放射線検出装置4及び作業者が行うステップの流れを説明する。図6(a)の被写体2は、例えば四肢である。
ステップS1〜S6は、放射線照射前の撮影準備ステップである。放射線検出装置4の制御部49は、各検知領域80が監視対象であるか否かを区別するためのフラグを有する。ステップS1では、制御部49は、すべての検知領域80を監視対象にするため、すべてのフラグを1(監視対象内)に初期化する。次に、ステップS2では、作業者は、図6(a)のように、撮像領域90に被写体2を配置し、放射線源1の位置決めを行う。このとき、作業者は、放射線源1から撮像領域90に向かって可視光31を照射し、照射野32の位置を確認する。次に、ステップS3では、制御部49は、検出手段91により検出された光強度の2次元情報を読み出し、図6(b)に示す光強度の2次元情報を得る。ここで、各検出手段91は、光強度に応じてオン又はオフのいずれかの情報を制御部49に対して出力する。なお、各検出手段91は、オンとオフの中間の情報を出力するようにしてもよい。次に、ステップS4では、制御部49は、検出手段91の光強度の2次元情報を基に、図6(c)に示す照射野32を認識する(上記の第1の動作)。すなわち、検出手段91は、放射線の照射野32を検出する。次に、ステップS5では、制御部49は、図6(d)のように、照射野32外の検知領域80を監視対象外領域としてその検知領域80のフラグを0にする(上記の第2の動作)。なお、照射野32内の検知領域80は、監視対象領域としてフラグの1を維持する。すなわち、制御部49は、検出手段91により検出された2次元情報に基づき、複数の検知画素111のうちで、監視対象の検知画素111と監視対象外の検知画素111を決定する。次に、ステップS6では、制御部49は、画素から不要なダーク電荷を排出するための動作(空読み)を停止させ、センサ基板101を放射線照射の準備ができた状態に遷移させる。以上のステップS6までの処理により、放射線検出装置4は放射線を照射される準備が整う。次に、ステップS7では、放射線検出装置4の準備完了後、作業者は、放射線検出装置4に対する放射線照射の開始を指示する。これにより、図8(a)に示すように、時刻t0では、放射線源1は、放射線検出装置4に対して放射線3の照射を開始する。
ステップS8〜S14は、放射線照射中の放射線積算照射量計測ステップである。時刻t1では、制御部49は、照射線積算照射量の測定を開始する。なお、図8(a)のように、制御部49は、ステップS7の放射線照射開始時刻t0の前に、ステップS1〜S6の撮影準備ステップが終了直後の時刻t1に、ステップS8〜S14の放射線積算照射量計測ステップを開始してもよい。制御部49は、ステップS8〜S14により、各検知領域80における放射線積算照射量を順次求める。ステップS8では、制御部49は、現在の行の検知領域80のフラグがすべて0であるか否かを判定する。制御部49は、そのフラグがすべて0である場合にはステップS13に処理を進め、そのフラグがすべて0でない場合にはステップS9に処理を進める。ステップS13では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS8に処理を戻す。図6(d)の場合、制御部49は、1行目及び2行目では、検知領域80のフラグがすべて0であるため、ステップS8からステップS13に進む。3行目以降では、制御部49は、フラグが1である検知領域80があるため、ステップS8からステップS9に進む。ステップS9では、制御部49は、現在の行の検知領域80内の検知画素111のスイッチ素子131をオンにし、現在の行の検知領域80内の検知画素111の信号を検知画素用読出回路40に出力させる。すなわち、制御部49は、監視対象の検知画素111が含まれる行の検知画素111の信号を読み出し、監視対象の検知画素111が含まれない行の検知画素111の信号を読み出さない。具体的には、制御部49は、監視対象の検知画素111が含まれる行の検知画素111のスイッチ素子131を行単位で導通状態にすることにより監視対象の検知画素111が含まれる行の検知画素111の信号を行単位で読み出す。また、制御部49は、監視対象の検知画素111が含まれない行の検知画素111のスイッチ素子131を非導通状態に維持する。次に、ステップS10では、制御部49は、現在の行の各検知領域80内の検知画素111の信号を積算し、現在の行の各検知領域80の放射線照射開始からの放射線積算照射量を計算する。次に、ステップS11では、制御部49は、現在の行の検知領域80に、関心領域があるか否かを判定する。例えば、制御部49は、照射野32の中央付近に位置する検知領域80を関心領域として推定して判定してもよい。制御部49は、現在の行の検知領域80に関心領域がある場合にはステップS12に処理を進め、現在の行の検知領域80に関心領域がない場合にはステップS14に処理を進める。ステップS14では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS8に処理を戻す。ステップS12では、制御部49は、現在の行の各検知領域80の放射線積算照射量が所定の閾値より多いか否かの判定(AEC動作)を行う。すなわち、制御部49は、上記の読み出した行が関心領域を含む行であり、かつ上記の読み出した行の検知画素の信号に基づく放射線積算照射量が閾値より多くなったか否かを判定する。上記の閾値は、作業者が事前に入力した値や、制御部49が各種判断結果に基づいて決定した値である。制御部49は、その放射線積算照射量が閾値未満である場合にはステップS14に処理を進め、その放射線積算照射量が閾値より多い場合には、放射線積算照射量計測ステップを終了し、ステップS15に処理を進める。
図7(a)は、上記の放射線積算照射量計測ステップS8〜S14において、検知画素用走査回路41の各電圧出力端子(1〜10行目)の出力電圧を示すタイミングチャートである。図6(d)の場合、検知画素用走査回路41は、3〜10行目の検知領域80のみにハイレベルパルスを順に出力する。図7(a)のハイレベル期間では、その行の検知領域80の検知画素111のスイッチ素子131が導通し、その行の検知領域80の検知画素111の信号が検知画素用読出回路40に出力される。検知画素用読出回路40は、3〜10行目の検知領域80の検知画素111の信号を順に入力する。検知画素用読出回路40は、3〜10行目の検知領域80の放射線積算照射量を、図7(a)及び図8(b)に示す周期T(サンプリング周期)で順次更新する。この様子を図8(b)に示す。時刻t2では、3〜10行目の検知領域80のうちの関心領域について、放射線積算照射量が閾値より多くなり、制御部49は、放射線検出装置4への放射線積算照射量が最適となったと判断し、放射線積算照射量計測ステップを終了する。以上の通り、制御部49は、監視対象ではない1行目及び2行目の検知領域80からの読み出しを行わない(上記の第3の動作)。また、検知画素用読出回路40は、他の制御を行ってもよい。特に、3〜10行目の検知領域80の読み出しステップS9では、検知画素用読出回路40は、少なくとも一部の動作を休止することで、消費電力を抑制することができる。例えば、検知画素用読出回路40が検知配線161毎に積分アンプやCDS回路やA/D変換器等の各種回路ブロックを有する場合を説明する。その場合、検知画素用読出回路40は、3〜10行目の検知領域80のフラグの値(1/0)に応じて、上記ブロックの一部又は全部を休止させることにより消費電力を低減することができる。すなわち、検知画素用読出回路40は、3〜10行目の検知領域80のフラグの値に応じて、監視対象の検知画素111から読み出された信号を処理し、監視対象外の検知画素から読み出された信号の処理を休止する。
図5において、ステップS15では、制御部49は、放射線源1に対して放射線照射停止信号を出力する。これにより、図8(a)に示すように、時刻t2では、放射線源1は、放射線3の照射を停止する。次に、ステップS16では、制御部49は、走査回路20を行順次で駆動し、すべての行の通常画素11の信号を行順で読出回路30に読み出す。読出回路30は、すべての通常画素11から入力された信号を基に診断用画像を形成する。
以上の処理により、放射線検出装置4は、放射線積算照射量を測定することができる。なお、放射線検出装置4は、検知画素111における放射線照射量信号を基に、放射線積算照射量以外の照射量情報(瞬間照射量、照射量の時間変化率等)を求めてもよい。また、放射線検出装置4は、放射線積算照射量を求める際には、放射線照射量信号を加算して放射線積算照射量を直接求める代わりに、任意の時点での放射線照射量信号から放射線積算照射量に関する情報を推定してもよい。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態は、光を検出する検出手段91を撮像領域90に対応して2次元に複数設けておき、その検出手段91の2次元出力パターンに基づき、放射線照射前に予め関心領域を絞り込む。これにより、無駄な動作を省いて時間分解能を高めることができる。また、本実施形態は、関心領域以外の領域の情報を除外して、AEC精度を高めたり、空間分解能を高めたりすることができる。また、本実施形態は、監視対象でない1行目及び2行目の検知領域80の検知画素111からの信号読み出しを行わないことにより、サンプリング周期Tを短縮することができる。その結果、AEC動作の時間分解能を高めることができる。
比較例として、図7(b)及び図8(c)は、放射線照射中に、監視対象でない1行目及び2行目の検知領域80の検知画素111からの信号読み出しを省略しない場合のタイミングチャート及び放射線積算照射量の更新タイミングを示す図である。このときのサンプリング周期は、Trである。図7(a)及び図8(b)の本実施形態のサンプリング周期Tは、図7(b)及び図9(c)のサンプリング周期Trと比較して短いため、AEC動作の時間分解能は本実施形態の方が優れている。なお、本実施形態は、撮像領域90に対して照射野32の占める割合が小さい場合に特に有効である。また、本実施形態は、検知画素用読出回路40の少なくとも一部を休止させることで、消費電力低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態による放射線検出システムは、第1の実施形態による放射線検出システムと同様の構成を有する。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、検出手段91は、圧力センサであり、例えば、抵抗膜式のタッチパネル、又はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等を用いることができる。以下、検出手段91は、抵抗膜式圧力センサである場合を例に説明する。放射線検出装置4の断面図は、図2(a)と同様である。検出手段91は、第1の実施形態と同様に、撮像領域90を5×5の行列状に分割した領域にそれぞれ設けられる。検出手段41は、圧力を検出し、その検出した圧力を制御部49に出力する。制御部49は、後述するように、データベースを参照し、検出手段91により検出された圧力の2次元情報を基に被写体2の部位を認識し、監視対象領域の位置を推定する。
図12は、本発明の第2の実施形態による放射線検出装置4の制御方法を示すフローチャートである。制御部49は、以下の3つの動作を行う。第1の動作では、制御部49は、放射線照射前に、検出手段91により被写体2が位置する領域を認識する。第2の動作では、制御部49は、放射線照射前に、第1の動作の結果に基づき、被写体2の部位を認識し、複数の検知領域80を関心領域を含む監視対象領域と関心領域を含まない監視対象外領域に分ける。第3の動作では、制御部49は、放射線照射中に、監視対象外領域からの読み出しステップを省略する。上記に関し、図12のフローチャートに沿って、放射線画像撮影までに放射線検出装置4及び作業者が行うステップの流れを説明する。図13(a)の被写体2は、例えば四肢である。
ステップS101〜S106は、放射線照射前の撮影準備ステップである。ステップS101では、制御部49は、すべての検知領域80を監視対象にするため、すべてのフラグを1(監視対象内)に初期化する。次に、ステップS102では、作業者は、図13(a)のように、撮像領域90に接するように被写体2を配置し、放射線源1の位置決めを行う。このとき、作業者は、放射線源1から撮像領域90に向かって可視光31を照射する必要はない。次に、ステップS103では、制御部49は、検出手段91により検出された圧力の2次元情報を読み出し、図13(b)に示す圧力の2次元情報を得る。すなわち、検出手段91は、被写体2の位置を検出する。ここで、各検出手段91は、圧力に応じてオン又はオフのいずれかの情報を制御部49に対して出力する。次に、ステップS104では、制御部49は、検出手段91の圧力の2次元情報を基に、図13(c)に示すように、被写体2の部位(撮像領域90に対向する部分の部位)が四肢であると認識する(上記の第1の動作)。次に、ステップS105では、制御部49は、データベースを参照し、認識した被写体2の部位である四肢に基づき、関心領域を図13(d)の白丸で示す位置に設定し、関心領域以外の領域を図13(d)の黒丸で示す位置に設定する。具体的には、制御部49は、図13(d)の黒丸で示す関心領域以外の領域の検知領域80を監視対象外領域としてその検知領域80のフラグを0にする(上記の第2の動作)。なお、関心領域内の検知領域80は、監視対象領域としてフラグの1を維持する。制御部49は、データベースに加え、撮影条件及び手技を保持するコンソール等を利用すれば、関心領域をさらに正確に決定することができる。その後、放射線検出装置4は、図5のステップS6〜S7と同様に、ステップS106〜S107の処理を行う。
ステップS108〜S113は、放射線照射中の放射線積算照射量計測ステップである。制御部49は、ステップS108〜S113により、各検知領域80における放射線積算照射量を順次求める。ステップS108では、制御部49は、現在の行の検知領域80のフラグがすべて0であるか否かを判定する。制御部49は、そのフラグがすべて0である場合にはステップS112に処理を進め、そのフラグがすべて0でない場合にはステップS109に処理を進める。ステップS112では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS108に処理を戻す。図13(d)の場合、制御部49は、1行目〜5行目及び8行目〜10行目では、検知領域80のフラグがすべて0であるため、ステップS108からステップS112に進む。6行目及び7行目では、制御部49は、フラグが1である検知領域80があるため、ステップS108からステップS109に進む。ステップS109では、制御部49は、現在の行の検知領域80内の検知画素111のスイッチ素子131をオンにし、現在の行の検知領域80内の検知画素111の信号を検知画素用読出回路40に出力させる。次に、ステップS110では、制御部49は、現在の行の各検知領域80内の検知画素111の信号を積算し、現在の行の各検知領域80の放射線照射開始からの放射線積算照射量を計算する。次に、ステップS111では、制御部49は、現在の行の各検知領域80の放射線積算照射量が所定の閾値より多いか否かの判定(AEC動作)を行う。すなわち、制御部49は、上記の読み出した行の検知画素111の信号に基づく放射線積算照射量が閾値より多くなったか否かを判定する。制御部49は、その放射線積算照射量が閾値未満である場合にはステップS113に処理を進め、その放射線積算照射量が閾値より多い場合には、放射線積算照射量計測ステップを終了し、ステップS114に処理を進める。ステップS123では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS108に処理を戻す。放射線検出装置4は、図5のステップS15と同様にステップS114の処理を行い、その後、図5のステップS16と同様にステップS115の処理を行う。
上記の図13(a)〜(d)は、被写体2が四肢である場合を例に示した。図13(e)〜(h)は、被写体2が胸部である場合を示し、それぞれ、図13(a)〜(d)に対応する。すなわち、被写体2が図13(e)に示す胸部の場合、圧力の2次元情報の読出結果は図13(f)となる。その場合、制御部49は、被写体2が胸部である(図13(g))と判断し、関心領域(又はその候補)は、胸部撮影の肺野に対応する図13(h)の位置であると判断される。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、圧力を検出する検出手段91を撮像領域90に対応して2次元に複数設けておき、その検出手段91の2次元圧力パターンに基づき、放射線照射前に予め関心領域を特定する。本実施形態は、第1の実施形態と比較して、監視対象領域を精度よく絞り込むことができるため、AEC精度を高めることができる。
なお、検出手段91は、被写体2の領域を検出できるものであれば、上述した圧力センサの他にも各種のセンサを用いることができる。具体的には、検出手段91は、以下のものを用いることができる。検出手段91は、光センサであり、被写体2及び放射線検出装置4が位置する室内の照明光(放射線検出装置4の周囲の環境光)等が入射する光を検出し、制御部49は、第1の実施形態と同様に、その検出された光を用いて被写体2の領域を検出可能である。また、検出手段91は、静電容量センサ(静電容量式タッチパネル等)であってもよい。また、検出手段91は、温度センサ(有機p−nダイオードや焦電体等)であってもよく、後述の第4の実施形態に示すように通常画素11や検知画素111の電気特性に温度依存性がある場合はそれを利用してもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態による放射線検出システムは、第2の実施形態による放射線検出システムと同様の構成を有する。以下、本実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。第2の実施形態において、撮像領域90において被写体2が対向していない領域は、関心領域となることがないため、データベース等による被写体2の部位認識による関心領域の設定を行わなくてもよい。この場合、監視対象領域のうちのどの部分が関心領域であるかは別途判断が必要である。そこで、本実施形態による制御部49は、以下の3つの動作を行う。第1の動作では、制御部49は、放射線照射前に、検出手段91により被写体2が位置する領域を認識する。第2の動作では、制御部49は、放射線照射前に、第1の動作の結果に基づき、複数の検知領域80を被写体2が位置する監視対象領域と被写体2が位置しない監視対象外領域に分ける。第3の動作では、制御部49は、放射線照射中に、監視対象外領域からの読み出しステップを省略する。上記に関し、図14のフローチャートに沿って、放射線画像撮影までに放射線検出装置4及び作業者が行うステップの流れを説明する。図15(a)の被写体2は、例えば四肢である。
図14は、本発明の第3の実施形態による放射線検出装置4の制御方法を示すフローチャートである。ステップS201〜S206は、放射線照射前の撮影準備ステップである。ステップS201では、制御部49は、図12のステップS101と同様の処理を行う。次に、ステップS202では、作業者は、図15(a)のように、撮像領域90に接するように被写体2を配置し、放射線源1の位置決めを行う。次に、ステップS203では、制御部49は、検出手段91により検出された圧力の2次元情報を読み出し、図15(b)に示す圧力の2次元情報を得る(上記の第1の動作)。本実施形態では、図12の被写体の部位の認識ステップS104がない。次に、ステップS205では、制御部49は、検出手段91の圧力の2次元情報を基に、図15(c)のように、被写体2が対向している白丸の検知領域80を監視対象領域に設定し、被写体2が対向していない黒丸の検知領域80を監視対象外領域に設定する。具体的には、制御部49は、図15(c)の黒丸で示す監視対象外領域の検知領域80のフラグを0にする(上記の第2の動作)。なお、監視対象領域の検知領域80は、フラグの1を維持する。その後、放射線検出装置4は、図12のステップS106〜S107と同様に、ステップS206〜S207の処理を行う。
ステップS208〜S214は、放射線照射中の放射線積算照射量計測ステップである。制御部49は、ステップS208〜S214により、各検知領域80における放射線積算照射量を順次求める。ステップS208では、制御部49は、現在の行の検知領域80のフラグがすべて0であるか否かを判定する。制御部49は、そのフラグがすべて0である場合にはステップS213に処理を進め、そのフラグがすべて0でない場合にはステップS209に処理を進める。ステップS213では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS208に処理を戻す。図15(c)の場合、制御部49は、1行目〜4行目及び9行目〜10行目では、検知領域80のフラグがすべて0であるため、ステップS208からステップS213に進む。5行目〜8行目では、制御部49は、フラグが1である検知領域80があるため、ステップS208からステップS209に進む。ステップS209では、制御部49は、現在の行の検知領域80内の検知画素111のスイッチ素子131をオンにし、現在の行の検知領域80内の検知画素111の信号を検知画素用読出回路40に出力させる。次に、ステップS210では、制御部49は、現在の行の各検知領域80内の検知画素111の信号を積算し、現在の行の各検知領域80の放射線照射開始からの放射線積算照射量を計算する。次に、ステップS211では、制御部49は、現在の行の検知領域80に、関心領域があるか否かを判定する。例えば、制御部49は、照射野32の中央付近に位置する検知領域80を関心領域として推定して判定してもよい。制御部49は、現在の行の検知領域80に関心領域がある場合にはステップS212に処理を進め、現在の行の検知領域80に関心領域がない場合にはステップS214に処理を進める。ステップS214では、制御部49は、次の行に移動し、ステップS208に処理を戻す。ステップS212では、制御部49は、現在の行の各検知領域80の放射線積算照射量が所定の閾値より多いか否かの判定(AEC動作)を行う。制御部49は、その放射線積算照射量が閾値未満である場合にはステップS214に処理を進め、その放射線積算照射量が閾値より多い場合には、放射線積算照射量計測ステップを終了し、ステップS215に処理を進める。放射線検出装置4は、図12のステップS114と同様にステップS215の処理を行い、その後、図12のステップS115と同様にステップS216の処理を行う。
上記の図15(a)〜(c)は、被写体2が四肢である場合を例に示した。図15(d)〜(f)は、被写体2が胸部である場合を示し、それぞれ、図15(a)〜(c)に対応する。すなわち、被写体2が図15(d)に示す胸部の場合、圧力の2次元情報の読出結果は図15(e)となり、監視対象領域は図15(f)となる。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、圧力を検出する検出手段91を撮像領域90に対応して2次元に複数設けておき、その検出手段91の2次元圧力パターンに基づき、放射線照射前に予め関心領域を絞り込む。本実施形態では、第2の実施形態と比較して、関心領域の絞り込み精度が低いが、データベース等が不要であるため、放射線検出装置4及び放射線検出システムの構成を簡素化することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態による放射線検出システムは、第2の実施形態による放射線検出システムと同様の構成を有する。以下、本実施形態が第2の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態は、第2の実施形態に対して、複数の検知画素111が検出手段91を兼ねている点が異なる。本実施形態では、制御部49は、検知画素111に発生するダーク電荷量の温度依存性を利用して温度を検出する。図16(a)に、X線が照射されていない検知画素111から検知画素用読出回路40に出力されるダーク電荷量の温度特性の一例を示す。このように検知画素111のフォトダイオード124において熱的に生成される電荷量が温度とともに増加することを利用し、各検知画素111のダーク電荷量を測定すれば、検知画素111付近に被写体2が対向しているかどうかを推定することができる。被写体2の体温により、被写体2に対向している検知画素111の温度が高くなり、その検知画素111の発生電荷量が増加する。図16(b)に、放射線検出装置4の断面図を示す。被写体2の温度が速やかにセンサ基板101に伝わるように、センサ基板101は、シンチレータ190と反対側の面において、筐体109に直接接着されている。
制御部49は、第2の実施形態の図12のフローチャートの処理と同様の処理を行う。以下、本実施形態が第2の実施形態と異なる処理を説明する。ステップS102では、作業者は、図17(a)のように、撮像領域90に接するように被写体2を配置し、放射線源1の位置決めを行う。次に、ステップS103では、制御部49は、検出手段91である検知画素111により検出された電荷量(温度)の2次元情報を読み出し、図17(b)に示す電荷量(温度)の2次元情報を得る。次に、ステップS104では、制御部49は、検出手段91である検知画素111の電荷量(温度)の2次元情報を基に、図17(c)に示すように、被写体2の部位(撮像領域90に対向する部分の部位)が四肢であると認識する。次に、ステップS105では、制御部49は、データベースを参照し、被写体2が四肢である場合の関心領域を図17(d)の白丸で示す位置に設定し、関心領域以外の領域を図17(d)の黒丸で示す位置に設定する。具体的には、制御部49は、図17(d)の黒丸で示す関心領域以外の領域の検知領域80を監視対象外領域としてその検知領域80のフラグを0にする。なお、関心領域内の検知領域80は、監視対象領域としてフラグの1を維持する。以後の処理は、第2の実施形態と同様である。本実施形態では、1個の検出手段91に対して1個の検知領域80が対応している。制御部49は、検知画素111の温度情報を検知領域80毎に合計又は平均して用いる。
上記の図17(a)〜(d)は、被写体2が四肢である場合を例に示した。図17(e)〜(h)は、被写体2が胸部である場合を示し、それぞれ、図17(a)〜(d)に対応する。すなわち、被写体2が図17(e)に示す胸部の場合、温度の2次元情報の読出結果は図17(f)となる。その場合、制御部49は、被写体2が胸部である(図17(g))と判断し、関心領域(又はその候補)は、胸部撮影の肺野に対応する図17(h)の位置であると判断される。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、温度を検出する検出手段91を撮像領域90に対応して2次元に複数設けておき、その検出手段91の2次元温度パターンに基づき、放射線照射前に予め関心領域を特定する。本実施形態では、第2の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、本実施形態では、検知画素111が検出手段91を兼ねることができるため、放射線検出装置4の構成が簡単になる。
(第5の実施形態)
第1〜第4の実施形態による放射線検出装置4は、放射線検査装置等に代表される放射線検出システムに適用することができる。放射線検出システムは、例えば、放射線検出装置4を含む撮像装置と、イメージプロセッサ等を含む信号処理部と、ディスプレイ等を含む表示部と、放射線を発生させるための放射線源とを有する。
図18は、本発明の第5の実施形態による放射線検出システムの例を示す図である。放射線撮像装置6040は、上記の放射線検出装置4を有する。X線チューブ(放射線源)6050は、X線(放射線)6060を発生する。X線(放射線)6060は、患者等の被検者6061の胸部6062を透過し、放射線撮像装置6040に入射する。入射したX線6060には被検者6061の体内部の情報が含まれている。放射線撮像装置6040では、入射したX線6060に応じた電気的情報が得られる。その後、この情報はデジタル変換され、イメージプロセッサ(信号処理部)6070により画像処理され、コントロールルーム(制御室)のディスプレイ(表示部)6080により検査結果として表示される。また、この情報は、電話、LAN、インターネット等のネットワーク(伝送処理手段)6090により遠隔地へ転送される。これにより、この情報をドクタールーム等の別の場所におけるディスプレイ6081に検査結果として表示し、遠隔地の医師が診断することが可能である。また、この情報及び検査結果を、例えば、光ディスク等に保存することもできるし、フィルムプロセッサ6100によってフィルム6110等の記録媒体に記録することもできる。
以上のように、第1〜第5の実施形態では、検出手段91は、複数の検知画素111の領域に対応し、光、圧力、静電容量及び温度のいずれかを2次元情報として検出する。制御部49は、複数の検出手段91の2次元情報に基づき、放射線照射前に予め監視対象領域又は関心領域を絞り込む。これにより、無駄な動作を省いて、AEC動作の時間分解能を高めることができる。また、第1〜第5の実施形態では、関心領域以外の領域の情報を除外し、AEC動作の精度を高めたり、空間分解能を高めたりすることができる。上記の放射線検出システムは、医療用画像診断装置、非破壊検査装置、放射線を用いた分析装置等に使用することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 放射線源、4 放射線検出装置、101 センサ基板、108 遮光材、109 筐体、11 通常画素、111 検知画素、190 シンチレータ、91 検出手段

Claims (13)

  1. 放射線検出装置であって、
    放射線照射情報を得るために放射線照射量に応じた信号を生成する複数の検知画素と、
    前記複数の検知画素の領域に対応し、放射線が照射される領域である照射野を示すために放射線源から被写体及び前記装置に向けて照射された可視光を2次元情報として検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された2次元情報に基づき、前記複数の検知画素のうちで、監視対象の検知画素と監視対象外の検知画素を決定し、前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素の信号を読み出制御部と
    を有することを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記制御部は、前記2次元情報に基づき、前記監視対象の検知画素が含まれない行の検知画素の信号を読み出さないことを特徴とする請求項1記載の放射線検出装置。
  3. さらに、2次元画像を生成するために放射線照射量に応じた信号を生成する複数の通常画素を有し、
    前記複数の検知画素は、前記複数の通常画素の領域に設けられ、
    前記制御部は、前記読み出した行の検知画素の信号に基づく放射線積算照射量が閾値より多くなった場合には、放射線照射停止信号を出力し、前記複数の通常画素の信号を読み出すことを特徴とする請求項1又は2記載の放射線検出装置。
  4. さらに、2次元画像を生成するために放射線照射量に応じた信号を生成する複数の通常画素を有し、
    前記複数の検知画素は、前記複数の通常画素の領域に設けられ、
    前記制御部は、前記読み出した行が関心領域を含む行であり、かつ前記読み出した行の検知画素の信号に基づく放射線積算照射量が閾値より多くなった場合には、放射線照射停止信号を出力し、前記複数の通常画素の信号を読み出すことを特徴とする請求項1又は2記載の放射線検出装置。
  5. 前記制御部は、前記検出手段により検出された情報に基づき被写体の部位を認識し、前記認識した被写体の部位に基づき、前記複数の検知画素のうちで、監視対象の検知画素と監視対象外の検知画素を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  6. 前記複数の検知画素は、前記検出手段を兼ねていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  7. 前記複数の検知画素は、前記複数の検知画素の信号をそれぞれ読み出すための複数のスイッチ素子を有し、
    前記制御部は、前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素のスイッチ素子を行単位で導通状態にすることにより前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素の信号を行単位で読み出し、前記監視対象の検知画素が含まれない行の検知画素のスイッチ素子を非導通状態に維持することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  8. さらに、前記監視対象の検知画素から読み出された信号を処理し、前記監視対象外の検知画素から読み出された信号の処理を休止する読出回路を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  9. 前記検出手段は、放射線照射前に検出し、
    前記制御部は、放射線照射前に、前記複数の検知画素のうちで、監視対象の検知画素と監視対象外の検知画素を決定し、放射線照射中に、前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素の信号を読み出すことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
  10. 前記検出手段は、前記放射線の照射野又は被写体の位置を検出することを特徴とする請求項1記載の放射線検出装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の放射線検出装置と、
    放射線を照射する放射線源と
    を有することを特徴とする放射線検出システム。
  12. 放射線検出装置の制御方法であって、
    前記放射線検出装置は、放射線照射情報を得るために放射線照射量に応じた信号を生成する複数の検知画素と、前記複数の検知画素の領域に対応し、放射線が照射される領域である照射野を示すために放射線源から被写体及び前記装置に向けて照射された可視光を2次元情報として検出する検出手段とを有
    制御部により、前記検出手段により検出された2次元情報に基づき、前記複数の検知画素のうちで、監視対象の検知画素と監視対象外の検知画素を決定する第1ステップと、
    前記制御部により、前記監視対象の検知画素が含まれる行の検知画素の信号を読み出す第2ステップと
    を有することを特徴とする放射線検出装置の制御方法。
  13. 前記第2ステップは、前記制御部により、前記監視対象の検知画素が含まれない行の検知画素の信号を読み出さないことを特徴とする請求項12記載の放射線検出装置の制御方法。
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