JP6699929B2 - 突入電流低減回路及び電力変換装置 - Google Patents

突入電流低減回路及び電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6699929B2
JP6699929B2 JP2016064228A JP2016064228A JP6699929B2 JP 6699929 B2 JP6699929 B2 JP 6699929B2 JP 2016064228 A JP2016064228 A JP 2016064228A JP 2016064228 A JP2016064228 A JP 2016064228A JP 6699929 B2 JP6699929 B2 JP 6699929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inrush current
relay
precharge
turned
precharging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016064228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017184333A (ja
Inventor
英正 山口
英正 山口
久保 孝平
孝平 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016064228A priority Critical patent/JP6699929B2/ja
Publication of JP2017184333A publication Critical patent/JP2017184333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6699929B2 publication Critical patent/JP6699929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、コンデンサのプリチャージ時に発生する突入電流を低減する突入電流低減回路に関する。
1次側の直流電圧を昇圧して、2次側のDCリンクバスに電力を供給する目的でDC/DCコンバータが用いられる。DCリンクバスには、DC/DCコンバータのスイッチング動作に起因して発生するリップルを除去するために平滑コンデンサが接続される(例えば、特許文献1参照)。
平滑コンデンサが充電されていない状態で、1次側の直流電源と平滑コンデンサとを接続するリレーをオンにすると、1次側の直流電源から平滑コンデンサに向かって突入電流が流れる。突入電流によるスイッチの損傷を抑制するために、リレーに対して直列に減流抵抗(充電抵抗)が挿入される。平滑コンデンサに加わる電圧が所定値に達すると、充電抵抗は短絡される。
特開2011−130653号公報
リレーをオンにすると、リレーの接点間が近づいて導通することにより平滑コンデンサのプリチャージが開始される。接点間の導通開始時に、接点間でアーク放電が生じる。このアーク放電に起因してリレーの接点が損傷されることにより、リレーの寿命が短くなってしまう。充電抵抗の抵抗値を高くすることにより、アーク電流を少なくすることができる。ところが、充電抵抗を大きくすると、平滑コンデンサをプリチャージするための所要時間が長くなってしまう。
本発明の目的は、プリチャージの所要時間の増大を抑制し、かつリレーの損傷を抑制することができる突入電流低減回路及び電力変換装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
コンデンサと直流電源との間に挿入される突入電流低減回路であって、
前記直流電源と前記コンデンサとを接続するメインリレーに対して並列に接続された複数の分流回路であって、前記複数の分流回路の各々は、相互に直列接続された充電抵抗素子とプリチャージ用リレーとで構成される前記複数の分流回路
を有し、
前記コンデンサのプリチャージ時に、複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってタイミングをずらして順番にオンにされ、
複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってオンにされる順番が変わる突入電流低減回路が提供される。
2つ目のプリチャージ用リレーをオンにすると、充電抵抗の合成抵抗値が小さくなる。その結果、充電電流の減少の時定数が短くなり、プリチャージを短時間で終了することができる。また、充電電流が流れ始めるときの充電抵抗の値は、2つ目のプリチャージ用リレーをオンにした状態の充電抵抗の値よりも大きい。このため、突入電流を小さくすることができる。プリチャージ用リレーをオンにする順番を変えることにより、プリチャージ用リレーの損傷を平準化することができる。
図1は、実施例による突入電流低減回路の等価回路図である。 図2Aは、実施例による突入電流低減回路において、平滑コンデンサのプリチャージを行うときのフローチャートであり、図2Bは、平滑コンデンサの充電電流の時間変化を示すグラフである。 図3Aは、他の実施例による突入電流低減回路において、平滑コンデンサのプリチャージを行うときのフローチャートであり、図3Bは、平滑コンデンサの充電電流の時間変化を示すグラフである。 図4は、さらに他の実施例による突入電流低減回路において、平滑コンデンサのプリチャージを行うときのフローチャートである。 図5は、さらに他の実施例による突入電流低減回路の等価回路図である。 図6は、図5に示した実施例による突入電流低減回路において、平滑コンデンサのプリチャージを行うときのフローチャートである。 図7は、さらに他の実施例による電力変換装置の等価回路図である。
図1、図2A及び図2Bを参照して、実施例による突入電流低減回路について説明する。
図1に、実施例による突入電流低減回路の等価回路図を示す。一対の入力ノード11が直流電源50に接続される。直流電源50には、例えば鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置や、電力系統からの交流電力をダイオードで整流した電源が用いられる。
メインリレー21が、一方の入力ノード11と平滑コンデンサ30の一方の電極とを接続する。他方の入力ノード11は、平滑コンデンサ30の他方の電極に接続されている。平滑コンデンサ30の端子間電圧が負荷35に与えられる。負荷35は、例えば交流電動機を駆動するためのインバータ等である。
複数の分流回路22が、メインリレー21に対して並列に接続されている。複数の分流回路22の各々は、相互に直列接続された充電抵抗素子23とプリチャージ用リレー24とで構成される。複数の充電抵抗素子23として、例えば同一の抵抗値を持つものが用いられる。なお、複数の充電抵抗素子23の抵抗値は、必ずしも同一である必要はない。制御装置25が、メインリレー21及びプリチャージ用リレー24のオンオフ制御を行う。電圧センサ31が、平滑コンデンサ30の端子間電圧を測定する。電圧センサ31の測定結果が、制御装置25に入力される。
図2Aに、平滑コンデンサ30(図1)のプリチャージを行うときのフローチャートを示す。プリチャージを行うときには、まず制御装置25がメインリレー21をオンにする前に、すべてのプリチャージ用リレー24を同時にオンにする(ステップSA1)。これにより、複数の分流回路22(図1)を経由して、平滑コンデンサ30に充電電流が流れる。
制御装置25は、平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達したか否かを判定する(ステップSA2)。平滑コンデンサ30に加わる電圧は、電圧センサ31によって測定される。平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達していない場合には、このままプリチャージを継続する。平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達したら、制御装置25がメインリレー21をオンにする(ステップSA3)。基準値は、予め制御装置25に設定されている。なお、プリチャージ用リレー24をオンにしてから所定の時間が経過した時点でメインリレー21をオンにする処理を採用してもよい。プリチャージ用リレー24をオンにしてからメインリレー21をオンにするまでの時間は、予め制御装置25に設定されている。
次に、図2Bを参照して、上記実施例の優れた効果について説明する。
図2Bに、平滑コンデンサ30の充電電流の時間変化を示す。横軸は、プリチャージ用リレー24をオンにした時点からの経過時間を表し、縦軸は充電電流の大きさを表す。2つのプリチャージ用リレー24を同時にオンにする制御が行われるが(ステップSA1)、一般的には、プリチャージ用リレー24の個体差により、2つのプリチャージ用リレー24の接点が閉じる時刻は、わずかにずれる。
一方のプリチャージ用リレー24の接点が閉じ、一方の分流回路22(図1)を経由して突入電流が流れる。突入電流の大きさI1は、充電抵抗素子23の抵抗値と、直流電源50の開路電圧及び内部抵抗によって決まる。平滑コンデンサ30の充電が進むに従って、充電電流が減少する。充電抵抗素子23の抵抗値をRで表し、平滑コンデンサ30の静電容量をCで表すと、充電電流は、時定数CRで減少する。ここで、直流電源50の内部抵抗は無視している。
最初に接点が閉じた時刻より僅かに遅れて、もう一方のプリチャージ用リレー24の接点が閉じ(時刻t1)、もう一方の分流回路22に突入電流が流れる。時刻t1において2番目のプリチャージ用リレー24の接点が閉じる直前の充電電流の大きさをI3で表すと、2番目に接点が閉じた分流回路22に流れる突入電流の大きさは、I3にほぼ等しくなる。時刻t1以降は、相互に並列に接続された2つの充電抵抗素子23を経由して充電電流が流れる。このため、充電電流は、時定数CR/2で減少する。
分流回路22が1つだけ設けられた回路構成と比較すると、実施例による回路構成では、充電電流の減少の時定数が1/2倍に短くなる。このため、平滑コンデンサ30のプリチャージの所要時間を短縮することができる。
分流回路22が1つだけ設けられた回路構成において、充電時間の減少の時定数を実施例の場合と同一にするためには、1つの充電抵抗素子23の抵抗値をR/2にしなければならない。この場合の突入電流の大きさI2は、実施例において最初に接点が閉じるプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさI1の約2倍になる。言い換えると、実施例においては、1つの充電抵抗素子23の抵抗値をR/2にした回路構成に比べて、突入電流の大きさが1/2倍に低下する。
実施例において、2つのプリチャージ用リレー24の接点が厳密に同時に閉じた場合には、2つの分流回路22に同時に、突入電流が流れる。プリチャージ用リレー24の各々に流れる突入電流の大きさは、1つのプリチャージ用リレー24のみの接点が閉じたときの突入電流の大きさI1と同一である。
上述のように、実施例においては、1つのみの分流回路22が設けられた回路構成と比べて、プリチャージの所要時間の増大を抑制し、かつプリチャージ用リレー24の各々に流れる突入電流を低減することができる。これにより、プリチャージ用リレー24の長寿命化を図ることができる。
上記実施例では、メインリレー21に対して2つの分流回路22を並列に接続したが、3つ以上の分流回路22を並列に接続してもよい。この場合、ステップSA1において、すべてのプリチャージ用リレー24を同時にオンにすればよい。分流回路22の数を増やすと、すべてのプリチャージ用リレー24をオンにしたときに充電電流が減少する時定数を短く維持したまま、充電抵抗素子23の各々の抵抗値を大きくすることができる。このため、プリチャージ用リレー24の各々に流れる突入電流をより小さくすることができる。
次に、図3A及び図3Bを参照して、他の実施例について説明する。以下、図1〜図2Bに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図3Aに、本実施例による突入電流低減回路において平滑コンデンサ30(図1)のプリチャージを行うときのフローチャートを示す。プリチャージを行うときに、制御装置25が一方のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSB1)。一方のプリチャージ用リレー24をオンにしてから所定の待機時間が経過した(ステップSB2)後、他方のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSB3)。その後のステップSB4、SB5の処理は、図2Aに示したステップSA2、SA3の処理と同一である。
次に、図3Bを参照して、本実施例の優れた効果について説明する。本実施例では、最初にプリチャージ用リレー24をオンにした時点から、次にプリチャージ用リレー24をオンにする時点(時刻t2)までに所定の待機時間が経過する。この待機時間が経過する間に、充電電流が徐々に減少する。2番目のプリチャージ用リレー24がオンになる時点(時刻t2)で、充電電流の大きさがI4まで低下している。このため、2番目のプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさもI4まで低下する。
最初にオンにするプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさI1は、図2Bに示した実施例において最初に接点が閉じるプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさI1に等しい。ただし、2番目にオンにするプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさI4は、図2Bに示した実施例において2番目に接点が閉じるプリチャージ用リレー24に流れる突入電流の大きさI3より小さい。従って、2番目にオンにするプリチャージ用リレー24の接点の損傷を低減することができる。
ステップSB2で待機する時間は、予め制御装置25に設定されている。待機時間が短すぎると、2つのプリチャージ用リレー24を同時にオンにする実施例(図2A)と実質的に変わらなくなってしまう。待機時間を長くし過ぎると、プリチャージの所要時間が長くなってしまう。待機時間の長さは、突入電流低減回路が組み込まれる装置の要求条件等に基づいて決定すればよい。
図3A及び図3Bに示した実施例においては、2つの分流回路22を設けたが、3つ以上の分流回路22を設けてもよい。この場合には、複数のプリチャージ用リレー24を、タイミングをずらして順番にオンにすればよい。本実施例では、プリチャージの度に、複数のプリチャージ用リレー24をオンにする順番は固定されている。
次に、図4を参照して、さらに他の実施例による突入電流低減回路について説明する。以下、図3A及び図3Bに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図4に、本実施例による突入電流低減回路において平滑コンデンサ30(図1)のプリチャージを行うときのフローチャートを示す。プリチャージを行うときに、制御装置25(図1)が、前回のプリチャージ時に最初にどのプリチャージ用リレー24をオンにしたか判定する。
前回、第1のプリチャージ用リレー24を最初オンにした場合には、今回は、前回とは異なる第2のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSC2)。その後、所定の待機時間が経過(ステップSC3)した後、第1のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSC4)。
前回、第2のプリチャージ用リレー24を最初オンにした場合には、今回は、前回とは異なる第1のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSC5)。その後、所定の待機時間が経過(ステップSC6)した後、第2のプリチャージ用リレー24をオンにする(ステップSC7)。
ステップSC4及びSC7の後に実行されるステップSC8及びSC9の処理は、図3Aに示したステップSB4及びSB5の処理と同一である。
本実施例では、プリチャージの度に、プリチャージ用リレー24をオンにする順番が変わる。最初にオンにするプリチャージ用リレー24に最も大きな突入電流が流れるため、最初にオンにするプリチャージ用リレー24が最も損傷を受けやすい。本実施例では、複数のプリチャージ用リレー24の損傷を平準化することができる。
次に、図5及び図6を参照して、さらに他の実施例による突入電流低減回路について説明する。以下、図1、図2A及び図2Bに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図5に、本実施例による突入電流低減回路の等価回路図を示す。本実施例では、メインリレー21に対して直列に接続された複数の減流回路41を含む。複数の減流回路41の各々は、相互に並列に接続された充電抵抗素子42と短絡リレー43とで構成される。充電抵抗素子42の抵抗値は、例えば全て同一である。なお、複数の充電抵抗素子42の抵抗値は、必ずしも同一である必要はない。制御装置25が、メインリレー21、及び複数の短絡リレー43のオンオフを制御する。
図6に、本実施例による突入電流低減回路において平滑コンデンサ30(図5)のプリチャージを行うときのフローチャートを示す。プリチャージを行う前には、メインリレー21及びすべての短絡リレー43がオフである。プリチャージを行うときに、制御装置25がメインリレー21をオンにする(ステップSD1)。これにより、直列接続された2つの充電抵抗素子42を介して平滑コンデンサ30に充電電流が流れ始める。
その後、所定の時間が経過するまで待機する(ステップSD2)。所定の待機時間が経過すると、1つの短絡リレー43をオンにする(ステップSD3)。
制御装置25は、平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達したか否かを判定する(ステップSD4)。平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達していない場合には、基準値に達するまで充電を継続する。平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達したら、残りの短絡リレー43をオンにする(ステップSD5)。これにより、平滑コンデンサ30の充電回路の抵抗成分がほぼ0になる。なお、ステップSD3で1つの短絡リレー43をオンにした後、所定の時間が経過した時点で、残りの短絡リレー43をオン(ステップSD5)にしてもよい。
次に、本実施例による突入電流低減回路の優れた効果について説明する。本実施例では、メインリレー21をオンにするとき(ステップSD1)、充電回路に2つの充電抵抗素子42が直列に挿入されている。このため、突入電流を低減することができる。1つの短絡リレー43をオンにすると(ステップSD3)、平滑コンデンサ30の充電回路の抵抗成分が1/2倍になる。これにより、充電電流の減少の時定数も1/2倍に短くなるため、プリチャージの所要時間を短くすることができる。
1つの短絡リレー43をオンにするとき(ステップSD3)、平滑コンデンサ30の充電が進んでいるため、平滑コンデンサ30が全く充電されていない場合に比べて、ステップSD3でオンにされる短絡リレー43に流れる突入電流を低減することができる。
図5に示した実施例では、減流回路41の個数を2つにしたが、3個以上の減流回路41を直列に接続してもよい。この場合には、平滑コンデンサ30のプリチャージ時に、メインリレー21をオンにし、その後、複数の短絡リレー43を、タイミングをずらしながら順番にオンにすればよい。平滑コンデンサ30に加わる電圧が基準値に達したら、最後の短絡リレー43をオンにすればよい。
また、メインリレー21と複数の減流回路41とは、1つのまとまりを持つリレー群として構成する必要はない。メインリレー21の代わりに、平滑コンデンサ30の充電回路に直流電源50が接続されていない状態と、接続されている状態とを切り替えるスイッチを、いずれかの箇所に設けてもよい。
上記実施例による突入電流低減回路は、直流電源によってプリチャージされるコンデンサを含む種々の装置に適用することができる。例えば、昇圧コンバータ、降圧コンバータ、電源回生コンバータ、双方向コンバータ等のDC/DCコンバータに適用することができる。
次に、図7を参照して、さらに他の実施例による電力変換装置について説明する。本実施例による電力変換装置においては、図1〜図6に示した実施例による突入電流低減回路がDC/DCコンバータに採用されている。
図7に、本実施例による電力変換装置の等価回路図を示す。DC/DCコンバータ65の一方の一次側ノードP1が直流電源60に接続され、他方の一次側ノードN1がグランドGNDに接続されている。DC/DCコンバータ65の二次側ノードP2、N2がインバータ70に接続されている。一方の二次側ノードN2は、グランドGNDに接続されている。インバータ70は電動発電機71を駆動する。
DC/DCコンバータ65は、直流電源60の出力電圧を昇圧して、インバータ70に電力を供給する。または、DC/DCコンバータ65は、インバータ70からの回生電力を直流電源60に供給する。
DC/DCコンバータ65は、リアクトルL、スイッチング素子Q1、Q1、及び平滑コンデンサCを含む。平滑コンデンサCは、DC/DCコンバータ65の二次側ノードP2とN2との間に接続されており、二次側ノードP2、N2間の電圧を平滑化する。
一次側ノードP1が、リアクトルL及びスイッチング素子Q1を介して二次側ノードP2に接続されるとともに、リアクトルL及びスイッチング素子Q2を介してグランドGNDに接続される。スイッチング素子Q1及びQ2に、それぞれフリーホイールダイオードD1及びD2が接続されている。一次側ノードP1と二次側ノードP2との間に保護ダイオードD3が接続されており、一次側ノードP1とグランドGNDとの間に保護ダイオードD4が接続されている。
制御装置62が、スイッチング素子Q1、Q2のオンオフ制御を行う。電動発電機71の力行運転時には、スイッチング素子Q2をスイッチングすることにより、直流電源60からインバータ70に電力を供給する。電動発電機71の回生運転時には、スイッチング素子Q1をスイッチングすることにより、回生電力を直流電源60に供給する。
DC/DCコンバータ65の一次側ノードP1と直流電源60との間に、突入電流低減回路61が挿入されている。突入電流低減回路61には、図1〜図6に示した種々の実施例による突入電流低減回路を用いることができる。本実施例の平滑コンデンサCが、図1及び図5に示した実施例の平滑コンデンサ30に相当する。
平滑コンデンサCのプリチャージ時に、直流電源60から保護ダイオードD3を含む経路を通して、平滑コンデンサ30に突入電流が流れる。
本実施例においては、突入電流低減回路61として上述の実施例による突入電流低減回路が用いられている。このため、平滑コンデンサCのプリチャージの所要時間の増大を抑制し、突入電流低減回路に用いられているリレーの損傷を低減することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
11 入力ノード
21 メインリレー
22 分流回路
23 充電抵抗素子
24 プリチャージ用リレー
25 制御装置
30 平滑コンデンサ
31 電圧センサ
35 負荷
41 減流回路
42 充電抵抗素子
43 短絡リレー
50 直流電源
60 直流電源
61 突入電流低減回路
62 制御装置
65 DC/DCコンバータ
70 インバータ
71 電動発電機
C 平滑コンデンサ
D1、D2 フリーホイールダイオード
D3、D4 保護ダイオード
L リアクトル
P1、N1 一次側ノード
P2、N2 二次側ノード
Q1、Q2 スイッチング素子

Claims (3)

  1. コンデンサと直流電源との間に挿入される突入電流低減回路であって、
    前記直流電源と前記コンデンサとを接続するメインリレーに対して並列に接続された複数の分流回路であって、前記複数の分流回路の各々は、相互に直列接続された充電抵抗素子とプリチャージ用リレーとで構成される前記複数の分流回路
    を有し、
    前記コンデンサのプリチャージ時に、複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってタイミングをずらして順番にオンにされ、
    複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってオンにされる順番が変わる突入電流低減回路。
  2. 複数の前記プリチャージ用リレーは、前回のプリチャージ時に最初にオンにされたプリチャージ用リレーとは異なるプリチャージ用リレーが、前記制御装置によってオンにされる請求項1に記載の突入電流低減回路。
  3. コンデンサと直流電源との間に接続されるDCDCコンバータと、
    前記直流電源と前記DCDCコンバータとを接続するメインリレーと、
    突入電流低減回路と
    を有し、
    前記突入電流低減回路は、前記メインリレーに対して並列に接続された複数の分流回路を有し、前記複数の分流回路の各々は、相互に直列接続された充電抵抗素子とプリチャージ用リレーとで構成されており、
    前記コンデンサのプリチャージ時に、複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってタイミングをずらして順番にオンにされ、
    複数の前記プリチャージ用リレーは、制御装置によってオンにされる順番が変わる電力変換装置
JP2016064228A 2016-03-28 2016-03-28 突入電流低減回路及び電力変換装置 Expired - Fee Related JP6699929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016064228A JP6699929B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 突入電流低減回路及び電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016064228A JP6699929B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 突入電流低減回路及び電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017184333A JP2017184333A (ja) 2017-10-05
JP6699929B2 true JP6699929B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=60008741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016064228A Expired - Fee Related JP6699929B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 突入電流低減回路及び電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6699929B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107546972A (zh) * 2017-10-23 2018-01-05 安徽栋霖电气有限公司 一种集成式电机控制器预充电方法
JP6908002B2 (ja) 2018-05-24 2021-07-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載用電源装置
DE102018212825A1 (de) * 2018-08-01 2020-02-06 Schmidhauser Ag DC/DC-Wandler und Netzrückspeiseeinheit
KR102699888B1 (ko) 2018-08-22 2024-08-29 엘지이노텍 주식회사 태양광 연계 시스템용 dc-dc 컨버터
JP6711385B2 (ja) * 2018-10-16 2020-06-17 ダイキン工業株式会社 電源回路、その電源回路を備えたモータ駆動回路、及び、その電源回路又はそのモータ駆動回路を備えた冷凍装置
JP7033525B2 (ja) * 2018-11-08 2022-03-10 プライムアースEvエナジー株式会社 電池システム及び電池システムの制御方法
CN109818393B (zh) 2019-01-23 2020-05-19 宁德时代新能源科技股份有限公司 一种高压电池组的预充电路和预充方法
JP7292158B2 (ja) * 2019-09-12 2023-06-16 新電元工業株式会社 プリチャージ回路、及びモータ制御装置
JP7332429B2 (ja) * 2019-10-28 2023-08-23 セイコーウオッチ株式会社 電源装置、ムーブメント及び時計
JP7353170B2 (ja) * 2019-12-26 2023-09-29 日立Astemo株式会社 負荷回路装置および負荷回路装置の制御方法
CN114013278B (zh) * 2020-07-15 2024-07-30 阿尔特汽车技术股份有限公司 一种增程式混合动力汽车中超级电容的预充电控制方法
JP7561309B2 (ja) 2020-08-06 2024-10-04 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体
CN113541478B (zh) * 2020-10-10 2022-09-16 长城汽车股份有限公司 直流变换器、直流变换器的控制方法和车辆
CN114785095A (zh) * 2022-04-07 2022-07-22 深圳英飞源技术有限公司 一种功率变换电路及控制方法
DE102022132413A1 (de) 2022-12-06 2024-06-06 Webasto SE Verfahren zur Strombegrenzung für ein Multipack-Batteriesystem während des Vorladens von externen Kapazitäten, ein Batteriesteuergerät, ein Computerprogramm, ein computerlesbares Speichermedium, eine Batterie und ein Kraftfahrzeug
KR102626216B1 (ko) * 2023-08-02 2024-01-17 주식회사 파두 파워시스템용 돌입전류 제한회로

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52107337U (ja) * 1976-02-12 1977-08-16
CN100544154C (zh) * 2006-04-28 2009-09-23 佛山市顺德区顺达电脑厂有限公司 突波电流控制电路
JP5274046B2 (ja) * 2008-02-21 2013-08-28 三洋電機株式会社 車両用の電源装置
JP2014165951A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電流変更装置
CN103840448A (zh) * 2014-04-01 2014-06-04 国家电网公司 一种具有防电弧功能的高压连接装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017184333A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6699929B2 (ja) 突入電流低減回路及び電力変換装置
US10065523B2 (en) Engine start and battery support module
JP6382902B2 (ja) バッテリシステム
JP2012120267A (ja) 充電制御装置
US20120113693A1 (en) Power converter circuit
US9444388B2 (en) Medium voltage inverter system
JP6050770B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US9287768B2 (en) Power converter and pre-charging circuit of same
US11496053B2 (en) Power conversion system with dc-bus pre-charge
KR101356277B1 (ko) 교류 모터 구동 장치
JP2015019461A (ja) 蓄電素子の残電圧を放電するための放電回路及び閃光放電ランプ点灯装置
JP6300664B2 (ja) 鉄道車両用電源回路
JP4774961B2 (ja) 無停電電源装置
JP5814009B2 (ja) インバータ装置の電圧バランス回路
JP6493172B2 (ja) 電池の接続方法
JP7377611B2 (ja) 電源装置
JP6146663B2 (ja) 充電回路及び閃光放電ランプ点灯装置
JP2008154341A (ja) 電気車用電源装置
JP2002320390A (ja) 蓄電装置
KR20160073078A (ko) 울트라 커패시터 모듈
JP6554972B2 (ja) 電源装置
JP2015116001A (ja) 電力変換装置
TWI533584B (zh) 多倍壓整流電路及其控制方法
JP2010252537A (ja) スイッチング電源回路
JP2016134951A (ja) 逆電流保護付きスイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6699929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees