JP6699435B2 - 円筒状部材の製造方法 - Google Patents

円筒状部材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6699435B2
JP6699435B2 JP2016154175A JP2016154175A JP6699435B2 JP 6699435 B2 JP6699435 B2 JP 6699435B2 JP 2016154175 A JP2016154175 A JP 2016154175A JP 2016154175 A JP2016154175 A JP 2016154175A JP 6699435 B2 JP6699435 B2 JP 6699435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary member
cylindrical member
friction stir
joined
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016154175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018020365A (ja
Inventor
堀 久司
久司 堀
伸城 瀬尾
伸城 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2016154175A priority Critical patent/JP6699435B2/ja
Priority to CN201780005077.XA priority patent/CN108472761B/zh
Priority to PCT/JP2017/021300 priority patent/WO2018025497A1/ja
Publication of JP2018020365A publication Critical patent/JP2018020365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6699435B2 publication Critical patent/JP6699435B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

本発明は、円筒状部材の製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、平板上の金属板を丸めつつ、端面同士を突き合わせて形成された突合せ部に対して摩擦攪拌接合を行い、円筒状部材を製造する方法が開示されている。当該従来技術の摩擦攪拌工程では、裏当て治具に形成された平面部を突合せ部の内周面側に配置し、突合せ部の外周面側から突合せ部に沿って回転する回転ツールを相対移動させる。
ここで、金属板を丸めて端面同士を突き合わせると、端面間にV字状の隙間が不可避的に形成されてしまうため、摩擦攪拌工程を行う際に接合部が金属不足になるという問題がある。しかし、当該従来技術のように、裏当て治具の平面部上で端面同士を突き合わせることにより、突合せ部にV字状の隙間が形成されるのを防ぐことができる。
特許第5920826号公報
ところが、当該従来技術であると、裏当て治具の平面部上で摩擦攪拌接合を行うため、接合部が平坦になってしまう。そのため、製造された円筒状部材に平坦な部位が形成されてしまい、円筒状部材を断面円形にするのが困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、接合部の金属不足を防ぐとともに、断面を円形に近づけることができる円筒状部材の製造方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて円筒状部材を製造する方法であって、平板状の金属板を丸めて円筒状被接合部材を形成するとともに、端面同士を突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、裏当て治具に形成された曲面部を、前記突合せ部の内周面側に配置するとともに、前記突合せ部の外周面側に前記円筒状被接合部材に沿うように補助部材を配置する補助部材配置工程と、回転する前記攪拌ピンを前記補助部材の表面側から挿入し、前記攪拌ピンのみを前記円筒状被接合部材及び前記補助部材に接触させた状態で、前記突合せ部に沿って前記回転ツールを相対移動させて前記突合せ部を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌工程と、バリが形成された前記補助部材を前記円筒状被接合部材から除去する除去工程と、を含み、前記補助部材配置工程では、前記補助部材を前記突合せ部を挟んで一方側に配置しつつ、前記摩擦攪拌工程後に他方側に前記補助部材が残存しない程度に他方側にわずかに突出するように配置し、前記摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌接合で発生するバリが、前記一方側の前記補助部材に形成されるように接合条件を設定することを特徴とする。
かかる製造方法によれば、曲面部を備えた裏当て治具を配置して突合せ部を摩擦攪拌接合するため、円筒状部材の断面を円形に近づけることができる。また、突合せ部にはV字状の隙間が形成されるが、円筒状被接合部材に補助部材を配置した状態で摩擦攪拌接合を行うため、接合部が金属不足になるのを防ぐことができる。また、摩擦攪拌工程では、攪拌ピンのみを円筒状被接合部材及び補助部材に接触させた状態で接合するため、摩擦攪拌装置にかかる負荷を軽減することができる。また、かかる製造方法によれば、バリを補助部材ごと容易に除去することができる。また、かかる製造方法によれば、接合部の金属不足をバランスよく防ぐことができるとともに、接合部に対して一方側のみに残存する補助部材を除去するだけでよいため、除去作業を容易に行うことができる。
本発明に係る円筒状部材の製造方法によれば、接合部の金属不足を防ぐとともに、円筒状部材の断面を円形に近づけることができる。
本発明の第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の準備工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の突合せ工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の補助部材配置工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法のタブ材配置工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法の除去工程を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法の補助部材配置工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法の除去工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る円筒状部材の製造方法について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、補助部材配置工程と、タブ材配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。なお、以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面という意味である。
準備工程は、図1に示すように、金属板1及び裏当て治具Kを用意する工程である。金属板1は、板状部材である。金属板1の材料は、摩擦攪拌可能な金属であれば特に制限されないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等から適宜選択すればよい。
裏当て治具Kは、摩擦攪拌工程の際に接合部の裏当てとして配置される治具である。裏当て治具Kは、金属板1よりも長尺の部材であって、上面に断面円弧状を呈する曲面部K1が形成されている。曲面部K1の曲率半径は、製造される円筒状部材の曲率半径に応じて適宜設定すればよいが、製造される円筒状部材の曲率半径と略同等に形成されていることが好ましい。
突合せ工程は、図2に示すように、金属板1を丸めつつ、金属板1の端面1a,1bを突き合わせて突合せ部J1を形成する工程である。金属板1を丸めて形成された部材を円筒状被接合部材1Aと言う。突合せ工程では、円筒状被接合部材1Aの内周面に当接するように裏当て治具Kを配置するとともに、裏当て治具Kの曲面部K1上に沿って突合せ部J1を位置させる。突合せ部J1には、断面V字状の隙間Sが、長手方向に沿って不可避的に形成される。なお、溶接又は摩擦攪拌によって突合せ部J1に対して仮接合を行ってもよい。仮接合を行うことで、摩擦攪拌工程を容易に行うことができるとともに、突合せ部J1の目開きを防ぐことができる。
補助部材配置工程は、図2及び図3に示すように、突合せ部J1を覆うように補助部材10を配置する工程である。補助部材10は、長尺の板状部材である。補助部材10は、円筒状被接合部材1Aと同じ曲率半径で湾曲して形成されている。補助部材10の材料は、摩擦攪拌可能な金属であればよいが、本実施形態では円筒状被接合部材1Aと同じ材料で形成されている。補助部材配置工程によって、補助部材10の裏面10bは、円筒状被接合部材1Aの外周面に沿って面接触する。補助部材10の板厚は、摩擦攪拌工程後に接合部(塑性化領域W)に金属不足が発生しない程度に適宜設定する。
タブ材配置工程は、図4に示すように、突合せ部J1の両端にタブ材T,Tを配置する工程である。タブ材Tは、湾曲形成された短尺の板状部材であって、円筒状被接合部材1Aの板厚と同じ板厚で形成されている。タブ材Tの曲率半径は、円筒状被接合部材1Aの曲率半径と同一となるように形成されている。タブ材Tは、円筒状被接合部材1Aと同じ材料で形成されている。タブ材配置工程では、タブ材Tを裏当て治具Kの曲面部K1に配置するとともに、タブ材Tの端面を円筒状被接合部材1Aの端面に当接させる。タブ材Tと円筒状被接合部材1Aとは溶接又は摩擦攪拌によって仮接合する。タブ材Tの表面と円筒状被接合部材1Aの外周面とは面一になる。
摩擦攪拌工程は、突合せ部J1に対して接合用回転ツールFを用いて摩擦攪拌接合を行う工程である。接合用回転ツールFは、特許請求の範囲の「回転ツール」に相当する。接合用回転ツールFは、例えば工具鋼で形成されている。連結部F1は、摩擦攪拌装置の回転軸(図示省略)に連結される部位である。連結部F1は円柱状を呈している。
攪拌ピンF2は、連結部F1から垂下しており、連結部F1と同軸になっている。攪拌ピンF2は連結部F1から離間するにつれて先細りになっている。攪拌ピンF2の外周面には螺旋溝が刻設されている。本実施形態では、接合用回転ツールFを右回転させるため、螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。
なお、接合用回転ツールFを左回転させる場合は、螺旋溝を基端から先端に向かうにつれて右回りに形成することが好ましい。螺旋溝をこのように設定することで、摩擦攪拌の際に塑性流動化した金属が螺旋溝によって攪拌ピンF2の先端側に導かれる。これにより、被接合金属部材(円筒状被接合部材1A及び補助部材10)の外部に溢れ出る金属の量を少なくすることができる。なお、螺旋溝は省略してもよい。
摩擦攪拌工程では、一方のタブ材Tに設定した開始位置Spに右回転させた接合用回転ツールFの攪拌ピンF2を挿入し、補助部材10側に相対移動させる。補助部材10に突入したら、そのまま突合せ部J1をなぞるようにして接合用回転ツールFを相対移動させる。摩擦攪拌工程では、図6に示すように、連結部F1は補助部材10に接触させず、攪拌ピンF2の基端側を露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。攪拌ピンF2の挿入深さは適宜設定すればよいが、突合せ部J1の深さ方向の全体が摩擦攪拌接合されるように設定することが好ましい。接合用回転ツールFが他方のタブ材Tに達したら、接合用回転ツールFをタブ材Tから離脱させる。
図7に示すように、摩擦攪拌工程後は、接合用回転ツールFの移動軌跡に沿って塑性化領域Wが形成される。また、補助部材10の表面10aにはバリVが形成される。摩擦攪拌工程が終了したら、タブ材T,T及び裏当て治具Kを円筒状被接合部材1Aから取り除く。
除去工程は、円筒状被接合部材1Aの外周面から補助部材10を除去する工程である。除去工程では、塑性化領域Wを挟んで両側に残存する補助部材10を折り曲げるようにして、切除する。除去工程は、切削装置等を用いてもよいが、本実施形態では手作業で行っている。
以上説明した本実施形態に係る円筒状部材の製造方法によれば、曲面部K1を備えた裏当て治具Kを配置して突合せ部J1を摩擦攪拌接合するため、円筒状部材の断面を円形に近づけることができる。つまり、曲面部K1上で摩擦攪拌接合を行うため、製造される円筒状部材に平端部が形成されるのを防ぐことができる。また、突合せ工程において突合せ部J1にはV字状の隙間Sが形成されるが、円筒状被接合部材1Aに補助部材10を配置した状態で摩擦攪拌接合を行うため、接合部(塑性化領域W)が金属不足になるのを防ぐことができる。
また、摩擦攪拌工程では、攪拌ピンF2のみを円筒状被接合部材1A及び補助部材10に接触させた状態で接合するため、摩擦攪拌装置にかかる負荷を軽減することができる。また、除去工程では、バリVを補助部材10ごと除去するため、バリVを容易に除去することができるとともに、別途バリ切除工程を行わなくとも、円筒状部材の外周面をきれいに仕上げることができる。
また、タブ材T,Tを用いて摩擦攪拌工程を行うことにより、突合せ部J1の全長に亘って摩擦攪拌接合を行うことができる。また、タブ材T,Tを用いることで、摩擦攪拌工程において接合用回転ツールFの開始位置と終了位置を容易に設定することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法について説明する。第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法では、主に補助部材10の配置位置が第一実施形態と相違する。第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法では、準備工程と、突合せ工程と、補助部材配置工程と、タブ材配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程とを行う。第二実施形態では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
準備工程及び突合せ工程は、第一実施形態と同一であるため、説明を省略する。補助部材配置工程は、図8に示すように、円筒状被接合部材1Aに補助部材10を配置する工程である。補助部材配置工程では、接合中心線X(突合せ部J1を通る鉛直線)を境にして、補助部材10の裏面10bと円筒状被接合部材1Aとの接触面積が異なるように配置する。つまり、補助部材配置工程では、補助部材10の裏面10bと円筒状被接合部材1Aとの接触面積が、他方側(接合中心線Xよりも左側)に比べて、一方側の方が大きくなるように配置する。言い換えると、補助部材配置工程では、補助部材10の端面10cが、接合中心線Xに対して、他方側(接合中心線Xよりも左側)にわずかに突出するように配置する。接合中心線Xから補助部材10の端面10cまでの距離は、後記する摩擦攪拌工程の後に、接合部(塑性化領域W)に金属不足が発生せず、かつ、他方側に補助部材10が残存しない程度に設定することが好ましい。タブ部材配置工程は、第一実施形態と同一であるため説明を省略する。
摩擦攪拌工程では、図9に示すように、接合用回転ツールFを用いて突合せ部J1を摩擦攪拌接合する工程である。摩擦攪拌工程では、接合中心線Xと接合用回転ツールFの回転中心軸Cとが重なるようにして、右回転させた接合用回転ツールFを相対移動させる。本実施形態では、図9の紙面手前側から奥側に向けて接合用回転ツールFを相対移動させる。
つまり、本実施形態では、接合用回転ツールFのシアー側(advancing side:回転ツールの外周における接線速度に回転ツールの移動速度が加算される側)が他方側(接合中心線Xよりも左側)となるように接合用回転ツールFの移動方向と回転方向を設定している。接合用回転ツールFの回転方向及び進行方向は前記したものに限定されるものではなく適宜設定すればよい。
例えば、接合用回転ツールFの回転速度が遅い場合では、フロー側(retreating side:回転ツールの外周における接線速度から回転ツールの移動速度が減算される側)に比べてシアー側の方が塑性流動材の温度が上昇しやすくなるため、塑性化領域W外のシアー側にバリVが多く発生する傾向にある。一方、例えば、接合用回転ツールFの回転速度が速い場合、シアー側の方が塑性流動材の温度が上昇するものの、回転速度が速い分、塑性化領域W外のフロー側にバリVが多く発生する傾向にある。
本実施形態では、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定しているため、図9に示すように、塑性化領域W外のフロー側にバリVが多く発生する傾向にある。つまり、一方側(接合中心線Xに対して補助部材10が円筒状被接合部材1Aと多く面接触している側)の補助部材10にバリVを集約させることができる。また、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定することにより、接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)を高めることができる。これにより、接合サイクルを短くすることができる。
摩擦攪拌工程の際に、接合用回転ツールFの進行方向のどちら側にバリVが発生するかは接合条件によって異なる。当該接合条件とは、接合用回転ツールFの回転速度、回転方向、移動速度(送り速度)、攪拌ピンF2の傾斜角度(テーパー角度)、円筒状被接合部材1A及び補助部材10の材質、補助部材10の厚さ等の各要素とこれらの要素の組合せで決定される。接合条件に応じて、バリVが発生する側又はバリVが多く発生する側が、接合中心線Xに対して補助部材10が円筒状被接合部材1Aと多く面接触している側となるように設定すれば、後記する除去工程を容易に行うことができるため好ましい。
除去工程は、図10に示すように、円筒状被接合部材1Aの外周面から補助部材10を除去する工程である。除去工程では、接合中心線Xを挟んで一方側に残存する補助部材10を折り曲げるようにして、切除する。除去工程は、切削装置等を用いてもよいが、本実施形態では手作業で行っている。
第二実施形態に係る円筒状部材の製造方法によっても第一実施形態と略同等の効果を奏することができる。また、摩擦攪拌工程において残存する補助部材10にバリVを集約することができるため、除去工程ではバリVを補助部材10ごと容易に除去することができる。また、第二実施形態では、接合中心線Xに対して他方側にわずかに突出させるようにして補助部材10を配置しているため、接合部(塑性化領域W)をバランス良く接合することができるとともに、接合中心線Xに対して片側のみに残存する補助部材10を除去すればよいため、除去工程をより容易に行うことができる。
以上本発明の円筒状部材の製造方法について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、突合せ工程では、端面1a,1bを突き合わせた際に断面V字状の隙間Sが形成されないように、端面1a,1bを斜めにカットしてもよい。また、本実施形態では、接合中心線Xを挟んで両側において補助部材10と円筒状被接合部材1Aとが接触するように補助部材10を配置したが、接合中心線Xに対して片側のみにおいて円筒状被接合部材1Aと補助部材10とが接触するように補助部材10を配置してもよい。また、タブ材配置工程は、省略してもよい。
1 金属板
1A 円筒状被接合部材
10 補助部材
F 接合用回転ツール(回転ツール)
F1 連結部
F2 攪拌ピン
J1 突合せ部
K 裏当て治具
K1 曲面部
V バリ
W 塑性化領域

Claims (1)

  1. 攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて円筒状部材を製造する方法であって、
    平板状の金属板を丸めて円筒状被接合部材を形成するとともに、端面同士を突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
    裏当て治具に形成された曲面部を、前記突合せ部の内周面側に配置するとともに、前記突合せ部の外周面側に前記円筒状被接合部材に沿うように補助部材を配置する補助部材配置工程と、
    回転する前記攪拌ピンを前記補助部材の表面側から挿入し、前記攪拌ピンのみを前記円筒状被接合部材及び前記補助部材に接触させた状態で、前記突合せ部に沿って前記回転ツールを相対移動させて前記突合せ部を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌工程と、
    バリが形成された前記補助部材を前記円筒状被接合部材から除去する除去工程と、を含み、
    前記補助部材配置工程では、前記補助部材を前記突合せ部を挟んで一方側に配置しつつ、前記摩擦攪拌工程後に他方側に前記補助部材が残存しない程度に他方側にわずかに突出するように配置し、
    前記摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌接合で発生するバリが、前記一方側の前記補助部材に形成されるように接合条件を設定することを特徴とする円筒状部材の製造方法。
JP2016154175A 2016-08-05 2016-08-05 円筒状部材の製造方法 Expired - Fee Related JP6699435B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154175A JP6699435B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 円筒状部材の製造方法
CN201780005077.XA CN108472761B (zh) 2016-08-05 2017-06-08 圆筒状构件的制造方法
PCT/JP2017/021300 WO2018025497A1 (ja) 2016-08-05 2017-06-08 円筒状部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154175A JP6699435B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 円筒状部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018020365A JP2018020365A (ja) 2018-02-08
JP6699435B2 true JP6699435B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=61164110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016154175A Expired - Fee Related JP6699435B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 円筒状部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6699435B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3297847B2 (ja) * 1998-03-17 2002-07-02 住友軽金属工業株式会社 摩擦接合用部材とその接合方法及び接合パネル
JP3885053B2 (ja) * 2003-06-17 2007-02-21 本田技研工業株式会社 摩擦撹拌接合用装置
JP5920826B2 (ja) * 2012-06-06 2016-05-18 アイセル株式会社 摩擦攪拌加工用裏当て部材、摩擦攪拌加工方法及び摩擦攪拌加工装置
JP6248790B2 (ja) * 2014-05-08 2017-12-20 日本軽金属株式会社 摩擦攪拌接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018020365A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6927163B2 (ja) 接合方法及び複合圧延材の製造方法
WO2020208844A1 (ja) 接合方法
JP6740960B2 (ja) 接合方法
JP6699435B2 (ja) 円筒状部材の製造方法
JP6702130B2 (ja) 円筒状部材の製造方法
WO2018025497A1 (ja) 円筒状部材の製造方法
JP6756105B2 (ja) 接合方法
JP6662210B2 (ja) 接合方法
JP6699530B2 (ja) 接合方法
JP6631417B2 (ja) 接合方法
JP6747365B2 (ja) 接合方法
JP6897024B2 (ja) 接合方法
JP6756253B2 (ja) 接合方法
JP6794945B2 (ja) 接合方法
JP6809436B2 (ja) 接合方法及び複合圧延材の製造方法
JP6662207B2 (ja) 接合方法
JP2018083217A (ja) 摩擦攪拌接合方法
JP6662094B2 (ja) 接合方法
JP6645372B2 (ja) 接合方法
JP6766385B2 (ja) 接合方法
JP6750563B2 (ja) 接合方法
JP6766377B2 (ja) 接合方法
JP6740963B2 (ja) 接合方法
JP6769244B2 (ja) 接合方法
JP6756252B2 (ja) 接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6699435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees