JP6697663B1 - エレベータのドアパネル位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアパネルの据付作業時間を低減することができるエレベータのドアパネル位置決め装置を提供する。【解決手段】実施の形態によるエレベータのドアパネル位置決め装置は、ドアパネルに回動可能に設けられ、位置決め位置と係止位置との間で回動可能な位置決め部材と、ドアパネルに設けられ、係止位置に位置付けられた位置決め部材を係止する係止部材と、を備えている。位置決め部材は、位置決め位置に位置付けられた場合にドアパネルの下面よりも下方に突出する突出部を有している。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、エレベータのドアパネル位置決め装置に関する。
エレベータの乗場等に設けられるドアパネルは、ドアレールに吊り下げられたドアハンガーに取り付けられている。ドアパネルを据付ける際には、ドアパネルを、ドアハンガーを介してドアレールに吊り下げた後、ドアパネルの取付高さ位置の調整が行われる。この際、例えば、ドアパネルと敷居との間の隙間が所定の寸法になるように調整が行われる。調整が完了した後、ドアパネルは、その取付高さ位置で、ドアハンガーにボルトやナット等で取り付けられて固定される。このようにして、ドアパネルが、所望の高さ位置でドアレールに吊り下げられる。
しかしながら、ドアパネルの取付高さ位置を調整する際、ドアパネルの左右方向位置の調整も行われる。すなわち、ドアパネルが所望の取付高さ位置に配置されるとともに所望の左右方向位置に配置されるように、ドアパネルの位置調整が行われる。このため、調整作業が繁雑になり、ドアパネルの据付に多くの時間が費やされているという問題がある。特に、調整作業には熟練の技術を要するため、経験が浅い作業者によるドアパネルの据付作業では、作業時間が増大している。
特開2006−131314号公報 特開2012−158413号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ドアパネルの据付作業時間を低減することができるエレベータのドアパネル位置決め装置を提供することを目的とする。
実施の形態によるエレベータのドアパネル位置決め装置は、エレベータのドアパネルと敷居との間の隙間が所定の隙間寸法となるようにドアパネルの取付高さ位置を決めるための装置である。ドアパネル位置決め装置は、ドアパネルに回動可能に設けられ、位置決め位置と係止位置との間で回動可能な位置決め部材と、ドアパネルに設けられ、係止位置に位置付けられた位置決め部材を係止する係止部材と、を備えている。位置決め部材は、位置決め位置に位置付けられた場合にドアパネルの下面よりも下方に突出する突出部を有している。突出部の下面からの突出寸法は上述した隙間寸法に設定されている。
図1は、本実施の形態におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。 図2は、図1の乗場ドアを昇降路側から示す図である。 図3は、図2のドアパネルに適用されたドアパネル位置決め装置を昇降路側から見た図であって、位置決めプレートが位置決め位置に位置付けられた状態を示す図である。 図4は、図3のA−A線断面図である。 図5は、図3のドアパネル位置決め装置を、ドアパネルの移動方向から見た縦断面図である。 図6は、図3のエレベータのドアパネル位置決め装置を示す図であって、位置決めプレートが係止位置に位置付けられた状態を示す図である。 図7は、図6のB−B線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態におけるエレベータのドアパネル位置決め装置について説明する。
図1に示すように、エレベータ装置1は、昇降路2内に配置された乗りかご3および釣合錘4を備えている。乗りかご3と釣合錘4は、主ロープ5を介して接続されている。主ロープ5は、巻上機6に設けられたトラクションシーブ6aに巻き掛けられており、巻上機6によって巻き上げられるようになっている。このようにして、乗りかご3および釣合錘4が、巻上機6によって主ロープ5を介して昇降するようになっている。巻上機6は、昇降路2の上方に設けられた機械室7内に設置されている。機械室7には、制御装置8が設置されている。制御装置8は、巻上機6を含むエレベータ装置1の全体を制御する装置である。例えば、制御装置8は、乗場呼び、およびかご呼びに応じて巻上機6を運転制御し、乗りかご3を呼びのあった階床の乗場9へ着床させる。
なお、エレベータ装置1は、図1に示す形態に限られることはない。例えば、いわゆる機械室レスのエレベータ装置であってもよい。すなわち、機械室7を設けることなく、巻上機6や制御装置8を昇降路2の上部等に設けるようにしてもよい。
図1および図2に示すエレベータ装置1においては、建屋の各階床に設けられた乗場9の乗場出入口10に、乗場ドア11が設けられている。この乗場ドア11は、乗りかご3の着床時、乗りかご3に設けられたかごドア12と、図示しない係合板を介して係合し、連動するようになっている。乗りかご3には、かごドア12を駆動する駆動装置(図示せず)が設けられており、この駆動装置によってかごドア12が、乗場ドア11と共に開閉する。
図2に示すように、本実施の形態においては、乗場ドア11は、2つのドアパネル11a、11bを有しており、両開き構造になっている。すなわち、2つのドアパネル11a、11bは、戸開時には、乗場出入口10の両側に設けられた戸袋(図示せず)にそれぞれ収納される。戸閉時には、図2に示すように、両方のドアパネル11a、11bが互いに当接する。
各ドアパネル11a、11bの下方には、敷居13が設けられている。敷居13には、ドアパネル11a、11bの移動方向(図2における左右方向)に延びるシル溝14が設けられている。このシル溝14に、ドアパネル11a、11bに設けられたガイドシュー15(図3参照)の摺動部16が挿入されている。乗場ドア11の開閉時には、ガイドシュー15の摺動部16がシル溝14に案内されながら、ドアパネル11a、11bが移動する。1つのドアパネル11a、11bに、2つのガイドシュー15が取り付けられている。
一方、ドアパネル11a、11bの上部はドアハンガー17に取り付けられている。乗場出入口10の上方には、ドアパネル11a、11bの移動方向に延びるドアレール18が設けられており、このドアレール18に、ドアハンガー17を介してドアパネル11a、11bがそれぞれ吊り下げられている。乗場ドア11の開閉時には、ドアパネル11a、11bは、ドアレール18に案内されながら移動する。
次に、本実施の形態によるエレベータのドアパネル位置決め装置について説明する。エレベータのドアパネル位置決め装置(以下、単にドアパネル位置決め装置20と記す)は、ドアパネル11a、11bと敷居13との間の隙間gが所定の隙間寸法となるようにドアパネル11a、11bの取付高さ位置を決めるための装置である。本実施の形態では、上述した両開き構造の乗場ドア11のドアパネル11a、11bにドアパネル位置決め装置20が適用される例について説明する。以下では、代表的に、ドアパネル11aにドアパネル位置決め装置20が取り付けられている例について説明する。本実施の形態によるドアパネル位置決め装置20は、ドアパネル11aの裏面(昇降路2の側の面)であってドアパネル11aの下部(例えば、図示しない下梁)に取り付けられている。また、ドアパネル位置決め装置20は、2つのガイドシュー15の間に配置されており、ドアパネル11aの移動方向(左右方向)におけるドアパネル11aの中心に配置されていてもよい。なお、ドアパネル位置決め装置20は、両開き構造の乗場ドア11に適用されることに限られることはなく、片開き構造の乗場ドア11にも同様に適用することができる。また、本実施の形態によるドアパネル位置決め装置20は、かごドア12にも同様に適用することができる。
図3および図4に示すように、本実施の形態によるドアパネル位置決め装置20は、ドアパネル11aに回動可能に設けられた位置決めプレート30(位置決め部材)と、ドアパネル11aに設けられた留め金具40(係止部材)と、を備えている。
位置決めプレート30は、位置決め位置と係止位置との間で回動可能になっている。本実施の形態による位置決めプレート30は、本体部31と、本体部31の下端に設けられた突出部32と、を有している。本体部31には、後述するばね部材50の湾曲凸部51とピン結合するためのピン60が挿入されるピン孔(図示せず)を含んでいる。突出部32は、位置決めプレート30が位置決め位置に位置付けられた場合にドアパネル11aの下面よりも下方に突出する。ドアパネル11aの下面11cからの突出部32の突出寸法xは、図5に示すように、上述した隙間寸法に設定されている。すなわち、ドアパネル11aの据付時に、位置決めプレート30を位置決め位置に位置付けて、位置決めプレート30の突出部32の下面33を敷居13の上面13aに当接させ、ドアパネル11aを位置決めプレート30を介して敷居13上に起立させる。このことにより、ドアパネル11aと敷居13との間の隙間gが所定の隙間寸法となるようにドアパネル11aの取付高さ位置が自動的に調整される。
本実施の形態による位置決めプレート30の本体部31は、鉛直方向かつドアパネル11aの移動方向に沿って平板状に形成されている。突出部32は、水平方向に沿って平板状に形成されている。すなわち、本実施の形態による位置決めプレート30は、図5に示すように、ドアパネル11aの移動方向に沿って見たときに、L字状に形成されている。このような位置決めプレート30は、平板材を90度の角度で折り曲げて形成された板金部品として構成されていてもよい。なお、図3および図4に示すように、本実施の形態による突出部32は、位置決めプレート30の回動軸(ピン60の軸線、図3における紙面に垂直な線)に沿って見たときに、回動軸を通る鉛直線に対して左右対称な形状を有していてもよい。
本実施の形態による留め金具40は、ドアパネル11aに取り付けられている。留め金具40は、溶接でドアパネル11aの裏面に固定されていてもよく、ボルトやナット等を用いてドアパネル11aの裏面に固定されていてもよい。留め金具40は、図6および図7に示すように、係止位置に位置付けられた位置決めプレート30を係止するように構成されている。すなわち、留め金具40とドアパネル11aとの間に、位置決めプレート30の一部が挿入可能な溝41が形成されている。この溝41に、位置決めプレート30の一部が挿入された際に、後述するばね部材50のばね力を受けて位置決めプレート30が留め金具40に係止されるようになっている。なお、図3および図4に示すように、位置決めプレート30が位置決め位置に位置付けられている場合には、位置決めプレート30は留め金具40よりも昇降路2の側に位置付けられており、留め金具40の溝41には挿入されていない。
図3および図4に示すように、本実施の形態においては、ドアパネル11aに、2つの留め金具40が取り付けられている。位置決めプレート30の回動軸に沿って見たときに、ドアパネル11aの移動方向において、一方の留め金具40は回動軸に対して一側に配置され、他方の留め金具40は回動軸に対して他側に配置されている。より具体的には、一方の留め金具40は、回動軸を通る鉛直線に対して一側(図3における右側)に配置され、他方の留め金具40は、当該鉛直線に対して他側(図3における左側)に配置されている。また、一方(図3における右側)の留め金具40は、回動軸を通る水平線に対して一側(図3における下側)に配置され、他方(図3における左側)の留め金具40は、回動軸を通る鉛直線に対して他側(図3における上側)に配置されている。図3における右側の留め金具40とドアパネル11aとの間に形成された溝41は、当該留め金具40のうち左側の部分に形成されている。図3における左側の留め金具40とドアパネル11aとの間に形成された溝41は、当該留め金具40のうち下側の部分に形成されている。
図3および図4に示すように、本実施の形態においては、ドアパネル11aと位置決めプレート30との間に、板ばねとして構成されたばね部材50が介在されている。ばね部材50は、位置決めプレート30が係止位置に位置付けられている間、位置決めプレート30を留め金具40に向けて押圧する。
本実施の形態によるばね部材50は、上方から見たときにドアパネル11aから離れる方向(昇降路2の側)に向って湾曲状に凸となる湾曲凸部51と、ドアパネル11aの移動方向において湾曲凸部51の両側に設けられた取付部52と、を有している。湾曲凸部51は、板ばねとしての機能を有しており、ドアパネル11aに向う方向に押圧された場合に、その反対方向(ドアパネル11aから離れる方向)にばね力を作用させるように構成されている。図4に示す湾曲凸部51の湾曲形状は、自由状態での形状であり、位置決めプレート30が位置決め位置に位置付けられた状態で発現する形状である。
本実施の形態においては、図6および図7に示すように、位置決めプレート30を係止位置に位置付けた場合に、位置決めプレート30がドアパネル11aに向う方向に押し込まれる。この際、図7に示すように、湾曲凸部51は押し潰されるように弾性変形される。この状態で位置決めプレート30の一部が留め金具40とドアパネル11aとの間の溝41に挿入される。このため、位置決めプレート30は、ドアパネル11aから離れる方向(図7における下向き)の押圧力をばね部材50から受けて、その押圧力で位置決めプレート30は留め金具40を押圧する。この押圧力による摩擦力で、位置決めプレート30は、留め金具40に係止される。
ばね部材50の一対の取付部52は、ドアパネル11aに取り付けられている。ばね部材50の取付部52は、ボルトやナット等を用いてドアパネル11aの裏面に固定されていてもよい。また、ばね部材50が金属材料で形成されている場合には、取付部52は溶接でドアパネル11aの裏面に固定されていてもよい。
図4に示すように、本実施の形態においては、ばね部材50の湾曲凸部51の頂部(図4における下端部)に、上述した位置決めプレート30の本体部31が回動可能に取り付けられている。例えば、位置決めプレート30の本体部31とばね部材50の湾曲凸部51とはピン結合されていてもよい。この場合、湾曲凸部51には、ピン結合するためのピン60が挿入されるピン孔(図示せず)を含んでいてもよい。位置決めプレート30の本体部31は、湾曲凸部51よりもドアパネル11aとは反対側に配置されており、湾曲凸部51は、ドアパネル11aから離れる方向に向って湾曲状に凸となっている。このため、位置決めプレート30の本体部31と湾曲凸部51とが接する面積が小さくなり、湾曲凸部51に対して位置決めプレート30はスムースに回動可能になっている。
ばね部材50に用いる材料は、弾力性を有し、図7に示すように湾曲凸部51が押し潰されるように弾性変形可能であり、かつ、図3に示すように位置決めプレート30が位置決め位置に位置付けられて突出部32の下面33が敷居13の上面13aに当接した状態で、湾曲凸部51がドアパネル11aの重さを受けることができる程度の剛性を有していればよい。例えば、ばね部材50に用いる材料としては、金属材料やゴム材料が挙げられる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
ドアパネル11aを据え付ける際、まず、ドアパネル位置決め装置20の位置決めプレート30を、図3に示すように位置決め位置に位置付けて、位置決めプレート30の突出部32の下面33を敷居13の上面13aに当接させる。すなわち、ドアパネル11aを、位置決めプレート30を介して敷居13上に起立させる。これにより、ドアパネル11aと敷居13との間の隙間gが、その隙間寸法に設定される。この際、ガイドシュー15の摺動部16は、敷居13に設けられたシル溝14内に挿入される。ばね部材50の湾曲凸部51の湾曲形状は、図4に示すように維持されている。
続いて、ドアパネル11aの移動方向(図3における左右方向)におけるドアパネル11aの位置が調整される。この左右方向の位置調整の間、突出部32の下面33は敷居13の上面13aに当接した状態が維持される。
左右方向の位置調整の完了により、ドアパネル11aの取付高さ位置と左右方向位置が決められる。この決められた位置でドアパネル11aを、ドアレール18に吊り下げられたドアハンガー17に、ボルトやナット等で取り付けられる。このようにして、ドアパネル11aを、所望の位置でドアレール18に吊り下げることができる。
次に、ドアパネル11aをドアハンガー17に取り付けた後、位置決めプレート30を係止位置に位置付けて留め金具40に係止させる。
この場合、まず、位置決めプレート30を、係止位置に向けて回動させる。図3に示す例では、ドアパネル11aに向う方向で見たときに位置決めプレート30を時計回りの方向に回動させる。この際、位置決めプレート30は、ばね部材50の弾力性を利用して、敷居13から少し上方に浮かせながら回動させるようにしてもよい。このことにより、位置決めプレート30が敷居13と干渉することを防止しながら位置決めプレート30を回動させることができる。
続いて、位置決めプレート30の一部を、図6および図7に示すように、ばね部材50のばね力に打ち勝つようにドアパネル11aに向う方向に押し込みながら、留め金具40とドアパネル11aとの間に形成された溝41に挿入させる。このようにして、位置決めプレート30がドアパネル11a内に格納される。この際、湾曲凸部51は押し潰されるように弾性変形しながら、位置決めプレート30の一部が溝41に挿入される。このため、位置決めプレート30は、ドアパネル11aから離れる方向の押圧力をばね部材50から受けて、その押圧力で留め金具40を押圧する。この押圧力による摩擦力で、位置決めプレート30は留め金具40に係止され、係止状態が維持される。このため、ドアパネル11aの据え付け後にドアパネル11aを移動させた場合であっても、位置決めプレート30の係止状態が維持され、係止位置から離脱することが防止できる。
このようにして、ドアパネル11aの据付が完了する。ドアパネル11aの位置調整を再度行う場合には、位置決めプレート30を係止位置から位置決め位置に回動させればよい。
このように本実施の形態によれば、ドアパネル11aに設けられた位置決めプレート30が位置決め位置に位置付けられた場合に、位置決めプレート30の突出部32が、ドアパネル11aの下面11cよりも下方に突出し、ドアパネル11aの下面11cからの突出部32の突出寸法xが、所定の隙間寸法に設定されている。このことにより、位置決めプレート30を位置決め位置に位置付けて、ドアパネル11aを位置決めプレート30を介して敷居13上に起立させると、ドアパネル11aと敷居13との間の隙間gが、その隙間寸法に設定される。このため、ドアパネル11aの高さ方向の位置調整を不要にすることができ、ドアパネル11aの取付高さ位置を自動的に決めることができる。この結果、ドアパネル11aの調整作業を容易化させることができ、ドアパネル11aの据付作業時間を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、ドアパネル11aの調整作業が完了した後には、位置決めプレート30を、係止位置に位置付けて、留め金具40に係止させることができる。このことにより、位置決めプレート30をドアパネル11a内に格納させることができ、位置決めプレート30を治具のように持ち運ぶことを不要にできる。また、位置決めプレート30が係止位置から離脱することを防止できる。このため、乗場ドア11の開閉時に、位置決めプレート30によってドアパネル11aの移動が阻害されることを防止でき、ドアパネル11aをスムースに移動させることができる。
また、本実施の形態によれば、ドアパネル11aと位置決めプレート30との間に、ばね部材50が介在されており、位置決めプレート30が係止位置で留め金具40に係止されている間、位置決めプレート30を留め金具40に向けて押圧することができる。このことにより、位置決めプレート30と留め金具40との間に摩擦力を作用させることができ、位置決めプレート30が係止位置から離脱することをより一層防止できる。
また、本実施の形態によれば、ばね部材50は、ドアパネル11aから離れる方向に向って湾曲状に凸となる湾曲凸部51を有している。このことにより、位置決めプレート30を係止位置に位置付ける際に、湾曲凸部51を容易に潰すことができ、位置決めプレート30を容易に押し込むことができる。このため、位置決めプレート30を容易に留め金具40に係止させることができる。
また、本実施の形態によれば、2つの留め金具40によって、位置決めプレート30が係止される。位置決めプレート30の回動軸に沿って見たときに、ドアパネル11aの移動方向において、一方の留め金具40は回動軸に対して一側に配置されて、他方の留め金具40は回動軸に対して他側に配置されている。このことにより、位置決めプレート30の係止状態を安定化させることができる。このため、位置決めプレート30が係止位置から離脱することをより一層防止できる。
さらに、本実施の形態によれば、位置決めプレート30の本体部31は、鉛直方向かつドアパネル11aの移動方向に沿って平板状に形成され、突出部32は、水平方向に沿って平板状に形成されている。このことにより、位置決めプレート30の構造を簡素化させることができる。例えば、位置決めプレート30は板金部品として構成することもできる。このため、位置決めプレート30の製造を容易化させることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、位置決めプレート30が、位置決めプレート30の回動軸(ピン60の軸線、図3における紙面に垂直な線)に沿って見たときに、回動軸を通る鉛直線に対して、左右対称な形状を有している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、位置決めプレート30が、切欠部(図示せず)を有していてもよい。切欠部は、回動軸に沿って見たときに、突出部32のうち回動軸を通る鉛直線に対して一側の部分を切り欠くように構成されていてもよい。より具体的には、ドアパネル11aに向う方向で見たときに、位置決めプレート30が位置決め位置から係止位置に向って時計回りの方向に回動する場合には、切欠部は、この回動方向とは反対方向(図3における右側)で突出部32を切り欠くように形成されていてもよい。切欠部は、本体部31に及んでいてもよい。このことにより、位置決めプレート30が敷居13と干渉することを防止しながら位置決めプレート30を回動させることができる。
以上述べた実施の形態によれば、ドアパネルの据付作業時間を低減することができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11a、11b:ドアパネル、11c:下面、13:敷居、20:ドアパネル位置決め装置、30:位置決めプレート、31:本体部、32:突出部、40:留め金具、50:ばね部材、51:湾曲凸部

Claims (5)

  1. エレベータのドアパネルと敷居との間の隙間が所定の隙間寸法となるように前記ドアパネルの取付高さ位置を決めるドアパネル位置決め装置であって、
    前記ドアパネルに設けられ、位置決め位置と係止位置との間で回動可能な位置決め部材と、
    前記ドアパネルに設けられ、前記係止位置に位置付けられた前記位置決め部材を係止する係止部材と、を備え、
    前記位置決め部材は、前記位置決め位置に位置付けられた場合に前記ドアパネルの下面よりも下方に突出する突出部であって、前記ドアパネルの下面からの突出寸法が前記隙間寸法に設定されている突出部を有している、エレベータのドアパネル位置決め装置。
  2. 前記ドアパネルと前記位置決め部材との間に介在されたばね部材を更に備え、
    前記ばね部材は、前記位置決め部材が前記係止位置に位置付けられている間、前記位置決め部材を前記係止部材に向けて押圧する、請求項1に記載のエレベータのドアパネル位置決め装置。
  3. 前記ばね部材は、前記ドアパネルから離れる方向に向って湾曲状に凸となる湾曲凸部を有し、
    前記位置決め部材は、前記湾曲凸部に回動可能に取り付けられている、請求項2に記載のエレベータのドアパネル位置決め装置。
  4. 前記ドアパネルに、2つの前記係止部材が設けられ、
    前記位置決め部材の回動軸に沿って見たときに、前記ドアパネルの移動方向において、一方の前記係止部材は前記回動軸に対して一側に配置され、他方の前記係止部材は前記回動軸に対して他側に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベータのドアパネル位置決め装置。
  5. 前記位置決め部材は、鉛直方向かつ前記ドアパネルの移動方向に沿って平板状に形成された本体部を更に有し、
    前記突出部は、水平方向に沿って平板状に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータのドアパネル位置決め装置。
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