JP6696742B2 - 免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 - Google Patents
免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6696742B2 JP6696742B2 JP2015148391A JP2015148391A JP6696742B2 JP 6696742 B2 JP6696742 B2 JP 6696742B2 JP 2015148391 A JP2015148391 A JP 2015148391A JP 2015148391 A JP2015148391 A JP 2015148391A JP 6696742 B2 JP6696742 B2 JP 6696742B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seismic isolation
- isolation member
- mass
- vibration source
- predominant frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定装置であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力する入力部と、
前記入力部から入力された各数値に基づき、前記加振源のサイン波の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算する演算部と、
前記演算部によって演算された前記免震部材の歪みγを出力する出力部と、
を備える
ことを特徴とする。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
前記入力部は、前記式(1)〜(3)のいずれかを選択する選択部を有する
ことを特徴とする
加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定方法であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力するステップと、
入力された各数値に基づき、前記加振源の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算するステップと、
演算された前記免震部材の歪みγを出力するステップと、
を有する
ことを特徴とする。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
前記式(1)〜(3)のいずれかを選択するステップを有する
ことを特徴とする。
加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定装置であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力する入力部と、
前記入力部から入力された各数値に基づき、前記加振源の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算する演算部と、
前記演算部によって演算された前記免震部材の歪みγを出力する出力部と、
を備えるので、
免震部材の歪みγを容易に応答推定することが可能となる。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
前記入力部は、前記式(1)〜(3)のいずれかを選択する選択部を有するので、
免震部材の歪みγの推定性能を調整することが可能となる。
加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定方法であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力するステップと、
入力された各数値に基づき、前記加振源の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算するステップと、
演算された前記免震部材の歪みγを出力するステップと、
を有するので、
免震部材を容易に応答推定することが可能となる。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
前記式(1)〜(3)のいずれかを選択するステップを有するので、
免震部材の歪みγの推定性能を調整することが可能となる。
量Me、免震部材12の等価減衰定数heq、免震部材12のバネ定数Keq、免震部材12の卓越振動数f、及び免震部材12の質量Mを入力する。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
なわち共振していない場合、基準化入力加速度(α・Me・A/M)と免震部材12の歪みγ
との関係は、卓越振動数feが異なる場合であっても以下の式(1)を満足する。
0.03(α・Me・A/M)0.8≦γ≦0.3(α・Me
・A/M)0.8 (1
)
・A/M)0.8 (2)
以下の式(3)を満足すると言い換えてもよい。
γ=0.05(α・Me・A/M)0.8 (3)
の場合、すなわち共振していない場合、基準化入力加速度(α・Me・A/M)を入力するだけで、時刻歴応答解析や周波数応答解析を必要とせずに、卓越振動数feが異なる場合であっても、免震部材12の歪みγを容易に推定することが可能となる。
なわち共振していない場合、基準化入力加速度(α・Me・A/M)と免震部材12の歪みγ
との関係は、免震部材12の面圧が異なる場合であっても、以下の式(2)を満足する。
0.03(α・Me・A/M)0.8≦γ≦0.07(α・Me
・A/M)0.8 (2
)
以下の式(3)を満足すると言い換えてもよい。
γ=0.05(α・Me・A/M)0.8 (3)
の場合、すなわち共振していない場合、基準化入力加速度(α・Me・A/M)を入力するだけで、時刻歴応答解析や周波数応答解析を必要とせずに、免震部材12の面圧が異なる場合であっても、免震部材12の歪みγを容易に推定することが可能となる。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
2…入力部
3…演算部
4…出力部
10…モデル
11…床
12…免震部材
13…加振源
Claims (4)
- 加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定装置であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力する入力部と、
前記入力部から入力された各数値に基づき、前記加振源のサイン波の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算する演算部と、
前記演算部によって演算された前記免震部材の歪みγを出力する出力部と、
を備える
ことを特徴とする免震部材応答推定装置。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
- 前記入力部は、前記式(1)〜(3)のいずれかを選択する選択部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の免震部材応答推定装置。 - 加振源の特性と免震部材の振動特性との関係から前記免震部材の応答を推定可能な免震部材応答推定方法であって、
前記加振源のサイン波の卓越振動数fe、前記加振源のサイン波の入力加速度A、前記加振源の質量Me、前記免震部材の等価減衰定数heq、前記免震部材の卓越振動数f、及び前記免震部材の質量Mを入力するステップと、
入力された各数値に基づき、前記加振源の卓越振動数feと前記免震部材の卓越振動数fとの関係がfe≧f の場合、少なくとも以下の式(1)〜(3)のいずれか1つの式によって免震部材の歪みγを演算するステップと、
演算された前記免震部材の歪みγを出力するステップと、
を有する
ことを特徴とする免震部材応答推定方法。
γ:積層変形角(無次元)、
f e :前記加振源の卓越振動数 [Hz]、
A:前記加振源の入力加速度 [cm/s 2 ]、
M e :前記加振源の質量 [ton]、
f:前記免震部材の卓越振動数 [Hz]、
M:前記免震部材の質量 [ton]、
h eq :前記免震部材の等価減衰定数、
である。
- 前記式(1)〜(3)のいずれかを選択するステップを有する
ことを特徴とする請求項3に記載の免震部材応答推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148391A JP6696742B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015148391A JP6696742B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017026569A JP2017026569A (ja) | 2017-02-02 |
JP6696742B2 true JP6696742B2 (ja) | 2020-05-20 |
Family
ID=57950451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015148391A Active JP6696742B2 (ja) | 2015-07-28 | 2015-07-28 | 免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6696742B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113379105B (zh) * | 2021-05-21 | 2022-05-31 | 浙江大学 | 一种基于人工智能的场地地震液化灾害快速评估方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0960333A (ja) * | 1995-08-25 | 1997-03-04 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 免震装置 |
JP3856113B2 (ja) * | 2001-12-17 | 2006-12-13 | 株式会社エー・アール・ピー | 軽量建造物の免震基礎構造 |
JP4121426B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2008-07-23 | 協同油脂株式会社 | 振動エネルギー損失に関する係数の測定方法及び装置 |
KR20070118758A (ko) * | 2006-06-13 | 2007-12-18 | 한양대학교 산학협력단 | 제진 베어링장치 및 이 제진 베어링장치가 포함된 제진시스템 |
JP5999680B2 (ja) * | 2012-01-27 | 2016-09-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 線形弾性率の測定方法及び線形弾性率測定装置 |
JP2014102231A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Daiwa House Industry Co Ltd | 免震建築物における安全性評価装置 |
-
2015
- 2015-07-28 JP JP2015148391A patent/JP6696742B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017026569A (ja) | 2017-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Erazo et al. | A model-based observer for state and stress estimation in structural and mechanical systems: Experimental validation | |
US12093612B2 (en) | Analysis method and apparatus for optimizing vibration performance of automotive body | |
TWI665436B (zh) | 防振腳座健康狀態監測裝置及其方法 | |
JP2016103101A (ja) | 耐震解析装置、方法及びプログラム | |
Liu | Computational method of the dynamic response for nonviscously damped structure systems | |
JP2017198610A (ja) | 安全性診断装置、安全性診断方法及び安全性診断プログラム | |
WO2015182079A1 (ja) | 検知システム、検知装置、検知方法及びコンピュータ読み取り可能記録媒体 | |
Wong et al. | Numerical Stability of Partitioned Approach in Fluid‐Structure Interaction for a Deformable Thin‐Walled Vessel | |
Varghese et al. | Damage identification using combined transient power flow balance and acceleration matching technique | |
JP6696742B2 (ja) | 免震部材応答推定装置及び免震部材応答推定方法 | |
Liao | Global resonance optimization analysis of nonlinear mechanical systems: application to the uncertainty quantification problems in rotor dynamics | |
JP6477411B2 (ja) | 解析プログラム | |
JP2016118938A (ja) | 設備設計方法 | |
Palmeri et al. | Transverse vibrations of viscoelastic sandwich beams via Galerkin-based state-space approach | |
Xie et al. | Innovative substructure approach to estimating structural parameters of shear structures | |
Chandravanshi et al. | Experimental modal analysis of the vibratory feeder and its structural elements | |
US20170185066A1 (en) | Information processing device, information processing method, program, and recording medium | |
Varghese et al. | Crack identification using combined power flow and acceleration matching technique | |
JP5573446B2 (ja) | 液体と接触する構造体の応答量推定方法と装置 | |
WO2020179241A1 (ja) | 構造物診断装置、構造物診断方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP6487880B2 (ja) | 建物の構造パラメータ同定システム及び方法 | |
JP6341566B2 (ja) | すべり面温度推定方法 | |
JP6368589B2 (ja) | 計測装置 | |
CN109635326B (zh) | 机械结构及航空液压管路震动失效灵敏度分析方法 | |
Ghosh et al. | Fisher information‐based optimal sensor locations for output‐only structural identification under base excitation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190417 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200213 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20200214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6696742 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |