JP6696477B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置に関する。
物品保管設備において、例えばスタッカークレーン等と協働して物品の搬入及び搬出を行うために、搬送方向に沿って被搬送物を搬送するコンベヤと、幅方向の複数箇所に設けられた複数の可動ガイドレールとを備える搬送装置が利用されている。例えば特開2003−192105号公報(特許文献1)には、一対のコンベヤ〔チェーンコンベヤ装置11〕の両側に、昇降可能な一対の可動ガイドレール〔可動ガイド13〕と、固定ガイドレール〔固定ガイド12〕とを備えた搬送装置〔搬入出コンベヤ装置1〕が開示されている。幅の大きな被搬送物を搬送する際には、可動ガイドレールが降下されて被搬送物は一対の固定ガイドレールによってガイドされ、小幅の被搬送物を搬送する際には、可動ガイドレールが上昇されて被搬送物は一対の可動ガイドレールによってガイドされるようになっている。
特許文献1の搬送装置では、可動ガイドレールを昇降させるための昇降機構が、一対の可動ガイドレール毎に独立して設けられている。このため、必要なアクチュエータの個数が多く、搬送装置の大型化やコストアップに繋がっていた。特に、例えば多様なサイズの被搬送物に対応させるべく可動ガイドレールの個数を増加させる場合には、その個数が増えるに従って必要なアクチュエータの個数も増大し、上述した問題が顕著となる。
特開2003−192105号公報
昇降可能な複数の可動ガイドレールを備える搬送装置の小型化及び低コスト化を図ることが望まれている。
本開示に係る搬送装置は、
搬送方向に沿って被搬送物を搬送するコンベヤと、
前記搬送方向に直交する幅方向の複数箇所に前記搬送方向に沿って設けられた複数の可動ガイドレールと、
前記幅方向に沿って配設された駆動軸と、
前記駆動軸を回転駆動する駆動装置と
複数の前記可動ガイドレールの昇降状態を検出する昇降状態検出部と、を備え、
前記駆動軸に、複数の前記可動ガイドレールのそれぞれに対応させて複数のカム体がそれぞれの姿勢で固定され、
複数の前記可動ガイドレールが、前記駆動装置による前記駆動軸の回転駆動に連動して、それぞれに対応する前記カム体の固定姿勢に応じて昇降するように構成されている。
この構成によれば、複数のカム体が固定されている駆動軸を駆動装置が回転駆動すると、それに連動して、複数の可動ガイドレールが、それぞれに対応するカム体の固定姿勢に応じて昇降する。単一の駆動装置が複数の可動ガイドレールの昇降のために共用されるので、必要なアクチュエータが1つだけで済み、搬送装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。特に、設置する可動ガイドレールの個数が2つを超えて増加する場合でも、アクチュエータの個数は増加させずに駆動軸に固定するカム体の個数を増加させることによって対応することができる。よって、搬送装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、各種サイズの被搬送物の搬送を適切にガイドすることができる。
また、複数の可動ガイドレールがそれぞれ所期の位置(上昇位置/降下位置/(必要に応じて)その他の位置)にあるか否かを検出することができる。そして、その検出結果に基づいて、異常の有無を容易に判定することができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
搬送装置の全体像を示す斜視図 搬送装置の平面図 搬送装置の正面図 昇降機構の斜視図 第一位相での2つの可動ガイドレールの状態を示す側面図 第一位相での搬送装置の正面図 第二位相での2つの可動ガイドレールの状態を示す側面図 第二位相での搬送装置の正面図 第三位相での2つの可動ガイドレールの状態を示す側面図 第三位相での搬送装置の正面図 第一可動ガイドレールが上昇位置にある場合の昇降状態検出部の状態を示す図 第一可動ガイドレールが下降位置にある場合の昇降状態検出部の状態を示す図 2つの可動ガイドレールが中間位置にある場合の昇降状態検出部の状態を示す図
搬送装置の実施形態について、図面を参照して説明する。搬送装置1は、物品保管設備において、例えばスタッカークレーン等と協働して物品の搬入及び搬出を行うために用いられる。本実施形態の搬送装置1は、走行経路に沿って走行する台車上にコンベヤ20が設けられた台車式搬送装置として構成されている。
物品保管設備には、図1に示すように、予め定められた搬送方向Tに沿って搬入側コンベヤ装置81と搬出側コンベヤ装置82とが設置されている。搬入側コンベヤ装置81と搬出側コンベヤ装置82とは、搬送方向Tに所定間隔を隔てて配置されている。搬送方向Tにおける搬入側コンベヤ装置81と搬出側コンベヤ装置82との間の床面に、搬送方向Tに直交する幅方向Wに沿って一対の走行レール84が敷設されている。走行レール84は、直線状に設けられていても良いし、ループ状に設けられていても良い。
なお、図示は省略しているが、物品保管設備には、異なるサイズの被搬送物Aを搬送可能とするべく、複数の異なる大きさの搬入側コンベヤ装置81及び複数の異なる大きさの搬出側コンベヤ装置82が、それぞれ幅方向Wに分かれて設置されている。搬送装置1は、複数の搬入側コンベヤ装置81のうちの1つから所定サイズの被搬送物Aを受け取り、複数の搬出側コンベヤ装置82のうちの1つの位置まで走行レール84に沿って移動し、当該搬出側コンベヤ装置82に被搬送物Aを受け渡す。このように、本実施形態の搬送装置1は、有軌道台車式搬送装置として構成されている。
搬送装置1は、下部フレーム11と、この下部フレーム11に固定された複数の車輪12と複数の支柱13とを備えている。車輪12は、下部フレーム11の下面に固定されており、走行レール84上を転動する。複数の車輪12のうちの少なくとも1つを走行用モータによって回転駆動することにより、搬送装置1は、走行レール84及び幅方向Wに沿って走行する。支柱13は、下部フレーム11の上面に固定されており、搬送装置1を構成するコンベヤ20や固定ガイドレール30を支持している。また、支柱13は、コンベヤ20を介して、当該コンベヤ20に連結された可動ガイドレール4をも支持している。
図2及び図3に示すように、搬送装置1は、コンベヤ20と、固定ガイドレール30と、可動ガイドレール4と、昇降機構60とを主要構成として備えている。また、搬送装置1は、昇降状態検出部70を備えている。
コンベヤ20は、搬送方向Tに沿って被搬送物Aを搬送する。搬送装置1は、複数(本実施形態では6台)のコンベヤ20を備えており、これら複数のコンベヤ20は、幅方向Wの複数箇所に分かれて互いに平行に配置されている。コンベヤ20は、一対の第一コンベヤ20Aと、一対の第二コンベヤ20Bと、一対の第三コンベヤ20Cとを含んでいる。一対の第一コンベヤ20Aが互いに所定間隔を隔てて設置され、この一対の第一コンベヤ20Aの両外側に所定間隔を隔てて一対の第二コンベヤ20Bが設置され、この一対の第二コンベヤ20Bの両外側に所定間隔を隔てて一対の第三コンベヤ20Cが設置されている。
各コンベヤ20は、本実施形態ではチェーン21を有するチェーンコンベヤとして構成されている(図1も参照)。コンベヤ20は、搬送方向Tに沿って設けられたケーシング23と、このケーシング23の両端部で軸支された一対のスプロケット22と、一対のスプロケット22間に架け渡されたチェーン21とを有する。ケーシング23は、支柱13によって下方から支持されている。各コンベヤ20における搬送方向Tの同じ側の端部にあるスプロケット22は、伝動軸を介して搬送用モータに連結されている(図示せず)。コンベヤ20は、搬送用モータを正転駆動又は逆転駆動することで、チェーン21上に支持されている被搬送物Aを搬送方向Tの一方側及び他方側のどちら側にも搬送することができる。なお、チェーン21の上面の高さは、被搬送物Aを支持する高さ(支持レベル)であり、以下ではこれを被搬送物Aの「支持高さL」と言う(図6等を参照)。
被搬送物Aは、例えばパレットやスキッド等の支持体に物品が載置された支持体載置物品であって良い。或いは、被搬送物Aは、例えばケースやカゴ等の容器に物品が収納された容器収納物品等であっても良い。
固定ガイドレール30は、被搬送物Aの搬送をガイドするための部材の1つであって、定位置に固定されている。固定ガイドレール30は、固定部材を介して支柱13に固定されており、支柱13によって下方から支持されている。搬送装置1は、一対の固定ガイドレール30を備えている。一対の固定ガイドレール30は、複数のコンベヤ20に対して幅方向Wの両側に分かれて搬送方向Tに沿って設けられている。また、一対の固定ガイドレール30は、複数の可動ガイドレール4に対して幅方向Wの両側に分かれて、搬送方向Tに沿って設けられている。
各固定ガイドレール30は、L字状のアングル材31で構成されている。固定ガイドレール30(アングル材31)は、搬送方向T及び上下方向に沿って延びるガイド板部32を有する。ガイド板部32は、その少なくとも一部が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に位置するように配置されている。一対の固定ガイドレール30の各ガイド板部32は、互いに対向する面で、幅の大きな被搬送物A(以下、「大幅被搬送物AL」と言う。)の搬送をガイドする(図10を参照)。
可動ガイドレール4は、被搬送物Aの搬送をガイドするための部材の1つであって、定位置において昇降可能(上下動可能)に設置されている。可動ガイドレール4は、昇降機構60によって下方から支持されているとともに、支柱13に支持されたコンベヤ20のケーシング23に昇降可能に支持されている。搬送装置1は、複数の可動ガイドレール4を備えている。これら複数の可動ガイドレール4は、幅方向Wの複数箇所において、搬送方向Tに沿って設けられている。
本実施形態では、搬送装置1には、対をなす可動ガイドレール4が2組設けられている。すなわち、搬送装置1は、複数の可動ガイドレール4として、一対の第一可動ガイドレール40と、一対の第二可動ガイドレール50とを備えている。一対の第二可動ガイドレール50は、一対の第一可動ガイドレール40に対して幅方向Wの両外側に所定間隔を隔てて配置されている。より具体的には、一対の第一コンベヤ20Aの両外側に支持される状態で第一可動ガイドレール40がそれぞれ設けられるとともに、一対の第二コンベヤ20Bの両外側に支持される状態で第二可動ガイドレール50がそれぞれ設けられている。
一対の第一可動ガイドレール40は、同期して昇降する。一対の第二可動ガイドレール50は、第一可動ガイドレール40とは異なるタイミングで、同期して昇降する。第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50は、それぞれ、上昇位置と下降位置と中間位置とを採り得るようになっている。第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50の昇降動作は、昇降機構60によって制御される。この点に関しては、後述する。
図3及び図4に示すように、第一可動ガイドレール40は、支持板部41と、この支持板部41の上部に固定された連結部材44及びL字状のアングル材45とで構成されている。連結部材44の側面にはスライダ49が固定されている。このスライダ49は、第一コンベヤ20Aのケーシング23の側面に固定された昇降ガイド48に係合した状態で上下にスライド自在となっている。第一可動ガイドレール40は、互いに係合する昇降ガイド48及びスライダ49によってガイドされて昇降する。
支持板部41の下端縁には、下側に向かって開口する切欠部42が形成されている(図5を参照)。切欠部42は、正面視で扁平な矩形状をなす矩形状切欠部42Aと、矩形状切欠部42Aの中央部に設けられて正面視でU字状をなすU字状切欠部42Bとを組み合わせて構成されている。また、支持板部41の下面には、切欠部42(ここでは、矩形状切欠部42A)に臨むように係止板43が固定されている。係止板43は、クランク状に屈曲された屈曲板で構成されている。係止板43は、支持板部41に対する固定端とは反対側にある開放端が切欠部42側を向く状態で、支持板部41に固定されている。
支持板部41の上部に、連結部材44を介してアングル材45が固定されている。アングル材45は、搬送方向T及び上下方向に沿って延びるガイド板部46を有する。ガイド板部46は、上昇位置で、その少なくとも一部が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に位置するように設けられている(図5を参照)。一対の第一可動ガイドレール40の各ガイド板部46は、上昇位置にあるとき、互いに対向する面で、幅の小さな被搬送物A(以下、「小幅被搬送物As」と言う。)の搬送をガイドする(図6を参照)。
第二可動ガイドレール50は、支持板部51と、この支持板部51の上部に固定された連結部材54及びL字状のアングル材55とで構成されている。連結部材54の側面にはスライダ59が固定されている。このスライダ59は、第二コンベヤ20Bのケーシング23の側面に固定された昇降ガイド58に係合した状態で上下にスライド自在となっている。第二可動ガイドレール50は、互いに係合する昇降ガイド58及びスライダ59によってガイドされて昇降する。
支持板部51の下端縁には、下側に向かって開口する切欠部52が形成されている(図5を参照)。切欠部52は、正面視で扁平な矩形状をなす矩形状切欠部52Aと、矩形状切欠部52Aの中央部に設けられて正面視でU字状をなすU字状切欠部52Bとを組み合わせて構成されている。また、支持板部51の下面には、切欠部52(ここでは、矩形状切欠部52A)に臨むように係止板53が固定されている。係止板53は、クランク状に屈曲された屈曲板で構成されている。係止板53は、支持板部51に対する固定端とは反対側にある開放端が切欠部52側を向く状態で、かつ、幅方向Wにおいて第一可動ガイドレール40の係止板43とは反対側を向く状態で支持板部51に固定されている。
支持板部51の上部に、連結部材54を介してアングル材55が固定されている。アングル材55は、搬送方向T及び上下方向に沿って延びるガイド板部56を有する。ガイド板部56は、上昇位置で、その少なくとも一部が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に位置するように設けられている(図7を参照)。一対の第二可動ガイドレール50の各ガイド板部56は、上昇位置にあるとき、互いに対向する面で、小幅被搬送物Asよりも幅が広くかつ大幅被搬送物ALよりも幅が狭い被搬送物A(以下、「中幅被搬送物Am」と言う。)の搬送をガイドする(図8を参照)。
図4に示すように、昇降機構60は、駆動装置61と、この駆動装置61によって回転駆動される駆動軸63と、この駆動軸63に固定された複数(具体的には、可動ガイドレール4の個数と同数であり、本例では4つ)のカム体65とを備えている。駆動装置61は、例えば電気モータで構成することができる。駆動装置61は、幅方向Wの中央部(一対の第一コンベヤ20Aどうしの間)に配置されている。駆動装置61は、変速機62(本例では減速機)を介して駆動軸63に連結されている。駆動軸63は、複数の可動ガイドレール4の並び方向でもある幅方向Wに沿って、変速機62から幅方向Wの両側に延出するように配設されている。
駆動軸63は、幅方向W(軸方向に一致)に分割された複数の分割軸64で構成されている。駆動軸63は、変速機62に対して両側に分かれて配置された2つの部分が、それぞれ複数の分割軸64で構成されている。本実施形態では、駆動軸63は、変速機62の両側に、変速機62から延びる第一分割軸64Aと、この第一分割軸64Aの外側に当該第一分割軸64Aと一体回転するように連結された第二分割軸64Bとを有する(図2も参照)。第二分割軸64Bは、第一コンベヤ20A及び第二コンベヤ20Bのそれぞれのケーシング23の下部に固定された軸受部(図示せず)によって回転可能に支持されている。
カム体65は、カムプレート66と、このカムプレート66に連結された突出部材67とを有する。カムプレート66は、一例として卵型形状に形成されている(図5を参照)。突出部材67は、カムプレート66の先端部(卵型形状の頂部)に、当該カムプレート66から幅方向Wに突出するように連結されている。突出部材67は、カムプレート66に対して回転可能な状態で連結されたローラであって良い。突出部材67は、第一可動ガイドレール40の支持板部41と係止板43との間に収納されてそれらに係合し、或いは、第二可動ガイドレール50の支持板部51と係止板53との間に収納されてそれらに係合する。このように、可動ガイドレール4は、突出部材67に対して上下両側から当接可能に構成されている。
複数のカム体65は、複数の可動ガイドレール4のそれぞれに対応する幅方向Wの位置で駆動軸63に固定されている。本実施形態のカム体65は、摩擦式の締結要素(図示せず)を介して駆動軸63に固定されており、駆動軸63に対する幅方向Wの固定位置が可変となっている。カム体65は、締結要素を弛緩させた状態で幅方向Wにスライド自在であるとともに、締結要素を締結した状態で駆動軸63に強固に固定される。締結要素を介することで、複数の可動ガイドレール4のそれぞれに対応する幅方向Wの位置に、位置調整を行いながら複数のカム体65を容易に固定することができる。また、以下に述べるような各カム体65の姿勢調整も容易である。
複数のカム体65は、複数の可動ガイドレール4のそれぞれに対応させてそれぞれ予め定められた姿勢で駆動軸63に固定されている。カム体65は、第一可動ガイドレール40に係合する第一カム体65Aと、第二可動ガイドレール50に係合する第二カム体65Bとを含む。第一カム体65Aは、一対の第一可動ガイドレール40のそれぞれに対応するように2つ設けられており、第二カム体65Bも、一対の第二可動ガイドレール50のそれぞれに対応するように2つ設けられている。
一対の第一カム体65Aは、それぞれの第一可動ガイドレール40との係合部(すなわち、突出部材67)が同じ向きを向く姿勢で駆動軸63に固定されている。一対の第二カム体65Bは、それぞれの第二可動ガイドレール50との係合部(すなわち、突出部材67)が同じ向きを向く姿勢で駆動軸63に固定されている。第一カム体65Aと第二カム体65Bとは、それぞれの係合部どうしが異なる向きを向く姿勢(具体的には、180°異なる向きを向く姿勢)で駆動軸63に固定されている。
このような昇降機構60を搬送装置1が備えているので、駆動装置61が駆動軸63を回転駆動すると、それに連動して、複数の可動ガイドレール4が、それぞれに対応するカム体65の固定姿勢に応じて昇降する。単一の駆動装置61によって複数の可動ガイドレール4に共通の駆動軸63を回転駆動するだけで、複数の可動ガイドレール4をそれぞれのタイミングで個別に昇降することができる。
駆動装置61は、駆動軸63の回転位相を、第一位相P1と第二位相P2と第三位相P3とに切り替えることができる。ここで、本実施形態では、第一可動ガイドレール40に係合する第一カム体65Aの係合部(すなわち、突出部材67)と、第二可動ガイドレール50に係合する第二カム体65Bの係合部(すなわち、突出部材67)とが同じ高さとなるときの駆動軸63の回転位相を「第三位相P3」としている(図9を参照)。そして、この第三位相P3を基準位相(0°)として、一方側にθ°回転させたときの駆動軸63の回転位相(+θ°)を「第一位相P1」とし(図5を参照)、他方側にθ°回転させたときの駆動軸63の回転位相(−θ°)を「第二位相P2」としている(図7を参照)。駆動装置61は、駆動軸63の回転位相を、第一位相P1と第三位相P3との間で切り替えることができるとともに、第三位相P3と第二位相P2との間で切り替えることができる。なお、第一位相P1と第二位相P2との間の切り替えは、第三位相P3を経由して実行することができる。
第一位相P1では、図5に示すように、第一カム体65Aの係合部(すなわち、突出部材67)が駆動軸63の回転角(θ°)に応じて上昇する。すると、第一カム体65Aの突出部材67に対して上方から当接している支持板部41が突出部材67によって押し上げられ、これにより、第一可動ガイドレール40の全体が上昇する(上昇位置)。このとき、第一可動ガイドレール40は、アングル材45のガイド板部46の少なくとも一部(好ましくは上半分以上)が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に突出する状態となる。
一方、第一カム体65Aと180°の位相差を有する第二カム体65Bの係合部(すなわち、突出部材67)は、駆動軸63の回転角(θ°)に応じて、第一カム体65Aの係合部の上昇幅と同じだけ降下する。すると、第二カム体65Bの突出部材67に対して下方から当接している係止板53が突出部材67によって押し下げられ、これにより、第二可動ガイドレール50の全体が降下する(下降位置)。このとき、第二可動ガイドレール50は、その全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。なお、第二可動ガイドレール50が降下する際には、駆動軸63は支持板部51に形成されたU字状切欠部52Bに収まるので、駆動軸63との干渉を回避して第二可動ガイドレール50を適切に降下させることができるようになっている。
こうして、第一位相P1では、図6に示すように、一対の第一可動ガイドレール40が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に突出し、かつ、一対の第二可動ガイドレール50の全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。搬送装置1が小幅被搬送物Asを搬送する場合には、駆動軸63が第一位相P1となるように前もって駆動装置61を回転駆動すれば良い。こうすることで、上昇位置にある一対の第一可動ガイドレール40により、小幅被搬送物Asの幅方向Wの位置合わせを容易に行って当該小幅被搬送物Asの搬送を適切にガイドすることができる。
第二位相P2では、図7に示すように、第一カム体65Aの係合部(すなわち、突出部材67)が駆動軸63の回転角(−θ°)に応じて降下する。すると、第一カム体65Aの突出部材67に対して下方から当接している係止板43が突出部材67によって押し下げられ、これにより、第一可動ガイドレール40の全体が降下する(下降位置)。このとき、第一可動ガイドレール40は、その全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。なお、第一可動ガイドレール40が降下する際には、駆動軸63は支持板部41に形成されたU字状切欠部42Bに収まるので、駆動軸63との干渉を回避して第一可動ガイドレール40を適切に降下させることができるようになっている。
一方、第一カム体65Aと180°の位相差を有する第二カム体65Bの係合部(すなわち、突出部材67)は、駆動軸63の回転角(−θ°)に応じて、第一カム体65Aの係合部の降下幅と同じだけ上昇する。すると、第二カム体65Bの突出部材67に対して上方から当接している支持板部51が突出部材67によって押し上げられ、これにより、第二可動ガイドレール50の全体が上昇する(上昇位置)。このとき、第二可動ガイドレール50は、アングル材55のガイド板部56の少なくとも一部(好ましくは上半分以上)が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に突出する状態となる。
こうして、第二位相P2では、図8に示すように、一対の第二可動ガイドレール50が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に突出し、かつ、一対の第一可動ガイドレール40の全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。搬送装置1が中幅被搬送物Amを搬送する場合には、駆動軸63が第二位相P2となるように前もって駆動装置61を回転駆動すれば良い。こうすることで、上昇位置にある一対の第二可動ガイドレール50により、中幅被搬送物Amの幅方向Wの位置合わせを容易に行って当該中幅被搬送物Amの搬送を適切にガイドすることができる。
第三位相P3では、図9に示すように、第一カム体65A及び第二カム体65Bのそれぞれの係合部(すなわち、突出部材67)が同じ高さとなる。第一カム体65Aの係合部の位置は第一位相P1での高さよりも低く、かつ、第二カム体65Bの係合部の位置は第二位相P2での高さよりも低い。第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50は、いずれも、第一カム体65A及び第二カム体65Bの係合部の位置に応じて、上昇位置と下降位置との間の中間位置に位置する状態となる。このとき、第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50は、いずれも、それらの全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。
こうして、第三位相P3では、図10に示すように、一対の第一可動ガイドレール40及び一対の第二可動ガイドレール50の両方の全体が被搬送物Aの支持高さLよりも下方に収まる状態となる。搬送装置1が大幅被搬送物ALを搬送する場合には、駆動軸63が第三位相P3となるように前もって駆動装置61を回転駆動すれば良い。こうすることで、一対の固定ガイドレール30により、大幅被搬送物ALの幅方向Wの位置合わせを容易に行って当該大幅被搬送物ALの搬送を適切にガイドすることができる。
このように、本実施形態では、複数の可動ガイドレール4が、駆動装置61による駆動軸63の回転駆動に連動して、それぞれに対応するカム体65の固定姿勢に応じて昇降するように構成されている。単一の駆動装置61が複数の可動ガイドレール4の昇降のために共用されており、必要なアクチュエータが1つだけとなっている。こうして、搬送装置1の小型化及び低コスト化が図られている。小型の搬送装置1は、本実施形態のように台車上に搭載されて台車式搬送装置として用いられる場合に特に有利である。
本実施形態の搬送装置1には、複数の可動ガイドレール4の昇降状態を検出するため、昇降状態検出部70が設けられている。昇降状態検出部70は、一対の第一可動ガイドレール40のうちの1つについて、それが上昇位置、下降位置、及び中間位置のいずれの位置にあるかを検出する。本実施形態では、一対の第一カム体65Aの固定構造上、一対の第一可動ガイドレール40は同期して昇降するので、昇降状態検出部70による検出結果に基づき、一対の第一可動ガイドレール40の両方の位置を検出することができる。また、第一カム体65A及び第二カム体65Bの固定構造上、第一可動ガイドレール40と第二可動ガイドレール50とは相関してシーソー状に昇降するので、昇降状態検出部70による検出結果に基づき、一対の第二可動ガイドレール50の位置も検出できる。
より具体的には、昇降状態検出部70は、図11に示すように、第一センサ71、第二センサ72、第三センサ73、及び第四センサ74の4つのセンサを含んで構成されている。これらは、例えば透過形光電センサで構成することができる。センサ71〜74は、それぞれ平面視でコの字状(角張ったU字状)をなす支持ブラケット75を用いて、互いに異なる高さの位置に設置されている。なお、上から順に第一センサ71、第二センサ72、第三センサ73、及び第四センサ74とする。センサ71〜74を保持する支持ブラケット75は、支持部材を介して、第二コンベヤ20Bのケーシング23における第一可動ガイドレール40側の側面に固定されている。
第一可動ガイドレール40の連結部材44における第二コンベヤ20B側の側面には、コの字状の支持ブラケット75の溝部に進入可能な遮蔽板76が固定されている。遮蔽板76は、所定の上下幅を有する帯板状部材をL字状に屈曲させて構成されている。図11及び図12に示すように、第一センサ71と第二センサ72との上下方向の離間幅、及び第三センサ73と第四センサ74との上下方向の離間幅は、いずれも、遮蔽板76の上下幅よりも小さく設定されている。一方、第二センサ72と第三センサ73との上下方向の離間幅は、図13に示すように、遮蔽板76の上下幅よりも大きく設定されている。第二センサ72と第三センサ73との離間幅は、遮蔽板76の上下幅よりも僅かに大きく(例えば3%〜25%、その中でも例えば5%〜10%程度大きく)設定されると良い。
上述した第一位相P1では、第一可動ガイドレール40は上昇位置を採ることになる。このとき、実際に上昇位置まで上昇していれば、図11に示すように、第一可動ガイドレール40に固定された遮蔽板76が、正面視で第一センサ71及び第二センサ72の両方と重なる状態(すなわち、投射光を遮る状態)となる。よって、上側の2つのセンサである第一センサ71及び第二センサ72が共にオンとなったことに基づき、一対の第一可動ガイドレール40が実際に上昇位置にあり、合わせて、一対の第二可動ガイドレール50が実際に下降位置にあることを判定することができる。この肯定的な判定に基づき、搬送装置1の動作を制御する上位コントローラが小幅被搬送物Asの搬送を許可するように構成されると好適である。
また、第二位相P2では、第一可動ガイドレール40は下降位置を採ることになる。このとき、実際に下降位置まで降下していれば、図12に示すように、遮蔽板76が、正面視で第三センサ73及び第四センサ74の両方と重なる状態となる。よって、下側の2つのセンサである第三センサ73及び第四センサ74が共にオンとなったことに基づき、一対の第一可動ガイドレール40が実際に下降位置にあり、合わせて、一対の第二可動ガイドレール50が実際に上昇位置にあることを判定することができる。この肯定的な判定に基づき、上位コントローラが、中幅被搬送物Amの搬送を許可するように構成されると好適である。
また、第三位相P3では、第一可動ガイドレール40は中間位置を採ることになる。このとき、実際にちょうど上昇位置と下降位置との中間の位置にあれば、図13に示すように、遮蔽板76は、第二センサ72と第三センサ73との間に収まり、正面視で全てのセンサ71〜74とは重ならない状態(すなわち、投射光を遮らない状態)となる。よって、4つのセンサ71〜74が全てオフとなっていることに基づき、一対の第一可動ガイドレール40及び一対の第二可動ガイドレール50が実際に中間位置にあることを判定することができる。この肯定的な判定に基づき、上位コントローラが、大幅被搬送物ALの搬送を許可するように構成されると好適である。
なお、第三位相P3を狙って制御したにも関わらず、第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50が中間位置からある程度ずれた場合には、遮蔽板76が、正面視で第三センサ73及び第四センサ74のいずれかと重なる状態となる。よって、第二センサ72及び第三センサ73のいずれかがオンとなったことに基づき、第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50が中間位置からずれていることを判定することができる。例えば、第一可動ガイドレール40及び第二可動ガイドレール50のいずれかが、その一部が被搬送物Aの支持高さLよりも上方に突出した状態となっていることを判定することができる。このような場合には、上位コントローラが、大幅被搬送物ALの搬送を禁止するように構成されると好適である。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、対をなす可動ガイドレール4が2組設けられ、計4つの可動ガイドレール4が設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、複数設けられる可動ガイドレール4の個数は任意である。すなわち、可動ガイドレール4の個数は、2個であっても良いし、4以上の偶数個であっても良い。或いは、可動ガイドレール4の個数は、3以上の奇数個であっても良い。可動ガイドレール4の個数が多くなる場合には、分割軸64の本数を増加させることによって対応することができる。
(2)上記の実施形態では、可動ガイドレール4が、カム体65(具体的には突出部材67)に対して上下両側から当接可能に構成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば係止板43,53の設置が省略されて、可動ガイドレール4がカム体65に対して上側だけから当接可能に構成されても良い。この場合、例えばカム体65側でも突出部材67が省略されて、可動ガイドレール4がカム体65のカムプレート66に対して上側だけから当接するように構成されても良い。
(3)上記の実施形態では、第一カム体65Aと第二カム体65Bとが、それぞれの係合部(すなわち、突出部材67)どうしが180°異なる向きを向く姿勢で駆動軸63に固定されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一カム体65Aと第二カム体65Bとは、それぞれの係合部どうしが少なくとも異なる向きを向く姿勢となっていれば、それらの固定姿勢は任意であって良い。第一位相P1、第二位相P2、及び第三位相P3は、各カム体65の固定姿勢に応じて設定されると良い。
(4)上記の実施形態では、昇降機構60を構成する駆動装置61が電気モータで構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、駆動機構61としては、例えば空気等の流体圧で動作するロータリーアクチュエーター等の他の機構を用いることもできる。
(5)上記の実施形態では、昇降機構60を構成する駆動軸63が複数の分割軸64で構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、駆動装置61から幅方向Wの両側に延出する駆動軸63のそれぞれが単一の軸部材で構成されても良い。また、駆動装置61が例えば幅方向Wの一方側の端部に寄せて(例えば第三コンベヤ30Cと固定ガイドレール30との間に)配置され、駆動軸63が完全に単一の軸部材で構成されても良い。
(6)上記の実施形態では、昇降状態検出部70が、上下方向に沿って所定間隔で設置された4つのセンサ71〜74と遮蔽板76とを含んで構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、複数の可動ガイドレール4のそれぞれが上昇位置、下降位置、及び中間位置のいずれの位置にあるかを検出できれば、昇降状態検出部70の具体的構成態様は任意であって良い。
(7)上記の実施形態では、コンベヤ20として、チェーンコンベヤを用いる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、コンベヤ20としては、例えばベルトコンベヤやローラコンベヤ等を用いても良い。
(8)上記の実施形態では、有軌道台車式の搬送装置1を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本開示に係る技術は、例えば無軌道台車式や定置式等、他の方式の搬送装置にも広く適用することが可能である。
(9)上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
〔実施形態の概要〕
以上をまとめると、本開示に係る搬送装置は、好適には、以下の各構成を備える。
搬送装置であって、
搬送方向に沿って被搬送物を搬送するコンベヤと、
前記搬送方向に直交する幅方向の複数箇所に前記搬送方向に沿って設けられた複数の可動ガイドレールと、
前記幅方向に沿って配設された駆動軸と、
前記駆動軸を回転駆動する駆動装置と
複数の前記可動ガイドレールの昇降状態を検出する昇降状態検出部と、を備え、
前記駆動軸に、複数の前記可動ガイドレールのそれぞれに対応させて複数のカム体がそれぞれの姿勢で固定され、
複数の前記可動ガイドレールが、前記駆動装置による前記駆動軸の回転駆動に連動して、それぞれに対応する前記カム体の固定姿勢に応じて昇降するように構成されている。
この構成によれば、複数のカム体が固定されている駆動軸を駆動装置が回転駆動すると、それに連動して、複数の可動ガイドレールが、それぞれに対応するカム体の固定姿勢に応じて昇降する。単一の駆動装置が複数の可動ガイドレールの昇降のために共用されるので、必要なアクチュエータが1つだけで済み、搬送装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。特に、設置する可動ガイドレールの個数が2つを超えて増加する場合でも、アクチュエータの個数は増加させずに駆動軸に固定するカム体の個数を増加させることによって対応することができる。よって、搬送装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、各種サイズの被搬送物の搬送を適切にガイドすることができる。
また、複数の可動ガイドレールがそれぞれ所期の位置(上昇位置/降下位置/(必要に応じて)その他の位置)にあるか否かを検出することができる。そして、その検出結果に基づいて、異常の有無を容易に判定することができる。
一態様として、
前記カム体は、カムプレートと、当該カムプレートの先端部から前記幅方向に突出する突出部材と、を有し、
前記可動ガイドレールが、前記突出部材に対して上下両側から当接可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、カム体のカムプレートの先端部に設けられた突出部材に可動ガイドレールが下側からも当接するので、重力の作用によってだけではなく、駆動装置の駆動力も利用して可動ガイドレールを降下させることができる。よって、可動ガイドレールの昇降動作を確実性高く行うことができる。
一態様として、
前記駆動軸が、前記幅方向に分割された複数の分割軸で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、一体回転するように連結される分割軸の個数に応じて、幅方向における可動ガイドレールの設置数や設置幅を容易に調整することができる。
一態様として、
前記カム体が、前記駆動軸に対する前記幅方向の固定位置が可変となっていることが好ましい。
この構成によれば、駆動軸に対する各カム体の幅方向の固定位置に応じて、幅方向における可動ガイドレールの設置位置を容易に調整することができる。
一態様として、
複数の前記可動ガイドレールに対して前記幅方向の両側に分かれて前記搬送方向に沿って設けられた一対の固定ガイドレールをさらに備え、
複数の前記可動ガイドレールとして、同期して昇降する一対の第一可動ガイドレールと、一対の前記第一可動ガイドレールに対して前記幅方向の両外側に配置されて同期して昇降する一対の第二可動ガイドレールと、を含み、
前記駆動装置が、前記駆動軸の回転位相を、一対の前記第一可動ガイドレールが前記コンベヤによる前記被搬送物の支持高さよりも上方に突出し且つ一対の前記第二可動ガイドレールの全体が前記支持高さよりも下方に収まる第一位相と、一対の前記第二可動ガイドレールが前記支持高さよりも上方に突出し且つ一対の前記第一可動ガイドレールの全体が前記支持高さよりも下方に収まる第二位相と、一対の前記第一可動ガイドレール及び一対の前記第二可動ガイドレールの両方の全体が前記支持高さよりも下方に収まる第三位相と、に切替可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、駆動装置が駆動軸の回転位相を第一位相と第二位相と第三位相とに切り替えることで、固定ガイドレール又は複数の可動ガイドレールによるガイド幅を3段階以上に切り替えることができる。よって、小型化及び低コスト化を図りつつ、異なる3種以上のサイズの被搬送物の搬送を適切にガイドすることができる。
一態様として、
前記第一可動ガイドレールに係合する前記カム体である第一カム体と、前記第二可動ガイドレールに係合する前記カム体である第二カム体とが、それぞれの係合部どうしが異なる向きを向く姿勢で前記駆動軸に固定されており、
前記第一カム体側の係合部と前記第二カム体側の係合部とが同じ高さとなるときの前記駆動軸の回転位相が前記第三位相であり、前記第三位相から前記駆動軸を一方側にθ°回転させて前記第一位相となり、前記第三位相から前記駆動軸を他方側にθ°回転させて前記第二位相となることが好ましい。
この構成によれば、第一カム体側の係合部と第二カム体側の係合部とが同じ高さとなるときの駆動軸の回転位相(第三位相)を基準として、駆動軸を±θ°だけ回転させることによって第一位相と第二位相とを容易に切り替えることができる。そして、−θ°〜+θ°の範囲内で駆動軸を回動させて、固定ガイドレール又は複数の可動ガイドレールによるガイド幅を3段階以上に切り替えることができる。
本開示に係る搬送装置は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができれば良い。
1 搬送装置
4 可動ガイドレール
20 コンベヤ
30 固定ガイドレール
40 第一可動ガイドレール
50 第二可動ガイドレール
60 昇降機構
61 駆動装置
63 駆動軸
64 分割軸
65 カム体
65A 第一カム体
65B 第二カム体
66 カムプレート
67 突出部材(係合部)
70 昇降状態検出部
A 被搬送物
L 支持高さ
P1 第一位相
P2 第二位相
P3 第三位相
T 搬送方向
W 幅方向

Claims (6)

  1. 搬送方向に沿って被搬送物を搬送するコンベヤと、
    前記搬送方向に直交する幅方向の複数箇所に前記搬送方向に沿って設けられた複数の可動ガイドレールと、
    前記幅方向に沿って配設された駆動軸と、
    前記駆動軸を回転駆動する駆動装置と
    複数の前記可動ガイドレールの昇降状態を検出する昇降状態検出部と、を備え、
    前記駆動軸に、複数の前記可動ガイドレールのそれぞれに対応させて複数のカム体がそれぞれの姿勢で固定され、
    複数の前記可動ガイドレールが、前記駆動装置による前記駆動軸の回転駆動に連動して、それぞれに対応する前記カム体の固定姿勢に応じて昇降するように構成されている搬送装置。
  2. 前記カム体は、カムプレートと、当該カムプレートの先端部から前記幅方向に突出する突出部材と、を有し、
    前記可動ガイドレールが、前記突出部材に対して上下両側から当接可能に構成されている請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記駆動軸が、前記幅方向に分割された複数の分割軸で構成されている請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記カム体が、前記駆動軸に対する前記幅方向の固定位置が可変となっている請求項1からのいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 複数の前記可動ガイドレールに対して前記幅方向の両側に分かれて前記搬送方向に沿って設けられた一対の固定ガイドレールをさらに備え、
    複数の前記可動ガイドレールとして、同期して昇降する一対の第一可動ガイドレールと、一対の前記第一可動ガイドレールに対して前記幅方向の両外側に配置されて同期して昇降する一対の第二可動ガイドレールと、を含み、
    前記駆動装置が、前記駆動軸の回転位相を、一対の前記第一可動ガイドレールが前記コンベヤによる前記被搬送物の支持高さよりも上方に突出し且つ一対の前記第二可動ガイドレールの全体が前記支持高さよりも下方に収まる第一位相と、一対の前記第二可動ガイドレールが前記支持高さよりも上方に突出し且つ一対の前記第一可動ガイドレールの全体が前記支持高さよりも下方に収まる第二位相と、一対の前記第一可動ガイドレール及び一対の前記第二可動ガイドレールの両方の全体が前記支持高さよりも下方に収まる第三位相と、に切替可能に構成されている請求項1からのいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記第一可動ガイドレールに係合する前記カム体である第一カム体と、前記第二可動ガイドレールに係合する前記カム体である第二カム体とが、それぞれの係合部どうしが異なる向きを向く姿勢で前記駆動軸に固定されており、
    前記第一カム体側の係合部と前記第二カム体側の係合部とが同じ高さとなるときの前記駆動軸の回転位相が前記第三位相であり、前記第三位相から前記駆動軸を一方側にθ°回転させて前記第一位相となり、前記第三位相から前記駆動軸を他方側にθ°回転させて前記第二位相となる請求項に記載の搬送装置。
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