JP6696457B2 - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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本発明は、回転電機を制御する制御装置を一体に備えた制御装置一体型回転電機に関する。
従来、回転電機と、制御装置とを備えた制御装置一体型回転電機がある。
制御装置一体型回転電機は、回転電機と、制御装置(インバータアッセンブリとも称する)と、を備えている。制御装置は、パワーモジュールと、ヒートシンクと、接続ターミナルと、バスバーと、絶縁体とを備えている。パワーモジュールは、熱伝導性及び絶縁性を有する接着剤を介してヒートシンクに接着されている。接続ターミナル及びバスバーは、内壁部、外壁部及び平壁部を有し、ケース部材を構成する絶縁体にインサート成形されている。絶縁体は、接着剤を介してヒートシンクに接着され、絶縁体とヒートシンクによって構成される凹部にパワーモジュールが収容されている。パワーモジュールの端子は、接続ターミナル及びバスバーに接続されている。絶縁体とヒートシンクによって形成される凹部には、絶縁性を有する充填材が充填されている。
制御装置一体型回転電機は、例えば、特許文献1〜2に記載されている。
そして、特許文献1の制御装置一体型回転電機では、スイッチング素子などの内部回路が同等で外形が略対称形状の異なる2種類のパワーモジュールを各1個ずつ組み合わせてヒートシンクに配置させることで、前記2種類のパワーモジュールは、前記樹脂材から外部に露出する端子のうちの少なくとも各1つが、それらの2種類のパワーモジュールを組み合わせたときに、その先端が両パワーモジュールの端面から等距離で、互いに1列に並ぶ構成としている。その結果、回転電機の小型化が図れ、冷却性や信頼性を向上させることができることを開示している。
また、特許文献2には、制御装置の半導体装置(パワーモジュール)を車両用回転電機のインバータの上下アームのスイッチング素子として使用する場合、各相の上下アームごとに各スイッチング素子が必要となり、ワイヤ本数及び温度測定素子と接続する信号端子数が増え、結果として、制御装置(制御用IC)の信号端子も増えるという問題に対し、上下アームのスイッチング素子で構成したパワーモジュールを用い、更に上下アームのいずれかの温度検出素子を信号端子と接続することで、制御ICのポート数が減少できるとともに小型化を図ることができることを開示している。
特開2014−45629号公報 特開2011−243909号公報
しかしながら、特許文献1に記載された制御装置一体型では、2組の3相固定子巻線で構成される回転電機のモジュールに、特許文献2に記載のように上下アームを2個のスイッチング素子で制御可能なモジュールを構成して使用している。つまり、特許文献1の回転電機では、合計6個のモジュールを用いている。
このような制御装置一体型で全ての相の固定子巻線の異常を検知するためには、搭載された6個のパワーモジュールそれぞれの温度を監視する必要があり、温度の監視結果(測定結果)が送られる制御装置(制御用IC)のポート数が多くなるという問題が生じる。ポート数の増加は、制御装置(制御用IC)の粗大化を招き、その結果として制御装置一体型の体格の粗大化を招いていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、固定子巻線の異常の検知を行うことができる制御装置一体型回転電機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の制御装置一体型回転電機は、3相の固定子巻線を2組備える固定子と、回転子と、を備えた回転電機と、回転電機の制御回路を構成し、電子部品を具備する制御基板と、制御回路で制御される複数のスイッチング素子を有する複数のモジュールと、を有する電力変換装置と、を備えた制御装置一体型回転電機であって、少なくとも一つのモジュールは、異なる2組の固定子巻線を制御するスイッチング素子と、モジュールの状態を検出する検出素子と、を有する。
この構成によれば、少なくとも一つのモジュールが異なる2組の固定子巻線を制御している。そして、この少なくとも一つのモジュールの状態を検出素子で検知することで、2組の固定子巻線の異常を検知できる。つまり、少なくとも一つのモジュールの状態のみから2組の固定子巻線の異常を検知でき、回転電機全体での検出素子の設置数を減らすことができる。このことは、検出素子の検出結果が送られる制御装置(制御用IC)のポート数を少なくすることができる。
請求項2に記載の制御装置一体型回転電機は、電力変換装置が、異なる2組の固定子巻線を制御する第1のモジュールと、同じ組の固定子巻線を制御する第2のモジュールと、を有する。この構成によると、2組の固定子巻線のうちいずれかの組で異常が発生した場合に、第1のモジュールと第2のモジュールとのそれぞれの検出結果から、異常が発生した組の固定子巻線を検知できる。
請求項3に記載の制御装置一体型回転電機は、第1のモジュールは、検出素子として第1のモジュールの温度を検出する温度検出素子を有する。この構成によると、第1のモジュールの状態を温度により検出できる。
請求項4に記載の制御装置一体型回転電機は、第2のモジュールは、検出素子として第2のモジュールの温度を検出する温度検出素子を有する。この構成によると、第2のモジュールの状態を温度により検出できる。
請求項5に記載の制御装置一体型回転電機は、各モジュールは、別のモジュールと熱的に絶縁した状態でヒートシンクを備える。この構成によると、各モジュールは、隣接するモジュール間でヒートシンクを介した熱の伝達が抑えられる。この結果、伝達した熱を検出することによる検出結果の精度の低下が抑えられる。
請求項6に記載の制御装置一体型回転電機は、制御基板が開いた環状を有し、かつ各モジュールが開いた環状の周方向に沿って配設され、少なくとも一つのモジュールは、環状の開いた部分に対称な位置に配設する。この構成によると、少なくとも一つのモジュールが、環状の開いた部分に近接しない。このため、環状の開いた部分で放熱が生じる場合でも、少なくとも一つのモジュールの熱がこの開いた部分から放熱することが抑えられる。その結果、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。なお、開いた部分に対称な位置とは、制御基板の環状の中心を基準とした周方向で対称な位置を示す。
また、この構成によると、少なくとも一つのモジュール以外のモジュールを、少なくとも一つのモジュールと環状の開いた部分の間に設置することとなる。この場合、少なくとも一つのモジュール以外の他のモジュールの熱を、環状の開いた部分で放熱できる。その結果、少なくとも一つのモジュールが隣接する他のモジュールからの熱の影響を抑えられる。
請求項7に記載の制御装置一体型回転電機は、制御基板が開いた環状を有し、かつ各モジュールが開いた環状の周方向に沿って配設され、第1のモジュールは、環状の開いた部分に対称な位置に配設する。
この構成によると、第1のモジュールが、環状の開いた部分に対称な位置に位置することとなり、第1のモジュールの熱がこの開いた部分から放熱することが抑えられる。詳しくは、固定子巻線の状態(異常)を検出する第1のモジュールと、環状の開いた部分との距離(制御基板を介した伝熱距離)が長くなり、第1のモジュールが発熱した場合でも、環状の開いた部分から放熱が生じにくくなる。
更に、この構成によると、第2のモジュールが、第1のモジュールと環状の開いた部分との間に位置することとなり、第1のモジュールが発熱した場合、環状の開いた部分に向かって伝熱をしても、間に配設した第2のモジュールが伝熱を阻害する。
これらの結果、この構成によると、第1のモジュールでの固定子巻線の状態(異常)を検出精度の低下が抑えられる。
請求項8に記載の制御装置一体型回転電機は、制御基板が開いた環状を有し、環状の開いた部分には、固定子巻線を制御するスイッチング素子を外部接続部材と接続する接続部材が設けられる。この構成によると、環状の開いた部分での放熱に接続部材も用いられる。接続部材は放熱性に優れており、モジュールが発熱した場合にモジュールの接続部材を介して伝熱を生じる。すなわち、環状の開いた部分における放熱の熱量を大きくすることができる。その結果、正常なモジュールが隣接する他のモジュールからの熱の影響を抑えられ、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。
請求項9に記載の制御装置一体型回転電機は、電力変換装置は、外部接続部材と接続する接続部材とヒートシンクを一体成型した樹脂ケースに、制御基板及びモジュールを内包するように、樹脂でポッティングしている。この構成によると、樹脂でポッティングされていることから、モジュールの温度検出素子が、周囲の温度の影響を低減できる。また、電力変換装置内に異物が存在した場合に、ポッティングした樹脂が異物の接触や衝突を抑えることができる。その結果、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。
実施形態の制御装置一体型回転電機の平面図である。 図1中のII−II矢視断面図である。 実施形態での反回転電機側から見たケース部材の平面図である。 図3中のIV−IV矢視断面図である。 回転電機取り付け面側から見たケース部材の平面図である。 反回転電機側から見た固定部材の平面図である。 固定部材の側面図である。 回転電機取り付け面側から見た固定部材の平面図である。 反回転電機側から見た別の固定部材の平面図である。 別の固定部材の側面図である。 回転電機取り付け面側から見た別の固定部材の平面図である。 反回転電機側から見たパワーモジュール用ヒートシンクの平面図である。 パワーモジュール用ヒートシンクの側面図である。 回転電機取り付け面側から見たパワーモジュール用ヒートシンクの平面図である。 反回転電機側から見た、パワーモジュールが配置された状態におけるケース部材の平面図である。 図15におけるXVI−XVI矢視断面図である。 反回転電機側から見た、配線基板が配置された状態におけるケース部材の平面図である。 図17におけるXVIII−XVIII矢視断面図である。 配線基板に実装された界磁回路IC及び界磁回路IC用ヒートシンク周辺の断面図である。 配線基板に実装されたマイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ用ヒートシンク周辺の断面図である。 充電部材が充填された状態における制御装置の断面図である。 実施形態の制御装置一体型回転電機の回路図である。 変形形態1の制御装置一体型回転電機の回路図である。 変形形態2の制御装置一体型回転電機の断面図である。
以下、具体的な実施形態を用いて本発明をより詳しく説明する。実施形態では、本発明に係る制御装置一体型回転電機を、車両に搭載される制御装置一体型回転電機に適用した例を示す。
[実施形態]
まず、図1〜図22を参照して本実施形態の制御装置一体型回転電機の構成について説明する。
本形態の制御装置一体型回転電機1は、車両に搭載され、バッテリB(一部の図では図示略。)から電力が供給されることで、車両を駆動するための駆動力を発生する装置である。また、車両のエンジンから駆動力が供給されることで、バッテリBを充電するための電力を発生する装置でもある。制御装置一体型回転電機1(以下、一体型回転電機1とも称する。)は、回転電機2と、制御装置3とを備えている。
図1は、本形態の制御装置一体型回転電機1を反回転電機側から見た平面図である。図2は、図1中のII−II矢視断面図である。
(回転電機)
回転電機2は、電力が供給されることで、車両を駆動するための駆動力を発生する機器である。また、エンジンから駆動力が供給されることで、バッテリを充電するための電力を発生する機器でもある。回転電機2は、ハウジング20と、固定子21と、回転子22と、スリップリング23と、ブラシ24と、回転角度検出用磁石25と、を備えている。
ハウジング20は、固定子21及び回転子22を収容するとともに、回転子22を回転可能に支持する部材である。また、制御装置3が固定される部材でもある。ハウジング20は、制御装置3が固定される際に制御装置3と嵌合する、円弧板状の嵌合部20aを備えている。
固定子21は、磁路の一部を構成するとともに、電流が流れることで回転磁界を発生する部材である。固定子21は、固定子コア21aと、2組の固定子巻線21b、21cとを備えている。
回転子22は、磁路の一部を構成するとともに、電流が流れることで磁極を形成する部材である。回転子22は、回転軸22aと、回転子コア22bと、回転子巻線22cとを備えている。
スリップリング23及びブラシ24は、回転子巻線22cに直流を供給する部材である。スリップリング23は、絶縁部材23aを介して回転軸22aの外周面に固定されている。ブラシ24は、バネ24aによって回転軸22a側に押圧され、端面をスリップリング23の外周面に接触させた状態でブラシホルダ24bに保持されている。
回転角度検出用磁石25は、回転子22の回転角度を検出するための磁界を発生する部材である。回転角度検出用磁石25は、磁石ホルダ25aに保持された状態で、回転軸22aの軸方向端部に固定されている。
(制御装置)
制御装置3は、回転電機2に駆動力を発生させるために、バッテリBから回転電機2に供給される電力を制御する装置である。また、バッテリBを充電するために、回転電機2の発生した電力を変換してバッテリBに供給する装置でもある。制御装置3は、電力変換装置に相当する。
制御装置3は、図2、図3及び図17に示すように、配線基板30と、電源配線部材31a、31bと、固定子配線部材31cと、回転子配線部材31d、外部通信用配線部材31eと、回転角度検出回路IC32と、パワーモジュール33(33A、33B、33C)と、界磁回路IC34と、マイクロコンピュータ35と、ケース部材36aと、固定部材36b、36cと、蓋部材36dと、パワーモジュール用ヒートシンク37(37A、37B、37C)と、界磁回路IC用ヒートシンク37Dと、マイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eと、充填部材38と、を備えている。
図3は、本形態の制御装置一体型回転電機1のケース部材36aを反回転電機側から見た平面図である。図17は、配線基板30が配置された状態のケース部材36aを反回転電機側から見た平面図である。
配線基板30は、回転角度検出回路IC32、パワーモジュール33A、33B、33C、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35の間を配線するための板状の内部配線部材である。配線基板30は、表面及び内層に配線パターンが形成されている。配線基板30は制御基板に相当し、パワーモジュール33(33A、33B、33C)がモジュールに相当する。
配線基板30は、回転電機2の回転軸22aの伸びる方向に垂直な方向に広がるように、かつ一部が開いた環状をなすように形成されている。ここで、開いた環状とは、周方向の一部が開いた環状、すなわち、周方向の一部で中心方向に欠損した形状を示す。具体的には、C字状やU字状を例示できる。さらに、開いた環状の周方向の一部で中心方向に欠損した形状において、欠損した部分が中心(重心)に到達していなくてもよい。つまり、外周の端部から、中心方向に一部が欠損した構成でもよい。
電源配線部材31a、31bは、図3及び図4に示すように、配線基板30の電源接続部及びパワーモジュール33A、33B、33Cの電源端子を、ケース部材36aの外部に設けられたバッテリBに配線するための導電性の金属からなる外部配線部材である。例えば、銅板や鋼板を屈曲成形して構成される部材である。図4は、図3中のIV−IV矢視断面図である。
電源配線部材31a、31bは、配線基板30との接続部31f、31g及びパワーモジュール33A、33B、33Cとの接続部31h、31iをケース部材36aの内部に露出させるとともに、バッテリBとの接続部31j、31kをケース部材36aの外部に露出させた状態でケース部材36aにインサート成形されている。
電源配線部材31bは、配線基板30の開いた環状の開いた部分に突出し、その先端に外部のバッテリBと接続する接続端子(図示せず)を設けることができる。接続端子は、バッテリBに配線するための導電性の金属からなる部材である。例えば、銅板や鋼板を屈曲成形して構成される部材であり、好ましくは鋼板を曲成してなる部材である。接続端子を鋼板から形成することで、電源配線部材31bが銅のような軟質の金属よりなる場合でも、外部のバッテリBと接続するための外部の端子と強固に接続できる。この場合、接続端子は、電源配線部材31bとともにケース部材36aにインサート成形されていることが好ましい。
固定子配線部材31cは、図3〜図5に示すように、パワーモジュール33A、33B、33Cの出力端子を、ケース部材36aの外部に設けられた固定子巻線21b、21cに配線するための導電性の金属からなる外部配線部材である。固定子配線部材31cは、例えば、銅板や鋼板を屈曲成形して構成される部材である。固定子配線部材31cは、パワーモジュール33A、33B、33Cとの接続部31lをケース部材36aの内部に露出させるとともに、固定子巻線21bとの接続部31mをケース部材36aの外部に露出させた状態でケース部材36aにインサート成形されている。図5は、ケース部材36aを回転電機取り付け面側から見た平面図である。
回転子配線部材31dは、配線基板30の回転子巻線接続部を、ケース部材36aの外部に設けられた回転子巻線22cに、ブラシ24及びスリップリング23を介して配線するための導電性の金属からなる外部配線部材である。例えば銅板や鋼板を屈曲成形して構成される部材である。回転子配線部材31dは、配線基板30との接続部31nをケース部材36aの内部に露出させるとともに、ブラシ24との接続部31oをケース部材36aの外部に露出させた状態でケース部材36aにインサート成形されている。
外部通信用配線部材31eは、配線基板30の外部通信用接続部を、ケース部材36aの外部に設けられた外部装置に配線するための導電性の金属からなる外部配線部材である。例えば銅板や鋼板を屈曲成形して構成される部材である。外部通信用配線部材31eは、配線基板30との接続部31pをケース部材36aの内部に露出させるとともに、外部装置との接続部31qをケース部材36aの外部に露出させた状態でケース部材36aにインサート成形されている。
回転角度検出回路IC32は、回転角度検出用磁石25の発生した磁界から回転子22の回転角度を検出するための回路を構成する電子部品である。回転角度検出回路IC32は、配線基板30に設けられる。
パワーモジュール33は、インバータ回路を構成する電子部品である。パワーモジュール33は、複数である4つのスイッチング素子(MOSFET33a〜33d)と、ダイオード33eと、温度検出素子33fと、を備えている。パワーモジュール33は、マイクロコンピュータ35によって制御され、所定タイミングでスイッチング素子(MOSFET33a〜33d)をスイッチングさせることで、バッテリBから供給される直流を3相交流に変換して固定子巻線21b、21cに供給する。また、スイッチング素子(MOSFET33a〜33d)のスイッチングを停止させることで、ダイオード33eによって固定子巻線21b、21cから供給される3相交流を直流に変換してバッテリBに供給する。
本形態では、パワーモジュール33として、3つのパワーモジュール33A、33B、33Cを備える。図22は、本形態の制御装置一体型回転電機1の回路図である。
パワーモジュール33Aは、4つのスイッチング素子(MOSFET33Aa〜33Ad)を有する。MOSFET33Aa、33Ab及びMOSFET33Ac、33Adは、それぞれ直列接続されている。MOSFET33Aa、33AcのソースがMOSFET33Ab、33Adのドレインにそれぞれ接続されている。直列接続した2つのMOSFET33Aa、33Abのうち、バッテリBの正極側に接続するMOSFET33Aaは高電位側スイッチング素子に当たり、MOSFET33Abは低電位側スイッチング素子に当たる。パワーモジュール33Aは、少なくとも一つのモジュールや、第1のモジュールに相当する。
パワーモジュール33Bは、4つのスイッチング素子(MOSFET33Ba〜33Bd)を有する。MOSFET33Ba、33Bb及びMOSFET33Bc、33Bdは、それぞれ直列接続されている。MOSFET33Ba、33BcのソースがMOSFET33Bb、33Bdのドレインにそれぞれ接続されている。直列接続した2つのMOSFET33Ba、33Bbのうち、バッテリBの正極側に接続するMOSFET33Baは高電位側スイッチング素子に当たり、MOSFET33Bbは低電位側スイッチング素子に当たる。パワーモジュール33Bは、第2のモジュールに相当する。
パワーモジュール33Cは、4つのスイッチング素子(MOSFET33Ca〜33Cd)を有する。MOSFET33Ca、33Cb及びMOSFET33Cc、33Cdは、それぞれ直列接続されている。MOSFET33Ca、33CcのソースがMOSFET33Cb、33Cdのドレインにそれぞれ接続されている。直列接続した2つのMOSFET33Ca、33Cbのうち、バッテリBの正極側に接続するMOSFET33Caは高電位側スイッチング素子に当たり、MOSFET33Cbは低電位側スイッチング素子に当たる。パワーモジュール33Cは、第2のモジュールに相当する。
図22に示すように、パワーモジュール33Aは、MOSFET33Aa、33Abが1組の3相固定子巻線21bに、MOSFET33Ac、33Adが別の1組の3相固定子巻線21cに、それぞれ接続されている。すなわち、パワーモジュール33Aは、2組の3相固定子巻線21b、21cを制御する。
パワーモジュール33Bは、MOSFET33Ba〜33Bdが1組の3相固定子巻線21bに接続している。パワーモジュール33Cは、MOSFET33Ca〜33Cdが別の1組の3相固定子巻線21cに接続している。すなわち、パワーモジュール33B、33Cは、それぞれ異なる1組の3相固定子巻線21b、21cを制御する。
パワーモジュール33A、33B、33Cに搭載した温度検出素子33Af、33Bf、33Cfは、それぞれが搭載されるモジュール33A、33B、33Cの温度を検出する。温度検出素子33Af、33Bf、33Cfは、従来と同様のものを用いることができ、本形態ではダイオードが用いられる。温度検出素子33Af、33Bf、33Cfは、検出素子にも相当する。温度検出素子33Af、33Bf、33Cfは、パワーモジュール33A、33B、33Cに搭載される位置が限定されるものではなく、4つのスイッチング素子(MOSFET33a〜33d)の中心(各スイッチング素子からの距離が等しい位置)に搭載(設置)することが好ましい。
温度検出素子33Af、33Bf、33Cfを、パワーモジュール33A、33B、33Cに搭載する態様は限定されない。例えば、パワーモジュール33A、33B、33Cがスイッチング素子(MOSFET33a〜33d)等の電子部品を配線部材とともに樹脂でモールドして一体に形成している場合には、温度検出素子33Af、33Bf、33Cfを一体にモールドした構成としても、モールド樹脂に当接して配置した構成(貼り付け構成)としてもよい。
パワーモジュール33A、33B、33Cは、配線基板30の開いた環状の周方向に沿って配置される。配線基板30の開いた環状の周方向の一方の端部から他方の端部に向かって(図3で、時計回りの方向に沿って)、パワーモジュール33B、33A、33Cの順序で配置される。
より具体的には、パワーモジュール33Aは、配線基板30の開いた環状において、開いた部分に対称な位置に配設する。パワーモジュール33B、33Cは、パワーモジュール33Aの周方向の両側に配設する。この構成により、図3のIV−IV線の上側に、1組の3相固定子巻線21bの制御を行うスイッチング素子(MOSFET33Aa〜33Ab、33Ba〜33Bd)が配される。図3のIV−IV線の下側に、1組の3相固定子巻線21cの制御を行うスイッチング素子(MOSFET33Ac〜33Ad、33Ca〜33Cd)が配される。
界磁回路IC34は、マイクロコンピュータ35によって制御され、回転子巻線22cに直流を供給するための回路を構成する電子部品である。
マイクロコンピュータ35は、外部から入力される指令、及び、回転角度検出回路IC32の検出結果に基づいて、パワーモジュール33A、33B、33C及び界磁回路IC34を制御する電子部品である。マイクロコンピュータ35は、予め記憶されているプログラムに従って動作し、パワーモジュール33A、33B、33C及び界磁回路IC34を制御する。
また、マイクロコンピュータ35は、パワーモジュール33A、33B、33Cに搭載した温度検出素子33Af、33Bf、33Cfからの検出信号が入力し、パワーモジュール33A、33B、33Cの状態を検知する。
詳しくは、パワーモジュール33Aに搭載した温度検出素子33Afが、パワーモジュール33Aの異常発熱を検出したら、2組の固定子巻線の少なくとも一方の異常と判定する。そして、パワーモジュール33B、33Cに搭載した温度検出素子33Bf、33Cfが、パワーモジュール33B、33Cのいずれか一方に異常発熱を検出したら、パワーモジュール33Aでの検出結果と合わせて、対応する組の固定子巻線の異常と判定する。
なお、パワーモジュール33A、33B、33C、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35は、動作中に発熱する。界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35は、発熱量が低い低発熱電子部品である。一方、パワーモジュール33A、33B、33Cは、界磁回路IC34やマイクロコンピュータ35より発熱量が高い高発熱電子部品である。これらの発熱する部品には、後述のヒートシンク37A〜37Eが組み付けられる。
ケース部材36aは、図2〜図5、図15〜図21に示すように、回転角度検出回路IC32、パワーモジュール33A、33B、33C、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35を収容する樹脂からなる部材である。ケース部材36aは、底部36eと、周壁部36fと、開口部36gと、嵌合部36hと、を備えている。底部36eは、板状の部位である。周壁部36fは、底部36eの一面側に形成される筒状の部位である。開口部36gは、周壁部36fの反底部側に形成される開口した部位である。嵌合部36hは、底部36eの他面側に形成され、回転電機2に固定される際にハウジング20の嵌合部20aと嵌合する、円弧板状の部位である。
図15は、パワーモジュール33A、33B、33Cが配置された状態のケース部材36aを反回転電機側から見た平面図である。図16は、図15中のXVI−XVI矢視断面図である。
固定部材36b、36cは、ケース部材36aをハウジング20に固定するための金属からなる部材である。また、回転電機2の発生した熱を放熱する部材でもある。例えばアルミニウムからなる部材である。
図6〜図8に示すように、固定部材36bは、本体部36i、と、フィン部36jと、孔部36kとを備えている。図9〜図11に示すように、固定部材36cは、本体部36lと、フィン部36mと、孔部36nとを備えている。本体部36i、36lは、板状の部位である。フィン部36j、36mは、本体部36i、36lの一面側に所定間隔をあけて複数形成される薄板状の部位である。孔部36k、36nは、本体部36i、36lに形成される、ケース部材36aをハウジング20に固定するためのボルトが挿通する部位である。図5に示すように、固定部材36b、36cは、フィン部36j、36m及び孔部36k、36nを、回転電機2側のケース部材36aの外部に露出させた状態で、ケース部材36aにインサート成形されている。
図6は、固定部材36bを反回転電機側から見た平面図である。図7は、固定部材36bの側面図である。図8は、固定部材36bを回転電機取り付け面側から見た平面図である。図9は、固定部材36cを反回転電機側から見た平面図である。図10は、固定部材36cの側面図である。図11は、固定部材36cを回転電機取り付け面側から見た平面図である。
蓋部材36dは、開口部36gを覆うための樹脂からなる板状の部材である。
パワーモジュール用ヒートシンク37Aは、パワーモジュール33Aの発生した熱をケース部材36aの外部に放熱するための金属からなる高発熱用放熱部材である。例えばアルミニウムからなる部材である。パワーモジュール33Bにはパワーモジュール用ヒートシンク37Bが、パワーモジュール33Cにはパワーモジュール用ヒートシンク37Cが、それぞれ組み付けられる。
パワーモジュール用ヒートシンク37Aは、図12〜図14に示すように、本体部37Aaと、フィン部37Abとを備えている。本体部37Aaは、板状の部位である。フィン部37Abは、本体部37Aaの一面側に所定間隔をあけて複数形成される薄板状の部位である。パワーモジュール用ヒートシンク37Aは、表面にアルマイト被膜(陽極酸化被膜)が形成されている。パワーモジュール用ヒートシンク37Aは、本体部37Aaの他面をケース部材36aの内部に露出させるとともに、フィン部37Abを回転電機2側のケース部材36aの外部に露出させた状態で、電気的に絶縁され、底部36eにインサート成形されている。パワーモジュール用ヒートシンク37B、37Cは、パワーモジュール用ヒートシンク37Aと同様な構成を備える。すなわち、パワーモジュール用ヒートシンク37Bは、本体部37Baと、フィン部37Bbとを備えている。パワーモジュール用ヒートシンク37Cは、本体部37Caと、フィン部37Cbとを備えている。
図12は、パワーモジュール用ヒートシンク37Aを反回転電機側から見た平面図である。図13は、パワーモジュール用ヒートシンク37Aの側面図である。図14は、パワーモジュール用ヒートシンク37Aを回転電機取り付け面側から見た平面図である。
界磁回路IC用ヒートシンク37Dは、界磁回路IC34の発生した熱をケース部材36aの外部に放熱するための金属からなる低発熱用放熱部材である。例えばアルミニウムからなる部材である。界磁回路IC用ヒートシンク37Dは、パワーモジュール用ヒートシンク37Aと同様な構成(形状)とすることができる。すなわち、本体部37Daと、フィン部37Dbとを備えている。
マイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eは、マイクロコンピュータ35の発生した熱をケース部材36aの外部に放熱するための金属からなる低発熱用放熱部材部材である。例えばアルミニウムからなる部材である。マイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eも、界磁回路IC用ヒートシンク37Dやパワーモジュール用ヒートシンク37Aと同様な構成(形状)とすることができる。すなわち、本体部37Eaと、フィン部37Ebとを備えている。
固定部材36b、36c、パワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C、界磁回路IC用ヒートシンク37D及びマイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eは、互いに間隔を隔てた状態(すなわち、熱的に絶縁した状態)で、ケース部材36aをなす樹脂を間に介在させた状態でケース部材36aにインサート成形されている。すなわち、各ヒートシンクを介しての熱の移動が規制されている。
パワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C、界磁回路IC用ヒートシンク37D及びマイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eは、ケース部材36aの回転電機取り付け面側から見た総面積が、ケース部材36aの回転電機取り付け面側から見たケース部材36aの輪郭によって囲まれた面積より小さくなるように設定されている。固定部材36b、36cは、ケース部材36aの回転電機取り付け面側から見た総面積が、ケース部材36aの回転電機取り付け面側から見たパワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C、界磁回路IC用ヒートシンク37D及びマイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eの総面積より小さくなるように設定されている。
パワーモジュール33Aは、パワーモジュール用ヒートシンク37Aの本体部37Aaの他面に、絶縁性を有する薄板状の熱伝導部材39を介して接触した状態で配置されている。パワーモジュール33Aの電源端子は電源配線部材31a、31bの接続部31h、31iに、出力端子は固定子配線部材31cの接続部31lにそれぞれ接続されている。パワーモジュール33B、33Cも、パワーモジュール33Aと同様に各ヒートシンク37B、37Cが接続し、外部端子に接続する。
回転角度検出回路IC32は、配線基板30の裏面に実装されている。界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35は、配線基板30の表面に実装されている。配線基板30は、ケース部材36aの内部に固定され、図18にも示すように、パワーモジュール33A、33B、33Cの信号端子に接続されている。図18は、図17中のXVIII−XVIII矢視断面図である。
回転角度検出回路IC32は、回転角度検出用磁石25と軸方向に対向する位置に配置されている。界磁回路IC34は、図19に示すように、界磁回路IC用ヒートシンク37Dの本体部37Daの他面に、配線基板30を介して接触した状態で配置されている。マイクロコンピュータ35は、図20に示すように、マイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eの本体部37Daの他面に配線基板30を介して接触した状態で配置されている。
図19は、配線基板30に実装された界磁回路IC34及び界磁回路IC用ヒートシンク37Dの構成を示す断面図である。図20は、配線基板30に実装されたマイクロコンピュータ35及びマイクロコンピュータ用ヒートシンク37Eの構成を示す断面図である。
充填部材38は、図21に示すように、ケース部材36aの内部に収容された回転角度検出回路IC32、パワーモジュール33A、33B、33C、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35等を防水するためにケース部材36aの内部に充填又はポッティングされる絶縁性を有する樹脂からなる部材である。例えばゲル状の部材(樹脂部材)である。図21は、充填部材38がケース部材36aに充填した状態を示す断面図である。
充填部材38は、回転角度検出回路IC32、パワーモジュール33A、33B、33C、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35がケース部材36aの内部に収容されるとともに、配線基板30、電源配線部材31a、31b、固定子配線部材31c、回転子配線部材31d及び外部通信用配線部材31eによって配線された状態でケース部材36aの内部に充填される。ケース部材36aの開口部36gは、蓋部材に36dよって覆われている。
制御装置3は、ケース部材36aの嵌合部36hを回転電機2の嵌合部20aに嵌合させた状態で、固定部材36b、36cの孔部に挿通させたボルト36oによってハウジング20に固定されている。電源配線部材31aの接続部31jには、バッテリBの正極端子と接続するための端子部材31tが接続されている。電源配線部材31aの接続部31kは、車両の車体を介してバッテリBの負極端子に接続されたハウジング20に接続されている。固定子配線部材31cの接続部31mは、配線部材31rを介して固定子巻線21b、21cに接続されている。回転子配線部材31dの接続部31oは、配線部材31sを介してブラシ24に接続されている。
(回転電機の動作)
次に、制御装置一体型回転電機1の動作について説明する。
(放電)
まず、車両を駆動するための駆動力を発生する際の動作について説明する。
バッテリBの負極端子は、車両に接続され、ハウジング20を介して電源配線部材31bの接続部31kに接続されている。車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオン状態になると、バッテリBの正極端子が、端子部材31tを介して、電源配線部材31aの接続部31jに接続される。その結果、電源配線部材31a、31bの接続部31h、31iを介してパワーモジュール33A〜33Cの電源端子に直流が供給される。また、電源配線部材31a、31bの接続部31f、31gを介して配線基板30に直流が供給され、配線基板30の配線パターンを介して回転角度検出回路IC32、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35に直流が供給される。
直流が供給されることで、回転角度検出回路IC32、界磁回路IC34及びマイクロコンピュータ35は、動作を開始する。
回転角度検出回路IC32は、回転角度検出用磁石25の発生した磁界から回転子22の回転角度を検出する。
マイクロコンピュータ35は、外部通信用配線部材31e及び配線基板30の配線パターンを介して外部から入力される指令、並びに、回転角度検出回路IC32の検出結果に基づいて、パワーモジュール33A、33B、33C及び界磁回路IC34を制御する。
配線基板30は、回転子配線部材31dの接続部31nに接続されている。回転子配線部材31dの接続部31oは、配線部材31sを介してブラシ24に接続されている。界磁回路IC34は、マイクロコンピュータ35によって制御され、配線基板30の配線パターン、回転子配線部材31d、配線部材31s、ブラシ24及びスリップリング23を介して回転子巻線22cに直流を供給する。
配線基板30は、パワーモジュール33A、33B、33Cの信号端子に接続されている。パワーモジュール33A、33B、33Cの出力端子は、固定子配線部材31cの接続部31lに接続されている。固定子配線部材31cの接続部31mは、端子部材31tを介して固定子巻線21b、21cに接続されている。パワーモジュール33A、33B、33Cは、マイクロコンピュータ35によって制御され、電源端子に供給された直流を3相交流に変換して、固定子配線部材31c及び配線部材31rを介して固定子巻線21bに供給する。その結果、回転電機2は、車両を駆動するため駆動力を発生する。
(充電)
次に、バッテリBを充電するための電力を発生する際の動作について説明する。
エンジンから駆動力が供給されることで、固定子巻線21b、21cは、3相交流を発生する。マイクロコンピュータ35は、パワーモジュール33A、33B、33Cのスイッチング素子のスイッチングを停止させる。パワーモジュール33A、33B、33Cのダイオードは、固定子巻線21b、21cから配線部材31r及び固定子配線部材31cを介して供給される3相交流を直流に変換し、電源配線部材31a、31b及び端子部材31tを介してバッテリに供給する。その結果、バッテリBは、回転電機2の発生した電力によって充電される。
なお、マイクロコンピュータ35は、パワーモジュール33A、33B、33Cのスイッチング素子を、回転角度検出回路IC32が検出する回転角度に基づいてスイッチングし、固定子巻線21b、21cが発生した3相交流を直流に変換してもよい。
(状態の判定)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、パワーモジュール33A、33B、33Cに設けられた温度検出素子33Af、33Bf、33Cfからの検出信号に基づいて、その状態を判定できる。
具体的には、充放電を行うと、2組の固定子巻線21b、21cに電気が流れる。回転電機1が正常な場合には、各パワーモジュール33A、33B、33Cの温度は、所定の温度を超えない。
回転電機1に異常がある場合には、各パワーモジュール33A、33B、33Cの少なくとも1つのパワーモジュールの温度が上昇し、所定の温度を超える。所定の温度を超えて更に温度が上昇した場合や、所定の温度を超えた状態が長時間続いた場合には、固定子巻線21b、21cの電気絶縁性が低下し、バッテリBを充電するための発生電力の低下につながる。
そして、2組の固定子巻線21b、21cの一方に異常が生じると、当該固定子巻線(固定子巻線21bと仮定する)の通電経路が異常発熱する。そうすると、固定子巻線21bの制御を行う、パワーモジュール33A、33Bの温度が上昇し、所定の温度を超える。
このとき、パワーモジュール33Aに搭載した温度検出素子33Afは、パワーモジュール33Aの異常発熱を検出する。マイクロコンピュータ35は、パワーモジュール33Aに搭載した温度検出素子33Afの異常発熱の検出により、2組の固定子巻線の少なくとも一方の異常と判定する。
そして、パワーモジュール33Bに搭載した温度検出素子33Bfは、パワーモジュール33Bの異常発熱を検出する。マイクロコンピュータ35は、パワーモジュール33Bの異常発熱の検出結果と、パワーモジュール33Aでの検出結果と合わせて、対応する組の固定子巻線(固定子巻線21b)の異常と判定する。
[本形態の効果]
次に、本形態の制御装置一体型回転電機1の効果について説明する。
(第1の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、3相の固定子巻線21b、21cを2組備える固定子21と、回転子22と、を備えた回転電機2と、回転電機2の制御回路を構成し、電子部品を具備する制御基板(配線基板30)と、制御回路で制御される複数のスイッチング素子を有する複数のモジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)と、を有する電力変換装置(制御装置3)と、を備えた制御装置一体型回転電機1であって、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)は、異なる2組の固定子巻線を制御するスイッチング素子(MOSFET33Aa〜33Ad)と、モジュール(パワーモジュール33A)の状態を検出する検出素子(温度検出素子33Af)と、を有する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、少なくとも一つのモジュール33Aが異なる2組の固定子巻線21b、21cを制御している。そして、この少なくとも一つのモジュール33Aの状態を温度検出素子で検出している。この場合、少なくとも一つのモジュール33Aの状態を一つの温度検出素子で検出することで、2組の固定子巻線の状態(異常の発生の有無)を検知できる。
このことは、回転電機1全体での異常の検出を一つの検出素子で行うことができることを示し、従来では同じ組の固定子巻線を制御するのみであり、回転電機1全体での異常の検出は2つの検出素子で行う必要があることから、本形態では検出素子の設置数を減らすことができる。さらに、検出素子と検出結果が送られるマイクロコンピュータ35の接続数(マイクロコンピュータ35の通信ポート数)も少なくすることができることを示す。このことは、マイクロコンピュータ35及びそれが搭載された制御基板(配線基板30)の体格の粗大化を抑えることができる。また、検出素子を1つとすることができるため、異常検知に要する処理時間を短くすることができる。
(第2の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、電力変換装置(制御装置3)が、異なる2組の固定子巻線を制御する第1のモジュール(パワーモジュール33A)と、同じ組の固定子巻線を制御する第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)と、を有する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、2組の固定子巻線のいずれかの組で異常が発生した場合に、第1のモジュール(パワーモジュール33A)と第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)のそれぞれの検出結果から、異常が発生した組の固定子巻線を検知できる。すなわち、2組の固定子巻線の異常を検知できるだけでなく、異常箇所を検知できる。
(第3の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、第1のモジュール(パワーモジュール33A)が、検出素子として第1のモジュール(パワーモジュール33A)の温度を検出する温度検出素子を有する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、第1のモジュール(パワーモジュール33A)の状態の検出を温度により行うことができる。すなわち、簡単に異常の検出を行うことができる。
(第4の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)が、検出素子として第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)の温度を検出する温度検出素子を有する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)の状態の検出を温度により行うことができる。すなわち、簡単に異常の検出を行うことができる。
特に、上記の第3の効果と合わせることで、簡単に異常箇所の検出を行うことができる。
(第5の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、各モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)が、別のモジュールと熱的に絶縁した状態でヒートシンク(パワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C)を備える。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、各モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)は、隣接するモジュール間でヒートシンク(パワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C)を介した熱の伝達が抑えられる。この結果、伝達した熱を検出することによる検出結果の精度の低下が抑えられる。
(第6の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御基板(配線基板30)が開いた環状を有し、かつ各モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)が開いた環状の周方向に沿って配設され、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)は、環状の開いた部分に対称な位置に配設する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)が、環状の開いた部分に近接しない。このため、環状の開いた部分で放熱が生じる場合でも、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)の熱がこの開いた部分から放熱することが抑えられる。その結果、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。
また、少なくとも一つのモジュール以外のモジュール(パワーモジュール33B、33C)を、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)と環状の開いた部分の間に設置することとなる。この場合、少なくとも一つのモジュール(パワーモジュール33A)以外のモジュール(パワーモジュール33B、33C)の熱を、環状の開いた部分で放熱できる。その結果、少なくとも一つのモジュールが隣接するモジュールからの熱の影響を抑えられる。
(第7の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御基板(配線基板30)が開いた環状を有し、かつ各モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)が開いた環状の周方向に沿って配設され、第1のモジュール(パワーモジュール33A)は、環状の開いた部分に対称な位置に配設する。
本形態の制御装置一体型回転電機1によると、第1のモジュール(パワーモジュール33A)が、制御基板(配線基板30)の環状の開いた部分に対称な位置に位置することとなり、第1のモジュール(パワーモジュール33A)の熱がこの開いた部分から放熱することが抑えられる。
詳しくは、固定子巻線21b、21cの状態(異常)を検出する第1のモジュール(パワーモジュール33A)と、環状の開いた部分との距離(制御基板を介した伝熱距離)が長くなり、第1のモジュール(パワーモジュール33A)が発熱した場合でも、環状の開いた部分へ伝熱しにくくなり、この部分から放熱が生じにくくなる。
更に、第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)が、第1のモジュール(パワーモジュール33A)と環状の開いた部分との間に位置することとなり、第1のモジュール(パワーモジュール33A)が発熱した場合でも、環状の開いた部分に向かって周方向に伝熱をしても、間に配設する第2のモジュール(パワーモジュール33B、33C)が伝熱を阻害する。
(第8の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、制御基板(配線基板30)が開いた環状を有し、環状の開いた部分には、固定子巻線21b、21cを制御するスイッチング素子(MOSFET33a〜33d)を外部接続部材と接続する接続部材(電源配線部材31a、31b)が設けられる。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、環状の開いた部分での放熱に接続部材(電源配線部材31a、31b)も用いられる。接続部材(電源配線部材31a、31b)は放熱性に優れており、モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)が発熱した場合にモジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)の接続部材(電源配線部材31a、31b)を介して伝熱を生じる。すなわち、環状の開いた部分における放熱の熱量を大きくすることができる。その結果、正常なモジュールが隣接する他のモジュールからの熱の影響を抑えられ、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。
(第9の効果)
本形態の制御装置一体型回転電機1は、電力変換装置(制御装置3)が、外部接続部材と接続する接続部材(電源配線部材31a、31b)とヒートシンク(パワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37C)を一体成型した樹脂ケース(36a)に、制御基板(配線基板30)及びモジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)を内包するように、樹脂(充填部材38)でポッティングしている。
本形態の制御装置一体型回転電機1によれば、充填部材38が充填(樹脂でポッティング)されていることから、モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)の温度検出素子(温度検出素子33Af、33Bf、33Cf)が、周囲の温度の影響を低減できる。また、電力変換装置(制御装置3)内に異物が存在した場合に、充填部材38(ポッティングした樹脂)が異物の接触や衝突を抑えることができる。その結果、検出素子による検出精度の低下が抑えられる。
[変形形態1]
実施形態では、各パワーモジュール33(パワーモジュール33A、33B、33C)のそれぞれに、四つのスイッチング素子を備えているが、これに限られるものではない。例えば、図23に示したように、二つのスイッチング素子を備えた構成としてもよい。図23は、本形態の制御装置一体型回転電機1の回路図である。
この場合、少なくとも一つのモジュール(あるいは、第1のモジュール)に対応するモジュールは、異なる2組の固定子巻線を制御する構成となる。それ以外のモジュール(第2のモジュール)に対応するモジュールは、固定子巻線の異なる相であっても、同じ相であっても、いずれでもよい。
また、本形態では、各パワーモジュール33のそれぞれ(パワーモジュール33A、33B、33C)が2つのスイッチング素子を備えた構成を示したが、スイッチング素子の数は異なっていても良い。例えば、2つのスイッチング素子を備えたパワーモジュールと、4つのスイッチング素子を備えたパワーモジュールと、が混在する構成としてもよい。
本変形形態の制御装置一体型回転電機1は、実施形態と同等な構成を備えており、実施形態と同様な効果を発揮する。さらに、本形態では、スイッチング素子の設置に関する設計の自由度が向上する。
[変形形態2]
実施形態では、各モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)の発熱を放熱するパワーモジュール用ヒートシンク37A、37B、37Cを、回転電機2方向の突出する状態で制御装置3の配線基板30が組み付けられているが、この向きに限定されない。
例えば、図24に示したように、配線基板30を反転した状態で組み付けても良い。図24は、配線基板30を反転した状態で組み付けた制御装置一体型回転電機1の構成を示す断面図である。この図は、本形態の制御装置一体型回転電機1を図2と同様な断面図で示す。
本変形形態の制御装置一体型回転電機1は、実施形態と同等な構成を備えており、実施形態と同様な効果を発揮する。さらに、本形態では、ヒートシンク37をケース本体36a方向に突出した構成としており、ケース本体36aのヒートシンク37に近接した位置に、冷風が入る通風口を設けることができ、ヒートシンク37による冷却性が向上する。
[変形形態3]
実施形態では、モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)の状態を検出する検出素子として温度検出素子を用いた形態を挙げているが、これに限られるものではない。例えば、モジュール(パワーモジュール33A、33B、33C)に流れる電気の電流や電圧を検出する検出素子を挙げることができる。
本変形形態の制御装置一体型回転電機1は、実施形態と同等な構成を備えており、実施形態と同様な効果を発揮する。
[変形形態4]
実施形態では、各ヒートシンクが、表面に陽極酸化被膜を備えたアルミニウムよりなる形態を挙げているが、各ヒートシンクの構成は、これに限られるものではない。各ヒートシンクは、少なくともパワーモジュール33A、33B、33Cとの接触面に陽極酸化被膜を備えたアルミニウムとしてもよい。
また、陽極酸化被膜以外に、樹脂被膜等の電気絶縁性の被膜を用いてもよい。
さらに、各ヒートシンクは、アルミニウム以外の熱伝導性(熱拡散性)に優れた材質(金属)から形成してもよい。このような金属としては、銅を挙げることができる。
本変形形態の制御装置一体型回転電機1は、実施形態と同等な構成を備えており、実施形態と同様な効果を発揮する。
[変形形態5]
実施形態では、回転電機2の回転子22が、電流が流れることで磁極を形成する回転子巻線22cを備えている形態を挙げているが、これに限られるものではない。回転子巻線22cの代わりに、磁石を備えていてもよい。この場合、スリップリング23及びブラシ24が不要になる。それに伴い、制御装置3の界磁回路IC34も不要になる。
本変形形態の制御装置一体型回転電機1は、実施形態と同等な構成を備えており、実施形態と同様な効果を発揮する。
1・・・制御装置一体型回転電機、2・・・回転電機、3・・・制御装置、31・・・配線基板、33A、33B、33C・・・パワーモジュール、33Af、33Bf、33Cf・・・温度検出素子、35・・・マイクロコンピュータ、38・・・充填部材

Claims (9)

  1. 3相の固定子巻線(21b、21c)を2組備える固定子(21)と、回転子(22)と、を備えた回転電機(2)と、
    該回転電機の制御回路を構成し、電子部品を具備する制御基板(30)と、該制御回路で制御される複数のスイッチング素子(33Aa〜33Ad、33Ba〜33Bd、33Ca〜33Cd)を有する複数のモジュール(33A〜33C)と、を有する電力変換装置(3)と、
    を備えた制御装置一体型回転電機(1)であって、
    少なくとも一つのモジュール(33A)は、異なる2組の該固定子巻線を制御するスイッチング素子(33Aa〜33Ad)と、該モジュールの状態を検出する検出素子(33Af)と、を有する制御装置一体型回転電機。
  2. 前記電力変換装置(3)は、異なる2組の前記固定子巻線を制御する第1のモジュール(33A)と、同じ組の該固定子巻線を制御する第2のモジュール(33B、33C)と、を有する請求項1記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 前記第1のモジュール(33A)は、前記検出素子として該第1のモジュールの温度を検出する温度検出素子(33Af)を有する請求項2記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 前記第2のモジュール(33B、33C)は、前記検出素子として該第2のモジュールの温度を検出する温度検出素子(33Bf、33Cf)を有する請求項3記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 各前記モジュールは、別の該モジュールと熱的に絶縁した状態でヒートシンク(37A〜37C)を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 前記制御基板が開いた環状を有し、かつ各前記モジュールが開いた環状の周方向に沿って配設され、
    前記少なくとも一つのモジュールは、環状の開いた部分に対称な位置に配設する請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 前記制御基板が開いた環状を有し、かつ各前記モジュールが開いた環状の周方向に沿って配設され、前記第1のモジュール(33A)は、環状の開いた部分に対称な位置に配設する請求項6記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 前記制御基板が開いた環状を有し、
    環状の開いた部分には、固定子巻線を制御するスイッチング素子(33Aa〜33Ad、33Ba〜33Bd、33Ca〜33Cd)を外部接続部材と接続する接続部材(31a、31b)が設けられる請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 前記電力変換装置は、前記外部接続部材と接続する前記接続部材と前記ヒートシンクを一体成型した樹脂ケースに、前記制御基板及び前記モジュールを内包するように、樹脂でポッティングしている請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御装置一体型回転電機。
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