JP6695119B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、画像形成装置に関する。
従来、2成分の現像剤を用いた画像形成装置が知られている。この画像形成装置において、低印字率の状態でシートに画像を形成する場合、現像器中のトナーが劣化することがあった。そのため、劣化したトナーを補給トナーと定期的に入れ替える必要がある。これに関連し、現像が行われた時間に基づいて現像剤の入れ替えが必要であるか否かの判定を行って、現像剤を入れ替える画像形成装置が知られている。
しかしながら、従来の技術において、現像が行われた時間に基づいてトナーの入れ替えが実施されても再び現像が行われるまで、現像剤の入れ替えが必要であるか否かの判定を実施できない場合があった。この結果、従来の技術では、精度良く現像剤の入れ替えを実施できない場合があった。
特開2008−268356号公報
本発明が解決しようとする課題は、精度良く現像剤の入れ替えを実施することができる画像形成装置を提供することである。
実施形態の画像形成装置は、現像部と、補給部と、制御部と、を持つ。現像部は、像担持体に現像剤を供給して現像を行う。補給部は、現像剤を収容し、前記現像部に前記収容した現像剤を補給する。制御部は、前記補給部が前記現像部に対し現像剤補給を行った現像剤補給時間と、前記現像部を駆動させた駆動時間との比に基づいて、前記現像部から前記現像部中の現像剤を排出させ、前記補給部から前記現像部に前記収容した現像剤を補給させる現像剤入れ替え処理を実行する。
実施形態の画像形成装置1の内部構成の一例を模式的に示す図。 実施形態の画像形成装置1の現像部31を中心とした画像形成部30の断面の模式図。 実施形態における画像形成装置1の機能構成の一例を示す図。 実施形態における制御部100の処理の流れの一例を示すフローチャート。 現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測方法を説明するための図。 実施形態における制御部100のトナー入れ替え処理の流れの一例を示すフローチャート。 トナー濃度センサ45の出力値に対するトナー濃度の関係を表した図。 強制補給動作を説明するための図。 トナーの補給時間に対するトナー濃度センサ45の出力値の関係を表した図。
以下、実施形態の画像形成装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像形成装置1の内部構成の一例を模式的に示す図である。例えば、画像形成装置1は、シートSにトナー像を形成可能な複合機(MFP;Multi Function Peripheral)である。例えば、画像形成装置1は、プリンタ機能、コピー機能、読取機能、ファクシミリ機能等を有する。例えば、シートSは、文字や画などを形成できる紙や布等であり、画像形成装置1が画像を形成できる物であればどのような物でもよい。
例えば、図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10と、コントロールパネル20と、画像形成部30と、シート収容部80と、制御部100とを備える。
画像読取部10は、所定の位置に載置されたシートSから画像を読み取る。例えば、画像読取部10は、CCD又はCIS等の撮像素子を含む。CCDとは、“Charge Coupled Devices”の略である。また、CISとは、“Contact Image Sensor”の略である。画像読取部10は、所定の位置に載置されたシートSから、撮像素子によって画像を読み込み、画像データを生成する。画像読取部10は、生成した画像データを画像形成部30に出力する。画像読取部10は、生成した画像データを、例えば、制御部100に出力してもよい。また、画像読取部10は、生成した画像データを、例えば、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信してもよい。
コントロールパネル20は、表示部および操作部を備える。表示部は、液晶ディスプレイおよび有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。表示部は、画像形成装置1に関する種々の情報を表示する。操作部は、複数のボタンなどを備える。操作部は、複数のボタンに対するユーザの操作を受け付ける。コントロールパネル20は、操作部に対するユーザの操作に応じた指令信号を、制御部100に出力する。例えば、操作部は、ユーザから画像形成装置1の機能をプリンタ機能に指定する操作を受け付ける。プリンタ機能に指定する操作を受け付けた場合、コントロールパネル20は、画像形成を指令する指令信号を生成する。コントロールパネル20は、生成した指令信号を制御部100に出力する。なお、コントロールパネル20は、表示部および操作部が一体的に形成されたタッチパネルであってもよい。
画像形成部30は、画像読取部10によって生成された画像データに基づいて、シートSの表面上に画像を形成する。また、画像形成部30は、ネットワークを介して他の情報処理装置によって送信された画像データに基づいて、シートSの表面上に画像を形成してもよい。画像形成部30は、例えば、トナーによってシートSの表面上に画像(以下、トナー像という)を形成する。本実施形態におけるトナーは、消色性のトナーと、非消色性のトナーとを含む。非消色性のトナーは、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーである。消色性のトナーは、上記非消色性のトナーと同様に、有色のトナーであり、非消色性のトナーがシートSに定着する温度よりも高い温度で消色する。ここで消色とは、用紙の下地の色とは異なる色(有彩色のみならず白色及び黒色等の無彩色を含む。)で形成された画像を視覚的に見えなくすることを意味する。
シート収容部80は、複数の給紙カセット80A、80B、80Cを備える。各給紙カセット80A、80B、80Cは、それぞれに所定のサイズ及び種類のシートSを収納する。各給紙カセット80A、80B、80Cは、それぞれピックアップローラ81A、81B、81Cを備える。各ピックアップローラ81A、81B、81Cは、各給紙カセット80A、80B、80CからシートSを1枚ずつ取り出す。ピックアップローラ81A、81B、81Cは、取り出したシートSを搬送部50へ供給する。
搬送部50は、画像形成部30及びシート収容部80においてシートSを搬送する。搬送部50は、搬送ローラ53と、レジストローラ54とを備える。搬送部50は、ピックアップローラ81A、81B、81Cによって供給されるシートSをレジストローラ54へ搬送する。レジストローラ54は、後述する画像形成部30の転写部55がトナー像をシートSの表面上に転写するタイミングに応じて、シートSを転写部55側へ搬送する。搬送ローラ53は、シートSを撓ませることにより搬送方向でのシートSの先端の位置をニップNにおいて整えシートSを転写部55側に搬送する。
以下に、上述した画像形成部30の詳細について説明する。画像形成部30は、現像部31と、露光部38と、中間転写ベルト39と、転写部55と、反転ユニット60と、定着部70と、補給部90とを備える。本実施形態において、現像部31は、扱うトナーに対応した数を有する。以下、イエロー(Y)のトナーに対応する現像部を、31Yと称し、マゼンタ(M)のトナーに対応する現像部を、31Mと称する。また、シアン(C)のトナーに対応する現像部を、31Cと称し、ブラック(K)のトナーに対応する現像部を、31Kと称する。また、消色性のトナーに対応する現像部を、31Dと称する。
図2は、実施形態の画像形成装置1の現像部31を中心とした画像形成部30の断面の模式図である。各現像部31(31Y、31M、31C、31K、31D)の周辺には、感光体ドラム32(像担持体)と、帯電部34と、除電部35と、クリーニングユニット36と、転写ローラ37とが設けられる。
各現像部31(31Y、31M、31C、31K、31D)は、現像剤収容部42と、現像ローラ40と、第1ミキサ41Aと、第2ミキサ41Bと、現像モータ44と、トナー濃度センサ45とを備える。現像部31は、現像剤収容部42に内在する現像剤Dを、感光体ドラム32に供給する。なお、現像ローラ40は、供給機構の一例である。また、現像モータ44は、供給駆動部の一例である。また、トナー濃度センサ45は、検出部の一例である。
現像剤収容部42は、現像剤Dを収容する容器である。現像剤Dは、磁性体微粒子からなるキャリアと、各トナーとの混合物である。現像剤Dが攪拌されると、トナーが摩擦帯電する。これによって、トナーは、静電気力によってキャリアの表面に付着する。
現像剤収容部42の内部には、第1ミキサ41A、第2ミキサ41B、及び現像ローラ40が配置される。第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bは、現像剤Dを攪拌する。第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bは、現像剤Dを搬送する。第2ミキサ41Bは、現像ローラ40の下方に配置される。第2ミキサ41Bは、現像剤収容部42に収容された現像剤Dを現像ローラ40の表面に供給する。現像ローラ40は、現像モータ44の駆動によって、図示反時計回りに回転する。現像ローラ40は、円周状に沿って負極と正極とが交互に並んだ磁性体(磁石)によって構成される。第2ミキサ41Bによって供給された現像剤Dは、磁性体(磁石)配置構成により生じた磁界分布に応じて、現像ローラ40の表面において穂立ちする。なお、現像ローラ40の磁界分布は、切り替え可能である。現像部31は、現像ローラ40の磁界分布の切り換えにより、現像剤Dの穂立ち及び穂切りを行う。
感光体ドラム32は、表面に感光体層32aを持つ。感光体ドラム32は、現像モータ44の駆動によって、図示時計回りに回転する。感光体ドラム32の周囲には、現像部31、帯電部34、除電部35、クリーニングユニット36、及び転写ローラ37が配置される。現像器33及び帯電部34の下方には、露光部38が配置される。
帯電部34は、感光体ドラム32の表面(感光体層32a)を一様に帯電させる。例えば、帯電部34は、感光体ドラム32の表面を負極性に帯電させる。帯電部34が感光体ドラム32を帯電することで、現像ローラ40の表面に穂立ちした現像剤Dのうち、トナーのみが感光体ドラム32の表面に付着する。この際、感光体ドラム32の表面には、後述する露光部38によって静電潜像が形成されている。従って、現像ローラ40から感光体ドラム32の静電潜像にトナーが付着する。これによって、感光体ドラム32の表面には、トナー像が形成される。
例えば、現像部31Yは、感光体ドラム32の表面上の静電潜像をイエロー(Y)のトナーにより現像する。また、現像部31Mの現像部31は、感光体ドラム32の表面上の静電潜像をマゼンタ(M)のトナーにより現像する。また、現像部31Cの現像部31は、感光体ドラム32の表面上の静電潜像をシアン(C)のトナーにより現像する。また、現像部31Kの現像部31は、感光体ドラム32の表面上の静電潜像をブラック(K)のトナーにより現像する。また、現像部31Dの現像部31は、感光体ドラム32の表面上の静電潜像を消色性のトナーにより現像する。
クリーニングユニット36は、感光体ドラム32の表面の未転写のトナー等を掻き取るなどして除去する。クリーニングユニット36は、感光体ドラム32の表面のトナー像が中間転写ベルト39上に転写される位置の後段に設けられる。図2の例の場合、感光体ドラム32は、図中時計周りに回転する。従って、クリーニングユニット36は、中間転写ベルト39上の転写位置を基準に、感光体ドラム32の周方向に沿って右側に設けられる。これによって、クリーニングユニット36は、感光体ドラム32から中間転写ベルト39上にトナー像が転写された後に、感光体ドラム32の表面上のトナーを除去する。クリーニングユニット36が除去したトナーは、廃トナータンクに収集され、廃棄される。
除電部35は、クリーニングユニット36を通過した感光体ドラム32と対向する。除電部35は、感光体ドラム32の表面に光を照射する。これによって、感光体層32aの不均一な電荷は、均一化される。すなわち、感光体層32aが除電される。
転写ローラ37は、中間転写ベルト39を挟んで感光体ドラム32と対向する。転写ローラ37は、中間転写ベルト39を挟んで感光体ドラム32の表面に当接する。転写ローラ37は、感光体ドラム32の表面のトナー像を中間転写ベルト39上に転写(1次転写)する。
露光部38は、各現像部31Y、31M、31C、31K、31Dの感光体ドラム32に対向する位置に設けられる。露光部38は、各現像部31Y、31M、31C、31K、31Dの感光体ドラム32の表面に、レーザ光Lを照射する。露光部38は、制御部100の制御によって、画像データに基づいて発光制御される。露光部38は、画像データに基づいたレーザ光Lを照射する。これによって、感光体ドラム32の表面には、レーザ光Lが照射された位置に静電気のパターン(静電潜像)が形成される。なお、露光部38は、レーザ光の代わりに、LED(Light Emitting Diode)光を用いてもよい。
トナー濃度センサ45は、現像剤収容部42において、トナー濃度を検出する。トナー濃度とは、キャリアに対するトナーの割合(トナー/キャリア)を表す。トナー濃度センサ45は、トナー濃度を表す検出値を制御部100に出力する。
転写部55は、シートSを厚さ方向の両側から挟み込む支持ローラ55a及び2次転写ローラ55bを備える。支持ローラ55a及び2次転写ローラ55bが対向する位置は2次転写位置である。転写部55は、制御部100による転写バイアスを受けて、2次転写位置において、中間転写ベルト39の表面上の帯電しているトナー像をシートSの表面上に転写する。
反転ユニット60は、定着処理が成されたシートSの裏面にトナー像を形成するためにシートSを反転させる。
定着部70は、シートSに熱と圧力とを与える。定着部70は、この熱と圧力とによってシートSに転写されたトナー像を定着させる。
補給部90は、トナー補給モータ91と、トナー補給機構92とを備える。補給部90は、制御部100によって出力される制御指令に応じて、トナー補給モータ91を駆動する。トナー補給モータ91は、トナー補給機構92を稼働する。トナー補給機構92は、図示しないトナーカートリッジに接続される。トナー補給機構92は、トナー補給モータ91の駆動に応じて稼働し、トナーカートリッジに収容されるトナーを現像剤収容部42に補給する。トナー補給モータ91は、補給駆動部の一例である。
図3は、実施形態における画像形成装置1の機能構成の一例を示す図である。記憶部110は、ROMやRAM、HDD、フラッシュメモリ等の記憶装置で実現される。ROMは、“Read Only Memory”の略である。RAMは、“Random Access Memory”の略である。HDDは、“Hard Disk Drive”の略である。
記憶部110は、画像読取部10によって生成される画像データ、又はネットワークを介して他の情報処理装置によって送信される画像データを記憶する。また、記憶部110は、制御部100のプロセッサが実行するプログラムを記憶する。また、記憶部110は、例えば、現像部31の識別情報ごとに対応した対応情報112を記憶する。対応情報112は、現像部駆動時間情報、トナー補給時間情報、入れ替え率情報、初期値情報、閾値情報、及び設定値情報を有する。また、記憶部110は、センサ出力判定情報124、トナー補給時間導出情報126、及び画像パターン情報128を記憶する。これら種々の情報は、後述する。
制御部100は、ソフトウェア機能部である。ソフトウェア機能部は、プロセッサがプログラムを実行することにより機能する。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。また、制御部100は、ハードウェア機能部であってもよい。例えば、制御部100は、LSIやASIC等で実現される。LSIは、“Large Scale Integration”の略である。ASICは、“Application Specific Integrated Circuit”の略である。
制御部100は、現像剤収容部42内のトナーの入れ替わりが少ない状態である場合、現像剤収容部42内のトナーを新しいトナーに入れ替える処理を行う。一般的に、消費量の少ないトナー(現像剤D)は、現像剤収容部42に内在する時間が長くなる。この結果、現像剤収容部42内のトナー(現像剤D)は、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bによって撹拌される回数が多くなり、破砕される割合が増加する傾向がある。これによって、現像剤Dは劣化する。劣化した現像剤Dを使用した場合、画質が劣化したり、画像の濃淡に斑が生じたりする場合がある。従って、制御部100は、上記トナーの入れ替え処理を行い、画像の品質を低下させないようにする。
例えば、制御部100は、補給部90が現像部31に対しトナーの補給を行った時間と、現像部31を駆動させた駆動時間との比に基づいて、トナー入れ替え処理を実行する。ここで、トナー入れ替え処理とは、現像部31の現像剤収容部42からトナーを排出させ、補給部90から現像部31にトナーを補給させる処理を表す。なお、補給部90が現像部31に対しトナーの補給を行った時間は、現像剤補給時間に相当し、トナー入れ替え処理は、現像剤入れ替え処理に相当する。
以下、フローチャートに即してトナー入れ替え処理について説明する。図4は、実施形態における制御部100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期によって繰り返し行われる。
まず、制御部100は、コントロールパネル20から画像形成を指令する指令信号を受信したか否かを判定する(ACT100)。画像形成を指令する指令信号を受信しない場合(ACT100:NO)、制御部100は、画像形成を指令する指令信号を受信するまで待機する。
一方、画像形成を指令する指令信号を受信した場合(ACT100:YES)、制御部100は、画像形成処理を開始する(ACT102)。ここで画像形成処理とは、制御部100が以下の処理を行うことを指す。
例えば、制御部100は、現像モータ44を駆動し、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bを稼働する。制御部100は、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bの稼働によって、現像剤収容部42の内部の現像剤Dを攪拌する。制御部100は、現像モータ44を駆動し、感光体ドラム32を回転させながら、感光体ドラム32の表面を帯電させるように帯電部34を制御する。制御部100は、露光部38を制御して、画像データに基づいて発光制御したレーザ光Lを、帯電させた感光体ドラム32に対して照射させて静電潜像を形成する。制御部100は、第2ミキサ41Bを駆動し、現像剤収容部42に収容された現像剤Dを現像ローラ40の表面に供給する。なお、この際、制御部100は、現像ローラ40の表面に供給したトナーに相当する量を、現像剤収容部42に補給するように補給部90を制御する。補給部90は、制御部100の制御を受けて、トナーカートリッジに収容されるトナーを現像剤収容部42に補給する。
制御部100は、現像モータ44を駆動させ、現像ローラ40の表面のトナーを、感光体ドラム32の表面に形成させた静電潜像に付着させる。これにより、感光体ドラム32の表面にはトナー像が形成される。制御部100、転写ローラ37を駆動して、中間転写ベルト39を移動させる。この際、制御部100は、上述した転写ローラ37に電圧を印加して(転写バイアス)、感光体ドラム32の表面のトナー像を、中間転写ベルト39に転写する。制御部100は、シート収容部80に収容されたシートSを、転写部55に搬送するように搬送部50を制御する。制御部100は、図示しないモータを駆動して支持ローラ55a及び2次転写ローラ55bを回転させると共に、2次転写ローラ55bに電圧を印加する(転写バイアス)。これにより、中間転写ベルト39上のトナー像は、転写部55の2次転写位置において、シートSに転写される。制御部100は、トナー像が転写されたシートSを、定着部70に搬送させ、トナー像を定着させ、フィニッシャー等に搬送するように搬送部50を制御する。制御部100は、ユーザに設定された枚数分のシートSに画像形成を行うまで、上述した処理を繰り返す。
ここで、図5のフローチャートの説明に戻る。制御部100は、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測を開始する(ACT104)。例えば、制御部100は、上述したACT102における画像形成処理の開始と共に、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測を開始する。
この際、制御部100は、既に計測された現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bが記憶部110に格納されているか否かを判定する。例えば、前回の処理において、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの一方または双方が、記憶部110に格納されている場合がある。そのため、制御部100は、記憶部110から現像部駆動時間情報及びトナー補給時間情報を取得する。制御部100は、取得した現像部駆動時間情報を参照して、現像モータ44の駆動時間Aが記憶部110に格納されているか否かを判定する。また、制御部100は、取得したトナー補給時間情報を参照して、トナー補給モータ91の駆動時間Bが記憶部110に格納されているか否かを判定する。
既に現像モータ44の駆動時間Aが記憶部110に格納されている場合、制御部100は、これから計測する時間Aを既に記憶されている時間Aに積算していく。また、既にトナー補給モータ91の駆動時間Bが記憶部110に格納されている場合、制御部100は、これから計測する時間Bを既に記憶されている時間Bに積算していく。
一方、未だ現像モータ44の駆動時間Aが記憶部110に格納されていない場合、制御部100は、新規に現像モータ44の駆動時間Aを計測する。また、未だトナー補給モータ91の駆動時間Bが記憶部110に格納されていない場合、制御部100は、新規にトナー補給モータ91の駆動時間Bを計測する。
なお、上述した現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測は、現像部31ごとに行われる。本実施形態において、現像部31は、トナーの種別に応じて備えられている。そのため、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bは、トナーの種別ごとに計測されることになる。また、ACT104以降の処理についても、現像部31(トナーの種別)ごとに実施される。
次に、制御部100は、画像形成処理が終了したか否かを判定する(ACT106)。例えば、制御部100は、ユーザにより設定された枚数分のシートSに画像形成を行っていない場合、画像形成処理が終了していないと判定する。また、制御部100は、ユーザにより設定された枚数分のシートSに画像形成を行った場合、画像形成処理が終了したと判定する。
制御部100は、画像形成処理が終了していないと判定した場合(ACT106:NO)、画像形成処理が終了するまで待機する。一方、制御部100は、画像形成処理が終了したと判定した場合(ACT106:YES)、以下の処理を行う。制御部100は、ACT104において開始した現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測を終了する(ACT108)。制御部100は、計測した現像モータ44の駆動時間Aを、現像部駆動時間情報として記憶部110に記憶させる。また、制御部100は、計測したトナー補給モータ91の駆動時間Bを、トナー補給時間情報として記憶部110に記憶させる。
図5は、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測方法を説明するための図である。例えば、現像モータ44の駆動時間Aは、現像モータ44のオン状態の期間を積算して導出される。具体的には、現像モータ44のオン状態を示す矩形パルスの立ち上がりから立下りまでの1パルスの幅を積算したものが現像モータ44の駆動時間Aに相当する。図示の例では、パルス幅a1が現像モータ44の駆動時間Aに相当する。また、トナー補給モータ91の駆動時間Bは、トナー補給モータ91のオン状態の期間を積算して導出される。図示の例では、パルス幅b1、b2、及びb3を積算したものがトナー補給モータ91の駆動時間Bに相当する。
また、図5に示すように、現像モータ44は、現像処理を行っていない期間においても、アイドリング駆動している。アイドリング駆動とは、感光体ドラム32が帯電されていない状態、すなわち帯電部34が稼働していない状態において、現像モータ44が駆動することを表す。以下、アイドリング駆動している時間を、アイドリング時間と称して説明する。制御部100は、このアイドリング時間を含む現像モータ44の駆動時間Aを計測することで、後述する入れ替え率Cの算出を精度良く行うことができる。
次に、制御部100は、入れ替え率Cを算出する(ACT110)。入れ替え率Cは、後述する処理において、トナーを入れ替えるか否かを判定する際の指標となるパラメータである。例えば、入れ替え率Cは、トナー補給モータ91の駆動時間Bを、現像モータ44の駆動時間Aで除算した値として定義される。従って、制御部100は、記憶部110に格納された現像部駆動時間情報と、トナー補給時間情報とを参照して、入れ替え率Cを算出する。制御部100は、算出した入れ替え率Cを、入れ替え率情報として記憶部110に記憶させる。なお、画像形成の初回処理時において、トナー補給時間情報には、例えば、デフォルトの値がトナー補給モータ91の駆動時間Bとして格納されている。記憶部110に格納された現像部駆動時間情報及びトナー補給時間情報は、後述する処理において書き換えられる。
次に、制御部100は、現像モータ44の駆動時間Aが予め定められた設定値F以上であるか否かを判定する(ACT112)。設定値Fは、設定値情報として記憶部110に格納される。設定値Fは、例えば、画像形成の初回処理時において、デフォルトの固定値Dに設定されている。この固定値Dは、初期値情報として記憶部110に格納されている。
制御部100は、現像モータ44の駆動時間Aが設定値F以上である(ACT112:YES)、現像部31が長時間駆動していると判定する。一方、制御部100は、現像モータ44の駆動時間Aが設定値F未満である(ACT112:NO)、現像部31が長時間駆動していないと判定する。
制御部100は、現像部31が長時間駆動していると判定した場合、入れ替え率Cが予め定められた閾値E未満であるか否かを判定する(ACT114)。閾値Eは、閾値情報として記憶部110に格納されている。
制御部100は、入れ替え率Cが閾値E以上である場合(ACT114:NO)、設定値Fを、以下の処理によって変更する。制御部100は、設定値Fを、固定値Dと現像モータ44の駆動時間Aとの加算値(D+A)に書き換える(ACT116)。これによって、本フローチャートの処理が終了する。なお、ACT104において計測を開始した現像モータ44の駆動時間Aは、本フローチャートの処理に伴って、記憶部110に格納される。また、ACT104において計測を開始したトナー補給モータ91の駆動時間Bは、本フローチャートの処理に伴って、記憶部110に格納される。これら時間(A及びB)は、次回以降の処理において用いられる。
一方、制御部100は、入れ替え率Cが閾値E未満である場合(ACT114:YES)、トナー入れ替え処理を行う(ACT118)。
以下、ACT118のトナー入れ替え処理について説明する。図6は、実施形態における制御部100のトナー入れ替え処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、上述したACT118の処理に相当する。
まず、制御部100は、トナー入れ替え動作を開始する(ACT300)。この際、制御部100は、現像モータ44の駆動時間Aと、トナー補給モータ91の駆動時間Bとの計測を開始する(ACT302)。
以下、トナー入れ替え動作を説明する。制御部100は、露光部38を制御して、所定の画像パターンデータに基づいて発光制御したレーザ光Lを、帯電させた感光体ドラム32に対して照射させる。所定の画像パターンデータは、予め画像パターン情報128として記憶部110に格納されている。これによって、感光体ドラム32の表面には、所定のトナー像(静電潜像)が形成される(ACT304)。
制御部100、転写ローラ37を駆動して、中間転写ベルト39を移動させ、感光体ドラム32の表面のトナー像を、中間転写ベルト39に転写させる。制御部100は、シートSを転写部55に搬送させずに、転写ローラ37を駆動して、中間転写ベルト39を移動させ続ける。これによって、中間転写ベルト39に付着したトナーは、図示しないクリーニングユニットによって除去される。なお、制御部100は、感光体ドラム32のトナー像を、中間転写ベルト39に転写させずに除去してもよい。例えば、制御部100は、転写バイアスを掛けずに感光体ドラム32を回転させ続けることで、クリーニングユニット36によって感光体ドラム32のトナー像を除去する。
次に、制御部100は、トナー濃度センサ45からトナー濃度を表す出力値を取得する(ACT306)。次に、制御部100は、トナー濃度センサ45から取得した出力値が強制補給レベルであるか否かを判定する(ACT308)。
図7は、トナー濃度センサ45の出力値に対するトナー濃度の関係を表した図である。図7に示す横軸は、トナー濃度を表し、縦軸は、トナー濃度センサの出力値を表す。例えば、横軸の単位は、[wt%]であり、縦軸の単位は、[v]である。図7に示すように、トナー濃度センサ45の出力値とトナー濃度との関係は、線形的な関数F1によって表される。関数F1は、トナー濃度の増大に伴って出力値(レベル)が減少する傾向を有する。関数F1は、予めセンサ出力判定情報124として記憶部110に格納されている。なお、センサ出力判定情報124は、関数F1の代わりに、関数F1に相当するテーブルデータであってもよい。また、関数F1に相当するテーブルデータは、プロセッサが参照するプログラムに埋め込まれていてもよい。関数F1には、4つの閾値が設けられる。この4つの閾値は、異常判定閾値Thmax、異常判定閾値Thmin、強制補給閾値Th1、及び補給停止閾値Th2である。従って、トナー濃度センサ45の出力値は、これら4つに閾値によって分類される。
制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が、強制補給閾値Th1以上、且つ異常判定閾値Thmax以下である場合、強制補給レベルであると判定する。また、制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が、強制補給閾値Th1以下、且つ補給停止閾値Th2以上である場合、強制補給レベルでないと判定する。その他の条件の場合、本実施形態では、例外的な処理として扱う。
制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給レベルである場合(ACT308:YES)、強制補給動作を開始する(ACT310)。強制補給動作は、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給閾値Th1以下になるまでトナー補給を継続する処理である。
以下、図8を参照して、制御部100により実施される強制補給動作について説明する。図8は、強制補給動作を説明するための図である。図示のように、制御部100は、強制補給動作中、現像モータ44を常に駆動し、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bを稼働させる。これによって、現像部31は、現像剤収容部42内において、キャリアと、新たに補給されたトナーとを撹拌する。
また、制御部100は、トナー補給モータ91を断続的に駆動し、補給部90にトナーカートリッジから現像剤収容部42内にトナーを補給させる。この際、制御部100は、トナー補給モータ91の一駆動を行った時点から所定時間経過後において、トナー濃度センサ45からトナー濃度の出力値を取得する。所定時間は、例えば、補給されたトナーとキャリアとが十分に撹拌されるのに必要な時間に設定される。制御部100は、例えば、上述した図7の関数Fに従って、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給閾値Th1以下であるか否かを判定する。すなわち、制御部100は、強制補給動作を終了するか否かを判定する(ACT312)。制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給閾値Th1以下である場合、強制補給動作を終了すると判定する。また、制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給閾値Th1以下でない場合、強制補給動作を終了しないと判定する。
強制補給動作を終了しない場合(ACT312:NO)、制御部100は、再度トナー補給モータ91を駆動する。これにより、制御部100は、補給部90にトナーカートリッジから現像剤収容部42内にトナーを補給させる。制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給閾値Th1以下になるまで、トナー補給モータ91の駆動及びトナー濃度センサ45の出力値の取得を繰り返す。
一方、強制補給動作を終了する場合(ACT312:YES)、制御部100は、初期化の処理を行う(ACT326)。初期化とは、以下の3つの処理を行うことを指す。制御部100は、現像部駆動時間情報として記憶部110に格納させた現像モータ44の駆動時間Aをゼロクリアにする。また、制御部100は、トナー補給時間情報として記憶部110に格納させたトナー補給モータ91の駆動時間Bをゼロクリアにする。また、制御部100は、設定値情報として記憶部110に格納させた設定値Fをデフォルトの固定値Dに書き換える。これによって、本フローチャートの処理が終了する。
一方、トナー濃度センサ45の出力値が強制補給レベルでない場合(ACT308:NO)、制御部100は、トナーの補給時間を決定する(ACT314)。
図9は、トナーの補給時間に対するトナー濃度センサ45の出力値の関係を表した図である。図9に示す横軸は、トナー濃度センサの出力値を表し、縦軸は、トナーの補給時間を表す。例えば、横軸の単位は、[v]であり、縦軸の単位は、[s]である。図9に示すように、トナーの補給時間とトナー濃度センサ45の出力値との関係は、線形的な関数F2によって表される。関数F2は、トナー濃度センサ45の出力値の増大に伴って補給時間が減少する傾向を有する。なお、関数F2は、トナー補給モータ91の駆動量を一定とした場合の一例である。
関数F2は、予めトナー補給時間導出情報126として記憶部110に格納されている。例えば、制御部100は、トナー濃度センサ45から取得した出力値を関数F2に代入し、トナーの補給時間を決定する。なお、トナー補給時間導出情報126は、関数F2の代わりに、関数F2に相当するテーブルデータであってもよい。また、関数F2に相当するテーブルデータは、プロセッサが参照するプログラムに埋め込まれていてもよい。
次に、制御部100は、トナー補給モータ91を、決定した補給時間駆動し、補給部90にトナーカートリッジから現像剤収容部42内にトナーを補給させる(ACT316)。次に、制御部100は、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの計測を終了する(ACT318)。制御部100、計測した現像モータ44の駆動時間Aを、現像部駆動時間情報として記憶部110に格納させる。また、制御部100、計測したトナー補給モータ91の駆動時間Bを、トナー補給時間情報として記憶部110に格納させる。
次に、制御部100は、上述したACT110と同様に、入れ替え率Cを算出する(ACT320)。次に、制御部100は、算出した入れ替え率Cが予め定められた閾値E未満であるか否かを判定する(ACT322)。入れ替え率Cが閾値E未満である場合(ACT322:YES)、制御部100は、トナー入れ替え動作を終了する(ACT324)。津次に、制御部100は、上述したACT326の初期化の処理を行って、本フローチャートの処理を終了する。
一方、入れ替え率Cが閾値E未満でない場合(ACT322:NO)、制御部100は、トナーの入れ替えが不十分であると判定し、ACT300の処理に戻る。これによって、現像剤収容部42内のトナー濃度は、所定の範囲内に収まるように制御される。
以下、ACT308におけるトナー濃度センサ45の出力値に基づく例外的な処理について説明する。この例外的な処理は、本フローチャートの処理とは異なるものである。例えば、制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が、異常判定閾値Thmax以上である場合、画像形成部30において異常が生じていると判定する。また、制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が、異常判定閾値Thmin以下である場合、画像形成部30において異常が生じていると判定する。制御部100は、画像形成部30において異常が生じていると判定した場合、画像形成部30の処理を停止する。また、制御部100は、画像形成部30において異常が生じていると判定した場合、異常が生じている旨を示す情報をコントロールパネル20に出力する。
また、制御部100は、トナー濃度センサ45の出力値が、補給停止閾値Th2以下、且つ異常判定閾値Thmin以上である場合、トナーの補給を停止する。
以上説明した実施形態の画像形成装置1によれば、補給部90がトナー補給を行った際のトナー補給モータ91の駆動時間Bを計測する。画像形成装置1は、現像部31を駆動させた際に現像モータ44の駆動時間Aを計測する。画像形成装置1は、計測した現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの比である入れ替え率Cに基づいて、トナー入れ替え処理を実行する。
例えば、トナー入れ替え処理を実行するにあたり、本実施形態とは異なる指標を参照して行う場合がある。例えば、トナー消費量等の指標を用いて、トナー入れ替え処理を実行する場合、以下の問題が生じる。例えば、感光体ドラム32にトナーが供給されずに、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bが駆動する場合、トナー消費量に変化はない。しかしながら、現像剤収容部42内においてトナーは撹拌され、破砕等のダメージを負うことで劣化する。これに対して、本実施形態では、入れ替え率Cは、現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの比である。すなわち、入れ替え率Cは、現像剤収容部42内にトナーが補給されてから現像剤収容部42内において撹拌された時間に基づくものである。従って、実施形態の画像形成装置1は、実際のトナーの劣化具合に応じて、より精度良くトナー入れ替え処理を実行することができる。
また、実施形態の画像形成装置1によれば、例えば、トナー入れ替え処理を実行の対象とならないトナーについては、以下の処理を行う。画像形成装置1は、次回の処理のために、計測した現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bを記憶部110に格納する。また、画像形成装置1は、入れ替えをしなかったトナーについては前回までの計測値を参照して入れ替え率Cを算出する。また、画像形成装置1は、入れ替えをしたトナーについては今回の計測値を参照して入れ替え率Cを算出する。これによって、画像形成装置1は、トナーの種別(現像部31の種別)ごとに、入れ替え率Cを算出する。この結果、画像形成装置1は、トナーの種別(現像部31の種別)ごとに独立してトナー入れ替え処理を実行することができる。
以下、その他の実施形態について説明する。上述した制御部100は、指令信号が、シートSの消色を指令するものであった場合、定着部70の温度を、画像形成時の温度よりも高く設定する。制御部100は、搬送部50を制御して、消色の対象となるシートSを定着部70に搬送させる。この際、現像モータ44は、シートSの搬送と連動して駆動する。従って、現像剤収容部42内の現像剤Dは、第1ミキサ41A及び第2ミキサ41Bによって撹拌される。
制御部100は、シートSの消色と共に、消色性トナーの入れ替え処理を行ってもよい。例えば、トナー入れ替え処理時において、制御部100は、搬送部50を制御して、シートSを転写部55に搬送させる。これによって、消色性トナーを有する現像部31Dによって形成されたトナー像は、消色対象のシートS上に転写される。制御部100は、消色性トナーにより形成されたトナー像が転写されたシートSを、定着部70に搬送して、消色処理及びトナー入れ替え処理を同時に行う。この結果、画像形成装置1は、効率の良い処理を実現することができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態の画像形成装置1によれば、補給部90がトナー補給を行った際のトナー補給モータ91の駆動時間Bを計測する。画像形成装置1は、現像部31を駆動させた際に現像モータ44の駆動時間Aを計測する。画像形成装置1は、計測した現像モータ44の駆動時間A及びトナー補給モータ91の駆動時間Bの比である入れ替え率Cに基づいて、トナー入れ替え処理を実行する。この結果、画像形成装置1は、精度良く現像剤(トナー)の入れ替えを実施することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像形成装置、10…画像読取部、20…コントロールパネル、30…画像形成部、31…現像部、32…感光体ドラム、34…帯電部、35…除電部、38…露光部、44…現像モータ、45…トナー濃度センサ、50…搬送部、55…転写部、70…定着部、80…シート収容部、90…補給部、91…トナー補給モータ、92…トナー補給機構、100…制御部、110…記憶部、S…シート

Claims (4)

  1. 像担持体に現像剤を供給して現像を行う複数の現像部と、
    種別が互いに異なる複数の現像剤を収容し、前記収容した複数の現像剤のそれぞれを攪拌し、前記複数の現像部のそれぞれに、前記収容した複数の現像剤のうち、各現像部に対応するいずれか一つの現像剤を補給する補給部と、
    前記補給部が前記現像部に対し現像剤補給を行った現像剤補給時間と、前記現像部を駆動させた駆動時間との比に基づいて、前記現像部から前記現像部中の現像剤を排出させ、前記補給部から前記現像部に前記収容した現像剤を補給させる現像剤入れ替え処理を、前記複数の現像部のそれぞれについて実行する制御部と、を備え、
    前記補給部は、現像剤を前記現像部に補給する補給機構と、前記補給機構を駆動する補給駆動部とを有し、
    前記現像部は、前記補給部によって補給された現像剤を攪拌する攪拌部、および前記攪拌部により攪拌された現像剤を前記像担持体に供給する現像ローラを含む供給機構と、前記供給機構を駆動する供給駆動部とを有し、
    前記制御部は、
    前記補給駆動部が駆動した時間を積算した時間を、前記現像剤補給時間として導出し、
    前記供給駆動部が駆動した時間を積算した時間であって、前記現像ローラを駆動させずに前記供給駆動部が前記攪拌部を駆動したアイドリング時間を含む時間を、前記現像部を駆動させた駆動時間として導出し、
    前記現像剤補給時間と前記駆動時間との比に基づいて、前記現像剤入れ替え処理を実行する、
    像形成装置。
  2. 前記補給部は、現像剤を前記現像部に補給する補給機構と、前記補給機構を駆動する補給駆動部とを有し、
    前記現像部は、前記補給部によって補給された現像剤を、前記像担持体に供給する供給機構と、前記供給機構を駆動する供給駆動部とを有し、
    前記制御部は、前記補給駆動部が駆動した時間を積算した駆動時間を、前記現像剤補給時間として導出し、前記供給駆動部が駆動した時間を積算した駆動時間を、前記現像部を駆動させた駆動時間として導出し、前記現像剤補給時間を前記駆動時間で除した値に基づいて、前記現像剤入れ替え処理を実行する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、複数の現像部を備え、
    前記制御部は、前記現像部ごとに、前記現像剤補給時間および前記駆動時間を算出し、前記現像部ごとに、前記現像剤の入れ替え処理を実行する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤に含まれるトナーの濃度を前記現像部において検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記補給部に対して、前記検出部によって検出される濃度が閾値以上になるまで、前記現像部に前記収容した現像剤を補給させる、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の画像形成装置。
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