JP2012088520A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率の画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にする画像形成装置を提供することである。
【解決手段】本発明は、単位時間当たりのトナー消費量に応じて現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更するよう攪拌手段を制御することにより、本発明の課題を解決可能にする。
【選択図】図7
【解決手段】本発明は、単位時間当たりのトナー消費量に応じて現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更するよう攪拌手段を制御することにより、本発明の課題を解決可能にする。
【選択図】図7
Description
本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ装置、印刷機、あるいは複合機に用いる電子写真方式の画像形成装置に係り、特に、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤で像担持体に形成された潜像を現像する現像装置を備える画像形成装置に関する。
2成分現像剤を用いる画像形成装置では、現像装置に収容されている現像剤はスクリュー等の攪拌部材によって、補給されたトナーと撹拌混合されながら現像ローラ上に搬送され、現像ローラ上に担持されながら層厚規制部材によって層厚が規制された後、現像領域に搬送される。現像剤中のトナーは、スクリュー等の攪拌混合によりキャリアと接触及び摺擦して摩擦帯電して所定の帯電量が確保され、現像領域の現像電界下で像担持体上の潜像に移動可能となる。一方で攪拌混合によるストレスを継続して受けると、次第に現像剤の帯電能力や流動性が変化して画像が不安定になる。特に、トナー消費率の大小により異なったメカニズムの画像不良が発生する場合がある。
トナー消費率が大きい場合、新しく補給されたトナーが十分に帯電されずに、その結果トナーの平均帯電量が低下し、画質変動や劣化を及ぼす。更に弱帯電トナー量の増加を招き、これらはキャリアから離脱し易く、トナー飛散の原因になりやすい。
一方、トナー消費率が小さい場合、同じトナーが多くのストレスを継続して受けて、トナーの劣化が起こり、トナーの帯電量不良による画像荒れ等の画像トラブルが発生しやすい。つまり、トナーの帯電性・流動性を高めるためにトナー表面に添加されたシリカ等の物質がトナー樹脂から遊離、またはトナー樹脂内部に埋没し、トナーの帯電量不良及び流動性低下が生じる。
このために、トナー消費率によるトナーの劣化を抑制するための種々の対策が下記特許文献に示すように提案されている。
特許文献1に記載の画像形成装置は、発光回数等の画像信号からトナー消費量を割り出し、それが所定量に比べて少ない場合に不足分のトナー量を非画像領域に強制的に消費して、トナーの劣化及びそれによる画像欠陥を未然に防止している。但し、画像形成以外に消費されるトナーが多くなり、省資源に逆行し、ランニングコストがアップするという問題がある。
特許文献2に記載の画像形成装置は、低い印字率の画像を連続して形成する場合に現像剤担持体及び攪拌スクリューの回転速度を高い印字率の画像を形成する場合より低くするよう制御して、現像剤担持体等の累積回転回数を減らして磁性キャリアの劣化を抑制している。但し、現像性の主条件である現像剤担持体速度を変更させているために、印字率の異なる画像により画像濃度が変化するという問題がある。
特許文献3に記載の画像形成装置は、現像剤にストレスを掛けてトナーの帯電を促進するための諸条件を画像データにおける画像面積(印字率)に応じて変更させている。例えば、画像面積(トナー消費量)が小さい場合に攪拌スクリューの回転速度を低下させて現像剤にかかるストレスの量を下げている。但し、画像の印字率に応じて現像担持体と攪拌スクリューの回転速度比を変更させるものであり、低印字率の画像を形成すると、濃度ムラが発生するという問題がある。
特許文献4に記載の画像形成装置は、転写材の給送間隔が一定値以上の場合には、感光体、現像剤担持体、トナー攪拌手段の少なくとも1つの回転速度を画像形成時以外は減速する、あるいは休止するように制御して、現像剤(トナー)が現像装置内で過度に攪拌されることによって引き起こされる画像あれを防止している。但し、低印字率の画像が連続して形成される場合には、現像剤(トナー)が過度に攪拌されて画像あれを防止できないという問題がある。
特許文献1から4までに記載の画像形成装置にはトナー消費増大、あるいは画質変化(濃度差、濃度ムラ、画像荒れ)を併発させるという課題がある。
本発明の目的は、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率の画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にする画像形成装置を提供することである。
前記目的は、下記に記載する発明により達成する。
1.像担持体と、
前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーとキャリアとを含む現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に近接した位置に配設され前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部で前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、を有し、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、を備える画像形成装置であって、
前記攪拌手段を制御して、単位時間当たりのトナー消費量に応じて、前記現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更する制御手段を備えること
を特徴とする画像形成装置。
前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーとキャリアとを含む現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に近接した位置に配設され前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部で前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、を有し、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、を備える画像形成装置であって、
前記攪拌手段を制御して、単位時間当たりのトナー消費量に応じて、前記現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更する制御手段を備えること
を特徴とする画像形成装置。
2.前記制御手段は、単位時間あたりのトナー消費量が所定値未満である場合に、前記所定値以上である場合に比較して前記攪拌現像剤量を少なくすることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記攪拌手段は、互いに前記現像剤収容部の異なる位置に配設され前記現像剤を混合攪拌する複数の攪拌部材を有することを特徴とする前記1又は2に記載の画像形成装置。
4.前記制御手段は、前記複数の攪拌部材のうちのひとつ以上の攪拌部材を作動させる、あるいは停止させることを特徴とする前記3に記載の画像形成装置。
5.前記複数の攪拌部材は、前記現像剤担持体に並設され前記現像剤を回転の軸方向の一方に搬送する第1攪拌部材と、前記第1攪拌部材と前記現像剤担持体との間に配設され前記現像剤を前記一方に反対する他方に搬送する第2攪拌部材と、前記第1攪拌部材に対し前記現像剤担持体の反対側に配設される第3攪拌部材と、を含み、
制御手段は、前記第3攪拌部材を停止させる、あるいは駆動させることを特徴とする前記3又は4に記載の画像形成装置。
制御手段は、前記第3攪拌部材を停止させる、あるいは駆動させることを特徴とする前記3又は4に記載の画像形成装置。
6.前記第3攪拌部材が回転の軸方向とは垂直な方向で前記現像剤を攪拌する攪拌部材であることを特徴とする前記5に記載の画像形成装置。
本発明は、攪拌手段を制御して単位時間当たりのトナー消費量に応じて現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更することによって、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく低い印字率の画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にする画像形成装置を提供する。
以下に本発明の実施の形態を図面により説明するが、本発明は、以下に説明する実施の形態に限られるものではない。
[画像形成装置]
図1は本発明に係る給紙装置を備える画像形成装置Aの全体構成を示す断面図である。
図1は本発明に係る給紙装置を備える画像形成装置Aの全体構成を示す断面図である。
図示の画像形成装置Aは、画像形成装置本体Bと、画像形成装置本体B上に載置される画像読取装置SC、自動原稿送り装置DFで構成される。
画像形成装置本体Bは、像担持体としての感光体1、帯電極2、像露光装置3、現像装置4、転写手段5、クリーニング手段6、等から成る画像形成部10と、定着装置7、給紙装置20及び用紙搬送部11と、制御手段100とから構成される。
給紙装置20は、用紙Pを収容可能な給紙トレイ21を含み、給紙トレイ21上の用紙Pから用紙Pを1枚ずつ次工程の用紙搬送部11に給送している。用紙搬送部11は、レジスト給紙手段12、排紙手段14、搬送路切換手段15、循環再給紙手段16、反転排紙手段17とから構成されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿Sdは非図示の原稿給紙手段により搬送され、画像読取装置SCの光学系によりイメージセンサCCDに結像されて原稿の片面又は両面の画像として順次読み込まれる。イメージセンサCCDで光電変換された画像信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等の処理が施され、原稿Sdの画像データとして各ページ単位に非図示の画像メモリに格納される。
所定のタイミングになると、画像データは画像メモリから読み出され、伸長処理された後に走査されて像露光装置3に画像信号として送信される。
画像形成部10において、帯電極2により感光体1上に電荷が付与され、像露光装置3により画像信号に応じて走査出力されるレーザ光により感光体1上に静電潜像が形成される。そして、感光体1上の静電潜像は現像装置4によりトナー像として顕像化された後に、転写手段5により感光体1上のトナー像は用紙P上に転写される。クリーニング手段6により転写後に感光体1上に残った転写残のトナーが感光体1上から除去される。
一方、用紙Pは、給紙装置20の給紙トレイ21から給送され用紙搬送部11のレジスト給紙手段12に搬送され一時停止された後に、レジスト給紙手段12により感光体1上のトナー像に同期して転写手段5に搬送される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置7に搬送され、定着装置7によりトナー像が定着されて排紙手段14により装置外に排出される。
なお、両面コピーの場合は、第1面に画像形成された用紙Pは、用紙搬送部11の循環再給紙手段16に送り込まれて反転され、再び画像形成部10において第2面に画像形成された後、排紙手段14により装置外に排出される。
また、反転排紙の場合は、通常の排紙通路から分岐した用紙Pは、反転排紙手段17においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙手段14により装置外に排出される。
[画像形成部]
図2は、画像形成装置Aの画像形成部10を示す断面構成図である。
図2は、画像形成装置Aの画像形成部10を示す断面構成図である。
感光体1は、ポリカーボネイトにフタロシアニン顔料を含む感光層(30μm)が直径100mmの金属ドラム上に形成され、負極性に帯電可能な有機感光体である。矢示方向に570mm/sの周速(Vp)で駆動回転される。
帯電極2はスコロトロン方式で、回転する感光体1の周囲を一様電位に帯電する。帯電極2は、ワイヤ〜グリッド間距離7.5mm、グリッド〜感光体間距離1mm、ワイヤ〜バックプレート間距離12mmの帯電極構成を有しており、グリッド印加電圧を−730Vとし、帯電電流値−800μAをもってバイアス電圧を印加することにより、感光体1の帯電電位を−750Vとしている。
静電潜像形成手段としての像露光装置3は一様電位に帯電された感光体1上にレーザ走査方式で像露光を行い、静電潜像を形成する。半導体レーザ(LD)の照射光は、700nmの波長で、300μWの出力である。
現像装置4は、非磁性トナーと磁性キャリアを含有する2成分現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ40と、現像ローラ40に近接して配設され、2成分現像剤を収容する現像剤収容部46と、を有し、感光体1上の静電潜像を現像してトナー像を形成する。
現像ローラ40は、内部に固設されたマグネットロールと、マグネットロールの周囲を回転してステンレスを溶射したアルミ製のスリーブとで構成される。現像ローラ40の外径はφ50mmで、その線速(Vs)は1140mm/sで、感光体1に対する線速比(Vs/Vp)は2である。
現像ローラ40は感光体1に対して所定間隙で離間して配設されており、ここでは現像ローラ40上の現像剤が感光体1に接触する接触現像方式であるが、これに限定されず、非接触現像方式であってもよい。
現像ローラ40には直流成分の現像バイアスによって現像が行われるが、直流成分としては−600Vの現像バイアスを印加して反転現像が行われる。直流成分に交流成分を重畳させるようにしてもよい。
現像剤収容部46には、トナーとキャリアと攪拌する攪拌手段41を有する混合室と、現像剤収容部46に収容されている現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサTSと、を有する。
攪拌手段41は2成分現像剤中のトナーの帯電量を促し、トナー補給部8から補給されたトナーをキャリアと相互摩擦させてトナーの帯電量を立ち上げている。
トナー濃度センサTSは、検知面近傍における現像剤の透磁率を検出し、その検出結果から現像剤中のトナー濃度を検出している。そして、トナー濃度が閾値を下回った場合にトナー補給部8から新しいトナーを補給するように制御することにより現像剤収容部46内の現像剤は所定のトナー濃度に維持されている。
非磁性トナーとしては、体積平均粒径が3〜9μmの重合トナーが好ましい。重合トナーを用いることにより、高解像力であり、濃度が安定し、かぶりの発生が極めて少ない画像形成装置が可能となる。
キャリアとしては、体積平均粒径が30〜65μmで磁化量が20〜70emu/gの磁性粒子からなるフェライトコアのキャリアが好ましい。30μmよりも粒径の小さなキャリアではキャリア付着が生じやすくなる。また、65μmよりも粒径の大きなキャリアでは、均一な濃度の画像が形成されない場合が生じうる。
転写前露光光源51では、トナー像の転写性を高めるための照射を行う。光源は光波長700nmのLEDで、光出力10luxをもって照射する。
転写手段5としての転写ローラは、転写電流40μAの定電流制御によりバイアスが印加され、感光体1上のトナー像の用紙P上への転写を行う。
定着装置7は内部にヒータを配置した加熱ローラ7aと加圧ローラ7bとよりなり、トナー像を保持した用紙Pは、加熱ローラ7aと加圧ローラ7bとの間で加熱・加圧がなされて定着され、排紙ローラ24によって機外の図示しない排紙トレイ上に排出される。
一方、転写後の感光体1の表面はクリーニング手段6により転写残トナーの清掃が行われる。クリーニングブレードとしてウレタンゴム製のブレードが用いられ、クリーニングブレードはカウンタタイプで、感光体1周面に摺接して清掃を行っている。
クリーニング手段6を通過して表面が清掃された感光体1周面は、光波長700nm、光出力10lux光源を用いた帯電前露光(PCL)手段9によって照射がなされ、残留電位を低下した状態で次の画像形成サイクルへと移行する。
[現像装置]
図3は、本発明の実施形態に係る現像装置4を示す上面図である。現像装置4は、現像剤収容部46の内部に現像ローラ40、攪拌手段41を配置している。
図3は、本発明の実施形態に係る現像装置4を示す上面図である。現像装置4は、現像剤収容部46の内部に現像ローラ40、攪拌手段41を配置している。
攪拌手段41は複数の攪拌部材を有し、複数の攪拌部材は、攪拌パドル42、第1攪拌部材としての第1攪拌スクリュー44、第2攪拌部材としての第2攪拌スクリュー43、第3攪拌部材としての楕円攪拌部材45、第1駆動モータM1、第2駆動モータで構成される。
攪拌パドル42は支持軸42aに固設された複数の羽を有し、現像ローラ40の軸41aに固設されたA歯車41aと支持軸42aに固設されたB歯車42bとの噛み合いにより現像ローラ40と一体に回転する。攪拌パドル42は、攪拌パドル42は周辺の現像剤を攪拌しながら、現像ローラ40との間で現像剤の入れ換えを行っている。
第1攪拌スクリュー44、第2攪拌スクリュー43は、攪拌パドル42に対し、現像ローラ40の逆方向(X方向)に並設されている。第1攪拌スクリュー44は図2で示すCCW方向に回転し、現像剤を攪拌しながら矢印で示すY方向のマイナス側に、すなわち回転の軸方向の一方に搬送する。
第2攪拌スクリュー43は、図2においてCW方向に回転し、回転により現像剤を攪拌しながら矢印で示す軸方向としてのY方向のプラス側に、すなわち一方に反対する他方に搬送する。
2つの仕切り46a、46bが現像剤収容部46の底部から立ち上がっており、第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43の周辺に収容された現像剤は、第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43の回転と仕切り46a、46bの規制と受けながら、矢印に示すように循環的に現像剤収容部46内を搬送される。
第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43は、それぞれの軸44a、43aに固設されたD歯車44b、C歯車43bで連結されて一体に回転する。また、軸44aの端部に第1駆動モータM1が連結されており、第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43は現像ローラ40に対して独立に回転可能である。
破線で示すように補給口8aが第2攪拌スクリュー44の上部、且つY方向のプラス側に配設され、トナー補給部8により搬送されたトナーは補給口8aから第2攪拌スクリュー44上に補給される。補給トナーは第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43で搬送される間に現像剤中のキャリアとの混合攪拌により摩擦帯電され、トナーの帯電量は立ち上げられる。
トナー濃度センサTSは受け渡し部C4に対し循環搬送方向の上流側に配設し、現像剤収容部46内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する。そして、非図示の制御手段によって、検知されたトナー濃度に応じて受け渡し部C4に対し循環搬送方向の下流側に位置する補給口8aからトナーが補給される。
また、攪拌パドル42と第2攪拌スクリュー43との間で相互に現像剤の入れ換えが行われ、第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43で循環搬送される現像剤は攪拌パドル42を経由して現像ローラ40に供給される。
楕円攪拌部材45は第1攪拌スクリュー44に対しX方向側に並設され、複数の楕円形状の平板が回転軸45aに対し傾斜的にY方向に固設され、図2においてCCW方向に回転している。そして、現像剤を回転の軸方向に垂直な方向で攪拌する攪拌部材であるが、第1攪拌スクリュー44の回転により仕切り46bを越えて搬入された現像剤を混合攪拌し、補給直後のトナーを含めて現像剤中のトナーの帯電量を高めている。また、現像装置4内に収容可能な現像剤量を増大させ、現像剤寿命、すなわち現像剤交換ライフを高めている。
回転軸45aの側端には第2駆動モータM2が直結されており、楕円攪拌部材45は、現像ローラ40、あるいは第1攪拌スクリュー44及び第2攪拌スクリュー43に対して独立駆動可能である。
現像装置4には質量2.0kgの現像剤を収容可能であり、質量2.0kgの現像剤を収容している時に第1駆動モータM1及び第2駆動モータM2を現像ローラ40と同時に駆動させた場合、現像装置4内で攪拌され循環する現像剤の量(以下攪拌現像剤量Mと称す)は2.0kgとなる。
第1駆動モータM1及び第2駆動モータM2を停止させ現像ローラ40のみを駆動させた場合、現像ローラ40の周面及び攪拌パドル42の周辺の現像剤のみが攪拌され循環し、現像装置4内の攪拌現像剤量Mは0.3kgとなる。
そして、第2駆動モータを停止させ第1駆動モータM1を現像ローラ40と同時に駆動させた場合、楕円攪拌部材45の周辺の現像剤のみが静止し、現像装置4内の攪拌現像剤量Mは1.2kgとなる。
[トナー劣化の抑制方法]
次に、本発明に係るトナーの劣化及びその抑制方法について以下説明する。
次に、本発明に係るトナーの劣化及びその抑制方法について以下説明する。
現像剤中のトナーは、攪拌手段41によってトナーの帯電量が高められるが、感光体1に消費されず、攪拌手段41の攪拌を受けながら現像装置4に長期に渡り留まると、トナー表面に添加されたシリカ等の流動化物質がトナー表面から遊離、またはトナー樹脂内部に埋没して、トナーの帯電が低下する、又はキャリア表面におけるトナーの流動性が低下する、いわゆるトナーの劣化が次第に増大する。
また、キャリア寿命の耐久性(つまり、現像剤の耐久性)及び現像システムの追従性・安定性の観点より十分な量の現像剤を現像剤収容部46内に収容している。この観点から現像剤収容部46内に収容される現像剤量が適宜設定されている。
トナーの劣化に関し本発明者が鋭意検討した結果を以下に詳しく説明する。
図4は、単位時間当たりのトナー消費量Ctが低い場合におけるトナーの劣化と攪拌現像剤量Mとの関係を示すグラフである。
縦軸はトナーの帯電量(μQ/g)であり、横軸は同一印字率D及び同一サイズの画像を連続して用紙P上に形成した場合におけるプリント数(p)である。各曲線は、現像剤収容部46内の攪拌現像剤量Mをそれぞれ1.0kg、1.5kg、及び2.0kgに設定した場合におけるトナー帯電量の推移を示す。ここでは、印字率D=4%、且つサイズA4の画像が連続して用紙P上に形成される。
一般に印字率D(%)と単位時間あたりのトナー消費量Ct(g/s)との間には下記(1)のような関係式が成立する。
Ct=K×S×N×(D÷100)・・・(1)
Kは、100%印字率の画像が形成されたとき、つまり、ベタ画像が感光体上に形成されたときの単位面積当たりの感光体上に付着したトナーの質量(g)である。Kは定数であり、予め記憶されている。
Kは、100%印字率の画像が形成されたとき、つまり、ベタ画像が感光体上に形成されたときの単位面積当たりの感光体上に付着したトナーの質量(g)である。Kは定数であり、予め記憶されている。
Sは用紙Pの面積(m2)であり、Nは単位時間あたりに面積Sの用紙Pが印刷される用紙処理速度(s−1)である。操作者が操作部101から印刷用紙のサイズを入力すると、制御手段100によって面積Sと用紙処理速度Nが自動的に設定される。
(1)式に示すように、同一サイズの画像を用紙P上に形成する場合は、単位時間当たりのトナー消費量Ctと印字率Dとは比例関係にあり、以下において印字率Dを単位時間あたりのトナー消費量Ctとして説明する。
なお、単位時間当たりのトナー消費量Ctを算出する方法は(1)式を用いた方法に限定するものでない。例えば、画像形成ジョブを1部だけ先行させて、その間に像露光装置3におけるレーザ点灯をカウントし、そのカウントを加算し、その加算値に既知の単位カウント当たりのトナー消費量を積し、更に1部の画像形成ジョブに要するジョブ所要時間で除する方法でもよい。
攪拌現像剤量Mを1kgにした場合におけるトナー帯電量の推移を▲マークで示す。図示のように、25000p後のトナー帯電量は初期の45μQ/gから40μQ/gに低下し、低下量は約5μQ/g分である。
攪拌現像剤量Mを1.5kgにした場合におけるトナー帯電量の推移を△マークで示す。図示のように、25000p後のトナー帯電量は初期の45μQ/gから33μQ/gに低下し、低下量は約12μQ/g分である。
攪拌現像剤量Mを2kgにした場合におけるトナー帯電量の推移を○マークで示す。図示のように、25000p後のトナー帯電量は初期の45μQ/gから27μQ/gに低下し、低下量は約18μQ/g分である。
また、各測定点で画質への影響を調べ、画質上から許容可能なトナー帯電量の下限値を求めた。この結果、下限値は37μQ/gであり、図4に一点鎖線で示した。
図4に示すように、各印字率Dの画像を25000P連続繰り返してもトナー帯電量を下限値以上に維持出来る攪拌現像剤量Mの適正範囲Rが存在することが判明した。例えば、D=4%の画像では攪拌現像剤量Mの適正範囲Rは1.25kg以下であった。
つぎに、印字率Dが異なる画像について攪拌現像剤量Mの適正範囲Rを求める実験を行い、図5のような関係を取得した。
図5は各印字率Dに対する攪拌現像剤量Mの適正範囲Rを示すグラフである。横軸が連続印刷画像の印字率D(%)で、縦軸が攪拌現像剤量M(kg)である。
図5において境界線Aは印字率Dに対する攪拌現像剤量Mの適正範囲Rの上限値である。境界線Aの右下部に位置する白地領域は各印字率Dに対する攪拌現像剤量Mの適正範囲Rを示し、境界線Aの左上部に位置する斜線領域はトナー劣化における不適正な範囲を示す。
また、境界線Bは、印字率Dに依存する現像システムの追従性・安定性から生じる攪拌現像剤量Mの適正範囲Rの下限値であり、現像装置4の具体的な構成によって異なるものと予想される。境界線Aの右下部に位置する斜線領域は現像システムの追従性・安定性における不適正な範囲を示す。
3つの破線は、画像形成装置Aにおいて動作可能な3水準の攪拌現像剤量Mを示し、M=2.0kg、M=1.2kg、M=0.7kgに対応する。
図示に示すように、動作可能な攪拌現像剤量Mが攪拌現像剤量Mの適正範囲Rに複数水準存在するような印字率Dの範囲、1水準しか存在しないような印字率Dの範囲がある。
次に、本発明に係るトナー劣化の抑制方法、及びこの方法を行う、本発明に係る画像形成装置Aについて詳しく説明する。
[制御構成]
図6は、本発明に係るトナー劣化の抑制を司る制御関係を示す、ブロック図である。
図6は、本発明に係るトナー劣化の抑制を司る制御関係を示す、ブロック図である。
制御手段100は本発明に係る中核部で、印字率Dの変化に応じて攪拌現像剤量Mを変更させてトナーの劣化を抑制し、更に画像形成装置Aの全体制御を行っている。ここでは本発明に係る主要な部分のみについて説明する。
操作部101は操作者が画像形成ジョブを設定するための入力部と設定内容を表示する表示を有する。
メモリ103は画像形成ジョブの画像データを格納する画像データ記憶部と、画像データに関わる各種情報を格納する関連情報記憶部と、を有する。
印字率算出部102は、制御手段100から送られた各画像データを演算して各画像データの印字率Dを取得して制御手段100に出力する。制御手段100は、印字率算出部102で算出された印字率Dをメモリ103の関連情報記憶部に画像データと対応付けて記憶する。
画像形成部10内には攪拌手段41の一部としての第1駆動モータM1と第2駆動モータM2とを有し、制御手段100は第1駆動モータM1及び第2駆動モータM2の作動・停止を制御して攪拌現像剤量Mを0.3kg、1.2kg、あるいは2.0kgに変更可能である。
制御手段100は、複数の画像データと出力部数、等々で規定される各画像形成ジョブを実行する際に、メモリ103から各画像データを読み出し印字率算出部102に転送し、そして印字率算出部で算出された印字率Dを各画像データに対応してメモリ103に格納する。
次に、画像形成ジョブ(各画像データの印字率、濃度設定等の出力条件、等々)に基づき予想される単位時間あたりのトナー消費量Ctを算出する。制御手段100は、印刷ジョブが実行される際に印字率算出部102から転送された印字率Dを代入して単位時間あたりのトナー消費量Ctを(1)式に基づき算出する。
更に、制御手段100は、画像の印字率D(単位時間あたりのトナー消費量Ct)に基づき、攪拌現像剤量Mの適正範囲Rに取得する。換言すると、図5に示すような攪拌現像剤量Mの上限値を取得する。
そして、メモリ3に記憶されている攪拌現像剤量の現設定量Mcが適正範囲R以外である場合に、攪拌手段41の第1駆動モータM1、第2駆動モータM2の駆動を制御して攪拌現像剤量Mを適正範囲R内に変更する。
ここでは、表1に示すような対応表を用いて、画像の印字率D、あついは単位時間あたりのトナー消費量Ctに基づき、攪拌現像剤量Mの設定値を選択する。
例えば、D=9%の場合、トナー劣化における攪拌現像剤量Mの適正範囲Rは2.0kg以下であるが、キャリア劣化の平準化、現像システムとしての安定性を考慮して、攪拌現像剤量Mの設定値として2.0kgを選択している。
画像形成装置Aは、図5の関係を利用して、印字率Dの変化に応じて攪拌現像剤量Mを変更して適正範囲Rに維持させるよう、攪拌手段41を制御するものである。そして、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率Dの画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にしている。
図7は、本発明に係わりトナー劣化の抑制制御に関する第1の実施形態を示す、フローチャートである。
S1は処理待ちの画像形成ジョブが有する否かをチェックする工程である。S1工程で”Yes”と判定されると、S2に移行する。
S2は単位時間あたりのトナー消費量Ctを算出する工程であり、S3に移行する。単位時間あたりのトナー消費量Ctの算出方法は、上記の(1)式を用いて、各画像データの印字率Dに基づき導出するものである。
S3は、攪拌現像剤量Mの適正範囲Rを取得する工程ある。
S4は、現在設定されている攪拌現像剤量Mの現設定量McがS3工程で取得された適正範囲R内か、否かを判定する工程である。適正範囲R内の場合(Yesの場合)、S5工程に移行し現設定量Mcを保持する。適正範囲R外の場合(Noの場合)、S6工程に移行する。
S6は、現設定量Mcが攪拌現像剤量Mの切替可能な最小値Mminを越えているか、否かを判定する工程である。現設定量Mcが最小値Mminである場合(Noの場合)、S5工程に移行し、現設定量Mcを保持する。現設定量Mcが最小値Mminを越えている場合(Yesの場合)、S7工程に移行する。
S7は、適正範囲R内に変更する工程である。ここでは、表1に示す対応表を用いて単位時間当たりのトナー消費量Ctに基づき現設定量Mcを攪拌現像剤量の設定値に変更する。
S2からS7が本発明に係る本発明に係るトナー劣化抑制のための制御であり、この制御の後にS8に移行する。
S8は、攪拌現像剤量Mが適正範囲Rに設定された状態において印刷ジョブを実行する工程であし、S9工程に移行する。
S9は、ジョブが終了したか、否かを判断する工程である。そして、ジョブが終了すると(Yesの場合)、S10工程に移行する。ジョブが未終了の場合(Noの場合)、S8に戻り、ジョブを継続する。
S10は、全ジョブが終了したか、否かを判定する工程であり、全ジョブが終了するまで(Yesになるまで)、S1からS9までの工程を繰り返す。全ジョブの終了が判定されると一連の制御は完了する。
なお、上記の実施形態では、攪拌現像剤量Mを2.0kg、1,2kg、0.3kgの3水準にしているが、第1攪拌スクリュー44の軸44aと第2攪拌スクリュー43の軸43aとをそれぞれ駆動モータに直結してそれぞれ独立に駆動させて、攪拌現像剤量Mを2.0kg、1.2kg、0.75kg、0.3kgの4水準にしてもよい。
但し、攪拌現像剤量Mを0.75kgする場合には、攪拌スクリュー44を停止させて攪拌スクリュー43を回転させるために、攪拌スクリュー43の回転をCW方向、あるいはCCW方向に所定の周期で切り替えるように攪拌手段41を制御する。または、トナー補給口8aを第2攪拌スクリュー43の上方、且つY方向に渡って複数の箇所に並設させ、トナーをY方向に渡って均等に補給するようにしても良い。
以上のように、本発明に係る制御手段100は、攪拌手段41を制御して単位時間当たりのトナー消費量Ctに応じて現像剤収容部46内の攪拌現像剤量Mを変更して、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率Dの画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にしている。また、単位時間あたりのトナー消費量Ctが所定値未満である場合に、所定値以上である場合に比較して攪拌現像剤量Mが少なくなるように、攪拌手段41を制御して、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率Dの画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にしている。
次に、本発明に係るトナー劣化の抑制制御に関する第2の実施形態を以下説明する。
図8は、トナー劣化の抑制制御に関する第2の実施形態を示す制御フローである。図7におけるS2からS6までの工程に置き換わるものである。
他の実施形態の制御は、(1)式に示すように、単位時間当たりのトナー消費量Ctと比例関係にある画像の印字率Dに基づき直接的に攪拌現像剤量Mを変更するものであり、簡易な制御方法である。
制御手段100は印字率Dに対する第1基準値Dr1、第2基準値Dr2及び所定枚数Nrを非図示の不揮発メモリに予め格納している。第1基準値Dr1及び第2基準値Dr2は画像サイズ(用紙サイズ)毎に異なる値であり、画像サイズ別に記憶される。
制御手段100は、次の画像形成ジョブに対応する各画像データをメモリ103から読出し印字率算出部102に転送する、印字率算出部102は各画像データから画像形成ジョブに対応する画像の印字率Dを算出する。制御手段100は、印字率算出部102で算出された印字率Dを入力する。その後、図8に従い以下に説明するトナー劣化抑制制御を実行する。
S101は、画像の印字率Dと予め記憶された第2基準値Dr2と比較して、DがDR2未満であるか、否かを判定する工程である。DがDr2満の場合(Yesの場合)には、S102工程に移行する。そして、DがDr2以上の場合(Noの場合)にはS103工程に移行する。
S102工程は、第2駆動モータM2を停止させる工程である。そして、S104工程に移行する。
S103工程は、第2駆動モータM2を駆動させて、108工程に移行する工程である。そして、S108工程は第1駆動モータM2を通常回転速度で駆動させる工程である。
S104工程は、画像の印字率Dと予め記憶された第1基準値Dr1と比較して、DがDR1未満であるか、否かを判定する工程であり、Dr1<Dr2の関係ある。DがDr1未満の場合(Yesの場合)にS105工程に移行し、DがDr1以上の場合(Noの場合)にS108工程に移行する。
S105工程は、画像形成ジョブで処理される用紙枚数Njと予めメモリに記憶された所定枚数Nrと比較して、NjがDr未満であるか、否かを判定する工程であり、NjがNr未満の場合(Yesの場合)に、S106工程に移行し、第1駆動モータM1を停止させる。そして、NjがNr以上の場合(Noの場合)に、S107工程に移行し、第1駆動モータM1を低速回転で駆動させる。
以上のように、制御手段100は、第1駆動モータM1及び第2駆動モータM2を通常回転速度で駆動させて攪拌現像剤量Mを2.0kgにする第1駆動モードと、第1駆動モータM1を通常回転で駆動させ且つ第2駆動モータM2を停止させて攪拌現像剤量Mを1,2kgにする第2駆動モードと、第1駆動モータM1を低速回転で駆動させ且つ第2駆動モータM2を停止させて攪拌現像剤量Mを1,2kgにする第3駆動モードと、第1駆動モータM1及び第2駆動モータM2を停止させて攪拌現像剤量Mを0.3kgにする第4駆動モードと、を有する。
そして、制御手段100は、印字率D<第2基準値Dr2以上の場合に、第1駆動モードを選択し、Dr1≦D<Dr2の場合に第2駆動モードを選択し、D<Dr1、且つNj<Nrの場合に第3駆動モードを選択し、D<Dr1、且つNj<Nrの場合に第4駆動モードを選択する。
第1駆動モータM1と第2駆動モータM2を停止させて攪拌現像剤量Mを0.3kgにすると、現像ローラ40及び攪拌パドル42の周辺で攪拌される現像剤には全く新たなトナーが供給されない。従って、所定枚数Nr以上の画像を連続して印刷する場合、つまり、Nj≧Nrの場合には、第3駆動モードを選択して、第1攪拌スクリュー43及び第2攪拌スクリュー44を低速回転で駆動させ攪拌パドル42と第1攪拌スクリュー43との間で現像剤を入れ換えて、画像濃度の低下が生じない程度にトナー濃度を維持している。そして、所定枚数Nr未満の画像を連続して印刷する場合、つまりNj<Nrの場合には、トナー消費量が限られるために第4駆動モードを選択する。
以上にように本発明に係る画像形成装置Aは、画像の印字率に応じて攪拌現像剤量Mを変更するよう、又は画像の印字率Dが所定値(Dr1,あるいはDr2)未満である場合に所定値(Dr1,あるいはDr2)以上である場合に比較して攪拌現像剤量Mが少なくなるよう、攪拌手段41を制御して、トナー消費増大及び画質変化も生じることがなく、低い印字率Dの画像を連続して多数形成してもトナーの劣化を抑制可能にしている。
1 感光体(像担持体)
3 像露光装置(静電潜像形成手段)
4 現像装置
40 現像ローラ(現像担持体)
41 攪拌手段
43 第2攪拌スクリュー(第2攪拌部材)
44 第1攪拌スクリュー(第1攪拌部材)
45 楕円攪拌部材(第3攪拌部材)
46 現像剤収容部
100 制御手段
Ct 単位時間あたりのトナー消費量
M 攪拌現像剤量
3 像露光装置(静電潜像形成手段)
4 現像装置
40 現像ローラ(現像担持体)
41 攪拌手段
43 第2攪拌スクリュー(第2攪拌部材)
44 第1攪拌スクリュー(第1攪拌部材)
45 楕円攪拌部材(第3攪拌部材)
46 現像剤収容部
100 制御手段
Ct 単位時間あたりのトナー消費量
M 攪拌現像剤量
Claims (6)
- 像担持体と、
前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーとキャリアとを含む現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に近接した位置に配設され前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部で前記現像剤を攪拌する攪拌手段と、を有し、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、を備える画像形成装置であって、
前記攪拌手段を制御して、単位時間当たりのトナー消費量に応じて、前記現像剤収容部内で現像剤が攪拌される攪拌現像剤量を変更する制御手段を備えること
を特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、単位時間あたりのトナー消費量が所定値未満である場合に、前記所定値以上である場合に比較して前記攪拌現像剤量を少なくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記攪拌手段は、互いに前記現像剤収容部の異なる位置に配設され前記現像剤を混合攪拌する複数の攪拌部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記複数の攪拌部材のうちのひとつ以上の攪拌部材を作動させる、あるいは停止させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記複数の攪拌部材は、前記現像剤担持体に並設され前記現像剤を回転の軸方向の一方に搬送する第1攪拌部材と、前記第1攪拌部材と前記現像剤担持体との間に配設され前記現像剤を前記一方に反対する他方に搬送する第2攪拌部材と、前記第1攪拌部材に対し前記現像剤担持体の反対側に配設される第3攪拌部材と、を含み、
制御手段は、前記第3攪拌部材を停止させる、あるいは駆動させることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記第3攪拌部材が回転の軸方向とは垂直な方向で前記現像剤を攪拌する攪拌部材であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010235039A JP2012088520A (ja) | 2010-10-20 | 2010-10-20 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020204644A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2010
- 2010-10-20 JP JP2010235039A patent/JP2012088520A/ja active Pending
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