JP6694997B1 - 散粉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の散粉装置は、異物混入のおそれがあった。【解決手段】搬送台の上部を覆い、かつ、搬送台の移動方向に延びるトンネル状をなし、散粉空間50を区画するトンネル型ドーム12と、トンネル型ドーム12の側面下部に形成され、搬送台の移動方向に長手をした粉体流入口121W,122Wと、トンネル型ドーム12の側面と所定の隙間を空けて対向する傾斜面を有し、当該傾斜面に沿って粉体を落下させるための滑り台13と、滑り台13に粉体を供給する粉体供給部40と、滑り台13の裏側から粉体流入口121W,122Wに臨むように設けられた複数のエアー吹出孔38を有するノズル21と、ノズル21に対してエアーを供給するエアー供給部30と、傾斜面を滑り落ちて落下する粉体をエアー吹出孔38から吹き出るエアーによって粉体流入口から散粉空間50内へ飛散させるように、粉体供給部40及びエアー供給部30を駆動制御する駆動制御部と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、散粉装置に関し、より詳細には、食品の表面に粉体(粉末食材)を塗すための散粉装置に関する。
従来より、餅や大福餅等の表面に粘着防止のための粉体を一様に付着する装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、回転ブラシを用いて大福餅等の製品表面をきずつけることなく均一に手粉等の粉体を付着する粉体付着装置が開示されている。
また、特許文献2には、食品の搬送経路を覆う被覆体、飛散機構(空気調整管と噴出管)を含む粉末食材付与装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、開孔の径よりも小さい粒径を有する粉体をハウジング内へ供給し、送風機によって粉体を巻き上げることで食品に粉体を付与する装置が開示されている。
特許第2909956号公報 特許第5813023号公報 特開2018−82678号公報
特許文献1に開示された粉体付着装置は、回転型ブラシに粉体を落とし、ブラシで粉体を横方向へ飛ばして餅の表面に粉体を塗すという構成であり、ブラシ片等の異物混入のおそれがあり、また、粉体の飛散が多いという課題があった。
特許文献2に開示された粉末食材付与装置は、粉末食材(粉体)を供給する経路とハウジングとが気密に取付固定されており、粉末食材を飛散させる空気の流入、流出制御が煩雑であり、かつ装置全体の気密性等を厳格にしなければならないといった課題がある。
特許文献3に開示された粉体付与装置は、粉体付与機構が大型化する等の課題がある。
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、異物混入のおそれをなくし、かつ、粉体の使用量を抑えつつ万遍なく食品に粉体を塗すことのできる散粉装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1記載の発明は、所定の幅を有し、幅方向と直交方向に水平移動する搬送台の移動経路に設けられる散粉装置であって、前記搬送台の上部を覆い、かつ、前記搬送台の移動方向に延びるトンネル状をなし、散粉空間を区画するトンネル型ドームと、前記トンネル型ドームの側面下部に形成され、前記搬送台の移動方向に長手をした粉体流入口と、前記トンネル型ドームの側面と所定の隙間を空けて対向しており、前記トンネル型ドームの側面下部に向かって下り傾斜の傾斜面を有し、当該傾斜面に沿って粉体を落下させるための滑り台と、前記滑り台にその上方から粉体を供給する粉体供給部と、前記滑り台の裏側(前記トンネル型ドームの側面に対向する側と反対側)から前記粉体流入口に臨むように設けられ、前記粉体流入口の長手方向に沿って配列された複数のエアー吹出孔を有するノズルと、前記ノズルに対してエアーを供給するエアー供給部と、前記傾斜面を滑り落ちて落下する粉体を前記エアー吹出孔から吹き出るエアーによって前記粉体流入口から前記散粉空間内へ飛散させるように、前記粉体供給部及び前記エアー供給部を駆動制御する駆動制御部と、を含むことを特徴とする、散粉装置である。
請求項2記載の発明は、前記粉体流入口は、前記トンネル型ドームの両側面下部にそれぞれ形成されており、各粉体流入口に対向して、前記滑り台及びノズルが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の散粉装置である。
請求項3記載の発明は、前記トンネル型ドームは、トンネルに直交方向の断面形状において、その外表面が、中央から両側へ向かって対称な下り傾斜面を有する山形に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の散粉装置である。
請求項4記載の発明は、前記搬送台は、粉体を付着させる食品を乗せて移動するベルトコンベヤを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の散粉装置である。
請求項5記載の発明は、前記ベルトコンベヤは、所定の間隔を空けて並列に配置された2台以上のベルトコンベヤを含み、各ベルトコンベヤに対して、それぞれ、前記トンネル型ドーム、滑り台及びノズルが設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の散粉装置である。
請求項6記載の発明は、前記滑り台の傾斜面は、その表面にWPC処理(登録商標)が施されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の散粉装置である。
請求項7記載の発明は、前記滑り台の傾斜面に振動を与える振動付与装置が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の散粉装置である。
請求項8記載の発明は、前記トンネル型ドーム、滑り台及びノズルの周囲を覆い、かつ、前記搬送台が粉体を付着させる食品を乗せて移動することのできる入口及び出口が形成されたハウジングを備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の散粉装置である。
本発明によれば、ブラシ片等の異物混入のおそれがなく、しかも、散粉空間を狭い空間に区画したことにより、粉体の使用量を抑えつつ、万遍なく餅等の食品表面に粉体を塗すことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る散粉装置10の概略構成を示す側面図解図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る散粉装置10の概略構成を示す平面図解図である。 図3は、ハウジング11内に設けられている散粉装置10の要部の構成を示す図解的な平面図である。 図4は、ハウジング11内に設けられている散粉装置10の要部の構成を、正面側から見た図解的な図である。 図5は、散粉装置10により粉体を散粉する様子を図解的に示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に用いられるトンネル型ドーム12の斜視図である。 図7は、第2散粉ユニット26及び第3散粉ユニット27の斜視図である。 図8は、第2散粉ユニット26の左側面図である。
以下では、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、本発明の一実施形態に係る散粉装置10の概略構成を示す側面図解図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る散粉装置10の概略構成を示す平面図解図である。
図1及び図2を参照して、散粉装置10は、搬送台としてのベルトコンベヤ1の移動経路(搬送経路)に設けられ、ベルトコンベヤ1で搬送される食品(一例として大福餅、より具体的には「雪見だいふく」(登録商標))2に対して粉体(一例としてコーンスターチ)を塗す装置である。
搬送台としてのベルトコンベヤ1は、図2に示すように、2台のベルトコンベヤ1A,1Bが所定の間隔を空けて並列に配置されていてもよい。
図1及び図2において、ベルトコンベヤ1(1A,1B)は、その上面が右から左へ一定速度で移動される。ベルトコンベヤ1(1A,1B)の右端部分において、包餡された食品(アイスが餅で包まれた大福餅「雪見だいふく」(登録商標))2が乗せられ、この食品2は、ベルトコンベヤ1(1A,1B)で左方向へ搬送される。
ベルトコンベヤ1(1A,1B)は、一例として、幅が約70〜75mmである。そして、好ましくは、ベルトコンベヤ1(1A,1B)の右端部分において、包餡された食品2が乗せられる前に、ベルトコンベヤ1(1A,1B)の表面に粉体(一例としてコーンスターチ)が塗布され、ベルトコンベヤ1(1A,1B)上に乗せられる食品2のベルトコンベヤ1(1A,1B)の表面への粘着が防止される。
ベルトコンベヤ1(1A,1B)に乗せられ、左方向へ搬送される食品2は、順次、散粉装置10内へ送られ、散粉装置10内において粉体(一例としてコーンスターチ)が表面全体に万遍なく塗され、散粉装置10から左側へ送り出される。そして、粉体が塗された食品2は、図示しない次の工程で、容器に収容される。
散粉装置10は、外側全体を覆っているハウジング11と、ハウジング11内に設けられ、ベルトコンベヤ1A,1Bの上部を覆い、かつ、ベルトコンベヤ1A,1Bによる食品2の搬送方向に延びるトンネル状をなし、散粉空間を区画するトンネル型ドーム12A,12Bと、トンネル型ドーム12A,12Bの側方にそれぞれ設けられた滑り台13,14,15,16とを含んでいる。また、ハウジング11の上には、ハウジング11内へ粉体を落下させる粉体供給装置40が設けられている。
さらに、ベルトコンベヤ1(1A,1B)による食品2の搬送方向に見て、ハウジング11の上流側には、入口側フード17が連設され、ハウジング11の下流側には、出口側フード18が連設されている。そして、入口側フード17の上部には、入口側集塵ダクト19が連設され、出口側フード18の上部には、出口側集塵ダクト20が連設されている。
なお、ハウジング11、入口側フード17及び出口側フード18には、ベルトコンベヤ1(1A,1B)が食品2を乗せて搬送することができる図示しない入口及び出口が形成されている。
図3は、ハウジング11内に設けられている散粉装置10の要部の構成を示す図解的な平面図である。また、図4は、ハウジング11内に設けられている散粉装置10の要部の構成を、正面側から見た図解的な図である。
図3及び図4を参照して、散粉装置10には、ベルトコンベヤ1Aの上部を覆い、かつ、ベルトコンベヤ1Aの長さ方向に延びるトンネル型ドーム12Aと、ベルトコンベヤ1Bの上部を覆い、かつ、ベルトコンベヤ1Bの長さ方向に延びるトンネル型ドーム12Bとが含まれている。
また、図3及び図4において、トンネル型ドーム12Aの左側に、トンネル型ドーム12Aの左側面と所定の隙間を空けて対向して設けられた第1滑り台13及び第1ノズル21を有する第1散粉ユニット25が設けられている。
トンネル型ドーム12Aの右側には、トンネル型ドーム12Aの右側面と所定の隙間を空けて対向して設けられた第2滑り台14及び第2ノズル22を有する第2散粉ユニット26が設けられている。また、トンネル型ドーム12Bの左側面と所定の隙間を空けて対向して設けられた第3滑り台15及び第3ノズル23を有する第3散粉ユニット27が設けられている。第2散粉ユニット26及び第3散粉ユニット27は、一体化されている。すなわち、第2滑り台14及び第3滑り台15は、その上辺がつながっており、正面視において山形の2等辺傾斜面を形成している。また、各滑り台14及び15の下辺に関連して設けられた第2ノズル22及び第3ノズル23は、その根元側が一本の連結管29で連結されている。
さらに、トンネル型ドーム12Bの右側面と所定の隙間を空けて対向して設けられた第4滑り台16及び第4ノズル24を有する第4散粉ユニット28が設けられている。
第1ノズル21の根元側、連続管29の長手方向中央部及び第4ノズル24の根元側には、それぞれ、第1配管31の長手方向の中央部及び両端部から枝分れした接続枝管31a,31b,31cが連結されている。さらに、第1配管31に略平行に配置された第2配管32が設けられている。そして、第2配管32と第1配管31とは、それぞれの長手方向途中部の2ヶ所において、2つの接続管33,34によって連通されている。また、第2配管32の長手方向ほぼ中央部にはエアー供給管35の一端部が接続されており、エアー供給管35の他端側はエアー供給源30に接続されている。エアー供給管35の途中部には、供給するエアー量の調整を行うためのエアーレギュレーター36が介在されている。
図4に示すように、トンネル型ドーム12A,12B及び第1ないし第4散粉ユニット25〜28は、ハウジング11内に納められている。そして、これらトンネル型ドーム12A,12B及び第1ないし第4散粉ユニット25〜28を納めたハウジング11の上部には、粉体供給装置40が設けられている。
粉体供給装置40は、ハウジング11の上部を覆うケーシング41を備える。ケーシング41は、ベルトコンベヤ1(1A,1B)の移動方向と直交方向に長手をした箱状体であり、その内部に撹拌ドラム42を備える。また、ケーシング41の下面の予め定める位置には、メッシュ状の吐出口43,44,45が形成されている。メッシュ状の吐出口43,44,45は、それぞれ、滑り台13、滑り台14及び15、滑り台16の上方に対向するように設けられている。撹拌ドラム42は、ケーシング41の長手方向に延びる回転軸を中心に回転する。撹拌ドラム42の周面には、ブラシ46が植立されている。撹拌ドラム42が回転し、ブラシ46が吐出口43,44,45のメッシュと接触することによって、掻き出すように粉体が落下する。粉体の落下量は、撹拌ドラムの回転速度で制御することができる。
そして、粉体供給装置40からは、図4に白抜き矢印A1,A2及びA3で示すように、第1滑り台13、第2滑り台14及び第3滑り台15並びに第4滑り台16へ向けて、粉体(一例としてコーンスターチ)が落下される。
第1滑り台13〜第4滑り台16に落下した粉体は、各滑り台13〜16を傾斜面に沿って滑り降り、各滑り台13〜16の下端から落下する。各滑り台13〜16の裏側からトンネル型ドーム12A,12Bの各側面下方に臨むように設けられた第1ノズル21〜第4ノズル24から吹き出す空気によって、この各滑り台13〜16の下端から落下する粉体は、トンネル型ドーム12A,12Bに向けて飛散される。
第1滑り台13〜第4滑り台16に落下した粉体が、傾斜面に沿ってスムーズに滑り落ちるように、各滑り台13〜16の裏面側に、傾斜面に微振動を与える振動付与装置100が設けられていてもよい。
図5は、散粉装置10により粉体を散粉する様子を図解的に示す図である。
ベルトコンベヤ1によって食品2が搬送される。ベルトコンベヤ1の上部は、トンネル型ドーム12によって搬送方向に所定の長さ範囲が覆われている。トンネル型ドーム12の左右側壁121,122の下部には、ベルトコンベヤ1による搬送方向に長手をした粉体流入口121W,122Wが形成されている。トンネル型ドーム12の左側壁121と所定の隙間を空けて滑り台13が対向している。滑り台13は、トンネル型ドーム12の左側壁121の下部に向かって下り傾斜の傾斜面を有している。滑り台13の裏側(トンネル型ドーム12の左側壁121と対向する側と反対側)から粉体流入口121Wに臨むようにノズル21が設けられている。ノズル21には、後述するように、粉体流入口121Wの長手方向に沿って、粉体流入口121Wに対向して配列された多数個のエアー吹出孔38が備えられている。
同様に、トンネル型ドーム12の右側壁122と所定の間隔を空けて滑り台14が対向している。滑り台14は、トンネル型ドーム12の右側壁122の下部に向かって下り傾斜の傾斜面を有している。滑り台14の裏側(トンネル型ドーム12の右側壁122と対向する側と反対側)から粉体流入口122Wに臨むようにノズル22が設けられている。ノズル22にも、後述するように、粉体流入口122Wの長手方向に沿って、粉体流入口122Wに対向して配列された多数個のエアー吹出孔38が備えられている。
上記の構成であるから、滑り台13に落下された粉体は、滑り台13の傾斜面を滑り、傾斜面の下端から落下する。滑り台13の傾斜面に振動付与装置100によって微振動が与えられていると、粉体は傾斜面に留まることなく、スムーズに滑り落ち、傾斜面の下端から落下する。この落下する粉体に対してノズル21のエアー吹出孔38からエアーが吹きつけられ、粉体は飛散しながら粉体流入口121Wを通ってトンネル型ドーム12内の散粉空間50へ入る。
同様に、滑り台14に落下された粉体は、滑り台14の傾斜面を滑り、傾斜面の下端から落下する。滑り台14の傾斜面に振動付与装置100によって微振動が与えられていると、粉体は傾斜面に留まることなく、スムーズに滑り落ち、傾斜面の下端から落下する。この落下する粉体に対してノズル22のエアー吹出孔38からエアーが吹きつけられ、粉体は飛散しながら粉体流入口122Wを通ってトンネル型ドーム12内の散粉空間50へ入る。
トンネル型ドーム12で区画された散粉空間50では、粉体が飛散して散乱し、粉体の濃度が適度な濃度になるように、粉体供給装置40による粉体の落下量が調整されると共に、エアー供給源30から供給されるエアー量が、エアーレギュレーター36により調整される。
よって、ベルトコンベヤ1に乗せられた食品2は、トンネル型ドーム12を通過する間に、散粉空間50において、食品2の表面全体が粉体に接触し、食品2の表面全体に粉体は万遍なく塗される。なお、ベルトコンベヤ1の移動速度も、加減速制御できる構成であってもよい。
図6は、本発明の一実施形態に用いられるトンネル型ドーム12の斜視図である。トンネル型ドーム12は、例えば、金属板が加工されて形成されたものでもよいし、樹脂により形成されたものでもよい。
トンネル型ドーム12は、一例として、入口123の内横幅が75mm、内高さが45mm、左側壁121及び右側壁122の内高さが30mmで、トンネル方向の長さ(奥行)が210mmの寸法をしている。
トンネル型ドーム12の特徴は、左側壁121の下部、及び右側壁122の下部に、それぞれ、粉体流入口121W及び122Wが形成されていることである。粉体流入口122Wは、右側壁122の下辺において、入口123側から一定寸法入った所から斜め上方へ切り込まれ、さらに、水平に右側壁122が切欠かれて、出口124側の手前で斜め下方へ切り欠かれることによって形成されている。粉体流入口122Wは、トンネル型ドーム12の長手方向に長手をした横長窓とされている。粉体流入口121Wも、粉体流入口122Wと対称な形状に形成されている。
トンネル型ドーム12の他の特徴は、その上面(屋根に相当する外表面部分)が、トンネル型ドーム12の長さ方向に交差方向の中央から両側へ向かって対称な下り傾斜面125,126を有する山形に形成されていることである。水平方向に対する傾斜面125,126の傾斜角度θ1は、一例として、θ1=48°とされ、傾斜面125,126の成す角度θ2は、θ2=84°とされている。
このように、トンネル型ドーム12の屋根(上面外表面)を山形にし、2つの傾斜面125,126で形成することにより、トンネル型ドーム12の屋根に飛散した粉体が多量に溜まるのを防止できるという利点がある。
なお、トンネル型ドーム12の内側の形状、特に、内側上面形状は、図5に示すように、天面壁127で区画されていてもよいし、天面壁127を有さない正面視山形の形状であってもよい。
図7は、第2散粉ユニット26及び第3散粉ユニット27の斜視図であり、図8は、第2散粉ユニット26の左側面図である。
図7及び図8を参照して、一例として、第2散粉ユニット26の構成について具体的に説明する。第2散粉ユニット26は、第2滑り台14と、第2ノズル22とを含んでいる。第2滑り台14は、例えば金属板により形成されていて、粉体を斜めに落下させるための傾斜面61を有している。一例として、傾斜面61は、水平方向に対して角度θ3=60°の傾斜角度にされている。傾斜面61の表面は、WPC処理(登録商標)が施されていることが望ましい。当該処理を施すことにより、粉体が傾斜面61に付着することなく、スムーズに滑り落ちるからである。また、傾斜面61の両側端部には、ガイドフランジ62,63が設けられ、傾斜面61を滑り落ちる粉体が傾斜面61の側方から外方へ落ちないようにされていてもよい。
さらに、図8に示すように、側面視において、傾斜面61はその上辺64よりも下辺65がやや短くされ、下方の幅が少し狭まった形にされていてもよい。下辺65の長さは、図6を参照して説明したトンネル型ドーム12の右側壁122の下部に形成された粉体流入口122Wの長さに対応付けられているのが望ましい。
第2ノズル22は、第2滑り台14の裏側から傾斜面61の下辺65を介して前方へ臨むように設けられている。第2ノズル22は、傾斜面61の下辺65に沿って水平に延びる長手の管体である。第2ノズル22には、その長さ方向に沿って、等間隔で多数個(例えば20〜30個)のエアー吹出孔38が配列されている。そして、第2ノズル22は、各エアー吹出孔38から、傾斜面61の下辺65に沿って、外方へ所定強さのエアーを吹き出すことができる。
図7及び図8を参照して、第2散粉ユニット26の構成を説明したが、第1散粉ユニット25、第3散粉ユニット27及び第4散粉ユニット28も同等の構成である。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、一実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、上記一実施形態では、ベルトコンベヤ1が並列に2列構成とされ、2列構成のベルトコンベヤで搬送される食品に対して散粉する散粉装置としたが、ベルトコンベヤは単列構成でもよいし、あるいは、3列以上の構成であっても、本発明の散粉装置を適用できる。
また、散粉装置10の形状や寸法は、ベルトコンベヤ1で搬送する食品の大きさ等に合わせて、種々の変更を施してもよい。
1、1A、1B ベルトコンベヤ
2 食品
10 散粉装置
11 ハウジング
12、12A、12B トンネル型ドーム
13 第1滑り台
14 第2滑り台
15 第3滑り台
16 第4滑り台
17 入口側フード
18 出口側フード
19 入口側集塵ダクト
20 出口側集塵ダクト
21 第1ノズル
22 第2ノズル
23 第3ノズル
24 第4ノズル
25 第1散粉ユニット
26 第2散粉ユニット
27 第3散粉ユニット
28 第4散粉ユニット
29 連結管
30 エアー供給源
31 第1配管
31a、31b、31c 接続枝管
32 第2配管
33、34 接続管
35 エアー供給管
36 エアーレギュレーター
38 エアー吹出孔
40 粉体供給装置
41 ケーシング
42 撹拌ドラム
43,44,45 吐出口
46 ブラシ
50 散粉空間
61、125、126 傾斜面
62、63 ガイドフランジ
64 上辺
65 下辺
100 振動付与装置
121、122 側壁
121W、122W 粉体流入口
123 入口
124 出口
127 天面壁

Claims (8)

  1. 所定の幅を有し、幅方向と直交方向に水平移動する搬送台の移動経路に設けられる散粉装置であって、
    前記搬送台の上部を覆い、かつ、前記搬送台の移動方向に延びるトンネル状をなし、散粉空間を区画するトンネル型ドームと、
    前記トンネル型ドームの側面下部に形成され、前記搬送台の移動方向に長手をした粉体流入口と、
    前記トンネル型ドームの側面と所定の隙間を空けて対向しており、前記トンネル型ドームの側面下部に向かって下り傾斜の傾斜面を有し、当該傾斜面に沿って粉体を落下させるための滑り台と、
    前記滑り台にその上方から粉体を供給する粉体供給部と、
    前記滑り台の裏側(前記トンネル型ドームの側面に対向する側と反対側)から前記粉体流入口に臨むように設けられ、前記粉体流入口の長手方向に沿って配列された複数のエアー吹出孔を有するノズルと、
    前記ノズルに対してエアーを供給するエアー供給部と、
    前記傾斜面を滑り落ちて落下する粉体を前記エアー吹出孔から吹き出るエアーによって前記粉体流入口から前記散粉空間内へ飛散させるように、前記粉体供給部及び前記エアー供給部を駆動制御する駆動制御部と、を含むことを特徴とする、散粉装置。
  2. 前記粉体流入口は、前記トンネル型ドームの両側面下部にそれぞれ形成されており、
    各粉体流入口に対向して、前記滑り台及びノズルが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の散粉装置。
  3. 前記トンネル型ドームは、トンネルに直交方向の断面形状において、その外表面が、中央から両側へ向かって対称な下り傾斜面を有する山形に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の散粉装置。
  4. 前記搬送台は、粉体を付着させる食品を乗せて移動するベルトコンベヤを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の散粉装置。
  5. 前記ベルトコンベヤは、所定の間隔を空けて並列に配置された2台以上のベルトコンベヤを含み、各ベルトコンベヤに対して、それぞれ、前記トンネル型ドーム、滑り台及びノズルが設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の散粉装置。
  6. 前記滑り台の傾斜面は、その表面にWPC処理(登録商標)が施されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の散粉装置。
  7. 前記滑り台の傾斜面に振動を与える振動付与装置が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の散粉装置。
  8. 前記トンネル型ドーム、滑り台及びノズルの周囲を覆い、かつ、前記搬送台が粉体を付着させる食品を乗せて移動することのできる入口及び出口が形成されたハウジングを備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の散粉装置。
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