JP5813023B2 - 粉末食材付与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食品に粉末食材を付与する粉末食材付与装置に関する。
従来より、餅、饅頭等の和菓子やクッキー、チョコレート等の洋菓子には、きな粉、でんぷん粉末(馬鈴薯でんぷん、タピオカでんぷん、コーンスターチ等)、小麦粉、ココアパウダー、抹茶パウダー、すりゴマ等の様々な粉末食材が使用されている。こうした粉末食材以外にも、様々な食材が粉末状に加工されて使用されるようになってきており、上記の菓子類以外にも惣菜等の幅広い食品に対して粉末食材が使用されている。
粉末食材を食品に付与する場合、食品の見栄えや食感をよくするために、付与する領域全体に満遍なく分布するように付与することが望ましい。そのため、粉末食材を食品の表面に付与する装置が提案されている。例えば、特許文献1では、ホッパ内の粉体を粉供給手段から落下させ、落下した粉体を回転運動する打粉ブラシで食品の方向へ払い飛ばして食品の表面に付着させる粉付機が記載されている。また、特許文献2では、ベルトコンベヤ上に設置された食品成形機と、食品成形機の後方に設置された機械的散布部と、食品成形機の前方にベルトコンベヤと平行に設置されたチャネル状のハウジングと、ハウジングに取付けられ、粉と空気を混合してベルトコンベヤ上に吹きつけて散布する混合散布部と、ベルトコンベヤ上の余剰粉を吸引する吸引手段とを備える粉散布装置が記載されている。また、特許文献3では、食品の搬入口及び搬出口を有する味付け空間内に食品を搬送し、味付け空間内に調味料を供給して味付け空間内に調味料を含有する調味料含有空気を形成する味付け装置が記載されている。
特許第3080605号公報 特許第4390171号公報 特許第4461255号公報
上述した特許文献1では、打粉ブラシで粉末食材を払い飛ばして食品に付与するようにしているが、粉末食材の付与ムラが生じやすく、また付与されなかった余剰の粉末食材が多くなる欠点がある。また、特許文献2及び3では、食品の上方から粉を空気と混合して散布するようにしているが、食品全体に付与する場合には食品の下部に粉が付着しにくくなって付与ムラが生じやすくなることは避けられない。
そこで、本発明は、食品の付与領域全体に粉末食材を満遍なく付着させることができる粉末食材付与装置を提供することを目的とする。
本発明に係る粉末食材付与装置は、粉末食材を付与する食品を搬送する搬送部と、前記粉末食材を供給する供給部と、供給された前記粉末食材を空気流により飛散させて前記食品の付与領域に付与する付与部と、飛散した前記粉末食材を吸引して回収する回収部とを備え、前記付与部は、前記食品の搬送経路を覆うとともに前記食品の搬入口及び搬出口が形成された被覆体と、前記搬送経路の両側に対向配置されて前記被覆体に接続されるとともに前記搬送経路に向かって前記粉末食材を前記被覆体内に飛散させる少なくとも2つの飛散機構とを備えており、前記回収部は、前記被覆体の前記搬入口側及び前記搬出口側に形成された吸引口に接続されて前記粉末食材を吸引するようになっており、前記飛散機構は、空気流の風量調整弁が設けられた調整管と、前記調整管と前記被覆体との間に接続されて前記供給部から前記粉末食材が供給される噴出管とを備えており、前記調整管から風量が調整された空気流を前記噴出管に流通させて前記粉末食材を前記被覆体に向かって噴出させる。さらに、前記付与部は、対向配置された前記飛散機構の空気流の流出方向が互いに反対方向で所定間隔ずれるように設定されている。さらに、前記飛散機構は、前記流出方向が前記被覆体の中心位置に向かうように設定されている。
本発明は、上記のような構成を有することで、食品の付与領域全体に粉末食材を満遍なく付着させることができるとともに粉末食材を付与する際の余剰となる粉末食材を少なくすることが可能となる。
本発明に係る実施形態に関する概略平面図、概略側面図及び概略正面図である。 搬送経路と直交する方向に沿う供給部部分の一部拡大断面図である。 搬送経路に沿う付与部部分の一部拡大断面図である。 被覆体の上方からみた付与部に関する概略構成図である。 図4に示す4つの飛散機構の配置の変形例に関する概略構成図である。 2つの飛散機構を設けた場合の変形例に関する概略構成図である。 2つの飛散機構を設けた場合の別の変形例に関する概略構成図である。 飛散機構の流出方向を上下方向に傾斜させた例に関する概略構成図である。 飛散機構の流出方向を上下方向に傾斜させた別の例に関する概略構成図である。 飛散機構の変形例に関する概略構成図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略平面図(図1(a))、概略側面図(図1(b))及び概略正面図(図1(c))である。粉末食材付与装置1は、粉末食材を付与する食品を搬送する搬送部2、粉末食材を供給する供給部3、供給された粉末食材を空気流により飛散させて食品の付与領域に付与する付与部4、及び、飛散した粉末食材を吸引して回収する回収部5を備えている。
搬送部2は、移動台車11に立設された基台10に取り付けられており、フィードローラに張架された搬送ベルト20及び搬送ベルト20を駆動する駆動モータ21を備えている。粉末食材を付与する食品は、図示しない外部装置から搬送部2に搬入され、駆動モータ21により駆動される搬送ベルト20に移送される。そして、食品は、搬送ベルト20の搬送動作により付与部4に向かって移動していく。以下の説明では、搬送ベルト20による食品の搬送経路を単に「搬送経路」という。
食品としては、搬送可能な固形食材であればよく、最終的な成形物や製造過程における中間生成物であってもよい。例えば、餅、饅頭等の和菓子、クッキー、チョコレート等の洋菓子、惣菜類といったものが挙げられる。また、食品の一部のみを付与領域とする場合には、付与領域以外の表面をカバー等で覆うようにすれば、食品の表面の一部のみに粉末食材を付着させることもできる。
供給部3は、搬送部2の上方に配置されるように基台10に取り付けられている。供給部3は、粉末食材を投入するホッパ30及びホッパ30の下部に装着された排出機構31を備えている。この例では、搬送部2の搬送方向に2つのホッパ30は配列されており、それぞれ付与部4の2つの飛散機構40に接続する2つの接続口が下部に形成されている。上流側のホッパ30の下部には、2つの接続口の間に落下口が形成されている。
図2は、搬送経路と直交する方向に沿う供給部3部分の一部拡大断面図である。ホッパ30の下部に装着された排出機構31は、ホッパ30の内部に収容されたブラシ状の撹拌体34を備えており、撹拌体34の回転軸33は、基台10側に設けられた駆動モータ32に接続されている。撹拌体34は、回転軸33の周囲に密植された線状体が円筒状のブラシを形成しており、ホッパ30の円筒状の内底面に沿うように設けられている。以上のように構成されているので、ホッパ30内に投入された粉末食材は、撹拌体34の上部に貯留され、撹拌体34が回転することで貯留された粉末食材が線状体で撹拌されながら所定量ずつ下方の接続口に供給されるようになる。そして、撹拌体34の回転速度を調整することで、接続口から排出される粉末食材の供給量を調整することができる。
粉末食材としては、空気流により飛散可能な粉末であればよく、特に限定されない。例えば、きな粉、米粉、でんぷん粉末(馬鈴薯でんぷん、タピオカでんぷん、コーンスターチ等)、小麦粉、ココアパウダー、抹茶パウダー、すりゴマ等の様々な粉末食材が使用されている。こうした粉末食材以外にも、粉末状に生成された調味料、様々な食材を粉末状に加工したものでも使用可能である。
付与部4は、搬送経路を覆うように形成されたトンネル状の被覆体41及び4つの飛散機構40を備えている。被覆体41には、搬送経路の両側に対向するように2対の噴出口41aが形成されており、各噴出口41aにそれぞれ飛散機構40の噴出管40bが接続されている。被覆体41は、図2に示すように、断面形状が略円筒状で下部を切欠いた曲面に形成されており、両下端部は、搬送ベルト20の両側に沿って直線状に設けられた支持台部41bに気密に取付固定されている。そのため、被覆体41内から両下端部を通って空気が漏出することがないように設定されている。
飛散機構40は、連結管44からの分岐管44aに接続する調整管40a、及び、調整管40aに連通する噴出管40bを備えている。調整管40aの内部には、風量調整弁が設けられており、風量調整弁の弁体40c及び弁座40dが噴出管40bとの連通部分に配置されている。そして、各飛散機構40の調整管40aは、連結管44及び空気フィルタ43を介してブロア42に接続されており、ブロア42から流出する空気は、空気フィルタ43及び連結管44を流通して各飛散機構40の調整管40aに流入し、調整管40aから噴出管40bを流通して被覆体40の噴出口41aから流出するように設定されている。空気フィルタ43は、ブロア42から流出する空気から埃や雑菌を除去する機能を備えており、吹き付ける空気により食品に埃や雑菌が付着しないようになっている。
弁体40cは、調整管40aの軸方向に沿って移動可能に取り付けられた弁棒40eの一方の端部に固定されている。また、弁棒40eの他方の端部は、調整管40aの外部に突出して操作ツマミが取り付けられており、操作ツマミにより弁棒40eを軸方向に沿って移動することで、弁体40cを弁座40dに対して軸方向に移動させることができる。弁座40dは、円筒状に形成されて調整管40aの内周面に密着するように固定されており、弁体40cの周囲を囲むように配置されている。弁座40dの内周面は、内径が噴出管40b側から調整管40a側に行くに従って小径となるようにテーパ状に形成されており、弁体40cが弁座40d内を軸方向に沿って移動することで、弁座40dの内周面との間の間隔が変化するように設定されている。そのため、弁体40cを噴出管40b側に移動させると、弁座40dとの間の間隔が拡がって弁体40cと弁座40dとの間を通過する空気流の風量が多くなり、弁体40cを調整管40a側に移動させると、弁座40dとの間の間隔が狭くなって通過する空気流の風量が少なくなる。そして、弁体40cを調整管40a側に移動させて弁座40dと密着する位置に設定することで、通過する空気流を遮断することができる。
噴出管40bは、被覆体41の噴出口41aに接続するとともに上部においてホッパ30の接続口に接続管35を介して接続しており、ホッパ30から接続管35を介して粉末食材が落下するようになっている。そして、噴出管40b内に落下した粉末食材は、噴出管40b内に形成された空気流により吹き飛ばされて被覆体41の噴出口41aから食品Hの搬送経路に向かって噴出し、被覆体41の内部で飛散するようになる。
図3は、搬送経路に沿う付与部4部分の一部拡大断面図である。被覆体41は、搬送方向の上流側に食品Hの搬入口41cが形成され、下流側に食品Hの搬出口41dが形成されており、噴出口41aが形成された中央部分では同径の曲面に形成されて上流側及び下流側の両端部分はそれぞれ搬入口41c及び搬出口41dに向かって次第に小径となるようにテーパ状に形成されている。そして、両端部分の上部にはそれぞれ吸引口41eが形成されており、上流側の吸引口41eと噴出口41aとの間には、ホッパ30の下部に形成された落下口と接続管36を介して連通する投入口41fが形成されている。また、被覆体41内の上面には、噴出口41aと吸引口41eとの間に所定幅の仕切り板41gが上下方向に設けられており、噴出口41aから上方に飛散した粉末食材がそのまま吸引口41eに吸引されないようにしている。
噴出管40b内を高速で流通する空気流は、接続管35から供給される粉末食材を巻き込みながら噴出口41aから搬送経路に向かって噴出する。その際に、空気流は、噴出管40bからの流出方向へ流れるとともに上下左右方向にも拡がるように流れるため、粉末食材は、被覆体41内全体に飛散するようになる。
そして、ホッパ30の落下口から粉末食材を被覆体41内に投入することで、食品の主に上部に粉末食材を付着させることができる。そのため、飛散しにくい重い粉末食材の場合には、落下口から粉末食材を投入して食品全体に満遍なく付着させることができる。飛散しやすい軽い粉末食材の場合に、飛散した粉末食材で食品全体に満遍なく付着できるのであれば、予め落下口を封鎖しておいてもよい。
回収部5は、集塵機50に接続された連結管51に1対の分岐管52が連通しており、分岐管52には、被覆体41の両端部分に形成された吸引口41eにそれぞれ取り付けられた一対の吸引管53が接続されている。吸引管53は、図3に示すように、被覆体41の搬入口41c及び搬出口41dに向かって吸引するように湾曲形成されている。集塵機50を駆動して空気を吸引すると、吸引管53から空気が吸引されるようになり、粉末食材が飛散している被覆体41内の空気とともに搬入口41c及び搬出口41dから外部の空気を吸引する。そのため、被覆体41内において飛散して搬入口41c及び搬出口41dに向かう粉末食材は、吸引口41aから吸引されて被覆体41の外部に粉末食材が漏出しなくなる。
集塵機50の空気の吸引量を調整することで、吸引口41eから吸引される粉末食材の量を調整することが可能で、被覆体41内への粉末食材の供給量及び被覆体41内からの粉末食材の吸引量を調整すれば、食品に付着しない余剰の粉末食材を最小限にすることができる。
図4は、被覆体41の上方からみた付与部4に関する概略構成図である。4つの飛散機構401〜404は、それぞれの噴出管40bからの空気流の流出方向Fが搬送経路に向かうように搬送方向に対して斜め方向に配置されており、各流出方向Fは、被覆体41の上方から見た中心位置に向かうように設定されている。ここで、流出方向Fは、噴出管40bの中心軸を被覆体41内に延長した方向である。
そして、2つの飛散機構401及び402は、互いの流出方向Fが反対方向となるように設定されるとともに流出方向Fが中心位置に対して互いに反対側に所定間隔だけずれるように設定されている。残りの2つの飛散機構403及び404の流出方向Fは、飛散機構401及び402の流出方向Fと直交する方向に設定されて、互いに反対方向となるように設定されるとともに中心位置に対して互いに反対側にずれるように設定されている。
このように4つの流出方向Fが中心位置に収束しながら中心位置からずれるように設定されているので、中心位置を中心に旋回気流が生じるようになって、粉末食材が舞い上がるように飛散し、被覆体41内の全体に粉末食材が噴霧した状態となる。そのため、搬送ベルト20により食品が被覆体41内に搬入されて移動する際に、噴霧状態となった粉末食材の中を食品が通過するようになり、搬送ベルトに接触する底面以外の食品の付与領域全体に粉末食材が満遍なく付着するようになる。
従来のように食品に対して、一方向から粉末食材を吹き付ける場合には、食品に付着した粉末食材にムラが生じやすくなる。例えば、餅等の丸い形状の食品の場合には、上方から粉末食材を吹き付けると食品下部の底面近傍には粉末食材が付着しにくくムラとなりやすいが、本発明では噴霧状態となった粉末食材の中を食品が通過するため、食品の底面近傍まで満遍なく粉末食材を付着させることができる。丸い形状の食品以外の複雑な形状の食品に対しても、噴霧状態となった粉末食材が食品の付与領域の表面全体に接触して満遍なく付着させることが可能となる。
図5は、図4に示す4つの飛散機構401〜404の配置の変形例に関する概略構成図である。この例では、搬送方向上流側の2つの飛散機構401及び404について流出方向Fが互いに反対方向となるように対向配置している。そして、それぞれの流出方向Fは、搬送経路に向かうように搬送方向に対して斜め方向に設定されるとともに互いに所定間隔だけずれた状態に設定されている。そのため、2つの飛散機構401及び404の噴出管40bから噴出された空気流は旋回気流を生じるようになり、粉末食材が舞い上がって噴霧状態となる。搬送方向下流側の2つの飛散機構2及び403についても、同様に流出方向Fが互いに反対方向となるように対向配置しているので、2つの飛散機構402及び403の噴出管40bから噴出された空気流は旋回気流を生じるようになり、粉末食材が舞い上がって噴霧状態となる。
したがって、搬送ベルト20により被覆体41内に搬入された食品は、まず搬送方向上流側の2つの40飛散機構401及び404から飛散した噴霧状態の粉末食材の中を通過して食品の付着領域に粉末食材が付着し、次に搬送方向下流側の2つの飛散機構402及び403から飛散した噴霧状態の粉末食材の中を通過して粉末食材が付着するようになる。そのため、食材に対して粉末食材を満遍なく付着させることができるとともに、搬送方向上流側のホッパ30及び下流側ホッパ30に異なる粉末食材を投入することで、2種類の粉末食材を満遍なく付着させることが可能となる。
図6は、2つの飛散機構を設けた場合の変形例に関する概略構成図である。この例では、2つの飛散機構401及び402について流出方向Fが互いに反対方向となるように対向配置し、ホッパ30を1つ設置している。そして、それぞれの流出方向Fは、搬送経路に向かうように搬送方向に対して斜め方向に設定されるとともに互いに所定間隔だけずれた状態に設定されている。そのため、2つの飛散機構401及び402の噴出管40bから噴出された空気流は旋回気流を生じるようになり、粉末食材が舞い上がって噴霧状態となる。
この例では、軽い粉末食材のように舞い上がりやすい場合に、2つの飛散機構だけで食品の付与領域に対して粉末食材を満遍なく付着させることができ、使用する粉末食材の量を少なくして効率よく粉末食材を付着させることが可能となる。
図7は、2つの飛散機構を設けた場合の別の変形例に関する概略構成図である。この例では、2つの飛散機構401’及び402’を対向配置して設けており、各飛散機構の噴出管40b’は、内部に取り付けた仕切り板40fにより二股に分岐した構造となっている。そして、噴出管40b’の分岐した2つの噴出口の流出方向F’は、搬送経路に向かうように搬送方向に対して斜め方向に設定されており、噴出管40b’から扇状に拡がるように空気流が噴出される。そのため、対向配置された噴出管40b’から扇状に噴出した空気流は搬送ベルト20上でぶつかり合って撹乱し、飛散した粉末食材は噴霧状態となる。したがって、搬送ベルト20上を搬送される食品は噴霧状態の粉末食材の中を通過することで、付与領域の表面全体に粉末食材が満遍なく付着するようになる。
以上説明した例では、飛散機構40の噴出管40bからの流出方向Fを水平方向に設定しているが、流出方向Fを上下方向に傾斜させるようにすることもできる。図8は、飛散機構40の流出方向を上下方向に傾斜させた例に関する概略構成図である。この例では、各飛散機構40は、被覆体41に対して上向きとなるように傾斜させて接続されている。そのため、流出方向Fは、被覆体41内において上向きとなり、噴出管40bから噴出する粉末食材は被覆体41内の上方に向かって飛散するようになる。そのため、重い粉末食材の場合でも上方に舞い上がるようになって食品Hの付与領域全体に確実に付着させることができる。
図9は、飛散機構40の流出方向を上下方向に傾斜させた別の例に関する概略構成図である。この例では、各飛散機構40は、被覆体41に対して下向きとなるように傾斜させて接続されている。そのため、流出方向Fは、被覆体41内において下向きとなり、噴出管40bから噴出する粉末食材は被覆体41内の下方に向かって飛散するようになる。そのため、軽い粉末食材の場合に食品Hの上側面を中心にその周囲に吹き付けながら舞い上がるようになって食品Hの下部も含めた付与領域全体に確実に付着させることができる。
図10は、飛散機構40の変形例に関する概略構成図である。この例では、噴出管40b内に、弁体40cから延設された拡散棒40g及び拡散棒40gの先端に取付固定された拡散体40hが設けられている。拡散体40hは、拡散棒40gの径より大径の円板状に形成されており、噴出管40bの出口近傍に配置されている。そのため、噴出管40b内を流通する空気流は、被覆体41に流入する際に拡散体40hの周囲から外方に拡がるように流れるようになる。空気流により吹き飛ばされる粉末食材も拡散体40hにより被覆体41内に拡散するように飛散するようになり、被覆体41内の全体に粉末食材が舞い上がってより均一な噴霧状態とすることができる。
以上説明したように、飛散機構から空気流とともに被覆体内に噴出した粉末食材は、被覆体内で噴霧状態となり、その中を通過する食品に対して満遍なく粉末食材を付着させることができる。そして、食品に接触することなく粉末食材を付着させることができるので、変形しやすい柔かい食品の場合でも対応することができる。また、ホッパからの粉末食材の供給量を調整することで、食品に対する粉末食材の付着量を調整することができ、複数のホッパに異なる粉末食材を投入しておけば、複数種類の粉末食材を混合して付着させることも可能である。
また、被覆体は、食品の搬入口及び搬出口以外に粉末食材が漏出しないようにしており、搬入口及び搬出口の近傍には、吸引口を設けて粉末食材を吸引することで粉末食材が排出されないようにしているため、粉末食材を効率よく使用することができ、粉末食材の外部への飛散が防止されて衛生的に処理することが可能となる。
また、被覆体及び飛散機構については、簡単な構造で構成されているため、取り外して内部を容易に洗浄することができ、粉末食材を変更する場合でも効率よく作業することが可能となる。
1・・・粉末食材付与装置、2・・・搬送部、3・・・供給部、4・・・付与部、5・・・回収部

Claims (3)

  1. 粉末食材を付与する食品を搬送する搬送部と、前記粉末食材を供給する供給部と、供給された前記粉末食材を空気流により飛散させて前記食品の付与領域に付与する付与部と、飛散した前記粉末食材を吸引して回収する回収部とを備え、前記付与部は、前記食品の搬送経路を覆うとともに前記食品の搬入口及び搬出口が形成された被覆体と、前記搬送経路の両側に対向配置されて前記被覆体に接続されるとともに前記搬送経路に向かって前記粉末食材を前記被覆体内に飛散させる少なくとも2つの飛散機構とを備えており、前記回収部は、前記被覆体の前記搬入口側及び前記搬出口側に形成された吸引口に接続されて前記粉末食材を吸引するようになっており、前記飛散機構は、空気流の風量調整弁が設けられた調整管と、前記調整管と前記被覆体との間に接続されて前記供給部から前記粉末食材が供給される噴出管とを備えており、前記調整管から風量が調整された空気流を前記噴出管に流通させて前記粉末食材を前記被覆体に向かって噴出させる粉末食材付与装置。
  2. 前記付与部は、対向配置された前記飛散機構の空気流の流出方向が互いに反対方向で所定間隔ずれるように設定されている請求項1に記載の粉末食材付与装置。
  3. 前記飛散機構は、前記流出方向が前記被覆体の中心位置に向かうように設定されている請求項2に記載の粉末食材付与装置。
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