JP6694753B2 - 熱機器 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する技術は、熱機器に関する。
特許文献1には、熱媒を加熱するヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで加熱された熱媒を貯留するタンクと、リモコンと、リモコンと通信可能な制御装置と、を備える熱機器が開示されている。制御装置は、時刻を計時する計時部を備えている。制御装置は、リモコンに入力される情報と計時部が計時する時刻に基づいて、熱機器の動作を制御する。
特開2013−242091号公報
特許文献1の熱機器において、計時部が計時する時刻は、時間が経つにつれて、実際の時刻から乖離していく傾向にある。計時部が計時する時刻と実際の時刻が大きく乖離している場合において、制御装置が、計時部が計時する時刻を用いて、熱機器の動作を制御させると、実際の時刻とは異なる時刻に熱機器が動作する。熱機器が実際の時刻とは異なる時刻に動作すると、ユーザに違和感を与え得る。このため、計時部の現在時刻と実際の時刻の乖離を抑制する技術が望まれる。
本明細書では、ヒートポンプ熱源を備える熱機器において、計時部の時刻の乖離を抑制する技術を提案する。
本明細書が開示する熱機器は、熱媒を加熱するヒートポンプ熱源を備えるヒートポンプユニットと、ヒートポンプ熱源で加熱された熱媒を貯留するタンクを備えるタンクユニットと、外部機器と通信可能であり、外部機器から現在の時刻を取得可能なリモコンと、制御装置と、を備えている。制御装置は、制御基板と、制御基板に設けられており、時刻を計時する計時部と、を備えている。リモコンは、時刻を計時する第2計時部を備えている。制御装置は、第1所定周期毎に、リモコンの第2計時部に設定されている現在時刻の送信を要求し、リモコンから現在時刻を受信する場合に、第1計時部が計時する時刻をリモコンから受信した現在時刻に更新する。リモコンは、第2計時部の現在時刻が消去されている場合に、外部機器または制御装置に、現在時刻を送信するように要求し、現在時刻を受信する場合に、第2計時部の現在時刻を、受信した現在時刻を用いて更新する。制御装置は、リモコンから現在時刻の送信を要求される前に、リモコンから送信される現在時刻を利用して、第1計時部の現在時刻が更新されている場合、リモコンからの現在時刻の送信の要求に応じて、リモコンに第1計時部の現在時刻を送信し、リモコンから現在時刻の送信を要求される前に、リモコンから送信される現在時刻を利用して、第1計時部の現在時刻が更新されていない場合、リモコンに第1計時部の現在時刻を送信しない。
リモコンが外部機器から取得する時刻は正確である。このため、第1計時部の時刻を、第2計時部の時刻を用いて更新することで、第1計時部の時刻と実際の時刻の乖離を抑制することができる。また、第1計時部で計時される現在時刻と第2計時部で計時される現在時刻は、時間が経つにつれて、乖離していく傾向にある。上記の構成によると、第1所定周期毎に、第1計時部で計時する時刻が、第2計時部で計時される現在時刻によって更新される。このため、時間が経って、第1計時部で計時される現在時刻と第2計時部で計時される現在時刻が乖離することを抑制することができる。
また、第2計時部の現在時刻が消去されている場合、第2計時部は時刻を計時することができない。この場合、第2計時部の現在時刻を、実際の現在時刻に更新することが好ましい。外部機器から受信する現在時刻は、実際の現在時刻である。このため、外部機器から受信する現在時刻を用いて、第2計時部を更新することで、第2計時部は正確な時刻を計時できるようになる。また、第1計時部の時刻は、リモコンを介して、外部機器から受信する現在時刻で更新されている。このため、第1計時部から受信する現在時刻を用いて、第2計時部を更新することでも、第2計時部は正確な時刻を計時できるようになる。
また、リモコンから現在時刻の送信を要求される前に、リモコンから送信される現在時刻を利用して、第1計時部の現在時刻が更新されていない場合、第1計時部が計時する現在時刻と実際の現在時刻は、乖離している場合がある。このような場合において、リモコンに、第1計時部の現在時刻を送信すると、第2計時部の時刻も実際の時刻から乖離する。従って、例えば、第1計時部の現在時刻を用いて更新された第2計時部の時刻をリモコンに表示されると、ユーザに違和感を与え得る。上記の構成によると、ユーザに違和感を与えることを防止することができる。
実施例に係る給湯システム2の構成を模式的に示す図。 タンクコントローラ74の構成を模式的に表す図。 特定の世帯において、給湯が行われる時間帯を模式的に示す図。 タンクコントローラ74の時刻処理を示すフローチャート。 リモコン76の時刻処理を示すフローチャート。 給湯システム2の停電復帰処理を示すフローチャート。 給湯システム2が停電から復帰したときの高温加熱処理を示すフローチャート。 給湯システム2が停電から復帰したときの開始予定時刻処理を示すフローチャート。 不揮発性メモリに記憶されている給湯開始時刻、湯張り開始時刻、給湯終了時刻を示す図。 第2実施例に係るタンクコントローラ74の構成を模式的に表す図。 第2実施例に係る給湯システム2の停電復帰処理を模式的に表す図。 第2実施例に係る給湯システム2が停電から復帰したときの高温加熱処理を示すフローチャート。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴)制御装置は、制御基板に設けられており、熱機器の停電中に第1計時部に電力を供給する補助電源部を備えてもよい。第1計時部は、熱機器が停電したときの第1計時部の現在時刻を、停電開始時刻として記憶する記憶部を備えてもよい。この場合、制御装置は、熱機器が停電から復帰したときに、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を停電終了時刻として取得し、取得した停電終了時刻と記憶部に記憶されている停電開始時刻に基づいて、熱機器が停電していた時間の長さを特定するとよい。
上記の構成によると、計時部が備える記憶部が停電開始時刻を記憶することができる。この場合、記憶部には、補助電源部からの電力が供給される。従って、熱機器が停電しても、記憶部に記憶される停電開始時刻は、消去されない。このため、制御装置は、熱機器が停電していた時間の長さを特定することができる。また、制御装置は、熱機器が停電しても、記憶部に記憶された停電時刻が消去されない記憶部、例えば、不揮発性メモリなどを備える必要がない。
(特徴)制御装置は、制御基板に設けられており、熱機器の停電中に第1計時部に電力を供給する補助電源部と、第2所定周期毎に、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を取得した現在時刻を記憶する不揮発性メモリと、を備えてもよい。この場合、制御装置は、制御装置は、熱機器が停電から復帰したときに、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を停電終了時刻として取得し、取得した停電終了時刻と不揮発性メモリに記憶されている停電開始時刻に基づいて、熱機器が停電していた時間の長さを特定するとよい。
補助電源部が供給可能な電力は有限である。このため、熱機器の停電が長い時間にわたった場合、補助電源部から第1計時部への電力供給は停止する。この場合、第1計時部の動作は停止する。従って、例えば、第1計時部に停電開始時刻を記憶させていると、第1計時部の動作が停止するとともに、停電開始時刻が消去される場合がある。上記の構成によると、停電開始時刻は、不揮発性メモリに記憶される。また、不揮発性メモリに記憶される停電開始時刻は、熱機器が停電しても、消去されない。従って、熱機器が停電から復帰したときに、制御装置は、停電開始時刻を確実に取得することができる。これにより、熱機器が停電していた時間の長さを確実に特定することができる。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯システム2は、HP(ヒートポンプ)ユニット4と、タンクユニット6と、バーナユニット8を備えている。
HPユニット4は、外気から吸熱して水を加熱する熱源である。HPユニット4は、圧縮機10と、凝縮器12と、膨張弁14と、蒸発器16を備えている。HPユニット4は、冷媒(例えばフロン系冷媒)を、圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16の順に循環させることで、外気から吸熱して水を加熱する。圧縮機10は、冷媒を加圧して高温高圧にする。凝縮器12は、水との熱交換により冷媒を冷却する。凝縮器12の水流路の両端部には、それぞれ、HP往き経路19とHP戻り経路21が接続されている。膨張弁14は、冷媒を減圧して低温低圧にする。蒸発器16は、外気との熱交換により冷媒を加熱する。HPユニット4はさらに、凝縮器12に水を循環させる循環ポンプ18と、凝縮器12に流れ込む水の温度を検出する戻りサーミスタ20と、凝縮器12から流れ出る水の温度を検出する往きサーミスタ22と、外気温度を検出するHP外気温度サーミスタ23と、HPユニット4の各構成要素の動作を制御するHPコントローラ24を備えている。
タンクユニット6は、タンク30と、混合弁32と、バイパス制御弁34と、を備えている。タンク30は、外側が断熱材で覆われており、内部に水を蓄える密閉型の容器である。本実施例のタンク30の容量は、例えば100リットルである。HPユニット4の循環ポンプ18が駆動すると、タンク30の底部の水が、タンク往き経路31およびHP往き経路19を介して、凝縮器12へ送られる。凝縮器12で加熱されて高温となった水は、HP戻り経路21およびタンク戻り経路33を介して、タンク30の頂部からタンク30内に戻される。HPユニット4によって加熱された水がタンク30に流れ込むと、タンク30の内部には、低温の水の層の上に高温の水の層が積み重なった温度成層が形成される。タンク30には、上部の水の温度を検出する上部サーミスタ36と、中間部の水の温度を検出する中間部サーミスタ37と、下部の水の温度を検出する下部サーミスタ38が取り付けられている。本実施例では、上部サーミスタ36はタンク30の頂部から6リットルの位置に配置されており、中間部サーミスタ37はタンク30の頂部から12リットルの位置に配置されており、下部サーミスタ38はタンク30の頂部から30リットルの位置に配置されている。
タンクユニット6には、給水経路40を介して水道水が供給される。給水経路40には、給水圧力を減圧する減圧弁42と、給水温度TWを検出する入水サーミスタ44が取り付けられている。給水経路40は、タンク30の底部に連通するタンク給水経路46と、混合弁32に連通するタンクバイパス経路48に分岐している。タンク給水経路46とタンクバイパス経路48には、それぞれ逆止弁50、52が取り付けられている。また、タンクバイパス経路48には、混合弁32に流入する水道水の流量を検出する水側水量センサ54が取り付けられている。タンク30の頂部と混合弁32は、タンク出湯経路56を介して連通している。タンク出湯経路56には、逆止弁58と、混合弁32に流入するタンク30からの水の流量を検出する湯側水量センサ60が取り付けられている。
混合弁32は、タンクバイパス経路48から流れ込む水道水と、タンク出湯経路56から流れ込むタンク30からの水を混合して、第1給湯経路62に送り出す。混合弁32は、ステッピングモータによって弁を駆動し、タンクバイパス経路48側の開度(水側の開度)と、タンク出湯経路56側の開度(湯側の開度)を調整する。第1給湯経路62には、混合弁32から送り出される水の温度を検出する混合サーミスタ64が取り付けられている。
タンクユニット6からは、第2給湯経路66を介して、台所やシャワー、カラン等の給湯箇所への給湯が行われる。第2給湯経路66には、給湯箇所へ供給される水の温度を検出する給湯出口サーミスタ68と、逆止弁70が取り付けられている。第1給湯経路62と第2給湯経路66の間は、給湯バイパス経路72によって連通している。給湯バイパス経路72には、バイパス制御弁34が取り付けられている。
タンクユニット6はさらに、タンクコントローラ74を備えている。図2に示すように、タンクコントローラ74は、制御部172と、不揮発性メモリ174と、制御基板182と、を備えている。制御部172は、タンクユニット6の各構成要素の動作を制御する。また、制御部172は、給湯システム2が停電から復帰した場合に、給湯システム2が停電していた時間の長さ(以下では、停電時間と呼ぶ)と、給湯システム2の停電開始から停電終了までの期間(以下では、停電期間と呼ぶ)と、を特定する。不揮発性メモリ174には、加熱運転の開始予定時刻などが記憶される。
制御基板182は、リアルタイムクロック(以下では、RTCと呼ぶ)184と、キャパシタ188と、を備えている。RTC184は、時刻を計時する。なお、時刻には、日付に関する情報も含まれる。また、RTC184には、RTC初期時刻として、2000年1月1日00時00分が設定されている。キャパシタ188は、ゴールドキャパシタ(登録商標)などの電気二重層コンデンサである。キャパシタ188は、給湯システム2に電力が供給されている場合に充電し、給湯システム2が停電している場合に、放電してRTC184に電力を供給する。このため、給湯システム2が停電している間も、RTC184は、時刻を計時することができる。また、RTC184は、RAM186を備えている。RAM186は、給湯システム2の停電開始時刻TSが記憶される。制御部172とRTC184との間では、第1所定周期毎に通信が実行されている。このため、制御部172との通信が実行されない場合に、RTC184は、給湯システム2が停電したと判断し、現在時刻を停電開始時刻TSとして、RAM186に記憶する。
図1のバーナユニット8は、バーナ80と、熱交換器82と、バイパスサーボ84と、水量サーボ86と、湯はり弁88と、を備えている。バーナ80は、燃料ガスの燃焼によって熱交換器82を流れる水を加熱する補助熱源機である。バーナ80には、ガス供給管81を介して燃料ガスが供給される。熱交換器82には、バーナ往路90を介して、タンクユニット6の第1給湯経路62からの水が流れ込む。熱交換器82を通過した水は、バーナ復路92を介して、タンクユニット6の第2給湯経路66へ流れ出る。バーナ往路90には、バーナ往路90を流れる水の流量を調整する水量サーボ86と、バーナ往路90を流れる水の流量を検出する水量センサ91が取り付けられている。バーナ往路90とバーナ復路92の間は、バーナバイパス経路94を介して連通している。バーナ往路90とバーナバイパス経路94の接続部に、バイパスサーボ84が取り付けられている。バイパスサーボ84は、バーナ往路90からバーナバイパス経路94へ流れる水の流量を調整する。バーナ復路92には、熱交換器82から流れ出る水の温度を検出するバーナ給湯サーミスタ96が取り付けられている。バーナ復路92からは、湯はり経路98が分岐している。バーナ復路92において、湯はり経路98には、湯はり弁88が取り付けられている。バーナユニット8からは、湯はり経路98を介して、給湯箇所である浴槽への湯はりが行われる。
バーナユニット8はさらに、バーナユニット8の各構成要素の動作を制御するバーナコントローラ100と、リモコン76を備えている。リモコン76は、バーナコントローラ100、および、Wi−Fiルータ190と通信可能である。また、リモコン76は、バーナコントローラ100を介して、タンクコントローラ74と通信可能である。図2に示すように、リモコン76は、表示部76aと、操作部76bと、を備えている。なお、図2では、見易くするために、タンクコントローラ74とリモコン76との間のバーナコントローラ100を省略している。表示部76aは、現在時刻など、給湯システム2に関する様々な情報を表示する。操作部76bを操作することで、給湯システム2に、様々な指示、情報などを入力可能である。入力可能な様々な指示とは、例えば、後述する加熱運転の開始指示などである。また、入力可能な情報とは、例えば、現在時刻などである。また、リモコン76は、表示や音声によってユーザに給湯システム2の設定や動作に関する各種の情報を通知する。Wi−Fiルータ190は、給湯システム2の外部に設けられている機器であり、外部のネットワークと接続可能である。Wi−Fiルータ190は、外部のネットワークに接続することで、外部のネットワークから現在時刻を受信する。リモコン76は、Wi−Fiルータ190と無線通信し、Wi−Fiルータ190が外部のネットワークから受信した現在時刻を受信する。なお、リモコン76がWi−Fiルータ190から現在時刻を受信していない場合、リモコン76の時刻情報には、リモコン初期時刻が設定される。
図1の給湯システム2のHPユニット4、タンクユニット6およびバーナユニット8には、商用電源108から電力が供給される。例えば、停電などによって、商用電源108からの電力供給が正常に行われない場合、給湯システム2は動作することができない。一方、商用電源108からの電力供給が正常に行われない場合においても、RTC184には、キャパシタ188からの電力供給が行われる。従って、商用電源108からの電力供給が正常に行われない状態において、RTC184は動作することができる。以下では、商用電源108からの電力供給が正常に行われている状態を「通常状態」とし、商用電源108からの電力供給が正常に行われていない状態を「停電状態」とする。
HPコントローラ24とタンクコントローラ74は、互いに通信可能である。タンクコントローラ74とバーナコントローラ100は、互いに通信可能である。したがって、HPコントローラ24と、タンクコントローラ74と、バーナコントローラ100が協調して制御を行うことで、給湯システム2は加熱運転、給湯運転等の各種の動作を行うことができる。以下では、HPコントローラ24と、タンクコントローラ74と、バーナコントローラ100を総称して、単にコントローラとも呼ぶ。
次いで、給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、加熱運転と、給湯運転と、を実行することができる。
(加熱運転)
加熱運転では、給湯システム2は、HPユニット4を駆動して、タンク30内の水を加熱する。加熱運転は、HPユニット4による加熱後の目標温度TAが低温目標温度TLである低温加熱運転と、HPユニット4による加熱後の目標温度TAが高温目標温度THである高温加熱運転によって構成されている。低温加熱運転は、給湯箇所への給湯に用いるために、タンク30内の水を加熱する。このため、低温加熱運転における低温目標温度TLは、給湯に適した温度(例えば、45℃)に設定されている。高温加熱運転は、タンク30内の水に繁殖する虞のある菌類(レジオネラ菌など)を滅菌させるために、タンク30内の水を加熱する。一般に、タンク30内の水が、低温(例えば60℃以下の温度)の状態で長時間(例えば、96時間)滞留されている場合に、菌類(レジオネラ菌など)が繁殖する虞がある。このため、高温加熱運転における高温目標温度THは、菌類(レジオネラ菌など)を滅菌するのに十分な温度(例えば、65℃)に設定されている。これにより、菌類が繁殖している可能性のある水が給湯されることを防止することができる。
加熱運転が開始されると、HPコントローラ24は、圧縮機10を駆動して、圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16の順に冷媒を循環させるとともに、循環ポンプ18を駆動して、タンク30と凝縮器12の間で水を循環させる。これによって、タンク30の底部から吸い出された水は、凝縮器12において目標温度TAまで加熱されて、タンク30の頂部に戻される。タンク30内の水の所定量が目標温度TAまで加熱された水で置き換えられると、HPコントローラ24は加熱運転を終了する。
(給湯運転)
給湯運転では、給湯設定温度の水を給湯箇所へ供給する。コントローラは、水側水量センサ54で検出される流量と、湯側水量センサ60で検出される流量を合算した流量(給湯流量ともいう)が最低動作流量(例えば2.4L/分)以上となると、給湯箇所の開栓や浴槽への湯はりなどにより給湯が開始されたものと判断する。そして、コントローラは、上部サーミスタ36で検出される温度に応じて、以下の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行する。
上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度以上である場合、コントローラは、非燃焼給湯運転を実行する。非燃焼給湯運転では、コントローラは、バーナ80の燃焼運転を禁止するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が給湯設定温度となるように、混合弁32の開度を調整する。これによって、給湯箇所に給湯設定温度に温度調整された水が供給される。
上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度未満の場合、コントローラは、燃焼給湯運転を実行する。燃焼給湯運転では、コントローラは、バーナ80の燃焼運転を許可するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が、給湯設定温度よりもバーナ80の最小加熱能力の分だけ低い温度となるように、混合弁32の開度を調整する。この場合、タンク30の上部から供給される高温の水と、給水経路40から供給される低温の水が、混合弁32において混合された後、バーナ80によって給湯設定温度まで加熱されて、給湯箇所へ供給される。
上記の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行中に、給湯流量が最低動作流量を下回ると、コントローラは、給湯箇所の閉栓や浴槽への湯はりの終了などにより給湯が終了したものと判断して、給湯運転を終了する。
(加熱開始予定時刻の特定)
次に、加熱運転の加熱開始予定時刻の特定方法について説明する。加熱開始予定時刻が到来すると、コントローラは、加熱運転を実行する。
高温加熱運転を実行する場合の加熱開始予定時刻について、タンクコントローラ74は、前回の加熱運転から所定期間(例えば、96時間)経過した高温加熱開始予定時刻を、不揮発性メモリ174に記憶する。
低温加熱運転を実行する場合の加熱開始予定時刻については、過去の給湯の使用実績に応じて、加熱開始予定時刻は特定される。図3を用いて、低温加熱運転を実行する場合の加熱開始予定時刻の特定について説明する。まず、タンクコントローラ74は、特定の世帯の給湯の傾向に基づいて、加熱開始予定時刻を特定する。具体的には、タンクコントローラ74は、特定の世帯において、給湯が行われる度に、給湯が開始された時刻と、給湯が終了した時刻と、を示す時刻情報と、供給された水の量を示す供給量情報と、を記憶する。タンクコントローラ74は、1日分の時刻情報および供給量情報を、特定の世帯の1日分の運転履歴として記憶する。本実施例では、タンクコントローラ74は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴を記憶する(例えば、図9)。
次いで、タンクコントローラ74は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴から、過去7日間において、最初の給湯が開始された時刻のうち、最も早い時刻を特定する。以下では、この時刻を「給湯開始時刻S1」と呼ぶ。例えば、タンクコントローラ74は、6:00を給湯開始時刻S1として特定する(図3参照)。なお、最初の給湯では、5L〜20L程度の水が供給される。
また、タンクコントローラ74は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴から、過去7日間において、湯張り運転が開始された時刻のうち、最も早い時刻を特定する。以下では、この時刻を「湯張り開始時刻B1」と呼ぶ。上記の通り、本実施例では、特定の世帯は、毎日20:00に湯張り運転を開始するように予め設定している。例えば、タンクコントローラ74は、20:00を湯張り開始時刻B1として特定する(図3参照)。なお、湯張り運転では、150L〜180L程度の水が供給される。
さらに、タンクコントローラ74は、特定の世帯の過去7日分の運転履歴から、過去7日間において、最後の給湯が終了した時刻のうち、最も遅い時刻を特定する。以下では、この時刻を「給湯終了時刻G1」と呼ぶ。例えば、タンクコントローラ74は、0:00を給湯終了時刻G1として特定する(図3参照)。
さらに、タンクコントローラ74は、入水サーミスタ44が測定する給水温度TWに基づいて、第1の所定時間α、第2の所定時間β、および、第3の所定時間γを特定する。
次いで、タンクコントローラ74は、給湯開始時刻S1から、特定された第1の所定時間αだけ前の時刻である第1加熱開始予定時刻S0を特定し、湯張り開始時刻B1から、特定された第2の所定時間βだけ前の時刻である第2加熱開始予定時刻B0を特定する。すなわち、タンクコントローラ74は、加熱開始予定時刻として、第1加熱開始予定時刻S0と第2加熱開始予定時刻B0を、不揮発性メモリ174に記憶する。そして、不揮発性メモリ174に記憶された加熱開始予定時刻が到来すると、タンクコントローラ74はHPコントローラ24に、加熱運転の開始を指示する。このようにすることで、給湯が開始される前に必要とされる量の加熱された水をタンク30に準備することができる。また、高温加熱運転においては、タンク30内の水に繁殖する虞のある菌類を滅菌することができる。
(制御部172の時刻処理)
次に、図4を用いて、給湯システム2が通常状態において、制御部172によって実行される時刻処理について説明する。時刻処理は、給湯システム2の設置場所への施工が完了した後に、施工者により電源がONされた場合などに開始される。
ステップS2において、制御部172は、リモコン76に現在時刻が設定されているのか否かを判断する。具体的には、まず、制御部172は、リモコン76から現在時刻を取得する。次いで、制御部172は、取得した現在時刻がリモコン初期時刻でない場合に、リモコン76に現在時刻が設定されていると判断する。リモコン76に現在時刻が設定されていると判断する場合(ステップS2でYES)、処理は、ステップS4に進む。次いで、ステップS4において、制御部172は、リモコン76から取得した現在時刻をRTC184に送信する。この場合、RTC184は、制御部172から受信した現在時刻を利用した計時を開始する。以下では、リモコン76から受信した現在時刻を利用したRTC184が計時する現在時刻を、真現在時刻と呼ぶ。
一方、リモコン76に現在時刻が設定されていない場合(ステップS2でNOの場合)、制御部172は、RTC184に現在時刻を送信せず、リモコン76に現在時刻が設定されるまで待機する。この場合、RTC184は、RTC初期時刻を利用して、計時を開始する。この場合のRTC184の現在時刻を、暫定現在時刻と呼ぶ。
次いで、ステップS6において、制御部172は、リモコン76に現在時刻が設定されているのか否かを判断する。ステップS6の処理の内容は、ステップS2の処理と同様である。リモコン76に現在時刻が設定されていると判断する場合(ステップS6でYES)、処理は、ステップS8に進む。一方、リモコン76に現在時刻が設定されていない場合(ステップS6でNOの場合)、制御部172は、RTC184に現在時刻を送信せず、リモコン76に現在時刻が設定されるまで待機する。なお、図4のステップS2でYESと判定され、ステップS6でNOと判定される場合とは、例えば、給湯システム2が通常状態の間に、リモコン76の現在時刻がユーザにより消去された場合などである。
次いで、ステップS8において、制御部172は、第1経過時間T1が第1所定時間(例えば、10分)を経過したか否かを判断する。第1経過時間T1とは、制御部172がリモコン76から受信した現在時刻をRTC184に送信してから経過した時間である。第1経過時間T1が第1所定時間を超えている場合(ステップS8でYES)、処理は、ステップS10に進む。次いで、ステップS10において、制御部172は、ステップS6でリモコン76から受信した現在時刻をRTC184に送信する。これにより、RTC184は、リモコン76から受信した現在時刻を用いて、RTC184の現在時刻を更新する。第1経過時間T1が第1所定時間を超えている場合、リモコン76の現在時刻とRTC184の現在時刻が乖離している可能性がある。上記の構成によると、第1経過時間T1が経過する度に、RTC184の現在時刻がリモコン76の現在時刻に更新される。これにより、リモコン76の現在時刻とRTC184の現在時刻の乖離を解消することができる。一方、第1経過時間T1が第1所定時間を超えていない場合(ステップS8でNO)、処理は、ステップS6に戻る。この場合、リモコン76の現在時刻とRTC184の現在時刻の乖離が小さいと考えられるためである。
(リモコン76の時刻処理)
次に、図5を用いて、リモコン76によって実行される時刻処理について説明する。なお、時刻処理の開始時点において、リモコン76のタイマ76cには、リモコン初期時刻が設定されている。
ステップS22において、リモコン76は、Wi−Fiルータ190と通信可能か否かを判断する。Wi−Fiルータ190と通信可能と判断される場合(ステップS22でYES)、リモコン76は、Wi−Fiルータ190に現在時刻の送信を要求し、処理は、ステップS24に進む。次いで、ステップS24において、リモコン76は、Wi−Fiルータ190から現在時刻として、実時刻を受信する。リモコン76は、受信した実時刻を用いて、タイマ76cの現在時刻を設定する。タイマ76cは、現在時刻が設定されると、計時を開始する。
一方、Wi−Fiルータ190と通信不可能と判断される場合(ステップS22でNO)、処理は、ステップS32に進む。ステップS32において、リモコン76は、RTC184に現在時刻が設定されているのか否かを判断する。具体的には、リモコン76は、制御部172に現在時刻の送信を要求する。リモコン76からの要求に応じて、制御部172から現在時刻が送信されるか否かによって、リモコン76は、RTC184に現在時刻が設定されているのか否かを判断する。制御部172は、RTC184が真現在時刻を計時している場合に、真現在時刻を現在時刻として送信する。制御部172から現在時刻が送信される場合にリモコン76は、ステップS32でYESと判定し、処理は、ステップS34に進む。ステップS34において、リモコン76は、制御部172から現在時刻を受信し、受信した現在時刻を用いて、タイマ76cの現在時刻を設定する。タイマ76cは、現在時刻が設定されると、計時を開始する。上述のように、RTC184が真現在時刻を計時している場合とは、リモコン76から現在時刻の送信が要求される前に、RTC184の現在時刻が、リモコン76から送信される実時刻を用いて更新されている場合である。一方、RTC184が暫定現在時刻を計時している場合に、制御部172は、現在時刻を送信しない。一方、RTC184が暫定現在時刻を計時している場合とは、リモコン76から現在時刻の送信が要求される前に、RTC184の現在時刻が、リモコン76から送信される実時刻を用いて更新されていない場合である。すなわち、RTC184の現在時刻は、実時刻を用いて更新されていない。この場合に、リモコン76がRTC184の現在時刻を用いて、タイマ76cの現在時刻を更新し、表示部76aに表示させると、ユーザに違和感を与え得る。このため、RTC184が真現在時刻を計時している場合にのみ、リモコン76に現在時刻を送信することで、ユーザに違和感を与えることを防止することができる。
次いで、ステップS26において、リモコン76は、Wi−Fiルータ190と通信可能か否かを判断する。Wi−Fiルータ190と通信可能と判断される場合(ステップS26でYES)、処理は、ステップS28に進む。一方、Wi−Fiルータ190と通信不可能である場合(ステップS26でNO)、リモコン76は、Wi−Fiルータ190との通信が確立されるまで待機する。
次いで、ステップS28において、リモコン76は、第2経過時間T2が第2所定時間(例えば、24時間)を経過しているのか否かを判断する。なお、第2経過時間T2とは、Wi−Fiルータ190から受信した現在時刻を用いてタイマ76cの時刻を更新してから経過した時間である。第2経過時間T2が第2所定時間を超えている場合(ステップS28でYES)、リモコン76は、Wi−Fiルータ190に現在時刻の送信を要求し、処理は、ステップS30に進む。次いで、ステップS30において、リモコン76は、Wi−Fiルータ190から送信される実時刻を現在時刻として受信し、受信した実時刻を用いて、タイマ76cの現在時刻を更新する。第2経過時間T2が第2所定時間を超えている場合、実時刻とリモコン76の現在時刻が乖離している可能性がある。上記の構成によると、第2経過時間T2が経過する度に、実時刻がリモコン76の現在時刻に更新される。これにより、リモコン76の現在時刻が、実時刻から乖離することを抑制することができる。一方、第2経過時間T2が第2所定時間を超えていない場合(ステップS28でNO)、処理は、ステップS26に戻る。この場合、実時刻とリモコン76の現在時刻の乖離が小さいと考えられるためである。
(停電復帰処理)
次いで、図6を用いて、停電復帰時の処理について説明する。給湯システム2が停電状態に移行すると、給湯システム2の動作は停止する。この場合、リモコン76のタイマ76cに設定されている現在時刻は消去される。一方、タンクコントローラ74のRTC184にはキャパシタ188から電力が供給される。このため、給湯システム2の停電状態においても、RTC184は、時刻を計時することができる。
ステップS52において、制御部172は、RTC184から、RAM186に記憶されている停電開始時刻TSと、RTC184の現在時刻を受信する。具体的には、制御部172は、給湯システム2が停電状態から通常状態から復帰したと判定した直後に、RTC184に、停電開始時刻TSと現在時刻を送信するように要求する。なお、制御部172は、RTC184から、給湯システム2が停電状態から通常状態から復帰したことを示す復電信号を受信することなどにより、給湯システム2が停電状態から通常状態に復帰したことを知ることができる。給湯システム2が通常状態に復帰している場合、制御部172とRTC184は、通信可能である。このため、RTC184は、停電開始時刻TSと現在時刻を、制御部172に送信することができる。これにより、制御部172は、RTC184から停電開始時刻TSと現在時刻を受信する。制御部172は、RTC184から受信した現在時刻を、停電終了時刻TEとして特定する。なお、制御部172は、リモコン76を介して、Wi−Fiルータ190から現在時刻を受信してもよい。この場合、制御部172は、RTC184から停電開始時刻TSのみを受信すればよい。制御部172は、Wi−Fiルータ190から受信した現在時刻を、停電終了時刻TEとして特定する。従って、制御部172は、Wi−Fiルータ190またはRTC184の少なくとも一方から現在時刻を受信すればよい。
次いで、ステップS54において、制御部172は、リモコン76から現在時刻の送信が要求されているのか否かを判断する。リモコン76から現在時刻の送信が要求されている場合(ステップS54でYES)、処理は、ステップS56に進む。リモコン76から現在時刻の送信が要求されている場合とは、タイマ76cがリモコン初期時刻に設定されており、かつ、Wi−Fiルータ190との通信が不可能である場合(図5のS22でNO)である。一方、リモコン76から現在時刻の送信が要求されていない場合(ステップS54でNO)、処理は、ステップS56、ステップS58を省略して、ステップS60に進む。この場合、給湯システム2が停電状態から復帰した後に、リモコン76がWi−Fiルータ190から現在時刻を受信できたと考えられるためである。
ステップS56において、制御部172は、RTC184の現在時刻が真現在時刻か否かを判断する。RTC184の現在時刻が真現在時刻である場合(ステップS56でYES)、処理は、ステップS58に進む。ステップS58において、制御部172は、RTC184の現在時刻をリモコン76に送信する。リモコン76は、制御部172から受信した現在時刻を用いて、タイマ76cに現在時刻を設定する。一方、RTC184の現在時刻が暫定現在時刻である場合(ステップS56でNO)、処理は、ステップS58を省略して、ステップS60に進む。RTC184が計時する暫定現在時刻は、実時刻との乖離が大きい。このため、暫定現在時刻を用いて、リモコン76の現在時刻を設定し、表示部76aに表示させた場合、ユーザに違和感を与え得る。一方、真現在時刻は、通常状態において、実時刻を用いて更新されている。このため、真現在時刻は、暫定現在時刻と比較して、実時刻との乖離が小さい。従って、真現在時刻を用いて、リモコン76の現在時刻を設定し、表示部76aに表示させる場合、ユーザに違和感を与えることを防止することができる。
ステップS58において、制御部172は、RTC184から受信した真現在時刻をリモコン76に送信する。これにより、リモコン76は、制御部172から受信した真現在時刻を用いて、タイマ76cの現在時刻を設定する(図5のステップS34)。
次いで、ステップS60において、制御部172は、給湯システム2が停電していた時間の長さ(以下では、停電時間と呼ぶ)と、給湯システム2の停電開始から停電終了までの期間(以下では、停電期間と呼ぶ)と、を特定する。制御部172は、停電開始時刻TSと、停電終了時刻TEと、に基づいて、停電時間と、停電期間と、を特定する。具体的には、制御部172は、停電終了時刻TEから停電開始時刻TSを減算することで、停電時間を特定する。また、制御部172は、停電開始時刻TSから停電終了時刻TEまでの期間を停電期間と特定する。
次いで、ステップS62において、制御部172は、ステップS60で特定した停電時間を用いて、高温加熱処理を実行する。図7を用いて、給湯システム2が停電状態から通常状態に復帰した場合の高温加熱処理について説明する。
ステップS72において、制御部172は、ステップS60で特定した停電時間が所定時間(例えば、96時間)以上か否かを判断する。停電時間が所定時間(例えば、96時間)以上であると判断される場合(ステップS72でYES)、処理は、ステップS74に進む。ステップS74において、制御部172は、高温加熱運転を実行する。そして、ステップS76において、制御部172は、高温加熱運転が終了することを監視する。高温加熱運転が終了したと判断される場合(ステップS76でYES)、制御部172は、高温加熱処理を終了し、ステップS64に進む(図6)。
上述のように、タンク30内の水が、低温の状態で長時間滞留されている場合に、菌類が繁殖する虞がある。停電状態の間、給湯システム2は、タンク30内の水を加熱することができない。従って、長時間にわたって停電状態が継続した場合、タンク30内の水には、菌類が繁殖している可能性が高い。このため、停電状態が長時間にわたって継続したと判断される場合に、高温加熱運転を実行することで、タンク30内を殺菌することができる。この結果、給湯システム2が停電状態から通常状態に復帰した後に、菌類が繁殖している可能性のある水が給湯されることを防止することができる。
図6のステップS64において、制御部172は、ステップS60で特定した停電期間を用いて、開始予定時刻処理を実行する。図8および図9を用いて、給湯システム2が停電状態から通常状態に復帰した場合の開始予定時刻処理について説明する。
ステップS82において、制御部172は、ステップS60で特定した停電期間に、給湯が実行されるべき時刻が含まれているのか否かを判定する。なお、給湯が実行されるべき時刻とは、給湯開始時刻、湯張り開始時刻、および、給湯終了時刻である。例えば、制御部172は、停電期間に、給湯開始時刻、湯張り開始時刻、および、給湯終了時刻のうちの少なくとも1つが含まれている場合に、ステップS82でYESと判断し、処理は、ステップS84に進む。一方、停電期間に、給湯が実行されるべき時刻が含まれていないと判断される場合(ステップS82でNO)、制御部172は、開始予定時刻処理を終了する。
ステップS84において、制御部172は、停電期間中の給湯開始時刻、湯張り開始時刻、または、給湯終了時刻に所定の情報を反映する。図9に示すように、不揮発性メモリ174には、例えば、特定の世帯の過去7日分の給湯開始時刻、湯張り開始時刻、および、給湯終了時刻が記憶されている。例えば、停電期間が、木曜日の10:00から金曜日の10:00までの期間である場合、木曜日の湯張り開始時刻Be及び給湯終了時刻Geと、金曜日の給湯開始時刻Sfと、が、停電期間に含まれる。停電期間中は、給湯が実行されないため、湯張り開始時刻Be、給湯終了時刻Ge、および、給湯開始時刻Sfは更新されていない。このため、給湯システム2が停電状態から復帰した後(金曜日)において、湯張りが開始されると、金曜日の湯張り開始時刻が、木曜日の湯張り開始時刻Beとして更新される。すなわち、湯張り開始時刻、給湯終了時刻、または、給湯開始時刻を反映するべき領域がずれてしまう。このため、加熱開始予定時刻を正確に特定できなくなる可能性がある。このような事態を回避するため、本実施例では、木曜日の湯張り開始時刻Beと、木曜日の給湯終了時刻Geと、金曜日の給湯開始時刻Sfと、に所定の情報を反映する。所定の情報とは、例えば、使用実績なし、前回(7日前)の時刻、7日分の時刻の平均値などである。これにより、給湯システム2が停電状態から復帰した後に、給湯開始時刻、湯張り開始時刻、および、給湯終了時刻が反映される領域がずれることを防止することができる。すなわち、給湯システム2が停電から復帰した後(金曜日)の湯張り開始時刻は、湯張り開始時刻Bfとして更新される。この結果、給湯システム2が停電状態から復帰した後においても、加熱開始予定時刻を正しく特定することができる。所定の情報の反映が完了したら、制御部172は、開始予定時刻処理を終了する。
上述のようにリモコン76のタイマ76cは、Wi−Fiルータ190から受信する実時刻によって更新される。このため、RTC184の現在時刻を、タイマ76cの現在時刻を用いて更新することで、RTC184の現在時刻と実時刻の乖離を抑制することができる。また、上述のように、制御部172は、第1経過時間T1が第1所定時間を超えている場合に、リモコン76から現在時刻を受信し、受信した現在時刻をRTC184に送信している。従って、RTC184の現在時刻は、第1所定時間経過毎に、タイマ76cの現在時刻によって更新される。これにより、RTC184の現在時刻とタイマ76cの現在時刻の乖離を抑制することができる。
また、上記の実施例では、リモコン76は、タイマ76cの現在時刻が消去されている場合に、Wi−Fiルータ190または制御部172(詳細にはRTC184)に、現在時刻を送信するように要求している。Wi−Fiルータ190から送信される現在時刻は、実時刻である。また、RTC184から取得する現在時刻は、第1所定時間経過毎に、実時刻で更新されている。このため、RTC184から取得する現在時刻は、実時刻とほぼ同じである。従って、タイマ76cの現在時刻を、Wi−Fiルータ190または制御部172(詳細にはRTC184)から受信する現在時刻を用いて更新することで、タイマ76cは、正確な時刻を計時することができる。
また、上記の実施例では、制御部172は、リモコン76から現在時刻の送信を要求される場合に、RTC184の現在時刻が真現在時刻の場合には、リモコン76に現在時刻を送信し、RTC184の現在時刻が暫定現在時刻の場合には、リモコン76に現在時刻を送信しない。RTC184の現在時刻が暫定現在時刻の場合、暫定現在時刻と実時刻とは大きく乖離している。このため、暫定現在時刻を用いて、リモコン76のタイマ76cを更新し、表示部76aにタイマ76cの現在時刻を表示させると、ユーザに違和感を与え得る。従って、RTC184の現在時刻が真現在時刻の場合にのみ、リモコン76に現在時刻を送信することで、ユーザに違和感を与えることを防止することができる。
また、上記の実施例では、RTC184が、RAM186を備えている。給湯システム2の停電開始時刻TSは、RAM186に記憶される。この場合、RAM186には、キャパシタ188からの電力が供給される。従って、給湯システム2が停電しても、RAM186に記憶される停電開始時刻TSは、消去されない。このため、不揮発性メモリ174の容量を大きくして、不揮発性メモリ174に、停電開始時刻TSを記憶させる必要がない。
また、不揮発性メモリ174に停電開始時刻TSを記憶させる場合、例えば、2時間毎に、RTC184の現在時刻を記憶させる必要がある。これは、停電が起きるタイミングが予測できないためである。この場合、不揮発性メモリ174に現在時刻を記憶させた直後に、停電が発生した場合、停電開始時刻TSを正確に記憶することができる。しかしながら、不揮発性メモリ174に現在時刻を記憶させた後の、例えば、1時間後に、停電が発生した場合、不揮発性メモリ174に記憶される停電開始時刻TSと実際の停電開始時刻が1時間ずれる。このため、停電時間、及び、停電期間を、正確に特定できない場合がある。一方、RTC184のRAM186に停電開始時刻TSを記憶させる場合、停電時間、及び、停電期間を、正確に特定できる。これは、停電開始直後に、RTC184が、RTC184と制御部172との間の通信が実行されなくなったことを判断でき、停電開始直後の時刻を停電開始時刻TSとして、RAM186に記憶させることができるためである。
ここで、第1実施例の記載と請求項の記載との対応関係を説明しておく。給湯システム2が、「熱機器」の一例である。水が、「熱媒」の一例である。圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16から構成されるヒートポンプサイクルが、「ヒートポンプ熱源」の一例である。タイマ76cが、「第2計時部」の一例である。制御部172が、「制御装置」の一例である。RAM186が、「記憶部」の一例である。RTC184が、「第1計時部」の一例である。キャパシタ188が、「補助電源部」の一例である。Wi−Fiルータ190が、「外部機器」の一例である。第1所定時間経過毎が、「第1所定周期毎」の一例である。
(第2実施例)
図10〜図12を用いて、第1実施例と異なる点を説明する。なお、以下では、実施例間で共通する構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施例において、給湯システム2の停電開始時刻TSは、不揮発性メモリ274に記憶される。制御部172とRTC284との間で、第2所定周期(例えば、2時間)毎に通信が実行される。通信が実行されると、RTC284は、現在時刻を制御部172に送信する。制御部172は、受信した現在時刻を、不揮発性メモリ274に記憶する。給湯システム2が停電状態に移行した場合、制御部172とRTC284との間の通信は実行されない。このため、制御部172は、不揮発性メモリ274に記憶されている最後の現在時刻を停電開始時刻TSとする。なお、リモコン76に現在時刻が設定されている場合、制御部172は、リモコン76から、第2所定周期毎に、現在時刻を受信し、リモコン76から受信した現在時刻を、不揮発性メモリ274に記憶してもよい。
次に、図11を用いて、第2実施例の停電復帰処理について説明する。ステップS54〜ステップS60、および、ステップS64の処理については、第1実施例と同様である。第1実施例と異なる処理について説明する。
S252において、制御部172は、RTC184、または、リモコン76(詳細には、Wi−Fiルータ190)から、現在時刻を受信する。なお、停電時間が、キャパシタ188が電力供給可能な時間(例えば、96時間)を超える場合、停電中にRTC284の計時が停止する。従って、制御部172は、RTC284から現在時刻を受信することができない。この場合、制御部172は、リモコン76から受信する現在時刻を利用して、以降の処理を実行する。この場合、処理は、ステップS54〜58を省略して、ステップS60に進む。これは、ステップS252において、リモコン76から現在時刻を受信する場合、リモコン76に現在時刻を送信する必要が無いためである。
次に、図12を用いて、給湯システム2が停電状態から通常状態に復帰した場合の高温加熱処理について説明する。
S272において、制御部172は、S60で特定した停電時間が所定時間(例えば、96時間)以上か、または、RTC284から現在時刻を受信することができないか否かを判断する。停電時間が所定時間(例えば、96時間)以上の場合は、タンク30内の水に菌類が繁殖している可能性がある。このため、給湯が実行される前に高温加熱運転を実行する必要がある。従って、停電時間が所定時間以上の場合、制御部172は、ステップS272でYESと判定し、処理は、ステップS74に進む。また、制御部172がRTC284から現在時刻を受信することができない場合は、停電時間がキャパシタ188の電力供給可能時間を超えていると考えられる。この場合に、キャパシタ188の電力供給可能時間が上記の所定時間(例えば、96時間)より長い場合には、停電時間も上記の所定時間を超えているので、高温加熱運転を実行する必要がある。従って、制御部172がRTC284から現在時刻を受信することができない場合も、制御部172は、ステップS272でYESと判定し、処理は、ステップS74に進む。その後のS74、76の処理は、第1実施例と同様である。
上述のように、本実施例では、停電開始時刻TSは、不揮発性メモリ274に記憶されている。また、本実施例では、制御部172は、RTC284またはリモコン76(詳細には、Wi−Fiルータ190)から現在時刻を取得することができる。従って、例えば、停電時間が、キャパシタ188の電力供給可能な時間を超えて、RTC284から現在時刻を受信することができない場合でも、制御部172は、給湯システム2の停電時間、および、停電期間を特定することができる。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :給湯システム
4 :HPユニット
6 :タンクユニット
8 :バーナユニット
9 :電力供給ユニット
10 :圧縮機
12 :凝縮器
14 :膨張弁
16 :蒸発器
18 :循環ポンプ
19 :HP往き経路
20 :戻りサーミスタ
21 :HP戻り経路
22 :往きサーミスタ
23 :HP外気温度サーミスタ
24 :HPコントローラ
30 :タンク
31 :タンク往き経路
32 :混合弁
33 :タンク戻り経路
34 :バイパス制御弁
36 :上部サーミスタ
37 :中間部サーミスタ
38 :下部サーミスタ
39 :タンク外気温度サーミスタ
40 :給水経路
42 :減圧弁
44 :入水サーミスタ
46 :タンク給水経路
48 :タンクバイパス経路
50 :逆止弁
52 :逆止弁
54 :水側水量センサ
56 :タンク出湯経路
58 :逆止弁
60 :湯側水量センサ
62 :第1給湯経路
64 :混合サーミスタ
66 :第2給湯経路
68 :給湯出口サーミスタ
70 :逆止弁
72 :給湯バイパス経路
74 :タンクコントローラ
75 :不揮発性メモリ
76 :リモコン
76a :表示部
76b :操作部
76c :タイマ
80 :バーナ
81 :ガス供給管
82 :熱交換器
84 :バイパスサーボ
85 :バーナ外気温度サーミスタ
86 :水量サーボ
88 :湯はり弁
90 :バーナ往路
91 :水量センサ
92 :バーナ復路
94 :バーナバイパス経路
96 :バーナ給湯サーミスタ
98 :湯はり経路
100 :バーナコントローラ
108 :商用電源
172 :制御部
174 :不揮発性メモリ
182 :制御基板
184 :RTC
186 :RAM
188 :キャパシタ
190 :Wi−Fiルータ
274 :不揮発性メモリ
284 :RTC

Claims (3)

  1. 熱媒を加熱するヒートポンプ熱源を備えるヒートポンプユニットと、
    ヒートポンプ熱源で加熱された熱媒を貯留するタンクを備えるタンクユニットと、
    外部機器と通信可能であり、外部機器から現在の時刻を取得可能なリモコンと、
    リモコンと通信可能な、制御装置と、を備えており、
    制御装置は、
    制御基板と、
    制御基板に設けられており、時刻を計時する第1計時部と、を備えており、
    リモコンは、時刻を計時する第2計時部を備えており、
    制御装置は、第1所定周期毎に、リモコンの第2計時部に設定されている現在時刻の送信を要求し、リモコンから現在時刻を受信する場合に、第1計時部が計時する時刻をリモコンから受信した現在時刻に更新し、
    リモコンは、第2計時部の現在時刻が消去されている場合に、外部機器または制御装置に、現在時刻を送信するように要求し、現在時刻を受信する場合に、第2計時部の現在時刻を、受信した現在時刻を用いて更新し、
    制御装置は、リモコンから現在時刻の送信を要求される前に、リモコンから送信される現在時刻を利用して、第1計時部の現在時刻が更新されている場合、リモコンからの現在時刻の送信の要求に応じて、リモコンに第1計時部の現在時刻を送信し、リモコンから現在時刻の送信を要求される前に、リモコンから送信される現在時刻を利用して、第1計時部の現在時刻が更新されていない場合、リモコンに第1計時部の現在時刻を送信しない
    熱機器。
  2. 制御装置は、制御基板に設けられており、熱機器の停電中に第1計時部に電力を供給する補助電源部を備えており、
    第1計時部は、熱機器が停電したときの第1計時部の現在時刻を、停電開始時刻として記憶する記憶部を備えており、
    制御装置は、熱機器が停電から復帰したときに、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を停電終了時刻として取得し、取得した停電終了時刻と記憶部に記憶されている停電開始時刻に基づいて、熱機器が停電していた時間の長さを特定する、請求項1に記載の熱機器。
  3. 制御装置は、
    制御基板に設けられており、熱機器の停電中に第1計時部に電力を供給する補助電源部と、
    第2所定周期毎に、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を取得した現在時刻を記憶する不揮発性メモリと、を備えており、
    不揮発性メモリは、記憶した現在時刻のうち熱機器の停電前の最後に記憶した時刻を停電開始時刻として記憶し、
    制御装置は、熱機器が停電から復帰したときに、リモコンまたは第1計時部から現在時刻を停電終了時刻として取得し、取得した停電終了時刻と不揮発性メモリに記憶されている停電開始時刻に基づいて、熱機器が停電していた時間の長さを特定する、請求項1に記載の熱機器。
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