JP6694368B2 - リール固定装置のフード - Google Patents

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Description

本発明は、リール固定装置のフードに関するものである。
従来、魚釣用リールの釣竿取付脚を釣竿に固定するための装置として、リール固定装置が知られている。例えば、特許文献1に開示されたリール固定装置は、魚釣用リールの釣竿取付脚が載置される載置部を備えたリールシート本体を備えている。リールシート本体の一端には、釣竿取付脚の一端を固定する固定フードが設けられている。リールシート本体の他端には、固定フードに対向して移動可能に移動フードが取り付けられている。
移動フードは、釣竿取付脚の他端が挿入される挿入部と、挿入部に回動自在に取り付けられる操作つまみと、を備えて構成されている。操作つまみは、リールシート本体の他端に形成されたねじ部に螺合する筒状の基部と、基部の外周面に装着される装飾用のカバー部材と、を備えて構成されている。
カバー部材は、接着剤を用いて基部に固定されている。接着剤は、基部の外周面とカバー部材の内周面との両方に塗布される。
特開2014−161234号公報
しかしながら、従来のリール固定装置では、基部の外周面とカバー部材の内周面との両方に接着剤を塗布していたため、組み付け時にカバー部材の端部等から余分な接着剤がはみ出して装飾性が損なわれるおそれがあった。また、近年、移動フードの装飾性を高めるために、カバー部材に対して貫通孔を形成することが検討されている。そして、このようなカバー部材を用いた場合には、はみ出した接着剤が貫通孔内に入り込み易かった。したがって、組み付け時には、はみ出さないように接着剤の量を調整したり、はみ出した接着剤を除去する等の熟練した作業が必要であった。なお、接着剤のはみ出しを抑制するあまり、接着剤の量を少なくしてしまうと、接着強度が低下するおそれもある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、接着剤のはみ出しを抑制して装飾性を向上させることができるリール固定装置のフードを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明のリール固定装置のフードは、魚釣用リールの釣竿取付脚を固定可能なリール固定装置のフードであって、前記釣竿取付脚が挿入される挿入部と、前記挿入部に取り付けられる操作つまみと、を備えている。前記操作つまみは、筒状の基部と、前記基部の外周側に取り付けられる筒状のカバー部材と、前記基部から前記カバー部材が分離するのを規制する分離規制部と、を備えている。前記基部は、筒状の筒部と、前記筒部の外周面に形成され軸方向に延びる溝と、前記筒部の後端に設けられた後端円筒部と、を有している。前記筒部と前記後端円筒部との段差部分の側壁には、これに当接するように、前記筒部の外周面に接着剤で固定されるリング状部材が配置されている。前記分離規制部は、前記基部側に設けられた被係合部と、前記カバー部材側に設けられ前記被係合部に係合する係合部と、を有している。前記被係合部は、前記リング状部材の外周面に形成される雄ねじ部であり、前記係合部は、前記カバー部材の内周面に形成され、前記雄ねじに螺合する雌ねじ部である。前記カバー部材は、前記分離規制部により前記基部に1箇所で固定されている
このリール固定装置のフードでは、被係合部と係合部とからなる分離規制部を介して基部にカバー部材が取り付けられる。これにより、組付性に優れる。また、基部とカバー部材との固定において、接着剤を不要とすること、または接着剤を少量とすることができる。
また、分離規制部をねじの螺合による係合構造とすることによって、基部からカバー部材が分離するのをより好適に規制することができる。また、基部に対するカバー部材の組付性に優れる。
また、被係合部が、基部の筒部の外周面に接着剤で固定されるリング状部材からなるので、筒部に対してリング状部材を固定する際に接着剤がはみ出しても、カバー部材を装着する前にこれを除去しておくことができる。したがって、接着剤のはみ出しを抑制して装飾性を向上させることができる。
また、被係合部がリング状部材からなるので、基部の筒部に対して被係合部を容易に設けることができる。これにより、既存の基部に対しても被係合部を追加で容易に設けることができる。
また、前記したリール固定装置のフードにおいて、前記雄ねじ部に対して前記雌ねじ部が接着剤で接着されているのがよい。このように構成することによって、雄ねじ部雌ねじ部とを接着剤で固着することができ、基部からカバー部材が分離するのをより好適に規制することができる。
また、前記したリール固定装置のフードにおいて、前記筒部の外周面に装着される装飾部材と、前記カバー部材に形成された貫通孔と、を備え、前記装飾部材が前記貫通孔を通じて前記カバー部材の外部から目視可能であるのがよい。このように構成することによって、装飾性をより向上させることができる。また、接着剤がはみ出して貫通孔内に入り込むことが好適に抑制される。したがって、生産性の低下を来すおそれもない。
本発明によれば、接着剤のはみ出しを抑制して装飾性を向上させることができるリール固定装置のフードが得られる。
本発明の一実施形態に係るリール固定装置のフードが適用されるリール固定装置および釣竿の一部を示す側面図である。 リール固定装置のフードおよびリールシート本体の前端部を示す拡大縦断面図である。 (a)はリール固定装置のフードおよびリールシート本体の前端部を示す斜視図、(b)は同じく分解斜視図である。 (a)から(d)はリール固定装置のフードの組付手順を示す斜視図である。 リール固定装置のフードの変形例を示す拡大縦断面図である。
以下、本発明の実施形態のリール固定装置のフードについて、図面を参照して説明する。以下の説明において、「前」側は、釣竿の竿先側を言い、「後」側は、釣竿のグリップ側を言う。
[リール固定装置の概要]
図1に示すように、リール固定装置10は、魚釣用リールRを固定するためのものである。
リール固定装置10は、釣竿を構成する竿杆1の後側であってグリップ2の前側となるように竿杆1に固定されている。よって、リール固定装置10に固定される魚釣用リールRは、グリップ2の前方に配置された状態で釣竿に固定される。
なお、竿杆1は、例えば、炭素繊維やガラス繊維等を含む強化繊維に、エポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂材で構成されており、管状体あるいは中実体として構成されている。竿杆1は、1本で構成されていてもよいし、複数の竿杆を継合する構成であってもよい。
リール固定装置10は、竿杆1に外嵌される筒状のリールシート本体(以下、本体と称する)11と、本体11の前部に取り付けられた移動フード20と、リールシート本体11の後部に一体に形成された固定フード13と、を備えている。
リール固定装置10は、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1を固定フード13に差し込んだ状態で、移動フード20を本体11の軸方向に移動させることによって魚釣用リールRを着脱する構成となっている。
なお、本発明のリール固定装置10は、本体11の前部に固定フード13が設けられ、本体11の後部に移動フード20が取り付けられる構成であってもよい。
[本体]
本体11は、例えば、ABS樹脂、ナイロン、ポリカーボネート等の合成樹脂によって形成されている。
本体11は、竿杆1に対して接着剤等で固定される。本体11の外周側の上面には、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1が載置される載置面12が形成されている。
載置面12は、平坦状であり、本体11の軸方向に延在している。
固定フード13は、前方に向って開口する挿入穴13aを備えている。挿入穴13aには、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1の後部R12が挿入されて後部R12が固定フード13に保持される。
また、本体11の後部の外周面において、固定フード13の径方向反対側、つまり、下面には、指を引っ掛けるトリガー14が形成されている。
図3(a)(b)に示すように、本体11の前部の外周面には、ねじ(以下、雄ねじ15という)が形成されている。本体11の前部の上面には、前後方向に延在する平らなガイド面15cが形成されている。また、本体11の前部の下面には、前後方向に延在する図示しない溝部が形成されている。
[移動フード]
移動フード20は、挿入部21と、挿入部21に取り付けられる操作つまみ部22と、を備えている。
[移動フードの挿入部]
挿入部21は、本体11の前部に外嵌され、本体11の前部に対し軸方向遊動可能に装着されている。
挿入部21の上部には、後方の上方へ向けて膨出する受入部21cが形成されている。
受入部21cの内周面は、本体11の載置面12に対し離間しており、受入部21cの内周面と載置面12との間に、後方に向って開口する隙間が形成されている。
そして、この隙間に魚釣用リールRの釣竿取付脚R1の前部R11が挿入され、前部R11が移動フード20に保持される。
挿入部21の上内面21eは、平らに形成されて、本体11のガイド面15cに摺接している。
一方、挿入部21の下内面には、軸方向に延在する突条部21dが形成されて本体11の図示しない溝部に入り込んでいる。よって、挿入部21は、本体11の前部に対して周方向に回動不能かつ軸方向にスライド可能に装着されている。
挿入部21の前端部には、図2に示すように、操作つまみ部22を取り付けるための略円筒状の連結部が設けられている。
連結部は、小径とされた段部21bと、段部21bを介して前方へ延在し、断面鈎状に形成された環状の係止部21aとを備えている。
[移動フードの操作つまみ部]
操作つまみ部22は、筒状の基部23と、基部23を覆うように基部23に取り付けられる筒状のカバー部材26と、基部23からカバー部材26が分離するのを規制する分離規制部の被係合部として機能するリング状部材27と、を備えている。
基部23は、後端円筒部23aと、後端円筒部23aから前方に延在する筒部23bと、を備えている。
後端円筒部23a内には、連結部が挿入されている。
また、後端円筒部23aの後端には、内周面の径方向内側に突出する後端フランジ部23hが形成されている。
そして、後端フランジ部23hは、操作つまみ部22の段部21bに入り込み、挿入部21の係止部21aと軸方向に係止している。このため、操作つまみ部22は、挿入部21に対して回動可能に取り付けられている。
筒部23bの内面には、本体11の雄ねじ15に螺合する雌ねじ23eが形成されている。よって、基部23(筒部23b)が周方向に回動すると、基部23は、雄ねじ15に案内されて軸方向に移動する。
また、基部23と挿入部21とは軸方向に係止していることから、基部23の前後動に伴って挿入部21も前後動し、移動フード20と固定フード13との距離が変化するようになっている。
なお、筒部23bの外周面には、図3(b)に示すように、軸方向に延びる溝23cが形成されている。溝23cは、周方向の所定の間隔を置いて複数形成されており、接着剤を保持する接着剤だまりとして機能する。
筒部23bの外周面には、後ろから順に、リング状部材27、装飾部材28、リング部29が装着されている。
リング状部材27は、カバー部材26を筒部23bに取り付けるための部材として機能し、併せて、カバー部材26が筒部23bから外れて分離するのを規制する分離規制部の被係合部として機能する。
リング状部材27は、扁平なリング状を呈している。
リング状部材27の外周面には、カバー部材26をリング状部材27に螺合するための被係合部としての雄ねじ部27bが形成されている。
このようなリング状部材27は、接着剤を用いて筒部23bの外周面に固着される。リング状部材27は、図2に示すように、基部23の後端円筒部23aと筒部23bとの段差部分の側壁23fに後端部が当接する状態で、つまり、筒部23bの最後端部に取り付けられている。これにより、筒部23bにおけるリング状部材27の前側部分を装飾部材28が配置される領域として好適に使用することができる。
装飾部材28は、筒状を呈し、例えば、エポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂材で形成されている。装飾部材28の外表面には、カーボン繊維が細かく編み込まれた格子模様に近い疑似模様の装飾層が備わる。装飾部材28は、筒部23bに対して接着剤を用いずに装着することが可能であり、また、接着剤を用いて装着することも可能である。これにより、接着剤を不要とすること、または接着剤を少量とすることができ、接着剤のはみ出しを抑制して作業性、装飾性の向上が図られる。
リング部29は、接着剤により筒部23bの前端部23dに対して固定される。リング部29は、装飾部材28の抜け止め用の部材として機能する。
カバー部材26は、基部23の筒部23bに装着されて筒部23bを覆う部材であり、装飾性を備えている。カバー部材26の外周面には、周方向に所定の間隔を空けて複数の貫通孔26aが形成されている。各貫通孔26aは湾曲したスリット状を呈している。各貫通孔26aは、装飾部材28と径方向に重なっており、各貫通孔を通じて、筒部23bに装着された装飾部材28が目視可能である。
カバー部材26の後端部の内周面には、図2に示すように、分離規制部の係合部として機能する雌ねじ部26bが形成されている。雌ねじ部26bは、リング状部材27の雄ねじ部27bに螺合可能である。カバー部材26は、リング状部材27の雄ねじ部27bに対して雌ねじ部26bを螺合することによって、筒部23bに取り付けられる。つまり、ねじの螺合による簡単な組み付けによって、基部23にカバー部材26を取り付けることができる。
[移動フードの組み付け]
次に、移動フードの組み付けについて図4を参照して説明する。なお、予め、挿入部21に操作つまみ部22の基部23を取り付けておく。
まず、図4(a)に示すように、基部23の筒部23bの外周面に、図示しない接着剤を塗布し、リング状部材27を装着する。この場合、筒部23bの溝23c内に接着剤が保持され、筒部23bの外周面に対してリング状部材27が強固に固着(固定)される。なお、リング状部材27には、カバー部材26を指で操作する際の操作力が直接作用するため、接着剤を介して筒部23bにリング状部材27が強固に固着(固定)されることが好ましい。また、接着剤を塗布する部分がリング状部材27の大きさに対応する面積で十分であるので、筒部23bのその他の部分に接着剤を塗布する必要がない。また、リング状部材27を装着する際に、仮に接着剤がリング状部材27の側方にはみ出したとしても、これを好適に除去することができる。この場合に、筒部23bの外周面の他の部分が除去した接着剤によって汚れたとしても、その部分は装飾部材28の装着によって隠れるため、装飾性が損なわれることが抑制される。
また、リング状部材27は、取付強度を有することから軸方向に幅狭に形成することができるので、その分、カバー部材26の貫通孔26aを大きく形成することができる。したがって、カバー部材26のデザインの自由度が増すとともに、装飾性が向上する。
その後、図4(b)に示すように、筒部23bの外周面に装飾部材28を装着する。この場合、接着剤を用いずに装飾部材28を装着することができるので組付性がよい。
筒部23bに装飾部材28を装着したら、図4(c)に示すように、リング部29を筒部23bの前端部23dに装着する。ここで、リング部29は、接着剤で固着(固定)する。これにより、筒部23bに装飾部材28が抜け止め保持される。
その後、図4(d)に示すように、筒部23bにカバー部材26を装着し、リング状部材27の雄ねじ部27bにカバー部材26の雌ねじ部26bを螺合する。これにより、リング状部材27を介して、カバー部材26が筒部23bに取り付けられる。
ここで、カバー部材26の取り付けに先立って、リング状部材27の雄ねじ部27bまたはカバー部材26の雌ねじ部26bに対して接着剤を塗布し、接着剤を介して雄ねじ部27bと雌ねじ部26bとを固着することが好ましい。このように、雄ねじ部27bと雌ねじ部26bとを接着剤で固着することによって、リング状部材27にカバー部材26を強固に固定することができる。つまり、リング状部材27とカバー部材26とは、ねじによる螺合構造となっているので、例えば、平らな面同士による接着構造に比べて接着面積が増加する。したがって、リング状部材27は、軸方向の幅が比較的短いものであっても、充分な接着力を維持できる。したがって、基部23に対するカバー部材26の固定をより強固なものとすることができる。ここで、リング状部材27の軸方向の幅は、例えば、5mm以下に設定することができる。
また、螺合構造により接着面積が増加するので、平らな面同士による接着構造に比べて接着剤のはみ出しが抑制される。もちろん、リング状部材27の軸方向の幅を5mm以下に設定した場合でも、接着剤のはみ出しが好適に抑制される。
また、リング状部材27は、基部23と別体に構成されているので、雄ねじ部27bの加工精度(寸法精度)が向上している。これにより、接着強度が向上しカバー部材26の強固な固着が実現される。
以上のようにして、移動フード20の組み付けが完了する。
図5にカバー部材26の変形例を示す。この変形例では、装飾部材28およびリング部29の外周面とカバー部材26との間に隙間S1を形成している。このように隙間S1を形成することによって、装飾性をより向上させることができる。また、接着剤がはみ出して貫通孔26a内にへ入り込むことがより好適に抑制される。ここで、ねじの螺合構造を構成しているリング状部材27は、別体に構成されることで雄ねじ部27bの加工精度(寸法精度)が向上しているので、隙間S1の精度を確保することに寄与している。
なお、前記の図2に示したカバー部材26では、カバー部材26を装飾部材28およびリング部29に外装可能とするために、これらとの間にごく僅かな隙間を形成している(不図示)。したがって、カバー部材26は、装飾部材28およびリング部29の外周面に対して略密着した状態で外装される。これにより、カバー部材26の装着安定性が向上している。
一方、図5に示した変形例のカバー部材26では、装飾部材28およびリング部29の外周面との間に隙間S1を形成しているので、貫通孔26aの奥に隙間S1を介して装飾部材28およびリング部29が目視可能となり、装飾性が向上する。
この場合、隙間S1をさらに拡げることによって、貫通孔26aを通じて目視される装飾部材28およびリング部29との距離感が増し、カバー部材26の片持ちによる支持構造も際立つ状態となって、装飾性がさらに向上する。このように隙間S1をさらに拡げた場合にも、リング状部材27による固定構造によって、カバー部材26を強固に固着することができ、剛性感のある操作性を確保することができる。
以上説明した本実施形態によれば、雄ねじ部27b(被係合部材)と雌ねじ部26b(係合部材)とからなるリング状部材27を介して、基部23にカバー部材26が取り付けられる。したがって、組付性に優れる。また、基部23とカバー部材26との固定において、接着剤を不要とすること、または接着剤を少量とすることができる。
なお、接着剤を用いた場合には、雄ねじ部27bと雌ねじ部26bとを接着剤で強固に固着することができる。リング状部材27は、カバー部材26を指で操作する際の操作力が直接作用する部分であるため、接着剤を介して雄ねじ部27bと雌ねじ部26bとが固着されることによって、操作つまみ22の固定強度を向上させることができる。また、基部23からカバー部材26が分離するのをより好適に規制することができる。
また、分離規制部がねじの螺合による係合構造であるので、基部23からカバー部材26が分離するのをより好適に規制することができる。また、基部23に対するカバー部材26の組付性に優れる。
また、リング状部材27が、基部23の筒部23bに接着剤で固定されるので、基部23に対してリング状部材27を固定する際に接着剤がはみ出しても、カバー部材26を装着する前にこれを除去しておくことができる。したがって、接着剤のはみ出しを抑制して装飾性を向上させることができる。
また、リング状部材27は、基部23に対して接着剤で固着(固定)されるので、被係合部を容易に設けることができる。これにより、既存の基部23に対しても被係合部が備わる構造に容易に変更することができる。
また、装飾部材28がカバー部材26の貫通孔26aを通じてカバー部材26の外部から目視可能である。したがって、装飾性をより向上させることができる。また、接着剤がはみ出して貫通孔26a内に入り込むことが好適に抑制される。したがって、生産性の低下を来すおそれもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態で説明した例に限定されない。
例えば、被係合部(リング状部材27)と係合部(カバー部材26)との構成は、凹部と凸部との嵌合によるものや、圧入によるものであってもよい。
凹部と凸部との嵌合によるものは、凹状および凸状の形状により、例えば、平らな面同士による接着構造に比べて接着面積が増加するので、強固な固着を実現できる。また、接着面積が増加するので、平らな面同士による接着構造に比べて接着剤のはみ出しが抑制される。
また、圧入によるものは、例えば、基部23とカバー部材26との圧入面の少なくとも一方に、軸方向に延在する溝を形成するのがよい。このようにすることによって、接着面積が増加する構造とすることができ、強固な固着を実現できる。この場合にも、接着剤のはみ出しが抑制される。また、軸方向に延在する溝に入り込んだ接着剤は、操作つまみ部22を回動操作する周方向と直交する軸方向に延在するので、基部23にカバー部材26を保持するくさびとして好適に機能する。これにより、移動フード20(操作つまみ部22)の回動方向に対する強度が向上する。
また、被係合部は、基部23の筒部23b等に対して一体に設けられたものであってもよい。また、基部23は、リング状部材27がアウトサート成形されるものであってもよい。
また、リング状部材27は、金属製のものを示したが、これに限られることはなく、樹脂製であってもよい。
また、移動フード20は、全体的に、あるいは部分的に金属製の部材で構成されるようにしてもよい。
また、カバー部材26は、カバー部材26の内側にリング状部材27(被係合部)が配置されるものであれば、基部23の筒部23bの一部を部分的に覆うものであってもよい。
また、前記実施形態では、本体11の載置面12に両軸型の魚釣用リールRが載置されるものを示したが、これに限られることはなく、魚釣用スピニングリールが本体に固定される構成のリール固定装置に対しても好適に適用することができる。
1 竿杆
10 リール固定装置
20 移動フード(フード)
21 挿入部
22 操作つまみ
23 基部
26 カバー部材
26b 雌ねじ部(係合部、分離規制部)
27 リング状部材
27b 雄ねじ部(被係合部、分離規制部)
R 魚釣用リール
R1 釣竿取付脚

Claims (3)

  1. 魚釣用リールの釣竿取付脚を固定可能なリール固定装置のフードであって、
    前記釣竿取付脚が挿入される挿入部と、
    前記挿入部に取り付けられる操作つまみと、を備え、
    前記操作つまみは、
    筒状の基部と、
    前記基部の外周側に取り付けられる筒状のカバー部材と、
    前記基部から前記カバー部材が分離するのを規制する分離規制部と、を備え、
    前記基部は、筒状の筒部と、前記筒部の外周面に形成され軸方向に延びる溝と、前記筒部の後端に設けられた後端円筒部と、を有し、
    前記筒部と前記後端円筒部との段差部分の側壁には、これに当接するように、前記筒部の外周面に接着剤で固定されるリング状部材が配置されており、
    前記分離規制部は、
    前記基部側に設けられた被係合部と、前記カバー部材側に設けられ前記被係合部に係合する係合部と、を有しており、
    前記被係合部は、前記リング状部材の外周面に形成される雄ねじ部であり、
    前記係合部は、前記カバー部材の内周面に形成され、前記雄ねじに螺合する雌ねじ部であり、
    前記カバー部材は、前記分離規制部により前記基部に1箇所で固定されていることを特徴とするリール固定装置のフード。
  2. 前記雄ねじ部に対して前記雌ねじ部が接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1に記載のリール固定装置のフード。
  3. 前記筒部の外周面に装着される装飾部材と、
    前記カバー部材に形成された貫通孔と、を備え、
    前記装飾部材は、前記貫通孔を通じて前記カバー部材の外部から目視可能であることを特徴とする請求項1または請求項に記載のリール固定装置のフード。
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