JP6693838B2 - ガバナロープ振れ止め装置及びこれを備えたエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、ガバナロープ振れ止め装置及びこれを備えたエレベーターに関する。
特許文献1には、引き上げレバーが通過可能な開口部を有するダクトと、アームを円周方向に沿って複数備えた回動体と、を備えた、エレベーターのガバナロープ振れ止め装置を設けることにより、ガバナロープが振れ止め装置から外れることを防止し、引き上げレバーが振れ止め装置を通過することできるようにした技術が開示されている。
特開2008−13302号公報
特許文献1に記載されたガバナロープ振れ止め装置は、引き上げレバーと接触する回動体を有している。このため、回動体の回転音による騒音や引き上げレバーと回動体との接触抵抗が大きいこと、また、回動体自体が昇降路でスペースを大きく要すること、さらに、回動体自体にエレベーターの他の長尺物が引っ掛かりやすくなることなどの問題があった。
本発明の目的は、コンパクトでかつ簡素な構成を有し、引き上げレバーと接触する際の音や抵抗が小さい、ガバナロープ振れ止め装置、及びこれを備えたエレベーターを提供することにある。
本発明のガバナロープ振れ止め装置は、エレベーターのガバナロープを内側に通すことによりガバナロープの振れを防止する装置であって、振れ止め部と、弾性体で形成されたヒンジと、を含み、ガバナロープに連結されている引き上げレバーが、エレベーターのかごの昇降に伴いヒンジに接触する構成を有する。
本発明によれば、エレベーターのガバナロープ振れ止め装置を、コンパクトでかつ簡素な構成とし、引き上げレバーと接触する際の音や抵抗を低減することができる。
本発明のエレベーターの全体構造を示す昇降路の縦断面図である。 実施例1のガバナロープ振れ止め装置の配置を示す平面図である。 実施例1のガバナロープ振れ止め装置を示す平面図である。 図3のガバナロープ振れ止め装置の正面図である。 実施例2のガバナロープ振れ止め装置を部分的に示す正面図である。
本発明のガバナロープ振れ止め装置は、振れ止め部の隙間であるレバー通過部に、弾性体で形成されたヒンジを付設した構成を有する。ヒンジは、開閉式である。ガバナロープに連結されている引き上げレバーが、エレベーターのかごの昇降に伴い、ヒンジに接触すると、ヒンジが開閉する。
図1は、本発明のエレベーターの全体構造を示す昇降路の縦断面図である。
本図に示すように、エレベーターは、かご5とカウンターウェイト8とをロープ21でつなぎ、機械室1に設置した巻上げ機22を稼働することにより、かご5を上下に移動させる構造を有する。かご5の下部には、非常止め装置9が付設されている。非常止め装置9は、引き上げレバー6を有する。
機械室1には、ガバナ2(調速機)が設置されている。昇降路3の下部には、張り車4が設置されている。ガバナ2と張り車4との間には、ガバナロープ7がエンドレスに張られている。ガバナロープ7は、片側の1か所を引き上げレバー6に連結されている。ガバナロープ7のうち、引き上げレバー6側の部分を動体側ガバナロープ7aと呼び、引き上げレバー6と反対の部分を非動体側ガバナロープ7bと呼ぶ。
後述の実施例においては、引き上げレバー6がガバナロープ振れ止め装置の内側を通過するようになっている。
以下、実施例について説明する。
図2は、本実施例のガバナロープ振れ止め装置の配置を示す平面図である。
図3は、本実施例のガバナロープ振れ止め装置を示す平面図である。
図4は、図3のガバナロープ振れ止め装置の正面図である。
図2に示すように、かご16は、ガイドレール17により、水平方向に振れないように上下に移動するようになっている。ガイドレール17は、ブラケット12により支持されている。ブラケット12は、建物(昇降路の壁面)に固定されている。ガバナロープ11は、動体側ガバナロープ振れ止め13(単に「振れ止め部」ともいう。)で囲まれた領域と非動体側ガバナロープ振れ止め18で囲まれた領域とを通過するように配置されている。これは、ガバナロープ11が振れて他の機器に引っ掛かることを防止するためである。
また、かご16には、引き上げレバー15が付設されている。引き上げレバー15は、かご16の昇降により動体側ガバナロープ振れ止め13に通過するようになっている。動体側ガバナロープ振れ止め13及び非動体側ガバナロープ振れ止め18は、ブラケット12により支持されている。
図3に示すように、動体側ガバナロープ振れ止め13は、2つの左右対称の板材を有する。2つの板材には、それぞれ、ヒンジ14が設けられている。ヒンジ14は、開閉式の板ばねであり、引き上げレバー15が接触する際に変形するため、引き上げレバー15が容易に通過することができるようになっている。
本発明のガバナロープ振れ止め装置は、動体側ガバナロープ振れ止め13と、ヒンジ14と、を含むものである。
引き上げレバー15が通過しない時は、ヒンジ14が閉じているため、動体側ガバナロープ振れ止め13を含むガバナロープ11の周囲は閉じており、ガバナロープ11が動体側ガバナロープ振れ止め13とヒンジ14から外れることはない。
図4に示すように、かごの昇降に従い、引き上げレバー15も昇降する。図4においては、引き上げレバー15がヒンジ14の上方に達した状態を示している。
引き上げレバー15は、上昇する際は、ヒンジ14を押し上げながら動体側ガバナロープ振れ止め13の間を通過する。一方、引き上げレバー15が下降する際は、ヒンジ14を押し下げながら動体側ガバナロープ振れ止め13の間を通過する。いずれの場合も、ヒンジ14は、弾性体であり、その弾性により、引き上げレバー15に干渉しながらも開く。このため、かご、ガバナロープ11等の移動は、阻害されることはない。
一方、非動体側ガバナロープ振れ止め18は、引き上げレバー15が通過することはないため、1つの板材で構成され、ヒンジを有していない。
動体側ガバナロープ振れ止め13は、大きさは非動体側ガバナロープ振れ止め18と同等であり、コンパクトでかつ簡素な構成を有する。このため、ヒンジ以外に特別な部品を必要とせず、ガバナロープ11の振れ止めを確実にし、引き上げレバー15を容易に通過させることができる。
また、動体側ガバナロープ振れ止め13は、引き上げレバー15がヒンジ14と接触する際に接触音は発するものの、回動体の回転音のような音は発生しない。
ヒンジ14は、単純な開閉構造であるため、ヒンジ14と引き上げレバー15の接触抵抗はあるものの、かご16の上下反転移動による回動体の反転周り抵抗などがない。このため、抵抗を極めて小さくすることができる。
図5は、本実施例のガバナロープ振れ止め装置を部分的に示す正面図である。
本図においては、動体側ガバナロープ振れ止め13は、2つの左右対称の板材を有する。2つの板材のうちの一方には、ヒンジ54が設けられている。ヒンジ54は、開閉式の板ばねであり、引き上げレバーが接触する際に変形するため、引き上げレバーが容易に通過することができるようになっている。
実施例1と比較すると、ヒンジ54の数が1つで済むため、更に簡単な構成となり、製作も容易となる。
上述の実施例においては、動体側ガバナロープ振れ止めは、2つの板材で構成されているものとしたが、本発明の動体側ガバナロープ振れ止めは、これに限定されるものではなく、1つの板材を折り曲げることにより構成した、ヒンジを付設する隙間を有する振れ止め部であってもよい。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含むものである。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、上述した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:機械室、2:ガバナ、3:昇降路、4:張り車、5、16:かご、6、15:引き上げレバー、7、11:ガバナロープ、7a:動体側ガバナロープ、7b:非動体側ガバナロープ、12:ブラケット、13:動体側ガバナロープ振れ止め、14、54:ヒンジ、17:ガイドレール、18:非動体側ガバナロープ振れ止め、21:ロープ、22:巻上げ機。

Claims (2)

  1. エレベーターのガバナロープを内側に通すことにより前記ガバナロープの振れを防止する装置において、
    振れ止め部と、弾性体で形成されたヒンジと、を含み、
    前記ガバナロープに連結されている引き上げレバーが、前記エレベーターのかごの昇降に伴い前記ヒンジに接触する構成を有
    前記ヒンジは、前記振れ止め部の隙間に付設され、
    前記ヒンジは、1つの板ばねで構成されている、ガバナロープ振れ止め装置。
  2. かごと、
    ガバナロープと、
    前記かご及び前記ガバナロープに連結されている引き上げレバーと、
    前記ガバナロープを内側に通すことにより前記ガバナロープの振れを防止するガバナロープ振れ止め装置と、を備えたエレベーターにおいて、
    前記ガバナロープ振れ止め装置は、振れ止め部と、弾性体で形成されたヒンジと、を含み、
    前記引き上げレバーが、前記かごの昇降に伴い前記ヒンジに接触する構成を有
    前記ヒンジは、前記振れ止め部の隙間に付設され、
    前記ヒンジは、1つの板ばねで構成されている、エレベーター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150024798A (ko) 2013-08-27 2015-03-09 시놉시스, 인크. 트랜지스터들의 네거티브 바이어스 열적 불안정성 스트레스 테스팅

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