JP6693250B2 - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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本発明は、錐状容器を検査する検査装置及び検査方法に関する。
従来、円錐状の容器(錐状容器)の内面を検査する検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。円錐状の容器は、所定方向において一端部側の開口部に向かうにしたがって開口面積が大きくなるように傾斜した錐状に形成される。特許文献1に記載の検査装置は、開口部側から円錐状の容器の内面をカメラで撮像した画像に基づいて、容器の内面の異物や汚れなどの欠陥を検査する。
特開平11−271240号公報
円錐状の容器の欠陥を検査する場合に、円錐状の容器は立体物であり、所定方向における開口部側の一端部から他端部までの間において、カメラ(撮像部)からの距離が異なる。そのため、同一の大きさの欠陥であっても、検出位置によっては、カメラに撮像される欠陥の画像の大きさに差が生じる。これにより、カメラで撮像した画像の大きさに基づいて欠陥の良否を判定する場合に、同一の大きさの欠陥であっても、欠陥の検出位置によっては欠陥の良否の判定が異なってしまっていた。
本発明の課題は、錐状容器の欠陥の良否判定を高精度に行うことができる検査装置及び検査方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、第1方向(D1)における開口部(81)側の第1端部(801)と、前記第1方向(D1)における前記開口部(81)とは反対側の第2端部(802)と、を有し、前記第2端部(802)から前記第1端部(801)に向かうにしたがって開口面積が大きくなる錐状の錐状容器(8)の欠陥を検出する検査装置(1)であって、前記開口部(81)側から前記錐状容器(8)を撮像する撮像部(3)と、前記第1端部(801)において前記撮像部(3)により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第1画像基準値(K1)、前記第2端部(802)において前記撮像部(3)により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第2画像基準値(K2)、及び前記第1方向(D1)に直交する第2方向(D2)における前記第2端部(802)から欠陥(F)までの欠陥距離(a)に基づいて、検出位置における欠陥(F)の画像の大きさの指標となる検出位置画像値(G)を算出する算出部(11)と、を備えること、を特徴とする検査装置(1)である。
第2の発明は、第1の発明において、前記錐状容器(8)は、円錐容器であること、を特徴とする検査装置(1)である。
第3の発明は、第2の発明において、前記検出位置画像値をGとし、前記第1画像基準値をK1とし、前記第2画像基準値をK2とし、前記開口部(81)の半径をrとし、前記欠陥距離をaとした場合に、前記算出部(11)は、G=K2−(a/r)×(K2−K1)の計算式により、前記検出位置画像値Gを演算すること、を特徴とする検査装置(1)である。
第4の発明は、第1方向(D1)における開口部(81)側の第1端部(801)と、前記第1方向(D1)における前記開口部(81)とは反対側の第2端部(802)と、を有し、前記第2端部(802)から前記第1端部(801)に向かうにしたがって開口面積が大きくなる錐状の錐状容器(8)の欠陥を検出する検査方法であって、前記錐状容器(8)は、前記第1方向(D1)における前記開口部(81)側の前記第1端部(801)と、前記第1方向(D1)における前記開口部(81)とは反対側の第2端部(802)と、を有し、前記開口部(81)側から前記錐状容器(8)を撮像する撮像工程と、前記第1端部(801)において前記撮像工程により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第1画像基準値(K1)、前記第2端部(802)において前記撮像工程により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第2画像基準値(K2)、及び前記第1方向(D1)に直交する第2方向(D2)における前記第2端部(802)から欠陥(F)までの欠陥距離(a)に基づいて、検出位置における欠陥(F)の画像の大きさの指標となる検出位置画像値(G)を算出する算出工程と、を備えること、を特徴とする検査方法である。
本発明によれば、錐状容器の欠陥の良否判定を高精度に行うことができる検査装置及び検査方法を提供することができる。
実施形態の欠陥検査装置1の全体構成を示す図である。 円錐容器8の欠陥Fの大きさの指標となる検出位置画像値Gを算出する方法を説明する図であって、(a)は円錐容器8の側面図であり、(b)は円錐容器8を開口部81側から視た場合の図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態の欠陥検査装置1の全体構成を示す図である。図2は、円錐容器8の欠陥Fの大きさの指標となる検出位置画像値Gを算出する方法を説明する図であって、(a)は円錐容器8の側面図であり、(b)は円錐容器8を開口部81側から視た場合の図である。
本実施形態の検査装置としての欠陥検査装置1は、図1に示すように、円錐容器8の内面の欠陥を検査する装置である。図1に示すように、円錐容器8の一端部には、開口部81が形成され、円錐容器8の他端部には、頂部83が形成される。円錐容器8は、頂部83から開口部81に向かうにしたがって開口面積が大きくなる錐状に形成される。
円錐容器8は、図2(a)及び図2(b)に示すように、第1端部801と、第2端部802と、を有する。第1端部801は、円錐容器8の円錐軸方向D1(第1方向)における開口部81側の端部である。第2端部802は、円錐容器8の円錐軸方向D1(第1方向)における開口部81とは反対側の端部である。円錐容器8は、開口部81が、円形であり、胴部82が、開口部81側の第1端部801から頂部83側の第2端部802に向かうにしたがって徐々に開口面積が大きくなるように形成されている。
本実施形態においては、円錐容器8は、例えば、アイスクリームのコーンの外面に沿って配置される円錐状の包装容器などである。円錐容器8は、例えば、紙、フィルムなどで形成される。円錐容器8の内面の欠陥としては、例えば、孔、異物、汚れ、皺などがある。
欠陥検査装置1は、図1に示すように、円錐容器8を搬送する搬送ベルト2と、搬送ベルト2の所定位置の上方に配置される撮像部としてのカメラ3と、第1照明部4と、第2照明部5と、容器検知センサ6と、制御部10と、を備える。
搬送ベルト2は、図1に示すように、搬送方向Pに、円錐容器8を搬送する。搬送ベルト2の上面には、容器規制部材21が固定されている。容器規制部材21は、一対の棒状のバー部材21a,21aから構成されており、円錐容器8の傾斜側面に沿うように、頂点部分が離間した略V字に配置されている。円錐容器8は、搬送ベルト2の上面において、一対のバー部材21a,21aの間に配置され、搬送ベルト2に対して搬送方向Pの位置が規制された状態で、搬送ベルト2の移動とともに搬送方向Pに移動される。
カメラ3は、円錐容器8における開口部81側に配置され、開口部81側から円錐容器8を撮像する。カメラ3が円錐容器8を撮像する方向は、円錐軸方向D1に一致する。カメラ3は、CCD素子などを縦横方向に配列し、二次元的に画像を撮像するエリアカメラである。カメラ3は、円錐容器8の開口部81側から円錐容器8の内面の全ての領域を撮像する。
第1照明部4は、カメラ3により撮像される円錐容器8の開口部81側(第1端部801側)に配置され、円錐容器8の内面を円錐容器8の開口部81側から照射するリング照明である。
第2照明部5は、カメラ3により撮像される円錐容器8の頂部83側(第2端部802側)に配置され、円錐容器8を頂部83側(第2端部802側)から照射する面照明である。本実施形態においては、円錐容器8の頂部83には、針孔程度の小さな頂部孔83aが設けられている。第2照明部5により円錐容器8を照射することで、カメラ3で円錐容器8を撮像した場合に、円錐容器8の頂部83の頂部孔83aを検出することで、円錐容器8の開口部81における中心803(図2(a)及び図2(b)参照)を検出できる。
容器検知センサ6は、カメラ3による撮像位置Aに対して搬送ベルト2の搬送方向Pの手前(上流側)に配置される。容器検知センサ6は、制御部10に接続されており、円錐容器8の先端が到達した場合に、検知信号を制御部10に出力する。
制御部10は、カメラ3、第1照明部4及び第2照明部5を制御する。制御部10は、容器検知センサ6の検知信号を受信すると、円錐容器8が撮像位置Aを通過する時間に合わせてカメラ3を作動させる。同時に、制御部10は、第1照明部4及び第2照明部5が円錐容器8を照射するように制御する。
制御部10は、算出部11を備える。算出部11は、第1画像基準値K1、第2画像基準値K2及び欠陥距離aに基づいて、次の計算式(1)により、検出位置における欠陥Fの画像の大きさの指標となる検出位置画像値Gを算出する。なお、円錐容器8の開口部81の半径をrとしている。
G=K2−(a/r)×(K2−K1) (1)
第1画像基準値K1は、円錐容器8の第1端部801においてカメラ3により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる基準値である。
第2画像基準値K2は、円錐容器8の第2端部802においてカメラ3により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる基準値である。
第1画像基準値K1及び第2画像基準値K2は、カメラ3と円錐容器8との距離などの条件によって異なり、実験データなどに基づいて、予め記憶部(図示せず)に記憶されている。
本実施形態においては、第1画像基準値K1及び第2画像基準値K2は、例えば、カメラ3により撮像した画像における分解能値である。分解能値は、カメラ3により撮像した画像における最小単位を意味し、カメラ3で撮像した場合における正方形の1画素における一辺の長さである。
第1画像基準値K1の分解能値は、図2に示すように、円錐容器8の開口部81側の第1端部801における1画素の一辺の長さである。第1端部801は、円錐容器8におけるカメラ3から最も近い位置に位置する。本実施形態では、例えば、円錐容器8の第1端部801の開口部81においては、分解能値は、0.05mmである。
第2画像基準値K2の分解能値は、図2に示すように、円錐容器8の頂部83側の第2端部802における1画素の一辺の長さである。第2端部802は、円錐容器8におけるカメラ3から最も遠い位置に位置する。本実施形態では、例えば、円錐容器8の第2端部802の頂部83においては、分解能値は、0.1mmである。
本実施形態では、円錐容器8において、カメラ3からの距離が最も近い位置(第1端部801)の分解能値(第1画像基準値K1)と、カメラ3からの距離が最も遠い位置(第2端部802)の分解能値(第2画像基準値K2)と、に基づいて、分解能値の差(K2−K1)を算出して、カメラ3により撮像した欠陥Fの欠陥距離aにより、円錐容器8の円錐軸方向D1における第1端部801から第2端部802までの間に存在する欠陥Fの分解能値を算出する。
欠陥距離aは、開口部81の径方向D2(第2方向)(開口部81側から視た場合)における開口部81の中心803(第2端部802)から欠陥Fまでの距離である。開口部81の径方向D2は、円錐容器8の円錐軸方向D1に直交する。本実施形態においては、欠陥距離aは、第2照明部5に照射されてカメラ3に撮像された円錐容器8の頂部孔83a(開口部81の中心803)から欠陥Fまでの距離により算出される。なお、円錐容器8に頂部孔83aを設けなくてもよく、欠陥距離aは、例えば、カメラ3に撮像された円錐容器8の開口部81の直径の中央の位置(中心803)からの距離により算出されてもよい。
算出部11は、欠陥距離aを用いて、円錐容器8の開口部81の半径rと、円錐容器8の開口部81の中心803から欠陥Fまでの欠陥距離aとの比率(a/r)を求めた上で、第2画像基準値K2と第1画像基準値K1との差(K2−K1)における割合を算出することで、欠陥Fの検出位置における第1画像基準値K1又は第2画像基準値K2からの相対的な画像値を算出できる。
以上のように、算出部11は、上述の算出式(1)により、円錐容器8の開口部81の半径rと、円錐容器8の開口部81の中心803から欠陥Fまでの欠陥距離aとの比率(a/r)を求め、第2画像基準値K2と第1画像基準値K1との差(K2−K1)における割合を、第2画像基準値K2から減算することで、検出位置画像値Gを算出する。
次に、実施形態の欠陥検査装置1の動作について説明する。
まず、搬送ベルト2上に載置された円錐容器8が搬送方向Pに搬送されると、制御部10は、搬送される円錐容器8を撮像位置Aにおいて、第1照明部4及び第2照明部5で円錐容器8を照射すると共に、円錐容器8の開口部81側からカメラ3で撮像するように制御する。
これにより、カメラ3により、円錐容器8の開口部81側から円錐容器8の内面が撮像され、円錐容器8の頂部83の頂部孔83aが撮像されると共に、円錐容器8の内面に欠陥Fがある場合には、欠陥Fが撮像される(撮像工程)。
制御部10の算出部11は、第1画像基準値K1、第2画像基準値K2及び欠陥距離aに基づいて、検出位置における欠陥Fの画像の大きさの指標となる検出位置画像値Gを算出する。算出部11は、上述の計算式(1)[G=K1−(a/r)×(K2−K1)]により、欠陥Fの検出位置画像値Gを算出する(算出工程)。
本実施形態においては、図2(a)に示すように、例えば、第1画像基準値K1の分解能値が0.05mmであり、第2画像基準値K2としての分解能値が0.1mmである。また、例えば、欠陥Fが円錐容器8における円錐軸方向D1の中央の側面にある場合には、欠陥距離aがr/2である。
そのため、上述の計算式(1)[G=K2−(a/r)×(K2−K1)]に、K1=0.05mm、K2=0.1mm、a=r/2を代入する。
これにより、検出位置画像値G=0.1mm−(r/2)/r×(0.1mm−0.05mm)=0.075mmと算出できる。
この検出位置画像値Gに基づいて検出位置の画素(面積値)に乗算すると、次のような検出位置補正演算値となる。ここでは、比較のために、第1端部801の開口部81の位置、検出位置804及び第2端部802の頂部83の位置における画素の補正後の演算値を求める。なお、補正の演算を行う前においては、各位置の欠陥Fのカメラ3により撮像される画素数は、第1端部801では400画素(20×20)であり、検出位置804では177画素(13.3×13.3)であり、第2端部802では100画素(10×10)である。
第1端部801の開口部81の位置では、第1端部演算値は、補正後において、400画素×[0.05(分解能値)×0.05(分解能値)](分解能値)の計算式により、1.0mmとなる。
検出位置804では、検出位置補正演算値は、補正後において、177画素×[0.075(分解能値)×0.075(分解能値)]の計算式により、1.0mmとなる。
第2端部802の頂部83の位置では、第2端部演算値は、補正後において、100画素×[0.1(分解能値)×0.1(分解能値)]の計算式により、1.0mmとなる。
つまり、このように補正することで、円錐容器8の欠陥Fの大きさが同じ場合には、円錐容器8の欠陥Fの位置に関わらず欠陥Fの大きさは同一の演算値となる。
制御部10は、算出部11による検出位置画像値Gの算出後に、上述のように、検出位置画像値Gに基づいて検出位置補正演算値を演算し、検出位置補正演算値が判定閾値(例えば、1.0mm)以上であるかを判定する。判定閾値以上である場合には、制御部10は、円錐容器8の欠陥を不良と判定する。円錐容器が良品と判定された場合には、搬送ベルト2の下流側において、円錐容器8は、エア噴出ノズルからエアを噴出するエアリジェクト装置(図示せず)により選別されて、搬送ベルト2の外部に良品として収集される。一方、円錐容器が不良品と判定された場合には、搬送ベルト2に搬送された円錐容器8は、エアリジェクト装置によりエアが噴出されずに、搬送ベルト2の下流側において、不良品として収集される。
従来、例えば、一辺が1mmの正方形の欠陥は、円錐容器8において、第1端部801の開口部81と第2端部802の頂部83とにおいて、カメラ3からの距離が異なっており、同じ1mmの正方形の欠陥であっても、カメラ3で撮像される画像の画素数は、第1端部801では400画素(20×20)であり、第2端部802では100画素(10×10)である。
従来においては、このような場合に、円錐容器8の欠陥の不良となる閾値を100画素に設定した場合に、第2端部802において一辺が1mmの正方形の欠陥は、カメラ3により撮像される画像では100画素(10×10)となり、不良と判定される。一方、第1端部801において一辺が0.5mmの正方形の欠陥も、カメラ3に撮像される画像では100画素(10×10)となるため、不良と判定される。そのため、従来は、円錐容器8において、良品と判定される一辺が0.5mmの正方形の欠陥が、不良と判定されていた。
これに対して、本実施形態においては、上述したように、円錐容器8の欠陥Fの大きさが同じ場合には、円錐容器8の欠陥Fの位置に関わらず欠陥Fの大きさは同一の演算値となる。これにより、円錐容器8の欠陥Fの位置に関わらず、欠陥Fの大きさを判定できる。従って、円錐容器8の欠陥Fの良否を同一の閾値で高精度に判定することができる。
以上より、実施形態の発明には、以下のような効果がある。
(1)欠陥検査装置1の算出部11は、第1画像基準値K1、第2画像基準値K2及び欠陥距離aに基づいて、検出位置における欠陥Fの画像の大きさの指標となる検出位置画像値Gを算出する。
そのため、円錐容器8の欠陥Fの大きさが同じ場合には、算出部11において算出された検出位置画像値Gを用いて欠陥Fの画像の大きさの補正を行うことで、円錐容器8の欠陥Fの位置に関わらず欠陥Fの大きさは同一の画素数となる。これにより、円錐容器8の欠陥Fの位置に関わらず、欠陥Fの良否判定を高精度に行うことができる。
(2)円錐容器8は、円錐状に形成される。これにより、開口部81が円形であって胴部82が一定の傾斜角度で傾斜しており、頂部83が開口部81の径方向D2(第2方向)において欠陥距離aを精度よく計測できるため、円錐容器8の欠陥Fの画像の補正を高精度に行うことができる。
(3)検出位置画像値をGとし、第1画像基準値をK1とし、第2画像基準値をK2とし、円錐容器8の開口部81の半径をrとし、欠陥距離をaとした場合に、算出部11は、G=K2−(a/r)×(K2−K1)の計算式(1)により、検出位置画像値Gを算出する。そのため、検出位置画像値Gを算出部11において精度よく算出して、円錐容器8の欠陥Fの画像の補正を高精度に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)上述の実施形態において、錐状の容器として、円錐容器8を例として説明したが、これに限定されない。錐状の容器としては、例えば、開口部が方形状の角錐容器や、円錐容器を開口部に平行な平面で切断して小円錐の部分を取り除いた円錐台容器や、角錐容器を開口部に平行な平面で切断して小角錐の部分を取り除いた角錐台容器であってもよい。例えば、錐状容器としては、開口部に向かうにしたがって開口面積が大きくなる円錐状のコップでもよい。
(2)上述の実施形態において、欠陥検査装置1は、円錐容器8の内面の欠陥Fを撮像して検査したが、これに限定されない。欠陥検査装置は、円錐容器が、例えば、透過性を有するフィルムなどの場合には、円錐容器の外面の欠陥を撮像して検査してもよい。
1 欠陥検査装置(検査装置)
3 カメラ(撮像部)
8 円錐容器(錐状容器)
81 開口部
11 算出部
801 第1端部
802 第2端部
803 中心(第2端部)
D1 円錐軸方向(第1方向)
D2 径方向(第2方向)
F 欠陥
G 検出位置画像値
K1 第1画像基準値
K2 第2画像基準値
a 欠陥距離

Claims (4)

  1. 第1方向における開口部側の第1端部と、前記第1方向における前記開口部とは反対側の第2端部と、を有し、前記第2端部から前記第1端部に向かうにしたがって開口面積が大きくなる錐状の錐状容器の欠陥を検出する検査装置であって、
    前記開口部側から前記錐状容器を撮像する撮像部と、
    前記第1端部において前記撮像部により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第1画像基準値、前記第2端部において前記撮像部により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第2画像基準値、及び前記第1方向に直交する第2方向における前記第2端部から欠陥までの欠陥距離に基づいて、検出位置における欠陥の画像の大きさの指標となる検出位置画像値を算出する算出部と、を備えること、
    を特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載された検査装置において、
    前記錐状容器は、円錐容器であること、
    を特徴とする検査装置。
  3. 請求項2に記載された検査装置において、
    前記検出位置画像値をGとし、前記第1画像基準値をK1とし、前記第2画像基準値をK2とし、前記開口部の半径をrとし、前記欠陥距離をaとした場合に、前記算出部は、G=K2−(a/r)×(K2−K1)の計算式により、前記検出位置画像値Gを演算すること、
    を特徴とする検査装置。
  4. 第1方向における開口部側の第1端部と、前記第1方向における前記開口部とは反対側の第2端部と、を有し、前記第2端部から前記第1端部に向かうにしたがって開口面積が大きくなる錐状の錐状容器の欠陥を検出する検査方法であって、
    前記開口部側から前記錐状容器を撮像する撮像工程と、
    前記第1端部において前記撮像工程により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第1画像基準値、前記第2端部において前記撮像工程により基準欠陥が撮像される場合における基準欠陥の画像の大きさの指標となる第2画像基準値、及び前記第1方向に直交する第2方向における前記第2端部から欠陥までの欠陥距離に基づいて、検出位置における欠陥の画像の大きさの指標となる検出位置画像値を算出する算出工程と、を備えること、
    を特徴とする検査方法。
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JP7255251B2 (ja) * 2019-03-14 2023-04-11 大日本印刷株式会社 紙容器の検査方法、内容物入り紙容器の製造方法、内容物充填システムおよび内容物入り紙容器の製造装置

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