JP6693166B2 - ルーフレール - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフに組み付けられるルーフレールに関する。
従来、この種のルーフレールとしては、車両のルーフの上面に沿って組み付けられるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1のルーフレールは、矩形断面の長尺の筒状部材であるレール本体と、レール本体の前端と後端とにそれぞれ接続される2つのカバー部材とを有する三分割の構成となっている。レール本体は、筒状部材の上壁部よりも前方および後方に下壁部が露出するよう斜めに切断されており、露出した下壁部に貫通孔が形成されている。そして、各貫通孔に上方からネジを通してルーフのネジ孔に締め付けることにより、レール本体がルーフに組み付けられる。また、各カバー部材は、ルーフに組み付けられたレール本体の前端と後端にそれぞれ挿入された連結部材を介してレール本体に組み付けられる。
また、特許文献2のルーフレールは、長尺の筒状部材であるレール本体と、レール本体に組み付けられて車両幅方向に突出する固定部材と、固定部材を覆うカバー部材とにより構成されている。レール本体は、前端から後端まで一体成形された部材であり、前後方向の略中間の側壁部に固定部材が組み付けられることで、車両の上面に組み付けられる。
特開2015−9603号公報 特開2015−6867号公報
上述した特許文献1のルーフレールでは、貫通孔に上方からネジを通してルーフに組み付けるから、組み付け作業の作業性をよくすることはできるものの、レール本体とカバー部材との境界に見切り線が生じて外観品質が低下することになる。一方、特許文献2のルーフレールでは、レール本体から車両の幅方向に突出した固定部材がルーフ上に現れるため、外観品質が低下することになる。固定部材を用いないでルーフレールとルーフを併せてルーフ下面(車両の内部)からネジなどによって締め付けることも考えられるが、車両の内部で作業が必要となるため、作業性が低下してしまう。
本発明のルーフレールは、組み付け作業性を低下させることなく外観品質を向上させることを主目的とする。
本発明のルーフレールは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のルーフレールは、
車両のルーフに組み付けられるルーフレールであって、
前記ルーフの上面に沿って車両前後方向に延びるよう一体的に形成された筒状のレール本体と、
前記ルーフの上面に形成された溝に固定されて前記レール本体を支持する前後一対の支持脚と、
を備え、
前記前後一対の支持脚は、それぞれ、前記レール本体の下壁部に固定される第1固定部と、前記溝に固定される第2固定部と、備え、車両前後方向において前側の支持脚の前記第2固定部が前記レール本体の前端部よりも前側に露出し、後側の支持脚の前記第2固定部が前記レール本体の後端部よりも後側に露出して、前記レール本体より露出する露出部分が前記溝内に収まるよう形成されている
ことを要旨とする。
本発明のルーフレールでは、レール本体が、ルーフの上面に沿って車両前後方向に延びるよう一体的に形成されている。また、レール本体を支持する前後一対の支持脚が、レール本体の下壁部に固定される第1固定部と、溝に固定される第2固定部と、を備え、車両前後方向において前側の支持脚の第2固定部がレール本体の前端部よりも前側に露出し、後側の支持脚の第2固定部がレール本体の後端部よりも後側に露出して、レール本体より露出する露出部分が溝内に収まるよう形成されている。これにより、レール本体に見切り線が生じるのを防止しつつ、支持脚の露出部分がルーフ上に現れないようにすることができる。また、ルーフの上面の溝に支持脚の第2固定部を固定する際には、ルーフの上方から作業を行うことができ、作業性が低下することがない。したがって、ルーフレールの組み付け作業性を低下させることなく、外観品質を向上させることができる。
また、本発明のルーフレールにおいて、前記第2固定部は、前記溝に固定されるためのボルトを挿通可能な挿通孔が形成され、前記溝内に収められた前記支持脚の露出部分を覆うカバー部材を備えるものとすることもできる。こうすれば、ルーフの上方からボルトで締め付けることにより、第2固定部を溝に固定する際の作業性を向上させることができる。また、支持脚の露出部分や第2固定部を固定するボルトをカバー部材で隠すことができるから、外観品質をより向上させることができる。
また、本発明のルーフレールにおいて、前記第2固定部は、前記溝の底の裏側に溶接されたナットと前記ボルトとの締結により前記溝に固定されるものとすることもできる。こうすれば、第2固定部を固定する際にナットを押さえながらボルトを締め付ける必要がないから、ボルトの締め付け作業をより効率よく行うことができる。
また、本発明のルーフレールにおいて、前記第2固定部は、前記挿通孔の周囲のボルト受け部が一段高くなるよう形成されているものとすることもできる。こうすれば、溝内に浸入した水滴がボルトの頭部にかかるのを抑制して、ボルトが腐食するのを防止することができる。
また、本発明のルーフレールにおいて、前記レール本体は、車両前後方向における端部が下方に開口するよう形成され、前記第1固定部は、前記開口内で前記レール本体の下壁部に固定され、前記支持脚は、前記第1固定部が前記レール本体の開口内における所定の固定位置に位置決めされるよう前記開口の縁に当接する当接部が設けられているものとすることもできる。こうすれば、第1固定部を容易に位置決めすることができるから、第1固定部をレール本体に固定する際の作業性を向上させることができる。
また、本発明のルーフレールにおいて、前記支持脚は、前記第1固定部が前記第2固定部よりも厚みが大きく、前記第1固定部と前記第2固定部とが段違い状に形成されると共に前記第1固定部と前記第2固定部とが滑らかに傾斜した傾斜部により繋がれているものとすることもできる。こうすれば、傾斜部の厚みを確保しつつ、滑らかに傾斜させて応力が集中するのを抑制することができるから、支持脚の剛性を高くすることができる。また、支持脚を溝内に収め易いものとすることができる。
車両1のルーフ2に組み付けられる本発明の一実施例としてのルーフレール10の外観を示す外観図である。 ルーフレール10の前端側の構成の概略を示す構成図である。 レール本体11に支持脚20が取り付けられたルーフレール10の前端側の外観を示す外観図である。 ルーフ2に組み付けられたルーフレール10の前端側の側方断面図である。 図4のA−A断面図である。
本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は車両1のルーフ2に組み付けられる本発明の一実施例としてのルーフレール10の外観を示す外観図であり、図2はルーフレール10の前端側の構成の概略を示す構成図である。なお、以下の説明中の前後、左右、上下方向は、図1、図2に示す通りとする。
実施例のルーフレール10は、図1に示すように、車両1のルーフ2の上面に沿って車両1の左右両側に1つずつ組み付けられるものである。ルーフ2は、車室の中央を覆うメインパネル3と、車室の左右の端部を覆う2つのサイドパネル4,4とを接合することにより構成されている。メインパネル3と、各サイドパネル4との接合部分には、車両1の前後方向に延びる溝6が形成されている。ルーフレール10は、溝6上に配置されている。なお、左右のルーフレール10は、同じ構造であるため、以下の説明では、特に区別することなく説明する。
ルーフレール10は、図1に示すように、車両1の前後方向に延びるレール本体11と、レール本体11の前後の端部にそれぞれ固定されると共に溝6の底面に固定される2つの支持脚20と、溝6の底面に固定された各支持脚20をそれぞれ覆う2つのカバー部材40と、を備える。カバー部材40は、溝6に嵌め込み可能な幅を有し、下方が開口した略直方体状の部材である。なお、本実施例では、レール本体11の前後の端部の構造は同じ構造であり、前後一対の支持脚20は同じ構造である。以下の説明では、主にルーフレール10の前端側の構造を説明し、後端側は同様の構造であるため説明を省略する。
レール本体11は、金属材料(例えばアルミニウム)を押出加工することにより筒状に形成された長尺状の中間成形体を、ルーフ2の上面に沿うように曲げ加工して、前後の端部(開口部)を斜めに切断することにより形成された一体成形部材である。このため、レール本体11は、図2に示すように、上壁部12が下壁部14よりも前後方向に延びたものとなり、前端の開口11aと後端の開口(図示省略)とが下方を向いたものとなる。レール本体11の下壁部14の前端側と後端側には、それぞれ支持脚20の固定用のスクリュー31が挿通される挿通孔14aが2つずつ形成されている。下壁部14の前端側の挿通孔14aは、開口11aの後端側の縁15から所定距離となる位置に形成されている。
支持脚20は、図2に示すように、レール側固定部(第1固定部)22と、レール側固定部22よりも低い位置に段違い状に配置された車両側固定部(第2固定部)24と、レール側固定部22から車両側固定部24に向かって低くなる滑らかな傾斜で繋がれた傾斜部26と、を備える。支持脚20は、レール側固定部22と車両側固定部24と傾斜部26とが同じ幅に形成され、レール側固定部22の厚みT22が車両側固定部24の厚みT24よりも大きくなるよう形成されている。このため、傾斜部26は、レール側固定部22に近い部分が車両側固定部24に近い部分よりも厚みが大きいものとなる。
レール側固定部22は、開口11aからレール本体11内に配置されるものである。このレール側固定部22は、レール本体11内に配置された状態で挿通孔14aと連通してスクリュー31が締結される2つの締結孔22aが形成されている。車両側固定部24は、溝6内に配置されるものであり、車両1(溝6)への固定用のボルト33が挿通される2つの挿通孔24aと、各挿通孔24aの周囲でボルト33の頭部を受けるボルト受け部25とが形成されている。この車両側固定部24は、ボルト受け部25の上下方向の高さ(厚み)が上述した厚みT24の部分よりも一段高い段差状に形成されている。また、レール側固定部22と傾斜部26との境の下面側には、レール側固定部22から傾斜部26側に一段高くなった段差部27が設けられている。この段差部27から前方側の締結孔22aまでの距離は、開口11aの縁15から前方側の挿通孔14aまでの距離と同じものとなっている。また、各締結孔22aの間隔は、各挿通孔14aの間隔と同じものとなっている。
次に、こうして構成された実施例のルーフレール10の組み付けについて説明する。図3はレール本体11に支持脚20が取り付けられたルーフレール10の前端側の外観を示す外観図であり、図4はルーフ2に組み付けられたルーフレール10の前端側の側方断面図であり、図5は図4のA−A断面図である。なお、図3(a)は上方からの斜視図であり、図3(b)は下方からの斜視図である。また、組み付けについても主にルーフレール10の前端側を説明し、後端側は同様であるため説明を省略する。
ルーフレール10の組み付けは、以下のように行われる。まず、レール側固定部22の下面がレール本体11の下壁部14の内面(上面)に沿うように支持脚20を開口11aからレール本体11内に挿入し、段差部27を開口11aの縁15に当接させる。上述したように、段差部27から前方側の締結孔22aまでの距離は、開口11aの縁15から前方側の挿通孔14aまでの距離と同じであり、各締結孔22aの間隔は、各挿通孔14aの間隔と同じである。このため、段差部27を開口11aの縁15に当接させることで、各締結孔22aと各挿通孔14aとを容易に連通させることができる。そして、スクリュー31を各挿通孔14aに通して各締結孔22aに締め付けることで、支持脚20(レール側固定部22)をレール本体11に固定する。支持脚20がレール本体11に固定されると、図3に示すように、レール本体11の前端よりも前方側に支持脚20の車両側固定部24が露出した状態となる。なお、後端側の図示は省略するが、レール本体11の後端よりも後方側に車両側固定部24が露出した状態となる。
次に、支持脚20が固定されたレール本体11を溝6内に配置する。本実施例では、車両側固定部24の下面と溝6の底面との間に、シール部材35(図2,図5参照)を配置する。シール部材35は、例えばシーリング材(発泡樹脂)などを用いて、ボルト33の軸径に合わせて中心孔35aが貫通するようリング状に形成された部材である。このため、シール部材35を、中心孔35aが溝6の底面に形成された貫通孔6a(図2参照)と連通するよう溝6に配置してから、支持脚20を、車両側固定部24の挿通孔24aが中心孔35aおよび貫通孔6aと連通するよう配置することになる。図4に示すように、支持脚20のレール本体11から露出する露出部分は、ルーフ2より下方に位置しており、溝6内に収まるものとなる。なお、図4ではシール部材35の図示を省略した。ここで、上述したように、溝6は、メインパネル3とサイドパネル4とにより形成されている。本実施例では、図5に示すように、サイドパネル4の下側にメインパネル3が位置するようにメインパネル3とサイドパネル4とが接合されている。また、メインパネル3の下側から溝6を補強するための補強ブラケット5が設けられている。貫通孔6aは、これらのメインパネル3とサイドパネル4と補強ブラケット5とを貫通するよう形成されている。また、補強ブラケット5の下面(溝6の裏側)には、貫通孔6aに対応する位置にナット37が予め溶接により取り付けられている。
レール本体11を溝6内に配置すると、上方から挿通孔24aと中心孔35aと貫通孔6aとにボルト33を通してナット37に締め付ける。これにより、支持脚20の車両側固定部24がルーフ2の溝6(底面)に固定されることになる。ボルト33を上方から締め付けるから、車両1の車室内に入って締め付ける場合に比して、締め付け作業を効率よく行うことができる。また、溝6の裏側にナット37が予め溶接されているため、ナット37を押さえながらボルト33を締め付ける必要もない。前後4本のボルト33の締め付けが完了すると、カバー部材40を車両側固定部24上から溝6に嵌め込む。以上により、ルーフレール10がルーフ2に組み付けられることになる。カバー部材40により支持脚20の車両側固定部24が覆われるため、支持脚20の露出部分やボルト33が外方に露出するのを防止することができる。また、図4に示すように、カバー部材40は、後方側の一部がレール本体11(上壁部12)の下側に入り込むように嵌め込まれる。これにより、レール本体11とカバー部材40との隙間を小さくすることができるから、溝6内への雨などの水滴の浸入を抑えると共に隙間を目立たせにくくすることができる。
以上説明した本実施例のルーフレール10によれば、一体成形されたレール本体11を支持する支持脚20が、レール本体11の下壁部14に固定されるレール側固定部22と、車両1の前後方向に沿ってレール本体11よりも外側に露出して溝6内に固定される車両側固定部24と、備える。これにより、レール本体11に見切り線が生じるのを防止しつつ、支持脚20の露出部分がルーフ2上に現れないようにすることができる。また、溝6内に車両側固定部24を固定する際には、ルーフ2の上方から作業を行うことができるから、作業性が低下するのを防止することができる。したがって、ルーフレール10の組み付け作業性を低下させることなく、ルーフレール10の外観品質を向上させることができる。
また、ルーフレール10は、車両側固定部24が挿通孔24aを介してボルト33の締め付けにより溝6に固定され、支持脚20の露出部分(車両側固定部24)を覆うカバー部材40を備えるから、支持脚20やボルト33が露出するのを防止して外観品質をより向上させることができる。また、ボルト33の締め付け作業をルーフ2の上方から容易に行うことができる。
また、車両側固定部24は、溝6の裏側に溶接されたナット37と、ボルト33とにより固定されるから、ボルト33の締め付け作業をより効率よく行うことができる。
また、車両側固定部24は、挿通孔24aの周囲のボルト受け部25が一段高くなるよう形成されているから、溝6内に浸入した水滴がボルト33の頭部にかかるのを抑制して、ボルト33が腐食するのを防止することができる。また、車両側固定部24の下面にはシール部材35が配置されるから、支持脚20の固定用のボルト33を上方から締め付け可能な構造とした場合において、車両1の車室内に水滴などが浸入するのを防止することができる。
また、支持脚20は、開口11aの縁15に当接する段差部27が設けられるから、レール側固定部22を容易に位置決めしてレール側固定部22の固定作業を容易に行うことができる。
また、レール側固定部22が車両側固定部24よりも厚みが大きくなるよう形成され、レール側固定部22と車両側固定部24とが滑らかに傾斜した傾斜部26により繋がれている。このため、傾斜部26の厚みを確保しつつ、滑らかに傾斜させて応力が集中するのを抑制することができるから、支持脚20の剛性を高くすることができる。また、支持脚20を溝6内に収め易いものとすることができる。
実施例のルーフレール10では、ボルト33が締め付けられるナット37が溝6の裏側となる補強ブラケット5の下面に予め溶接されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、補強ブラケット5を備えないものにおいては、サイドパネル4の下側のメインパネル3の下面にナット37が溶接されるものとしてもよい。また、メインパネル3の下側にサイドパネル4を配置する場合には、サイドパネル4の下面にナット37が溶接されるものとしてもよい。あるいは、ナット37が予め溶接されていないものとしてもよく、車両側固定部24を固定する際にはナット37を手で押さえながらボルト33を締め付けるものなどとしてもよい。
実施例のルーフレール10では、レール本体11の開口11aの縁15に当接する段差部27を支持脚20に設けるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、開口11aの縁15に当接する凸部を設けるものなど、縁15と当接してレール側固定部22を位置決めできる当接部が形成されているものであればよい。あるいは、このような当接部を設けないものとし、挿通孔14aと締結孔22aとが連通するのを作業者が確認しながらレール側固定部22を開口11a内に挿入するものとしてもよい。
実施例のルーフレール10では、車両側固定部24におけるボルト受け部25を一段高くなるよう形成するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、車両側固定部24を段差のない一定の高さ(厚み)で形成するものなどとしてもよい。
実施例のルーフレール10では、レール側固定部22と車両側固定部24とを滑らかに(曲線状に)傾斜した傾斜部26によって繋ぐものとしたが、これに限られるものではない。例えば、レール側固定部22と車両側固定部24とが直線上に傾斜した傾斜部によって繋がれるものとしてもよいし、レール側固定部22と車両側固定部24との間が直角に折れ曲がった屈曲部により繋がれるものしてもよい。
実施例のルーフレール10では、レール側固定部22が車両側固定部24よりも厚みが大きいものとしたが、これに限られるものではない。例えば、レール側固定部と車両側固定部とを同じ厚みとしてもよいし、レール側固定部よりも車両側固定部が厚みが大きいものとしてもよい。また、傾斜部26の上面に立設する補強用のリブを設けて支持脚20の剛性を高めるものなどとしてもよい。
実施例のルーフレール10では、スクリュー31によりレール側固定部22がレール本体11に固定され、ボルト33により車両側固定部24がルーフ2(溝6)に固定されるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、締結バンドなどの他の締結部材により固定されるものとしてもよいし、溶接や接着などにより固定されるものとしてもよい。また、レール側固定部22は、開口11a内でレール本体11の下壁部14(内面,上面)に固定されるものに限られず、開口11a外でレール本体11の下壁部14(外面,下面)に固定されるものなどとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ルーフレール10が「ルーフレール」に相当し、レール本体11が「レール本体」に相当し、レール側固定部22(第1固定部)と車両側固定部24(第2固定部)とを備える支持脚20が「支持脚」に相当する。また、ボルト33が「ボルト」に相当し、カバー部材40が「カバー部材」に相当し、ナット37が「ナット」に相当し、ボルト受け部25が「ボルト受け部」に相当し、段差部27が「当接部」に相当し、傾斜部26が「傾斜部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ルーフレールの製造産業などに利用可能である。
1 車両、2 ルーフ、3 メインパネル、4 サイドパネル、5 補強ブラケット、6 溝、6a 貫通孔、10 ルーフレール、11 レール本体、11a 開口、12 上壁部、14 下壁部、14a 挿通孔、15 縁、20 支持脚、22 レール側固定部、22a 締結孔、24 車両側固定部、24a 挿通孔、25 ボルト受け部、26 傾斜部、27 段差部、31 スクリュー、33 ボルト、35 シール部材、35a 中心孔、37 ナット、40 カバー部材。

Claims (6)

  1. 車両のルーフに組み付けられるルーフレールであって、
    前記ルーフの上面に沿って車両前後方向に延びるよう一体的に形成された筒状のレール本体と、
    前記ルーフの上面に形成された溝に固定されて前記レール本体を支持する前後一対の支持脚と、
    を備え、
    前記前後一対の支持脚は、それぞれ、前記レール本体の下壁部に固定される第1固定部と、前記溝に固定される第2固定部と、備え、車両前後方向において前側の支持脚の前記第2固定部が前記レール本体の前端部よりも前側に露出し、後側の支持脚の前記第2固定部が前記レール本体の後端部よりも後側に露出して、前記レール本体より露出する露出部分が前記溝内に収まるよう形成されている
    ルーフレール。
  2. 請求項1に記載のルーフレールであって、
    前記第2固定部は、前記溝に固定されるためのボルトを挿通可能な挿通孔が形成され、
    前記溝内に収められた前記支持脚の露出部分を覆うカバー部材を備える
    ルーフレール。
  3. 請求項2に記載のルーフレールであって、
    前記第2固定部は、前記溝の底の裏側に溶接されたナットと前記ボルトとの締結により前記溝に固定される
    ルーフレール。
  4. 請求項2または3に記載のルーフレールであって、
    前記第2固定部は、前記挿通孔の周囲のボルト受け部が一段高くなるよう形成されている
    ルーフレール。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のルーフレールであって、
    前記レール本体は、車両前後方向における端部が下方に開口するよう形成され、
    前記第1固定部は、前記開口内で前記レール本体の下壁部に固定され、
    前記支持脚は、前記第1固定部が前記レール本体の開口内における所定の固定位置に位置決めされるよう前記開口の縁に当接する当接部が設けられている
    ルーフレール。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のルーフレールであって、
    前記支持脚は、前記第1固定部が前記第2固定部よりも厚みが大きく、前記第1固定部と前記第2固定部とが段違い状に形成されると共に前記第1固定部と前記第2固定部とが滑らかに傾斜した傾斜部により繋がれている
    ルーフレール。
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