JP6692427B2 - 過電圧保護デバイス - Google Patents

過電圧保護デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP6692427B2
JP6692427B2 JP2018526979A JP2018526979A JP6692427B2 JP 6692427 B2 JP6692427 B2 JP 6692427B2 JP 2018526979 A JP2018526979 A JP 2018526979A JP 2018526979 A JP2018526979 A JP 2018526979A JP 6692427 B2 JP6692427 B2 JP 6692427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overvoltage protection
protection device
electrical contact
semiconductor
electrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018526979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018533350A (ja
Inventor
トゥ・テディ・シー・ティ
チン・チュアンファン
ドゥ・ヤオシェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Littelfuse Semiconductor (Wuxi) Co Ltd
Original Assignee
Littelfuse Semiconductor (Wuxi) Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Littelfuse Semiconductor (Wuxi) Co Ltd filed Critical Littelfuse Semiconductor (Wuxi) Co Ltd
Publication of JP2018533350A publication Critical patent/JP2018533350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6692427B2 publication Critical patent/JP6692427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/102Varistor boundary, e.g. surface layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/041Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage using a short-circuiting device
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/044Physical layout, materials not provided for elsewhere
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/86Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
    • H01L29/861Diodes
    • H01L29/87Thyristor diodes, e.g. Shockley diodes, break-over diodes

Description

本発明は、回路保護デバイスの分野に関し、より詳細には、過電圧事象から保護するための半導体デバイスに関する。
半導体デバイスは、P/N接合の特性を利用することにより過渡過電圧事象またはサージ事象などの過渡状態に対する保護を供するために広く使用されている。現在、市場に広く配備されている2つの主なタイプの別個の回路保護技術が存在する。これらはクローバー・デバイス(crowbar devices)およびクランプ・デバイス(clamping devices)と呼ばれることがある。クランプ・デバイスの例には、金属酸化物バリスタ(metal oxide varistors、MOV)として一般に製造されたバリスタと、ツェナー・ダイオード(zener diode)が含まれる。これらのデバイスのいずれにおいても、電圧は、特定のクランプ・デバイスのレベル特性にクランプされてもよい。クランプ・デバイスの使用の欠点は、高いクランプ電圧を伴う(しばしばスタンドオフ電圧(standoff voltage)の1.6倍〜2.5倍)、比較的遅い応答である。さらに、高いリーク電流(または漏れ電流、leakage current)がMOVデバイスに存在し、自己放熱がエージングを加速し、MOVが複数のサージ事象に耐えられない結果を招く可能性がある。クローバー型のデバイスは、特定の電圧に達すると低電圧ステージに戻る。クローバー・デバイスの使用に関する1つの問題は、リセットがない場合、またはデバイスを流れる電流がホールド電流(または保持電流、holding current)の低レベル特性に戻るまで、これらのデバイスが低リーク状態に戻らないことである。
上記および他の問題に関して、本開示が供される。
一態様では、過電圧保護デバイス(overvoltage protection device)は、第1面(または第1表面、first surface)および第2面(second surface)を有する金属酸化物バリスタ(MOV)、第1外側面(first outer surface)および第2外側面(second outer surface)を有し、互いに電気的に直列に配置された複数の半導体層を含んで成る半導体クローバー・デバイス(semiconductor crowbar device)を有して成り、金属酸化物バリスタの第1側(first side)に設けられた半導体基板、MOVの第2面と半導体基板の第1外側面との間に設けられた伝導領域(conductive region)、MOVの第1面に設けられた第1電気コンタクト(first electrical contact)、ならびに半導体基板の第2外側面に設けられた第2電気コンタクト(second electrical contact)を含んでもよい。
別の態様では、過電圧保護デバイスの製造方法は、第1側および第2側(second side)を有する金属酸化物バリスタ(MOV)を供すこと、半導体クローバー・デバイスを有して成る半導体基板の第1面を第2側に取り付けること、第1電気コンタクトを金属酸化物バリスタの第1側に形成すること、ならびに第2電気コンタクトを半導体基板の第1面に対向する第2面に形成することを含んでもよく、金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスは、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間で互いに電気的に直列となっている。
さらなる態様では、過電圧保護デバイスは、第1電気コンタクト、第1電気コンタクトに電気的に接続された金属酸化物バリスタ(MOV)、第2電気コンタクトおよび複数の半導体層を含んで成る半導体クローバー・デバイスを有してもよく、金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスは、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に電気的に直列に配置される。
図1Aは、本開示の態様による過電圧保護デバイスの一の実装の回路図を示す。 図1Bは、本開示の態様による過電圧保護デバイスの構造の側断面図を示す。 図2は、種々の態様による過電圧保護デバイスの一部を形成し得る半導体クローバー・デバイスの側断面図を示す。 図3Aは、ある態様による包封(または封入、encapsulation)前の過電圧保護デバイスを示す。 図3Bは、包封後の図3Aの過電圧保護デバイスを示す。 図4Aは、本開示の態様による過電圧保護デバイスの例示的な電流−電圧曲線を示す。 図4Bは、過電圧保護デバイスの第1構成要素の例示的な電流−電圧曲線を示す。 図4Cは、過電圧保護デバイスの第2構成要素の例示的な電流−電圧曲線を示す。 図4Dは、本態様によるデバイスとスタンドアローン・デバイスとを比較する例示的なブレークオーバー電圧挙動を示す。 図5は、例示的なプロセス・フローを示す。 図6Aは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。 図6Bは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。 図6Cは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。 図6Dは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。 図6Eは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。 図6Fは、本開示の態様による製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの一の図的記載を示す。
以下、種々の態様が示される添付の図面を参照して、本発明の態様をより詳細に記載する。態様は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の態様に限定されると解釈されるべきではない。これらの態様は、本開示が詳細かつ構成要件を完備しており、態様の範囲が当業者に十分に伝わるように供される。図面において、同様の番号は同様の要素を参照する。
以下の記載および/または特許請求の範囲において、「に(on)」、「に横たわる、または、に重なる(overlying)」「に設けられる(disposed on)」および「にわたって(over)」という用語は、以下の記載および特許請求の範囲において使用される場合がある。「に(on)」、「に横たわる、または、に重なる(overlying)」、「に設けられる(disposed on)」および「にわたって(over)」は、2またはそれよりも多い要素が互いに直接物理的に接触していることを示すために使用される場合がある。「に(on)」、「に横たわる、または、に重なる(overlying)」、「に設けられる(disposed on)」および「にわたって(over)」という用語は、2またはそれよりも多い要素が互いに直接接触していない場合も意味する場合がある。例えば、「にわたって(over)」は、一方の要素が、他方の要素上方にあるが、接触していない場合を意味する場合があり、また2つの要素間において別の要素を有する場合がある。さらに、「および/または(and/or)」という用語は、「および(and)」を意味する場合があり、「または(or)」を意味する場合があり、「排他的な“または(or)”」を意味する場合があり、「1の(one)」を意味する場合があり、「全てでは無くいくらかの(some, not all)」を意味する場合があり、「いずれでもない(neither)」を意味する場合があり、「いずれでもない(neither)」および/または「両方とも(both)」を意味する場合がある。特許請求の範囲に記載された対象の範囲は、この点に限定されるものではない。
本態様は、一般に、過電圧保護デバイスに関する。種々の態様において、過電圧保護デバイスは、金属酸化物バリスタ(MOV)と半導体クローバー・デバイスとの一体化(または集積化、もしくは統合、integration)を含んでもよい。以下詳細に記載するように、そのようなデバイスは、低いクランプ電圧、少ないリークおよび速い応答時間の利点を供し得る。本態様の過電圧保護デバイスの半導体クローバー構成要素は、摩耗していない間にサージ、少ないリーク、耐久性のある保護、ならびに正確で安定したブレークオーバー電圧に対する優れた応答を供し得る。このような過電圧保護デバイスのMOV構成要素は、サージに応答するために高エネルギーのクランピングを供し得る。本明細書で使用される「半導体クローバー・デバイス」という用語は、半導体基板に実装され、過電圧状態の場合に発動されるトリガー・レベル(trigger level)よりも低い電圧レベルに引き下げるように動作するデバイスを指し得る。単一デバイスとして実装される場合、半導体クローバー・デバイスにおけるトリガー・レベルは、ブレークオーバー電圧として表され得る。ブレークオーバー電圧に達すると、半導体クローバー・デバイスはオン状態になり、電圧をグラウンド(または基底、ground)・レベルに近いレベルまで引き下げるように作用する。この動作は、バリスタのようなクランプ・デバイスとは異なり、電圧は、バリスタが電気的に伝導するクランプ電圧にクランプされ得る。既知の半導体クローバー・デバイスの例としては、サイリスタ型デバイスおよびSIDACtor(登録商標)型デバイス(SIDACtorはLittelfuse,Inc.の登録商標)が挙げられる。
種々の態様において、既知のMOVデバイスの限界を克服する過電圧保護デバイスが供される。既知のMOVデバイスでは、例えば、クランプ電圧は、動作電圧の約1.6倍から2.5倍の範囲であってもよい。これは、過電圧状態の際に伝わる可能性がある高エネルギーのために、電子機器を完全に保護するMOVデバイスの能力を制限し得る。本態様に従って構成された過電圧保護デバイスでは、半導体クローバー構成要素は、オフ状態の間に高インピーダンス・スイッチとして機能するようにMOVに結合されてもよい。これは全体的なリーク電流を低減するのに役立つ。
図1Aは、本開示の態様による過電圧保護デバイスの1つの実装の回路図を示す。特に、過電圧保護デバイス100は、第1電線110と第2電線112との間に実装される。第1電線110および第2電線112は、交流(AC)電圧源または直流DC電圧源に結合されてもよい。
動作中、過電圧保護デバイス100は、DC電源またはAC電源に接続されているかどうかにかかわらず、電圧を制限するように動作してもよい。図1Aの例では、過電圧保護デバイス100は、過電圧事象中に電力回路106を通過する電圧またはエネルギーを制限することによって、電力回路106を保護し得る。種々の態様では、過電圧保護デバイス100は、正の外部電圧(positive external voltage)に応答して第1電流−電圧(I−V)特性を、またそれと同じである負の外部電圧(negative external voltage)に応答して第2電流−電圧特性を供する対称デバイス(symmetrical device)である双方向デバイス(bi-directional device)として動作することができる。
既知の原理による動作において、双方向性または対称性の半導体クローバー・デバイスは、有効なAC電力線保護を供してもよい。AC電圧がブレークオーバー電圧を超えない通常の動作の下では、そのような半導体クローバー・デバイスはオンにならない。ACピーク電圧またはサージ過渡電圧(surge transient voltage)がブレークオーバー電圧を超えると、半導体クローバー・デバイスがオンになり、半導体クローバー・デバイスが低電圧オン状態になり、外部過渡電圧がそらされる。
半導体クローバー・デバイスがオンになった場合にAC結合が存在するため、AC上昇(rise)サイクルの短い持続時間が半導体保護に入る場合がある。このAC上昇電流が、単一のACサイクル電流耐量を表す最大定格ITSM(非繰り返しピーク電流)値を超えない場合、半導体クローバー・デバイスは、劣化を受けることなく過電圧状態に耐え得る。正弦波サイクルがサイクルの負電圧部分に向かうと、電流が半導体クローバー・デバイスのホールド電流の値よりも低くなるので、ゼロ交差(zero crossing)が発生して半導体クローバー・デバイスをオフ状態にリセットする。したがって、半導体クローバー・デバイスは、AC過渡サージおよびAC結合事象を保護するためのACライン保護デバイスとして作用する。図1Aに示す態様において、半導体クローバー・デバイスを金属酸化物バリスタ(MOV)デバイスと共に結合すると、結果として生じる過電圧保護デバイスは、非常に低いクランプ電圧の双方向サージ保護デバイスを形成し得る。
図1Bは、本開示の態様による過電圧保護デバイス100の埋め込み構造の側断面図を示す。図示するように、過電圧保護デバイス100は、金属酸化物バリスタ102および半導体クローバー・デバイス104を有してもよい。金属酸化物バリスタ102は、第1面114および第2面116を有してもよい。金属酸化物バリスタ102は、既知の製造技術に従ってあらゆる既知のMOV材で形成されてもよい。以下に詳細を記載するように、本態様の半導体クローバー・デバイスは、半導体基板内に電気的に直列に配置された複数の半導体層を含んでもよい。図1Bに示すように、半導体クローバー・デバイス104は、第1外側面126および第2外側面128を有する半導体基板として実装されてもよい。この例では、半導体クローバー・デバイス104(半導体基板)は、金属酸化物バリスタ102の第1側130に設けられる。
伝導領域124は、金属酸化物バリスタ102の第2面116と、半導体クローバー・デバイス104の第1外側面126との間に設けられる。以下に記載する異なる態様において、伝導領域124は、金属酸化物バリスタ102および半導体クローバー・デバイス104に電気的な接続を供する複数の層または構成要素を含んでもよい。伝導領域124は、少なくとも1つのコート(コーティング)を適用する(または塗布する、applying)ことによって形成してもよく、金属酸化物バリスタ102と半導体クローバー・デバイス104との間の電気伝導性を供するためのシート・メタルまたは他の金属層を付加的に含んでもよい。
過電圧保護デバイス100は、金属酸化物バリスタ102の第1面114に設けられた第1電気コンタクト120および半導体クローバー・デバイス104の第2外側面128に設けられた第2電気コンタクト122をさらに含んでもよい。第1電気コンタクト120および第2電気コンタクト122は、一例では銅などの材料で作った薄い金属板またはシートを含む金属ピースとして実装されてもよい。したがって、図1Bに示すように、金属酸化物バリスタ102および半導体クローバー・デバイス104は、第1電気コンタクト120と第2電気コンタクト122との間に電気的に直列に設けられてもよい。
以下に詳細を記載するような態様において、種々の態様による過電圧保護デバイスは、第1電気コンタクト120および第2電気コンタクト122に取り付けられた電気リード(electrical leads)(図1Bには示さず)を含んでもよい。これは、回路または電気部品の保護デバイスとして、有益に処理および実装することを可能とし得る。例えば、半導体クローバー・デバイス104および金属酸化物バリスタ102などの電気部品を電気絶縁層で包封することは有用であり得る。したがって、電気リードの使用は、電気絶縁体によって包封された場合に過電圧保護デバイス100にアクセスするための便利な手段を供し得る。
図2は、種々の態様による過電圧保護デバイスの一部を形成し得る半導体クローバー・デバイス200の側断面図を示す。図示するように、半導体クローバー・デバイス200は、単結晶シリコンのような半導体基板202内に形成される。半導体基板202は、内側n型層204、第1外側n型層206、第2外側n型層208、第1外側n型層206と内側n型層204との間に配置された第1p型層210、および第2外側n型層208と内側n型層204との間に配置された第2p型層212とを含んでもよい。特に、第1n型外側層208は、半導体基板202の第1外側面220に設けられてもよく、一方で、第2n型外側層208は、半導体基板202の第2外側面222に設けられる。
図2に示されていないが、種々の態様による一体化過電圧保護デバイスを形成するために、半導体基板202は、図1Bの半導体クローバー・デバイス104として実装されてもよい。したがって、MOVデバイスは、第1外側面220に隣接するかまたは第2外側面222に隣接するように、半導体基板202の一方の側に設けられてもよい。例えば、MOVデバイスおよび半導体基板は、図1Bに示すように共に電気的に結合されてもよい。さらに、電気コンタクトは、図1Bにも示されるように、半導体基板202の外側面およびMOVの外側面に形成されてもよい。このようにして、MOVを半導体クローバー・デバイス200の種々の層と電気的に直列に位置付けてもよい。
図2に示すように、第1p型層210の第1部分は、第1外側面220に設けられてもよく、第2p型層212の第2部分は、第2外側面222に設けられてもよい。クローバー・デバイス200の第1外側面220への第1外側コンタクト(図示せず)は、第1p型層210と第1外側n型層206とを電気的に並列に接触させてもよい。同様に、クローバー・デバイス200の第2外側面222への第2外側コンタクトは、第2p型層212および第2外側n型層208と電気的に並列に接触させてもよい。種々の態様によれば、過電圧事象に応答して、半導体クローバー・デバイス200は、同様に、必ずしも同一ではなく、既知のスタンドアローンの半導体クローバー・デバイスに応答し得る。例えば、半導体クローバー・デバイス200は、金属酸化物バリスタと直列に組み込まれると、外部電圧事象に応答してブレークオーバー電圧を示すことがある。特に、半導体クローバー・デバイス200は、半導体クローバー・デバイスの既知の挙動に従って、第1外側面220と第2外側面222との間で受ける外部電圧がブレークオーバー電圧に等しいか、またはそれを超えるときにオン状態にされてもよい。
図3Aは、ある態様による過電圧保護デバイス300を示す。この例では、包封の前の過電圧保護デバイス300が示されている。過電圧保護デバイス300は、半導体クローバー・デバイス304と電気的に直列に配置された金属酸化物バリスタ302を有してもよい。金属酸化物バリスタ302と半導体クローバー・デバイス304とを電気的に結合させるために、伝導領域312は金属酸化物バリスタ302と半導体クローバー・デバイス304との間に設けられてもよい。図示するように、伝導層306は、半導体クローバー・デバイス304の外側面に設けられてもよい。電気コンタクト308は、電気伝導層306に隣接していてもよい。また、電気伝導層310は金属酸化物バリスタ302の外側面に設けられてもよい。さらに、第1電気リード314は、電気伝導層310に接続されてもよく、一方で、第2電気リード316は、電気コンタクト308に接続されている。
図3Bは、包封後の図3Aの過電圧保護デバイスを示す(このケースでは、過電圧保護デバイス320として示す)。この例では、金属酸化物バリスタ302および半導体クローバー・デバイス304を封入するように電気絶縁コーティング322が設けられている。したがって、過電圧保護デバイス320は、第1電気リード314および第2電気リード316を異なる電位(potentials)に位置付けられた異なる電線に隣接させることによって、対象とするデバイスまたは他の構成要素を保護するための保護回路に適宜に一体化される。
種々の態様では、金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスを有する過電圧保護デバイスを配置してもよく、金属酸化物バリスタは第1スタンドオフ電圧を含んで成り、半導体クローバー・デバイスは第2スタンドオフ電圧を含んで成り、また過電圧保護デバイスは第1スタンドオフ電圧および第2スタンドオフ電圧の合計に等しい総スタンドオフ電圧を含んで成る。半導体クローバー・デバイスおよび金属酸化物バリスタは、外部電圧が閾値を超えた場合に過電圧保護デバイスをオン状態にするように構成され(または配置され、arrange)てもよく、さらに、外部電圧がその閾値未満となる場合に過電圧保護デバイスをオフ状態にするように構成されてもよい。
さらに、過電圧保護デバイスは、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に印加される第1大きさ(または高さ、magnitude)の正の外部電圧に応答する第1電流−電圧特性を含んで成り、また第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に印加される第1大きさの負の外部電圧に応答する第2電流−電圧特性を含んで成る対称デバイスを有して成るように構成されてもよく、第2電流−電圧特性は第1電流−電圧特性に整合する(または適合する、matching)。
図4Aは、本開示の態様による過電圧保護デバイスの、曲線400として示される例示的な電流−電圧曲線を示す。曲線400は、正の電圧部分402および負の電圧部分404を含む対称的な挙動を示す。この文脈において態様は限定されない。曲線400は、図1A、図1B、図3Aおよび図3Bに示すような過電圧保護デバイスの組合せ動作から生じる。例えば、図3Bも参照して、第1電気リード314と第2電気リード316との間に外部電圧が印加されると、過電圧保護デバイス320のようなデバイスを流れる電流は曲線400によって示される。特に、曲線400は、ブレークオーバー電圧VBRによって特徴付けられる。外部印加電圧がポイントBで表されるVBR電圧を超えると、電圧はポイントCに“折り返され(folds back)”、過電圧保護デバイスは最大クランプ電圧を表すレベルDに外部電圧をクランプする。ブレークオーバー電流ImAは、半導体クローバー・デバイスの特性である約400mAとしてもよい。特に、曲線400は、一旦外部電圧事象が降下すると、オフ状態にリセットされる一体化過電圧保護の特徴である。さらに、曲線400のオフ状態のリーク電流は、単純なMOVデバイスと比較して、半導体クローバー・デバイスの高インピーダンスに起因してはるかに低い値を有する。
比較のために、図4Bは、本態様の過電圧保護デバイスで使用され得る半導体クローバー・デバイスの、例示的な電流−電圧曲線を曲線410として示す。曲線410は、スタンドアローン構成要素として実装された場合の半導体クローバー・デバイスの電流−電圧特性を表す。この例では、外部電圧がVに達すると、半導体クローバー・デバイスはオン状態になり、電圧は低レベルに低下する。図4Cは、本態様の過電圧保護デバイスで使用され得るMOVデバイスの、例示的な電流−電圧曲線を曲線420として示す。外部電圧が値Vnomに達すると、MOVデバイスが導通し、電圧がクランプされる。曲線400に明示的に示されていないが、2つの電気ライン間に電気的に直列に配置されたMOVおよび半導体クローバー・デバイスを含む過電圧保護デバイスの応答時間は、過渡電圧サージに応答してスタンドアローンMOVよりもはるかに速く作用し得る。
表1は、スタンドアローンMOVおよびスタンドアローンSIDACtorデバイスと比較した、本態様の一体化過電圧保護デバイスの実験的電気データの比較を示す。図示されるように、本態様のデバイスは、スタンドアローンMOVと比較してクランプ電圧を850Vから492Vに改善する。リーク電流(Idrm/Irrm)に関しては、スタンドアローンMOVの311Vでの7.1uAから本態様のデバイスの311Vでの0.25uAまでの改善が測定される。表1に示すように、スタンドアローンのSIDACtorは、大きなACフォローオン(または追従、follow-on)電流を持つ一方で、同じテスト条件で比較的小さいリーク電流および低いクランプ電圧を供する。ACフォローオン電流は、SIDACtorなどのクローバー・デバイスの量的特性である。既知のSIDACtorデバイスのフォローオン電流の定格は、約230〜270Aの範囲(大きさ)である。クローバー・デバイス(SIDACtor)がMOVと一体化される場合、一体化デバイスは本質的にクランプされており、一体化デバイスはゼロから非常に小さい、短い持続時間のフォロー電流(10A未満)を示す。ほぼゼロのACフォローオン電流は、クランピング・デバイスの高インピーダンスによって非常に急速に「取り込まれる(absorbed)」ため、電流が蓄積する前に非常に急速に降下する。
Figure 0006692427
図4Dは、本態様によるデバイスとスタンドアローン・デバイスとを比較する例示的なブレークオーバー電圧挙動を示す。図示するように、スタンドアローンのSIDACtor、MOVおよび本態様によるデバイスのブレークオーバー電圧は、電圧の経時変化率(dV/dT)の関数としてプロットされる。図示するように、SIDACTorのスタンドアローン・デバイスはdV/dTの関数として比較的フラットな応答を示し、一方でMOVのブレークオーバー電圧はdV/dTに感度が高く、100V/μsを超えると劇的に増加し、また一方で本態様によるデバイスはdV/dTに対するブレークオーバー電圧の中間の感度を示す。したがって、本態様は、従来のMOVデバイスよりも速い電圧インパルス応答を供する。
図5は、例示的なプロセス・フロー500を示す。プロセス・フロー500は、本開示の種々の態様による過電圧保護デバイスの製造に使用され得る。ブロック502において、金属酸化物バリスタは、第1面および第2面を有するように供される。金属酸化物バリスタは、既知のプロセス技術に従って既知の材料から製造されてもよい。金属酸化物バリスタ(MOV)は、矩形、円形、または楕円形のような対象形状を有する平面構造を有してもよい。態様はこの文脈に限定されない。
ブロック504において、半導体基板の第1面は、MOVの第2側に取り付けられる。半導体基板は、複数のドープされた半導体層を有する半導体クローバー・デバイスを含んでもよい。ある例では、半導体クローバー・デバイスは、単結晶シリコン基板内に製造されてもよい。半導体基板の第1面は、MOVの第2側に、半導体基板の第1面に、またはMOVの第2側および半導体基板の第1面に電気伝導性材を適用する(または塗布する、applying)ことによって取り付けることができる。ある例では、MOVを半導体基板に取り付けるために、伝導性(または導電性、conductive)はんだペーストなど(例えば、低温はんだ(または結合、solder)ペースト、金属シートその他同種のもの)のコーティングを含む複数の異なる電気伝導性構成要素を使用してもよい。
ブロック506において、第1電気コンタクトはMOVの第2側に形成される(第2側は第1側に対向していてもよい)。第1電気コンタクトは、金属シートもしくはプレート、伝導性ペーストまたは他の構成要素を含んでもよい。
ブロック508において、第2電気コンタクトは半導体基板の第1面に対向する第2面に形成される。第1電気コンタクトは、金属シートまたはプレート、伝導性ペーストまたは他の構成要素を含んでもよい。このようにして、半導体クローバー・デバイスおよびMOVは、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間で互いに電気的に直列になっていてもよい。
ここで図6A〜図6Fでは、本開示の態様による、製造の種々の段階における例示的な過電圧保護デバイスの図的記載を示す。図6A〜図6Cは、製造の初期段階におけるデバイスの平面図を示している。図6Aは、MOV602を示している。MOV602は、平面図において円形形状を有してもよく、追加の態様によれば他の形状も可能である。MOV602の表面には、伝導性ペースト604などのコートを適用してもよい。次に、図示するように、伝導性ペースト604にフラットな銅ピース606(銅スラグ)を適用してもよい。フラットな銅ピース606は、例えば、銅シートから形成されてもよい。フラットな銅ピース606は、図示するようにMOV602の面積よりも小さい面積を有してもよい。
図6Bは、はんだペーストであり得る伝導性ペースト608が、MOV602から離れたフラットな銅シート606の外側面に適用された後の段階を示す。次に、図6Bに示すように、半導体クローバー・デバイス610は、伝導性ペースト608に取り付けられる。半導体クローバー・デバイス610は、フラットな銅シート606と同様の寸法を有する長方形のシリコンチップとして実施してもよい。
図6Cは、伝導性ペースト612を半導体クローバー・デバイス610の表面に適用し得る製造の次の段階を示す。次に、図示するように、フラットな銅ピース614を伝導性ペースト612に適用してもよい。フラットな銅ピース614は、半導体クローバー・デバイス610と同様の寸法を有する面積を有してもよい。これらの構成要素を合わせて、デバイス・スタック(device stack)620を形成してもよい。
次に、図6Cに示す段階におけるデバイス・スタック620を熱空気ガン(またはホットエアーガン、hot air gun)による手段のような低温アニール(または焼きなまし、anneal)に曝してもよい(熱空気ガンにおける高温空気の温度は室温よりも高い)。この低温アニールは、MOV602に設けられた構成要素のスタックの接合を促進し得る。
ここで図6Dでは、製造の後続の段階における複数の過電圧保護デバイスの上面斜視図を示す。この段階では、図示するように、電気リード622として示される一対の電気リードを、デバイス・スタック620の対向する側に取り付けてもよい。特に、電気リード622をフラットな銅ピース614に取り付けるべく、伝導性ペースト624を使用してもよい。別の電気リードを、半導体クローバー・デバイス610が位置する側とは反対のMOV602の側に同様に取り付けてもよい。特に、他の電気リードを、低温アニール前で未アニールの(または非アニールの、unannealed)デバイスを形成する反対側に取り付けてもよい。
ここで図6Eでは、絶縁スリーブが電気リード622の周りに配置される、後の段階における過電圧保護デバイスの側面図を示す。最後に、図6Fでは、デバイス・スタック620およびデバイス・スタック620に隣接する電気リード622の一部を包封するように、プラスチック・コーティングのような絶縁コーティング626が形成される段階における側面図を示す。絶縁コーティング626は、例えばバリスタを包封するための既知の方法によって形成してもよい。一例では、粉末をデバイス・スタックに適用し、熱を導入して連続的なコーティングを形成してもよい。
本態様は、特定の態様を参照して開示されるが、添付の特許請求の範囲に規定される本開示の範囲および領域から逸脱することなく、記載された態様に対する多数の改変、修正および変更が可能である。したがって、本態様は、記載された態様に限定されず、添付の特許請求の範囲の文言およびその等価物によって定義される全ての範囲を有する。

Claims (20)

  1. 過電圧保護デバイスであって、
    第1面および第2面を有する金属酸化物バリスタ(MOV)、
    第1外側面および第2外側面を有し、互いに電気的に直列に配置された複数の半導体層を含んで成る半導体クローバー・デバイスを有して成り、金属酸化物バリスタの第1側に設けられた半導体基板、
    MOVの前記第2面と半導体基板の前記第1外側面との間に設けられた伝導領域、
    MOVの前記第1面に設けられた第1電気コンタクト、
    半導体基板の前記第2外側面に設けられた第2電気コンタクト、
    第1電気コンタクトに設けられた第1電気リード、ならびに
    第2電気コンタクトに設けられた第2電気リード
    を有して成り、
    第1電気リードおよび第2電気リードが同一方向に伸びていて、
    隣接する各部材がそれぞれ互いにフラットに接している、
    過電圧保護デバイス。
  2. 金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスが、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間で電気的に直列になっている、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  3. 金属酸化物バリスタが、第1スタンドオフ電圧を含んで成り、半導体クローバー・デバイスが、第2スタンドオフ電圧を含んで成り、ならびに過電圧保護デバイスが、該第1スタンドオフ電圧および該第2スタンドオフ電圧の合計に等しい総スタンドオフ電圧を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  4. 金属酸化物バリスタが、スタンドアローン・デバイスとして第1応答時間を含んで成り、および過電圧保護デバイスが、該第1応答時間より短い第2応答時間を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  5. 金属酸化物バリスタが、スタンドアローン・デバイスとして第1電圧での第1リーク電流を含んで成り、および過電圧保護デバイスが、該第1リーク電流よりも小さい第1電圧での第2リーク電流を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  6. 半導体クローバー・デバイスが、スタンドアローン・デバイスとして第1ACフォローオン電流を含んで成り、および過電圧保護デバイスが、該第1ACフォローオン電流より小さい第2ACフォローオン電流を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  7. 10A未満の第2ACフォローオン電流を含んで成る、請求項6に記載の過電圧保護デバイス。
  8. 半導体クローバー・デバイスおよび金属酸化物バリスタは、外部電圧が閾値を超える場合に過電圧保護デバイスをオン状態にするように構成され、さらに外部電圧が該閾値未満となる場合に過電圧保護デバイスをオフ状態にするように構成される、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  9. 半導体クローバー・デバイスが、
    内側n型層、
    前記第1外側面に設けられた第1外側n型層、
    前記第2外側面に設けられた第2外側n型層、
    前記第1外側n型層と前記内側n型層との間に設けられた第1p型層、および
    前記第2外側n型層と前記内側n型層との間に設けられた第2p型層
    を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  10. 前記第1p型層の第1部分が、前記第1外側面に設けられ、前記第2p型層の第2部分が、前記第2外側面に設けられる、請求項9に記載の過電圧保護デバイス。
  11. 前記伝導領域が、
    金属酸化物バリスタの前記第2面に設けられた第1伝導層、
    半導体基板の前記第1外側面に設けられた第2伝導層、および
    前記第1伝導層と前記第2伝導層との間に設けられた第1銅スラグ
    を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  12. 第2電気コンタクトが、
    半導体基板の前記第2外側面に設けられた第3伝導層、および
    前記第3伝導層に設けられた第2銅スラグ
    を含んで成る、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  13. 過電圧保護デバイスが、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に印加される第1大きさの正の外部電圧に応答する第1電流−電圧特性を含んで成り、また第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に印加される前記第1大きさの負の外部電圧に応答する第2電流−電圧特性を含んで成る対称デバイスを有して成り、第2電流−電圧特性が第1電流−電圧特性に整合する、請求項1に記載の過電圧保護デバイス。
  14. 過電圧保護デバイスの製造方法であって、
    第1側および第2側を有する金属酸化物バリスタ(MOV)を供すこと、
    半導体クローバー・デバイスを有して成る半導体基板の第1面を前記第2側に、互いにフラットに接するように取り付けること、
    第1電気コンタクトを金属酸化物バリスタの前記第1側に、互いにフラットに接するように形成すること、
    第2電気コンタクトを半導体基板の前記第1面に対向する第2面に、互いにフラットに接するように形成すること
    第1電気リードを第1電気コンタクトに、互いにフラットに接するように取り付けること、ならびに
    第2電気リードを第2電気コンタクトに、互いにフラットに接するように取り付けること
    を含んで成り、
    第1電気リードおよび第2電気リードが同一方向に伸びていて、
    金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスが、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間で互いに電気的に直列となっている、
    製造方法。
  15. 前記取り付けることが、
    低温はんだペーストを含んで成る第1コートを金属酸化物バリスタ(MOV)の第1面に適用すること、
    第1金属ピースを前記第1コートに取り付けること、
    低温はんだペーストを含んで成る第2コートを前記第1金属ピースに適用すること、および
    半導体基板を前記第2コートに取り付けること
    を含んで成る、請求項14に記載の製造方法。
  16. 第2電気コンタクトを形成することが、
    低温はんだペーストを含んで成る第3コートを半導体基板に適用すること、および
    未アニールのデバイスを形成すべく、第2金属ピースを前記第3コートに取り付けること
    を含んで成る、請求項14に記載の製造方法。
  17. 熱空気を第1温度で未アニールのデバイスに加えることをさらに含んで成る、請求項16に記載の製造方法。
  18. 第1電気リードを金属酸化物バリスタの前記第1側に取り付けること、および第2電気リードを前記第2金属ピースに取り付けることをさらに含んで成る、請求項16に記載の製造方法。
  19. 半導体基板、金属酸化物バリスタ、第1電気コンタクトおよび第2電気コンタクトにプラスチック・コーティングを適用することをさらに含んで成る、請求項14に記載の製造方
  20. 過電圧保護デバイスであって、
    第1電気コンタクト、
    第1電気コンタクトの一方の側に電気的に接続された金属酸化物バリスタ(MOV)、
    第1電気コンタクトの他方の側に電気的に接続された第1電気リード
    第2電気コンタクト、および
    第2電気コンタクトの一方の側に電気的に接続された複数の半導体層を含んで成る半導体クローバー・デバイス、
    第2電気コンタクトの他方の側に電気的に接続された第2電気リード
    を有して成り、
    第1電気リードおよび第2電気リードが同一方向に伸びていて、
    隣接する各部材がそれぞれ互いにフラットに接しており、
    金属酸化物バリスタおよび半導体クローバー・デバイスが、第1電気コンタクトと第2電気コンタクトとの間に電気的に直列に配置される、
    過電圧保護デバイス。
JP2018526979A 2015-08-13 2015-08-13 過電圧保護デバイス Active JP6692427B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2015/086834 WO2017024577A1 (en) 2015-08-13 2015-08-13 Overvoltage protection device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018533350A JP2018533350A (ja) 2018-11-08
JP6692427B2 true JP6692427B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=57984610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018526979A Active JP6692427B2 (ja) 2015-08-13 2015-08-13 過電圧保護デバイス

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10714240B2 (ja)
EP (1) EP3335290B1 (ja)
JP (1) JP6692427B2 (ja)
KR (1) KR102465004B1 (ja)
CN (2) CN108370154A (ja)
TW (1) TWI711152B (ja)
WO (1) WO2017024577A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10477626B2 (en) 2016-11-23 2019-11-12 Alpha And Omega Semiconductor (Cayman) Ltd. Hard switching disable for switching power device
US10411692B2 (en) 2016-11-23 2019-09-10 Alpha And Omega Semiconductor Incorporated Active clamp overvoltage protection for switching power device
KR102383935B1 (ko) * 2017-03-07 2022-04-08 리텔퓨즈 세미컨덕터 (우시) 씨오., 엘티디. 하이브리드 과전압 보호 장치 및 조립체
US10476494B2 (en) 2017-03-20 2019-11-12 Alpha And Omega Semiconductor (Cayman) Ltd. Intelligent power modules for resonant converters
EP3824483A4 (en) * 2018-08-31 2022-06-01 Bourns, Inc. INTEGRATED DEVICE WITH GDT AND MOV FUNCTIONALITIES
DE112019005375T5 (de) * 2018-11-21 2021-07-15 Abb Schweiz Ag Spannungsklemmschaltung für festkörper-leistungsschalter
US11641103B2 (en) 2020-11-06 2023-05-02 Abb Schweiz Ag Power semiconductor switch clamping circuit

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA96367A (en) * 1905-10-17 1905-12-05 Eustace Moriarty Weston Rock drill mechanism
JPS4836333U (ja) * 1971-09-04 1973-05-01
CA963167A (en) * 1972-09-06 1975-02-18 John D. Harnden (Jr.) Hybrid circuit arrangement with metal oxide varistor shunt
US3898083A (en) 1973-01-05 1975-08-05 Xerox Corp High sensitivity visible infrared photoconductor
JPS5231074B2 (ja) * 1973-04-20 1977-08-12
JPS5234354A (en) * 1975-09-11 1977-03-16 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Overvoltage protector element
WO1988009556A1 (en) * 1987-05-28 1988-12-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Surge absorbing device
JPH05234354A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Nec Home Electron Ltd Ramカード有効期限確認方式
FR2709872B1 (fr) 1993-09-07 1995-11-24 Sgs Thomson Microelectronics Diode de shockley bidirectionnelle.
US5982597A (en) 1997-03-06 1999-11-09 Webb; Rommie Fred Shorting fusable metal oxide varistor
JP2003189466A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Daito Communication Apparatus Co Ltd サージ防護装置
JP2006086300A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Sanken Electric Co Ltd 保護素子を有する半導体発光装置及びその製造方法
JP5264484B2 (ja) * 2005-07-29 2013-08-14 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 熱的に結合したmov過電圧要素とpptc過電流要素を有する回路保護デバイス
CN101079341B (zh) * 2007-04-23 2011-06-29 苏州中普电子有限公司 不燃型压敏电阻
US7741946B2 (en) * 2007-07-25 2010-06-22 Thinking Electronics Industrial Co., Ltd. Metal oxide varistor with heat protection
TWI398944B (zh) 2007-11-01 2013-06-11 Alpha & Omega Semiconductor 設有位能障式稽納二極體之低壓暫態電壓抑制器
CN201393063Y (zh) * 2009-02-02 2010-01-27 瑞侃电子(上海)有限公司 放电保护装置
CN101800423A (zh) * 2010-04-06 2010-08-11 常州市创捷防雷电子有限公司 抑制连续脉冲的电涌保护器
JP5981537B2 (ja) * 2011-06-17 2016-08-31 リッテルフューズ,インコーポレイティド 熱金属酸化物バリスタ回路保護デバイス
US8817433B2 (en) 2011-07-28 2014-08-26 Arm Limited Electrostatic discharge protection device having an intermediate voltage supply for limiting voltage stress on components
CN102403704A (zh) * 2011-11-16 2012-04-04 溧阳杰敏电子有限公司 过流过压保护器件
CN202474847U (zh) * 2011-12-28 2012-10-03 厦门赛尔特电子有限公司 一种交流电路的全模过压保护模组
US9093831B2 (en) * 2012-04-25 2015-07-28 4Gid Holdco Llc Electrical wiring system and method
CN202695444U (zh) * 2012-07-10 2013-01-23 上海华旭玻尔微电子有限公司 防静电放电器件
CN203312790U (zh) 2013-06-03 2013-11-27 厦门赛尔特电子有限公司 一种简易防雷模组
KR101702509B1 (ko) * 2015-03-24 2017-02-06 매이크앤 주식회사 황토 단열 벽체
CN104779607B (zh) 2015-04-27 2017-03-01 重庆大学 直流微网中的一种分布式协调控制方法及系统
CN104779601A (zh) * 2015-05-06 2015-07-15 杜尧生 过电压保护装置和方法
JP2020080482A (ja) 2018-11-13 2020-05-28 シャープ株式会社 ネットワークシステム、情報処理方法、通信端末、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20200135367A1 (en) 2020-04-30
EP3335290A1 (en) 2018-06-20
EP3335290B1 (en) 2023-02-22
US20180240575A1 (en) 2018-08-23
WO2017024577A1 (en) 2017-02-16
EP3335290A4 (en) 2019-04-24
KR20180067511A (ko) 2018-06-20
US10714241B2 (en) 2020-07-14
TW201717354A (zh) 2017-05-16
TWI711152B (zh) 2020-11-21
CN108370154A (zh) 2018-08-03
CN113013861A (zh) 2021-06-22
KR102465004B1 (ko) 2022-11-09
JP2018533350A (ja) 2018-11-08
US10714240B2 (en) 2020-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6692427B2 (ja) 過電圧保護デバイス
KR101293400B1 (ko) 열적 커플링된 금속 산화물 바리스터 과전압 요소 및중합체성 정온도 계수 과전류 요소를 갖는 회로 보호 소자
CN104979342B (zh) 具有静电放电保护结构的半导体器件
JPH06113445A (ja) 電気通信装置の保護装置
US9899367B2 (en) Integrated circuit including lateral insulated gate field effect transistor
TWI782953B (zh) 混合過電壓保護裝置及部件
KR102476452B1 (ko) 사이리스터 및 열 스위치 디바이스 및 그 조립 기술
TWM313372U (en) Over-current and over-voltage protection assembly apparatus
US11545827B2 (en) Surge protection apparatus having embedded fuse
Li et al. Transient voltage suppressor based on diode-triggered low-voltage silicon controlled rectifier
Obreja Transient surge voltage suppressors and their performance in circuit over-voltage protection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200108

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6692427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250