JP6690972B2 - 玉縁及び玉縁を備えた乗物内装品 - Google Patents

玉縁及び玉縁を備えた乗物内装品 Download PDF

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Description

本発明は、可撓性を備えた線状の玉縁部と、玉縁部に埋設されている芯材とを有する玉縁及び玉縁を備えた乗物内装品に関する。
この種の玉縁は、乗物内装品の意匠面をなす表皮に取付けることができる。例えば特許文献1に開示の乗物用シートは、乗員を弾性的に支持するシートパッドと、シートパッドを被覆するシートカバーと、シートカバーに設けられた玉縁を備えている。公知技術の乗物用シートでは、表皮としてのシートカバーの外縁に沿って線状の玉縁が設けられることにより、シートの意匠性の向上が図られている。この玉縁は、例えば屈折率1.5のポリウレタンで構成された断面円形の玉縁部と、脚部と、加飾糸を有している。脚部は、玉縁部から突出する平板状の部位であり、玉縁部の延長方向に沿って一体的に設けられている。また加飾糸は、本発明の芯材に相当する糸材であり、例えば銀糸やラメ糸などの糸材で構成できる。この加飾糸は、インサート成形によって玉縁部に埋設状に一体化されており、玉縁部の延長方向に向けて延設されている。そして玉縁部がポリウレタンで構成されて光透過性を有することから、加飾糸の存在を、玉縁部を通して外部から目視で確認することができる。
公知技術においては、シートカバーを袋状に縫製する際に、シートカバー外縁の縫合部に脚部を共縫いしつつ、玉縁部を、シートカバーの意匠面から突出させた状態で取付ける。つぎにシートカバーを一旦裏返したのち、このシートカバーを元に戻しながらシートパッドに被せる。こうしてシートカバーでシートパッドを被覆することで乗員の着座が可能となり、さらにシートカバーの外縁に玉縁が配置される。そして乗物用シートが、玉縁部によって縁取られているような外観を呈することとなり、さらに加飾糸によって玉縁部の見栄えが向上することとなる。
特開2015‐43918号公報
ところで公知技術では、シートカバーの被覆作業時や乗員の着座時等に、シートカバーに外力がかかるなどして玉縁部が曲がり変形することがある。例えば被覆作業時には、玉縁部を適宜曲げながらシートカバーを裏返したり戻したりする。また乗員が着座する際の押圧により、シートカバーが撓みながら凹むことで玉縁部が曲がり変形する。このとき玉縁部の一部が過度に曲がり変形することで、加飾糸が、玉縁部の曲がり変形に追従できず剥離することがあった。そして加飾糸が剥離した部分においては、玉縁部と加飾糸の間に空気層が形成される。この空気層は、ポリウレタンに比して屈折率が小さく光が反射されやすいため、剥離した加飾糸の周りが白く見える(白化する)などして見栄えが悪くなることがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、玉縁部の曲がり変形時において、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の玉縁は、可撓性を備えた線状の玉縁部とを備える。そして玉縁部が、玉縁部に埋設状に一体化されている線状の芯材を有するとともに、芯材の存在が玉縁部を通して目視で確認可能である。この種の乗物内装品においては、玉縁部の曲がり変形時において、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避できることが望ましい。そこで本発明では、芯材が、玉縁部の延びる方向に長尺な芯部と芯部の周りにスパイラル状に巻装されている鞘部とを有するカバリング材を備えるとともに、鞘部が、芯部とは異なる断面形状を備えている。本発明の芯材では、鞘部によって芯部の外周側が凹凸状とされた状態で玉縁部に埋設状に一体化されている。そして玉縁部の曲がり変形時においては、芯材の凹凸部分がアンカーとして働くことで、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することができる。
また発明の玉縁は、芯材が、複数のカバリング材が一方向に撚り合わされた状態とされている片撚材を有している。本発明においては、芯材が、より凹凸度合いの大きい片撚材を有しているため、玉縁部からの芯材の剥離をより好適に回避することができる。
そして発明の玉縁は芯材が、複数の片撚材が一方向とは逆向きに撚り合わされた状態とされている諸撚材で構成されている。本発明においては、芯材が、更に凹凸度合いの大きい諸撚材で構成されているため、玉縁部からの芯材の剥離を更に好適に回避することができる。
第2発明の玉縁は、第1発明の玉縁において、鞘部が、芯部よりも扁平な断面形状を備えている。本発明においては、相対的に扁平な鞘部を芯部の周りに安定的に巻装させておくことができる。
発明の乗物内装品は、意匠面をなす表皮と、意匠面から露出している第1発明又は第2発明の玉縁とを備える。本発明の乗物内装品は、玉縁によって意匠性の向上が図られている。
発明の乗物内装品は、第発明の乗物内装品において、乗物内装品が乗物用シートであるとともに、表皮としてのシートカバーが、シート外形をなすシートパッドに被覆されている。本発明においては、玉縁部が比較的曲がり変形しやすいシートカバーにおいても、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することができる。
本発明に係る第1発明によれば、玉縁部の曲がり変形時において、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することができる。また第1発明によれば、玉縁部からの芯材の剥離をより好適に回避することができる。また第1発明によれば、玉縁部からの芯材の剥離を更に好適に回避することができる。また第2発明によれば、玉縁部の曲がり変形時において、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することができ、特に玉縁部からの芯材の剥離をより安定的に回避することができる。また第3発明によれば、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することで、乗物内装品の意匠性を向上させることができる。そして第発明によれば、玉縁部が比較的曲がり変形しやすいシートカバーにおいても、玉縁部からの芯材の剥離を極力回避することができる。
乗物用シートの斜視図である。 図1のII−II線断面に相当する乗物用シートの断面図である。 玉縁を途中で破断して示した斜視図である。 芯材をなす諸撚材の斜視図である。 片撚材の断面図である。 カバリング材の斜視図である。 実施例2にかかるドアトリム部の正面図である。 図7のVIII−VIII線断面に相当する表皮の断面図である。 図7のIX−IX線断面に相当する表皮の断面図である。 図7のX−X線断面に相当する表皮の断面図である。 変形例にかかるドアトリム部の正面図である。 図11のXII−XII線断面に相当する表皮の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図12を参照して説明する。図1及び図2には、便宜上、実施形態1にかかる乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。また図7〜図12には、便宜上、実施形態2及び変形例にかかるドアトリム部の前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。
<実施形態1>
図1の乗物用シート2は、乗物室内に配置される乗物内装品であり、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。そしてシートクッション4の後部には、シートバック6(詳細後述)の下部が起倒可能に連結されているとともに、起立状態のシートバック6の上部には、ヘッドレスト8が配設されている。
本実施形態においては、シートバック6のシートカバー6Sに一対の玉縁10A,10Bが配設されており、シートクッション4のシートカバー4Sにも一対の玉縁10C,10Dが配設されている。また各玉縁10A〜10Dは、対応する玉縁部10a〜10d(詳細後述)を備えており、これら玉縁部10a〜10dの内部には、図2を参照して、後述する芯材12が設けられている。さらに各玉縁部10a〜10dを通して芯材12の存在を目視で確認可能である。そして各玉縁部10a〜10dを、対応するシートカバーの外縁に沿って配置することで、シートの意匠性を向上させるのであるが、この種の構成においては、各玉縁部10a〜10dの曲がり変形時において芯材12が剥離するなどして見栄えが悪化することが懸念される。そこで本実施形態では、後述する構成によって、各玉縁部10a〜10dの曲がり変形時において、各玉縁部10a〜10dからの芯材12の剥離を極力回避することとした。ここでシートクッション4とシートバック6の基本構成は略同一であることから、以下に、専らシートバック6を一例に各部材の詳細を説明することとする。
[シートバック]
シートバック6においては、シートパッド6Pが、枠状のシートフレーム6F(図示省略)上に配置されてシートカバー6Sで被覆されている。ここでシートパッド6Pは、シート外形をなす正面視で略矩形の部材であり、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m〜60kg/m)等の発泡樹脂で形成できる。このシートパッド6Pには、図1を参照して、シート幅方向における中央に、相対的に凹み状とされた天板メイン部6aが形成されている。また天板メイン部6aの左方と右方には、各々、相対的に着座側に突出する天板サイド部6bと、シート側面を形成するカマチ部6cが形成されている。
[シートカバー(表皮)]
またシートカバー6Sは、本発明の表皮に相当する面材であり、図1を参照して、複数の表皮ピース(第一表皮ピースSP1〜第六表皮ピースSP6)を袋状に縫合することで形成されている。第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2は天板メイン部6aを被覆する表皮ピースである。また第三表皮ピースSP3は、左側の天板サイド部6bを被覆する表皮ピースであり、第四表皮ピースSP4は、左側のカマチ部6cを被覆する表皮ピースである。また第五表皮ピースSP5は、右側の天板サイド部6bを被覆する表皮ピースであり、第六表皮ピースSP6は、右側のカマチ部6cを被覆する表皮ピースである。なおシートカバー6Sの裏面にも図示しない表皮ピースが設けられている。また天板メイン部6a及び天板サイド部6b(着座面)を覆う各表皮ピースの裏面には、図2を参照して、ポリウレタンラミなどのパッド材6SPを適宜取付けることができる。
そして隣り合う表皮ピースは互いの縫い代部同士で縫合されており、例えば図2を参照して、第三表皮ピースSP3の縫い代部MS3と第四表皮ピースSP4の縫い代部MS4が縫合線SEWで縫合されている。これら両縫い代部MS3,MS4は、シートパッド6Pを被覆した状態においては、シート内に突出した状態とされている。そして両縫い代部MS3,MS4が、シートバック6の左方の外縁に沿って配置されているとともに、後述する左側の玉縁10Aが共縫いされて取付けられている。また同様に第五表皮ピースSP5の縫い代部(図示省略)と第六表皮ピースSP6の縫い代部(図示省略)にも、右側の玉縁10Bが共縫いされて取付けられている。
[玉縁]
本実施形態においては、一対の玉縁10A,10Bが略同一の基本構成を有することから、以下に、左側の玉縁10Aを一例にその詳細を説明する。この玉縁10Aは、玉縁部10aを備えている。玉縁部10aは、図2及び図3を参照して、可撓性を備えた断面略円形の線状部材であり、脚部11と、後述する芯材12を有し、さらに着色領域A1と無着色領域A2に区分けされている。脚部11は、玉縁部10aから突出する平板状の部位であり、図3を参照して、玉縁部10aの延長方向に沿って一体的に設けられている。そして脚部11の延長方向には、自由端から玉縁部10a側に延びる切欠き部11aが適宜の間隔で複数設けられており、これら各切欠き部11aによって脚部11の曲がり変形を助長することができる。なお脚部11の厚み寸法は、玉縁部10aの直径よりも小さくされており、図2を参照して、シートカバー6Sに玉縁10Aが取付けられた状態では、意匠面から突出する玉縁部10aにて脚部11が隠されるように配置されている。
ここで玉縁部10a(芯材を除く部分)の素材は、曲がり変形可能な可撓性を有するとともに、光透過性を備えた透明又は半透明の素材であることが好ましい。この種の素材として、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン系樹脂を例示でき、なかでも車両を想定した場合に好適な耐熱性を備えたポリウレタン樹脂が素材として望ましい。そして着色領域A1は、素材となる樹脂を着色した部位であり、玉縁部10aを二分割した際において脚部11側に配置する玉縁部10a側と脚部11を含む領域に設けられている。また無着色領域A2は、着色の施されていない素材で構成されて相対的に透明度の高い部位であり、着色領域A1を除く玉縁部10aの領域に設けられている。そしてシートカバー6Sに玉縁10Aが取付けられた状態においては、無着色領域A2が玉縁部10aの突出端側に配置されている。また着色領域A1が、シートカバー6S側に配置されていることにより、この無着色領域A2から玉縁部10aを見た場合には、着色領域A1によってシートカバー6Sとの縫合箇所(縫合線SEWなど)が見えにくくされている。
[芯材]
芯材12は、図3及び図4を参照して、玉縁部10aの延長方向に長尺な線状の部材であり、玉縁部10aの無着色領域A2に埋設状に一体化されている。そしてシートカバー6Sに玉縁10Aが取付けられた状態においては、図2を参照して、この芯材12の前側から左右両側にかけての部分が無着色領域A2で覆われており、無着色領域A2を通じて芯材12の存在を目視で確認可能である。ここで玉縁部10aと芯材12の一体化の手法は特に限定しないが、例えば芯材12を、押出成形された直後の玉縁部10aで包みこむことにより、これらを一体化することができる。そして芯材12は、後述するカバリング材と片撚材と諸撚材のいずれかで構成することができ、本実施形態においては、図4に示す諸撚材20にて芯材12が構成されている。この諸撚材20は、後述するように、図4に示すように複数の片撚材22a〜22cで構成されており、さらに個々の片撚材22a〜22cは、図5に示すように複数のカバリング材24a〜24eで構成されている。
[諸撚材]
諸撚材20は、図4を参照して、後述する複数の片撚材22a〜22cが撚り合わされた状態とされている線材である。この諸撚材20は、撚り構造の安定化の観点から、後述する各片撚材22a〜22cとは逆向きの撚りが施されていることが好ましく、例えば複数のS撚された各片撚材22a〜22cをZ撚することで形成でき、また逆に複数のZ撚された各片撚材22a〜22cをS撚することで形成できる。ここで諸撚材20における片撚材同士の撚り回数(撚数)は特に限定しない。また諸撚材20中の片撚材の数は特に限定しないが、片撚材の数が3以上であると、玉縁部10aをどの角度から見ても諸撚材20が似通った外観を呈するため、玉縁部10aの見栄えが向上することとなる。さらに片撚材を増やして充填率を高めることで諸撚材20の撚り構造が安定するため、構造安定化の観点からも片撚材の数が3以上であることが望ましい。
[片撚材]
本実施形態においては、各片撚材22a〜22cが略同一の基本構成を有することから、図5を参照して、特定の片撚材22aを例にその詳細を説明する。この片撚材22aは、後述する複数のカバリング材24a〜24eが一方向に撚り合わされた状態とされている線材であり、カバリング材同士の撚り方向はS撚りでもよくZ撚りでもよい。なお片撚材22aの撚り方向は、撚り構造の安定化の観点から、後述するカバリング材24a〜24eの鞘部25bの撚り方向とは逆の撚り方向であることが好ましい。また片撚材22aにおけるカバリング材同士の撚り回数は特に限定しない。また片撚材22a中のカバリング材の数は特に限定しないが、カバリング材を増やして充填率を高めることで片撚材22aの撚り構造が安定するため、カバリング材の数が3以上であることが望ましく5以上であることが更に望ましい。
[カバリング材(芯部,鞘部)]
本実施形態においては、各カバリング材24a〜24eが略同一の基本構成を有することから、図6を参照して、特定のカバリング材24aを例にその詳細を説明する。このカバリング材24aは、諸撚材20の最小単位となる線材であり、玉縁部10aの延長する方向に長尺な芯部25aと、芯部25aの周りに配置される鞘部25bを有している。ここで芯部25aの素材は特に限定しないが、植物系又は動物系の天然繊維製の糸材、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる合成繊維製の糸材、金属や各樹脂からなるワイヤ材やケーブル材を例示でき、これら糸材等を複数又は単数用いることができる。さらに芯部25aとして、蓄光材の混入された糸材や、光ファイバなどの発光可能なケーブル材を使用することで、カバリング材24a自体を発光させる構成とすることができる。そして芯部25aの断面形状は、鞘部25bを巻装可能である限り特に限定しないが、典型的には鞘部25bに比べて扁平性に劣る概ね円状や楕円状や多角状である。
また鞘部25bは、芯部25aとは異なる断面形状の線材であり、芯部25aの周りにスパイラル状に巻装されている。この鞘部25bとして、芯部25aよりも断面形状が扁平とされたフィルム状の帯材(扁平糸)や、芯部25aに比して断面積が小寸の線材を用いることができる。ここで鞘部25bの扁平性は、芯部25aにスパイラル状に巻装可能である限り特に限定しないが、例えば幅寸法/厚み寸法が示す断面アスペクト比を1.5以上に設定することで、芯部25aに対して鞘部25bが安定的に巻装されてカバリング材24aの構造を安定化することができる。また鞘部25bの素材として、芯部25aで例示した各種の糸材を用いることができ、さらに糸材に着色や金属蒸着やメッキ処理を施して鞘部25bの加飾性を高めることもできる。
そしてカバリング材24aの加飾性を考慮して、図6に示すように芯部25aを部分的に露出させながら鞘部25bを巻装することができ、また芯部25aを覆い隠すように鞘部25bを巻装することもできる。芯部25aに対する鞘部25bの撚り回数は特に限定しない。またカバリング材24a中の鞘部25bの数も特に限定しない。例えば図6に示すように鞘部25bをシングルカバリングすることで、カバリング材24aの部品点数を抑えて製造コスト等を低減できる。また加飾性を高めた複数の鞘部25bを芯部25aに巻装することで、カバリング材24aの加飾性を高めることもできる。例えば一対の鞘部25bをダブルカバリングする場合、一方の鞘部25bをZ撚りにて芯部25aに巻装するとともに、他方の鞘部25bをS撚りにて芯部25aに巻装することが望ましい。このように一対の鞘部25bのカバリング方向を異ならせることで、カバリング材24aの構造を安定化しつつ加飾性を高めることができる。
[シートカバーの形成及び被覆作業]
図1及び図2を参照して、複数の表皮ピースを縫合してシートカバー6Sを形成する。このとき例えば図2を参照して、第三表皮ピースSP3と第四表皮ピースSP4を重ね合わせながら、これらの縫い代部MS3,MS4の間に左側の玉縁10Aの脚部11を介装する。この状態で両表皮ピースの縫い代部MS3,MS4同士を縫合することで、第三表皮ピースSP3と第四表皮ピースSP4を縫合しつつ、これらの間に玉縁10Aを共縫いして取付けることができる。そして両表皮ピースSP3,SP4を、両縫い代部MS3,MS4を基点として面状となるように展開させる。こうすることで玉縁10Aの玉縁部10aを、各縫い代部MS3,MS4においてシートカバー6Sの意匠面をなす表面から突出させて外部に露出させておくことができる。また同様の手順にて第五表皮ピースSP5と第六表皮ピースSP6に右側の玉縁10Bを配設することができる。つぎにシートカバー6Sを裏返したのち、この裏返されたシートカバー6Sを、シートパッド6Pに被せながら徐々に元に戻していく。こうしてシートカバー6Sでシートパッド6Pを被覆することで乗員の着座が可能となり、さらにシートカバー6Sの左右の外縁に、対応する玉縁10A,10Bを配置することができる。
[乗物用シートにおける玉縁の挙動]
そして上述の構成においては、シートカバー6Sの被覆作業時や乗員の着座時等に、シートカバー6Sに外力がかかるなどして各玉縁10A等の玉縁部10a等が曲がり変形することがある。このとき図2を参照して、芯材12が、玉縁部10a等の曲がり変形に追従できず玉縁部10a等から剥離することで、シートの見栄えが悪化することが懸念されていた。すなわち芯材12が剥離した部分においては、玉縁部10a等と芯材12の間に空気層が形成される。この空気層は、典型的に玉縁部10a等に比して屈折率が小さく光が反射されやすいため、剥離した芯材12の周りが白く見える(白化する)などして見栄えが悪くなる。
そこで本実施形態では、芯材12を構成する諸撚材20が、図4を参照して、各玉縁部10a等に埋設状に一体化されている。この諸撚材20は、複数の片撚材22a〜22cが撚り合わされてなるとともに、その最小単位として図5に示す各カバリング材24a〜24eを有している。これら各カバリング材24a等では、図6を参照して、芯部25aの周囲にスパイラル状に鞘部25bが配置されている。そして鞘部25bが、芯部25aよりも扁平な断面形状を備えていることで、各カバリング材24a等の構造を安定化しつつその外周側を凹凸状としている。さらに各片撚材22a〜22cでは、図5を参照して、複数のカバリング材24a〜24eが撚り合わされることで外周側の凹凸度合いが高められている。そして図4を参照して、諸撚材20においては、複数の片撚材22a〜22cが撚り合わされることで外周側の凹凸度合いが更に高められている。こうして諸撚材20である芯材12の外周側が極端に凹凸状とされ、この凹凸状の部分が各玉縁部10a等に埋設されてアンカーとして機能することで、各玉縁部10a等に対する芯材12の剥離を好適に回避できる。このため本実施形態においては、玉縁部10a等が過度に曲がり変形したとしても、芯材12の有するアンカー効果によって、玉縁部10aに対する芯材12の剥離が極力回避されるため、各玉縁部10a等の見栄えが好適に維持されることとなる。
以上説明したとおり本実施形態によれば、各玉縁部10a〜10dの曲がり変形時において、各玉縁部10a〜10dからの芯材12の剥離を極力回避することができる。特に本実施形態では、各玉縁部10a〜10dが比較的曲がり変形しやすいシートカバー6Sにおいても、各玉縁部10a〜10dからの芯材12の剥離を極力回避できる。
<実施形態2>
実施形態2では、実施形態1の構成部材とほぼ同一の基本構成を備える構成については、対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。本実施形態では、図7を参照して、乗物としての車両(図示省略)において、乗物内装品としてのドアトリム部30の表皮30Sに本発明を適用した例を説明する。このドアトリム部30は、正面視で略矩形とされたボード状の部材であり、車両ボデー側のドアインナパネル(図示省略)に対して車室内側(図7の紙面手前側)から取付けられる。そしてドアトリム部30は、本体部32と、この本体部32の車室内側に配設されたオーナメント部34及びアームレスト部36を有している。オーナメント部34は、前後方向に長尺な略矩形の部材で構成されており、本体部32の上部側に配設されている。なおオーナメント部34の前部の下部側は、本体部32に対して段差状となるように凹んでいる。またアームレスト部36は、車室内に突出する前後に長尺な略直方体状の部材であり、オーナメント部34の後部下方に配設されている。
またドアトリム部30の車室内側は表皮30Sにて被覆されており、この表皮30Sには、三対の玉縁(上側玉縁10E,前側玉縁10F,後側玉縁10G)が設けられている。そして実施形態1と同様に、上側玉縁10Eは上側玉縁部10eを備え、前側玉縁10Fは前側玉縁部10fを備え、後側玉縁10Gは後側玉縁部10gを備えている。ここでドアトリム部30の表皮30Sは、オーナメント部34及びアームレスト部36を覆う表皮ピースSP7〜SP11を有しており、隣り合う表皮ピース同士が互いの縫い代部で縫合されている(なお本実施形態では、特定の表皮ピースにのみ特定の符号を付し、その他の表皮ピースは符号30Sを付す)。
そして上側玉縁10Eの上側玉縁部10eは、図7を参照して、上下方向におけるオーナメント部34の中央を前後に横断して配置されている。この上側玉縁部10eは、図8を参照して、オーナメント部34の上部を覆う上部表皮ピースSP7と、オーナメント部34の下部を覆う下部表皮ピースSP8の間に配設されている。また前側玉縁10Fの前側玉縁部10fは、図7を参照して、上側玉縁部10eの前部下方に配置されている。この前側玉縁部10fは、オーナメント部34の前部側を前後に横断して配置されており、その後側で車室側に向けて湾曲している。そして前側玉縁部10fは、図9を参照して、オーナメント部34の下部を覆う下部表皮ピースSP8と、オーナメント部34の前部下面を覆う下面表皮ピースSP9の間に配設されている。また後側玉縁10Gの後側玉縁部10gは、図7を参照して、アームレスト部36の車室側の上縁に沿って配置されており、前側で下方に向けて湾曲しているとともに後側で車室外側に向けて湾曲している。この後側玉縁部10gは、図10を参照して、アームレスト部36の上面を覆う上面表皮ピースSP10と、アームレスト部36の側面を覆う側面表皮ピースSP11の間に配設されている。このように本実施形態においては、複数の玉縁部10f〜10gが、ドアトリム部30の意匠性向上のためにその適所に配置されている。そして前側玉縁部10fと後側玉縁部10gは、オーナメント部34又はアームレスト部36の外形形状に応じて適宜湾曲している。そして本実施形態においては、各玉縁部10f,10gからの芯材12の剥離を極力回避する構成のため、各玉縁部10f,10gの見栄えを極力損なうことなく、対応する部材に応じた適切な湾曲形状で配設できる。
<変形例>
ここで玉縁部の構成(形状,寸法,配置位置など)は適宜変更可能である。例えば変形例1のドアトリム部30Aは、図11を参照して、実施形態2のドアトリム部30と同様に、表皮31Sと、本体部32Aと、オーナメント部34Aと、アームレスト部36Aを有している。そしてこのドアトリム部30Aにおいては、正面視で略逆U字状とされた大型の玉縁10Hが、オーナメント部34Aの前辺と上辺と後辺に沿って配設されている。この大型の玉縁10Hは、大型の玉縁部10hを有しており、大型の玉縁部10hは、オーナメント部34Aの前辺と上辺の角部と、上辺と後辺の角部でそれぞれ屈曲している。そして大型の玉縁部10hは、図12を参照して、図11に示す本体部32Aの上縁を覆う上縁表皮ピースSP12と、オーナメント部34Aを覆う表皮ピースSP13の間に配設されている。そして本変形例においても、大型の玉縁部10hの見栄えを極力損なうことなく、対応する部材に応じた適切な屈曲形状で配設できる。
[試験例]
以下、本実施形態を試験例に基づいて説明するが、本発明は試験例に限定されない。なお後述の[表1]に、実施例1のカバリング材(芯部,鞘部)の詳細を示し、[表2]に、実施例1〜実施例4の芯材の詳細を示す。
[表1]を参照して、実施例1のカバリング材では、芯部として、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の糸材(83dtex)を使用した。また鞘部として、PET製の扁平糸(幅寸法0.25mm×厚み寸法6〜25μm)を使用した。
そして[表2]を参照して、丸撚り装置を用いて、芯部に対して単数の鞘部をスパイラル状に巻装したのち熱セットを行うことでカバリング材(Z撚り)を作製した。つぎにリング撚糸装置を用いて、5本のカバリング材を撚り合わせて片撚材(S撚り)を作製した。そしてリング撚糸装置を用いて、3本の片撚材を撚り合わせたのち熱セットを行うことで諸撚材(Z撚り)を作製し、この諸撚材を芯材に使用した。そしてポリウレタンを素材として、断面円形の玉縁部(φ3mm、屈折率約1.5)を押出成形にて作製しつつ、その内部に芯材を埋設状に一体化した。
[実施例2〜実施例4]
また[表2]を参照して、実施例2では、実施例1の8本のカバリング材を撚り合わせた片撚材を作成し、さらに片撚材を3本撚り合わせた諸撚材を芯材として使用し、その他の条件は、実施例1と同一に設定した。また実施例3では、実施例1の片撚材を芯材として使用し、その他の条件は、実施例1と同一に設定した。また実施例4では、実施例2の片撚材を芯材として使用し、その他の条件は、実施例1と同一に設定した。
[比較例1、比較例2]
比較例1では、芯材として縫製用のPET仮撚糸を使用し、その他の条件は、実施例1と同一に設定した。また比較例2では、芯材として別の縫製用のPET仮撚糸を使用し、その他の条件は、実施例1と同一に設定した。
[玉縁部の白化評価試験]
玉縁部を180°に折り曲げたのち、玉縁部を通して芯材の様子を目視で確認した。そして白化を確認できなかった場合には「◎」、うっすらと白化したように見られた場合には「○」、白化をはっきりと確認できた場合には「×」と評価した。
Figure 0006690972
Figure 0006690972
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[結果及び考察]
[表3]を参照して、比較例1及び2では玉縁部の白化がはっきり確認できた。これとは異なり実施例1〜実施例4では玉縁部の白化が確認できなかった。この結果は、芯材の外周側が凹凸状とされており、この凹凸状の部分がアンカーとして機能することで、玉縁部に対する芯材の剥離を極力回避できたためと考えられる。このため本実施例によれば、玉縁部の曲がり変形時において、玉縁部に対する芯材の剥離を極力回避できることがわかった。また実施例1及び3の玉縁部においては、玉縁部をどの角度から見ても芯材が似通った外観を呈しており、見栄えが良いことが分かった。これは芯材としての諸撚材において、3本以上の片撚材が撚り合わされているためと考えられる。
本実施形態の玉縁及び乗物内装品は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、玉縁10A〜10Hの構成(形状,寸法,配設位置,配設数など)を例示したが、玉縁の構成を限定する趣旨ではない。例えば玉縁部の断面形状は、略円形のほか、楕円形や多角形状等の各種形状を取り得る。また玉縁部は、意匠面から突出して配置されていてもよく、意匠面に埋め込み状に露出していてもよい。例えば玉縁部を埋め込み状とする場合には、意匠面から突出させないように隣り合う表皮ピースの間に玉縁部を挟み込み状に配設しておく。また玉縁部の着色領域と無着色領域の範囲や位置は適宜変更可能であり、玉縁部を全て無着色領域とすることもできる。そして芯材が発光する構成では、発光状態の芯材の存在を確認可能であるならば玉縁部が不透明であってもよく、例えば玉縁部を全て着色領域とすることができる。またシートカバーに対する玉縁部の取付け手法は、縫合のほか、接着や融着、ファスナなどの各種手法を取り得る。
また乗物用シートにおいては、玉縁を、天板サイド部や天板メイン部やカマチ部や裏面の適宜の位置に配置することができる。例えば天板メイン部に玉縁を配置する場合には、図1に示す第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2の間に玉縁を配置して、この玉縁を、シート幅方向に延長しておく。このような場合には、乗員が着座した際の押圧により、天板メイン部を覆うシートカバーが凹むように撓むことで玉縁部が曲がり変形することとなる。
また本実施形態では、芯材12の構成(形状,寸法,配設位置,配設数)を例示したが、芯材の構成を限定する趣旨ではない。例えば芯材は、カバリング材や片撚材で構成することができる。カバリング材や片撚材で芯材を構成する場合には、単数のカバリング材や片撚材を用いることができ、また複数のカバリング材や片撚材を引き揃えて用いることができる。また芯部に対して、鞘部としての樹脂層をスパイラル状に設けることもできる。
また本実施形態では、乗物内装品として、乗物用シートやドア部を例示したが、乗物内装品の種類を限定する趣旨ではない。乗物内装品は、乗物室内に配置され且つ表皮を備えた部材であればよく、インストルメントパネルや天井部やコンソールなどの各種部材を例示できる。また乗物用シートにおいては、シートクッションやシートバックのほか、ヘッドレストやアームレスト等の各種シート構成部材のシートカバーに本実施形態の構成を適用できる。そして乗物内装品に応じて、表皮の構成を適宜変更することができ、さらに玉縁の配置位置も適宜変更することができる。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物に搭載される乗物内装品に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F シートフレーム
6P シートパッド
6a 天板メイン部
6b 天板サイド部
6c カマチ部
6S シートカバー
SP1〜SP13 表皮ピース
MS3,MS4 縫い代部
SEW 縫合線
6SP パッド材
10A〜10H 玉縁
10a〜10h 玉縁部
11 脚部
11a 切欠き部
12 芯材
20 諸撚材
22a〜22c 片撚材
24a〜24e カバリング材
25a 芯部
25b 鞘部
30 ドアトリム部
30S ドアトリム部の表皮
32 本体部
34 オーナメント部
36 アームレスト部
A1 玉縁部の着色領域
A2 玉縁部の無着色領域

Claims (4)

  1. 可撓性を備えた線状の玉縁部を備え、前記玉縁部が、前記玉縁部に埋設状に一体化されている線状の芯材を有するとともに、前記芯材の存在が前記玉縁部を通して目視で確認可能である玉縁において、
    前記芯材が、前記玉縁部の延びる方向に長尺な芯部と前記芯部の周りにスパイラル状に巻装されている鞘部とを有するカバリング材を備えるとともに、前記鞘部が、前記芯部とは異なる断面形状を備え、
    前記芯材が、複数の前記カバリング材が一方向に撚り合わされた状態とされている片撚材を有するとともに、複数の前記片撚材が一方向とは逆向きに撚り合わされた状態とされている諸撚材で構成されている玉縁。
  2. 記鞘部が、前記芯部よりも扁平な断面形状を備えている請求項1に記載の玉縁。
  3. 意匠面をなす表皮と、前記意匠面から露出している請求項1又は2に記載の玉縁とを備える乗物内装品
  4. 前記乗物内装品が乗物用シートであるとともに、前記表皮としてのシートカバーが、シート外形をなすシートパッドに被覆されている請求項3に記載の乗物内装品。
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