JP6689183B2 - 状態推定装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図6は、ローレンツプロットにおけるLおよびTの一例を示す図である。
表2に示した、CVI、CSIで説明されるローレンツプロットにおけるL,Tは以下の式から算出される。
L:ローレンツプロットのy=x軸上での標準偏差の4倍で表される長軸成分 …式(1)
T:ローレンツプロットのy=−x軸上での標準偏差の4倍で表される短軸成分 …式(2)
表1、表2に記載した特徴量は、解析対象となるすべてのデータが、正常に計測された瞬時心拍のデータであること、すなわち、異常計測R波は少なくとも除外できていることを前提としている。
一実施形態では、瞬時心拍を構成する二つのR波の電位情報に基づいて計測状態を評価および分類し、算出対象となる心拍特徴量の特性を踏まえて、特徴量算出に用いる瞬時心拍を選択することで、計測異常に由来する心拍特徴量の精度低下の低減を図る。なお、瞬時心拍の評価においては、電位情報に加えて、従来の時間情報を考慮してもよい。
図1は、本発明の実施形態における状態推定装置の構成例を示す図である。図1に示す状態推定装置10は、心電図計測部11および状態推定部12を備える。一例として、状態推定装置10は、心電図計測部11を被験者(ユーザ)に装着可能なウェアラブルデバイスとし、状態推定部12をスマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ(PC)などのコンピュータデバイスとしたシステムにより実現される。例えば、コンピュータデバイスは、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、プロセッサに接続されるメモリと、心電図計測部11と(例えば無線で)通信するための通信インタフェースと、を備える。なお、状態推定装置10の実現形態は、この例に限定されるものではない。例えば、状態推定装置10は1つのデバイスとして実現されてもよい。また、心電図計測部11は状態推定装置10の外部に設けられてもよい。言い換えると、状態推定装置10は、心電図計測部11に相当する外部の心電計測装置から被験者の心電を計測した結果を取得してもよい。
R波抽出部121、R波関連情報記録部122、瞬時心拍算出部123、瞬時心拍記録部124、瞬時心拍評価部125、瞬時心拍再計算部126、瞬時心拍分類部127、瞬時心拍分類基準記録部128、心拍特徴量関連情報記録部130の機能は、例えば、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、これらの機能の一部または全部は、特定用途向け集積回路(ASIC)などの回路によって実現されてもよい。
瞬時心拍再計算部126は、瞬時心拍評価部125による評価の結果に基づき、計測異常R波を含む瞬時心拍を再計算する。瞬時心拍再計算部126による具体的な処理については、後述する動作例で述べる。
本実施形態では、以下の表3に示すように、表1、表2に示した各心拍特徴量を3種類のクラス(クラスA、クラスB、クラスC)に分類し、瞬時心拍選択部129で各心拍特徴量のクラスに対応する瞬時心拍を選択する場合について述べる。なお、本実施形態では、計測異常R波を区別するため、R波の計測状態として、(1)正常計測状態および(2)アーチファクトの二種類を仮定する。これらの区別を行うため、R波抽出部121は、R波関連情報記録部122にR波の電位情報を記録する。表3に示すように、クラスBに該当する瞬時心拍はクラスAに該当する瞬時心拍を含み、クラスCに該当する瞬時心拍はクラスA,Bに該当する瞬時心拍を含む。
心電図計測部11は、最低でも2極の電極によって心電図の計測を行う(S1)。
R波抽出部121は、心電図計測部11で計測した心電図からR波を抽出する。R波抽出部121は、抽出した各R波の電位情報をR波関連情報記録部122に保存する。
本実施形態では、瞬時心拍評価部125の内部メモリは、以下の表4に記載される、R波の計測状態の評価基準を記憶しており、瞬時心拍評価部125は、この評価基準を用い、R波関連情報記録部122に保存した情報で示されるR波の電位が3.5mV以上である場合に、当該R波の計測状態がアーチファクトであると判別する(S3)。なお、同等の判別が行えるのであれば別の評価基準を用いても良い。例えば、瞬時心拍評価部125は、心電図の統計情報に基づいて異常判別を行い、当該異常判別の結果と計測したR波の情報とを組み合わせた情報に基づいて瞬時心拍を評価しても良い。
次に、瞬時心拍評価部125は、各R波について判別した計測状態に基づき、隣接する2つのR波から構成される瞬時心拍を評価する(S5)。正常計測状態、アーチファクトの2種類の計測状態を考慮する場合、瞬時心拍を構成するR波の計測状態の組み合わせは、表4に示す正常計測状態およびアーチファクトのいずれかとなる。
クラスB:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」である瞬時心拍、および「状態の詳細」が「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」である瞬時心拍(表5に示す#1,#2,#3のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)
クラスC:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」である瞬時心拍、「状態の詳細」が「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」である瞬時心拍、および「状態の詳細」が「2つともアーチファクト」である瞬時心拍(表5に示す#1,#2,#3,#4のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)(時間情報が正常である、すべての瞬時心拍)
つまり、表5に示す#1に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、B、Cのすべてに分類され、表5に示す#2、#3に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスB、Cの双方に分類され、表5に示す#4に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスCのみに分類される。
同様に、後続処理が使用する特徴量がSDNNである場合は、瞬時心拍選択部129は、表3に示す条件を参照し、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうち、クラスBに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1、#2、#3のいずれかに対応する瞬時心拍の全て)を選択して後続処理に渡す。
また、後続処理が使用する特徴量がHRVLF/HFである場合は、瞬時心拍選択部129は、表3に示す条件を参照し、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうち、クラスAに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1に対応する瞬時心拍のみ)を選択して後続処理に渡す。
表3では、クラスがクラスA、B、Cの3種類である場合の例を示したが、これに限らず、例えば、表1、表2に示した各心拍特徴量を、(1)瞬時心拍が計測異常R波を含まない場合と、(2)瞬時心拍が計測異常R波を含む場合との2種類のクラスに分類し、瞬時心拍選択部129で各心拍特徴量の種別に応じた所定のクラスに対応する瞬時心拍を選択するようにしてもよい。この場合の瞬時心拍分類部127や瞬時心拍選択部129の処理については、例えば、表3に示したクラスB、Cが一まとめのクラスであり、表5に示した通し番号#2〜4に対応した状態が一まとめの状態であるとして読み替えることで実施することができる。
上記の例では、後続処理が使用する特徴量の種別に応じた選択が3通りであるが、以下のように、後続処理が使用する特徴量の種別に応じた選択が2通りであってもよい。
次に、正常計測状態およびアーチファクトに加えてノイズを考慮する場合の各種処理について説明する。
ここでは、瞬時心拍評価部125の内部メモリは、以下の表6に記載される、R波の計測状態の評価基準を記憶しており、瞬時心拍評価部125は、この評価基準を用い、R波関連情報記録部122に保存した情報で示されるR波の電位が3.5mV以上である場合に、当該R波の計測状態がアーチファクトであると判別する。
ノイズを考慮する場合、瞬時心拍評価部125は、以下の表7に示すように、2つのR波の計測結果の判別結果(正常計測状態、ノイズ、アーチファクト)が区別できるような形式で評価結果を内部メモリに保存する。本実施形態では、保存形式は特に指定しない。
次に、ノイズを考慮した場合の、瞬時心拍分類部127による分類、および瞬時心拍選択部129による選択の第1の例を説明する。
瞬時心拍分類部127は、表7における#1〜#9に対応するとして評価された瞬時心拍を、瞬時心拍分類基準記録部128で規定されるクラス(以下の表8参照)に分類する。
クラスB:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、および「2つともノイズ」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#4のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)
クラスC:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、「2つともノイズ」、「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」、「片方はノイズ、他方はアーチファクト」および「2つともアーチファクト」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#9のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)(時間情報が正常である、すべての瞬時心拍)
つまり、表7に示す#1に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、B、Cのすべてに分類され、表7に示す#2〜#4に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、Bの双方に分類され、表7に示す#5〜#9に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスCのみに分類される。
例えば、後続処理が使用する特徴量がpNN50,CVI,CSI,HRVLF,HRVHF,HRVLF/HF,HRVHF/(LF+HF)(上記のグループ「特徴量α」に属する)である場合、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうち、クラスAに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1に対応する瞬時心拍のみ)を選択して後続処理に渡す。
後続処理が使用する特徴量が平均心拍数である場合、瞬時心拍選択部129は、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうちクラスCに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1〜#9のいずれかに対応する瞬時心拍の全て)を選択して後続処理に渡す。
次に、ノイズを考慮した場合の、瞬時心拍分類部127による選択、および瞬時心拍選択部129による選択の第2の例を説明する。
瞬時心拍分類部127は、表7における#1〜#9に対応するとして評価された瞬時心拍を、瞬時心拍分類基準記録部128で規定されるクラス(以下の表9参照)に分類する。
クラスB:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、「2つともノイズ」、「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」、および「片方はノイズ、他方はアーチファクト」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#8のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)
クラスC:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、「2つともノイズ」、「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」、「片方はノイズ、他方はアーチファクト」および「2つともアーチファクト」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#9のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)(時間情報が正常である、すべての瞬時心拍)
つまり、表7に示す#1に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、B、Cのすべてに分類され、表7に示す#2〜#8に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、Bの双方に分類され、表7に示す#9に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスCのみに分類される。
後続処理が使用する特徴量がpNN50,CVI,CSI,HRVLF,HRVHF,HRVLF/HF,HRVHF/(LF+HF)(上記のグループ「特徴量α」に属する)である場合、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうち、クラスAに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1に対応する瞬時心拍のみ)を選択して後続処理に渡す。
後続処理が使用する特徴量が平均心拍数である場合、瞬時心拍選択部129は、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうちクラスCに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1〜#9のいずれかに対応する瞬時心拍の全て)を選択して後続処理に渡す。
次に、ノイズを考慮した場合の、瞬時心拍分類部127による選択、および瞬時心拍選択部129による選択の第3の例を説明する。
瞬時心拍分類部127は、表7における#1〜#9に対応するとして評価された瞬時心拍を、瞬時心拍分類基準記録部128で規定されるクラス(以下の表10参照)に分類する。
クラスB:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、「2つともノイズ」、「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」、および「片方はノイズ、他方はアーチファクト」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#8のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)
クラスC:「状態の詳細」が「2つとも正常計測状態」、「片方は正常計測状態、他方はノイズ」、「2つともノイズ」、「片方は正常計測状態、他方はアーチファクト」、「片方はノイズ、他方はアーチファクト」および「2つともアーチファクト」のいずれかである瞬時心拍(表7に示す#1〜#9のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍)(時間情報が正常である、すべての瞬時心拍)(上記の第2の例と同じ)
つまり、表7に示す#1〜#4に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、B、Cのすべてに分類され、表7に示す#5〜#8に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスA、Bの双方に分類され、表7に示す#9に該当すると評価された瞬時心拍は、クラスCのみに分類される。
後続処理が使用する特徴量がpNN50,CVI,CSI,HRVLF,HRVHF,HRVLF/HF,HRVHF/(LF+HF)(上記のグループ「特徴量α」に属する)である場合、評価されたそれぞれの瞬時心拍のうち、クラスAに分類された瞬時心拍(つまり、評価された計測状態が#1〜#4に対応する瞬時心拍)を選択して後続処理に渡す。
以上が基本的な処理であるが、S3とS4との間に、以下の処理を含めても良い。
具体的には、瞬時心拍再計算部126は、瞬時心拍評価部125による評価の結果に基づいて瞬時心拍の再計算を行う。図3は本発明の実施形態における状態推定装置による瞬時心拍再計算の一例を示す図である。
具体的には、瞬時心拍再計算部126は、表5で示す#2、#3および#4のいずれかに該当すると評価された瞬時心拍を構成する、隣接する2つのR波における、アーチファクトとして判別されたR波を棄却し、残りの正常計測状態と判別されたR波のみを用いて、隣接する2つのR波である瞬時心拍を構成する。
これに対し、瞬時心拍再計算部126は、R波番号「3」、「5」、「6」、「7」の「A」と判別されたR波を棄却し、残りのR波番号「1」、「2」、「4」、「8」、「9」の「R」と判別されたR波を用いて、1つ目の瞬時心拍(隣接する、R波番号「1」、「2」に対応する2つのR波で構成)、2つ目の瞬時心拍(隣接する、R波番号「2」、「4」に対応する2つのR波で構成)、3つ目の瞬時心拍(隣接する、R波番号「4」、「8」に対応する2つのR波で構成)、4つ目の瞬時心拍(隣接する、R波番号「8」、「9」に対応する2つのR波で構成)を構成する。
これら再計算後の、瞬時心拍評価部125による、瞬時心拍の計測状態の評価は、表5に示す「#1(2つとも正常計測状態)」のみとなる。
本発明の実施形態における状態推定装置は、瞬時心拍を構成する二つのR波の電位情報に基づいてR波の計測状態を評価および分類し、後続処理で算出対象となる心拍特徴量の特性に基づいて、分類した瞬時心拍のなかから当該特徴量の算出に用いる瞬時心拍を選択する。これにより、計測異常に由来する心拍特徴量の精度低下を低減することが可能となる。
さらに、瞬時心拍再計算部126により、瞬時心拍を構成する2つのR波の情報に基づき、計測異常と考えられる異常な瞬時心拍を棄却することで、すべての心拍特徴量の計算で同等の精度を担保することも可能となる。
Claims (8)
- 被験者の心電を計測する心電計測手段から出力される信号に基づいて心電のR波を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した、時系列で隣接する2つのR波の間隔である瞬時心拍を算出する算出手段と、
前記抽出手段により抽出した、前記隣接する2つのR波のそれぞれの計測状態が正常であるか否かに応じて、当該R波の間隔である、前記算出手段により算出した瞬時心拍の計測状態を評価する評価手段と、
前記評価手段により評価した瞬時心拍を、当該評価の種別に応じて、心拍特徴量の種別に応じた複数種類のクラスのいずれかに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された各クラスの瞬時心拍のうち、所望の種別の心拍特徴量が対応するクラスに分類された瞬時心拍を選択する選択手段とを備える状態推定装置。 - 前記R波の計測状態は、前記R波の第1の計測状態および前記R波の第2の計測状態を含み、
前記R波の第1の計測状態は、当該R波の電位が条件を満たす大きさとなる異常計測状態であり、
前記R波の第2の計測状態は、当該R波の電位が前記条件を満たす大きさとならない正常計測状態である請求項1に記載の状態推定装置。 - 前記瞬時心拍の計測状態は、前記瞬時心拍の第1の計測状態、および前記瞬時心拍の第2の計測状態を含み、
前記瞬時心拍の前記第1の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方および他方のR波の計測状態がいずれも前記正常計測状態であることを示し、
前記瞬時心拍の前記第2の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する第1のR波の計測状態および前記構成する第2のR波の計測状態の少なくとも一方が前記異常計測状態であることを示し、
前記クラスは、第1のクラス、および第2のクラスを含み、
前記分類手段は、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第1のクラスに分類し、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍、および、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第2の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第2のクラスに分類し、
前記選択手段は、
前記分類手段により分類された各クラスの瞬時心拍のうち、前記心拍特徴量の所望の種別が第1の種別であるときに、前記第1のクラスに分類された瞬時心拍を選択し、前記心拍特徴量の所望の種別が第2の種別であるときに、前記第2のクラスに分類された瞬時心拍を選択する請求項2に記載の状態推定装置。 - 前記瞬時心拍の計測状態は、前記瞬時心拍の第1の計測状態、前記瞬時心拍の第2の計測状態、および前記瞬時心拍の第3の計測状態を含み、
前記瞬時心拍の前記第1の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方および他方のR波の計測状態がいずれも前記正常計測状態であることを示し、
前記瞬時心拍の前記第2の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方のR波の計測状態が前記正常計測状態で、他方の計測状態が前記異常計測状態であることを示し、
前記瞬時心拍の前記第3の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方および他方のR波の計測状態がいずれも前記異常計測状態であることを示し、
前記クラスは、第1のクラス、第2のクラス、および第3のクラスを含み、
前記分類手段は、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第1のクラスに分類し、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍、および、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第2の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第2のクラスに分類し、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第2の計測状態にあると評価した瞬時心拍、および、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第3の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第3のクラスに分類し、
前記選択手段は、
前記分類手段により分類された各クラスの瞬時心拍のうち、前記心拍特徴量の所望の種別が第1の種別であるときに、前記第1のクラスに分類された瞬時心拍を選択し、前記心拍特徴量の所望の種別が第2の種別であるときに、前記第2のクラスに分類された瞬時心拍を選択し、前記心拍特徴量の所望の種別が第3の種別であるときに、前記第3のクラスに分類された瞬時心拍を選択する請求項2に記載の状態推定装置。 - 前記R波の計測状態は、前記R波の第1の計測状態、前記R波の第2の計測状態、および前記R波の第3の計測状態を含み、
前記R波の第1の計測状態は、当該R波の電位が条件を満たす大きさとなる異常計測状態であり、
前記R波の第2の計測状態は、当該R波の電位が前記条件を満たす大きさとならない一方で、前記R波の電位の基線の動揺が条件を満たす大きさとなるノイズであり、
前記R波の第3の計測状態は、前記異常計測状態および前記ノイズに該当しない正常計測状態であり、
前記瞬時心拍の計測状態は、前記瞬時心拍の第1の計測状態、前記瞬時心拍の第2の計測状態、および、前記瞬時心拍の第3の計測状態を含み、
前記瞬時心拍の前記第1の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方のR波の計測状態および他方のR波の計測状態の組み合わせが、第1の条件を満たす組み合わせであることを示し、
前記瞬時心拍の前記第2の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方のR波の計測状態および他方のR波の計測状態の組み合わせが、第2の条件を満たす組み合わせであることを示し、
前記瞬時心拍の前記第3の計測状態は、当該瞬時心拍を構成する一方のR波の計測状態および他方のR波の計測状態の組み合わせが、第3の条件を満たす組み合わせであることを示し、
前記クラスは、第1のクラス、第2のクラス、および第3のクラスを含み、
前記分類手段は、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第1のクラスに分類し、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍、および前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第2の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第2のクラスに分類し、
前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第1の計測状態にあると評価した瞬時心拍、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第2の計測状態にあると評価した瞬時心拍、および、前記評価手段により前記瞬時心拍の前記第3の計測状態にあると評価した瞬時心拍を前記第3のクラスに分類し、
前記選択手段は、
前記分類手段により分類された各クラスの瞬時心拍のうち、前記心拍特徴量の所望の種別が第1の種別であるときに、前記第1のクラスに分類された瞬時心拍を選択し、前記心拍特徴量の所望の種別が第2の種別であるときに、前記第2のクラスに分類された瞬時心拍を選択し、前記心拍特徴量の所望の種別が第3の種別であるときに、前記第3のクラスに分類された瞬時心拍を選択する請求項1に記載の状態推定装置。 - 前記評価手段は、
前記抽出手段により抽出した、時系列で隣接する2つのR波から、前記評価手段により前記異常計測状態にあると判別したR波を棄却した状態で、前記正常計測状態と判別されたR波の間隔である瞬時心拍の計測状態を評価する請求項2に記載の状態推定装置。 - 装置に適用される方法であって、
被験者の心電を計測する心電計測手段から出力される信号に基づいて心電のR波を抽出し、
前記抽出した、時系列で隣接する2つのR波の間隔である瞬時心拍を算出し、
前記抽出した、前記隣接する2つのR波のそれぞれの計測状態が正常であるか否かに応じて、当該R波の間隔である、前記算出した瞬時心拍の計測状態を評価し、
前記評価した瞬時心拍を、当該評価の種別に応じて、心拍特徴量の種別に応じた複数種類のクラスいずれかに分類し、
前記分類された各クラスの瞬時心拍のうち、所望の種別の心拍特徴量が対応するクラスに分類された瞬時心拍を選択する状態推定方法。 - 請求項1に記載の状態推定装置の一部分として動作するコンピュータに用いられるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記抽出手段、前記算出手段、前記評価手段、前記分類手段、および前記選択手段
として機能させるための状態推定処理プログラム。
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