JP6689137B2 - 鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット - Google Patents

鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットに関するものであり、特に、ボールコックの本体から離間した位置において、ボールコックの開閉操作を行うための操作ユニットに関するものである。
鉄道車両の床下には、動作部の動力源となる高圧空気等の流体を供給するための配管が設けられている。そして、この床下配管には、適宜、流体を流通させ又は流体の流通を止めるためのボールコック(例えば、特許文献1参照)が、必要に応じて一つないし複数組み込まれている。
このボールコック100(図7参照)は、弁体として、配管パイプの内径と同径の貫通孔を有するボールがボディ内部に配置されており、このボールとボディ外部に配置された操作レバー100bとが、ステム100aによって連結された構造を有している。そして、操作レバー100bを90°回転させ、配管パイプとボールの貫通孔との位相を変化させることで、ボールコック100の流路は全開ないし閉止状態となる。ボールコックの開閉操作は、通常は作業者の手作業により行われるものであり、操作性を考慮して、作業者が床下に潜り込むことなく開閉操作ができるように、車両の妻面ないし側面の近傍に、かつ、作業者の手が容易に届く位置に配置されている。
特開平10−273040号公報
ところで、鉄道車両の床下には、車両各部の動作や制御に係る複数の機器が設置されており、床下配管は、これらの床下設置物を避けるようにして配置されている。図7には、鉄道車両の床下配管101のレイアウトの一例を、便宜上、床下設置物を省略して模式的に示している。図7に例示される床下配管101は、高圧空気の供給源につながる元配管103から密着連結器へ向かう配管107に、ボールコック100が配置されている。密着連結器へ向かう配管107は、ボールコック100を作業者の手が容易に届く位置に配置するために、複数の継手102と複数の直管104とを組み合わせて、先頭妻該罫線Fの近傍へと導くように、配管構成がなされている。従って、必要な継手102及び直管104の数の増加や、これらの接続に要する作業工数の増加は不可避となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ボールコックの開閉操作を作業者の操作性に優れた位置において行うことを可能としつつ、鉄道車両の床下配管を構成するための継手及び直管の数の増加を防ぐことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)鉄道車両の床下配管に組み込まれたボールコックの操作ユニットであって、前記ボールコックのステムに装着され該ステムを回転駆動するステム装着部と、該ステム装着部を介して前記ステムを回転操作する操作部とを含み、前記ステム装着部は、前記ステムと一体に回転可能に連結される連結部を備え、前記操作部は、前記ステム装着部とは離間した位置において、回転可能に配置される操作ハンドルと、該操作ハンドルの回転動作を前記ステム装着部の連結部に伝達する動作伝達部とを備え、該動作伝達部は、線状部材であって、鉄道車両の床下設置物と干渉することなく、その一端部が前記連結部に、他端部が前記操作ハンドルに接続されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、床下配管に組み込まれたボールコックのステムが、ステムに装着されたステム装着部の、ステムと一体に回転可能に連結される連結部を介して、操作部により回転操作されるものである。この際、操作部の、ステム装着部とは離間した位置において回転可能に配置された操作ハンドルの回転動作が、動作伝達部によってステム装着部の連結部に伝達される。
(2)上記(1)項において、前記ステム装着部は、前記連結部と一体に回転可能に固定されたステム側プーリと、該ステム側プーリを内部に収容するステム側ハウジングとを備え、前記操作部は、前記操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、該操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングと、前記動作伝達部として、一端部が前記ステム側ハウジング内部に案内されて前記ステム側プーリに連結され、他端部が前記操作部側ハウジング内部に案内されて前記操作部側プーリに連結されるワイヤロープと、を備える鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ステム装着部が、上述したステムと一体に回転可能に連結される連結部と共に、この連結部と一体に固定されたステム側プーリを備えており、ステム側プーリがステム側ハウジングに収容された構成を有している。又、操作部は、上述した操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、この操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングとを備えている。更に操作部は、動作伝達部として、ワイヤロープを備えており、このワイヤロープの一端部が、ステム側ハウジング内部に案内されてその内部に収容されたステム側プーリに連結され、他端部が操作部側ハウジング内部に案内されてその内部に収容された操作部側プーリに連結されているものである。すなわち、操作部側プーリの回転動作が、ワイヤロープを介してステム側プーリに伝達されることにより、操作ハンドルの回転動作が、ステム装着部の連結部に伝達されるものである。又、動作伝達部としてワイヤロープを備えることにより、操作ハンドルの回転動作が、何らかの動力源に頼ることなく、ワイヤロープによって機械的にボールコックに伝達されるものである。
しかも、ステム装着部及び操作部のいずれも、ハウジングによって構成要素が一体にまとめられ、かつ、両者間がワイヤロープによって連結されてなるものである。このため、ステム装着部を、本操作ユニットの設置対象となるボールコックに装着し、操作部を作業者の操作性に優れた位置に配置し、なおかつ、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じて、ワイヤロープの長さや引き回し経路を適宜選択して、ワイヤロープをステム装着部及び操作部に連結することで、鉄道車両用配管のボールコックの位置の如何にかかわらず、ボールコックの開閉操作が、作業者の操作性に優れた位置において行われるものとなる。
(3)上記(2)項において、前記ワイヤロープを、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させて保持するブラケットを含む鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ワイヤロープを保持するブラケットにより、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させることで、ワイヤロープの引き回し経路を、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ、適切に設定するものとなる。
(4)上記(3)項において、前記ブラケットは、前記ワイヤロープの引き回し経路に沿って延び、かつ、前記ワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項1)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ブラケットが、ワイヤロープの引き回し経路に沿って延びるものであることから、ワイヤロープは、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ適切に引き回されることとなる。又、ブラケットがワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されていることから、ブラケットがワイヤロープの保護カバーとしても機能し、鉄道車両の走行中に飛散物等がワイヤロープに衝突して、不具合が生じることを回避するものとなる。
)上記(4)項において、前記ステム装着部には、前記連結部と一体に回転可能に固定された、ステム側ハンドルが設けられている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ステム装着部に設けられた、連結部と一体に回転可能に固定されたステム側ハンドルが、ステムの回転を受けて回転するものである。このステム側ハンドルは、操作部の操作ハンドルによるボールコックの開閉動作に応じて回転することから、作業者が、ボールコックの開閉動作を、ボールコックの設置場所から離れた位置において、目視により確認し得るものとなる。又、操作部によるボールコックの開閉操作に支障が生じるような場合であっても、ステム側ハンドルを用いて連結部を回転させることで、ボールコックの開閉操作を行い得るものとなる。
)上記(1)項において、前記ステム装着部には、前記連結部と一体に回転可能に固定された、ステム側ハンドルが設けられ、該ステム側ハンドルが前記床下設置物に遮られることなく目視により確認可能となる鉄道車両の妻面、側面ないし床下の位置に、前記操作部が配置されていることを特徴とする鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、上記(1)項の構成において、ステム装着部に設けられた、連結部と一体に回転可能に固定されたステム側ハンドルが、ステムの回転を受けて回転するものである。このステム側ハンドルは、操作部の操作ハンドルによるボールコックの開閉動作に応じて回転することから、作業者が、ボールコックの開閉動作を、ボールコックの設置場所から離れた鉄道車両の妻面、側面ないし床下の位置において、目視により確認し得るものとなる。又、操作部によるボールコックの開閉操作に支障が生じるような場合であっても、ステム側ハンドルを用いて連結部を回転させることで、ボールコックの開閉操作を行い得るものとなる。
)上記()項において、前記動作伝達部は、弾性を有して湾曲可能な線状部材であって、鉄道車両の床下設置物を避けるようにして湾曲し、その一端部が前記連結部に、他端部が前記操作ハンドルに接続されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、動作伝達部が、弾性を有して湾曲可能な線状部材からなるものであり、湾曲して鉄道車両の床下設置物を避けるように配置されて、その一端部が連結部に、他端部が操作ハンドルに接続されることで、連結部の軸線と操作ハンドルの回転軸の軸線とが一致していなくとも、操作ハンドルの回転動作が、動作伝達部によってステム装着部の連結部に伝達されるものである。
)上記()項において、前記ステム装着部は、前記連結部と一体に回転可能に固定されたステム側プーリと、該ステム側プーリを内部に収容するステム側ハウジングとを備え、前記操作部は、前記操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、該操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングと、前記動作伝達部として、一端部が前記ステム側ハウジング内部に案内されて前記ステム側プーリに連結され、他端部が前記操作部側ハウジング内部に案内されて前記操作部側プーリに連結されるワイヤロープと、を備える鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ステム装着部が、上述したステムと一体に回転可能に連結される連結部と共に、この連結部と一体に固定されたステム側プーリを備えており、ステム側プーリがステム側ハウジングに収容された構成を有している。又、操作部は、上述した操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、この操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングとを備えている。更に操作部は、動作伝達部として、ワイヤロープを備えており、このワイヤロープの一端部が、ステム側ハウジング内部に案内されてその内部に収容されたステム側プーリに連結され、他端部が操作部側ハウジング内部に案内されてその内部に収容された操作部側プーリに連結されているものである。すなわち、操作部側プーリの回転動作が、ワイヤロープを介してステム側プーリに伝達されることにより、操作ハンドルの回転動作が、ステム装着部の連結部に伝達されるものである。又、動作伝達部としてワイヤロープを備えることにより、操作ハンドルの回転動作が、何らかの動力源に頼ることなく、ワイヤロープによって機械的にボールコックに伝達されるものである。
)上記(8)項において、前記ワイヤロープを、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させて保持するブラケットを含む鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ワイヤロープを保持するブラケットにより、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させることで、ワイヤロープの引き回し経路を、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ、適切に設定するものとなる。
10)上記()項において、前記ブラケットは、前記ワイヤロープの引き回し経路に沿って延び、かつ、前記ワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、ブラケットが、ワイヤロープの引き回し経路に沿って延びるものであることから、ワイヤロープは、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ適切に引き回されることとなる。又、ブラケットがワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されていることから、ブラケットがワイヤロープの保護カバーとしても機能し、鉄道車両の走行中に飛散物等がワイヤロープに衝突して、不具合が生じることを回避するものとなる。
11)上記(5)、(8)から(10)項において、前記ワイヤロープを二本備え、前記ステム側ハンドルと前記操作ハンドルとは同方向又は逆方向に回転するよう選択可能に、前記ステム側プーリの回転対称位置に、前記二本のワイヤロープの各一端部が係合され、前記操作部側プーリの回転対称位置に、前記二本のワイヤロープの各他端部が係合されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項8)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、二本のワイヤロープをその案内経路の途中で交差させて、ステム側プーリに対する各端部の位置を入れ替え、又は、操作部側プーリに対する各他端部の位置を入れ替えるように係合させることにより、ステム側ハンドルと操作ハンドルとが同方向又は逆方向に、選択的に回転するように構成されるものである。
(12)上記(4)から(11)項において、一つの前記ステム装着部と組をなす前記操作部を二つ備え、該二つの操作部が離間した異なる位置に配置されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項9)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、一つのステム装着部と組をなす操作部を二つ備え、いずれの操作部によってもステム装着部を介したボールコックの開閉操作が可能なものである。しかも、二つの操作部が離間した異なる位置、例えば、鉄道車両の両妻面寄りないし両側面寄りの位置や、一方が車外に他方が車内に配置されていることで、作業者において操作が容易な適切な位置にて、ボールコックの開閉操作が可能なものである。
(13)上記(4)から(12)項において、前記床下配管には複数のボールコックが組み込まれ、このうち少なくとも二つのボールコックのステムに前記ステム装着部が装着され、各ステム装着部と組をなす前記操作部が、鉄道車両の特定個所に集中して配置されている鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット(請求項10)。
本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットは、床下配管には複数のボールコックが組み込まれ、このうち少なくとも二つのボールコックのステムにステム装着部が装着されていることから、これらステム装着部が装着されたボールコックについては、ボールコックの位置の如何にかかわらず、ボールコックの開閉操作が、作業者の操作性に優れた位置において行われるものとなる。又、各ステム装着部と組をなす操作部が、鉄道車両の特定個所(例えば、鉄道車両の両妻面寄りないし両側面寄りの位置)に集中して配置されていることで、複数のボールコックの開閉操作を、鉄道車両の特定個所において行い得るものとなる。
本発明はこのように構成したので、鉄道車両の床下配管を構成するための継手及び直管の数の増加を防ぎつつ、ボールコックの開閉操作を作業者の操作性に優れた位置において行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットの概略構成を示すものであり、(a)は立体図、(b)は(a)のD−D線における縦断面図である。 図1(a)のE−E線における横断面図である。 図1に示されるボールコックの操作ユニットが、鉄道車両の床下配管に設置された様子を示す模式図である。 (b)は図1から図3に示されたボールコックの操作ユニットの配管図であり、(a)は(b)のB−B断面図である。 本発明の実施の形態の応用例に係る鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニットの概略構成を示す立体図である。 (b)は図5に示されたボールコックの操作ユニットが採用された配管図であり、(a)は(b)のC−C断面図である。 (b)は従来の鉄道車両の床下配管の配管図であり、(a)は(b)のA−A断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは、相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る、鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット10は、図1に概略的に示されるように、ボールコック100のステム100aに装着され、ステム100aを回転駆動するステム装着部12と、ステム装着部12を介してステム100aを回転操作する操作部14とを含むものである。
ステム装着部12は、ステム100aと一体に回転可能に連結される連結部16を備えている。図示の例では、連結部16として、適切な構造によりボールコック100のステム100aを延長する態様で、ステム100aと一体に回転可能に固定される、軸体状の延長ステムが用いられている。一方、操作部14は、ステム装着部12とは離間した位置において、回転可能に配置される操作ハンドル18と、操作ハンドル18の回転動作をステム装着部12の連結部16に伝達する、動作伝達部20とを備えている。
より詳細に説明すると、ステム装着部12は、図2に示されるように、連結部16と一体に回転可能に固定されたステム側プーリ22と、ステム側プーリ22を内部に収容するステム側ハウジング24とを備えている。連結部16及びステム側プーリ22の中心軸は一致しており、ステム側プーリ22の回転対称位置には、動作伝達部20を構成する二本のワイヤロープ26(26A、26B)の一端部の、タイコ28が係合されている。そして、ワイヤロープ26A、26Bは各々、ステム側プーリ22の外周と、ステム側プーリ22に隣接して配置された一対の、図示の例ではブロック状のワイヤガイド30とに掛け回されて、ステム側ハウジング24の外部へと案内されている。ワイヤロープ26A、26B共に、後述する操作部側プーリ38を回転させることにより、引張方向の力をステム側プーリ22に伝え、ステム側プーリ22を回転駆動するものである。又、図1に示されるように、ステム装着部12のステム側ハウジング24はカバー32を備えており、連結部16、ステム側プーリ22及びワイヤガイド30等の収容部品は、カバー32によって覆い隠されている。又、ステム側ハウジング24は、適切なステー(図示省略)によってボールコック100のボディ等に固定されている。
更に、ステム装着部12には、連結部16と一体に回転可能に固定され、ステム側ハウジング24の外部に露出する、ステム側ハンドル36が設けられている
また、操作部14は、図2に示されるように、操作ハンドル18と一体に回転可能に固定された操作部側プーリ38と、操作部側プーリ38を内部に収容する操作部側ハウジング40と、上述したワイヤロープ26とを備えている。そして、操作ハンドル18の回転軸及び操作部側プーリ38の中心軸は一致しており、操作部側プーリ38の回転対称位置には、二本のワイヤロープ26(26A、26B)の他端部のタイコ42が係合されており、ワイヤロープ26A、26Bは各々、操作部側プーリ38の外周と、操作部側プーリ38に隣接して配置された一対の、図示の例ではブロック状のワイヤガイド44とに掛け回されて、操作部側ハウジング40の外部へと案内されている。なお、操作部側ハウジング40についても、図1に示されるようにカバー46を備えており、操作部側プーリ38及びワイヤガイド44等の収容部品は、カバー46によって覆い隠されている。又、操作部側ハウジング40は、図3に示されるように、ステー48、49によって、例えば鋼材からなる専用の支持部材50ないし適切な床下設置物に固定されている。
上述のごとく、動作伝達部20は弾性を有して湾曲可能な線状部材である、ワイヤロープ26によって構成されており、ワイヤロープ26は、鉄道車両の床下設置物を避けるようにして湾曲して配置されている。そして、ワイヤロープ26は、一端部がステム側ハウジング24の内部に案内されてステム側プーリ22に連結されることで、ステム側プーリ22を介して連結部16に接続されている。又、ワイヤロープ26の他端部は、操作部側ハウジング40の内部に案内されて操作部側プーリ38に連結されることで、操作部側プーリ38を介して操作ハンドル18に接続されている。
なお、ワイヤロープ26は、合成樹脂材料や金属メッシュ等で構成された保護チューブ52に被覆されており、保護チューブの両端部には、ステム側ハウジング24及び操作部側ハウジング40の、ワイヤロープ26の相通穴に対して、着脱可能に装着されるアタッチメント54が設けられている。
又、ボールコックの操作ユニット10には、図3に示されるように、ワイヤロープ26を、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させて保持する、ブラケット56を含むものである。
このブラケット56は、ワイヤロープ26の引き回し経路に沿って延び、かつ、ワイヤロープ26に対して鉄道車両の妻面寄り(図3を参酌すると、紙面手前寄り)に配置されている。図示の例では、適切に湾曲した板材からなる二つのブラケット56A、56Bが用いられており、これらのブラケット56A、56Bは、鉄道車両の床下構造部58(図3にその一部が表れている)に、適切に固定されている。そして、ブラケット56A、56Bに装着された複数の適切な取付金具(図示省略)によって、ワイヤロープ26の中間部の適切な位置が、ブラケット56A、56Bに固定されている。ブラケット56A、56Bには、取付金具60を装着するための、複数の開孔56hが形成されており、適宜、取付金具60の位置を調整可能である。又、ブラケット56Bは支持部材50に固定されており、ブラケット56Bに対してステー49が固定されている。
なお、図示された、ステム側ハウジング24、操作部側ハウジング40、支持部材50、ブラケット56その他の、各構成部品の形状については、あくまでも一例であり、ボールコックの操作ユニット10が設置される車両毎に、その形状が適切に決定されるものである。又、ワイヤロープ26A、26Bと、ステム側プーリ22及び操作部側プーリ38との掛け回しの態様として、図2に示される例では、ステム側ハンドル36と操作ハンドル18とは同方向に回転するように構成されている。しかしながら、操作性等を考慮して、ステム側ハンドル36と操作ハンドル18とが逆方向に回転するように構成することも可能である。この場合には、ワイヤロープ26A、26Bをその案内経路の途中で交差させて、ステム側プーリ22に対するタイコ28の位置を入れ替え、又は、操作部側プーリ38に対する他端部のタイコ42の位置を入れ替えるように係合させることにより、構成されるものである。
図4には、図3に例示される配管構成、すなわち、図7に示される従来の鉄道車両の床下配管に、図1から図3に示されるボールコックの操作ユニット10を採用して、配管構成した場合の配管図11が示されている。
なお、図示の例では、一つのステム装着部12と組をなす操作部14を一つ備えているが、一つのステム装着部12と組をなす操作部14を二つ備えることとして、二つの操作部14を離間した異なる位置、例えば、鉄道車両の両妻面寄りないし両側面寄りの位置や、一方を車外に他方を車内に離間して配置し、いずれの操作部14からも、ステム装着部12を介してボールコック100の開閉操作が可能となるよう構成することとしてもよい。
更に、床下配管に複数のボールコック100が組み込まれる場合には、このうち少なくとも二つのボールコック100のステム100aにステム装着部12が装着され、各ステム装着部12と組をなす操作部14が、鉄道車両の特定個所、例えば先頭妻面近傍に集中して配置されるように構成することとしてもよい。
又、図5、図6には、本発明の実施の形態の別例が示されている。この別例にかかるボールコックの操作ユニット70においても、ボールコック100のステム100aに装着されステム100aを回転駆動するステム装着部72と、ステム装着部72を介してステム100aを回転操作する操作部74とを含むものである。そして、ステム装着部72は、動作伝達部80を構成する、弾性変形可能な材料からなるフレキシブルシャフトの一端部に、ステム100aと一体に回転可能に連結される連結部76として、ステムに連結されるナット等の連結金具(図示省略)を備えている。
操作部74は、ステム装着部72とは離間した位置において、回転可能に配置される操作ハンドル78と、操作ハンドル78の回転動作をステム装着部72の連結部76に伝達する動作伝達部80としての、上述したフレキシブルシャフトを備えている。この動作伝達部80は、弾性を有して湾曲可能な線状部材であり、なおかつ、操作ハンドル78の回転動作を連結部76に伝達可能な剛性を有するものであれば良い。そして、動作伝達部80は、鉄道車両の床下設置物を避けるようにして適切に湾曲し、一端部が連結部76に、他端部が操作ハンドル78に接続されているものである。図5、図6の例では、動作伝達部80は直線状に伸びているが、適宜、動作伝達部80が鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲して延びることで、床下設置物のレイアウトの如何に関わらず、操作ハンドル78は、ボールコック100の開閉操作を作業者が行うに際して、操作性に優れた位置に配置される。
なお、操作ハンドル78や連結部76の形状についても、図示の例に限定されることなく、適切に選択されるものである。又、図示は省略するが、連結部76のステム100aとの連結部側にもう一つの操作ハンドルを設け、二つの操作ハンドルのいずれを用いても、ステム100aを回転操作可能に構成することとしても良い。
図6には、図7に示される従来の鉄道車両の床下配管に、図5に示されるボールコックの操作ユニット70を採用して、配管構成した場合の配管図11’が示されている。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
すなわち、本項に記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット10、70は、床下配管11、11’に組み込まれたボールコック100のステム100aが、ステム100aに装着されたステム装着部12、72の、ステム100aと一体に回転可能に連結される連結部16、76を介して、操作部14、74により回転操作されるものである。この際、操作部14、74の、ステム装着部12、72とは離間した位置において、回転可能に配置された操作ハンドル18、78の回転動作が、動作伝達部20、80によってステム装着部12、72の連結部16、76に伝達される。又、動作伝達部20、80は、弾性を有して湾曲可能な線状部材からなるものであり、湾曲して鉄道車両の床下設置物を避けるように配置されて、その一端部が連結部16、76に、他端部が操作ハンドル18、78に接続されることで、操作ハンドル18、78の回転動作が、動作伝達部20、80によってステム装着部12、72の連結部16、76に伝達されるものである。
従って、従来の配管構成を示す図7と、本発明の実施の形態に係る配管構成を示す図4、図6との比較から明らかなように、ボールコック100の開閉操作を、作業者の操作性に優れた位置において行うことを可能とする位置に、操作ハンドル18、78を配置しつつ、配管構成の複雑化を防いで、必要な継手102及び直管104の数を減少させることが可能となる。このため、これらの接続に要する作業工数も減少させることが可能となり、総じて、鉄道車両の床下配管の、コスト削減に寄与することが可能となる。特に、図1から図4に示される実施の形態は、動作伝達部20を床下設置物のレイアウトに応じて柔軟に変形させて設置することにより、ステム装着部12及び操作部14のレイアウトの自由度が高くなり、必要な継手102及び直管104減少効果も、より高いものとなる。
又、図1から図4に示される例では、ステム装着部12が、ステム100aと一体に回転可能に連結される連結部16と共に、この連結部16と一体に固定されたステム側プーリ22を備えており、ステム側プーリ22がステム側ハウジング24に収容された構成を有している。又、操作部14は、操作ハンドル18と一体に回転可能に固定された操作部側プーリ38と、この操作部側プーリ38を内部に収容する操作部側ハウジング40とを備えている。更に、操作部14は、動作伝達部20としてワイヤロープ26を備えており、このワイヤロープ26の一端部が、ステム側ハウジング24の内部に案内されてその内部に収容されたステム側プーリ22に連結され、他端部が操作部側ハウジング40の内部に案内されてその内部に収容された操作部側プーリ38に連結されているものである。すなわち、操作部側プーリ38の回転動作が、ワイヤロープ26を介してステム側プーリ22に伝達されることにより、操作ハンドル18の回転動作が、動作伝達部20によってステム装着部12の連結部16に伝達されるものである。又、動作伝達部20としてワイヤロープ26を備えることにより、操作ハンドル18の回転動作が、何らかの動力源に頼ることなく、ワイヤロープ26によって機械的にボールコック100に伝達されるものである。
しかも、ステム装着部12及び操作部14のいずれも、ステム側ハウジング24、操作部側ハウジング40によって、各々の構成要素が一体にまとめられ、かつ、両者間がワイヤロープ26によって連結されてなるものである。このため、ステム装着部12を、本操作ユニット10の設置対象となるボールコック100に装着し、操作部14を作業者の操作性に優れた位置に配置し、なおかつ、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じて、ワイヤロープ26の長さや引き回し経路を適宜選択して、ワイヤロープ26をステム装着部12及び操作部14に連結することで、鉄道車両用配管のボールコック100の位置の如何にかかわらず、ボールコック100の開閉操作が、作業者の操作性に優れた位置において行われるものとなる。又、ステム装着部12、操作部14及び動作伝達部20の設置も、これらのユニット単位で容易に行うことが可能となる。
又、ステム装着部12に設けられた、連結部16と一体に回転可能に固定されたステム側ハンドル36が、ステム100aの回転を受けて、ステム側ハウジング24の外部に露出した状態で回転するものである。このステム側ハンドル36は、操作部14の操作ハンドル18によるボールコック100の開閉動作に応じて回転することから、ボールコック100の開閉動作を、ボールコック100の設置場所から離れた位置において、目視により確認することが可能となる。又、操作部14によるボールコック100の開閉操作に支障が生じるような場合であっても、ステム側ハンドル36を用いて連結部16を回転させることで、ボールコック100の開閉操作を行うことが可能となる。この作用効果は図5の例に係る、連結部76のステム100aとの連結部側にも操作ハンドルを設けた場合も同様に得られるものである。更に、図1から図4の例では、必要に応じてステム側ハンドル36と操作ハンドル18とを同方向、又は、逆方向に回転するように構成することで、操作性を向上させることも容易となる。
又、ワイヤロープ26を保持するブラケット56により、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させることで、ワイヤロープ26の引き回し経路を、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ、適切に設定することが可能となる。
又、ブラケット56A、56Bが、ワイヤロープ26の引き回し経路に沿って延びるものであることから、ワイヤロープ26は、鉄道車両の床下機器のレイアウトに応じ適切に引き回されることとなる。又、ブラケット56A、56Bがワイヤロープ26に対して鉄道車両の妻面寄りに配置されていることから、ブラケット56A、56Bがワイヤロープ26の保護カバーとしても機能し、鉄道車両の走行中に飛散物等がワイヤロープ26に衝突して、ワイヤロープ26の破損等の不具合が生じることを回避することが可能となる。
又、図示は省略するが、一つのステム装着部12と組をなす操作部14を二つ備えることとし、いずれの操作部14によってもステム装着部12を介したボールコック100の開閉操作が可能となるように構成することも可能である。この場合、二つの操作部14が、例えば、鉄道車両の両妻面寄りないし両側面寄りの位置に離間して配置されていることで、作業者が鉄道車両の左右ないし前後両側のいずれからも、ボールコック100の開閉操作が可能なものとなる。
又、図示は省略するが、床下配管には複数のボールコック100が組み込まれ、このうち少なくとも二つのボールコック100のステムにステム装着部12が装着されていることとすれば、これらステム装着部12が装着されたボールコック100については、ボールコック100の位置の如何にかかわらず、ボールコック100の開閉操作を、作業者の操作性に優れた位置において行うことが可能となる。又、各ステム装着部12と組をなす操作部14が、鉄道車両の特定個所に集中して配置されていることで、複数のボールコックの開閉操作を、鉄道車両の特定個所において行うことが可能となる。
更に、図5、図6の例では、動作伝達部80を構成する線状部材として、弾性変形可能な材料からなるフレキシブルシャフトを用いた場合を例示して説明したが、鋼管等の剛体を動力伝達部80に採用することとしても良い。この場合においても、連結部76の軸線(ステム100aの軸線)と操作ハンドル78の回転軸の軸線と一致させた状態で、かつ、動作伝達部80が鉄道車両の床下設置物と干渉することなく配置されることで、上記実施例と同様の作用効果が得られるものとなる。又、図1から図4の例においても、ワイヤロープ26に換えて、ロッド等を用いる場合も同様である。
10、70:ボールコックの操作ユニット、 11、11’:床下配管、 12、72:ステム装着部、 14、74:操作部、 16、76:連結部、 18、78:操作ハンドル、 20、80:動作伝達部、 22:ステム側プーリ、 24:ステム側ハウジング、 26、26A、26B:ワイヤロープ、 36:ステム側ハンドル、 38:操作部側プーリ、 40:操作部側ハウジング、 50:支持部材、 52:保護チューブ、 56、56A、56B:ブラケット、 58:床下構造部、 100:ボールコック、 100a:ステム

Claims (10)

  1. 鉄道車両の床下配管に組み込まれたボールコックの操作ユニットであって、
    前記ボールコックのステムに装着され該ステムを回転駆動するステム装着部と、該ステム装着部を介して前記ステムを回転操作する操作部とを含み、
    前記ステム装着部は、前記ステムと一体に回転可能に連結される連結部と、該連結部と一体に回転可能に固定されたステム側プーリと、該ステム側プーリを内部に収容するステム側ハウジングとを備え、
    前記操作部は、前記ステム装着部とは離間した位置において、回転可能に配置される操作ハンドルと、該操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、該操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングと、前記操作ハンドルの回転動作を前記ステム装着部の連結部に伝達する動作伝達部とを備え、
    該動作伝達部は、鉄道車両の床下設置物と干渉することなく、その一端部が前記連結部に、他端部が前記操作ハンドルに接続される線状部材を備え、
    該線状部材として、一端部が前記ステム側ハウジング内部に案内されて前記ステム側プーリに連結され、他端部が前記操作部側ハウジング内部に案内されて前記操作部側プーリに連結されるワイヤロープを備え、
    該ワイヤロープを、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させて保持するブラケットを含み、
    該ブラケットは、前記ワイヤロープの引き回し経路に沿って延び、かつ、前記ワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されていることを特徴とする鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  2. 前記ステム装着部には、前記連結部と一体に回転可能に固定された、ステム側ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  3. 鉄道車両の床下配管に組み込まれたボールコックの操作ユニットであって、
    前記ボールコックのステムに装着され該ステムを回転駆動するステム装着部と、該ステム装着部を介して前記ステムを回転操作する操作部とを含み、
    前記ステム装着部は、前記ステムと一体に回転可能に連結される連結部を備え、
    前記操作部は、前記ステム装着部とは離間した位置において、回転可能に配置される操作ハンドルと、該操作ハンドルの回転動作を前記ステム装着部の連結部に伝達する動作伝達部とを備え、
    該動作伝達部は、線状部材であって、鉄道車両の床下設置物と干渉することなく、その一端部が前記連結部に、他端部が前記操作ハンドルに接続され、前記ステム装着部には、前記連結部と一体に回転可能に固定された、ステム側ハンドルが設けられ、該ステム側ハンドルが前記床下設置物に遮られることなく目視により確認可能となる鉄道車両の妻面、側面ないし床下の位置に、前記操作部が配置されていることを特徴とする鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  4. 前記動作伝達部は、弾性を有して湾曲可能な線状部材であって、鉄道車両の床下設置物を避けるようにして湾曲し、その一端部が前記連結部に、他端部が前記操作ハンドルに接続されていることを特徴とする請求項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  5. 前記ステム装着部は、前記連結部と一体に回転可能に固定されたステム側プーリと、該ステム側プーリを内部に収容するステム側ハウジングとを備え、
    前記操作部は、前記操作ハンドルと一体に回転可能に固定された操作部側プーリと、該操作部側プーリを内部に収容する操作部側ハウジングと、前記動作伝達部として、一端部が前記ステム側ハウジング内部に案内されて前記ステム側プーリに連結され、他端部が前記操作部側ハウジング内部に案内されて前記操作部側プーリに連結されるワイヤロープと、を備えることを特徴とする請求項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  6. 前記ワイヤロープを、鉄道車両の床下設置物を避けるように湾曲させて保持するブラケットを含むことを特徴とする請求項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  7. 前記ブラケットは、前記ワイヤロープの引き回し経路に沿って延び、かつ、前記ワイヤロープに対して鉄道車両の妻面寄りに配置されていることを特徴とする請求項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  8. 前記ワイヤロープを二本備え、前記ステム側ハンドルと前記操作ハンドルとは同方向又は逆方向に回転するよう選択可能に、前記ステム側プーリの回転対称位置に、前記二本のワイヤロープの各一端部が係合され、前記操作部側プーリの回転対称位置に、前記二本のワイヤロープの各他端部が係合されていることを特徴とする請求項2、5から7のいずれか1項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  9. 一つの前記ステム装着部と組をなす前記操作部を二つ備え、該二つの操作部が離間した異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
  10. 前記床下配管には複数のボールコックが組み込まれ、このうち少なくとも二つのボールコックのステムに前記ステム装着部が装着され、各ステム装着部と組をなす前記操作部が、鉄道車両の特定個所に集中して配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の鉄道車両用配管のボールコックの操作ユニット。
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