JP6689134B2 - シールドガスチェックシステム及びシールドガスチェック方法 - Google Patents

シールドガスチェックシステム及びシールドガスチェック方法 Download PDF

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本発明は、シールドガスチェックシステム及びシールドガスチェック方法に関する。
アーク溶接作業では、溶接部で発生するスパッタ(高温の溶融金属粒)が飛散して、その一部が溶接ノズルの先端開口部に付着する。先端開口部にスパッタが堆積すると、溶接ノズルの先端開口部から噴射されるシールドガスに乱流が発生するため、シールドガスのシールド効果が低下してブローホールなどの溶接不良が生じてしまう。
そこで、溶接ノズルの先端開口部に付着したスパッタを除去するために、溶接ノズルの先端開口部をノズルクリーナでクリーニングすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−60448号公報
しかしながら、ノズルクリーナによるクリーニングによってスパッタを完全に除去できない場合があるため、クリーニング後にスパッタが十分に除去されていること、すなわち溶接ノズルのクリーニング度が高いことを目視確認する必要がある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、溶接ノズルのクリーニング度を簡便に判定可能なシールドガスチェックシステム及びシールドガスチェック方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係るシールドガスチェックシステムは、溶接ロボットと、ノズルクリーナと、シールドガスチェック装置と、ロボットコントローラとを備える。溶接ロボットは、先端開口部からシールドガスを噴射可能な溶接ノズルを有する。ノズルクリーナは、溶接ノズルの先端開口部をクリーニングする。シールドガスチェック装置は、溶接ノズルの先端開口部の正面視における第1乃至第4象限のうち少なくとも2つの象限から噴射されるシールドガス中の酸素濃度を検出可能な酸素濃度センサを有する。ロボットコントローラは、酸素濃度センサによって検出される第1乃至第4象限のうち少なくとも2つの象限から噴射されるシールドガス中の酸素濃度が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
本発明の第1態様に係るシールドガスチェックシステムによれば、ノズルクリーナでのクリーニングによって先端開口部のスパッタが十分に除去されていること、すなわち溶接ノズルのクリーニング度が高いことを簡便に判定できる。
本発明の第2態様に係るシールドガスチェックシステムは、第1態様に係り、溶接ノズルは、先端開口部から酸素濃度センサに向かって、鉛直方向に対して傾斜した方向にシールドガスを噴射する。
本発明の第2態様に係るシールドガスチェックシステムによれば、先端開口部から酸素濃度センサに向かって下向きにシールドガスを噴射する場合と比較して、先端開口部から落下する異物が酸素濃度センサに付着することを抑制できる。
本発明の第3態様に係るシールドガスチェック方法は、溶接ノズルの先端開口部の正面視における第1乃至第4象限のうち少なくとも2つの象限から噴射されるシールドガス中の酸素濃度を検出する工程と、第1乃至第4象限のうち少なくとも2つの象限から噴射されるシールドガス中の酸素濃度が所定の閾値以下であるか否かを判定する工程とを備える。
本発明の第3態様に係るシールドガスチェック方法によれば、ノズルクリーナでのクリーニングによって先端開口部のスパッタが十分に除去されていること、すなわち溶接ノズルのクリーニング度が高いことを簡便に判定できる。
本発明によれば、溶接ノズルのクリーニング度を簡便に判定可能なシールドガスチェックシステム及びシールドガスチェック方法を提供することができる。
実施形態に係るシールドガスチェックシステムのブロック図 実施形態に係るシールドガスチェック装置の構成を示す模式図 実施形態に係るシールドガスチェック方法を説明するための模式図 実施形態に係るシールドガスチェック方法を説明するためのフロー図
(シールドガスチェックシステム1の構成)
図1は、シールドガスチェックシステム1を上方から見たブロック図である。
シールドガスチェックシステム1は、溶接ロボット10、シールドガス供給源20、ワイヤパック30、ポジショナ40、ノズルクリーナ50、シールドガスチェック装置60、及びロボットコントローラ70を備える。
溶接ロボット10は、本体11、溶接ノズル12、及び溶接チップ13を有する。
本体11は、鉛直方向の軸心を中心として左右に回動可能に構成される。本実施形態において、本体11は、ポジショナ40を基準として、ワイヤパック30側とノズルクリーナ50及びシールドガスチェック装置60側に回動可能である。
溶接ノズル12は、本体11によって支持される。本実施形態において、溶接ノズル12は、本体11に直接固定されているが、1以上のアームを介して本体11に取り付けられていてもよい。溶接ノズル12は、本体11から水平方向に沿って延びているが、溶接ノズル12の配置は適宜変更可能である。
溶接ノズル12は、先端開口部14を有する。本実施形態において、先端開口部14は、水平方向に開口している。溶接ノズル12は、先端開口部14からシールドガスを噴射可能に構成されている。先端開口部14から噴射されるシールドガスは、シールドガス供給源20から溶接ロボット10に供給される。シールドガスは、本体11から溶接ノズル12の内部を通過した後、先端開口部14から水平方向に噴射される。
溶接チップ13は、溶接ノズル12の先端開口部14から突出する。溶接チップ13は、先端からワイヤ15を連続的に繰り出し可能に構成される。溶接チップ13から繰り出されるワイヤ15は、ワイヤパック30から溶接ロボット10に供給される。
溶接ロボット10は、ロボットコントローラ70からの指令に基づき、ポジショナ40に搬送されたワーク41に対してシールドガスを噴射しながらワイヤ15を繰り出すことによってワーク41を溶接する。
この際、溶接ノズル12の先端開口部14には、ワーク41の溶接部で発生するスパッタ(高温の溶融金属粒)が付着する。先端開口部14にスパッタが堆積すると、先端開口部14から噴射されるシールドガスに乱流が発生して、シールドガスに空気が混入するおそれがある。シールドガスに空気が混入すると、空気中の窒素が溶接部に供給されることによって、溶接部にブローホールなどの溶接不良が生じてしまう。そこで、本実施形態では、ノズルクリーナ50が溶接ノズル12の先端開口部14をクリーニングする。
ノズルクリーナ50は、スパッタ付着防止剤タンク51、バキューム部52、ブラシクリーニング部53、ノズルセンタクリーニング部54、及びノズル内部クリーニング部55を有する。
スパッタ付着防止剤タンク51は、スパッタ付着防止剤(液状)を貯留する。溶接ロボット10は、後述するブラシクリーニング部53、ノズルセンタクリーニング部54、及びノズル内部クリーニング部55によるスパッタのクリーニングが完了した後、溶接ノズル12の先端開口部14をスパッタ付着防止剤タンク51に浸漬することによって、スパッタ付着防止剤を溶接ノズル12の先端開口部14に塗布させる。
バキューム部52は、空気を吸引可能に構成される。溶接ロボット10は、溶接ノズル12をバキューム部52に挿入することによって、塗布されたスパッタ付着防止剤を溶接ノズル12の内周面に広げる。
ブラシクリーニング部53は、溶接チップ13の先端部に付着したスパッタをクリーニングする。ノズルセンタクリーニング部54は、溶接ノズル12の先端開口部14に付着したスパッタをクリーニングする。ノズル内部クリーニング部55は、溶接ノズル12の内周面に付着したスパッタをクリーニングする。溶接ロボット10は、ブラシクリーニング部53、ノズルセンタクリーニング部54及びノズル内部クリーニング部55に溶接ノズル12を順次移動させる。
ノズルクリーナ50(具体的には、ブラシクリーニング部53、ノズルセンタクリーニング部54、及びノズル内部クリーニング部55)は、ロボットコントローラ70からの指令に基づき、溶接ノズル12の内外をクリーニングする。しかしながら、ノズルクリーナ50によるクリーニングによってスパッタを完全に除去できない場合がある。そこで、本実施形態では、シールドガスチェック装置60及びロボットコントローラ70が、溶接ノズル12のクリーニング度を確認する。
シールドガスチェック装置60は、ノズルクリーナ50に隣接する。図2(a)は、シールドガスチェック装置60の正面図である。図2(b)は、シールドガスチェック装置60を側方から見た断面図である。図2(b)には、溶接ロボット10の溶接ノズル12と溶接チップ13が図示されている。
シールドガスチェック装置60は、センサ支持部61、ブラケット62、及び酸素濃度センサ63を有する。
センサ支持部61は、環状に形成される。センサ支持部61の内側には、酸素濃度センサ63が嵌め込まれている。ブラケット62は、棒状に形成される。ブラケット62は、センサ支持部61を支持する。
酸素濃度センサ63は、溶接ノズル12の先端開口部14から噴射されるシールドガス中の酸素濃度を検出する。酸素濃度センサ63は、検出した酸素濃度を示す信号(電流値)をロボットコントローラ70に出力する。
図2(a)に示すように、酸素濃度センサ63は、対向面S1と第1乃至第4吸入口C1〜C4を有する。対向面S1は、溶接ノズル12の先端開口部14と対向する面である。対向面S1は、平面状に形成される。第1乃至第4吸入口C1〜C4は、対向面S1に形成される。第1乃至第4吸入口C1〜C4は、先端開口部14から噴射されるシールドガスとそれに混入した空気とを吸入する。第1乃至第4吸入口C1〜C4は、酸素濃度センサ63の内部で互いに連結されている。
図2(b)に示すように、酸素濃度センサ63の対向面S1と溶接チップ13との間隔D1は、ポジショナ40に搬送されたワーク41と溶接チップ13との間隔と同等であることが好ましい。ワーク41と溶接チップ13との間隔は、一般的には約30mm程度である。本実施形態において、間隔D1は30mmである。
図2(b)に示すように、先端開口部14の中心と酸素濃度センサ63の中心との間隔D2は、先端開口部14の外径E1の約1/2程度が好ましい。本実施形態において、先端開口部14の外径E1は22mmであり、間隔D2は11mmである。
ここで、図3(a)〜(d)は、酸素濃度センサ63によるシールドガスチェック方法を説明するための模式図である。
まず、図3(a)に示すように、溶接ロボット10は、溶接ノズル12の先端開口部14の第1吸入口C1が、先端開口部14の正面視における第1象限Q1と対向するように、先端開口部14の位置を調整する。溶接ロボット10は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かってシールドガスを噴射する。溶接ロボット10は、鉛直方向に対して傾斜した方向にシールドガスを噴射することが好ましい。本実施形態において、溶接ロボット10は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって水平方向にシールドガスを噴射する。先端開口部14の第1象限Q1が酸素濃度センサ63の第1吸入口C1と対向しているため、第1象限Q1から噴射されたシールドガスが第1吸入口C1から吸入される。酸素濃度センサ63は、第1象限Q1から噴射されたシールドガス中の第1酸素濃度G1を示す信号をロボットコントローラ70に出力する。なお、酸素濃度センサ63の検出値が安定するまで、およそ数十秒程度、酸素濃度センサ63による検出を待機することが好ましい。
次に、図3(b)に示すように、溶接ロボット10は、溶接ノズル12の先端開口部14の第2吸入口C2が、先端開口部14の正面視における第2象限Q2と対向するように、先端開口部14の位置を調整する。溶接ロボット10は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって水平方向にシールドガスを噴射する。先端開口部14の第2象限Q2が酸素濃度センサ63の第2吸入口C2と対向しているため、第2象限Q2から噴射されたシールドガスが第2吸入口C2から吸入される。酸素濃度センサ63は、第2象限Q2から噴射されたシールドガス中の第2酸素濃度G2を示す信号をロボットコントローラ70に出力する。
次に、図3(c)に示すように、溶接ロボット10は、溶接ノズル12の先端開口部14の第3吸入口C3が、先端開口部14の正面視における第3象限Q3と対向するように、先端開口部14の位置を調整する。溶接ロボット10は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって水平方向にシールドガスを噴射する。酸先端開口部14の第3象限Q3が酸素濃度センサ63の第3吸入口C3と対向しているため、第3象限Q3から噴射されたシールドガスが第3吸入口C3から吸入される。酸素濃度センサ63は、第3象限Q3から噴射されたシールドガス中の第3酸素濃度G3を示す信号をロボットコントローラ70に出力する。
次に、図3(d)に示すように、溶接ロボット10は、溶接ノズル12の先端開口部14の第4吸入口C4が、先端開口部14の正面視における第4象限Q4と対向するように、先端開口部14の位置を調整する。溶接ロボット10は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって水平方向にシールドガスを噴射する。先端開口部14の第4象限Q4が酸素濃度センサ63の第4吸入口C4と対向しているため、第4象限Q4から噴射されたシールドガスが第4吸入口C4から吸入される。酸素濃度センサ63は、第4象限Q4から噴射されたシールドガス中の第4酸素濃度G4を示す信号をロボットコントローラ70に出力する。
ロボットコントローラ70は、酸素濃度センサ63から第1乃至第4酸素濃度G1〜G4を示す信号を取得する。ロボットコントローラ70は、第1乃至第4酸素濃度G1〜G4それぞれが所定の閾値以下であるか否かを判定する。所定の閾値には、空気中の通常の酸素濃度である約8%よりも十分に小さい値に設定される。第1乃至第4酸素濃度G1〜G4それぞれが所定の閾値以下であることは、シールドガスに混入した空気が十分に少なく、空気中の窒素によって溶接部にブローホールなどの溶接不良が生じることを抑制できることを意味する。
ロボットコントローラ70は、メインCPU71とPLC72とを有する。メインCPU71は、溶接ロボット10の位置制御、シールドガスの噴射、及びワイヤの繰り出しを含む溶接ロボット10の全体的な制御を実行する。PLC72は、ノズルクリーナ50によるクリーニング、シールドガスチェック装置60による第1乃至第4酸素濃度G1〜G4の検出、及び第1乃至第4酸素濃度G1〜G4と所定の閾値との比較を含む周辺装置の制御を実行する。
(シールドガスチェック方法)
シールドガスチェックシステム1によるシールドガスチェック方法について説明する。図4は、シールドガスチェック方法を説明するためのフロー図である。
まず、ステップS1において、ノズルクリーナ50は、ノズルクリーナ50が溶接ノズル12の先端開口部14をクリーニングする。
次に、ステップS2において、シールドガスチェック装置60は、溶接ノズル12の先端開口部14の正面視における第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の第1乃至第4酸素濃度G1〜G4を順次検出する。
次に、ステップS3において、ロボットコントローラ70は、第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の第1乃至第4酸素濃度G1〜G4が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS3において、第1乃至第4酸素濃度G1〜G4の全てが所定の閾値以下である場合、ステップS4において、ロボットコントローラ70は、新たなワーク41の溶接を溶接ロボット10に実行させる。一方、ステップS3において、第1乃至第4酸素濃度G1〜G4のうち少なくとも1つが所定の閾値よりも大きい場合、ステップS5において、ロボットコントローラ70は、溶接ロボット10による溶接を停止して、溶接ノズル12のスパッタが十分に除去されていないことを警告する。
(特徴)
(1)本実施形態において、ロボットコントローラ70は、シールドガスチェック装置60の酸素濃度センサ63によって検出される、溶接ノズル12の先端開口部14における第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度が、所定の閾値以下であるか否かを判定する。
従って、ノズルクリーナ50でのクリーニングによって先端開口部14のスパッタが十分に除去されていること、すなわち溶接ノズル12のクリーニング度が高いことを簡便に判定できるため、溶接ノズル12のクリーニング度を目視確認する必要がない。また、窒素濃度センサと比較して、酸素濃度センサは一般的に安価、小型かつ入手可能性も良好である。
(2)本実施形態において、溶接ノズル12は、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって、鉛直方向に対して傾斜した方向にシールドガスを噴射する。
従って、先端開口部14から酸素濃度センサ63に向かって下向きにシールドガスを噴射する場合と比較して、先端開口部14に塗布されたスパッタ付着防止剤が滴下したり、先端開口部14に残っているスパッタが落下したりすることを抑制できる。従って、酸素濃度センサ63に異物が付着したり、第1乃至第4吸入口C1〜C4が異物によって目詰まりすることを抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
上記実施形態では、酸素濃度センサ63が第1乃至第4吸入口C1〜C4を有することとしたが、酸素濃度センサ63は、吸入口を1つ以上有していればよい。溶接ロボット10は、少なくとも1つの吸入口が先端開口部14の第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれと対向するように溶接ノズル12の位置を調整すればよい。
上記実施形態では、溶接ノズル12の先端開口部14における第1乃至第4吸入口C1〜C4が、先端開口部14の正面視における第1乃至第4象限Q1〜Q4と対向するように、溶接ロボット10が先端開口部14の位置を調整することとしたが、シールドガスチェック装置60が酸素濃度センサ63の位置を調整することとしてもよい。
上記実施形態では、酸素濃度センサ63がセンサ支持部61に嵌め込まれることとしたが、これに限られるものではない。例えば、酸素濃度センサ63は、対向面S1の裏面に直接固定されたブラケットによって支持されることとしてもよい。
上記実施形態では、先端開口部14の第1乃至第4象限Q1〜Q4において酸素濃度を検出することとしたが、第1乃至第4象限Q1〜Q4のうち少なくとも2つの象限における酸素濃度を検出することとしてもよい。このように、第1乃至第4象限Q1〜Q4のうち2つ以上の象限において酸素濃度を検出することによって、より簡便に溶接ノズル12のクリーニング度を判定することができる。なお、検出対象とする象限は、第1乃至第4象限Q1〜Q4から任意に選択することができるが、正面視における先端開口部14の中心を挟んで互いに対向する2つの象限を含んでいることが好ましい。
上記実施形態では、1つの酸素濃度センサ63を用いて、第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度を、順番に4回に分けて検出することとしたが、これに限られるものではない。例えば、4つの酸素濃度センサを用いて、第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度を1回で検出してもよいし、2つの酸素濃度センサを用いて、第1乃至第4象限Q1〜Q4それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度を、順番に2回に分けて検出してもよい。
1 シールドガスチェックシステム
10 溶接ロボット
11 本体
12 溶接ノズル
13 溶接チップ
14 先端開口部
Q1〜Q4 第1乃至第4象限
50 ノズルクリーナ
60 シールドガスチェック装置
63 酸素濃度センサ
C1〜C4 第1乃至第4吸入口
70 ロボットコントローラ

Claims (3)

  1. 先端開口部からシールドガスを噴射可能な溶接ノズルを有する溶接ロボットと、
    前記溶接ノズルの前記先端開口部をクリーニングするためのノズルクリーナと、
    前記溶接ノズルの前記先端開口部の正面視における第1乃至第4象限のうち複数の象限それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度を検出可能な酸素濃度センサを有するシールドガスチェック装置と、
    前記酸素濃度センサによって検出される前記複数の象限それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度が所定の閾値以下であるか否かを判定するロボットコントローラと、
    を備え
    前記酸素濃度センサは、前記先端開口部に対向する対向面と、前記対向面に形成され、前記複数の象限とそれぞれ対向する複数の吸入口とを有し、
    前記複数の吸入口それぞれは、前記複数の象限それぞれから噴射されるシールドガスを吸入する、
    シールドガスチェックシステム。
  2. 前記溶接ノズルは、前記先端開口部から前記酸素濃度センサに向かって、鉛直方向に対して傾斜した方向にシールドガスを噴射する、
    請求項1に記載のシールドガスチェックシステム。
  3. 溶接ノズルの先端開口部の正面視における第1乃至第4象限のうち複数の象限それぞれから噴射されるシールドガスを、酸素濃度センサに形成された複数の吸入口それぞれから吸入することによって、前記複数の象限それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度を検出する工程と、
    前記複数の象限それぞれから噴射されるシールドガス中の酸素濃度が所定の閾値以下であるか否かを判定する工程と、
    を備えるシールドガスチェック方法。
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