JP6688607B2 - 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 - Google Patents
既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6688607B2 JP6688607B2 JP2015255452A JP2015255452A JP6688607B2 JP 6688607 B2 JP6688607 B2 JP 6688607B2 JP 2015255452 A JP2015255452 A JP 2015255452A JP 2015255452 A JP2015255452 A JP 2015255452A JP 6688607 B2 JP6688607 B2 JP 6688607B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil
- cutting
- tip
- diameter
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 9
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 202
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 36
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 32
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 32
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
そのため、削ることなく使用できる鉛筆として、本体部の下部に鉛筆芯を植設した簡易鉛筆が各種提案されている。
例えば、特許文献1には、紙素材からなる本体部の幅方向略中央部の先端に鉛筆芯を取り付けてなる鉛筆が提案されている。また、特許文献2には、合成樹脂製の本体部の先端に鉛筆芯を取り付けたゴルフスコア記入用の鉛筆が提案されている。
しかし、削られた状態で使用現場に運搬する際に、様々な衝撃を受け、鉛筆芯が本体内部で折れてしまったり、芯先が欠けたりすることがあった。特に、赤鉛筆などの油分の高い材料からなる鉛筆芯の場合は、硬性が低く、本体部との間の接着材の付着力が弱いので、本体内部での中折れ現象が頻発していた。
そこで、本発明は、削られた状態で提供される鉛筆に関し、特に、芯の折れにくい構造の既切削鉛筆、その製造方法と装置を提供することを目的とする。
この場合、前記ケースの側壁面に歯車を取り付け、該歯車の一側に、前記ストッパの側面に設けられたギアを噛み合わせ、他側部には、前記第2の切削刃を上下動させるための昇降部材をギアを介して設けることで該ストッパを、切削前の鉛筆の先端部が当接される位置に上下動可能に配設してもよい。
本発明に係る既切削鉛筆は、本体部の中心に鉛筆芯を配してなる鉛筆の周側面から先端部方向に向けて傾斜状に切削して芯が現れる前に切削を停止させ、それによって形成された傾斜部から前記鉛筆芯に向けて、長手方向に略直交する方向に切削することによって構成された既切削鉛筆であって、前記本体部の先端を、前記鉛筆芯の径に対応する内径を有し、鉛筆径よりも小さい外径を有する平坦面からなるリング部と、該リング部から前記本体部の周側面に連続するテーパ部と、によって構成し、前記リング部から円柱形状の芯先を露出させて構成されたことを特徴とするものである。
リング部から円柱形状の芯先が露出されるので、芯先角部の稜線に沿って移動させることで細い線を描くことができるし、該稜線の直交方向に移動させることで太い線を描くことも可能となる。
これによって、鉛筆芯が鉛筆内部で保護された状態を維持することができ、衝撃を受けた際の鉛筆芯の中折れ現象を、極めて効果的に防止することができる。
本体部が傾斜状に削られる際に、その切削刃が鉛筆芯に触れることがないので、鉛筆芯に対する負荷は生じない。また、単一の刃によって本体部と鉛筆芯が同時に切削されることがないので、鉛筆芯と本体部との間の抗力によって接着性が低下するという問題を回避できる。これによって、鉛筆芯が鉛筆内部で保護された状態を維持することができ、衝撃を受けた際の鉛筆芯の中折れ現象を効果的に防止できる。
この場合、ケースの側壁面に歯車を取り付け、その歯車の一側に、ストッパの側面に設けられたギアを噛み合わせ、他側部には第2の切削刃を上下動させるための昇降部材をギアを介して設けることで、ストッパを、切削前の鉛筆の先端部が当接される位置に上下動可能に配設することができる。
特に、回転ローラの回転方向に沿った方向に鉛筆が載置されるので、鉛筆芯に沿った方向に鉛筆を削ること(縦削り)ができ、鉛筆の周側面に沿って回転させて削る方式(横削り)に生ずる問題点(単一の切削刃によって本体部と鉛筆芯とが同時に削られることによって生じる両部材間の抗力により、両部材間に介在する接着材が離れ落ちること)を回避できる。これによって、衝撃に強い既切削鉛筆を極めて効率的に製造することが可能となる。
請求項7に係る既切削鉛筆は、長尺状の本体部の中央に鉛筆芯を配してなる鉛筆の本体部先端を、鉛筆径よりも小さい外径を有する平坦面からなるリング部と、リング部から本体部の周側面に連続するテーパ部と、によって構成し、前記リング部から芯先を露出させたので、この既切削鉛筆を箱などに収容した状態で落下させた場合であっても、鉛筆芯の中折れや欠けが発生し難くなる。
本発明に係る既切削鉛筆は、色鉛筆、化粧用鉛筆、アンケート用の鉛筆など、削られた状態で提供されるものであり、図1に示す既切削鉛筆1のように、長尺状の本体部2の中央に鉛筆芯3を配してなる鉛筆である。
このような鉛筆において、本発明は、本体部2の先端部をリング部4とテーパ部5とによって形成すると共に、リング部4の開口部から芯先6を露出させたことを特徴とするものである。
即ち、図2に示すように、本体部2の先端面を、鉛筆芯の径Rに対応する内径を有し、鉛筆径Xよりも小さい外径Yを有するリンク形状の平坦面(即ち、リング部4)によって構成し、当該リング部4の外周から本体部2の周側面に向けて傾斜状に連続するテーパ部5を設けた形状とした。
なお、図1に示す化粧用鉛筆の実施例(実施例1)においては、テーパ部5の傾斜角度θを30度とし、リング部4の内径(即ち、鉛筆芯の径R)を4mm、外径Yを6mmとし、鉛筆径Xを12mmとしている。リング部の内径に対する外径の比率(鉛筆径に対するリング部径の比率(Y/X)は1/2、リング部径に対する鉛筆芯径の比率(R/Y)は2/3に設計されている。
このように既切削鉛筆1を設計することで、箱などに収容した状態で落下させた場合であっても、鉛筆芯の中折れや欠けの発生が低下される。特に、リング部から円柱形状の芯先が露出される構造とすることで、芯先角部の稜線に沿って移動させることで細い線を描くことができ、該稜線の直交方向に移動させることで太い線を描くことができる。
上記切削形状の効果を検証するために、アルミ製の筆箱に第2実施例の色鉛筆を6本入れ、それを1.5mの高さから落下させ、芯折れ(芯欠け)の発生頻度を測定した。比較例として、図5(b)に示すように、通常の鉛筆削器(第1の切削刃のみのもの)で削ったもの(比較例1)についても同様の実験をおこなった。上記落下実験を8回行なった結果、合計48本の鉛筆のうち、比較例は37本の芯折れ(中折れ18本、芯欠け9本)が生じたが、本実施例のものは、4本の芯折れ(中折れ4本、芯欠け0)に止まった。
次に、テ―パ部5の最適な傾斜角度を求めるために、第2実施例(傾斜角度θ=12.8度)に係る色鉛筆と、傾斜角度10.7度に削ったもの(比較例2)、傾斜角度9.1度に削ったもの(比較例3)について、上記の落下実験を行なった。その結果、本実施例の芯折れ発生(4本)に対し、比較例2は5本(中折れ5本)、比較例3は7本(中折れ6本、芯欠け1本)の芯折れが発生した。
以下、既切削鉛筆1の製造装置としての鉛筆削器10の一例を、図7を参照して説明する。
第1の切削刃15aは、鉛筆の本体部2を傾斜状に切削するためのものであり、第1の保持部13aに設けられたスリット14に沿って、傾斜状に配設されている。この保持部13aに差し込まれた鉛筆が、第1の切削刃15aに対して斜めに押し付けられながら回転することで、鉛筆の周側面が、中央の芯部に向けて傾斜状に削られる。
第2の鉛筆差込口12bに連続する第2の保持部13bの先端部には、第2の切削刃15bが設けられている。
第2の切削刃15bから所定距離離れたケース他側面部側には、芯先6を所望の長さにまで露出させるための第2のストッパ16bが設けられている。これらのストッパ16a、16bは、ケース11の他側面部に設けられた蓋部17に形成されたものであってもよい。
上記既切削鉛筆の製造装置によって既切削鉛筆1を製造する方法を説明する。
ストッパ16aに当接するまで回転させることで、鉛筆の周側面が傾斜状に削り取られ、先端に傾斜部7が形成される(図10(a)を参照)。
第1の鉛筆差込口12aから鉛筆を取り出して、第2の鉛筆差込口に12bに挿入する(図9(b)を参照)。そして、第2の保持部13bに保持させた状態で回転する。
すると、傾斜部7の先端が削り取られ、平坦面からなるリング部4と、それに連続して鉛筆周側面へと至るテーパ部5が形成され、リング部4の開口部から芯先6が現れる。さらに鉛筆を回転させることで、傾斜部7が深く削り取られてゆき、第2のストッパ16bに当接することで、所望の長さにまで芯先6が露出される(図10(b)を参照)。
鉛筆の芯方向に削る縦削り方式に比べて、横削り方式の鉛筆削器の場合、鉛筆を削っているうちに、鉛筆芯と本体部との間の接着材が剥がれ、鉛筆芯のコーティング性が低下するという問題があったが、本実施形態に係る既切削鉛筆の製造装置によれば、本体部2と鉛筆芯3とが単一の切削刃によって同時に横削りされることがないので、かかる問題は発生しない。そのため、鉛筆芯3のコーティング性が維持され、衝撃を受けた際の鉛筆芯3の中折れ現象が防止される。
或いは、図13及び図14の実施例のように、屑入れ用のケースを有しないものであてもよい。
ケース11には開口部が設けられており、その開口部に、別部材からなる蓋部材を取り付けることによって、ケースの他側面部17が構成されている。蓋部材は、開口部を封止する本体部(即ち、ケース他側面部17)と、本体部の延長部から直角方向に延びる筒部19と、によって構成される。この筒部19は、鉛筆の差込方向とは逆の方向からケースの他側面部に挿入されたハンドル18が回転可能に取り付けられている。
また、図16に示すように、ケース11に蓋11aを設けてもよい。蓋の内側に鑢11bを設けておき、芯先を所望の形状に成型できるようにしてもよい(図17参照)。
このケース21の側面部には単一の鉛筆差込口22が設けられており、それに連続して単一の鉛筆保持部23が設けられている。この保持部23は、鉛筆差込口22からケース内部に向けて縮径する円錐状の領域であり、その傾斜面に沿ってスリット24を設け、其スリット24に、第1の切削刃25aが設けられている。
そして、この第1の切削刃25aの先端部(即ち、ケース21の他側面側の端部)よりも鉛筆差込口22に寄った位置に、第2の切削刃25bが配設されている。第2の切断刃25bの刃先は、図19に示すように、鉛筆に略直交する方向に延びており、第1の切削刃25aによって切削された傾斜部7の先端を切り落とし、平坦面からなるリング部4と傾斜面からなるテ―パ部5とが形成されるように、その先端部を鉛筆芯3に略当接させている。
また、第2の切削刃25bは、第1の切削刃25aと同一部材によって構成してもよい。例えば、図22に示すように、鉛筆の周側面を傾斜状に削る第1の切削刃25a’の回転方向前端部を、鉛筆芯3に直交する方向に屈曲し、その屈曲部において第2の切削刃25b’を構成してもよい。
この場合、図22(a)に示す第1変形例のように、第1の切削刃25a’の刃先に連続して第2の切削刃25b’の刃先を設けてもよいし、図22(b)に示す第2変形例のように、第1の切削刃25a’から屈曲形成された第2の切削刃25b’が、先端部に向かうにつれて鉛筆芯3の周側面に略摺接されるように設計してもよい。このように、第1の切削刃25b’の刃先と非連続になるように刃先を構成することで、傾斜部7を形成するための切削工程(第1の切削工程)の後に、リング部4を形成し芯先6を露出させるための切削工程(第2の切削工程)を施すことができる。これによって、切削の際に生ずる本体部2と鉛筆芯3との間の抵抗を低くすることができる。
また、第1の切削刃25aによる切削が停止された際に、自動的に第2の切削刃25bが所定の切削位置に移動されるように設計してもよい。この場合、図23に示す第3変形例のように、ストッパ26を、切削前の鉛筆の先端部が当接される位置に上下動可能に配設する。
ケース21の側壁面に歯車27が取り付けられており、この歯車27の一側に、ストッパ26の側面に設けられたギア26aが噛み合わされている。歯車27の他側部には、第2の切削刃25bを上下動させるための昇降部材28がギア28aを介して設けられている。
このように構成することで、本体部2が傾斜状に削られていくに従って、ストッパ26が上昇し、歯車27を介して昇降部材28が下降して第2の切削刃25bによる切削が開始されるようにすることができる。本体部2の傾斜部7が鉛筆芯3の方向に向けて切削されることで、テーパ部5とリング部4の形成と同時に、芯先6が露出される。
この実施例は、設置型の手動式鉛筆削器として構成した例である。第1の切削刃35aは、円筒形状の周面に幾条もの螺旋刃を配設して構成されたものであり、保持部33において傾斜状に配設される。この保持部33は、固定状態の鉛筆を中心としてシリンダが回転されるように構成されている。即ち、ハンドル38を回転することで、鉛筆を中心としてシリンダごと回転するように構成されており、ハンドル取付部33aに設けられた遊星歯車を介して傾斜状に配設された第1の切削刃35aが、固定状態の鉛筆の周りを自転しながら公転する。これによって、本体部2の先端が傾斜状に切削されるようになっている(図25を参照)。
この場合、図26に示すように、鉛筆芯が現れる前にシリンダの回転を停止させるストッパ36を設け、第1の切断刃35a’を停止させた状態で、第2の切断刃35b’を、鉛筆芯3に向けて突出させてもよい。
この鉛筆削器40は、既切削鉛筆を大量生産するためのものであり、表面に鑢部(第1の切削刃45a)を有してなるグラインダ46と、その回転方向Nに直交する方向に回転する回転刃(第2の切削刃45b)と、鉛筆をグラインダ46の幅方向Wに搬送させるための搬送装置47と、によって構成される。
このようにして、鉛筆の先端を傾斜状に切削し、その傾斜部7を第2の切削刃によって削り取る。これによって、本体部2の先端にリング部4が形成され、その開口部から芯先6が露出された構成の既切削鉛筆1を容易かつ迅速に製造することが可能となる。
2…本体部
3…鉛筆芯
4…リング部
5…テーパ部
6…芯先
7…傾斜部
10、20、30、40…鉛筆削器(既切削鉛筆の製造装置)
11、21、31…ケース
12、22、32…鉛筆差込口
13、23、33…保持部
14、24…スリット
15a、25a、35a、45a…第1の切削刃
15b、25b、35b、45b…第2の切削刃
16、36、36…ストッパ
17…他側面部
18、38…ハンドル
19…筒部
27…歯車
28…昇降部材
46…グラインダ
47…搬送装置
Claims (7)
- 本体部(2)に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆を切削することで、該本体部(2)の先端に、鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し鉛筆径(X)よりも外径(Y)が小さい平坦面からなるリング部(4)と、該リング部(4)から周側面に連続するテ―パ部(5)と、を有する既切削鉛筆(1)を製造する既切削鉛筆の製造方法であって、
前記鉛筆の周側面から先端部方向に向けて傾斜状に切削し、芯が現れる前に切削を停止させる第1の切削工程と、
前記第1の切削工程によって形成された傾斜部(7)から前記鉛筆芯(3)に向けて、長手方向に略直交する方向に切削する第2の切削工程と、を含むことを特徴とする既切削鉛筆の製造方法。 - 本体部(2)に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆を切削することで、該本体部(2)の先端に、鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し鉛筆径(X)よりも外径(Y)が小さい平坦面からなるリング部(4)と、該リング部(4)から周側面に連続するテ―パ部(5)と、を有する既切削鉛筆(1)を製造する装置であって、
前記鉛筆の周側面から先端部方向に向けて傾斜状に切削する第1の切削刃(15a、25a)と、
該第1の切削刃(15a、25a)による切削を芯が現れる前に停止させるストッパ(16,26)と、
前記第1の切削刃(15a,25a)によって形成された傾斜部(7)から前記鉛筆芯(3)に向けて、長手方向に略直交する方向に切削する第2の切削刃(15b,25b)と、を含んで構成されたことを特徴とする既切削鉛筆の製造装置。 - 本体部(2)に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆を切削することで、該本体部(2)の先端に、鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し鉛筆径(X)よりも外径(Y)が小さい平坦面からなるリング部(4)と、該リング部(4)から周側面に連続するテ―パ部(5)と、を有する既切削鉛筆(1)を製造する装置であって、
ケース(11)に設けられた第1の鉛筆差込口(12a)から内部に向けて縮径する保持部(13)の傾斜面に沿ってスリット(14)を設けると共に、該スリット(14)に沿って傾斜状に第1の切削刃(15a)を取り付けてなる第1の切削部と、
前記ケース(11)に第2の鉛筆差込口(12b)を設け、差し込まれた鉛筆に対して略直交方向に延びる第2の切削刃(15b)を取り付けてなる第2の切削部と、を備え、
前記第1の鉛筆差込口(12a)に差し込まれた鉛筆を、鉛筆芯(3)を中心に回転させることで、前記本体部(2)の先端が削られて傾斜部(7)が形成され、該傾斜部(7)を前記第2の鉛筆差込口(12b)に挿入して回転させることで、前記傾斜部(7)の先端部が削り落とされて、前記リング部(4)が形成されて芯先(6)が露出されるように構成したことを特徴とする既切削鉛筆の製造装置。 - 本体部(2)に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆を切削することで、該本体部(2)の先端に、鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し鉛筆径(X)よりも外径(Y)が小さい平坦面からなるリング部(4)と、該リング部(4)から周側面に連続するテ―パ部(5)と、を有する既切削鉛筆(1)を製造する装置であって、
鉛筆差込口(22)からケース(21)の内部に向けて縮径する保持部(23)の先端に、鉛筆の先端部を当接させるためのストッパ(26)を設けるとともに、傾斜面に沿ってスリット(24)を設け、該スリット(24)に沿って傾斜状に第1の切削刃(25a)を設け、
前記鉛筆に略直交する方向に刃先が延びる第2の切削刃(25b)を設け、
前記鉛筆差込口(22)に差し込んだ状態で鉛筆を回転させることで、前記第1の切削刃(25a)で前記鉛筆差込口(22)に差し込まれた鉛筆の前記本体部の先端を削って前記テーパ部(5)を形成すると共に、前記ストッパ(26)に鉛筆の先端部を当接させた状態で前記第2の切削刃(25b)で切削することでリング部(4)が形成されて芯先(6)が露出されるように構成したことを特徴とする既切削鉛筆の製造装置。 - 前記ケース(21)の側壁面に歯車(27)を取り付け、該歯車(27)の一側に、前記ストッパ(26)の側面に設けられたギア(26a)を噛み合わせ、他側部には、前記第2の切削刃(25b)を上下動させるための昇降部材(28)をギア(28a)を介して設けることで該ストッパ(26)を、切削前の鉛筆の先端部が当接される位置に上下動可能に配設したことを特徴とする請求項4に記載の既切削鉛筆の製造装置。
- 本体部(2)に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆を切削することで、該本体部(2)の先端に、鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し鉛筆径(X)よりも外径(Y)が小さい平坦面からなるリング部(4)と、該リング部(4)から周側面に連続するテ―パ部(5)と、を有する既切削鉛筆(1)を製造する装置であって、
表面に鑢部を有してなる回転ローラの回転方向(N)に沿って載置された鉛筆を、該回転ローラの幅方向(W)に向けて転動させることで、前記本体部(2)の先端を傾斜状に切削する第1の切削刃(45a)と、
前記回転ローラの回転方向(N)とは直交する方向に配設された第2の切断刃(45b)と、を備えてなり、
前記第1の切削刃(45a)によって形成された傾斜部(7)の先端を、前記第2の切断刃(45b)が切削することで、前記リング部(4)の形成と同時に芯先(6)が露出されるように構成されたことを特徴とする既切削鉛筆の製造装置。 - 本体部(2)の中心に鉛筆芯(3)を配してなる鉛筆の周側面から先端部方向に向けて傾斜状に切削して芯が現れる前に切削を停止させ、それによって形成された傾斜部(7)から前記鉛筆芯(3)に向けて、長手方向に略直交する方向に切削することによって構成された既切削鉛筆であって、
前記本体部(2)の先端を、前記鉛筆芯(3)の径に対応する内径(R)を有し、
鉛筆径(X)よりも小さい外径(Y)を有する平坦面からなるリング部(4)と、
該リング部(4)から前記本体部(2)の周側面に連続するテーパ部(5)と、によって構成し、
前記リング部(4)から円柱形状の芯先(6)を露出させて構成されたことを特徴とする既切削鉛筆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015255452A JP6688607B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015255452A JP6688607B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017114099A JP2017114099A (ja) | 2017-06-29 |
JP2017114099A5 JP2017114099A5 (ja) | 2019-01-10 |
JP6688607B2 true JP6688607B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=59231371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015255452A Expired - Fee Related JP6688607B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6688607B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6420397U (ja) * | 1987-07-28 | 1989-02-01 | ||
JPH02144499U (ja) * | 1989-05-11 | 1990-12-07 | ||
JP2532785Y2 (ja) * | 1989-08-25 | 1997-04-16 | ぺんてる株式会社 | 鉛筆削り器 |
DE102010031915A1 (de) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | Kum Ltd. | Spitzer, insbesondere für einen kosmetischen oder pharmazeutischen Stift |
JP5620813B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2014-11-05 | 株式会社エルム・インターナショナル | 電動鉛筆削り器 |
JP2012210711A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-01 | Osaka Clip:Kk | 鉛筆削り器 |
-
2015
- 2015-12-25 JP JP2015255452A patent/JP6688607B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017114099A (ja) | 2017-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5870659B2 (ja) | 穿刺針の製造方法と穿刺針 | |
KR20150026794A (ko) | 스크라이빙 휠, 홀더 유닛 및 스크라이브 장치 | |
JP6688607B2 (ja) | 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 | |
JP2009096008A (ja) | 鉛筆の芯を削るカッターおよび鉛筆の芯の削り過ぎを防止するストッパー | |
US20030159951A1 (en) | Three-in-one art pack | |
CN108407514A (zh) | 削铅笔器、削铅笔的方法以及铅笔 | |
JP2017114099A5 (ja) | 既切削鉛筆の製造方法、既切削鉛筆の製造装置及び既切削鉛筆 | |
JP2006198970A (ja) | 鉛筆削り器 | |
JP2005075560A (ja) | 粘着テープカッタ | |
US10321690B2 (en) | Pastry crust cutting devices, assemblies, components, and methods | |
KR102338588B1 (ko) | 연필깎이 | |
KR101188378B1 (ko) | 안전 드로잉 나이프 | |
CN205736565U (zh) | 一种雕刻刀 | |
JP3166697U7 (ja) | ||
JP3166697U (ja) | 鉛筆の芯を削るカッターおよび鉛筆の芯の削り過ぎを防止するストッパー | |
WO2004069558A1 (en) | Pencil shaving device | |
JP7171028B2 (ja) | 鉛筆削り器 | |
JP7055290B2 (ja) | 鉛筆削器 | |
CN201362085Y (zh) | 可做削笔器的铅笔帽 | |
US8936059B2 (en) | Craft bead roller | |
JP3131803U (ja) | 紙パック用口栓切除具 | |
JP2022118861A (ja) | 口栓カッター | |
JP3169745U (ja) | 鉛筆削り器 | |
JP2009208453A (ja) | 鉛筆削り器 | |
US20140305274A1 (en) | Integrated label remover |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181120 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190909 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6688607 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |