JP2006198970A - 鉛筆削り器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鉛筆削り器のケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する内部内側に、凹状の芯先切削刃を装備した鉛筆削り器を提供する。
【解決手段】 各種鉛筆の芯の先端を略半球状に切削形成するように、ケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する先端内部奥側に、回転する鉛筆の芯の先端が当接して芯の先端周縁を切削する凹状の芯先切削刃を設けた構成であり、芯先切削刃は、半球状の凹形に配置された十字刃に構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】 各種鉛筆の芯の先端を略半球状に切削形成するように、ケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する先端内部奥側に、回転する鉛筆の芯の先端が当接して芯の先端周縁を切削する凹状の芯先切削刃を設けた構成であり、芯先切削刃は、半球状の凹形に配置された十字刃に構成である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉛筆削り器に関し、特に切削する鉛筆の芯の先端を丸みを帯びた半球状に形成することができる鉛筆削り器に関する。
鉛筆削り器として様々な機能が付加された鉛筆削り器が販売されている。一般的な鉛筆削り器は、鉛筆で書きやすいように芯折れのない極限まで芯の先端を細く削ることが出来るように構成されている。その他に、使用用途に応じて芯の太さを変えることができる鉛筆の芯の太さ又は長さを調節する機能が付加された鉛筆削り器が数多く販売されている。しかし、販売されている芯調整機能付鉛筆削り器は、鉛筆の芯が太ければ太いほど先端が台形状になってしまう欠点があった。使用用途に応じては、芯を太く削切しながら、かつ角がない状態で使用する場合もあり、その際には台形状になった芯を手作業で丸く角を削らなくてはならなかった。
そこで、鉛筆を削る際に、鉛筆の芯が台形状にならずに、角を削り取る鉛筆削り器の開発が待たれていた。
そこで、鉛筆を削る際に、鉛筆の芯が台形状にならずに、角を削り取る鉛筆削り器の開発が待たれていた。
一度削った芯の先端を手作業でナイフ等を利用して削ることは、2度手間であるばかりでなく、電動鉛筆削りにあっては折角の全自動がその効果を半減させる結果となり、他の利器を用意する手間が生じることになる。また、鉛筆を削る動作と削った後の芯の形状の調整とは全く範囲が異なるものであり、角度も範囲も精度も異なるので、別の機械を用意して、通常の鉛筆削りと芯先だけを微調整する機器とを用意することも考えられるが、一回の挿入操作で鉛筆本体の削りと芯先の調整削りも同時に完成するワン操作により完了する機器の開発・供給が研究されていた。
本発明は上記問題を解決するために、鉛筆削り器のケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する内部内側に、凹状の芯先切削刃を装備した鉛筆削り器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る鉛筆削り器は、各種鉛筆の芯の先端を略半球状に切削形成するように、ケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する先端内部奥側に、回転する鉛筆の芯の先端が当接して芯の先端周縁を切削する凹状の芯先切削刃を設けた構成である。
また、芯先切削刃は、半球状の凹形に配置された十字刃に構成されている。
さらに、鉛筆削り器に削る芯の太さを調節するための芯切削調節機構を設けた構成も可能である。
さらに、鉛筆削り器は、挿入された鉛筆が回転する切削刃に当接することにより自動的に鉛筆の先端を切削する回転動力源を持つ電動式の鉛筆削り器に付加することも可能である。
また、芯先切削刃は、半球状の凹形に配置された十字刃に構成されている。
さらに、鉛筆削り器に削る芯の太さを調節するための芯切削調節機構を設けた構成も可能である。
さらに、鉛筆削り器は、挿入された鉛筆が回転する切削刃に当接することにより自動的に鉛筆の先端を切削する回転動力源を持つ電動式の鉛筆削り器に付加することも可能である。
本発明に係る鉛筆削り器は、上記の通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1 一つの動作で鉛筆を削り、同時に芯の先端の角部を取り除き、丸みを帯びた状態(半球状の先端)に切削することができる。
2 十字刃を装備することにより、鉛筆の芯の先端の周縁を確実に切削することができる。
3 芯切削の調節機能を付加することにより、いかなる芯の太さの鉛筆であっても先端を半球状に切削することができる。
4 電動式の鉛筆削り器に装備することにより、芯の先端が丸みを帯びた鉛筆を一つの操作で簡単に作成することが可能となった。
1 一つの動作で鉛筆を削り、同時に芯の先端の角部を取り除き、丸みを帯びた状態(半球状の先端)に切削することができる。
2 十字刃を装備することにより、鉛筆の芯の先端の周縁を確実に切削することができる。
3 芯切削の調節機能を付加することにより、いかなる芯の太さの鉛筆であっても先端を半球状に切削することができる。
4 電動式の鉛筆削り器に装備することにより、芯の先端が丸みを帯びた鉛筆を一つの操作で簡単に作成することが可能となった。
以下本発明にかかる鉛筆削り器を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明の鉛筆削り器を示す平面図であり、図1(b)は底面図であり、図1(c)は左側面図であり、図1(d)は右側面図であり、図1(e)は開口部を示す側面図である。図2(a)は鉛筆を使用した状態を示す左側面図であり、図2(b)は同右側面図である。さらに、図3(a)は本発明の芯先切削刃を示す正面図であり、図3(b)は芯先切削刃を示す平面図であり、図3(c)は芯先切削刃を示す側面図である。図4は本発明の鉛筆削り器を使用して形成した鉛筆の図である。
本発明の鉛筆削り器10は、ケース本体20と、開口30と、切削刃40と、芯先切削刃50とからなる構成である。
本発明の鉛筆削り器10は、ケース本体20と、開口30と、切削刃40と、芯先切削刃50とからなる構成である。
ケース本体20は、この実施例では樹脂製の卵型をした立方体であって、側面に開口30が形成されている。また、平面に形成された上部には、鉛筆を削る切削刃40が装備されている。さらに、鉛筆の芯の先端と当接して、鉛筆の先端の周縁を切削する凹状の芯先切削刃50が開口30と対向する先端の内部奥側方向の位置に固設されている。
切削刃40は、従来から販売されている鉛筆削り器に装着されている切削刃と同様の構成の長板状の切削刃であり、ネジ42等の接合手段により本体に堅固に固着されている。この実施例で使用されている切削刃は、矩形に形成されており長手方向の一端面に切削するための刃が設けられている。鉛筆12は開口30から本体の中央方向に挿入され、挿入とともに鉛筆を回転させることにより、鉛筆の周囲の木部を序所に回転切削する。さらに回転させながら押し進めることにより中心部にある芯である黒鉛部14が露出する。切削進行させて露出した芯先端部はそのままの状態では平坦であり、芯の先端周縁は切削したままの角張った状態となっている。
切削刃40の設置角度は、削り上がった鉛筆の芯の長さによって変化できる。先端部分を周囲から回転切削するために、開口30から奥側にかけて低くなるように傾斜させて固設されている。
また、本発明の鉛筆削り器が電動式の場合は、スピンドル型の切削刃を用いることも可能である。
また、本発明の鉛筆削り器が電動式の場合は、スピンドル型の切削刃を用いることも可能である。
芯先切削刃50は、ケース本体20に設けられた鉛筆挿入用の開口30と対向する先端方向の内部奥側に芯の中心が芯先切削刃の中心と合致する位置に配置される。芯先専用の切削用の刃であり、回転する鉛筆の芯の先端の周縁部が当接して鉛筆の芯の角を削り取り先端を半球状に切削する凹状の切削刃からなる。この実施例では、芯先切削刃50は凹状の4枚の刃からなる十字刃である。芯先切削刃は、刃の枚数に限定がなく、十字型の刃に限らず2枚または3枚の刃であってもよく、形状も鉛筆の芯の先端に刃が当接して、先端の周縁部を切削することができる形状であれば凹状である必要はない。
この実施では、芯先切削刃50の形状を略半球の凹型に形成している。鉛筆の芯の先端の周縁の余分な角部が削り取られるような構造であり芯の先端の周縁が芯先切削刃50に当接し、周縁が削られることにより鉛筆の芯の先端が略半球状となる。
また、この実施例では4枚の刃からなり、中央に刃先がある構造を示しているが、例えば山型の切削体(刃)を片側に刃先のある芯先切削刃に替えて放射線状に凹型のすり鉢形状とすることも可能である。
また、この実施例では4枚の刃からなり、中央に刃先がある構造を示しているが、例えば山型の切削体(刃)を片側に刃先のある芯先切削刃に替えて放射線状に凹型のすり鉢形状とすることも可能である。
さらに、本発明の鉛筆削り器に芯の太さおよび削れる芯の長さを調節することができる芯切削調節機能を付加することも可能である。その際には、鉛筆の芯の先端が当接する位置調節機能を芯先切削刃50に付加し、芯先切削刃50自体が前後に移動する構造とすることができる。また、例えば、ケース本体20にスライド部材を設けて、凹状の半球状の円周端部が固定された芯先切削刃50の一枚毎の刃の頂点を動かして、角度を変更することにより、芯の先端が様々な曲率半径を持つ鉛筆を形成することも可能である。
本発明では手動式の鉛筆削り器について詳述したが、モータ等の駆動源を装備した電動鉛筆削り機に芯先切削刃50を装備することも可能である。電動鉛筆削り機の場合、鉛筆が固定されている形式が多く、スピンドル式等の回転刃で刃自体を回転させて固定している鉛筆を切削するため、芯の先端の切削にあたっても芯先切削刃50自体を回転させて先端周縁を切削する必要がある。
本発明の鉛筆削り器により形成された鉛筆は、芯の先端が半球状となるため様々な用途に使用できる。例えば、化粧品用のアイラインペンシル等にあっては芯の先端をある程度で細くすると同時に半球状に形成できるので、肌に対する当たりが柔らかく、削った直後からすぐに使用できる化粧用の鉛筆を形成することができる。また、美術で使用するデッサン用の鉛筆にあっても、先端を半球状に形成できるので、切削直後から違和感なく使用することが可能である。さらに、マークシート等の試験問題を記入するための鉛筆を簡単に作成することができる。
10 鉛筆削り器
12 鉛筆
14 芯
20 ケース本体
30 開口
40 切削刃
42 ネジ
50 芯先切削刃
52 刃先
12 鉛筆
14 芯
20 ケース本体
30 開口
40 切削刃
42 ネジ
50 芯先切削刃
52 刃先
Claims (4)
- 各種鉛筆の芯の先端を略半球状に切削形成するように、ケース本体に設けられた鉛筆挿入用の開口と対向する先端内部奥側に、回転する鉛筆の芯の先端が当接して芯の先端周縁を切削する凹状の芯先切削刃を設けたことを特徴とする鉛筆削り器
- 前記芯先切削刃は、半球状の凹形に配置された十字刃であることを特徴とする請求項1記載の鉛筆削り器
- 前記鉛筆削り器は、削る芯の太さを調節するための芯切削調節機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の鉛筆削り器
- 前記鉛筆削りは、挿入された鉛筆が回転する切削刃に当接することにより自動的に鉛筆の先端を切削する回転動力源を持つ電動式の鉛筆削り器であることを特徴とする請求項1記載の鉛筆削り器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015247A JP2006198970A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 鉛筆削り器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015247A JP2006198970A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 鉛筆削り器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006198970A true JP2006198970A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36957378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005015247A Pending JP2006198970A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 鉛筆削り器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006198970A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009011519A1 (en) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Byung Hak Lee | Pencil lead sharpeners |
JP2009096008A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Toshimasa Hiratsuka | 鉛筆の芯を削るカッターおよび鉛筆の芯の削り過ぎを防止するストッパー |
JP3166697U (ja) * | 2011-01-04 | 2011-03-17 | 敏正 平塚 | 鉛筆の芯を削るカッターおよび鉛筆の芯の削り過ぎを防止するストッパー |
CN104354509A (zh) * | 2014-11-13 | 2015-02-18 | 常熟市磊燕办公用品有限公司 | 一种多功能卷笔刀 |
-
2005
- 2005-01-24 JP JP2005015247A patent/JP2006198970A/ja active Pending
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JP2009096008A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Toshimasa Hiratsuka | 鉛筆の芯を削るカッターおよび鉛筆の芯の削り過ぎを防止するストッパー |
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