JP6687293B2 - 巻線装置及び巻線検査方法 - Google Patents

巻線装置及び巻線検査方法 Download PDF

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Description

この発明は回転電機に用いられるコイルの巻線装置及び巻線検査方法に関するものである。
回転電機の電機子の構成として、各磁極ティースにワイヤを巻線したコイルがある。コイルの巻乱れなどの異常が回転電機の不良の原因となる場合があるため、巻線の異常を判定する検査が必要となる。下記特許文献1においてはコイルの撮影画像を取得してコイルの外観を評価し、検査をしている。
特開2005−241582号公報
上記特許文献1においては、撮影画像によってコイルを検査するため、単一のカメラでコイルの全周について検査する場合、コイルの巻線方法において制限が課される。又複数のカメラで検査する場合、カメラの取り付け位置に制限が生じることがあり、また撮影画像の明度がカメラごとに異なるため、各撮影画像において同等の判定基準となるように閾値を設定することが困難となる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、巻線方法および磁極ティースの形状に関わらず、コイルの全周について異常を検出することができるとともに、コイルのどの位置で異常が生じても短い処理時間で異常を検出することができる巻線装置及び巻線方法を提供することを目的とする。
この発明に係る巻線装置は、ワイヤを磁極ティースに巻線させるための巻線部と、
上記巻線部が上記ワイヤを巻線するときに上記ワイヤにかかる張力を測定する測定部と、
測定された張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータと、所定の張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータとを比較した結果に基づいて巻線状態の良否を判定する判定部と、を備えたものである。
又この発明に係る巻線検査方法は、
巻線部がワイヤを磁極ティースに巻線し、
測定部が上記ワイヤを巻線するときに上記ワイヤにかかる張力を測定し、
判定部が上記測定部で測定された張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータと、所定の張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータとを比較した結果に基づいて巻線状態の良否を判定するものである。
上記のような巻線装置及び巻線検査方法によれば、巻線方法および磁極ティースの形状に関わらず、コイルの全周について異常を検出することができるとともに、コイルのどの位置で異常が生じても短い処理時間で異常を検出することができる。
実施の形態1に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態1に係る蓄積部におけるデータ例を示すグラフである。 実施の形態1に係る演算部におけるデータ処理を示すグラフである。 実施の形態1に係る判定部におけるデータ処理を示すグラフである。 磁極ティースにワイヤが巻線された状態を示す断面図である。 磁極ティースにワイヤが巻線された状態を示す断面図である。 カメラによりコイルを撮影する状態を示す概念図である。 実施の形態1におけるコイルの巻線状態を示したものである。 実施の形態1におけるコイルの巻線状態を示したものである。 実施の形態2に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態2に係る蓄積部におけるデータ例を示すグラフである。 実施の形態2に係る演算部におけるデータ処理を示すグラフである。 実施の形態2に係る判定部におけるデータ処理を示すグラフである。 実施の形態3に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態3における巻線ノズルの軌道を示す概念図である。 実施の形態3における巻線ノズルの軌道を示す概念図である。 実施の形態3における張力の変動を示したものである。 実施の形態3における張力の変動を示したものである。 実施の形態3における張力のフーリエ変換の振幅を示したものである。 実施の形態3における張力のフーリエ変換の振幅を示したものである。 実施の形態3における巻線のモデルを示したものである。 実施の形態3における張力のフーリエ変換を示したものである。 実施の形態4に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態5に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態6に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。 実施の形態7に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。
実施の形態1.
以下実施の形態1について図に基づいて説明する。図1は実施の形態1に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部4と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部4は巻線部1によってコイル2を巻線するときにコイル2を形成するワイヤ3にかかる張力を測定する。測定部4においては、3つのプーリ4A、4B、4Cでワイヤ3を挟み込み、中間のプーリ4Bにかかる力から張力を測定するものである。尚プーリの数は3つ以外の複数であってもよい。即ち測定部4においては、複数のプーリでワイヤ3を挟み込み、複数のプーリのうちの一部または全部のプーリにかかる力から張力を測定するものである。蓄積部5は測定部4によって測定された張力をデータとして保存するものである。図2は蓄積部5において実際に保存されたデータの一例を示すものであり、縦軸は張力(N)、横軸に時間(t)が表示されている。
演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイルを巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。ここで比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータとしては、本測定の前後において採取された測定データでよく、あるいは測定データ全体の平均値であっても良い。更には良品のコイルを巻線したときの張力のデータであってもよい。図3においては、検査対象となるコイルを巻線したときの張力と比較対象となるコイルを巻線したときの張力の差を求めたものである。図3において、ある時間で大きな差Eが生じていることが分かる。このように差を求める他にも比較対象となるコイルを巻線したときの張力との相互相関係を求めるようにしても良い。
ここで相互相関演算値Cについて簡単に説明する。
時刻t1、t2、t3・・・・tnにおける検査対象となるコイルを巻線したときの張力をx1、x2、x3・・・・xnとし、
時刻t1、t2、t3・・・・tnにおける比較対象となるコイルを巻線したときの張力をy1、y2、y3・・・・ynとした場合、
C=(x1y1+x2y2・・+xnyn)/{(x1+x2+・・+xn1/2×(y1+y2+・・+yn1/2
なる計算式により相互相関演算値Cを求め、このCを比較値と比較するものである。
判定部7は演算部6で演算された判定値によって検査対象のコイルの良否を判定するものである。即ち判定部7は測定された張力のデータと、所定の張力のデータとを比較した結果に基づいて巻線状態の良否を判定する。図4において差Eが基準値Mを超えているので、コイル2の異常を検出することが出来る。上記のような構成によれば、巻線方法および磁極ティース11の形状に関わらず、コイル2の全周について異常を検出することができる。またコイル2のどの位置で異常が生じても短い処理時間で異常検出することができる。
図1において、ワイヤ3はワイヤボビン8、調整プーリ9、可動プーリ10、測定部4、巻線部1の順に通過しているが、測定部4を他の位置に取り付けてもよい。また図1においては、磁極ティース11を中心として巻線ノズル12を回転させるフライヤ巻線方法を採用しているが、巻線方法および磁極ティース11の形状についてもこれらの方法及び形状に限定されるものではない。即ち巻線方法についてはノズル巻線方法、スピンドル巻線方法でもよい。更に磁極ティース11に直接巻線するのではなく、巻線ボビンに巻線する方法を採用しても良い。
以下に張力によってコイル2の全周において巻乱れを検出する方法について述べる。図5、図6は磁極ティースにワイヤが巻線された状態を示す断面図である。図5は整列したワイヤを示す断面図であり、図6は巻乱れが生じたワイヤを示す断面図である。ワイヤ3は磁極ティース11に対しインシュレータ13を介して巻回されている。回転電機の電機子の構成として、各磁極ティース11にワイヤ3を巻線したコイル2がある。各磁極ティース11のスロットスペースにおいてコイル2が巻線される領域に占める導体部の面積の割合、すなわちコイル占積率が大きいほど回転電機の効率が向上する。そのため上層のワイヤを下層の隣り合うワイヤのちょうど中間に配置する、すなわちコイル2の断面において各ワイヤ3が俵積みに配置されるように巻線することでコイル占積率を増加させることができる。
実際は各磁極ティース11のティース先端とコアバックを往復しながら巻線するが、ワイヤ3の製造時における線径のばらつき、または巻線のときに生じるワイヤ3にかかる張力のばらつきによってワイヤ3が俵積みに配置されないことがある。コイル2の断面において各ワイヤ3がおおよそ俵積みに配置される状態を整列したコイルと呼び、俵積みからずれが生じた状態を巻乱れが生じたコイルと呼ぶ。コイル2に巻乱れが生じると、コイル占積率が低下したり、回転電機の運転のときの振動によりコイル2の配置がずれたりすることがあり、これにより回転電機の特性が悪化する。またコイル2の最外周位置がより外周側に移動するため、組立のときに隣接するコイル2同士が接触したり、更にはコイル2の軸方向に配置されるフレームとコイル2とが接触し、又コイル2を巻線するスロットスペースからワイヤ3がはみ出すことにより、回転電機の耐電圧性が不良となる恐れがある。このようにコイル2の巻乱れが回転電機の不良の原因となる場合があるため、コイル2の巻乱れを判定する検査が必要となる。上記特許文献1においてはコイル2の撮影画像を取得してコイル2の外観を評価し、コイル2を検査している。
しかしコイル2の巻乱れによる不良は巻乱れが生じるワイヤ3の位置によらないため、コイル2の全周について巻乱れを判定する検査をする必要がある。即ちコイル2の全周について検査する必要がある。上記特許文献1に示されるように、撮影画像によってコイル2を検査する方法においては、スピンドル巻線のようにコイル2側が回転するような場合、またはボビンにワイヤ3を巻線するように一方向からコイル2の全周を撮影できるような場合(図7において、磁極ティースの先端部がないので、ボビン50の一方向から1つのカメラ100によりコイル2の全周を撮影できる)でない限り、コイル2の全周についての検査のときに複数のカメラが必要となる。
複数のカメラで検査する場合、コイル2を挟むように複数のカメラを配置しなければならないため、カメラの取り付け位置に制限が生じることがある。また光源と各カメラとの位置関係が異なるため、撮影画像の明度がカメラごとに異なり、各撮影画像において同等の判定基準となるように閾値を設定することが困難となる。本実施の形態はこのような問題を解決するためになされたものであり、巻線方法および磁極ティース11の形状に関わらず、コイル2の全周について巻乱れを判定できるコイルの検査装置及び検査方法を提供するものである。
巻線方法および磁極ティース11の形状によらず、巻線のときにコイル2がたるまないようにするためワイヤ3には張力がかかっている。磁極ティース11の外周の形状は一般的に真円ではなく、略長方形であるため、巻線のときに巻線ノズル12の先端と磁極ティース11においてワイヤ3が巻きかかる位置との距離には変動があり、ワイヤ3にかかる張力にも変動がある。一般的に磁極ティース11の外周の形状は略長方形であり、略長方形の角にワイヤ3が巻きかかった瞬間にワイヤ3にかかる張力は大きくなり、また略長方形の長辺よりも短辺に巻きかかっているときのほうがワイヤ3にかかる張力は大きい。
図8、図9は実施の形態1におけるコイルの巻線状態を示したものであり、図8はコイルを示す断面図、図9は回転電機の中心側からコイル及び磁極ティースを見た図である。磁極ティース11の外周の形状による張力の変動とは別にコイル2に巻乱れが生じた瞬間にはワイヤ3にかかる張力に変動が生じる。例えば図8、図9に示すように、ワイヤ3が既に巻線されたワイヤ3などに引っかかって所定の位置に配置できなかったとき、ワイヤ3にかかる張力は大きくなり、ワイヤ3が配置された位置(3A)から下層(3B)に落ち込んだときにワイヤ3が瞬間的にたるむため、ワイヤ3にかかる張力は小さくなる。従って整列して巻線した良品のコイル2を巻線したときの張力と、巻乱れが生じたコイル2を巻線したときの張力との間には差が生じるため(図3参照)、ワイヤ3を巻線するときの張力からコイル2の巻乱れを検出することができる。また撮影画像による測定では、データ量が膨大となり処理の時間が長くなる。これに対して張力による測定ではデータ量が比較的少ないため処理の時間が短く、どの位置でコイル2の巻乱れが生じても短い処理時間で異常を検出することができる。
実施の形態2.
図10は実施の形態2に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部4と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部4は巻線部1によってコイル2同士を接続している渡り線21を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。即ち本実施形態においては、1つの磁極ティース11から他の磁極ティース11にワイヤ3を渡らせるときにワイヤ3にかかる張力を測定部4が測定するものである。測定部4においては、3つのプーリ4A、4B、4Cでワイヤ3を挟み込み、中間のプーリ4Bにかかる力から張力を測定するものである。蓄積部5は測定部4によって測定された張力をデータとして保存するものである。図11は蓄積部5において実際に保存されたデータの一例を示すものであり、縦軸は張力(N)、横軸に時間(t)が表示されている。
演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイルを巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。ここで比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータとしては、本測定の前後において採取された測定データでよく、あるいは測定データ全体の平均値であっても良い。更には良品のコイルを巻線したときの張力のデータであってもよい。図12においては、検査対象となるコイルを巻線したときの張力と比較対象となるコイルを巻線したときの張力の差を求めたものである。図12において、ある時間で大きな差Gが生じていることが分かる。このように差を求める他にも比較対象となるコイルを巻線したときの張力との相互相関係を求めるようにしても良い。
判定部7は演算部6で演算された判定値によって巻線状態の良否(検査対象のコイルの良否)を判定するものである。図13において張力の差が基準値Hを超えているので、コイル2の異常を検出することが出来る。上記構成によれば、巻線方法および磁極ティース11の形状に関わらず、渡り線21の異常を検出することができる。
以下に張力によって渡り線21の浮きを検出する方法について述べる。回転電機を構成する1つの磁極ティース11にワイヤ3を巻線した後、ワイヤ3を切断せずに他の磁極ティース11に巻線することで、異なる磁極ティース11のコイル2同士を結線するための工数を低減することができる。このとき異なる磁極ティース11のコイル2同士を接続している渡り線21は、磁極ティース11に設けられた渡りピン22によって所定の位置に導かれる。しかし渡りピン22の表面の凹凸に引っかかることにより渡り線21が浮くことがある。渡り線21が浮くとコイル2がたるんで回転電機の特性が悪化したり、渡り線21自体が断線したりする可能性があるため、渡り線21の浮きを検出する必要がある。
渡り線21が渡りピン22の表面の凹凸に引っかかるとき、ワイヤ3にかかる張力は瞬間的に大きくなる。尚図12における差Gの向きがプラスであるのに対し、図3における差Eの向きがマイナスであるのは、実施の形態2においては、渡り線21が渡りピン22の表面の凹凸に引っかかるときのワイヤ3にかかる瞬間的な張力を計測しているので、実施の形態1とは異なり、プラスの向きになる。このように張力を測定することにより渡り線21が渡りピン22の表面の凹凸に引っかかっているか否かを検出することができる。撮影画像による測定では、データ量が膨大となり処理の時間が長くなるが、張力による測定ではデータ量が比較的少ないため処理の時間が短くなり、どの位置で渡り線21の浮きが生じても短い処理時間で異常を検出することができる。
実施の形態3.
図14は実施の形態3に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部4と、蓄積部5と、演算部6と、検出部31と、補正部32とで構成される。測定部4は巻線部1によってコイル2を巻線するときにコイル2を形成するワイヤ3にかかる張力を測定する。測定部4においては、3つのプーリ4A、4B、4Cでワイヤ3を挟み込み、中間のプーリ4Bにかかる力から張力を測定するものである。蓄積部5は測定部4によって測定された張力をデータとして保存するものである。演算部6は蓄積部5に保存された張力に基づいてフーリエ変換による演算を行う。検出部31は演算部6で演算された値によって磁極ティース11(コイル2)と巻線部1との位置のずれを検出する。補正部32は検出部31で検出された位置ずれ算出値に基づいて巻線部1の位置を補正する。
上記構成によれば、巻線方法および磁極ティース11の形状に関わらず、磁極ティース11と巻線部1との位置のずれを検出し、位置のずれを小さくすることができる。
以下に張力によって磁極ティース11と巻線部1との位置のずれを検出する方法について述べる。図15、図16は実施の形態3における巻線ノズルの軌道を示す概念図である。図15は偏心がないときの巻線ノズルの軌道33Aを示し、図16は偏心があるときの巻線ノズルの軌道33Bを示す。ワイヤ3を巻線する磁極ティース11を固定するときに磁極ティース11の位置がずれた場合、磁極ティース11の中心とワイヤ3を巻線する巻線ノズル12の軌道の中心にずれが生じ、このずれを偏心と呼ぶ。
図17、図18は実施の形態3における張力の変動を示したものである。図17は偏心がないときの張力の変動を示し、図18は偏心があるときの張力の変動を示す。偏心が原因となり、巻線するときに巻線ノズル12の先端と、ワイヤ3が巻きかかる位置との距離の変動が大きくなるため、ワイヤ3にかかる張力の変動幅が大きくなる。張力の変動幅が大きくなるとコイル2の巻乱れが生じる可能性が増大するため、張力の変動を検出し偏心を抑制する必要がある。
ワイヤ3を巻線する磁極ティース11の外周の形状は図15に示すように略長方形であり、巻線ノズル12が磁極ティース11の周りを一周するときに、磁極ティース11との距離の大小の変動が2回ある。即ち長辺から短辺に移る場合と、短辺から長辺に移る場合である。そのため図17に示すように、巻線のときワイヤ3にかかる張力の大小の変動も2回ある。偏心があると巻線ノズル12が磁極ティース11の周りを一周するときの距離の大小の変動の2回の内の一方と他方との間に差が生じるため、図18に示すように巻線のときワイヤ3にかかる張力の大小の変動の2回のうち一方と他方との間にも差が生じる。
図19、図20は実施の形態3における張力のフーリエ変換の振幅を示したものである。図19は偏心がないときの張力のフーリエ変換の振幅を示し、図20は偏心があるときの張力のフーリエ変換の振幅を示す。測定時間に対する張力をフーリエ変換すると、巻線ノズル12が1秒間に磁極ティース11の周りを回転する回転数、即ち巻線周波数と同じ周波数の振幅の成分は磁極ティース11の周りを一周するときに張力の大小の変動が1回であるときに現れる。そのため偏心がない場合、巻線周波数と同じ周波数の振幅の成分は0であるが、偏心がある場合、巻線周波数と同じ周波数の振幅の成分は0でなくなる。
例えば長方形の磁極ティース11にフライヤノズルで巻線する場合をモデル化並びに定式化する。図21に示すように、ワイヤ3にかかる張力Fはワイヤ3がかかっている磁極ティース11の四隅の内1つの角の方向を向いているが、そのうち回転中心へ向かう成分Fcosφを向心力として一定の周波数fで回転運動している。一定の周波数の回転運動の向心力であるFcosφは時間によらず一定の力F’であるため、張力Fの時間変化はF’/cosφの時間変化で表される。
図21は実施の形態3における巻線のモデルを示したものである。回転半径をr、磁極ティース11の長辺の長さを2a、短辺の長さを2b、長辺方向の偏心をc、短辺方向の偏心をdとすると、φの値は磁極ティース11の四隅の内どの角にかかっているかによって異なり、張力Fの値は以下のように表される。
第1象限角41にかかっているとき以下の数式(1)となる。
Figure 0006687293
第2象限角42にかかっているとき以下の数式(2)となる。
Figure 0006687293
第3象限角43にかかっているとき以下の数式(3)となる。
Figure 0006687293
第4象限角44にかかっているとき以下の数式(4)となる。
Figure 0006687293
以下の数式(5)で表される張力Fのフーリエ変換は長辺方向の偏心cおよび短辺方向の偏心dに依存する。
Figure 0006687293
図22は実施の形態3における張力のフーリエ変換を示したものである。回転半径r=33、磁極ティース11の長辺の長さ2a=21、短辺の長さ2b=6.6としたときに、横軸を短辺方向の偏心d、縦軸を長辺方向の偏心cとして、上記の張力Fのフーリエ変換を等高線図で示したものである。ここで巻線の周波数fのn倍の周波数に現れる成分をn次成分と呼ぶ。さらに振幅の1次成分を振幅の2次成分で割ったものを振幅比、振幅の1次成分から振幅の2次成分を引いたものを位相差と定義する。振幅比の単位は無次元で、位相差の単位はradである。図22の中央を中心とする複数の楕円が振幅比の等高線であり、図22の中央を中心から放射状に広がる線が位相差の等高線である。偏心が大きいほど張力Fのフーリエ変換の振幅の1次成分は大きくなり、また偏心の方向により張力Fのフーリエ変換の位相の1次成分が異なることが分かる。
また、張力Fのフーリエ変換の振幅比と位相差によって長辺方向の偏心cおよび短辺方向の偏心dが一義的に求められることが分かる。したがって張力Fのフーリエ変換の振幅比と位相差から偏心の大きさと方向を検出することができる。巻線部1の位置を補正し偏心を小さくすることでコイル2と巻線部1との位置のずれを小さくすることができる。
以下に手順を示す。あらかじめ図22に示す等高線図をデータテーブルとして保存しておく。演算部6は張力Fを測定しフーリエ変換して振幅比と位相差を求める。検出部31は求めた振幅比と位相差をデータテーブルと比較して最も値が近い長辺方向の偏心cおよび短辺方向の偏心dを求める。求めた長辺方向の偏心cおよび短辺方向の偏心dに基づいて、例えば直動XYステージを構成に持つ補正部32に指令を出して巻線部1を駆動させることで磁極ティース11と巻線部1との位置のずれを小さくする。
尚本実施形態による位置ずれの矯正方法は上記実施の形態1、2に示したコイルの検査と同時に行うこともできる。
実施の形態4.
図23は実施の形態4に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部40と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部40は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。ここで測定部40としては、可動プーリ10の位置を測定するレーザ変位計などがある。蓄積部5は測定部40によって測定された張力データを保存する。演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイルを巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。判定部7は演算部6で演算された判定値によって検査対象のコイルの良否を判定する。
本実施形態においては、測定部40はワイヤ3が通過する可動プーリ10の位置を検出することによって張力を測定するものである。即ち固定部48に対して竿49を介して可動プーリ10が取り付けられており、張力が変化すると竿49のしなり具合が変化するので、可動プーリ10の位置が変化し、レーザ変位計等を用いることにより可動プーリ10の位置を検出することによって張力を測定するものである。上記構成によれば、既存の巻線する設備にコイル2の良否に変化を与えずにコイル2を検査する設備を後付けで追加することができる。尚、蓄積部5により保存されるデータ例、演算部6による演算方法、並びに判定部7による判定方法は実施の形態1と同様である。
以下にコイル2を検査する設備を後付けで追加する方法について述べる。既存の巻線する設備にコイル2を検査する設備を後付けで追加する場合、ワイヤ3にかかる張力を測定する方法として、実施の形態1で説明したように、3つのプーリでワイヤ3を挟み込み、中間のプーリにかかる力から張力を測定する方法がある。この方法においては、新たにプーリを追加することになるため、プーリを追加する前よりもワイヤ3にかかる張力が増大する。設備を追加してもコイル2の良否に変化を与えないようにするために、追加前と同じ張力になるように設備を再度調整する必要があるが、まったく変化を与えないようにすることは困難である。
巻線する設備の構成として、ワイヤ3は張力を調整する調整プーリ9と、ワイヤ3のたるみを抑制する可動プーリ10がある。ワイヤ3にかかる張力には変動があるが、可動プーリ10が動くことによってたるみを抑制できるため巻線部1にワイヤ3を安定して供給することができる。このとき上記のように可動プーリ10の位置とワイヤ3にかかる張力には相関関係があるため、可動プーリ10の位置を測定部40であるレーザ変位計などで測定することで、ワイヤ3にかかる張力を測定することができる。本実施形態においては測定部が非接触式であるため、コイル2の良否に変化を与えずに既存の巻線装置にコイル2を検査する設備を後付けで追加することができる。
尚本実施形態による張力の測定方法は実施の形態2における渡り線を巻線するときのワイヤにかかる張力を測定する際に使用してもよい。更には本実施形態の構成に実施の形態3の構成を追加してもよい。
実施の形態5.
図24は実施の形態5に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部51と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部51は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。蓄積部5は測定部51によって測定された張力データを保存する。演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイルを巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。判定部7は演算部6で演算された判定値によって検査対象のコイルの良否を判定する。測定部51は巻線部1を構成するモータの動作時のトルクを検出することによって張力を測定する。このような構成によれば、既存の巻線する設備にコイル2の良否に変化を与えずにコイル2を検査する設備を後付けで追加することができる。
例えばフライヤノズルを用いて巻線する場合、実施の形態3の図21で示したようにワイヤ3にかかる張力Fはワイヤ3がかかっている磁極ティース11の四隅の内1つの角の方向を向いている。そのうち回転中心へ向かう成分Fcosφは回転運動の向心力であり、残りの成分Fsinφは回転方向と逆方向を向いており、巻線部1を構成している例えばサーボモータにかかる負荷トルクとなる。したがってサーボモータを駆動させる電流からサーボモータにかかる負荷トルクを算出することができるため、測定部51を構成している例えばサーボアンプでサーボモータを駆動させる電流を検出することによってFsinφを測定することができる。張力Fに異常があれば、Fsinφにも異常が生じるため、上記の方法によって張力の異常を検出することができる。尚、蓄積部5により保存されるデータ例、演算部6による演算方法、並びに判定部7による判定方法は実施の形態1と同様である。
又本実施形態による張力の測定方法は実施の形態2における渡り線を巻線するときのワイヤにかかる張力を測定する際に使用してもよい。更には本実施形態の構成に実施の形態3の構成を追加してもよい。
実施の形態6.
図25は実施の形態6に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部70と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部70は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。ここで測定部70としては、磁極ティース11に設置された圧電素子等があり、ワイヤ3を巻線するときの磁極ティース11にかかる力を電圧に変換することにより、張力を測定することが考えられる。このように測定部70はコイル2にかかる張力の反作用を検出することによって測定する。
図25において、測定部70は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。蓄積部5は測定部70によって測定された張力データを保存する。演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイルを巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイルを巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。判定部7は演算部6で演算された判定値によって検査対象のコイルの良否を判定する。そして測定部70はコイル2にかかる張力の反作用を検出することによって測定することを特徴とする。このような構成によれば、既存の巻線する設備にコイル2の良否に変化を与えずにコイル2を検査する設備を後付けで追加することができる。尚、蓄積部5により保存されるデータ例、演算部6による演算方法、並びに判定部7による判定方法は実施の形態1と同様である。
又本実施形態による張力の測定方法は実施の形態2における渡り線を巻線するときのワイヤにかかる張力を測定する際に使用してもよい。更には本実施形態の構成に実施の形態3の構成を追加してもよい。
実施の形態7.
図26は実施の形態7に係る回転電機の巻線装置を示す概念図である。巻線装置は、巻線部1と、測定部80と、蓄積部5と、演算部6と、判定部7とで構成される。測定部80は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。ここで測定部80としては、ワイヤ3が通過するプーリに接続されたモータがあり、ワイヤ3を巻線するときの磁極ティース11にかかる力をプーリにかかる回転トルクで検出することにより、張力を測定することが考えられる。このように測定部80はプーリに接続されたモータの逆起電力を検出することによって測定する。
図26において、測定部80は巻線部1によってコイル2を巻線するときにワイヤ3にかかる張力を測定する。蓄積部5は測定部80によって測定された張力データを保存する。演算部6は蓄積部5に保存された検査対象となるコイル2を巻線したときの張力、および予め保存された比較対象となるコイル2を巻線したときの張力のデータの両者に基づいて判定値を演算する。判定部7は演算部6で演算された判定値によって検査対象のコイルの良否を判定する。そして測定部80はプーリに接続されたモータの逆起電力を検出することによって測定することを特徴とする。このような構成によれば、既存の巻線する設備にコイル2の良否に変化を与えずにコイル2を検査する設備を後付けで追加することができる。尚、蓄積部5により保存されるデータ例、演算部6による演算方法、並びに判定部7による判定方法は実施の形態1と同様である。
又本実施形態による張力の測定方法は実施の形態2における渡り線を巻線するときのワイヤにかかる張力を測定する際に使用してもよい。更には本実施形態の構成に実施の形態3の構成を追加してもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 巻線部、3 ワイヤ、4,40,51,70,80 測定部、4A,4B,4C プーリ、7 判定部、10 可動プーリ、11 磁極ティース、21 渡り線、31 検出部、32 補正部。

Claims (8)

  1. ワイヤを磁極ティースに巻線させるための巻線部と、
    上記巻線部が上記ワイヤを巻線するときに上記ワイヤにかかる張力を測定する測定部と、測定された張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータと、所定の張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータとを比較した結果に基づいて巻線状態の良否を判定する判定部と、
    を備えた巻線装置。
  2. 上記測定部は、複数のプーリで上記ワイヤを挟み込み、上記複数のプーリのうちの一部または全部のプーリにかかる力から張力を測定する請求項1に記載の巻線装置。
  3. 上記測定部は上記ワイヤが通過する可動プーリの位置を検出することによって張力を測定する請求項1に記載の巻線装置。
  4. 上記測定部は上記巻線部を構成するモータの動作時のトルクを検出することによって張力を測定する請求項1に記載の巻線装置。
  5. 上記測定部は上記ワイヤを巻線するときの上記磁極ティースにかかる力を測定することにより、張力を測定する請求項1に記載の巻線装置。
  6. 上記測定部は上記ワイヤが通過するプーリに接続されたモータの逆起電力を検出することにより、張力を測定する請求項1に記載の巻線装置。
  7. 測定された張力をフーリエ変換することにより求められた振幅比と位相差に基づき上記磁極ティースと上記巻線部との位置のずれを検出する検出部と、
    上記検出部で検出された結果に基づいて上記巻線部の位置を補正する補正部を備えた請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の巻線装置。
  8. 巻線部がワイヤを磁極ティースに巻線し、
    測定部が上記ワイヤを巻線するときに上記ワイヤにかかる張力を測定し、
    判定部が上記測定部で測定された張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータと、所定の張力をフーリエ変換して得られる上記巻線部が単位時間あたりに巻線する回数と同じ値の周波数の振幅のデータとを比較した結果に基づいて巻線状態の良否を判定する巻線検査方法。
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