JP6686819B2 - 車両の組立ライン - Google Patents

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Description

本開示は、車両の組立ラインに関し、特に車両の足回り組立ラインに関する。
従来から、自動車等の車両を製造する際の車両組立ラインに関する技術は種々公知となっている。
例えば、特許文献1には、車体を支持した状態で床面上を移動させ、車体を組立ラインに沿って搬送する複数の搬送装置を備える車両の組立ラインが開示されている。複数の搬送装置の夫々は、車体を、車体の前後方向が車体の搬送方向と直交する姿勢に支持する支持部と、支持部を上面に固定する基台とを有している。支持部は、搬送方向に対して直交する方向に延びる中心線を中心として基台上に線対称に配置された上流側支持部及び下流側支持部を有している。
搬送装置に支持された状態の車体の下方の空間には、搬送方向に沿って連通して車体に対して足まわり部品を組付けの際に使用する工具の搬送用の搬送通路が形成されている。また、搬送装置に支持された車体の下方には、搬送通路とは独立して、足回り部品を配置するための部品空間が形成されている。
このようにすることで、車体の下方の上流側支持部と下流側支持部との間に、部品載置の台車を配置することができる。更に、車体の前側部分の下方と、車体の後側部分の下方とに、搬送通路が形成され、この搬送通路を部品を取付けるための工具搬送用空間として利用できる。このため、車体の下方に、工具類を載置したワゴンと、取付部品を載置した台車を配置することができる。従って、車体に部品を組付ける際に、部品を取りに行く際の移動距離の増加を抑制でき、作業の効率化を図ることができる。
特許4752929号公報
この特許文献1に記載の従来の車両の組立ラインは、車体の向きをライン進行方向に対して略直交する方向に向けた状態で支持しているため、車体の前側及び後側は組立ラインから突出した状態にある。このため、組立ラインに隣接する床面に搭載リフター等の昇降装置の配置が可能である。この昇降装置を利用して、前側及び後側サスペンション、エンジン&トランスミッション等の大型部品を車体の前側及び後側に容易に搬入して配置することができる。
しかしながら、この従来の車両の組立ラインは、車体を支持する上流側支持部及び下流側支持部の夫々の支柱間の幅が、車幅と同程度であるため狭い。このため、床下配管、燃料タンク、マフラー等の大型の部品を、車体前後方向から車体の下方の上流側支持部と下流側支持部との間の空間を介して車体の下部に搬入するのは煩わしい。従って、部品の車体下部への組付け作業の効率が低下する虞がある。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、このような従来技術の状況の基になされた発明であって、その目的とするところは、車体下部への部品の組付け作業の効率化を図ることができる車両の組立ラインを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一つの実施形態にかかる車両の組立ラインは、車体を支持した状態で前記車体を組立ラインに沿って搬送する搬送装置を複数備え、前記搬送装置に支持される車体の下部に部品を組付ける車両の組立ラインであって、前記搬送装置は、搬送方向に移動可能な基台と、前記基台の上面に設けられた回転台と、前記回転台に取り付けられて上方へ延びて前記車体の下部に当接して前記車体を支持する支持部と、を備え、前記回転台は、平面視において円形状に形成されて前記回転台の上面に対して直交する方向に延びる中心軸を中心として回動自在に設けられ、前記基台は、前記回転台を回動させる回動機構部が設けられ、前記支持部は、前記回転台の上面の直径方向に離間して一対設けられ、前記回転台の上面に固定されて上方へ延びる支柱部と、前記支柱部の上端部に取り付けられて前記支柱部を間にして水平方向両側に延びる梁部と、前記梁部の延伸方向両端部に設けられて前記車体を当接支持する受部と、を備え、前記支持部は、前記梁部の延伸方向が前記車体の前後方向に沿った状態で前記車体を支持し、前記組立ラインは、車体の前後方向が前記組立ラインのライン進行方向に沿った状態で部品組み付け作業が行われる第1作業領域と、前記第1作業領域での前記回転台の位置から前記回転台を回動させることで車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態で部品組み付け作業が行われる第2作業領域と、を有する。
上記(1)に記載の車両の組立ラインによれば、支持部は、前記梁部の延伸方向が前記車体の前後方向に沿った状態で前記車体を支持している。このため、第1作業領域では、車体は、車体の前後方向が組立ラインのライン進行方向に沿った状態で支持部に支持される。支持部の支柱部よりも車体前後方向前側と後側には、空間が形成される。このため、組立ラインのライン進行方向一方側に部品棚を設置した場合には、搬送装置が第1作業領域に移動すると、部品棚から取り出された部品を、支柱部の車体前後方向前側と後側に形成された空間を介して、車体前側や後側に容易に搬入して組み付けることができる。
また、搬送装置には回転台及び回動機構部が設けられているので、車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態にすることができる。このため、第2作業領域では、車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態になるので、車体の前後方向の夫々の端部を組立ラインの進行方向に対して直交する方向の外側へ突出した状態にすることができる。したがって、組立ラインに隣接する床面に搭載リフター等の昇降装置を配置した場合には、この昇降装置によって、例えば、前側及び後側サスペンション、エンジン&トランスミッション等の部品を車体の前側及び後側に容易に搬入して組み付けることができる。
よって、車体下部への部品の組付け作業の効率化を図ることが可能な車両の組立ラインを実現できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の車両の組立ラインにおいて、一対の前記支持部の夫々の梁部は、平面視において平行に配設され、一対の前記支持部の夫々の支柱部は、平面視において前記支柱部に設けられた梁部の延伸方向に対して傾いた方向を向いた状態で前記回転台上に固定されているように構成される。
上記(2)に記載の実施形態によれば、支柱部は、平面視において支柱部に設けられた梁部の延伸方向に対して傾いた方向を向いた状態で回転台上に固定されている。このため、平面視において支柱部に車体前後方向及び車体幅方向の少なくともいずれかの成分を有した外力が作用した場合、この外力によって支柱部が大きく変形することなく外力を受けることができる。したがって、車体を安定に支持することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の車両の組立ラインにおいて、一対の前記支持部のうち一方の支持部は、前記一方の支持部に設けられた一対の受部間の距離が、他方の支持部に設けられた一対の受部間の距離よりも小さくなるように構成されている。
上記(3)に記載の実施形態によれば、一対の支持部のうち一方の支持部は、一方の支持部に設けられた一対の受部間の距離が、他方の支持部に設けられた一対の受部間の距離よりも小さい。このため、一方の支持部のライン進行方向前側及び後側の夫々の車体の下方の空間の領域を、他方の支持部の対応する空間の領域よりも大きくすることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の車両の組立ラインにおいて、前記第1作業領域では、前記組立ラインの両側方の内、前記一方の支持部が配置される側の側方から部品が搬入される。
上記(4)に記載の実施形態によれば、第1作業領域では、組立ラインの両側方の内、一方の支持部が設けられた側の側方から部品が搬入されるため、車体の下方の空間の領域を、他方の支持部の対応する空間の領域よりも大きくすることができ、車体の下方の空間の領域に車両の部品を容易に搬送することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)又は(4)に記載の車両の組立ラインにおいて、前記一方の支持部に設けられた一対の受部のうち前記車体の前側部分を当接支持する受部は、平面視において前記支柱部との距離が、前記車体の後側部分を当接支持する受部と前記支柱部との距離よりも大きくなるように配設されている。
車体の前側にエンジンルームが形成された車体では、車体にエンジンが搭載されると、車体の前側の重さは後側と比較して重くなる。このため、車体の前側を安定支持するためには、車体の前側部分を当接支持する受部の位置を車体の前側の重心位置に近づける必要がある。そこで、上記(5)に記載の実施形態によれば、車体の前側部分を当接支持する受部は、平面視における受部と支柱部との距離が、車体の後側部分を当接支持する受部と支柱部との距離よりも大きくすることで、車体の前側を支持する受部に作用するモーメントの増大を抑えることができ、車体の前側を安定支持することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の車両の組立ラインにおいて、前記第1作業領域において前記車体の下部に組み付けられる部品は、インシュレータ、ブレース、ケーブルの内、少なくとも一つを含む足回り部品である。
上記(6)に記載の実施形態によれば、第1作業領域において車体の下部に組み付けられる部品は、インシュレータ、ブレース、ケーブルの内、少なくとも一つを含む足回り部品である。第1作業領域では、車体は、車体の前後方向が組立ラインのライン進行方向に沿った状態で支持部に支持されるので、支持部の支柱部よりも車体前後方向前側と後側には、空間が形成される。このため、インシュレータ、ブレース、ケーブルの内、少なくとも一つを含む足回り部品をこれらの空間を介して車体の下部に組み付けることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)から(6)のいずれか1項に記載の車両の組立ラインにおいて、前記第2作業領域において前記車体の下部に組み付けられる部品は、フロントドライブユニット又はリアドライブユニットである。
上記(7)に記載の実施形態によれば、第2作業領域において車体の下部に組み付けられる部品は、フロントドライブユニット又はリアドライブユニットである。第2作業領域では、車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態になるので、車体の前後方向の夫々の端部を組立ラインの進行方向に対して直交する方向の外側へ突出した状態にすることができる。したがって、組立ラインに隣接する床面に搭載リフター等の昇降装置を配置することができるので、この昇降装置によって、フロントドライブユニット又はリアドライブユニットを車体の前側及び後側に容易に搬入して組み付けることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)から(7)のいずれか1項に記載の車両の組立ラインにおいて、前記組立ラインは、ライン延伸方向一端側から他端側へ向かって前記搬送装置を移動させる第1組立ラインと、前記第1組立ラインと並設されて前記第1組立ラインのライン延伸方向他端側から一端側へ向かって前記搬送装置を移動させる第2組立ラインと、前記第1組立ラインの下流側端と前記第2組立ラインの上流側端とを繋いで前記搬送装置を前記第1組立ラインから前記第2組立ラインへ移動可能なライン接続部とを備え、前記第1組立ラインは、上流側に第1作業領域が設けられ、且つ下流側に第2作業領域が設けられ、前記第2組立ラインは、上流側に第2作業領域が設けられ、且つ下流側に第1作業領域が設けられ、前記ライン接続部は、前記第1組立ラインの第2作業領域での前記搬送装置の前記基台及び前記車体の向きを維持したままで前記搬送装置を移動可能に構成され、前記搬送装置は、この基台が前記第1組立ラインの第1作業領域と第2作業領域との間に移動すると、前記回動機構部によって車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向になるように前記回転台を回動し、前記基台が前記第2組立ラインの第2作業領域と第1作業領域との間に移動すると、前記回動機構部によって前記車体の前後方向がライン進行方向に沿った方向になるように前記回転台を回動するように構成されている。
上記(8)に記載の実施形態によれば、第1組立ラインと第2組立ラインは、ライン接続部を介して繋がり、ライン接続部は、第1組立ラインの第2作業領域での車体の向きを維持したままで搬送装置を移動可能に構成されている。このため、搬送装置の支持部で支持された車体は、その向きが同一向きに維持されたままで、第1組立ラインの第2作業領域から第2組立ラインの第2作業領域に搬送される。したがって、第1組立ライン及び第2組立ラインの夫々のライン進行方向右側に、部品を昇降可能な昇降装置を設置する場合には、昇降装置によって車両の前側及び後側に重量部品を容易に搬入して配置することができる。また、ライン接続部は第1組立ラインと第2組立ラインを繋ぐラインであるので、第1組立ライン及び第2組立ラインが隣接して配設されているので、ライン接続部の経路を短縮化することができる。従って、第1組立ライン及び第2組立ラインの夫々の第2作業領域間の経路を短縮化することができる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、車体下部への部品の組付け作業の効率化を図ることができる車両の組立ラインを提供することができる。
本発明の一実施形態である車両の組立ラインの全体平面図である。 搬送装置の斜視図である。 車体を支持する搬送装置の側面図である。 車体を支持する搬送装置の正面図である。 搬送装置に設けられた回動機構部を示し、同図(a)は、回動機構部の平面図であり、同図(b)は、回動機構部の側面図であり、同図(c)は、回動機構部の正面図である。 車体を支持する支持部の平面図である。 第1作業領域に移動した搬送装置の平面視における説明図である。 第2作業領域に移動した車体に対する大型部品の組み付け作業を説明するための搬送装置の斜視図である。
以下、添付図面に従って本発明の車両の組立ラインの実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、剤質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。また、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態である車両の組立ラインの全体平面図である。図2は、搬送装置の斜視図である。図3は、車体を支持する搬送装置の側面図である。図4は、車体を支持する搬送装置の正面図である。図5は、搬送装置に設けられた回動機構部を示し、同図(a)は、回動機構部の平面図であり、同図(b)は、回動機構部の側面図であり、同図(c)は、回動機構部の正面図である。なお、本実施形態は、車体の下部に部品を組み付けるための車両の組立ラインについて説明する。
本発明の一実施形態に係る車両の組立ライン1は、図1、図2、図3に示すように、車体3を支持した状態で車体3を組立ライン10、10'に沿って搬送する搬送装置20を複数備え、搬送装置20に支持される車体3の下部に部品を組付ける車両の組立ライン1であって、搬送装置20は、床面Fs上に配設されたレールRに沿って移動可能な基台50と、基台50の上面50aの一部に設けられた回転台61と、回転台61上に取り付けられて上方へ延びて車体3の下部に当接して車体3を支持する支持部40と、を備え、回転台61は、平面視において円形状に形成されて回転台61の上面61aに対して直交する方向に延びる中心軸を中心として回動自在に設けられ、基台50には、回転台61を回動させる回動機構部60が設けられ、支持部40は、回転台61の上面61aの直径方向両端部に一対設けられ、回転台61の上面61aに固定されて上方へ延びる支柱部41と、支柱部41の上端部に取り付けられて支柱部41を中央にして水平方向両側に延びる梁部45と、梁部45の延伸方向両端部に設けられて車体3を当接支持する受部43と、を備え、支持部40は、梁部45の延伸方向が車体3の前後方向に沿った状態で車体3を支持し、組立ライン1は、車体3の前後方向が組立ライン1のライン進行方向に沿った状態で部品組み付け作業が行われる第1作業領域A1と、車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態で部品組み付け作業が行われる第2作業領域A2と、を含み、回動機構部60は、第1作業領域A1及び第2作業領域A2の夫々の領域に応じた車体3の向きになるように回転台61を回動するように構成される。
図示した実施形態では、組立ライン1は、2本あり、これらの組立ライン10、10'は並設されている。2本の組立ライン10、10'のうち、上流側の組立ライン10は、ライン進行方向上流側に第1作業領域A1が設けられ、第1作業領域A1の下流側に第2作業領域A2が設けられている。また、第1作業領域A1の上流側には、組立ライン10に車体3を搬入して向きを回転させる車両搬入領域Aiが設けられている。
また、2本の組立ライン10、10'のうち、下流側の組立ライン10'は、ライン進行方向上流側に第2作業領域A2が設けられ、下流側に第1作業領域A1が設けられている。さらに、第1作業領域A1の下流側には、車体3の向きを変えて組立ライン10'から車体3を搬出する車両搬出領域Aoが設けられている。
また、図示した実施形態では、組立ライン10、10'の夫々には、2本のレールRが床面Fs上に並設され、これらのレールRには、搬送装置20を移送させるための搬送従動綸70(図3参照)が回転自在に多数設けられている。そして、これらのレールRの側部には、搬送装置20の基台50の側部に当接して、搬送装置20を搬送方向に搬送する図示しない搬送駆動部が配設されている。
また、図示した実施形態では、基台50は、図2に示すように、その上面50aの中央部に孔部50bが設けられている。この孔部50b内に回転台61が設けられている。この回転台61は、回転台61に対して直交する方向に延びる中心軸を中心として回動自在に支持されている。回転台61の上面61aは、基台50の上面50aと略同一平面上に配置されている。回動機構部60は、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すように、回転台61の下面61bに設けられた回転駆動部63と、回転台61の回動をロックする回動規制部65とを備える。
回転駆動部63は、回転台61の下面61bに設けられたウォームホイール63aと、ウォームホイール63aに歯合するウォームギヤ63bと、ウォームギヤ63bを回転駆動させる電動モータ63cとを備える。ウォームホイール63aの回転中心は回転台61の回転中心Oと同軸上に配設されている。ウォームギヤ63bは電動モータ63cの回転軸63c1に固定されている。電動モータ63cは、前述した組立ライン10、10'のうち車体3を回転させる回転領域、即ち、上流側の組立ライン10の第2作業領域A2と第1作業領域A1との間の領域A、下流側の組立ライン10'の第2作業領域A2と第1作業領域A1との間の領域A4、車両搬入領域Ai、車両搬出領域Aoに配設されている。
電動モータ63cは、搬送装置20が車体3を回転させる領域に移動したときにウォームホイール63aからウォームギヤ63bが離れる離反位置と、ウォームギヤ63bがウォームホイール63aと歯合する歯合位置との間を移動可能に構成されている。このように、電動モータ63cを搬送装置20が車体3を回転させる領域のみに配設することで、電動モータ63cを搬送装置20毎に設ける場合と比較して、コストの低減や電動モータ63cに繋がる配線の引き回しの簡素化を図ることができる。
回動規制部65は、回転台61の下面61bに突設された複数の突起部66と、突起部66に形成された係合孔部66aに係合可能な係止突起部67を移動自在に支持する駆動シリンダ68とを備える。突起部66は回転台61の下面61bに周方向に等間隔に設けられている。図示した実施形態では、周方向に90°の角度を有して3つの突起部66が設けられている。駆動シリンダ68が伸長して係止突起部67が係合孔部66aに係合すると、回転台61の回転を規制することができる。駆動シリンダ68の駆動源は、空気、油圧等のいずれでもよい。
図示した実施形態では、図6に示すように、一対の支持部40の夫々の梁部45は、平面視において平行に配設され、一対の支持部40の夫々の支柱部41は、平面視において支柱部41に設けられた梁部45の延伸方向に対して傾いた方向を向いた状態で回転台61の上面61a上に固定されているように構成される。本実施形態では、支柱部41は、回転台61上に固定されている。一対の支柱部41は、回転台61の回転中心O側に向かって互いに対向配置されている。本実施形態では、支柱部41は梁部45に対して約20度の角度θを有して傾いている。
このように、支柱部41は、平面視において支柱部41に設けられた梁部45の延伸方向に対して傾いた方向を向いた状態で回転台61の上面61aに固定されている。このため、平面視において支柱部41に車体前後方向及び車体幅方向の少なくともいずれかの成分を有した外力が作用した場合、この外力によって支柱部41が大きく変形することなく外力を受けることができる。したがって、車体3を安定に支持することができる。
図6は、車体3を支持する支持部40の平面図である。図7は、第1作業領域A1に移動した搬送装置20の平面視における説明図である。図8は、第2作業領域A2に移動した車体3に大型部品を組み付ける作業を説明するための搬送装置20の斜視図である。
このように、搬送装置20が第1作業領域A1に移動すると、図3及び図6に示すように、搬送装置20をライン進行方向に対して直交する方向から見ると、一対の支持部40よりも車体前後方向前側と後側には、図7に示すように、空間Af、Arが形成される。このため、組立ライン1の搬送方向一方側に部品棚73を設置した場合には、搬送装置20が第1作業領域A1に移動すると、部品棚73から取り出された部品を、支持部40の車体前後方向前側と後側に形成された空間Af、Arを介して、車体前側や後側に容易に搬入して配置することができる。
また、搬送装置20には、図2、図5(a)に示すように、回動機構部60が設けられているので、回動機構部60によって、車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態(図示した実施形態では、直交する方向)にすることができる。このため、図1及び図8に示すように、第2作業領域A2では、車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態になるので、車体3の前後方向の夫々の端部をラインの幅方向外側へ突出した状態にすることができる。したがって、組立ラインに隣接する床面Fsに搭載リフター等の昇降装置75を配置した場合には、この昇降装置75によって、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたフロントドライブユニット、又は、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたリアドライブユニットなどの大型部品を車体の前側及び後側に容易に搬入して配置することができる。図示した実施形態では、昇降装置75によって、後側サスペンション76を車体3の後側に搬入している様子を示している。
よって、車体下部への部品の組付け作業の効率化を図ることが可能な車両の組立ラインを実現できる。
また、幾つかの実施形態によれば、組立ライン10、10'は、図1に示すように、ライン延伸方向一端側から他端側へ向かって搬送装置20を移動させる第1組立ライン11と、第1組立ライン11と並設されてライン延伸方向他端側から一端側へ向かって搬送装置20を移動させる第2組立ライン12と、第1組立ライン11の下流側端と第2組立ライン12の上流側端とを繋いで搬送装置20を第1組立ライン11から第2組立ライン12へ移動可能なライン接続部15とを備え、第1組立ライン11は、上流側に第1作業領域A1が設けられ、且つ下流側に第2作業領域A2が設けられ、第2組立ライン12は、上流側に第2作業領域A2が設けられ、且つ下流側に第1作業領域A1が設けられ、ライン接続部15は、第1組立ライン11の第2作業領域A2での搬送装置20の基台50及び車体3の向きを維持したままで搬送装置20を移動可能に構成され、搬送装置20は、この基台50が第1組立ライン11の第1作業領域A1と第2作業領域A2との間に移動すると、回動機構部60によって車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向になるように回転台61を回動し、基台50が第2組立ライン12の第2作業領域A2と第1作業領域A1との間に移動すると、回動機構部60によって車体3の前後方向がライン進行方向に沿った方向になるように回転台61を回動するように構成されている。
図示した実施形態では、第1組立ライン11では、第1作業領域A1と第2作業領域A2との間、第1作業領域A1よりも上流側の領域に車体3の向きを変える回転領域が設けられている。また、第2組立ライン12では、第1作業領域A1と第2作業領域A2との間、第1作業領域A1よりも下流側の領域に回転領域が設けられている。
ライン接続部15は、第1組立ライン11の下流側端と第2組立ライン12の上流側端とを繋いで、基台50及び車体3の向きを変えることなく、搬送装置20を第1組立ライン11から第2組立ライン12へ移動可能に構成されている。
このように、第1組立ライン11と第2組立ライン12は、ライン接続部15を介して繋がり、ライン接続部15は、第1組立ライン11の第2作業領域A2での車体3の向きを維持したままで搬送装置20を移動可能に構成されている。このため、搬送装置20の支持部40で支持された車体3は、その向きが同一向きに維持されたままで、第1組立ライン11の第2作業領域A2から第2組立ライン12の第2作業領域A2に搬送される。したがって、第1組立ライン11の搬送方向右側の床面Fs及び第2組立ライン12の搬送方向右側に、重量部品を昇降可能な昇降装置75(図8参照)を設置すると、昇降装置75によって車体3の前側及び後側に重量部品を容易に搬入して配置することができる。また、ライン接続部15は第1組立ライン11と第2組立ライン12を繋ぐラインであるので、第1組立ライン11及び第2組立ライン12が隣接して配設されている場合には、ライン接続部15の経路を短縮化することができる。従って、第1組立ライン11及び第2組立ライン12の夫々の第2作業領域A2間の経路を短縮化することができる。
また、基台50が第1組立ライン11の第1作業領域A1と第2作業領域A2との間に移動すると、回動機構部60によって車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向になるように回転台61を回動し、基台50が第2組立ライン12の第2作業領域A2と第1作業領域A1との間に移動すると、回動機構部60によって車体3の前後方向がライン進行方向に沿った方向になるように回転台61を回動する。このため、第1組立ライン11及び第2組立ライン12の夫々に適した車体の向きを容易に切り換えることができる。
また、幾つかの実施形態によれば、支持部40は、図2及び図6に示すように、支柱部41の上端に接続されて水平方向に延びる梁部45を有し、梁部45の延伸方向両端部に上方へ突出する受部43a、43bが設けられ、一対の支持部40の夫々の梁部45は、平面視において互いに平行に延び、一対の支持部40、40'のうちライン進行方向右側に配置される一方の支持部40は、一方の支持部40に設けられた一対の受部43a、43b間の距離Xが、他方の支持部40'に設けられた一対の受部43a、43b間の距離Xよりも小さくなるように構成されている。
図示した実施形態では、図6に示すように、一対の支持部40、40'のうちライン進行方向右側に配置される一方の支持部40の一対の受部43a、43b間の距離Xは、他方の支持部40'に設けられた一対の受部43a、43b間の距離Xよりも小さい。このため、図7に示すように、一方の支持部40よりもライン進行方向前側及び後側の夫々の車体3の下方の空間Af、Arの範囲を、他方の支持部40'の対応する空間よりも大きくすることができる。従って、大型部品を、一方の支持部40側から車体前側及び車体後側の下方の空間Af、Arに容易に搬送することができる。
また、幾つかの実施形態によれば、図6に示すように、一方の支持部40に設けられた一対の受部43a、43bのうち車体3の前側部分を当接支持する受部43aは、平面視において支柱部41との距離Yが、車体3の後側部分を当接支持する受部43bと支柱部41との距離Yよりも大きくなるように配設されている。
図6に図示した実施形態では、車体3の前側にエンジンルームが形成されている場合、車体3にエンジンが搭載されると、車体3の前側の重さは後側と比較して重くなる。このため、車体3の前側を安定支持するためには、車体3の前側部分を当接支持する受部43aの位置を車体3の前側の重心位置に近づける必要がある。そこで、車体3の前側部分を当接支持する受部43aは、平面視における受部43aと支柱部41との距離Yが、車体3の後側部分を当接支持する受部43bと支柱部41との距離Yよりも大きくすることで、車体3の前側を支持する受部43aに作用するモーメントの増大を抑えることができ、車体3の前側を安定支持することができる。
一対の支持部40、40'のうちライン進行方向左側に配置される他方の支持部40'の一対の受部43a、43b間の距離Xは、一方の支持部40に設けられた一対の受部43a、43b間の距離Xよりも大きい。
従って、他方の支持部40'の前側の受部43aは、一方の支持部40の前側の受部43aよりも車体3の前方部分に位置される。このため、ライン進行方向左側に配置される他方の支持部40'の前側の受部43aの位置を車体3の前側の重心位置に近づけることが、エンジンが搭載された後における、受部43aに作用するモーメントの増大を効果的に抑制することができる。
また、支持部40、40'の支柱部41は、梁部45がライン進行方向に位置されるときには、ライン進行方向に対して角度θだけ回転した状態で回転台61に立設される。支柱部41が角度θだけ回転した状態であると、回転しない場合、すなわちθがゼロの場合に比べて、支柱部41と前側の受部43aとの距離を短くできるため、梁部45を介して支柱部41に作用するモーメントを減少することができ、車体3の前側を支持する受部43aに作用するモーメントの増大を抑えることができる。
また、幾つかの実施形態によれば、第1作業領域A1において車体3の下部に組み付けられる部品は、インシュレータ、ブレース、ケーブル等の小型の足回り部品である。
このように、第1作業領域A1では、車体3は、車体3の前後方向が組立ライン10のライン進行方向に沿った状態で支持部40に支持されるので、支持部40の支柱部41よりも車体前後方向前側と後側には、空間Af、Arが形成される。このため、小型の足回り部品をこれらの空間Af、Arを介して車体3の下部に組み付けることができる。
また、幾つかの実施形態によれば、第2作業領域A2において車体3の下部に組み付けられる部品は、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたフロントドライブユニット、又は、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたリアドライブユニット等の大型の部品である。
第2作業領域A2では、車体3の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態になるので、車体3の前後方向の夫々の端部を組立ライン10の進行方向に対して直交する方向の外側へ突出した状態にすることができる。したがって、組立ライン10に隣接する床面に搭載リフター等の昇降装置を配置することができるので、この昇降装置によって、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたフロントドライブユニット、又は、エンジン、トランスミッション、モータ、インバータ、ドライブシャフト、サスペンション、トランスアクスルなどのいずれかを組み合わせたリアドライブユニット等の大型部品を車体3の前側及び後側に容易に搬入して配置することができる。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。例えば、回転台61は、その上面61aが基台50の上面50aよりも上方位置又は下方位置に配設されてもよい。
1 車両の組立ライン
3 車体
10、10' 組立ライン
11 第1組立ライン
12 第2組立ライン
15 ライン接続部
20 搬送装置
40 支持部
41 支柱部
43a、43b 受部
45 梁部
50 基台
50a、61a 上面
50b 孔部
60 回動機構部
61 回転台
61b 下面
63 回転駆動部
63a ウォームホイール
63b ウォームギヤ
63c 電動モータ
63c1 回転軸
65 回動規制部
66 突起部
66a 係合孔部
67 係止突起部
68 駆動シリンダ
70 搬送従動綸
73 部品棚
75 昇降装置
76 後側サスペンション
A1 第1作業領域
A2 第2作業領域
Ai 車両搬入領域
Af、Ak 空間
A3、A4 領域
Ao 車両搬出領域
Fs 床面
R レール

Claims (7)

  1. 車体を支持した状態で前記車体を組立ラインに沿って搬送する搬送装置を複数備え、前記搬送装置に支持される車体の下部に部品を組付ける車両の組立ラインであって、
    前記搬送装置は、搬送方向に移動可能な基台と、前記基台の上面に設けられた回転台と、前記回転台に取り付けられて上方へ延びて前記車体の下部に当接して前記車体を支持する支持部と、を備え、
    前記回転台は、平面視において円形状に形成されて前記回転台の上面に対して直交する方向に延びる中心軸を中心として回動自在に設けられ、
    前記基台は、前記回転台を回動させる回動機構部が設けられ、
    前記支持部は、前記回転台の上面の直径方向に離間して一対設けられ、前記回転台の上面に固定されて上方へ延びる支柱部と、前記支柱部の上端部に取り付けられて前記支柱部を間にして水平方向両側に延びる梁部と、前記梁部の延伸方向両端部に設けられて前記車体を当接支持する受部と、を備え、
    前記支持部は、前記梁部の延伸方向が前記車体の前後方向に沿った状態で前記車体を支持し、
    前記組立ラインは、車体の前後方向が前記組立ラインのライン進行方向に沿った状態で部品組み付け作業が行われる第1作業領域と、前記第1作業領域での前記回転台の位置から前記回転台を回動させることで車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向を向いた状態で部品組み付け作業が行われる第2作業領域と、を有し、
    一対の前記支持部の夫々の梁部は、平面視において平行に配設され、
    一対の前記支持部の夫々の支柱部は、平面視において前記支柱部に設けられた梁部の延伸方向に対して傾いた方向を向いた状態で前記回転台上に固定されていることを特徴とする車両の組立ライン。
  2. 一対の前記支持部のうち一方の支持部は、前記一方の支持部に設けられた一対の受部間の距離が、他方の支持部に設けられた一対の受部間の距離よりも小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の車両の組立ライン。
  3. 前記第1作業領域では、前記組立ラインの両側方の内、前記一方の支持部が配置される側の側方から部品が搬入される
    ことを特徴とする請求項に記載の車両の組立ライン。
  4. 前記一方の支持部に設けられた一対の受部のうち前記車体の前側部分を当接支持する受部は、平面視において前記支柱部との距離が、前記車体の後側部分を当接支持する受部と前記支柱部との距離よりも大きくなるように配設されている
    ことを特徴とする請求項又はに記載の車両の組立ライン。
  5. 前記第1作業領域において前記車体の下部に組み付けられる部品は、インシュレータ、ブレース、ケーブルの内、少なくとも一つを含む足回り部品である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の組立ライン。
  6. 前記第2作業領域において前記車体の下部に組み付けられる部品は、フロントドライブユニット又はリアドライブユニットである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の組立ライン。
  7. 前記組立ラインは、
    ライン延伸方向一端側から他端側へ向かって前記搬送装置を移動させる第1組立ラインと、
    前記第1組立ラインと並設されて前記第1組立ラインのライン延伸方向他端側から一端側へ向かって前記搬送装置を移動させる第2組立ラインと、
    前記第1組立ラインの下流側端と前記第2組立ラインの上流側端とを繋いで前記搬送装置を前記第1組立ラインから前記第2組立ラインへ移動可能なライン接続部とを備え、
    前記第1組立ラインは、上流側に第1作業領域が設けられ、且つ下流側に第2作業領域が設けられ、
    前記第2組立ラインは、上流側に第2作業領域が設けられ、且つ下流側に第1作業領域が設けられ、
    前記ライン接続部は、前記第1組立ラインの第2作業領域での前記搬送装置の前記基台及び前記車体の向きを維持したままで前記搬送装置を移動可能に構成され、
    前記搬送装置は、この基台が前記第1組立ラインの第1作業領域と第2作業領域との間に移動すると、前記回動機構部によって車体の前後方向がライン進行方向に対して交差する方向になるように前記回転台を回動し、
    前記基台が前記第2組立ラインの第2作業領域と第1作業領域との間に移動すると、前記回動機構部によって前記車体の前後方向がライン進行方向に沿った方向になるように前記回転台を回動するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両の組立ライン。
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