JP6686756B2 - 電子楽器 - Google Patents

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本発明は、スピーカと耳装着型の音伝達器のいずれかを選択して演奏音を聞くことができる電子楽器に関する。
従来、スピーカと耳装着型の音伝達器のいずれかを選択して演奏音を聞くことができる電子楽器が知られている。例えば、ユーザは、通常はスピーカで演奏音を聞けるが、耳装着型の音伝達器としてのヘッドホンを電子楽器としてのピアノのヘッドホン端子に接続すると、ヘッドホンで演奏音を聞ける。その際一般に、スピーカ発音とヘッドホン発音とで発音音色は同じであり、ヘッドホン装着時であっても機器設定で選択された音色のままで発音される。
一方、ヘッドホンを通して聴いても、あたかもピアノ本体から音が自然に響いてくるような臨場感が得られるバイノーラルサンプリング方式を採用した楽器が知られている(下記非特許文献1)。この楽器では、奏者の耳と同じ位置にマイクを置いて、ピアノ音をそのまま収録して作成した音色を用いることにより、聴き疲れしにくく立体的で自然な響きを再現している。また、ヘッドホン着用時に、ピアノ本体から音が鳴っているような自然な聴き心地の効果を付与する、ステレオフォニックオプティマイザーという機能を備えた楽器も知られている(下記非特許文献2)。
"ヤマハ ニュースリリース[online] ヤマハ サイレントピアノ〔平成28年7月1日検索〕、インターネット<URL:http://jp.yamaha.com/news_release/2012/12082102.html> "ヤマハ よくあるお問い合わせ(Q&A) 電子ピアノ ステレオフォニックオプティマイザーとは?〔平成28年7月1日検索〕、インターネット<URL:http://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5928/~/%E3%80%90%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%80%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F>
しかしながら、上記非特許文献1の楽器は、CFX(登録商標)という決まったピアノ音色を対象としたものであり、CFX以外の音色を搭載したピアノのヘッドホン装着時の発音を最適化することに関する技術ではない。また、上記非特許文献2の楽器は、選択された音色にかかわらず一律の効果が付与されるものであり、選択音色によっては、ステレオフォニックオプティマイザーによる効果付与が適さない場合もあり得る。従って、ヘッドホン等の耳装着型の音伝達器の使用時に、選択音色に応じてより適した音を聞くことに関し、改善の余地があった。
なお、指定音色での音の生成ができない場合に代替音色へ切り替える装置も知られている。しかしこの種の装置では通常、指定音色での音の生成ができる場合には指定音色のまま発音される。また、ヘッドホン装着時と非着時との区別はされていない。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、耳装着型の音伝達器の使用時に、特定の選択音色については、音伝達器に適した音色の音を聞くことができると共に、特定の音色以外の音色については、手間をかけずに音伝達器に適した効果が付与された音を聞くことができる電子楽器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子楽器は、演奏操作子(1)と、耳装着型の音伝達器(18A、18B)を接続する接続部(17)と、前記接続部に対する前記音伝達器の接続を検知する検知手段(12)と、音色を選択する選択手段(2)と、スピーカ(15)と、前記検知手段により前記接続部に対する前記音伝達器の接続が検知されていない場合は、前記演奏操作子の演奏操作に基づく演奏音を前記選択手段により選択された音色で前記スピーカから発音させるよう制御する制御手段(5)と、を有し、前記制御手段は、前記検知手段により前記接続部に対する前記音伝達器の接続が検知されている場合に、前記選択された音色が特定の音色であるときは、前記特定の音色に対応するものとして予め定められた別の音色に切り替えて前記演奏音を前記音伝達器から発音させ、前記選択された音色が前記特定の音色以外の音色であるときは、音伝達器用に予め定められた所定効果を用いて前記演奏音を処理した音を前記音伝達器から発音させるよう制御することを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、耳装着型の音伝達器の使用時に、特定の選択音色については、音伝達器に適した音色の音を聞くことができると共に、特定の音色以外の音色については、手間をかけずに音伝達器に適した効果が付与された音を聞くことができる。請求項3によれば、音伝達器の種類に応じたより適切な音を聞くことができる。
本発明の一実施の形態に係る電子楽器の全体構成を示すブロック図である。 音色データ(図(a))、エフェクトデータ(図(b))の概念図である。 メイン処理のフローチャートを示す図である。 パネル設定処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子楽器の全体構成を示すブロック図である。この電子楽器は、一例として電子鍵盤楽器として構成される。
この電子楽器は、検出回路3、検出回路4、接続検知部12、ROM6、RAM7、タイマ8、表示装置9、記憶装置10、各種インターフェイス(各種I/F)11、音源回路13及び効果回路14が、バス16を介してCPU5にそれぞれ接続されて構成される。演奏操作子1には例えば、鍵盤やペダルが含まれる。音源回路13には効果回路14を介してサウンドシステム15が接続されている。CPU5にはタイマ8が接続される。
検出回路3は演奏操作子1の操作状態を検出し、検出回路4は設定操作子2の操作状態を検出する。CPU5は、本装置全体の制御を司る。ROM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。RAM7は、演奏データ、テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。タイマ8は、タイマ割り込み処理における割り込み時間等の各種時間を計時する。記憶装置10は、上記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する。表示装置9は各種情報を表示する。
接続部17は、耳装着型の音伝達器18が挿入される端子(ステレオピンジャック、またはUSB端子)である。音伝達器18の例として、いずれもステレオ方式のヘッドホン18A、イヤホン18Bが例示される。これらは択一的に接続部17に接続可能であると共に、双方とも接続部17に非接続とすることも可能である。接続検知部12は、接続部17に音伝達器18が接続されると、それに応じた検知信号をCPU5に送る。その検知信号を受けて、CPU5は、接続部17に対する音伝達器18の接続の有無と、接続された音伝達器18の種類(ヘッドホン18A、イヤホン18Bのいずれであるか)を検知する。
接続された音伝達器18がUSB端子を用いて接続部17へ接続した場合、音伝達器18が内部に記憶された識別番号等を接続時に楽器本体に送ることで、CPU5は、接続された音伝達器18がヘッドホン18Aであるか、イヤホン18Bであるか、どのメーカの機器であるかなどを判別することが可能となる。
各種I/F11には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェイスや、楽音信号を入力するためのインターフェイス、外部装置と通信する通信I/F等が含まれる。音源回路13は、演奏操作子1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する。音源回路13は、すべてをハードウェアまたはソフトウェアで構成してもよいし、一部ソフトウェアで、残りの部分をハードウェアで構成してもよい。効果回路14は、音源回路13から入力される楽音信号に各種効果を付与し、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等で構成されるサウンドシステム15は、効果回路14から入力される楽音信号等を音響に変換する。
図2(a)は、音色データの概念図である。音色データとして、音色A、B、その他の音色の波形データが、ROM6の波形データ領域に予め格納されている。音色A及び音色Bが「特定の音色」である。特定の音色に対しては、特定の音色に対応するものとして予め定められた別の音色として、耳装着型の音伝達器18の種類に応じてそれぞれの音色の波形データが対応付けられて格納されている。すなわち、音色Aに対応して、ヘッドホン18A用の波形データとして音色ΔA1、イヤホン18B用の波形データとして音色ΔA2が格納される。また、音色Bに対応して、ヘッドホン18A用の波形データとして音色ΔB1、イヤホン18B用の波形データとして音色ΔB2が格納される。
音色ΔA1、ΔA2、ΔB1、ΔB2は、特定の音色に対応する楽器の発音をバイノーラル録音することで(バイノーラルサンプリングして)作成された音色(バイノーラルサンプリング音色)の波形データである。後述するように、音色A、Bは、音伝達器18の接続時にバイノーラルサンプリング音色へ切り替える対象の音色であり、例えば音色AはCFX(登録商標)とする。特に、ヘッドホン18Aの接続時には音色ΔA1またはΔB1、イヤホン18Bの接続時には音色ΔA2またはΔB2が採用される。音色A、B以外の音色は、バイノーラルサンプリング音色へ切り替える対象ではなく、音伝達器18の接続の有無にかかわらず、音色は選択されたままの音色で発音がなされる。
図2(b)は、エフェクトデータの概念図である。エフェクトデータは、効果を付加するために用いられる効果パラメータであり、予めROM6の効果設定領域に格納されている。なお、音色データとエフェクトデータとは、別々のメモリに格納されてもよい。複数のエフェクトデータのうち特にエフェクトデータ1は、選択音色が上述の特定の音色以外の音色の場合であって且つ音伝達器18の接続時に、ステレオフォニックオプティマイザー(所定効果)を用いて演奏音を処理するためのパラメータである。エフェクトデータは、設定操作子2による設定に応じて読み出されて効果回路14に設定することもできるし、後述するように、選択音色が特定の音色以外の音色の場合に、音伝達器18が接続されたときに、エフェクトデータ1が読み出されて効果回路14に設定されることもできる。
図3は、メイン処理のフローチャートを示す図である。このフローチャートの処理は、ROM6または記憶装置10に記憶されたプログラムがRAM7に読み出され、CPU5
により実行されることで実現され、電源のオンにより開始される。まず、CPU5は、各種レジスタに初期値を設定して初期設定を行う(ステップS101)。次いでCPU5は、後述する図3のパネル処理を実行する(ステップS102)。
次いでCPU5は、演奏処理、すなわち、演奏信号を生成すると共に発音・消音処理を実行する(ステップS103)。例えば、再生処理を実行している場合は、演奏データを読み出し、生成された演奏信号が音源回路13に送信される。またリアルタイム演奏を実行している場合は、操作された演奏操作子1に対応するキーコード(音高情報)、ベロシティ(音量情報)、及びキーオン/オフの信号が検出回路3により検出され、その検出結果に応じた演奏信号が音源回路13に送信される。そして、音源回路13は、受信した演奏信号と現在の音色設定とに基づいて、音信号を生成する。その際、音源回路13は、現在の音色設定に対応する音色データをROM6から読み出す。効果処理が設定されている場合は、効果回路14は、現在設定されているエフェクトデータをROM6から読み出し、そのエフェクトデータに基づいて、音源回路13で生成された音信号に効果を付与する。サウンドシステム15は、効果回路14から入力される音信号を増幅して発音する。
次に、CPU5は、その他の処理を実行し(ステップS104)、処理をステップS102に戻す。なお、パネル設定(S102)で電源がオフにされると図3の処理は終了する。
図4は、図3のステップS102で実行されるパネル設定処理のフローチャートである。まず、CPU5は、音伝達器18のプラグ(例えば、USBコネクタ)の挿入がされているか、すなわち、接続検知部12からの検知信号に基づいて、接続部17に音伝達器18が接続されているか否かを判別する(ステップS201)。その判別の結果、プラグ挿入がされていない場合は、スピーカ発音、すなわちサウンドシステム15による発音がなされるため、処理はステップS206に進む。一方、プラグ挿入がされている場合は、CPU5は、接続検知部12からの検知信号に基づいて、接続機器判別、すなわち接続部17に接続されている音伝達器18の種類(ヘッドホン18A、イヤホン18Bのいずれであるか)を判別する(ステップS202)。
そして、CPU5は、接続機器判別の結果に基づき、接続部17にヘッドホン18Aが接続されているか否かを判別し(ステップS203)、ヘッドホン18Aが接続されている場合は、選択音色が特定音色(音色A、Bのいずれか)であるか否かを判別する(ステップS204)。そして、選択音色が特定音色である場合は、音色設定を対応するバイノーラルサンプリング音色へ切り替えるべく、CPU5は、その選択音色に対応し且つヘッドホン18Aに対応する音色へ、音色設定を切り替える(ステップS205)。例えば、選択音色が音色Aであれば音色設定を音色ΔA1に切り替え、選択音色が音色Bであれば音色設定を音色ΔB1に切り替える。具体的には、CPU5は、プログラムチェンジナンバを切り替えることで音色設定を切り替える。音源回路13は、切り替え後の音色設定に対応する音色データをROM6から読み出す。これにより、ステップS103の演奏処理において、特定の選択音色については、よりヘッドホン18Aに適したヘッドホン用のバイノーラル音色で音を聞くことができる。
一方、ステップS204の判別の結果、選択音色が特定音色以外の音色である場合は、CPU5は、音色設定を変更せず、ステレオフォニックオプティマイザーを用いヘッドホン18Aの接続に対処するべく、処理をステップS210へ進める。ステップS210では、CPU5は、効果を付加するために用いるエフェクトデータとして、エフェクトデータ1を効果回路14に設定する。これにより、ステップS103の演奏処理において、特定の音色以外の音色については、対応する音色データを用意するなどの手間をかけずに音伝達器に適した効果が付与された音を聞くことができる。ステップS205、S210の後、処理はステップS206に進む。ステップS206では、CPU5は、その他の処理を実行する。ステップS206では、設定操作子2を用いてユーザによる音色選択や効果選択を受け付けることが可能である。その後、図4の処理は終了する。
ステップS203の判別の結果、接続部17にヘッドホン18Aが接続されていない場合は、CPU5は、接続部17にイヤホン18Bが接続されているか否かを判別する(ステップS207)。そしてCPU5は、接続部17にイヤホン18Bが接続されていない場合は、処理をステップS206に進める。一方、接続部17にイヤホン18Bが接続されている場合は、CPU5は、選択音色が特定音色(音色A、Bのいずれか)であるか否かを判別する(ステップS208)。そして、選択音色が特定音色である場合は、CPU5は、その選択音色に対応し且つイヤホン18Bに対応する音色へ、音色設定を切り替える(ステップS209)。例えば、選択音色が音色Aであれば音色設定を音色ΔA2に切り替え、選択音色が音色Bであれば音色設定を音色ΔB2に切り替える。これにより、特定の選択音色については、よりイヤホン18Bに適したイヤホン用のバイノーラル音色で音を聞くことができる。その後、処理はステップS206へ進む。
一方、ステップS208の判別の結果、選択音色が特定音色以外の音色である場合は、CPU5は、音色設定をバイノーラルサンプリング音色へ切り替える事無く、ステレオフォニックオプティマイザーを用い効果処理を付与することでヘッドホン18Aやイヤホン18Bの装着に対処するべく、処理をステップS210へ進める。
従って、図3のステップS103の演奏処理にあたって、現在の音色設定は、ステップS205を経ていれば音色ΔA1またはΔB1となっており、ステップS209を経ていれば音色ΔA2またはΔB2となっている。ステップS204またはステップS209を経ていなければ、現在の音色設定は、選択された音色Aまたは音色Bのままとなっている。一方、効果設定においては、読み出されるエフェクトデータは、ステップS210を経ていればエフェクトデータ1であり、ステップS210を経ていなければ選択されているエフェクトデータのままである。
本実施の形態によれば、CPU5は、接続部17に音伝達器18が接続されていない場合は、選択された音色でサウンドシステム15から発音させる。一方、CPU5は、接続部17に音伝達器18が接続されている場合は、選択された音色に応じた処理を演奏音に施した音(対応した音伝達機器用の音色に切り替えた音、または選択された音色に応じて所定効果を用いて演奏音を処理した音)を音伝達器18から発音させる。これにより、耳装着型の音伝達器18の使用時に、選択された音色に応じた処理が施された音を聞くことができる。
例えば、CPU5は、選択された音色に応じた処理として、選択された音色が特定の音色(A、B)であるときは、特定の音色に対応するものとして予め定められたバイノーラルサンプリング音色(ΔA、ΔB)へ切り替えて、演奏音を音伝達器18から発音させる。これにより、特定の選択音色については、より音伝達器に適した音色の音を聞くことができる。また、CPU5は、選択された音色に応じた処理として、選択された音色が特定の音色以外の音色であるときは、音伝達器用に予め定められた所定効果(ステレオフォニックオプティマイザー)を用いて演奏音を処理した音を音伝達器18から発音させる。これにより、特定の音色以外の音色については、音色データを取得、記憶する等の手間をかけずに音伝達器に適した効果が付与された音を聞くことができる。
また、接続部17に接続されている音伝達器18の種類に応じて、切り替え先の音色を異ならせるので、音伝達器の種類に応じたより適切な音を聞くことができる。
なお、本実施の形態では、電子楽器として鍵盤楽器を例示したが、これに限られず、ギター、打楽器、管楽器の各種の電子楽器に本発明を適用可能である。すなわち、スピーカによる発音と耳装着型の音伝達器による発音とを選択できる電子楽器であればよい。
また、耳装着型の音伝達器18としては、オープンタイプのヘッドホン、骨伝導タイプのヘッドホン、イヤホンなどが考えられ、それぞれに適した音色を準備し、接続に応じて切り替えるようにしてもよい。
また、USB端子を用いた耳装着型の音伝達器18であれば、耳装着型の音伝達器18の製造元を判別することができるので、製造元毎に異なる音色を用意することもできる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
1 演奏操作子、 2 設定操作子(選択手段)、 5 CPU(制御手段)、 12 接続検知部(検知手段)、 15 サウンドシステム(スピーカ)、 17 接続部、 18 音伝達器、 18A ヘッドホン、 18B イヤホン

Claims (3)

  1. 演奏操作子と、
    耳装着型の音伝達器を接続する接続部と、
    前記接続部に対する前記音伝達器の接続を検知する検知手段と、
    音色を選択する選択手段と、
    スピーカと、
    前記検知手段により前記接続部に対する前記音伝達器の接続が検知されていない場合は、前記演奏操作子の演奏操作に基づく演奏音を前記選択手段により選択された音色で前記スピーカから発音させるよう制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段により前記接続部に対する前記音伝達器の接続が検知されている場合に、前記選択された音色が特定の音色であるときは、前記特定の音色に対応するものとして予め定められた別の音色に切り替えて前記演奏音を前記音伝達器から発音させ、前記選択された音色が前記特定の音色以外の音色であるときは、音伝達器用に予め定められた所定効果を用いて前記演奏音を処理した音を前記音伝達器から発音させるよう制御することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記別の音色は、前記特定の音色に対応する楽器の発音をバイノーラル録音して作成された音色であることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記制御手段は、前記音伝達器の接続が検知されている場合に、接続されている前記音伝達器の種類を判別し、
    前記特定の音色に対応する前記別の音色は、前記音伝達器の種類ごとに予め定められていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子楽器。
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