JPH08140199A - 音像定位設定装置 - Google Patents

音像定位設定装置

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JPH08140199A
JPH08140199A JP6298013A JP29801394A JPH08140199A JP H08140199 A JPH08140199 A JP H08140199A JP 6298013 A JP6298013 A JP 6298013A JP 29801394 A JP29801394 A JP 29801394A JP H08140199 A JPH08140199 A JP H08140199A
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sound
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Application number
JP6298013A
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Inventor
Makoto Yamato
誠 大和
Shiyuuichi Kariyama
周一 仮山
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音像を定位させる際の処理の簡潔化ならびに操
作性の向上を図るようにした音像定位設定装置を提供す
る。 【構成】楽音信号が入力され、楽音信号に基づく楽音の
音像を、三次元空間の任意の位置に定位することのでき
る音像定位設定装置において、同一の三次元空間内に複
数の音像を定位するときに、複数の音像を、複数の音像
の数より少ない数のグループに分けてグループを構成す
るグループ化手段と、グループ化手段によって構成され
たグループの複数の音像の所望のパラメーターを共通に
設定するパラメーター設定手段とで構成され、複数の音
像の所望のパラメーターを共通に設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音像定位設定装置に関
し、さらに詳細には、入力された楽音信号を、三次元空
間上の所定の音像定位位置に音像が定位された楽音信号
に変換して出力する音像定位設定装置に関する。
【0002】
【発明の背景】三次元の空間における受聴者を中心とし
た所定方向に音像を定位させる音像定位装置として、例
えば、本願出願人の出願にかかる特開平4−30700
号公報に開示された音像定位装置が知られている。
【0003】また、上記した特開平4−30700号公
報に開示された方向のみを定位させる音像定位装置に、
床からの反射音などを組み合わせることにより、方向の
他に距離をも定位させるようにした音像定位装置とし
て、例えば、本願出願人の出願にかかる特開平6−30
500号公報に開示された音像定位装置が知られてい
る。
【0004】さらに、上記した三次元の空間において音
像を定位することのできる音像定位装置において、互い
に関連して移動する複数の音像の時間的位置変化を、互
いの関連を崩すことなく容易に指定することができるよ
うにした音像定位装置が、例えば、本願出願人により特
願平5−328466号として提案されている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、こうした三次元の空間の所定
位置に音像を定位することのできる音像定位装置を発展
させたものであり、音像を定位させる際の処理の簡潔化
ならびに操作性の向上を図るようにした音像定位設定装
置を提供しようとするものである。
【0006】さらに詳細には、本発明は、複数の音像を
グループ化することにより、グループ内の音像の定位を
一体化して処理するようにして、音像を定位させる際の
処理の簡潔化を図るようにしたものである。
【0007】また、本発明は、音像が定位される位置を
示す表示手段が、複数の方向から音像が定位される位置
を表示できるようにして、使用者をして三次元の空間に
おける音像の定位位置を容易に把握させ、音像を定位さ
せる処理の際の操作性の向上を図るようにしたものであ
る。
【0008】
【目的を達成するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明による音像定位設定装置は、楽音
信号が入力され、上記楽音信号に基づく楽音の音像を、
三次元空間の任意の位置に定位することのできる音像定
位設定装置において、同一の三次元空間内に複数の音像
を定位するときに、上記複数の音像を、上記複数の音像
の数より少ない数のグループに分けてグループを構成す
るグループ化手段と、上記グループ化手段によって構成
されたグループの複数の音像の所望のパラメーターを共
通に設定するパラメーター設定手段とで構成され、複数
の音像の所望のパラメーターを共通に設定するようにし
たものである。
【0009】従って、グループ化手段によって複数の音
像をグループ化でき、パラメーター設定手段がグループ
内の複数の音像の所望のパラメーターを共通に設定する
ので、音像を定位させる際の処理が簡潔になる。
【0010】また、本発明による音像定位設定装置は、
楽音信号が入力され、上記楽音信号に基づく楽音の音像
を、三次元空間の任意の位置に移動音像として定位する
ことのできる音像定位設定装置において、三次元空間に
おける音像の定位状態を、少なくとも2方向から見た2
平面として視覚的に表示する表示手段と、上記2平面の
うち少なくとも1平面に移動音像の軌跡を描画する描画
手段と、上記描画した移動音像の軌跡を、描画した平面
を含め少なくとも2平面で移動音像の軌跡を編集する編
集手段とで構成され、移動音像を設定することが可能な
ようにしたものである。
【0011】従って、音像が定位される状態を示す表示
手段が、音像が定位される状態を複数の方向から表示で
きるので、使用者は三次元の空間における音像の定位状
態を容易に把握することができ、描画手段ならびに編集
手段による音像定位の処理の際の操作性が格段に向上す
る。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による音像定
位設定装置の実施例を詳細に説明するものとする。な
お、以下の実施例の説明においては、音像定位設定装置
はMIDI規格を採用し、MIDI信号により動作する
ものとする。
【0013】1.第1の実施例 〔全体のシステム構成〕図1には、本発明の第1の実施
例による音像定位設定装置の全体のシステム構成図が示
されており、図2には、図1に示すシステムを構成する
音像定位装置のブロック構成図が示されている。
【0014】この第1の実施例による音像定位設定装置
は、コンピューター(Computer)10により全
体の動作を制御されるものである。コンピューター10
には表示装置12が設けられていて、音像定位設定装置
の使用者は、表示装置12の画面14に表示される音像
の定位の状態を視認しながら、マウス(図示せず)やキ
ーボード(図示せず)を操作しながら所望の位置に音像
を定位させる操作を行う。
【0015】こうしたマウスやキーボードの操作に基づ
きコンピューター10から出力される制御信号が、MI
DIインターフェース(MIDI Interfac
e)16に入力され、MIDIサーバー18を介して音
像定位装置20(音像定位装置は、20−1、20−
2、20−3、・・・、20−15、20−16の16
台設けられている。)へ入力される。この際に、コンピ
ューター10から出力される制御信号伝達の遅延を防止
するとともに配線の混雑を避けるために、音像定位装置
20を2台あるいは3台ずつ組にして、それらをMID
Iスルー(MIDITHRU)を介して接続するように
した。なお、こうした接続の方法は、図1に示す方法に
限られるものではなく、例えば、16台の音像定位装置
20を全てMIDIスルーを介して接続してもよいし、
また16台の音像定位装置20にそれぞれMIDIサー
バー18から制御信号を直接供給するようにしてもよ
く、必要に応じて適宜選択すればよい。
【0016】また、本実施例においては、音像定位装置
20を16台用いるようにしたが、これに限られること
なしに、音像定位装置20の数は必要に応じて適宜増減
してよい。
【0017】音像定位置装置20は、それぞれ2チャン
ネルの入力端子を備えており、音源(図示せず)から2
チャンネルの楽音信号が入力される。そして、音源から
入力された楽音信号は、コンピューター10から出力さ
れた制御信号により、三次元空間上の所定の音像定位位
置に音像が定位された楽音信号に変換され、ミキサー
(Mixer)22を介して、普通のステレオスピーカ
ー再生用またはヘッドホーン再生用のステレオ信号(S
tereo)あるいはバイノーラル信号(Binaur
al)として出力される。
【0018】なお、上記したように、音像定位置装置2
0には音源からそれぞれ2チャンネルの楽音信号が入力
されるものであり、音像定位置装置20に対応したそれ
らの音源のチャンネル番号として、音像定位置装置20
−1にはチャンネル1(Ch.1)およびチャンネル2
(Ch.2)、音源定位装置20−2にはチャンネル3
(Ch.3)およびチャンネル4(Ch.4)、・・
・、音源定位装置20−16にはチャンネル15(C
h.15)およびチャンネル16(Ch.16)と設定
しておく。
【0019】図2には、音像定位置装置20のブロック
構成図が示されおり、2チャンネルの楽音信号(Aおよ
びB)が入力される。
【0020】音像定位装置20は、ディスタンスプロセ
ッサー部(Distance Processor)3
2と、ディスタンスプロセッサー部32の下段に位置す
るバイノーラルプロセッサー部(Binaural P
rocessor)34と、リバーブプロセッサー部
(Reverb Processor)36と、リバー
ブプロセッサー部34の下段に位置するバイノーラルプ
ロセッサー部(Binaural Processo
r)38と、トランソーラルプロセッサー部(Tran
saural Processor)40とを有して構
成されており、トランソーラルプロセッサー部40から
2チャンネルの楽音信号(LおよびR)がミキサー20
へ出力される。さらに、ディスタンスプロセッサー部3
2は、乗算器42−A1、42−A2、42−B1、4
2−B2と遅延手段(ディレイ:DEL)44−A1、
44−A2、44−B1、44−B2とフィルター(F
IL)46−A、46−Bとを有して構成され、バイノ
ーラルプロセッサー部34は、バイノーラル手段(Bi
naural)48−1、48−2、48−3、48−
4と加算器50−1、50−2とを有して構成されてい
る。
【0021】この、音像定位装置20は、三次元立体音
場を作り出す装置であって、モノーラル信号から高いリ
アリティーを持った三次元立体定位音を作り出すことが
できる。つまり、音像定位装置20に、ドライなモノー
ラル信号を入力し、後述するように音源の位置や耳の高
さ、空間、即ち、部屋の大きさ、残響時間などを設定す
ると、あたかもそうした空間の中で聴いているような音
場を作り出すことができるものである。
【0022】こうした音像定位装置20のディスタンス
プロセッサー部32の構成は、特開平6−30500号
公報の図1ならびにその発明の詳細な説明の該当箇所に
示す構成に相当する構成および作用を備えるものであ
り、床などの反射音をシミュレートすることができる。
即ち、音源から直接に受聴者へ達する音(直接音)の大
きさと、床などの反射を介して音源から受聴者に達する
音(反射音)の大きさとを考慮して設定された乗算係数
の乗算器42−A1、42−A2、42−B1、42−
B2によって増幅された楽音信号A、Bは、それぞれ遅
延手段44−A1、44−A2、44−B1、44−B
2へ入力される。ここにおいて、遅延手段44−A1、
44−B1の遅延時間を音源から受聴者までの直接音の
到達時間とし、遅延手段44−A2、44−B2の遅延
時間を音源から受聴者までの反射音の到達時間としてお
く。なお、当然のことながら、反射音の方が直接音より
も伝達経路が長いので、遅延手段44−A2、44−B
2の遅延時間の方が、遅延手段44−A1、44−B1
の遅延時間より長くなる。
【0023】このように設定しておくと、直接音と反射
音との時間差に起因する音色をシミュレートすることが
でき、これにより遠近方向の音像についても受聴者をし
て感知させることができるようになる。
【0024】さらに、フィルター46−A、46−Bに
より、楽音が床などに反射する際の音色変化をシミュレ
ートするようにしている。
【0025】また、音像定位装置20のバイノーラルプ
ロセッサー部34およびトランソーラルプロセッサー部
40の構成は、特開平4−30700号公報の第14図
ならびにその発明の詳細な説明の該当箇所に示す構成に
相当する構成および作用を備えるものであり、特開平4
−30700号公報における「音像定位演算手段2」が
バイノーラルプロセッサー部34に相当し、「クロスト
ーク打消演算手段4」がトランソーラルプロセッサー部
40に相当するものである。従って、この構成により、
任意の位置に音像を定位することができ、しかもクロス
トークを打ち消すことができる。
【0026】さらに、音像定位装置20のリバーブプロ
セッサー部36およびバイノーラルプロセッサー部38
の構成は、特公平4−32600号公報の第8図ならび
にその発明の詳細な説明の該当箇所に示す構成に相当す
る構成および作用を備えるものである。即ち、リバーブ
プロセッサー部36により残響をシミュレートすること
ができ、バイノーラルプロセッサー部38によりシミュ
レートした残響を任意の位置に定位できる。なお、バイ
ノーラルプロセッサー部38の出力は、トランソーラル
プロセッサー部40へ入力されるので、クロストークは
打ち消されることになる。
【0027】次に、この第1の実施例による音像定位設
定装置の作用を、表示装置12の画面14の表示を参照
しながら説明するが、この第1の実施例による音像定位
設定装置は、画面14に表示されているアイコンをマウ
スでクリックすることにより処理が行われるユーザー・
インターフェースを備えている。
【0028】〔第1の実施例による音像定位設定装置の
作用〕 <システム全体の表示 (図3)>図3には、後述する
コンフィギュレーションウィンドウ(Configur
ation Window)を除く、システム全体に使
用するウィンドウおよびメニューが表示されている。
【0029】即ち、本実施例は三つのウィンドウを備え
ており、三次元の音場空間を表示するポジションウィン
ドウ(Position Window)302と、メ
インパラメーターを表示するメインパラメーターウィン
ドウ(Main−Parameter Window)
304と、サブパラメーターを表示するサブパラメータ
ーウィンドウ(Sub−Parameter Wind
ow)306とにより構成されている。
【0030】また、メニュー308としては、ファイル
(File)、編集(Edit)、表示(Displa
y)、ステイタス(Status)およびウィンドウ
(Window)が設定されている。
【0031】以下、上記したポジションウィンドウ30
2、メインパラメーターウィンドウ304、サブパラメ
ーターウィンドウ306ならびにメニュー308を詳細
に説明する。まず、メニュー308から順次説明する。
【0032】<メニュー:図4、図5、図6、図7、図
8> (1)ファイル(File)−図4 マウスによりメニュー308の「File」をクリック
すると、図4に示すメニューが開く。このメニューの中
には、主にファイルのオープンや基本設定などに関する
ものが並んでいる。
【0033】(i)新規(New)−符号402 マウスによりクリックしてこれを選択すると、音源位置
設定装置20(本明細書においては、音源位置設定装置
20を適宜「デバイス」と称する。)を1台使う設定の
新しいファイルを用意する。デバイスの台数を増やした
り後述するモードを設定する場合は、後述するコンフィ
ギュレーションウィンドウで設定する。コンフィギュレ
ーションウィンドウを開くには、後述するコンフィギュ
レーション(Configuration)412を選
択する。
【0034】(ii)開く(Open)−符号404 マウスによりクリックしてこれを選択すると、オープン
するファイルを選択するためのウィンドウ(図示せず)
が開く。こうして開かれたウィンドウから、オープンす
るファイルを選択する。ただし、オープンできるファイ
ルは、同時に1つだけとされている。
【0035】(iii)閉じる(Close)−符号4
06 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ファイル
をクローズするが、まだ最新の状態が後述するセイブ
(Save)されていないときは、それをセイブするた
めにウィンドウ(図示せず)を開きセイブを行う。
【0036】(iv)保存(Save)−符号408 マウスによりクリックしてこれを選択すると、特に確認
させるためのウィンドウは開かずにファイルをセイブす
る。ファイルが既にセイブされている場合には、このメ
ニューは選択できない。また、New402で新規ファ
イルをオープンしたとき、つまりまだファイルの名前を
設定していない状態でもセイブは選択できない。そのと
きは、後述のSave as410を選択する。
【0037】(v)別名で保存(Save as・・
・)−符号410 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ファイル
名を入力するためのウィンドウ(図示せず)が開く。フ
ォルダーを選択して、必要であればフォルダーを作り、
ファイル名を入力する。
【0038】(vi)コンフィギュレーション(Con
figuration)−符号412 マウスによりクリックしてこれを選択すると、コンフィ
ギュレーションウィンドウ902が開き、システムの諸
設定を行うことができる。
【0039】(vii)クイット(Quit)−符号4
14 マウスによりクリックしてこれを選択すると、このファ
イルメニューを終了する。
【0040】(2)編集(Edit)−図5 マウスによりメニュー308の「Edit」をクリック
すると、図5に示すメニューが開く。このメニューの中
には、編集を行う際に使用するものが並んでいる。
【0041】(i)移動の取消(Undo Move)
−符号502 マウスによりクリックしてこれを選択すると、画面14
上において最も最近に行った音源の位置の移動を取り消
して、音源を移動する前の位置に戻す。
【0042】(ii)全てを選択(Select Al
l)−符号504 マウスによりクリックしてこれを選択すると、全てのチ
ャンネル(「チャンネル」については、後に詳述す
る。)を選択状態にする。これは、メインパラメーター
ウィンドウ304の中で、グループ選択ボタン中の
「*」ボタン(後述する)を選択したと同じ作用をす
る。
【0043】(3)表示(Display)−図6 マウスによりメニュー308の「Display」をク
リックすると、図6に示す表示に関するメニューが開
く。
【0044】(i)チャンネル番号(音源番号)(Ob
ject Number)−符号602 マウスによりクリックしてこれを選択し、図6に示すよ
うにチェックマーク600aが付いた状態では、ポジシ
ョンウィンドウ302に表示されている音源の位置を示
す丸点の下にチャンネル番号(音源番号)が、「1
A」、「1B」、「2A」、「2B」・・・のように表
示される。これらの表示の数字の「1」、「2」はデバ
イスを意味し(従って、数字は「16」まである。)、
「A」、「B」は音源から出力される楽音信号の2チャ
ンネルを意味する。表示したくない場合は、チェックマ
ーク600aが付いた状態のところを、もう一度マウス
によりクリックして選択すればよい。こうすると、チェ
ックマーク600aが消え、ポジションウィンドウ30
2におけるチャンネル番号(音源番号)の表示が消え
る。
【0045】(ii)チャンネルのラベル(音源の名
前)(Object Label)−符号604 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
ク600aが付いた状態では、ポジションウィンドウ3
02に表示されている音源の位置を示す丸点の下にチャ
ンネルのラベル(音源の名前)の一部が表示される。こ
のラベルは、後述するように、メインパラメーターウィ
ンドウ304の中で設定する。表示したくない場合は、
チェックマーク600aが付いた状態のところを、もう
一度マウスによりクリックして選択すればよい。こうす
ると、チェックマーク600aが消え、ポジションウィ
ンドウ302におけるチャンネルのラベル(音源の名
前)の表示が消える。
【0046】(iii)ルームサイズ(Room si
ze)−符号606 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
ク600aが付いた状態では、ポジションウィンドウ3
02にルームサイズに応じた四角い枠が表示される。表
示したくない場合には、チェックマーク600aが付い
た状態のところを、もう一度マウスによりクリックして
選択すればよい。こうすると、チェックマーク600a
が消え、ポジションウィンドウ302におけるルームサ
イズの表示が消える。なお、ルームサイズはあくまでも
おおよその目安であって、この線にそって壁があること
を示しているものではない。
【0047】(iv)音源の位置(Position)
−符号608 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
ク600aが付いた状態では、マウスで音源を移動した
ときに、マウスつかんで動かしている音源の位置をポジ
ションウィンドウ302の一番下にあるステイタスウィ
ンドウ(後述する)の右端に表示する。表示したくない
場合は、チェックマーク600aが付いた状態のところ
を、もう一度マウスによりクリックして一度選択すれば
よい。こうすると、チェックマーク600aが消え、ポ
ジションウィンドウ302のステイタスウィンドウにお
ける音源の位置の表示が消える。
【0048】(v)画面の再描画(Redraw Sc
reen)−符号610 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
ク600aが付いた状態では、画面を再描画する。
【0049】(4)ステイタス(Status)−図7 マウスによりメニュー308の「Status」をクリ
ックすると、ステイタスに関するメニューが開く。
【0050】(i)アップデイトステイタス(Upda
te Status)−符号702 マウスによりクリックしてこれを選択すると、全てのデ
バイスに全てのパラメーターの値を送信する。接続ケー
ブルを外すなどして、現在のウィンドウに表示されてい
る状態とデバイスの状態とが合わなくなったときなどに
使用する。
【0051】(5)ウィンドウ(Window)−図8 マウスによりメニュー308の「Window」をクリ
ックすると、ウィンドウに関するメニューが開く。本実
施例においては、3つのウィンドウ、即ち、ポジション
ウィンドウ302、メインパラメーターウィンドウ30
4、サブパラメーターウィンドウ306の3つのウィン
ドウを任意に開いたり閉じたりできる。ここでは、これ
らをそれぞれ選択することができる。また、これらのウ
ィンドウを複数開いている場合に、選択したウィンドウ
を一番上に持ってくることができる。これら3つのウィ
ンドウの間では、下のウィンドウを上に持ってこなくて
も、パラメーターの値の変更や入力などの操作ができる
ようになされている。
【0052】(i)ポジションウィンドウ(Posit
ion Window)−符号802 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ポジショ
ンウィンドウ302が開き、既にポジションウィンドウ
302が開いている場合には、それが画面14上の一番
上に出てくる。
【0053】(ii)メインパラメーターウィンドウ
(Main−ParameterWindow)−符号
804 マウスによりクリックしてこれを選択すると、メインパ
ラメーターウィンドウ304が開き、既にメインパラメ
ーターウィンドウ304が開いている場合には、それが
画面14上の一番上に出てくる。
【0054】(iii)サブパラメーターウィンドウ
(Sub−Parameter Window)−符号
806 マウスによりクリックしてこれを選択すると、サブパラ
メーターウィンドウ306が開き、既にサブパラメータ
ーウィンドウ306が開いている場合には、それが画面
14上の一番上に出てくる。
【0055】<ウィンドウ:図9、図10、図11、図
12、図13、図14、図15、図16、図17、図1
8> (1)コンフィギュレーションウィンドウ(Confi
guration Window)−図9 メニューのファイルのコンフィギュレーション412を
選択すると、図9に示すコンフィギュレーションウィン
ドウ902が画面14に表示される。上記したように本
実施例においては、最大16台の音像定位装置20を扱
うことができる。つまり、ステーショナリーモード(後
述する)において、32チャンネルの定位を扱うことが
できることになる。そして、このコンフィギュレーショ
ンウィンドウ902においては、扱うデバイスの数(つ
まり、音像定位装置20の台数である。)を設定し、さ
らに各種のモードの設定を行う。
【0056】ここで、この第1の実施例において設定さ
れている各種モードについて説明しておく。
【0057】上記したように音像定位装置20は複数の
部分から構成されており、それぞれにモードが設定され
ている。これら複数の部分とは、 ・初めに入力信号を処理し、距離の表現をするディスタ
ンスプロセッサー部32 ・方向感を表現するバイノーラルプロセッサー部34 ・所定の出力信号形式に変換するトランソーラルプロセ
ッサー部40 ・残響を付加するリバーブプロセッサー部36およびバ
イノーラルプロセッサー部38 である。以下に、各モード毎に説明する。
【0058】(機能モード:Function Mod
e)機能モードとは、バイノーラルプロセッサー部34
のモードのことを指している。このモードには、2チャ
ンネル定位できる位置を連続的に滑らかに移動すること
はできないステーショナリーモード(固定2チャンネル
モード)と、滑らかに移動できるが1チャンネルだけ定
位できるフライングモード(移動1チャンネルモード)
と、バイノーラルプロセッサー部34では何も処理せず
にスルー(通過)するスルーモードとの3つのモードが
ある。なお、フライングモードに関しては、特開平4−
30700号公報にその第1図を参照しながら詳細に説
明されている。
【0059】(出力モード:Output Mode)
出力モードとは、バイノーラルプロセッサー部34で作
られたバイノーラル信号を、所定の再生方式の信号に変
換するモードのことである。普通のステレオスピーカー
再生用の信号に変換するモード(スピーカーモード)
と、ヘッドホーン再生用の信号に変換するモード(ヘッ
ドフォーンモード)と、何も処理せずにバイノーラル信
号のまま出力するモード(バイノーラルモード)とが設
定されている。
【0060】なお、ここにおいて、バイノーラル信号と
は基本的な信号フォーマットで、左右の耳に到達すべき
信号が完全に分離したフォーマットである。従って、バ
イノーラル形式の信号で記録しておけば、後からステレ
オに変換することができる。
【0061】(ディレイモード:Delay Mod
e)ディレイモードとは、距離を表現するディスタンス
プロセッサー部32に関するモードであり、相対ディレ
イモードと絶対ディレイモードとがある。そして、相対
ディレイモードでは、直接音にはディレイを持たせず、
一次反射音との時間差だけを使うモードである。また、
絶対ディレイモードとは、直接音に実際に耳に音波が到
達するまでの時間をディレイとして持たせたモードであ
り、入力信号を入れてから出力に信号が出てくるまでデ
ィレイを生じる。なお、フライングモードのときに音源
を動かすと、絶対ディレイモードにしておくとドップラ
ー効果をシミュレーションすることができる。
【0062】以下、コンフィギュレーションウィンドウ
902の内容について説明する。 (i)セレクション(Selection)−符号90
4 セレクション904のエリアにチェックマーク904a
の付いているデバイスが、システムで扱うデバイスとな
る。即ち、チェックマーク904aの付いているデバイ
スが、システムにおける処理対象となり、種々の制御を
受けることになる。チェックマーク904aはセレクシ
ョン904をマウスでクリックすることにより、付けた
り消したりを交互に行うことができる。また、後述する
ように、コンフィギュレーションウィンドウ902の図
上右半分にあるボタンで設定したときには、チェックマ
ーク904aの付いているデバイスを一斉に設定するこ
とができる。
【0063】(ii)デバイスID(Device−I
D)−符号906 デバイスID906のエリアに表示されている番号は、
各デバイスに予め設定された番号(デバイスID)であ
る。このシステムで扱う最大16台の音像定位装置20
(デバイス)には、デバイスIDとして予め1、2、
3、・・・、15、16の番号がそれぞれ設定されてい
る。
【0064】(iii)機能モード(Function
Mode)−符号908 機能モード908のエリアには、現在設定されている機
能モードが表示される。機能モードとしては、上記した
ように、2チャンネル定位できる位置を連続的に滑らか
に移動することはできないステーショナリーモード(2
ch.Stationary:機能モード908には、
「Stationary」と表示する。)と、滑らかに
移動できるが1チャンネルだけ定位できるフライングモ
ード(1ch.Flying:機能モード908には、
「Flying」と表示する。)と、何も処理せずにス
ルーするスルーモード(2ch.Through:機能
モード908には、「Through」と表示する。)
とがある(図9においては、デバイスID1〜16のす
べてのデバイスに関して、「Stationary」の
表示がなされていて、デバイスID1〜16のすべての
デバイスに関してステーショナリーモードが選択されて
いることを示している。)。なお、第1の実施例におい
ては、ステーショナリーモードを中心に説明する。
【0065】これらの機能モードを選択するには、マウ
スにより所望のデバイスIDのデバイスの機能モード9
08をクリックする。こうするとメニュー910が現れ
るので、マウスを移動させて、メニュー910に表示さ
れている上記3つの機能モードから所望の機能モードを
選択する。なお、選択した機能モードは、強調表示され
る(図9においては、機能モードとしてステーショナリ
ーモード(2ch.Stationary)が強調表示
されている。)。そして、強調表示された機能モードを
クリックすることにより、メニュー910の表示が消え
るとともに機能モード908に選択した機能モードが表
示され、所望のデバイスに関して選択した機能モードが
設定される。
【0066】(iv)出力モード(Output Mo
de)−符号912 出力モード912のエリアには、現在設定されている出
力モードが表示される。出力モードとしては、スピーカ
ーモード(Speakers:出力モード912には、
「SP.」と表示する。)と、ヘッドフォーンモード
(Phones:出力モード912には、「Phone
s」と表示する)と、バイノーラルモード(Binau
ral:出力モード912には、「Binaural」
と表示する。)とがある(図9においては、デバイスI
D1〜16のすべてのデバイスに関して「SP.24d
eg」の表示がなされていて、デバイスID1〜16の
すべてのデバイスに関してスピーカーモードが選択され
ていることを示している。なお、表示中の「24de
g」は、2つのスピーカーの開く角度(センターからの
開き)を示し、後述するスピーカーの開き角度「SP.
Angle」で設定する。)。
【0067】これらの出力モードを選択するには、マウ
スにより所望のデバイスIDのデバイスの出力モード9
12をクリックする。こうするとメニュー914が現れ
るので、マウスを移動させて、メニュー914に表示さ
れている上記3つの出力モードから所望の出力モードを
選択する。なお、選択した出力モードは、強調表示され
る(図9においては、出力モードとしてスピーカーモー
ド(Speakers)が強調表示されている。)。そ
して、強調表示された出力モードをクリックすることに
より、メニュー914の表示が消えるとともに出力モー
ド912に選択した出力モードが表示され、所望のデバ
イスに関して選択した出力モードが設定される。
【0068】(v)ディレイモード(Delay Mo
de)−符号916 ディレイモード916のエリアには、現在設定されてい
るディレイモードが表示される。ディレイモードとして
は、相対ディレイモード(Relative:ディレイ
モード916には、「REL」と表示する。)と絶対デ
ィレイモード(Absolute:ディレイモード91
6には、「ABS」と表示する。)とがある(図9にお
いては、デバイスID1〜16のすべてのデバイスに関
して「REL」の表示がなされていて、デバイスID1
〜16のすべてのデバイスに関して相対ディレイモード
が選択されていることを示している)。
【0069】これらのディレイモードを選択するには、
マウスにより所望のデバイスIDのデバイスのディレイ
モード916をクリックする。こうするとメニュー91
8が現れるので、マウスを移動させてメニュー918に
表示されている上記2つのディレイモードから所望のデ
ィレイモードを選択する。なお、選択したディレイモー
ドは、強調表示される(図9においては、ディレイモー
ドとして相対ディレイモード(Relative)が強
調表示されている。)。そして、強調表示されたディレ
イモードをクリックすることにより、メニュー918の
表示が消えるとともにディレイモード916に選択した
ディレイモードが表示され、所望のデバイスに関して選
択したディレイモードが設定される。
【0070】(vi)出力信号の極性(Polarit
y)−符号920 出力信号の極性920のエリアには、現在設定されてい
る極性が表示される。極性としては、正極性(Posi
tive:出力信号の極性920には、「P」と表示す
る。)と負極性(Negative:出力信号の極性9
20には、「N」と表示する。)とがある(図9におい
ては、デバイスID1〜16のすべてのデバイスに関し
て「P」の表示がなされていて、デバイスID1〜16
のすべてのデバイスに関して正極性(Positiv
e)選択されていることを示している。)。
【0071】即ち、出力信号の極性920に「P」と表
示されていれば正極性(非反転)であることを示し、出
力信号の極性920に「N」と表示されていれば負極性
(反転)であることを示している。
【0072】これらの出力信号の極性を選択するには、
マウスにより所望のデバイスIDのデバイスの出力信号
の極性920をクリックする。こうするとメニュー92
2が現れるので、マウスを移動させてメニュー922に
表示されている上記2つの出力信号の極性から所望の極
性を選択する。なお、選択した極性は、強調表示される
(図9においては、出力信号の極性として正極性(Po
sitive)が強調表示されている。)。そして、強
調表示された出力信号の極性をクリックすることによ
り、メニュー922の表示が消えるとともに出力信号の
極性920に選択した極性が表示され、所望のデバイス
に関して選択した極性が設定される。
【0073】(vii)デバイスの選択(Select
ion Device)のエリア−符号924 セレクトオール(Select All)ボタン924
aをクリックすると、デバイスID1〜16の全デバイ
スが選択状態となる。一方、セレクトノン(Selec
t None)ボタン324bをクリックすると、デバ
イスID1〜16の全デバイスが選択されない状態とな
る。
【0074】(viii)機能モードの設定(Func
tion Mode)のエリア−符号926 ステーショナリーモード(2ch.Stationar
y)ボタン926aをクリックすると、デバイスID1
〜16の全デバイスがステーショナリーモード(固定2
チャンネルモード)に設定される。また、フライングモ
ード(1ch.Flying)ボタン926bをクリッ
クすると、デバイスID1〜16の全デバイスがフライ
ングモード(移動1チャンネルモード)に設定される。
さらに、スルーモード(2ch.Through)ボタ
ン926cをクリックすると、デバイスID1〜16の
全デバイスがバイノーラルプロセッサー部34では何も
処理せずスルーするスルーモードに設定される。
【0075】(ix)出力モードの設定(Output
Mode)のエリア−符号928 スピーカーモード(Regular Speaker
s)ボタン928aをクリックすると、デバイスID1
〜16の全デバイスが普通のステレオスピーカー再生用
信号で出力するスピーカーモードに設定される。また、
ヘッドフォーンモード(Phones)ボタン328b
をクリックすると、デバイスID1〜16の全デバイス
がヘッドホーン再生用信号で出力するヘッドフォーンモ
ードに設定される。さらに、バイノーラルモード(Bi
naural)ボタン328cをクリックすると、デバ
イスID1〜16の全デバイスが理想的なバイノーラル
信号を出力するバイノーラルモードに設定される。
【0076】(x)スピーカーの開き角度の設定(S
P.Angle)のエリア−符号930 スピーカーの開き角度の設定930のエリアには、スピ
ーカー再生のとき2つのスピーカーの開く具合を角度で
示した値が表示される。即ち、このエリアをクリックす
るとメニュー932が現れ、角度の設定を変えることが
でき、選択されている全てのデバイスに対して設定され
る。
【0077】(xi)ディレイモードの設定(Dela
y Mode)のエリア−符号934 相対ディレイ(Relative)ボタン934aをク
リックすると、デバイスID1〜16の全デバイスが相
対ディレイモードに設定される。また、絶対ディレイ
(Absolute)ボタン934bをクリックする
と、デバイスID1〜16の全デバイスが絶対ディレイ
モードに設定される。
【0078】(xii)出力信号の極性の設定(Sig
nal Polarity)のエリア−符号936 正極性(Positive)ボタン936aをクリック
すると、デバイスID1〜16の全デバイスが正極性
(非反転)に設定される。また、負極性(Negati
ve)ボタン936bをクリックすると、デバイスID
1〜16の全デバイスが負極性(反転)に設定される。
【0079】(xiii)終了(Exit)ボタン−符
号938 終了(Exit)ボタン938をクリックすると、コン
フィギュレーションウィンドウ902のウィンドウが閉
じる。
【0080】(2)ポジションウィンドウ(Posit
ion Window)−図10(ルームサイズ、ポジ
ションの座標表示をしたトップビューの表示例)、図1
1(チャンネルの名前として「1A」、「1B」を名前
表示したトップビューの表示例)、図12(チャンネル
のラベル表示として「Pf」、「Sax」をラベル表示
したトップビューの表示例)、図13(チャンネルのラ
ベル表示として「Pf」、「Sax」をラベル表示した
バックビューの表示例)、図14(チャンネルのラベル
表示として「Pf」、「Sax」をラベル表示したサイ
ドビューの表示例)、図15(ポジションの座標表示を
したトップビューの表示例) ポジションウィンドウ302は、音源の配置状態をみた
り、音源の位置を設定したりするためのウィンドウであ
り、表示エリア1002内にある頭の形状をしたヘッド
ポジション(Head Position)1004
は、リスニングポイントを示している。そして、3種類
の方向から見た状態の切り換えを行うことができるもの
であり、つまり上から見たトップビュー、後ろから見た
バックビュー、左から見たサイドビューの表示を行うこ
とができる。なお、後ろからみた状態を表示するバック
ビューと左から見た状態を表示するサイドビューを表示
したときには、床1006も表示される。また、ルーム
サイズ(Room size)1008も表示すること
ができる。以下、各要素を詳細に説明する。
【0081】(i)ヘッドポジション(Head Po
sition)−符号1004 受聴者の頭の位置を表示するとともに、どちらから見た
状態であるかを示す。つまり、上から見た頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を上から見た状態(トップ
ビュー)であることを示し、後ろから見た頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を後ろから見た状態(バッ
クビュー)であることを示し、左からみた頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を左側から見た状態(サイ
ドビュー)であることを示している。
【0082】(ii)ポジション(Position)
−符号1010 ポジション1010は丸点により表示され、音源の位置
を表す。マウスでポジション1010をクリックする
と、タグ1012が表示されて、その音源が選択された
状態であることを示す。また、マウスでポジション10
10をつかんで移動させることができる。さらに、キー
ボードのシフトキーを押しながらマウスをクリックする
と、複数のポジション1010を同時につかむことがで
きる。さらに、ポジション1010の下には、音源の番
号または名前(ラベル)を表示することができる。ラベ
ルは、メインパラメーターウィンドウ304で個別に設
定する。なお、以下の説明においては、音源を「チャン
ネル」と表現することとし、従って、チャンネルは、音
源の位置を示す一つの単位となる。
【0083】(iii)ルームサイズ(Room si
ze)−符号1008 ルームサイズ1008は四角い枠により表示され、ルー
ムサイズ1008で示されるような大きさの残響が付加
されることを示している。ルームサイズ1008は、サ
ブパラメターウィンドウ306によって設定する。な
お、ルームサイズ1008の表示は便宜的なものであっ
て、この四角い枠に沿って壁があることを示しているわ
けではなく、上記したように、おおよそこの枠で示され
るような大きさの残響が付加されることを示している。
【0084】(iv)表示拡大ボタン−符号1014
a、表示縮小ボタン−符号1014b この表示拡大ボタン1014aならびに表示縮小ボタン
1014bは、ポジションウィンドウ302の表示エリ
ア1002内に表示する大きさを設定するボタンであ
る。大きな山形をした表示拡大ボタン1014aをクリ
ックすると拡大表示し、小さな山形を表示縮小ボタン1
014bをクリックすると縮小表示する。
【0085】(v)トップビュー(Top view)
ボタン−符号1016 このトップビューボタン1016をクリックすると、上
からみたトップビューの表示になる(トップビューボタ
ン1016は、強調表示される。)。このときに、表示
エリア1002内には床面1006は表示されない。ま
た、トップビューの表示モードのときに、音源の位置を
示すポジション1010をマウスでつかんで動かすと、
音源の左右と前後の位置が同時に設定できる。
【0086】(vi)バックビュー(Back vie
w)ボタン−符号1018 このバックビューボタン1018をクリックすると、後
ろからみたバックビューの表示になる(バックビューボ
タン1018は、強調表示される。)。このときに、表
示エリア1002内には床面1006が表示される。ま
た、バックビューの表示モードのときに、音源の位置を
示すポジション1010をマウスでつかんで動かすと、
音源の高さと左右の位置が同時に設定できる。
【0087】(vii)レフトビュー(Left vi
ew)ボタン−符号1020 このレフトビューボタン1020をクリックすると、左
側からみたレフトビューの表示になる(レフトビューボ
タン1020は、強調表示される。)。このときに、表
示エリア1002内には床面1006が表示される。ま
た、レフトビューの表示モードのときに、音源の位置を
示すポジション1010をマウスでつかんで動かすと、
音源の高さと前後の位置が同時に設定できる。
【0088】(viii)ステイタスウィンドウ(St
atus window)−符号1022 表示エリア1002の下方の横長の枠のステイタスウィ
ンドウ1022の中には、本実施例を実行するためのプ
ログラムが出す種々のメッセージが表示される。
【0089】(ix)ウィンドウサイズ(Window
size)ボタン−符号1024 ウィンドウサイズボタン1024をマウスでクリックし
ながら動かすと、ポジションウィンドウ302の大きさ
を変えることができる。ただし、所定の大きさ以下には
小さくならない。
【0090】(3)メインパラメーターウィンドウ(M
ain−Parameter Window)−図16 メインパラメーターウィンドウ304は、音源の選択と
主なパラメーターの値を設定するウィンドウである。
【0091】(i)チャンネル選択ボタン(Chann
el select button)−符号1602 チャンネル選択ボタン1602は、使用するチャンネル
を任意に選択するためのボタンであり、32チャンネル
(1A、1B、・・・、16A、16B)分設定されて
いる。チャンネル選択ボタン1602を一度クリックす
るとチャンネルが選択され、もう一度クリックすると選
択が解除されるものであり、選択されているチャンネル
は強調表示される。なお、使用するチャンネル数は、上
記したコンフィグレーションウィンドウ902で設定す
る。
【0092】(ii)グループ選択ボタン(Group
select button)−符号1604、16
06、1608 グループ選択ボタン1604は、グループの設定を呼び
出すボタンであり、6グループ(G1、2、3、4、
6)分設定されている。即ち、いくつかのチャンネルの
組み合わせをグループとして登録し、これを呼び出すこ
とができる。グループ選択ボタン1604を普通にクリ
ックすれば、予め設定されたチャンネルの組み合わせ
(グループ)が選択状態になる。一方、グループを登録
するには、グループ選択ボタン1604を5秒間押し続
ける。そうすると、現在選択されているチャンネルの設
定が、そのグループの設定として記憶されて登録され
る。
【0093】また、グループ選択ボタン中の「−」ボタ
ン1606は、全てのチャンネルを選択されていない状
態にし、「*」ボタン1608は、全てのチャンネルを
選択状態にする。つまり、「−」ボタン1606は常に
0個のチャンネルが設定されているグループを、また
「*」ボタン1608は逆に全てのチャンネルが設定さ
れているグループを選択するボタンである。
【0094】(iii)チャンネルラベル(Chann
el Label)−符号1610 チャンネルラベル1610には、チャンネルのラベル、
即ち、音源の名前が表示される。また、このチャンネル
ラベル1610を一度マウスでクリックしたあと、キー
ボードから名前を入力することにようり、チャンネルラ
ベルを変更することができる。
【0095】(iv)簡易チャンネル名設定ボタン(E
asy name button)−符号1612 簡易チャンネル名設定ボタン1612をクリックする
と、メニュー1614が現れて、予め設定されている名
前を選択するだけでチャンネルに名前を付けることがで
きる。メニュー1614には、楽器名(Insttum
ents)と、アルファベット(Alphabetic
suf.)と、数字(Numericsuf.)とが
ある。メニュー1614から楽器名(Insttume
nts)を選択すると、楽器名により予め設定されてい
るリスト1616が呼び出され、リスト1616から楽
器名を選択できる。また、メニュー1614からアルフ
ァベット(Alphabetic suf.)を選択す
ると、アルファベットにより予め設定されているリスト
1618が呼び出され、リスト1618からアルファベ
ットのサフィックスを選択できる。さらに、メニュー1
614から数字(Numeric suf.)を選択す
ると、数字により予め設定されているリスト1620が
呼び出され、リスト1620から数字のサフィックスを
選択できる。
【0096】(v)音源の高さ(Height)−符号
1622、1624、1626 表示エリア1622には、音源の高さが表示される。音
源の高さは、スライダー1624を動かすことにより設
定する。また、ポジションウィンドウ302において、
ポジション1010をマウスでつかんで動かすことによ
っても設定することができる。
【0097】表示エリア1622の左の「C」と表示さ
れたCボタン1626は、ここでの設定がチャンネル単
位でできることを示している。即ち、スライダー162
4を動かすと、現在選択されている全てのチャンネルの
音源の高さを変えることができる。
【0098】(vi)直接音(Direct)−符号1
628、1630、1632 表示エリア1628には、音源から受聴者へ直接届く直
接音(床からの一次反射音も含む)の音量の設定値が表
示される。通常は、減衰量「0.0dB」で使用する
が、スライダー1630を用いて適宜設定を変えること
ができる。
【0099】表示エリア1628の左の「C」と表示さ
れたCボタン1632は、ここでの設定がチャンネル単
位でできることを示している。即ち、スライダー163
0を動かすと、現在選択されている全てのチャンネルの
直接音の音量を変えることができる。
【0100】(vii)直接音ミュートボタン(Mut
e button)−符号1634 直接音ミュートボタン1634を一度クリックするとミ
ュートオンされて、ミュート状態になり床からの一次反
射音を含んだ直接音がカットされる。このミュートオン
の状態で、再度クリックすると、ミュートオンが解除さ
れてミュートオフとなる。直接音ミュートボタン163
4は、音源が何かの陰に隠れた状態を表現したいとき
や、リバーブ音だけをチェックしたいときなどに用い
る。直接音ミュートボタン1634をクリックすると、
現在設定されているすべてのチャンネルのミュートがオ
ン/オフされる。
【0101】(viii)クリッピングエリア(Cli
pping area)−符号1636、1638、1
640 表示エリア1636には、クリッピングエリアの半径が
表示される。ここでクリッピングエリアとは、音源の位
置がどんどん耳に近付いてくると、計算上は音は無限大
に大きくなってしまうが、それは現実には不可能なの
で、ある距離より近くなっても音量がそれ以上大きくな
らないようにしてあるエリアをいう。通常は、全チャン
ネル同じ値にして使用する。設定の際には、スライダー
1638を操作して、全チャンネルの中で一番近い音源
の距離に合わせておけばよい。具体的には、「1メート
ル」程度に設定しておけば、通常は問題ない。なお、こ
のクリッピングエリアの値を変えて変化するのは、出力
のレベルだけである。
【0102】表示エリア1636の左の「C」と表示さ
れたCボタン1640は、ここでの設定がチャンネル単
位でできることを示している。即ち、スライダー163
8を動かすと、現在選択されている全てのチャンネルの
クリッピングエリアの値を変えることができる。
【0103】(ix)リバーブレベル(Reverb
level)−符号1642、1644、1646 表示エリア1642には、リバーブレベルが表示され
る。音源の位置を変えると直接音とリバーブ音との比率
が変わるが、さらに比率を変えたい場合に、スライダー
1644を操作してリバーブレベルを設定することがで
きる。しかしながら、この値はデバイス毎に設定するパ
ラメーターであるので、チャンネル別には設定できず、
チャンネルAとチャンネルBとが共に変化することにな
る。なお音源の位置を変えることにより、リバーブ音と
直接音との比率をチャンネル毎に変えることができる。
【0104】表示エリア1642の左の「D」と表示さ
れたDボタン1646は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1644
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのリバ
ーブレベルの値を変えることができる。
【0105】(x)アウトプットレベル(Output
level)−符号1648、1650、1652 表示エリア1648には、アウトプットレベルが表示さ
れる。ここでアウトプットレベルとは出力レベルのこと
であり、通常は「0.0dB」に設定して使用するが、
必要に応じてスライダー1650を用いて調節すること
ができる。
【0106】表示エリア1648の左の「D」と表示さ
れたDボタン1652は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1650
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのアウ
トプットレベルの値を変えることができる。
【0107】(4)サブパラメーターウィンドウ(Su
b−Parameter Window)−図17 サブパラメーターウィンドウ306は、主にリバーブと
床についてのパラメーターの値を設定するウィンドウで
ある。
【0108】(i)ルームサイズ(Room Siz
e)−符号1702、1704、1706 表示エリア1702には、ルームサイズが表示される。
ここでルームサイズとは、音の響く空間のおおよその大
きさである。上記したように、メニュー308の表示
(Display)の「ルームサイズ(Room Si
ze)606」で設定することにより、ルームサイズを
ポジションウィンドウ302に表示することができる。
スライダー1704を操作することにより、実際に音を
聴きながら適宜のサイズに調節することができる。
【0109】表示エリア1702の左の「A」と表示さ
れたAボタン1706は、ここでの設定が全デバイス共
通に行われることを示している。即ち、スライダー17
04を動かすと、デバイスの現在の選択状態に関わら
ず、全てのデバイスの設定が変わる。
【0110】なお、リバーブタイムのとれる値は、ルー
ムサイズによって制限を受ける。ルームサイズを変え、
リバーブタイムのとれる値の限度を越えたときは、自動
的にリバーブタイムが変更されることになる。このと
き、ルームサイズは全てのデバイスに共通であるから、
自動的に全てのデバイスのリバーブタイムを限度内の値
に変更してしまうことになる。ちなみに、本実施例にお
いては、ルームサイズが100メートルのときのリバー
ブタイムは1.0秒以上に、またルームサイズが1メー
トルのときのリバーブタイムは4.0秒以下に制限され
る。
【0111】(ii)リバーブタイム(Reverb
Time)−符号1708、1710、1712 表示エリア1708には、リバーブタイムの値が表示さ
れる。ここでリバーブタイムとは、音が響いてから消え
るまでのおおよその時間である。スライダー1710を
操作することにより、実際に音を聴きながら適宜の時間
に調節することができる。
【0112】表示エリア1708の左の「D」と表示さ
れたDボタン1712は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1710
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのリバ
ーブタイムの時間を変えることができる。
【0113】なお、リバーブタイムのとれる値は、ルー
ムサイズによって制限を受ける。リバーブタイムを変
え、リバーブタイムがとれる値の限度を越えたときは、
自動的にルームサイズの方が変更されることになる。こ
のとき、ルームサイズは全てのデバイスに共通であるか
ら、他の選択されていないデバイスのリバーブタイムも
限度を越えている場合には、限度内の値に変更してしま
うことになる。
【0114】(iii)壁の音色(Wall Colo
r)−符号1714、1716、1718 表示エリア1714には、ウオールカラーが表示され
る。ここでウオールカラーとは、音が壁に反射して響い
ている間に音色が変わって行く状態をシミュレートする
ためのパラメーターである。スライダー1716を操作
することにより、所望の音色に調節することができる。
【0115】表示エリア1714の左の「D」と表示さ
れたDボタン1718は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1716
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの壁の
音色を変えることができる。
【0116】(iv)フレイバータイプ(Flavo
r)−符号1720、1722、1724 表示エリア1720には、フレイバータイプが表示され
る。ここでフレイバータイプとは、リバーブの音色に関
するパラメーターである。このパラメーターは、壁の距
離や向きをほとんど違いが分からない程度に変更するよ
うに設定されている。このフレイバータイプは、複数台
のデバイスに同じ入力ソースから作られた音を入力した
場合にも、合成されたリバーブ音に変に癖のある音の定
位感がでないようにするために使用する。例えば、相関
の強い入力を2台のデバイスに入力する場合、スライダ
ー1722を操作して、フレイバータイプをそれぞれ
「Type0」と「Type1」にして使用する。こう
することによって作られるリバーブ音が互いに相関の少
ないものになり、2台の音をミックスした場合、自然な
広がりが得られる。
【0117】表示エリア1720の左の「D」と表示さ
れたDボタン1724は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1722
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのフレ
イバータイプを変えることができる。
【0118】(v)頭の高さ(Head Heigh
t)−符号1726、1728、1730 表示エリア1726には、床からの頭の高さが表示され
る。頭の高さを変えると、床からの反射音の方向が変わ
るものであり、頭の高さのパラメーターにより床からの
反射音をシミュレーションすることで、音源の音の存在
感が明確に表現できるようになる。スライダー1728
を操作して、音を聴きながら所望の高さに設定すること
ができる。
【0119】表示エリア1726の左の「A」と表示さ
れたAボタン1730は、ここでの設定が全デバイス共
通に行われることを示している。即ち、スライダー17
28を動かすと、デバイスの現在の選択状態に関わら
ず、全てのデバイスの設定が変わる。
【0120】(vi)床の音色(Floor Colo
r)−符号1732、1734、1736 表示エリア1732には、フロアーカラーが表示され
る。床の反射音は、その床の特性によって音色が変わる
ものであって、このパラメーターは音源の存在感に関わ
るものである。スライダー1734を操作して、所望の
音色になるように調節することができる。
【0121】表示エリア1732の左の「D」と表示さ
れたDボタン1736は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1734
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの床の
音色を変えることができる。
【0122】(vii)床の反射(Reflect)−
符号1738、1740、1742 表示エリア1738には、床での反射の度合いが表示さ
れる。スライダー1740を操作して、所望の値になる
ように調節することができ、この値が「0.0dB」の
とき、完全に反射する床を意味する。
【0123】表示エリア1738の左の「D」と表示さ
れたDボタン1742は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー1740
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの床の
反射の値を変えることができる。
【0124】2.第2の実施例 〔全体のシステム構成〕図18には、本発明の第2の実
施例による音像定位設定装置の全体のシステム構成図が
示されているが、上記した第1の実施例と同一あるいは
相当する構成に関しては、同一の符号を付して示すこと
により詳細な説明は省略する。
【0125】この第2の実施例による音像定位設定装置
は、コンピューター(Computer)10により全
体の動作を制御されるものである。コンピューター10
には表示装置12が設けられていて、音像定位設定装置
の使用者は、表示装置12の画面14に表示される音像
の定位の状態を視認しながら、マウス(図示せず)やキ
ーボード(図示せず)を操作しながら所望の位置に音像
を定位させる操作を行う。
【0126】なお、この第2の実施例による音像定位設
定装置は、音源を表示するウィンドウを複数持って編集
できるとともに、音源の移動の軌跡を3次元的に動かす
ことができるものである。
【0127】図18に示すシステムの構成例は、ビデオ
レコーダー(Video Recorder)1802
から出力される映像と同期させながら、その効果音とし
て音源(Sound modeule)1804から出
力される楽音を用いるように構成したものである。
【0128】この第2の実施例においては、音像定位装
置20を4台(音像定位装置20−1、20−2、20
−3、20−4)用い、音源1804から入力される楽
音信号は1チャンネル(チャンネルA)とする。
【0129】また、コンピューター10の制御信号を入
力するに際し、音像定位装置20−1、20−2、20
−3、20−4はMIDIスルーを介して接続するよう
にしたが、こうした接続の方法は図18に示す方法に限
られるものではなく、例えば、4台の音像定位装置20
−1、20−2、20−3、20−4それぞれに、制御
信号を直接供給するようにしてもよく、必要に応じて接
続方法を適宜選択すればよい。
【0130】さらに、本実施例においては、音像定位装
置20を4台用いるようにしたが、これに限られること
なしに、音像定位装置20の数は必要に応じて適宜増減
してよい。
【0131】さらにまた、音像定位置装置20には、音
源1804から1チャンネルの楽音信号が入力されるよ
うにしたが、第1の実施例と同様に、2チャンネルの楽
音信号が入力されるようにしてもよい。
【0132】次に、この第2の実施例による音像定位設
定装置の作用を、表示装置12の画面14の表示を参照
しながら説明するが、この第2の実施例による音像定位
設定装置は、第1の実施例と同様に、画面14に表示さ
れているアイコンをマウスでクリックすることにより処
理が行われるユーザー・インターフェースを備えてい
る。
【0133】〔第2の実施例による音像定位設定装置の
作用〕 <システム全体の表示 (図19)>図19には、後述
するコンフィギュレーションウィンドウ(Config
uration Window)を除く、システム全体
に使用するウィンドウおよびメニューが表示されてい
る。
【0134】即ち、本実施例は5つのウィンドウを備え
ており、三次元の音場空間における音源の移動を表示す
るムーブメントウィンドウ(Movement Win
dow)1902と、メインパラメーターを表示するメ
インパラメーターウィンドウ(Main−Parame
ter Window)1904と、サブパラメーター
を表示するサブパラメーターウィンドウ(Sub−Pa
rameter Window)1906と、MIDI
ノートウィンドウ(MIDI−Note Windo
w)1908と、シーケンスウィンドウ(Sequen
ce Window)1910とより構成されている。
【0135】また、メニュー1912としては、ファイ
ル(File)、編集(Edit)、選択(Selec
t)、モディファイ(Modify)、表示(Disp
lay)、ステイタス(Status)およびウィンド
ウ(Window)が設定されている。
【0136】以下、上記したムーブメントウィンドウ1
902、メインパラメーターウィンドウ1904、サブ
パラメーターウィンドウ1906、MIDIノートウィ
ンドウ1908、シーケンスウィンドウ1910ならび
にメニュー1912を詳細に説明する。まず、メニュー
1912から順次説明する。
【0137】<メニュー:図20、図21、図22、図
23、図24、図25、図26> (1)ファイル(File)−図20 マウスによりメニュー1912の「File」をクリッ
クすると、図20に示すメニューが開く。このメニュー
の中には、主にファイルのオープンや基本設定などに関
するものが並んでいる。
【0138】(i)新規(New)−符号2002 マウスによりクリックしてこれを選択すると、デバイス
を1台使う設定の新しいファイルを用意する。デバイス
の台数を増やしたり後述するモードを設定する場合は、
後述するコンフィギュレーションウィンドウで設定す
る。コンフィギュレーションウィンドウを開くには、後
述するコンフィギュレーション(Configurat
ion)2012を選択する。
【0139】(ii)開く(Open)−符号2004 マウスによりクリックしてこれを選択すると、オープン
するファイルを選択するためのウィンドウ(図示せず)
が開く。こうして開かれたウィンドウから、オープンす
るファイルを選択する。ただし、オープンできるファイ
ルは、同時に1つだけとされている。
【0140】(iii)閉じる(Close)−符号2
006 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ファイル
をクローズするが、まだ最新の状態が後述するセイブ
(Save)されていないときは、それをセイブするた
めにウィンドウ(図示せず)を開きセイブを行う。
【0141】(iv)保存(Save)−符号2008 マウスによりクリックしてこれを選択すると、特に確認
させるためのウィンドウは開かずにファイルをセイブす
る。ファイルが既にセイブされている場合には、このメ
ニューは選択できない。また、New2002で新規フ
ァイルをオープンしたとき、つまりまだファイルの名前
を設定していない状態でもセイブは選択できない。その
ときは、後述のSave as2010を選択する。
【0142】(v)別名で保存(Save as・・
・)−符号2010 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ファイル
名を入力するためのウィンドウ(図示せず)が開く。フ
ォルダーを選択して、必要であればフォルダーを作り、
ファイル名を入力する。
【0143】(vi)コンフィギュレーション(Con
figuration)−符号2012 マウスによりクリックしてこれを選択すると、コンフィ
ギュレーションウィンドウ2702が開き、システムの
諸設定を行うことができる。
【0144】(vii)クイット(Quit)−符号2
014 マウスによりクリックしてこれを選択すると、このファ
イルメニューを終了する。
【0145】(2)編集(Edit)−図21 マウスによりメニュー1912の「Edit」をクリッ
クすると、図21に示すメニューが開く。このメニュー
の中には、後述のムーブメントウィンドウ1902、M
IDIノートウィンドウ1908、シーケンスウィンド
ウ1910の説明の部分でそれぞれ説明されているイベ
ント、ノート情報、フレーズの編集を行う際に使用する
ものが並んでおり、それぞれ、ブロックで分割されてい
る。
【0146】イベントに関する編集のブロックは符号2
102〜2108、ノート情報に関する編集のブロック
は符号2110〜2114、フレーズに関する編集のブ
ロックは符号2116〜2122となっている。
【0147】(i)描画の取消(Undo Draw)
−符号2102 マウスによりクリックしてこれを選択すると、画面14
上における最も最近に行った音源の移動の軌跡の描画を
取り消して、音源を移動する前の位置に戻す。
【0148】(ii)イベントのカット(Cut Ev
ents)−符号2104 マウスによりクリックしてこれを選択すると、イベント
をカットする。
【0149】(iii)イベントのコピー(Copy
Events)−符号2106 マウスによりクリックしてこれを選択すると、イベント
をコピーする。
【0150】(iv)イベントのペースト(Paste
Events)−符号2108 マウスによりクリックしてこれを選択すると、イベント
をペーストする。
【0151】(v)取消(Undo)−符号2110 マウスによりクリックしてこれを選択すると、画面14
上において最も最近に行ったノートに関する処理を取り
消して、前の状態に戻す。
【0152】(vi)ノートのコピー(Copy No
tes)−符号2112 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ノートを
コピーする。
【0153】(vii)ノートのペースト(Paste
Notes)−符号2114 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ノートを
ペーストする。
【0154】(viii)取消(Undo)−符号21
16 マウスによりクリックしてこれを選択すると、画面14
上において最も最近に行ったフレーズに関する処理を取
り消して、前の状態に戻す。
【0155】(ix)フレーズのカット(Cut Ph
rases)−符号2118 マウスによりクリックしてこれを選択すると、フレーズ
をカットする。
【0156】(x)フレーズのコピー(Copy Ph
rases)−符号2120 マウスによりクリックしてこれを選択すると、フレーズ
をコピーする。
【0157】(xi)フレーズのペースト(Paste
Phrases)−符号2122 マウスによりクリックしてこれを選択すると、フレーズ
をペーストする。
【0158】(3)選択(Select)−図22 マウスによりメニュー1912の「Select」をク
リックすると、図22に示すメニューが開く。このメニ
ューの中には、選択を行う際に使用するものが並んでい
る。このメニューも、イベントとフレーズとのブロック
に分割されている。
【0159】イベントに関する選択のブロックは符号2
202〜2206、フレーズに関する選択のブロックは
符号2208〜2216となっている。
【0160】(i)全てのイベント(All Even
t)−符号2202 マウスによりクリックしてこれを選択すると、全てのイ
ベントを選択する。
【0161】(ii)ノンオブイベント(None o
f Events)−符号2204 マウスによりクリックしてこれを選択すると、何れのイ
ベントも選択しない。
【0162】(iii)インバースセレクション(In
verse Selection)−符号2206 マウスによりクリックしてこれを選択すると、現在選択
しているイベントを解除して、選択されていなかったイ
ベントを選択する選択を行う。
【0163】(iv)全てのフレーズ(All Phr
ase)−符号2208 マウスによりクリックしてこれを選択すると、全てのフ
レーズを選択する。
【0164】(v)全ての前のフレーズ(All Pr
evious Phrase)−符号2210 マウスによりクリックしてこれを選択すると、カレント
タイムの位置(後述の図34の符号3460)より前の
全てのフレーズを選択する。
【0165】(vi)全ての後のフレーズ(All L
ater Phrase)−符号2212 マウスによりクリックしてこれを選択すると、カレント
タイムの位置(後述の図34の符号3460)以降の全
てのフレーズを選択する。
【0166】(vii)ノンオブフレーズ(None
of Phrases)−符号2214 マウスによりクリックしてこれを選択すると、何れのフ
レーズも選択しない。
【0167】(viii)インバースセレクション(I
nverse Selection)−符号2216 マウスによりクリックしてこれを選択すると、インバー
スセレクションを行う。
【0168】(4)モディファイ(Modify)−図
23 マウスによりメニュー1912の「Modify」をク
リックすると、図23に示すメニューが開く。このメニ
ューの中には、モディファイを行う際に使用するものが
並んでいる。
【0169】(i)タイムフィット(Time Fi
t...)−符号2302 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ムーブメ
ントウィンドウ1902で設定した音像定位の変化が、
予め設定された所定の時間内で変化するような設定を行
う。
【0170】(5)表示(Display)−図24 マウスによりメニュー1912の「Display」を
クリックすると、図24に示す表示に関するメニューが
開く。
【0171】(i)ルームサイズ(Room siz
e)−符号2402 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
クが付いた状態では、ムーブメントウィンドウ1902
にルームサイズに応じた四角い枠が表示される。表示し
たくない場合には、チェックマークが付いた状態のとこ
ろを、もう一度マウスによりクリックして選択すればよ
い。こうすると、チェックマークが消え、ムーブメント
ウィンドウ1902におけるルームサイズの表示が消え
る。なお、ルームサイズはあくまでもおおよその目安で
あって、この線にそって壁があることを示しているもの
ではない。
【0172】(ii)画面の再描画(Redraw S
creen)−符号2404 マウスによりクリックしてこれを選択し、チェックマー
クが付いた状態では、画面を再描画する。
【0173】(6)ステイタス(Status)−図2
5 マウスによりメニュー1912の「Status」をク
リックすると、ステイタスに関するメニューが開く。
【0174】(i)アップデイトステイタス(Upda
te Status)−符号2502 マウスによりクリックしてこれを選択すると、全てのデ
バイスに全てのパラメーターの値を送信する。接続ケー
ブルを外すなどして、現在のウィンドウに表示されてい
る状態とデバイスの状態とが合わなくなったときなどに
使用する。
【0175】(5)ウィンドウ(Window)−図2
6 マウスによりメニュー1912の「Window」をク
リックすると、ウィンドウに関するメニューが開く。
【0176】本実施例においては、5つのウィンドウ、
即ち、ムーブメントウィンドウ1902、メインパラメ
ーターウィンドウ1904、サブパラメーターウィンド
ウ1906、MIDIノートウィンドウ1908、シー
ケンスウィンドウ1910の5つのウィンドウを任意に
開いたり閉じたりできる。ここでは、これらをそれぞれ
選択することができる。また、これらのウィンドウを複
数開いている場合に、選択したウィンドウを一番上に持
ってくることができる。これら5つのウィンドウの間で
は、下のウィンドウを上に持ってこなくても、パラメー
ターの値の変更や入力などの操作ができるようになされ
ている。
【0177】(i)ムーブメントウィンドウ(Move
ment Window)−符号2602 マウスによりクリックしてこれを選択すると、ムーブメ
ントウィンドウ1902が開き、既にムーブメントウィ
ンドウ1902が開いている場合には、それが画面14
上の一番上に出てくる。
【0178】(ii)メインパラメーターウィンドウ
(Main−ParameterWindow)−符号
2604 マウスによりクリックしてこれを選択すると、メインパ
ラメーターウィンドウ1904が開き、既にメインパラ
メーターウィンドウ1904が開いている場合には、そ
れが画面14上の一番上に出てくる。
【0179】(iii)サブパラメーターウィンドウ
(Sub−Parameter Window)−符号
1906 マウスによりクリックしてこれを選択すると、サブパラ
メーターウィンドウ1906が開き、既にサブパラメー
ターウィンドウ1906が開いている場合には、それが
画面14上の一番上に出てくる。
【0180】(iv)MIDIノートウィンドウ(MI
DI−Note Window)−符号2608 マウスによりクリックしてこれを選択すると、MIDI
ノートウィンドウ1908が開き、既にMIDIノート
ウィンドウ1908が開いている場合には、それが画面
14上の一番上に出てくる。
【0181】(v)シーケンスウィンドウ(Seque
nce Window)−符号2610 マウスによりクリックしてこれを選択すると、シーケン
スウィンドウ1910が開き、既にシーケンスウィンド
ウ1910が開いている場合には、それが画面14上の
一番上に出てくる。
【0182】<ウィンドウ:図27、図28、図29、
図30、図32、図33、図34、図35> (1)コンフィギュレーションウィンドウ(Confi
guration Window)−図27 メニューのファイルのコンフィギュレーション2012
を選択すると、図27に示すコンフィギュレーションウ
ィンドウ2702が画面14に表示される。上記したよ
うに本実施例においては、最大4台の音像定位装置20
を扱うことができる。このコンフィギュレーションウィ
ンドウ2702においては、扱うデバイスの数(つま
り、音像定位装置20の台数である。)を設定し、さら
に各種のモードの設定を行う。
【0183】ここで、この第2の実施例において設定さ
れている各種モードについて説明しておく。
【0184】上記したように音像定位装置20は複数の
部分から構成されており、それぞれにモードが設定され
ている。これら複数の部分とは、 ・初めに入力信号を処理し、距離の表現をするディスタ
ンスプロセッサー部32 ・方向感を表現するバイノーラルプロセッサー部34 ・所定の出力信号形式に変換するトランソーラルプロセ
ッサー部40 ・残響を付加するリバーブプロセッサー部36およびバ
イノーラルプロセッサー部38 である。以下に、各モード毎に説明する。
【0185】(出力モード:Output Mode)
出力モードとは、バイノーラルプロセッサー部34で作
られたバイノーラル信号を、所定の再生方式の信号に変
換するモードのことである。普通のステレオスピーカー
再生用の信号に変換するモード(スピーカーモード)
と、ヘッドホーン再生用の信号に変換するモード(ヘッ
ドフォーンモード)と、何も処理せずにバイノーラル信
号のまま出力するモード(バイノーラルモード)とが設
定されている。
【0186】なお、ここにおいて、バイノーラル信号と
は基本的な信号フォーマットで、左右の耳に到達すべき
信号が完全に分離したフォーマットである。従って、バ
イノーラル形式の信号で記録しておけば、後からステレ
オに変換することができる。
【0187】(ディレイモード:Delay Mod
e)ディレイモードとは、距離を表現するディスタンス
プロセッサー部32に関するモードであり、相対ディレ
イモードと絶対ディレイモードとがある。そして、相対
ディレイモードでは、直接音にはディレイを持たせず、
一次反射音との時間差だけを使うモードである。また、
絶対ディレイモードとは、直接音に実際に耳に音波が到
達するまでの時間をディレイとして持たせたモードであ
り、入力信号を入れてから出力に信号が出てくるまでデ
ィレイを生じる。なお、フライングモードのときに音源
を動かすと、絶対ディレイモードにしておくとドップラ
ー効果をシミュレーションすることができる。
【0188】以下、コンフィギュレーションウィンドウ
2702の内容について説明する。 (i)セレクション(Selection)−符号27
04 セレクション2704のエリアにチェックマーク270
4aの付いているデバイスが、システムで扱うデバイス
となる。即ち、チェックマーク2704aの付いている
デバイスが、システムにおける処理対象となり、種々の
制御を受けることになる。チェックマーク2704aは
セレクション2704をマウスでクリックすることによ
り、付けたり消したりを交互に行うことができる。
【0189】(ii)デバイスID(Device−I
D)−符号2706 デバイスID2706のエリアに表示されている番号
は、各デバイスに予め設定された番号(デバイスID)
である。このシステムで扱う最大16台の音像定位装置
20(デバイス)には、デバイスIDとして予め1、
2、3、・・・、15、16の番号がそれぞれ設定され
ている。
【0190】デバイスIDによりデバイスの選択するに
は、マウスにより所望のデバイスID2706のエリア
をクリックする。こうするとメニュー2708が現れる
ので、マウスを移動させてメニュー2708に表示され
ている1〜16の数字から所望のデバイスIDを選択す
る。なお、選択した数字は、強調表示される(図27に
おいては、デバイスIDとして「1」が強調表示されて
いる。)。そして、強調表示されたデバイスIDをクリ
ックすることにより、メニュー2708の表示が消える
とともにデバイスID2706に選択したデバイスID
の数字が表示され、所望のデバイスが設定される。
【0191】(iii)出力モード(Output M
ode)−符号2710 出力モード2710のエリアには、現在設定されている
出力モードが表示される。出力モードとしては、スピー
カーモード(Speakers:出力モード2710に
は、「SP.」と表示する。)と、ヘッドフォーンモー
ド(Phones:出力モード2710には、「Pho
nes」と表示する)と、バイノーラルモード(Bin
aural:出力モード2710には、「Binaur
al」と表示する。)とがある(図27においては、デ
バイスID1〜4のすべてのデバイスに関して「SP.
24deg」の表示がなされていて、デバイスID1〜
4のすべてのデバイスに関してスピーカーモードが選択
されていることを示している。なお、表示中の「24d
eg」は、2つのスピーカーの開く角度(センターから
の開き)を示す。)。
【0192】これらの出力モードを選択するには、マウ
スにより所望のデバイスIDのデバイスの出力モード2
710をクリックする。こうするとメニュー2712が
現れるので、マウスを移動させて、メニュー2712に
表示されている上記3つの出力モードから所望の出力モ
ードを選択する。なお、スピーカーモードを選択した場
合には、さらにメニュー2714が現れ、メニュー27
14に表示されている角度から、2つのスピーカーの開
く角度として所望の角度を選択する。
【0193】そして、選択した出力モード(および角
度)は、強調表示される(図27においては、出力モー
ドとしてスピーカーモード(Speakers)が強調
表示され、2つのスピーカーの開く角度として24度
(24deg)が強調表示されている。)。そして、強
調表示された出力モード(および角度)をクリックする
ことにより、メニュー2712(およびメニュー271
4)の表示が消えるとともに出力モード2710に選択
した出力モードが表示され、所望のデバイスに関して選
択した出力モードが設定される。
【0194】(iv)ディレイモード(Delay M
ode)−符号2716 ディレイモード2716のエリアには、現在設定されて
いるディレイモードが表示される。ディレイモードとし
ては、相対ディレイモード(Relative:ディレ
イモード2716には、「REL」と表示する。)と絶
対ディレイモード(Absolute:ディレイモード
2716には、「ABS」と表示する。)とがある(図
27においては、デバイスID1〜4のすべてのデバイ
スに関して「REL」の表示がなされていて、デバイス
ID1〜4のすべてのデバイスに関して相対ディレイモ
ードが選択されていることを示している)。
【0195】これらのディレイモードを選択するには、
マウスにより所望のデバイスIDのデバイスのディレイ
モード2716をクリックする。こうするとメニュー2
718が現れるので、マウスを移動させてメニュー27
18に表示されている上記2つのディレイモードから所
望のディレイモードを選択する。なお、選択したディレ
イモードは、強調表示される(図27においては、ディ
レイモードとして相対ディレイモード(Relativ
e)が強調表示されている。)。そして、強調表示され
たディレイモードをクリックすることにより、メニュー
2718の表示が消えるとともにディレイモード271
6に選択したディレイモードが表示され、所望のデバイ
スに関して選択したディレイモードが設定される。
【0196】(v)出力信号の極性(Polarit
y)−符号2720 出力信号の極性2720のエリアには、現在設定されて
いる極性が表示される。極性としては、正極性(Pos
itive:出力信号の極性2720には、「P」と表
示する。)と負極性(Negative:出力信号の極
性2720には、「N」と表示する。)とがある(図2
7においては、デバイスID1〜4のすべてのデバイス
に関して「P」の表示がなされていて、デバイスID1
〜4のすべてのデバイスに関して正極性(Positi
ve)選択されていることを示している。)。
【0197】即ち、出力信号の極性2720に「P」と
表示されていれば正極性(非反転)であることを示し、
出力信号の極性2720に「N」と表示されていれば負
極性(反転)であることを示している。
【0198】これらの出力信号の極性を選択するには、
マウスにより所望のデバイスIDのデバイスの出力信号
の極性2720をクリックする。こうするとメニュー2
722が現れるので、マウスを移動させてメニュー27
22に表示されている上記2つの出力信号の極性から所
望の極性を選択する。なお、選択した極性は、強調表示
される(図27においては、出力信号の極性として正極
性(Positive)が強調表示されている。)。そ
して、強調表示された出力信号の極性をクリックするこ
とにより、メニュー2722の表示が消えるとともに出
力信号の極性2720に選択した極性が表示され、所望
のデバイスに関して選択した極性が設定される。
【0199】(vi)MIDIチャンネル(MIDI
Channel)−符号2724 MIDIチャンネル2724のエリアに表示されている
番号は、現在設定されているMIDIチャンネルであ
る。このシステムで扱うデバイス毎に、MIDIチャン
ネルがそれぞれ設定される。
【0200】デバイス毎にMIDIチャンネルを設定す
るには、マウスにより所望のデバイスIDのデバイスの
MIDIチャンネル2724をクリックする。こうする
とメニュー2726が現れるので、マウスを移動させて
メニュー2726に表示されている1〜16の数字から
所望のMIDIチャンネルの番号を選択する。なお、選
択した数字は、強調表示される(図27においては、M
IDIチャンネルとして「1」が強調表示されてい
る。)。そして、強調表示されたMIDIチャンネルを
クリックすることにより、メニュー2726の表示が消
えるとともにMIDIチャンネル2724に選択したM
IDIチャンネルの数字が表示され、所望のMIDIチ
ャンネルが設定される。
【0201】(vii)終了(Exit)ボタン−符号
2728 終了(Exit)ボタン2728をクリックすると、コ
ンフィギュレーションウィンドウ2720のウィンドウ
が閉じる。
【0202】(2)ムーブメントウィンドウ(Move
ment Window)−図28(トップビューの表
示例)、図29(バックビューの表示例)、図30(サ
イドビューの表示例) ムーブメントウィンドウ1902は、音源の動きを入
力、編集、モディファイ、表示するためのウィンドウで
あり、表示エリア2802内にある頭の形状をしたヘッ
ドポジション(Head Position)2804
は、リスニングポイントを示している。そして、3種類
の方向から見た状態の切り換えを行うことができるもの
であり、つまり上から見たトップビュー、後ろから見た
バックビュー、左から見たサイドビューの表示を行うこ
とができる。なお、後ろからみた状態を表示するバック
ビューと左から見た状態を表示するサイドビューを表示
したときには、床2806も表示される。また、ルーム
サイズ(Room size)も表示することができ
る。なお、ここで同時に表示あるいは編集することので
きるのは、一つのムーブメントである。以下、各要素を
詳細に説明する。
【0203】(i)ヘッドポジション(Head Po
sition)−符号2804 受聴者の頭の位置を表示するとともに、どちらから見た
状態であるかを示す。つまり、上から見た頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を上から見た状態(トップ
ビュー)であることを示し、後ろから見た頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を後ろから見た状態(バッ
クビュー)であることを示し、左からみた頭の形であれ
ば、それはポジションの配置を左側から見た状態(サイ
ドビュー)であることを示している。
【0204】(ii)音源の移動軌跡(Movemen
t)−符号2808 この複数の点により、音源のある瞬間の位置を表示す
る。本明細書においては、この複数の点の一つ一つを移
動軌跡の最小単位とし、それぞれ適宜「イベント」と称
する。イベントは選択されている状態では「○」で表示
され、選択されていない状態では「×」で表示される。
また、カレントイベントは「□」で表示される。
【0205】(iii)ルームサイズ(Room si
ze)−図10と同様のため図示せず 第1の実施例と同様に、ルームサイズは音源を囲む四角
い枠により表示され、ルームサイズで示されるような大
きさの残響が付加されることを示している。ルームサイ
ズは、サブパラメターウィンドウ1906によって設定
する。なお、ルームサイズの表示は便宜的なものであっ
て、この四角い枠に沿って壁があることを示しているわ
けではなく、上記したように、おおよそこの枠で示され
るような大きさの残響が付加されることを示している。
【0206】(iv)部分表示拡大ボタン−符号281
0 ある部分を拡大してみたい場合に、部分表示拡大ボタン
2810をマウスによりクリックすると、クリックした
点を中心に拡大表示される。
【0207】(v)部分拡大表示縮小ボタン−符号28
12 部分表示拡大ボタン2810である部分を拡大してみた
直後に、部分拡大表示縮小ボタン2812をマウスでク
リックすると、拡大する前の倍率に戻る。
【0208】(vi)表示拡大ボタン−符号2814
a、表示縮小ボタン−符号2814b この表示拡大ボタン2814aならびに表示縮小ボタン
2814bは、ムーブメントウィンドウ1902の表示
エリア2802内に表示する大きさを設定するボタンで
ある。大きな山形をした表示拡大ボタン2814aをマ
ウスでクリックすると拡大表示し、小さな山形を表示縮
小ボタン2814bをマウスでクリックすると縮小表示
する。
【0209】(vii)トップビュー(Top vie
w)ボタン−符号2816 このトップビューボタン2816をクリックすると、上
からみたトップビューの表示になる(トップビューボタ
ン2816は、強調表示される。)。このときに、表示
エリア2802内には床面2806は表示されない。
【0210】(viii)バックビュー(Back v
iew)ボタン−符号2818 このバックビューボタン2818をクリックすると、後
ろからみたバックビューの表示になる(バックビューボ
タン2818は、強調表示される。)。このときに、表
示エリア2802内には床面28006が表示される。
【0211】(ix)レフトビュー(Left vie
w)ボタン−符号2820 このレフトビューボタン2820をクリックすると、左
側からみたレフトビューの表示になる(レフトビューボ
タン2820は、強調表示される。)。このときに、表
示エリア2802内には床面2806が表示される。
【0212】(x)ムーブメント選択ボタン(Move
ment select button)−符号282
2) ムーブメントは1ページに10個づつ、0から4ページ
まで、全部で50記憶できる。このボタンを押すと、表
示するムーブメントを切り換えることができる。
【0213】(xi)ページボタン(Movement
page)−符号2824 このページボタン2824の図上右半分をクリックする
とページが進み、図上左半分をクリックするとページが
戻る。
【0214】(xii)ムーブメント番号ボタン(Mo
vement number)−符号2826 ムーブメント番号ボタン2826は、ムーブメント番号
を設定するためのボタンである。
【0215】(xiii)リンクボタン(Link b
utton)−符号2828 リンクボタン2828をマウスでクリックした状態で
は、ここで選択したムーブメント番号がシーケンスウィ
ンドウ1910に送られる。従って、シーケンスウィン
ドウ1910の後述するプレイボタンですぐにプレイす
ることができる。
【0216】(xiv)音源位置のイベントの選択ボタ
ン(Selection)−符号2830 マウスのボタンを押しながら移動させると点線で矩形が
表示されるが、これで複数のイベントを選択状態にする
ことができる。新たに範囲を選択すると現在の選択範囲
は解除されるが、シフトキーを押しながら選択範囲を指
定すると選択範囲が解除されずに追加される。選択状態
の解除は、メニュー1912の選択(Select)で
できる。また、シフトキーを押しながらイベントの上を
クリックすると、カレントポジションからクリックした
ところまで、選択範囲に追加される。
【0217】(xv)音源移動軌跡の入力ボタン(Dr
awing)−符号2832 マウスのボタンを押しながら移動させると、音源の移動
軌跡を入力することができる。データはカレントポジシ
ョンから後ろにインサートされる。この位置はマウスを
移動しなくても、約50ミリセカンド毎に定期的にメモ
リーに書き込まれる。一つのムーブメントには、最大1
分までのデータを書き込むことができる。なお、データ
の入力を繰り返して1分を越えた分については、切り捨
てられ復元できない。
【0218】(xvi)音源移動軌跡の修正ボタン(F
itting)−2834 マウスでイベントをつかんで動かすことができる。つか
んだ点を中心とし、その点を含む連続した選択状態のイ
ベントの範囲を対象に、図31に示すように、ゴム紐を
引っ張るように軌跡を修正することができる。
【0219】(xvii)音源移動軌跡の回転と移動ボ
タン(Rotate and move)−符号283
6 マウスでタグをつかんで回転させると、全ての選択状態
のイベントをリスニングポイントを中心に回転すること
ができる。また、タグ以外のところでマウスのボタンを
押しながら動かすと、全ての選択状態のイベントを平行
移動させることができる。
【0220】(xviii)ステイタスウィンドウ(S
tatus window)−符号2838 表示エリア2802の下方の横長の枠のステイタスウィ
ンドウ2838の中には、本実施例を実行するためのプ
ログラムが出す種々のメッセージが表示される。
【0221】(xix) ウィンドウサイズ(Wind
ow size)ボタン−符号2840 ウィンドウサイズボタン2840をマウスでクリックし
ながら動かすと、ムーブメントウィンドウ1902の大
きさを変えることができる。ただし、所定の大きさ以下
には小さくならない。
【0222】(4)メインパラメーターウィンドウ(M
ain−Parameter Window)−図32 メインパラメーターウィンドウ1904は、各トラック
のデバイスの主なパラメーターの値を設定するウィンド
ウである。
【0223】(i)デバイス選択ボタン(Device
select button)−符号3202、32
04、3206 デバイス選択ボタン3202は、各トラックのデバイス
を任意に選択するためのボタンである。デバイス選択ボ
タン3202を一度クリックするとデバイスが選択さ
れ、もう一度クリックすると選択が解除されるものであ
り、選択されているデバイスは強調表示される。なお、
使用するデバイス数は、上記したコンフィグレーション
ウィンドウ2702で設定する。
【0224】また、デバイス選択ボタン中の「−」ボタ
ン3204は、全てのデバイスを選択されていない状態
にし、「*」ボタン3206は、全てのデバイスを選択
状態にする。
【0225】(ii)直接音(Direct)−符号3
208、3210、3212 表示エリア3208には、音源から受聴者へ直接届く直
接音(床からの一次反射音も含む)の音量の設定値が表
示される。通常は、減衰量「0.0dB」で使用する
が、スライダー3210を用いて適宜設定を変えること
ができる。
【0226】表示エリア3208の左の「D」と表示さ
れたDボタン3212は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3210
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの直接
音の音量を変えることができる。
【0227】(iii)直接音ミュートボタン(Mut
e button)−符号3214 直接音ミュートボタン3214を一度クリックするとミ
ュートオンされて、ミュート状態になり床からの一次反
射音を含んだ直接音がカットされる。このミュートオン
の状態で、再度クリックすると、ミュートオンが解除さ
れてミュートオフとなる。直接音ミュートボタン321
4は、音源が何かの陰に隠れた状態を表現したいとき
や、リバーブ音だけをチェックしたいときなどに用い
る。直接音ミュートボタン3214をクリックすると、
現在設定されているすべてのデバイスのミュートがオン
/オフされる。
【0228】(iv)クリッピングエリア(Clipp
ing area)−符号3216、3218、322
0 表示エリア3216には、クリッピングエリアの半径が
表示される。ここでクリッピングエリアとは、音源の位
置がどんどん耳に近付いてくると、計算上は音は無限大
に大きくなってしまうが、それは現実には不可能なの
で、ある距離より近くなっても音量がそれ以上大きくな
らないようにしてあるエリアをいう。通常は、全デバイ
ス同じ値にして使用する。設定の際には、スライダー3
218を操作して、全チャンネルの中で一番近い音源の
距離に合わせておけばよい。具体的には、「1メート
ル」程度に設定しておけば、通常は問題ない。なお、こ
のクリッピングエリアの値を変えて変化するのは、出力
のレベルだけである。
【0229】表示エリア3216の左の「D」と表示さ
れたDボタン3220は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3218
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのクリ
ッピングエリアの値を変えることができる。
【0230】(v)リバーブレベル(Reverb l
evel)−符号3222、3224、3226 表示エリア3222には、リバーブレベルが表示され
る。音源の位置を変えると直接音とリバーブ音との比率
が変わるが、さらに比率を変えたい場合に、スライダー
3224を操作してリバーブレベルを設定することがで
きる。
【0231】表示エリア3222の左の「D」と表示さ
れたDボタン3226は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3224
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのリバ
ーブレベルの値を変えることができる。
【0232】(vi)アウトプットレベル(Outpu
t level)−符号3228、3230、3232 表示エリア3222には、アウトプットレベルが表示さ
れる。ここでアウトプットレベルとは出力レベルのこと
であり、通常は「0.0dB」に設定して使用するが、
必要に応じてスライダー3230を用いて調節すること
ができる。
【0233】表示エリア3228の左の「D」と表示さ
れたDボタン3232は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3230
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのアウ
トプットレベルの値を変えることができる。
【0234】(5)サブパラメーターウィンドウ(Su
b−Parameter Window)−図33 サブパラメーターウィンドウ1906は、主にリバーブ
と床についてのパラメーターの値を設定するウィンドウ
である。
【0235】(i)ルームサイズ(Room Siz
e)−符号3302、3304、3306 表示エリア3302には、ルームサイズが表示される。
ここでルームサイズとは、音の響く空間のおおよその大
きさである。上記したように、メニュー1912の表示
(Display)の「ルームサイズ(Room Si
ze)2402」で設定することにより、ルームサイズ
をムーブメントウィンドウ1902に表示することがで
きる。スライダー3304を操作することにより、実際
に音を聴きながら適宜のサイズに調節することができ
る。
【0236】表示エリア3302の左の「A」と表示さ
れたAボタン3306は、ここでの設定が全デバイス共
通に行われることを示している。即ち、スライダー33
04を動かすと、デバイスの現在の選択状態に関わら
ず、全てのデバイスの設定が変わる。
【0237】なお、リバーブタイムのとれる値は、ルー
ムサイズによって制限を受ける。ルームサイズを変え、
リバーブタイムのとれる値の限度を越えたときは、自動
的にリバーブタイムが変更されることになる。このと
き、ルームサイズは全てのデバイスに共通であるから、
自動的に全てのデバイスのリバーブタイムを限度内の値
に変更してしまうことになる。ちなみに、本実施例にお
いては、ルームサイズが100メートルのときのリバー
ブタイムは1.0秒以上に、またルームサイズが1メー
トルのときのリバーブタイムは4.0秒以下に制限され
る。
【0238】(ii)リバーブタイム(Reverb
Time)−符号3308、3310、3312 表示エリア3308には、リバーブタイムの値が表示さ
れる。ここでリバーブタイムとは、音が響いてから消え
るまでのおおよその時間である。スライダー3310を
操作することにより、実際に音を聴きながら適宜の時間
に調節することができる。
【0239】表示エリア3308の左の「D」と表示さ
れたDボタン3312は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3310
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのリバ
ーブタイムの時間を変えることができる。
【0240】なお、リバーブタイムのとれる値は、ルー
ムサイズによって制限を受ける。リバーブタイムを変
え、リバーブタイムがとれる値の限度を越えたときは、
自動的にルームサイズの方が変更されることになる。こ
のとき、ルームサイズは全てのデバイスに共通であるか
ら、他の選択されていないデバイスのリバーブタイムも
限度を越えている場合には、限度内の値に変更してしま
うことになる。
【0241】(iii)壁の音色(Wall Colo
r)−符号3314、3316、3318 表示エリア3314には、ウオールカラーが表示され
る。ここでウオールカラーとは、音が壁に反射して響い
ている間に音色が変わって行く状態をシミュレートする
ためのパラメーターである。スライダー3316を操作
することにより、所望の音色に調節することができる。
【0242】表示エリア3314の左の「D」と表示さ
れたDボタン3318は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3316
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの壁の
音色を変えることができる。
【0243】(iv)フレイバータイプ(Flavo
r)−符号3320、3322、3324 表示エリア3320には、フレイバータイプが表示され
る。ここでフレイバータイプとは、リバーブの音色に関
するパラメーターである。このパラメーターは、壁の距
離や向きをほとんど違いが分からない程度に変更するよ
うに設定されている。このフレイバータイプは、複数台
のデバイスに同じ入力ソースから作られた音を入力した
場合にも、合成されたリバーブ音に変に癖のある音の定
位感がでないようにするために使用する。例えば、相関
の強い入力を2台のデバイスに入力する場合、スライダ
ー3322を操作して、フレイバータイプをそれぞれ
「Type0」と「Type1」にして使用する。こう
することによって作られるリバーブ音が互いに相関の少
ないものになり、2台の音をミックスした場合、自然な
広がりが得られる。
【0244】表示エリア3320の左の「D」と表示さ
れたDボタン3324は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3322
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスのフレ
イバータイプを変えることができる。
【0245】(v)床の距離(Floor Dis
t.)−符号3326、3328、3330 表示エリア3326には、床の距離が表示される。スラ
イダー3328を操作して、音を聴きながら所望の高さ
に設定することができる。
【0246】表示エリア3326の左の「A」と表示さ
れたAボタン3330は、ここでの設定が全デバイス共
通に行われることを示している。即ち、スライダー33
28を動かすと、デバイスの現在の選択状態に関わら
ず、全てのデバイスの設定が変わる。
【0247】(vi)床の音色(Floor Colo
r)−符号3332、3334、3336 表示エリア3332には、フロアーカラーが表示され
る。床の反射音は、その床の特性によって音色が変わる
ものであって、このパラメーターは音源の存在感に関わ
るものである。スライダー3334を操作して、所望の
音色になるように調節することができる。
【0248】表示エリア3332の左の「D」と表示さ
れたDボタン3336は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3334
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの床の
音色を変えることができる。
【0249】(vii)床の反射(Reflect)−
符号3338、3340、3342 表示エリア3338には、床での反射の度合いが表示さ
れる。スライダー3340を操作して、所望の値になる
ように調節することができ、この値が「0.0dB」の
とき、完全に反射する床を意味する。
【0250】表示エリア3338の左の「D」と表示さ
れたDボタン3342は、ここでの設定がデバイス単位
でできることを示している。即ち、スライダー3340
を動かすと、現在選択されている全てのデバイスの床の
反射の値を変えることができる。
【0251】(6)シーケンスウィンドウ(Seque
nce Window)−図34 シーケンスウィンドウ1910は、ムーブメントとノー
ト情報とを組み合わせてフレーズを作り、それをタイム
ライン上に張り付け、同期をとってプレイするためのウ
ィンドウである。
【0252】(i)ノート情報の選択ボタン(Sele
ct Notes)−符号3402 これはノート情報の選択をするボタンであり、0から4
までの5ページ、つまり50個のデータを作ることがで
きる。
【0253】(ii)ムーブメントの選択ボタン(Se
lect Movement)−符号3404 これはムーブメントの選択をするボタンであり、0から
4までの5ページ、つまり50個のムーブメントを作る
ことができる。
【0254】(iii)ムーブメントのプレイボタン
(Play Movement)−3406 現在選択されているムーブメントとノート情報の組み合
わせで、ムーブメントのプレイをするためのボタンであ
る。これはまだ仮の状態でのプレイで、仮トラックに乗
せてプレイする。ムーブメントとノート情報の組み合わ
せを、本明細書ではフレーズと称し、符号3408に示
すように、その長さ分だけ長方形が表示される。
【0255】(iv)ムーブメントのプレイの中止ボタ
ン(Stop Movement)−3410 これにより、仮トラックに乗っているフレーズのプレイ
を中止する。
【0256】(v)仮トラックのデバイス(Devic
e ID of Temporary track)−
符号3412 これは、フレーズの仮プレイをするトラックで、ターゲ
ットのデバイスIDを表示する。ここをマウスでクリッ
クすると、コンフィギュレーションウィンドウ2702
で設定したデバイスIDの中からデバイスを選択するこ
とができる。
【0257】(vi)仮トラック(Temporary
track)−符号3408 フレーズの仮プレイをするトラックで、フレーズの長さ
を示す長方形が表示される。この長方形をマウスでつか
んでトラックの上に持ってくると、フレーズをトラック
に張り付けることができる。
【0258】(v)トラックのデバイス(Device
ID of track)−符号3414 フレーズを張り付けプレイするための各トラックのデバ
イスIDを表示する。ここをクリックし番号を消すと、
一時的にこのトラックをプレイ対象から除外することが
できる。
【0259】(vii)トラック(Track)−符号
3416 フレーズを張り付けプレイするための各トラックであ
り、仮トラックからフレーズを持ってきておくこともで
きる。また、ここでフレーズをつかんで移動することも
できる。キーボードのシフトキーを押しながらフレーズ
を移動すると、1秒単位で移動する。
【0260】(viii)表示の拡大ボタン、表示の縮
小ボタン−符号3418a、3418b 表示の拡大ボタン3418aをクリックするとトラック
上の表示の倍率を変えて拡大でき、表示の縮小ボタン3
418bをクリックするとトラック上の表示の倍率を変
えて縮小でき。表示範囲で言うと、15秒、30秒、1
分、2分、5分の範囲で変えられる。
【0261】(ix)スクロールバー(scroll
bar)スクロールバー−符号3420 このバーをつかんで左右に移動することで、表示する領
域を移動させることができる。
【0262】(x)同期ボタン(Sync)−符号34
22 この同期ボタン3422をクリックすると、再生時刻の
基準をインターナル、または外部に切り換えることがで
きる。外部に同期する場合は、タイムコードを受信して
MTCに変換することのできるMIDIインターフェー
スを使用しなければならない。こうしたMIDIインタ
ーフェースとしては、例えば、 MOTU社の「MIDI TIMEPIECE II」 MOTU社の「MIDI EXPRESS Mac」 OPCODE社の「Studio5」 OPCODE社の「Studio4」 OPCODE社の「Studio3」 がある。
【0263】(xi)フレームモードボタン(Fram
e mode)−符号3424このフレームモードボタ
ン3424をクリックすると、タイムコードのフレーム
モードが設定できる。時刻の表示3426、3428、
3430は、ここで設定したモードで表示される。ただ
し、フレーズを置くことのできる時刻の分解能は、50
msecで固定である。
【0264】(xii)オフセットタイムスイッチ(O
ffset time sw)−符号3432 このオフセットタイムスイッチ3432をクリックする
と、オフセットタイムのオン/オフを切り換えることが
できる。ここをオンにすると、時刻の表示3426、3
428は、オフセットタイムを加算した時刻になる。
【0265】(xiii)オフセットタイム(Offs
et time)−符号3430 このエリアには、オフセットタイムが表示される。
【0266】(xiv)マーカーボタン(Marke
r)−符号3434 これら8個のボタンは、マーカーボタン3434であっ
て、このマーカーボタン3434をクリックすると、そ
の番号のレジスターに記憶されている場所へジャンプす
る。また、キーボードのシフトキーを押しながら、この
マーカーボタン3434をクリックすると、現在の時刻
がその番号のレジスターに記憶される。また、オプショ
ンキーを押しながらこの、マーカーボタン3434をク
リックすると、スペアレジスター2780の時刻がその
番号のレジスターに記憶される。
【0267】(xv)スペアレジスター(Spare
register)−符号3426 このエリアには、スペアレジスターの時刻、つまり、一
時的に時刻を記憶しておくメモリの時刻が表示される。
また、このエリアの時、分、秒、フレームの各領域をマ
ウスボタンを押しながら上下させることで、その値を変
更することができる。なお、このエリアの使い方は様々
であり、時刻の入力や一時的なメモ、時刻の微調整など
に使える。
【0268】(xvi)カレントポイントのジャンプボ
タン(Jump)−符号3436 このジャンプボタン3436をクリックすると、スペア
レジスターの時刻にジャンプする。
【0269】(xvii)カレントタイム(Curre
nt time)−符号3428 このエリアにはカレントポイント、つまり現在の時刻を
表示する。また、そのカレントタイムの位置は、符号3
460の線で表されている。
【0270】(xviii)カレントタイムの一時記憶
ボタン(Store time)−符号3438 この一時記憶ボタン3438をクリックすると、カレン
トタイムがスペアレジスターにコピーされる。
【0271】(xix)巻戻しボタン(Rewind)
−符号3440 この巻戻しボタン3440をクリックすると、カレント
タイムが時刻の小さい方へ移動する。
【0272】(xx)早送りボタン(FF)−符号34
42 この早送りボタン3442をクリックすると、カレント
タイムが時刻の大きい方へ移動する。
【0273】(xxi)ストップ(Stop)−符号3
444 このストップボタン3444をクリックすると、プレイ
を中止する。もう一度プレイボタンを押すと、続きをプ
レイする。ただし、ノート情報はこの時点で送り直され
るので、音としては連続でプレイ、つまり止めなかった
時とは異なる。
【0274】(xxii)プレイボタン(Play)−
符号3446 このプレイボタン3446をクリックすると、シーケン
スのプレイを始める。ただし、外部同期のときは、タイ
ムコードがこないとシーケンスは動き出さない。
【0275】(xxiii)リセットボタン(Rese
t)−3448 このリセットボタン3448をクリックすると、オフセ
ットをかける前の時刻で1Hつまり1時間ジャストのと
ころにジャンプする。
【0276】(7)MIDIノートウィンドウ(MID
I−Note Window)−図35 これは、フレーズに使うノート情報を作るためのウィン
ドウである。フレーズをプレイするとき、ムーブメント
のデータを出力する前に、ここで設定したMIDIチャ
ンネルに、指定したプログラムチェンジ、ノートオンメ
ッセージを送信する。また、ムーブメントデータを出し
終わったところで、ノートオフメッセージを送信する。
【0277】(i)センドノートスイッチ(Send
note)−符号3502 センドノートスイッチ3502をクリックし、チェック
印3502aが付いているとき、ノートメッセージを送
信できる。なお、送信するのは、フレーズをプレイする
ときである。
【0278】(ii)MIDIチャンネル(MIDI
channel)−符号3504 このエリアには、MIDIチャンネルが表示される。こ
のエリアでマウスのボタンを押しながら上下させること
で、チャンネルを変更することができる。数字の変化が
大きすぎて操作し難い場合には、シフトキーを押しなが
ら上下させる。
【0279】(iii)センドプログラムチェンジスイ
ッチ(Send programchange)−符号
3506 このセンドプログラムチェンジスイッチ3506をクリ
ックしチェック印3506aが付いているとき、プログ
ラムチェンジを送信できる。なお、送信するのは、フレ
ーズをプレイするときである。
【0280】(iv)プログラムチェンジ番号(Pro
gram change number)−符号350
8 このエリアには、プログラムチェンジ番号が表示され
る。このエリアでマウスのボタンを押しながら上下させ
ることで、番号を変更することができる。数字の変化が
大きすぎて操作し難い場合には、シフトキーを押しなが
ら上下させる。
【0281】(v)メッセージウィンドウ(Messa
ge window)−符号3510 このエリアには、メッセージが表示される。
【0282】(vi)プログラムチェンジ番号の表示形
式スイッチ(Display format of p
rogram change)−符号3512 この表示形式スイッチ3512のクリックを繰り返すこ
とによって、番号の表示フォーマットを「1−128」
か「A11−B88」のどちらかに切り換えることがで
きる。
【0283】(vii)ベロシティー(Velocit
y)−符号3514 このエリアには、送信するノートメッセージのベロシテ
ィーが表示される。このエリアでマウスのボタンを押し
ながら上下させることで、値を変更することができる。
数字の変化が大きすぎて操作し難い場合には、シフトキ
ーを押しながら上下させる。
【0284】(viii)ノート情報のページボタン
(Select Notes)−符号3516 ノート情報のページボタン3516は、ノート情報のペ
ージを選択するボタンである。0〜4までの5ぺーじあ
る。このボタンの右半分をクリックするとページが進
み、左半分をクリックすると戻る。
【0285】(ix)ノート情報の番号ボタン(Sel
ect Notes)−符号3518 ノート情報の番号ボタン3618は、ノート情報の選択
をするボタンである。0〜9までの10個あり、5ペー
ジで50個のデータを作ることができる。
【0286】(x)リンクボタン(Link butt
on)−符号3520 このリンクボタン3520を押した状態では、ここで選
択したノート情報番号がシーケンスウィンドウ1910
に送られる。従って、シーケンスウィンドウ1910の
プレイボタン3446ですぐにプレイすることができ
る。
【0287】(xi)サウンドボタン(Sound b
utton)−符号3522 サウンドボタン3522をクリックすると、設定されて
いるメッセージを送信する。つまり、この設定の音を聴
いて確認することができる。
【0288】(xii)クリアボタン(Clear b
utton)−符号3524 このクリアボタン3524をクリックすると、設定され
ているノートメッセージをクリアする。つまり、ノート
メッセージを何も設定していない状態に戻る。
【0289】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0290】即ち、本発明は、楽音信号が入力され、楽
音信号に基づく楽音の音像を、三次元空間の任意の位置
に定位することのできる音像定位設定装置において、同
一の三次元空間内に複数の音像を定位するときに、複数
の音像を、複数の音像の数より少ない数のグループに分
けてグループを構成するグループ化手段と、グループ化
手段によって構成されたグループの複数の音像の所望の
パラメーターを共通に設定するパラメーター設定手段と
で構成され、複数の音像の所望のパラメーターを共通に
設定するようにしたため、グループ化手段によって複数
の音像をグループ化でき、パラメーター設定手段がグル
ープ内の複数の音像の所望のパラメーターを共通に設定
するので、音像を定位させる際の処理を簡潔にすること
ができる。
【0291】また、本発明による音像定位設定装置は、
楽音信号が入力され、楽音信号に基づく楽音の音像を、
三次元空間の任意の位置に移動音像として定位すること
のできる音像定位設定装置において、三次元空間におけ
る音像の定位状態を、少なくとも2方向から見た2平面
として視覚的に表示する表示手段と、2平面のうち少な
くとも1平面に移動音像の軌跡を描画する描画手段と、
描画した移動音像の軌跡を、描画した平面を含め少なく
とも2平面で移動音像の軌跡を編集する編集手段とで構
成され、移動音像を設定することが可能なようにしたた
め、音像が定位される状態を示す表示手段が、音像が定
位される状態を複数の方向から表示できるので、使用者
は三次元の空間における音像の定位状態を容易に把握す
ることができ、描画手段ならびに編集手段による音像定
位の処理の際の操作性を格段に向上することができる。
【0292】このように、本発明によれば、音像を定位
させる際の処理の簡潔化ならびに操作性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による音像定位設定装置
の全体のシステム構成図である。
【図2】図1に示すシステムを構成する音像定位装置の
ブロック構成図である。
【図3】第1の実施例のコンフィギュレーションウィン
ドウを除くシステム全体に使用するウィンドウおよびメ
ニューの表示状態を示す説明図である。
【図4】第1の実施例のメニューにおける「ファイル
(File)」のウィンドウの表示状態を示す説明図で
ある。
【図5】第1の実施例のメニューにおける「編集(Ed
it)」のウィンドウの表示状態を示す説明図である。
【図6】第1の実施例のメニューにおける「表示(Di
splay)」のウィンドウの表示状態を示す説明図で
ある。
【図7】第1の実施例のメニューにおける「ステイタス
(Status)」のウィンドウの表示状態を示す説明
図である。
【図8】第1の実施例のメニューにおける「ウィンドウ
(Window)」のウィンドウの表示状態を示す説明
図である。
【図9】第1の実施例のコンフィギュレーションウィン
ドウの表示態様を示す説明図である。
【図10】第1の実施例のポジションウィンドウのルー
ムサイズ、ポジションの座標表示をしたトップビューの
表示態様を示す説明図である。
【図11】第1の実施例のポジションウィンドウのチャ
ンネルの名前として「1A」、「1B」を名前表示した
トップビューの表示態様を示す説明図である。
【図12】第1の実施例のポジションウィンドウのチャ
ンネルのラベル表示として「Pf」、「Sax」をラベ
ル表示したトップビューの表示態様を示す説明図であ
る。
【図13】第1の実施例のポジションウィンドウのチャ
ンネルのラベル表示として「Pf」、「Sax」をラベ
ル表示したバックビューの表示態様を示す説明図であ
る。
【図14】第1の実施例のポジションウィンドウのチャ
ンネルのラベル表示として「Pf」、「Sax」をラベ
ル表示したサイドビューの表示態様を示す説明図であ
る。
【図15】第1の実施例のポジションウィンドウのポジ
ションの座標表示をしたトップビューの表示態様を示す
説明図である。
【図16】第1の実施例のメインパラメーターウィンド
ウの表示態様を示す説明図である。
【図17】第1の実施例のサブパラメーターウィンドウ
の表示態様を示す説明図である。
【図18】本発明の第2の実施例による音像定位設定装
置の全体のシステム構成図である。
【図19】第2の実施例のコンフィギュレーションウィ
ンドウを除くシステム全体に使用するウィンドウおよび
メニューの表示状態を示す説明図である。
【図20】第2の実施例のメニューにおける「ファイル
(File)」のウィンドウの表示状態を示す説明図で
ある。
【図21】第2の実施例のメニューにおける「編集(E
dit)」のウィンドウの表示状態を示す説明図であ
る。
【図22】第2の実施例のメニューにおける「選択(S
elect)」のウィンドウの表示状態を示す説明図で
ある。
【図23】第2の実施例のメニューにおける「モディフ
ァイ(Modify)」のウィンドウの表示状態を示す
説明図である。
【図24】第2の実施例のメニューにおける「表示(D
isplay)」のウィンドウの表示状態を示す説明図
である。
【図25】第2の実施例のメニューにおける「ステイタ
ス(Status)」のウィンドウの表示状態を示す説
明図である。
【図26】第2の実施例のメニューにおける「ウィンド
ウ(Window)」のウィンドウの表示状態を示す説
明図である。
【図27】第2の実施例のコンフィギュレーションウィ
ンドウの表示態様を示す説明図である。
【図28】第2の実施例のポジションウィンドウのトッ
プビューの表示態様を示す説明図である。
【図29】第2の実施例のポジションウィンドウのバッ
クビューの表示態様を示す説明図である。
【図30】第2の実施例のポジションウィンドウのサイ
ドビューの表示態様を示す説明図である。
【図31】音源移動軌跡の修正ボタン(Fittin
g)による音源移動軌跡の修正態様を示す説明図であ
る。
【図32】第2の実施例のメインパラメーターウィンド
ウの表示態様を示す説明図である。
【図33】第2の実施例のサブパラメーターウィンドウ
の表示態様を示す説明図である。
【図34】第2の実施例のシーケンスウィンドウの表示
態様を示す説明図である。
【図35】第2の実施例のMIDIノートウィンドウの
表示態様を示す説明図である。
【符号の説明】
10 コンピューター 12 表示装置 14 画面 16 MIDIインターフェース 18 MIDIサーバー 20 音像定位装置 22 ミキサー 32 ディスタンスプロセッサー部 34 バイノーラルプロセッサー部 36 リバーブプロセッサー部 38 バイノーラルプロセッサー部 40 トランソーラルプロセッサー部 1802 ビデオレコーダー 1804 音源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音信号が入力され、前記楽音信号に基
    づく楽音の音像を、三次元空間の任意の位置に定位する
    ことのできる音像定位設定装置において、 同一の三次元空間内に複数の音像を定位するときに、前
    記複数の音像を、前記複数の音像の数より少ない数のグ
    ループに分けてグループを構成するグループ化手段と、 前記グループ化手段によって構成されたグループの複数
    の音像の所望のパラメーターを共通に設定するパラメー
    ター設定手段とで構成され、複数の音像の所望のパラメ
    ーターを共通に設定することを特徴とする音像定位設定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記所望のパラメーターは、音像定位を
    設定するパラメーターである請求項1記載の音像定位設
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記所望のパラメーターは、効果装置の
    パラメーターである請求項1記載の音像定位設定装置。
  4. 【請求項4】 前記所望のパラメーターは、残響装置の
    パラメーターである請求項3記載の音像定位設定装置。
  5. 【請求項5】 前記所望のパラメーターは、音像の音量
    パラメーターである請求項1記載の音像定位設定装置。
  6. 【請求項6】 楽音信号が入力され、前記楽音信号に基
    づく楽音の音像を、三次元空間の任意の位置に移動音像
    として定位することのできる音像定位設定装置におい
    て、 三次元空間における音像の定位状態を、少なくとも2方
    向から見た2平面として視覚的に表示する表示手段と、 前記2平面のうち少なくとも1平面に移動音像の軌跡を
    描画する描画手段と、 前記描画した移動音像の軌跡を、描画した平面を含め少
    なくとも2平面で移動音像の軌跡を編集する編集手段と
    で構成され、移動音像を設定することが可能なことを特
    徴とする音像定位設定装置。
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