JP2018148323A - 音像定位装置および音像定位方法 - Google Patents

音像定位装置および音像定位方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 音像定位装置において、移動前の音像の広がり感および奥行き感を維持して音像位置を移動する。【解決手段】 音像レイアウト部11は、音源ファイル6aから読み出させる音源信号を定位させる音像位置を操作部2の操作に従ってレイアウトする。また、音像レイアウト部11は、操作部2の操作に従って、複数の音像位置をグループ化する。相対値算出部13は、グループ化された複数の音像位置から中心位置を算出し、中心位置と音像位置との相対値を音像ごとに算出する。定位制御部12には、中心位置算出部15から移動後の中心位置が入力される。定位制御部12は、音像ごとに、移動後の中心位置と相対値とから、移動後の音像位置を算出する。定位部18は、音像ごとに、移動後の音像位置に音像を定位させる処理を音源ファイル6aからの音源信号に施す。【選択図】図1

Description

この発明は、グループ化された複数の音像の定位を行う音像定位装置および音像定位方法に関する。
複数の音源信号についての音像定位を行う技術が各種提供されている。例えば特許文献1には、操作子の操作に応じて、複数の音源信号の音像を個別に所望の位置に定位させる技術が開示されている。また、特許文献2には、複数の音源信号をグループ化し、グループ毎に複数の音源信号からステレオ音源信号を合成して、ステレオ音源信号に音像定位処理を施す技術が開示されている。
特許第2967471号
特許第4304845号
ところで、音響再生において、複数の音源信号の音像を仮想空間内の異なる位置に定位させることにより広がり感および奥行き感を持った音像を実現する場合がある。また、このような複数の音源信号の音像位置を移動したい要求が生じる場合がある。
しかしながら、上述した特許文献1に開示の技術は、複数の音源信号の音像を個別に定位させるものであるので、音源信号毎に定位のための操作が必要であり、その操作が面倒であるという問題がある。
一方、上述した特許文献2に開示の技術は、複数の音源信号を合成したステレオ音源信号について音像定位処理を行うものであるので、複数の音源信号の音像の位置を一括して移動させることが可能である。
しかし、ステレオ音源信号に音像定位処理を施すと、ステレオ音源信号が本来有していた音像定位の広がり感と奥行き感が損なわれる問題がある。さらに詳述すると、次の通りである。
例えばステレオ音源信号の音像が受聴位置から5m離れたところにあり、水平方向に1mの幅を持っていたとする。このステレオ音源信号に対し、受聴位置から2m離れたところに音像を定位させる音像定位処理を施したとする。この場合、音像定位処理後のステレオ音源信号の音像は受聴位置の2m手前に定位し、水平方向に1mの幅を持つ。しかしながら、受聴位置から2m離れたところにある幅1mの音像は、受聴位置から5m離れたところにある幅1mの音像よりも大きな広がり感を受聴者に与える。
奥行き感についても同様である。例えば1mの奥行き感を演出するために、受聴位置から9mの位置に定位する音源信号Aの音量と受聴位置から10mの位置に定位する音源信号Bの音量とに1m分の差を持たせてステレオ音源信号を合成したとする。また、このようなステレオ音源信号に音像定位処理を施して、例えば広がり感および奥行き感を持った音像全体の位置を受聴位置から3mの位置に近づけたとする。この場合、音像定位処理を経たステレオ音源信号では、音像位置が受聴位置から3mの位置に接近しているにも拘わらず、音源信号AおよびBの音量バランスが音像位置が接近する前の音量バランスと変わらないので、奥行き感が移動前と異なったものとなる。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、複数のモノラル形式の音源信号の音像定位に関する発明であり、移動前の音像の広がり感および奥行き感を維持した状態でグループ化された複数の音像位置を移動させることができる技術的手段を提供することを目的とする。
この発明は、移動前の複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を維持して、移動後の前記複数の音像位置を計算する定位制御手段と、音像毎に、前記定位制御手段が計算した移動後の音像位置に音像を定位する定位手段とを具備することを特徴とする音像定位装置を提供する。
この発明によれば、複数の音像位置を1つのグループにまとめ、一括して音像位置の移動を行うことができる。また、移動前の複数の音像方位軸間の相対関係が移動後において維持されるので、移動後における音像定位の広がり感と奥行き感を移動前と同じにすることができる。
この発明の一実施形態である音像定位装置の構成を示すブロック図である。 同音像定位装置の定位部の処理内容を示すブロック図である。 同定位部により行われる頭部伝達特性処理を説明する図である。 同音像定位装置における音量制御の態様を示す図である。 移動前のグループ化された音像位置の例を示す平面図である。 同グループ化された音像位置を示すアイコンの表示例を示す図である。 移動後のグループ化された音像位置の例を示す平面図である。 音像定位プログラムの例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
図1はこの発明の一実施形態である音像定位装置の構成を示すブロック図である。この音像定位装置は、例えばパーソナルコンピュータに音像定位のためのアプリケーションプログラム(以下、音像定位プログラムという)をインストールしてなるものである。
本実施形態による音像定位装置は、ヘッドフォン7aを装着したユーザの受聴位置を原点とした仮想空間上に複数の音源信号に対応した複数の音像を配置し、その複数の音像を1つのグループとし、仮想空間内において移動させる機能を有する。その際、本実施形態による音像定位装置では、受聴位置を原点として配置した複数の音像の広がり感と、受聴位置から遠ざかる方向に沿った奥行き感とを維持したまま音像が移動する。
図1に示すように、本実施形態による音像定位装置は、制御中枢であるCPU1と、キーボードやマウス等からなる操作部2と、液晶ディスプレイ等からなる表示部3と、ROMやHDD等からなる不揮発性記憶部4と、RAMからなる揮発性記憶部5と、I/F6と、音響再生部7とを有する。なお、操作部2および表示部3を別個に設ける代わりに、あるいは操作部2および表示部3に加えて、操作機能と表示機能を併せ持ったタッチパネルを設けてもよい。
I/F6は、各種の音源ファイル6aに対するアクセスを仲介するI/Fであり、記憶媒体に記憶された音源ファイル6aに対するアクセスを仲介するI/Fであってもよいし、ネットワークを経由した音源ファイル6aに対するアクセスを仲介するI/Fであってもよい。
ここで、音源ファイル6aは、楽器音、効果音、打撃音等の各種の音の音波形のサンプル列である音源信号のファイルである。この音源信号は、モノラル信号であるため、定位情報を含んでいない。本実施形態において、CPU1は、I/F6を介して、各種の音源ファイル6aから音源信号を読み出し、各音源信号に音像定位処理を施して左右2チャネルの音信号を生成し、この左右2チャネルの音信号を音響再生部7を介してヘッドフォン7aに供給する。ヘッドフォン7aは、周知の通り、左右2チャネルの音信号をユーザの左右の耳に対して放音する2つの音響出力部(具体的にはスピーカ)を備えた音響装置である。
図1において、不揮発性記憶部4には、上記音像定位処理のための音像定位プログラムが記憶されている。CPU1は、操作部2の操作に応じて、この音像定位プログラムを揮発性記憶部5に転送して実行する。
CPU1を示すボックスの中には、音像レイアウト部11と、定位制御部12と、相対値算出部13と、調整態様設定部14と、中心位置算出部15と、定位部18とが示されている。これらは、CPU1が音像定位プログラムを実行することにより実現される機能である。
音像レイアウト部11は、操作部2の操作に従い、音像定位の対象となる音源信号を提供する音源ファイル6aを選択し、仮想空間内において当該音源信号に与える音像位置を決定する手段である。音像レイアウト部11は、ユーザが音像位置を決定するのを容易にするため、例えばタッチパネルに仮想空間を表示させ、音源追加ボタンの操作等に従って、音像定位の対象となる音源ファイル6aを示すアイコンをタッチパネルに表示させる。そして、ユーザがアイコンを仮想空間内の所望の位置に移動させる操作を行うと、その位置を音源ファイル6aの音源信号に与える音像位置とする。また、音像レイアウト部11は、ユーザが例えば複数の音源ファイル6aを示すアイコンを囲む操作を行った場合、それらの音源ファイル6aの音像をグループ化する機能を有する。なお、このグループ化に関連した機能の詳細については後述する。
定位制御部12は、音像レイアウト部11により選択された音源ファイル6aを示す音源ファイル指定情報と、その音源ファイル6aに関して音像レイアウト部11により決定された音像位置を示す音像位置情報を定位部18に伝達する制御を行う。また、定位制御部12は、グループ化された複数の音像位置については、これと異なった処理を実行する。なお、このグループ化された複数の音像位置についての処理については後述する。
定位部18は、音源ファイル6aから提供される音源信号に対して音像定位処理を施す手段である。図2はこの定位部18の処理内容を示すブロック図である。定位部18は、定位制御部12から与えられる音源ファイル指定情報が示す音源ファイル6aにI/F6を介してアクセスし、その音源ファイル6aから音源信号Saを読み出す。そして、定位部18は、定位制御部12から与えられる音像位置情報が示す音像位置に定位させるための頭部伝達特性処理180をその音源信号Saに対して施し、左右2チャネルの音信号Sd_LおよびSd_Rを生成する。
音像定位の対象となる音源ファイル6aが複数ある場合、定位部18は、それらの音源ファイル6aから提供される音源信号Saの各々について頭部伝達特性処理180を実行する。そして、定位部18は、各頭部伝達特性処理180により得られる左チャネルの音信号Sd_Lを加算部184Lにより加算して左チャネル用音信号HS_Lを生成する。また、定位部18は、各頭部伝達特性処理180により得られる右チャネルの音信号Sd_Rを加算部184Rにより加算して右チャネル用音信号HS_Rを生成する。このようにして生成される左チャネル用音信号HS_Lおよび右チャネル用音信号HS_Rが音響再生部7を介してヘッドフォン7aに供給される。
図3(a)〜(c)は、定位部18が行う頭部伝達特性処理180を説明する図である。この頭部伝達特性処理180では、図3(a)に例示する頭部伝達関数HRTFを利用する。定位制御部12が、受聴位置Pに対する音像位置Sの相対位置を指定する情報を音像位置情報として定位部18に伝達する場合、定位部18では、この音像位置情報に基づいて、音像位置Sから受聴位置Pにある受聴者の頭部の左右の各耳までの伝達関数を示す頭部伝達関数HRTFを得ることができる。頭部伝達特性処理180では、音源ファイル6aから読み出した音源信号Saに対し、頭部伝達関数HRTFが示す音像位置Sから受聴者の左耳までの伝達関数に対応した処理を施して左チャネルの音信号Sd_Lを生成する。また、頭部伝達特性処理180では、音源ファイル6aから読み出した音源信号Saに対し、頭部伝達関数HRTFが示す音像位置Sから受聴者の右耳までの伝達関数に対応した処理を施して右チャネルの音信号Sd_Rを生成する。これらの各チャネルの音信号Sd_LおよびSd_Rをヘッドフォン7aから出力することで、受聴者は、音源信号Saの音像があたかも音像位置Sにあるように認識する。
頭部伝達関数HRTFは、受聴位置Pと音像位置Sとの間の距離r(図3(b)および(c)参照)と、受聴位置Pおよび音像位置S間を結ぶ音像方位軸と受聴位置Pの受聴者の正面方向F(図3(b)および(c)ではY軸方向)とがなす角の水平面内(X−Y平面内)の成分である水平角θ(図3(b)参照)と、垂直面内(Y−Z平面内)の成分である垂直角φ(図3(c)参照)とに依存する。そこで、本実施形態では、距離rを特定値に固定し、水平角θ、垂直角φの各種の組み合わせについて頭部伝達関数HRTFを予め求めておき、頭部伝達特性処理180に利用する。
本実施形態では、図2に示すように、頭部伝達特性処理180は、音源信号Saから左右のチャネルの音信号Sb_LおよびSb_Rを生成する特性付加処理181と、音信号Sb_LおよびSb_Rを各々遅延させた音信号Sc_LおよびSc_Rを生成する遅延処理182と、音信号Sc_LおよびSc_Rの各音量を調整して音信号Sd_LおよびSd_Rを生成する音量調整処理183とにより構成されている。
ここで、通常の遅延処理182では、音像位置Sから受聴者の左耳までの経路の遅延量だけ音信号Sb_Lを遅延させることにより音信号Sc_Lを生成し、音像位置Sから受聴者の右耳までの経路の遅延量だけ音信号Sb_Rを遅延させることにより音信号Sc_Rを生成する。また、通常の音量調整処理183では、音像位置Sから受聴者の左耳に至るまでに生じる音の減衰量に応じて音信号Sc_Lの音量を低下させることにより音信号Sd_Lを生成し、音像位置Sから受聴者の右耳に至るまでに生じる音の減衰量に応じて音信号Sc_Rの音量を低下させることにより音信号Sd_Rを生成する。
通常の音量調整処理183とは、後述する第1の音量調整態様に当たり、通常の遅延処理182とは、後述する第1の遅延調整態様に当たる。なお、音量調整処理183および遅延処理182には、このような通常の態様の他、特殊な態様が設けられているが、その詳細については後述する。
特性付加処理181は、音像位置Sの方向(水平角θおよび垂直角φ)に応じた音源信号Saの周波数特性の調整等、遅延処理182および音量調整処理183の組み合わせだけでは実現することができない音像定位のための処理を含む。
この構成によれば、例えば水平角θおよび垂直角φが同じである同一音像方位軸上の複数の音像位置について、特性付加処理181のためのパラメータを共用することができる。
次に音像のグループ化を実現するための本実施形態の構成について説明する。図1において、音像レイアウト部11は、例えばタッチパネルの操作に従い、音像定位の対象である複数の音像をグループ化する機能を有する。また、音像レイアウト部11は、グループ化された複数の音像について、音量調整処理183が行うべき音量調整の態様を指示する音量調整態様指示データと遅延処理182が行うべき遅延調整の態様を指示する遅延調整態様指示データを例えばタッチパネルの操作に基づいて検知する。そして、音像レイアウト部11は、検知した音量調整態様指示データおよび遅延調整態様指示データを調整態様設定部14に引き渡す。
相対値算出部13は、グループ化された複数の音像の音像位置Sの中心位置を求め、この中心位置とグループ内の各音像位置Sとの相対値を算出する手段である。ここで、中心位置とは、受聴位置Pとの関係が次の全ての条件を満たす位置である。
条件1:グループ内の複数の音像位置Sの水平角θの中の最大値と最小値の中心に当たる水平角θ0を有する。
条件2:グループ内の複数の音像位置Sの垂直角φの中の最大値と最小値の中心に当たる垂直角φ0を有する。
条件3:グループ内の複数の音像位置Sの受聴位置Pからの距離rの中の最大値と最小値の中心に当たる距離r0を有する。
また、相対値は、グループ内の複数の音像ごとに、次の2種類の相対値により構成されている。
第1の相対値:受聴位置Pから音像位置Sを見る方向に沿った音像方位軸と、受聴位置Pの受聴者の正面方向Fとの第1の角度について、水平面内の成分である水平角θと、垂直面内の成分である垂直角φとを求める。次に、受聴位置Pから中心位置を見る方向に沿った基準方位軸と、受聴位置Pの受聴者の正面方向Fとの第2の角度について、水平面内の成分である水平角θと、垂直面内の成分である垂直角φとを求める。上記第1および第2の角度から求めた2つの水平角の差分である相対水平角Δθと、上記第1および第2の角度から求めた2つの垂直角の差分である相対垂直角Δφを第1の相対値とする。ここで、相対水平角Δθは、音像方位軸と基準方位軸とがなす角度の水平成分であり、相対垂直角Δφは垂直成分である。
第2の相対値:受聴位置Pから音像位置Sまでの距離rと、受聴位置Pから中心位置までの距離r0との差分を求める。この差分である相対距離Δrを第2の相対値とする。
調整態様設定部14は、グループ化された複数の音像について、上述した音量調整態様指示データと遅延調整態様指示データを音像レイアウト部11から受け取って定位制御部12に設定する手段である。本実施形態では、音量調整処理183が行う音量調整の態様として、3つの音量調整態様が設けられている。図4(a)〜(c)は、この3つの音量調整態様を例示する図である。図4(a)〜(c)において、横軸は、受聴位置から音像位置までの距離rを示し、縦軸は受聴位置における音像の音量を示している。図4(a)〜(c)には、移動前の音像のグループSGと、移動後の音像のグループSG’の各々について、グループの中心位置Qと、受聴位置Pからの距離rが最も短い音像Snと、受聴位置Pからの距離rが最も長い音像Sfの受聴位置における音量が示されている。以下、これらの図を参照し、本実施形態における第1〜第3の音量調整態様を説明する。
第1の音量調整態様:第1の音量調整態様は、奥行き感を維持して、グループ化された複数の音像の音量を調整する音量調整態様である。音量調整態様指示データにより第1の音量調整態様が指示された場合、定位制御部12は、奥行き感を維持して音像位置を移動するために、移動前のグループSGの各音像(図示の音像Sn、Sfを含む)の第2の相対値を維持して、各音像位置を移動する。そして、定位制御部12は、移動後のグループSG’の各音像の位置を示す音像位置情報とともに当該音量調整態様指示データを定位部18に供給する。この場合、音量調整処理183では、音像位置情報が示す移動後の各音像位置の受聴位置Pからの距離に基づいて各音像の音量を計算し、音像毎に音量を設定する。
図4(a)に示す例では、移動前のグループSGにおいて、音像Sn、Sfの中心位置Qを基準(0dB)とした相対音量は、各々+αdB、−βdBとなっている。また、移動後のグループSG’の各音像の受聴位置Pに対する距離rは、移動前のグループSGよりも短くなっている。そして、移動後のグループSG’では、各音像Sn、Sfの中心位置Qに対する相対距離Δr(第2の相対値)が移動前と同じになっている(図4(a)ではdと例示)。一方、受聴位置Pに対する距離の減少に応じて音量は、図示のように増加する。このため、移動後のグループSG’において、中心位置Qを基準とした音像Sn、Sfの相対音量は、移動前のグループSGにおける相対的音量+αdB、−βdBと異なった+α’dB、−β’dBとなる。グループSG’に属する音像Sn、Sf以外の音像についても同様である。
第2の音量調整態様:第2の音量調整態様では、奥行き感の維持よりも、初期設定時におけるグループ内の各音像の音量バランスの維持を重要視して、グループ内の各音像の音量調整を行う。音量調整態様指示データにより第2の音量調整態様が指示された場合、定位制御部12は、移動後のグループの中心位置とともに当該音量調整態様指示データを定位部18に供給する。この場合、音量調整処理183では、移動後のグループの中心位置に基づいて、中心位置の音量を求め、この中心位置の音量に基づいてグループ内の移動後の各音像の音量を求め、音像毎に音量を設定する。
図4(b)に示す例では、移動前のグループSGにおいて、音像Sn、Sfの中心位置Qを基準(0dB)とした相対音量は、各々+αdB、−βdBとなっている。
そこで、第2の音量調整態様において、音量調整処理183では、移動後のグループSG’の中心位置Qの受聴位置Pに対する距離rに基づいて、中心位置Qの音量を計算する。そして、この中心位置Qの音量を基準とした音像Sn、Sfの相対音量が移動前と同様な+αdB、−βdBとなる音像Sn、Sfの音量を計算し、音量を設定する。グループSG’に属する音像Sn、Sf以外の音像についても同様である。
第3の音量調整態様:第3の音量調整態様は、グループ内の各音像の音量を中心位置Qの音量に揃える態様である。音量調整態様指示データにより第3の音量調整態様が指示された場合、定位制御部12は、移動後のグループの中心位置とともに当該音量調整態様指示データを定位部18に供給する。この場合、音量調整処理183では、移動後のグループの中心位置に基づいて、中心位置の音量を求め、この中心位置の音量をグループ内の移動後の各音像の音量として、音像毎に音量を設定する。
この第3の音量調整態様では、図4(c)に例示するように、移動前のグループSGにおいて、音像Sn、Sfの音量は、中心位置Qの受聴位置Pに対する距離から計算される音量と同じ音量になる。移動後のグループSG’においても同様であり、音像Sn、Sfの音量は、移動後の中心位置Qの受聴位置Pに対する距離から計算される音量と同じ音量になる。グループSG’に属する音像Sn、Sf以外の音像についても同様である。
本実施形態では、以上説明した第1〜第3の音量調整態様を使い分けることにより、音作り(音の編集作業)を行うサウンドデザイナーの多彩な要求に対応することができる。
本実施形態による音像定位装置を使用する時点において、サウンドデザイナーが既に音作りを完了しており、グループ化された音像間の音量差が音源ファイルに作り込まれているような場合がある。この場合、サウンドデザイナーは、第3の音量調整態様を指示する音量調整態様指示データを音像レイアウト部11に与えればよい。
また、グループ化された音像間の音量差を移動前と移動後とで維持したい場合がある。この場合、サウンドデザイナーは、第2の音量調整態様を指示する音量調整態様指示データを音像レイアウト部11に与えればよい。
また、グループ化された音像の奥行き感を移動前と移動後とで維持したい場合がある。この場合、サウンドデザイナーは、第1の音量調整態様を指示する音量調整態様指示データを音像レイアウト部11に与えればよい。
本実施形態では、遅延処理182が行う遅延調整の態様として、2つの遅延調整態様が設けられている。
第1の遅延調整態様:第1の遅延調整態様は、受聴位置から音像までの距離に応じた時間長の遅延処理182を音信号に施す態様である。遅延態様指示データにより第1の遅延調整態様が指示された場合、定位制御部12は、移動後のグループの各音像位置を示す音像位置情報とともに当該遅延態様指示データを定位部18に供給する。遅延処理182では、受聴位置Pから移動後のグループ内の各音像位置までの距離により定まる遅延時間を求め、音像毎に遅延時間を設定する。
第2の遅延調整態様:第2の遅延調整態様は、グループ化された複数の音像について、音像間の相対遅延をゼロにする態様である。遅延態様指示データにより第2の遅延調整態様が指示された場合、定位制御部12は、当該遅延態様指示データとともに受聴位置Pから移動後の中心位置までの距離を示す情報を定位部18に引き渡す。遅延処理182では、受聴位置Pから移動後の中心位置までの距離により定まる遅延時間を求め、この遅延時間をグループ化された移動後の複数の音像に設定する。
この第2の遅延調整態様は、上記第3の音量調整態様とともに指示される場合がある。この場合、グループ化された複数の音像の音は、同時に同じ音量で聴取者の耳に届くこととなる。
中心位置算出部15は、グループ化された音像位置Sの中心位置を移動させる手段である。この中心位置算出部15の処理は、例えばタッチパネルに表示された中心位置を移動させる操作を契機に実行される。
定位制御部12の特徴的な機能として、グループ化された複数の音像の広がり感と奥行き感を維持してグループ化された複数の音像位置を移動させる機能がある。この機能を実現するため、定位制御部12は、上記第1の音量調整態様と上記第1の遅延調整態様に対応した処理を行う。具体的には、定位制御部12は、グループ化された複数の音像位置Sの中心位置の移動があった場合に、移動前の複数の音像方位軸間の相対角度を維持し、かつ、音像毎に、移動前の音像位置Sと受聴位置Pとの距離を計算し、各距離間の差分である相対距離を維持して、移動後の複数の音像位置Sを計算する。グループ内の各音像位置Sの音像方位軸の相対角度が移動前後で同じであれば、音像定位の広がり感が移動前後において略同じになり、受聴位置Pからグループ内の各音像位置Sまでの相対距離が移動前後で同一であれば、音像定位の奥行感が移動前後において略同じになるからである。このような移動後の各音像位置Sを求めるため、本実施形態における定位制御部12は、移動後の中心位置と相対値算出部13が算出した相対値とから移動後の各音像位置Sを算出する。
以上が本実施形態の構成である。
次にグループ化された複数の音像位置Sの定位の制御を例に本実施形態の動作を説明する。音像レイアウト部11がタッチパネルの操作等に応じて複数の音源信号のグループ化を行うと、相対値算出部13はグループ化された複数の音源信号の音像位置Sの中心位置と相対値を算出する。
ここで、図5を参照し、この中心位置および相対値の算出例を説明する。図5において、Fは受聴位置Pの真正面の方向、Bは受聴位置Pの真後ろの方向、Lは受聴位置Pの左方向、Rは受聴位置Pの右方向を示している。図5に示す例では、音像位置S1、S2およびS3がグループ化された音源信号の音像位置である。これらの音像位置S1、S2およびS3は、水平面内に位置している。
そして、各音像位置S1、S2、S3を各々特定する水平角θ、垂直角φ、距離rは次のようになる。
Figure 2018148323
この場合、中心位置Qの水平角θ0は(最小値30°+最大値60°)/2=45°、垂直角φ0は(最大値0°+最小値0°)/2=0°、距離r0は(最小値5m+最大値7m)/2=6mとなる。
従って、各音像位置S1、S2、S3の中心位置Q(θ0=45°、φ0=0°、r0=6m)に対する相対値は、次のようになる。
Figure 2018148323
相対値算出部13により中心位置Qおよび相対値の算出が行われると、音像レイアウト部11は、グループ化された音源信号の音像位置Sを中心位置Qとともに示すアイコンをタッチパネルに表示する。図6はこのアイコンの表示例を示すものである。この図6において直線により接続された黒丸マークはグループ化された音源信号の音像位置を示している。また、白丸マークは中心位置を示している。ユーザは、例えばタッチパネルの操作によりアイコンの白丸マークを移動することができる。この白丸マークの移動に応じて、中心位置算出部15は、グループの中心位置を移動させる。
そして、定位制御部12は、この中心位置の移動が行われると、移動後の中心位置と相対値算出部13が算出した相対値とから移動後の各音像位置Sを算出する。
ここで、図7を参照し、移動後のグループ化された各音像位置Sの算出例を説明する。図7に示す例において、グループ化された音源信号の音像位置S1、S2およびS3の中心位置Qは、水平角θ0=0°、垂直角φ0=0°、距離r0=3mにより特定される位置に移動している。
この場合、定位制御部12は、この移動後の中心位置Qの水平角θ0=0°、垂直角φ0=0°、距離r0=3mに対して、グループ化された音像毎に算出された相対水平角Δθ、相対垂直角Δφ、相対距離Δrを加算し、次のように音像位置S1、S2およびS3の水平角θ、垂直角φ、距離rを算出する。
Figure 2018148323
定位制御部12は、このようにして算出した移動後の音像位置S1、S2およびS3を定位部18に対して伝達する。これにより定位部18は、音源ファイル6aから読み出した各音源信号Saに対し、移動後の音像位置S1、S2およびS3に音像を定位させる頭部伝達特性処理180を施し、その結果得られる左右2チャネルの音信号をチャネル毎に加算して音響再生部7に供給する。ここで、音量調整処理183に対して第1の音調調整態様が設定され、遅延処理182に対して第1の遅延調整態様が設定されている場合には、グループ化された音像全体の中心位置が移動後の中心位置にあり、かつ、移動前と同じ音像の広がり感および奥行き感を持った音がヘッドフォン7aから再生される。
図8は音像定位プログラムの例を示すフローチャートである。この音像定位プログラムでは、実行開始後、ステップSP7においてユーザからの終了指示が検出されるまでの間、音像レイアウト過程(ステップSP1)と、相対値算出過程(ステップSP2)と、調整態様設定過程(ステップSP3)と、中心位置算出過程(ステップSP4)と、定位制御過程(ステップSP5)と、定位過程(ステップSP6)とを繰り返す。
音像レイアウト過程(ステップSP1)では、音像レイアウト部11が操作部2の操作により指示される音像の位置を検知する。相対値算出過程(ステップSP2)では、音像レイアウト部11が複数の音像をグループ化する操作を検知した場合に、相対値算出部13がグループの各音像について相対値を算出する。調整態様設定過程(ステップSP3)では、音像レイアウト部11が音量調整態様指示データおよび遅延調整態様指示データを検知した場合に、この音量調整態様指示データおよび遅延調整態様指示データを、調整態様設定部14を介して、定位制御部12に設定する。中心位置算出過程(ステップSP4)は、中心位置算出部15がグループ化された複数の音像を移動する操作を検知した場合に、移動後のグループの中心位置を計算する。
定位制御過程(ステップSP5)では、定位制御部12が、移動後におけるグループ化された複数の音像についての音像位置情報の生成と、音量調整態様指示データおよび遅延調整態様指示データの定位部18への設定を行う。典型的な例を挙げると、定位制御過程では、定位制御部12が、移動前の複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を維持して、移動後の複数の音像位置を計算する。定位過程(ステップSP6)では、定位部18が、音像毎に、定位制御部12が計算した移動後の音像位置に音像を定位する処理を行う。また、定位部18では、音量調整態様指示データに応じて移動後の音像ごとに音量を設定し、遅延調整態様指示データに応じて移動後の音像ごとに遅延時間を設定する。
以上のように本実施形態によれば、複数の音像位置をグループにまとめて取り扱い、グループ全体として音像位置を移動させることができる。また、第1の音量調整態様および第1の遅延調整態様によれば、移動前の音像定位の広がり感および奥行き感を維持して、複数の音像位置のグループを移動させることができる。
音量バランスが最適化された複数の音源信号の音像がグループ化の対象となる場合がある。第2または第3の音量調整態様が定位部18に設定された場合、このようなグループ内の各音像の音量バランスを維持して、グループ化された各音像を移動することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態において、定位部18は、頭部伝達関数を利用し、ヘッドフォンでの再生に用いる左右2チャネルの音信号を生成した。しかし、定位部18の構成は、これに限定されるものではない。例えばゲイン制御や遅延制御を行うパニングによる定位なども考えられる。また、ヘッドフォンによる再生に限られず、2チャンネルのスピーカによる再生や、5.1チャネルなどのマルチスピーカによる再生であっても良い。
(2)上記実施形態では、操作部2の操作に基づいて、グループの中心位置を移動させた。しかし、グループの中心位置の移動操作の態様はこれに限定されるものではない。例えば音源ファイル6aと動画像とを同時に再生する態様において、動画像に現れる特定のキャラクタにグループの中心位置を設定し、このキャラクタの移動に応じて、グループの中心位置を移動させ、移動の都度、定位制御部12の処理を実行するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、第1および第2の相対値の基準となる代表位置を中心位置とした。しかし、グループの移動において第1および第2の相対値が維持されるのであれば、中心位置以外の任意の位置を代表位置として定めてもよい。例えばグループ内の任意の音像の位置を代表位置としてもよい。
(4)上記実施形態では、グループの代表位置として中心位置を求めた。そして、上記実施形態では、グループを移動する操作に応じて、この中心位置を移動し、移動後の中心位置に基づいてグループに属する各音像の位置を計算した。しかしながら、上記実施形態において、中心位置を利用したのは、移動後のグループ内の音像の位置を計算する処理を簡単にするためである。音像定位の広がり感および奥行き感を維持して音像のグループを移動するためには、移動前の複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を維持して、移動後の複数の音像位置を計算すればよいのであり、その計算のために中心位置を利用するか否かは任意である。
(5)上記実施形態では、グループの代表位置として中心位置を採用したため、中心位置算出部15を設けた。すなわち、上記実施形態において、中心位置算出部15は、代表位置算出部の一例である。グループの代表位置として中心位置以外の代表位置を採用する場合には、その代表位置を算出する代表位置算出部を中心位置算出部15の代わりに設ければよい。
(6)上記実施形態において、CPU1に相対値算出部13、調整態様設定部14、定位制御部12および中心位置算出部15の処理のみを実行させ、音像定位制御装置として機能させてもよい。すなわち、この音像定位制御装置に外部からグループ化の対象となる複数の音像の位置、音量調整態様指示データ、遅延調整態様指示データ、グループの中心の移動に関する情報等を与え、この音像定位制御装置が外部の定位装置に定位に必要な情報を出力するのである。この音像定位制御装置が外部の定位装置に出力する情報は、上記実施形態における定位制御部12が定位部18に対して出力する情報と同様である。また、上記音像定位制御装置をクラウド上に置き、各ユーザがネットワークを介して、音像定位制御装置へ各種情報を入力し、音像定位制御装置から各種情報を出力する態様も可能である。
(7)上記実施形態では、複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を表す相対値として、相対角度、相対距離を採用した。また、上記実施形態では、相対角度として、相対水平角と相対垂直角を採用した。しかし、これはあくまでも相対値の一例である。この発明は、上記相対関係を表わす他の相対値、相対角度を表わす他の指標を採用することを妨げるものではない。
1……CPU、2……操作部、3……表示部、4……不揮発性記憶部、5……揮発性記憶部、6……I/F、6a……音源ファイル、7……音響再生部、7a……ヘッドフォン、11……音像レイアウト部、12……定位制御部、13……相対値算出部、14……調整態様設定部、15……中心位置算出部、18……定位部、180……頭部伝達特性処理、184L,184R……加算部、181……特性付加処理、182……遅延処理、183……音量調整処理。

Claims (6)

  1. 移動前の複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を維持して、移動後の前記複数の音像位置を計算する定位制御手段と、
    音像毎に、前記定位制御手段が計算した移動後の音像位置に音像を定位する定位手段と
    を具備することを特徴とする音像定位装置。
  2. 前記定位制御手段は、移動前の前記複数の音像方位軸間の相対角度を維持して、移動後の前記複数の音像位置を計算することを特徴とする請求項1に記載の音像定位装置。
  3. 前記定位制御手段は、音像毎に、移動前の音像位置と前記受聴位置との距離を計算し、各距離間の差分である相対距離を維持して、移動後の前記複数の音像位置を計算することを特徴とする請求項2に記載の音像定位装置。
  4. 移動前の前記複数の音像位置から代表位置を計算し、前記代表位置と前記音像位置との相対角度、相対距離を音像ごとに計算する相対値算出手段を具備し、
    前記定位制御手段は、移動後の代表位置が入力され、音像ごとに、前記移動後の代表位置と前記相対角度、相対距離とから、移動後の音像位置を計算することを特徴とする請求項3に記載の音像定位装置。
  5. 移動前の前記複数の音像位置を表示手段に表示させ、前記複数の音像位置の一部または全部である複数の音像位置のグループ化が指示されると、グループ化された複数の音像位置を示すアイコンを前記表示手段に表示させる音像レイアウト手段と、
    前記アイコンを移動させる操作が行われると、移動後のアイコンの位置から前記移動後の代表位置を計算する代表位置算出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の音像定位装置。
  6. 移動前の複数の音像位置と受聴位置とを結ぶ複数の音像方位軸間の相対関係を維持して、移動後の前記複数の音像位置を計算する定位制御過程と、
    音像毎に、前記定位制御過程が計算した移動後の音像位置に音像を定位する定位過程と
    を具備することを特徴とする音像定位方法。
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