JP2001306081A - 音楽的空間構成制御装置、音楽的臨場感形成装置、及び音楽的空間構成制御方法 - Google Patents
音楽的空間構成制御装置、音楽的臨場感形成装置、及び音楽的空間構成制御方法Info
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Abstract
しく、家庭用オーディオシステムに採用されている標準
的な録音技術に適合する容易な空間処理を実現する。 【解決手段】 ユーザインターフェイス装置は、オーデ
ィオソースの特定のグループに作用するグループ化され
た空間構成決定コマンドに対応するユーザ入力を提供
し、制約解決装置は、オーディオソースのグループを複
数の制約変数が適応される単一のオブジェクトとして処
理する。
Description
ウンドトラックの音楽的空間処理(spatialisation)を
聴取者、すなわちユーザにより実時間で制御して、空間
ミキシングを行い、いわゆる「マルチチャンネルサウン
ド」を生成するための音楽的空間構成制御装置、音楽的
臨場感形成装置及び音楽的空間構成制御方法に関する。
は、理論的に定義され、オーディオファイル内に格納さ
れている制約(constraint)の組を充足しなくてはなら
ない。このようなオーディオファイルは、オーディオサ
ポート又はオーディオキャリアとも呼ばれる。
空間処理(spatialisation)に関する処理は、長年に亘
り、重要な課題となっている。従来より、既存の音信号
(sound signal)の音響的環境(acoustic environmen
t)をシミュレートするソフトウェアの開発が盛んに行
われている。このような技術の多くは、各サウンドチャ
ンネルの音量の変更、左右の耳の距離を考慮に入れたサ
ウンドチャンネル間の遅延、及び例えば反響処理(reve
rbration)等の音のフィルタリング技術等を利用し、距
離感を再生するものである。このような手法は、199
5年ICMC会報(Proceedings of ICMC, 1995)にお
けるジョット・ジェイ−エム(Jot J.-M.)及びワルス
フェル・オー(Warusfer O.)著の論文「音楽及び仮想
現実アプリケーションのための実時間空間的サウンドプ
ロセッサ(A Real-Time Spatial Sound Processor for
Music and Virtual Reality Applications)」に記載さ
れている。例えば、1997年シカゴ芸術専門学校(Sc
hool of the Art Institute ofChicago)において開催
された第8回電子芸術国際シンポジウム会報(Proceedi
ngs of the 8th International Symposium on Electron
ic Art)におけるエッケル・ジー(Eckel G.)著、「仮
想アーキテクチャによる音空間の研究(Exploring Musi
c Space by Means of Virtual Architecture)」及び1
996年、ニューライダーズパブリッシング社(New Ri
ders Publishing)、リー・アール(Lea R.)、マツダ
・ケー(Matsuda K.)、ミヤシタ・ケー(Miyashita
K.)著、「3D及びVRMLワールドのためのJava(Ja
va for 3D and VRML worlds)」等に開示されているよ
うに、従来の定位技術は、主に仮想現実環境の構築のた
めに用いられている。
の音源に対して有する制約に基づいて構築される。
置とを対応させ、ミュージックスペース(MusicSpace)
に互換性を有し、高レベルのユーザ制御を実現すること
を目的とする。
に接続され、音源を表示するグラフィカルユーザインタ
ーフェイス内の制約システムの導入に基づいている。制
約システムは、音源の構成に関する様々な制限を表現す
ることができる。例えば、ユーザがインターフェイス又
は制御言語を用いてある音源の位置を変更するよう命令
した場合、制約システムが起動し、このコマンドに基づ
く移動が制約に違反しないことが確認される。MIDI
による空間処理装置は既に開発され、有効であることが
確認されている。このような制約に基づくシステムは、
本願出願人による欧州特許出願EP−A−096152
3号に開示されており、この内容は、参照により本願に
組み込まれるものとする。
3号に開示された、制約に基づく音の空間処理の方法に
ついて、図19及び図20を用いて説明する。
(例えば、個別の楽器)及びこれら音源の聴取者13を
表すデータが格納されている。これらデータは、音源1
0〜12と聴取者13のそれぞれの位置に関する情報に
より構成されている。ユーザは、グラフィックユーザイ
ンターフェイスにアクセスし、聴取者13又は音源10
〜12を表しているシンボルを選択し、例えばドラッグ
等により、選択したシンボルの画面上の位置を変更する
ことができる。すなわち、各シンボルは、変数に関連付
けられる。例えば、ユーザは、ユーザインターフェイス
装置2を用いて、表示されている1以上の楽器のシンボ
ルの距離と相対的位置を変更することにより、所望の音
空間を生成し、すなわち聴取者と他の全ての音源との相
対的な位置関係を決定することができる。
置3は、ユーザにより作成された音空間を所定の制約に
適合させる処理を行う。この処理は、ユーザのコマンド
により選択された音源以外の音源及び/又は聴取者の位
置を調整し、制約を充足させる処理を含む。換言すれ
ば、ユーザがユーザインターフェイス装置2を用いてい
くつかの音源の位置を変更し、これにより「摂動(pert
urbation)」と呼ばれる状況が生じた場合、制約解決装
置3は、1以上の他の音源を移動させ、各音源の配置が
設定されている制約に適合するようにする。
上に表示される典型的なグラフィック表示画面20を示
す図であり、音源は、聴取者を表すアイコン13の周辺
に楽器を表すシンボル10〜12として表示されてい
る。ユーザインターフェイス装置2は、例えばマウス等
の入力装置(図示せず)を備え、ユーザは、この入力装
置を用いて、グラフィック表示画面20上に表示された
オブジェクトの相対的位置を変更及び決定することがで
きる。この処理により入力された音源の空間的配置に関
する全ての情報は、制約解決装置3に供給される。
と聴取者間の距離が一定の比を保たなくてはならないと
いう制約、各音源と聴取者との間の相対的距離の積が一
定でなくてはならないという制約、聴取者から所定の半
径内に音源が存在してはならないという制約、あるいは
聴取者に対する音源の相対的角度を制限する制約等であ
る。これら制約は、不等式的な関係に関連して、アルゴ
リズムにより処理される。
た空間を制約に適合させるために他の音源を再調節する
ことができなかった場合、ユーザが指定した配置は実現
することができない旨をユーザに通知し、全ての音源を
初期の位置に戻す。
は聴取者の他の音源に対する移動により生じた摂動(pe
rturbation)を再帰的に伝搬する制約伝搬アルゴリズム
(constraint propagation algorithm)を実行する。欧
州特許出願EP−A−0961523号に基づくアルゴ
リズムは、以下のような特徴を有している。 ・制約に関連付けられた不等式制約(inequality const
raints)については、確認のみを行う。不等式制約が充
足されない場合、アルゴリズムは終了し、空間構成のた
めの検索は中止される。 ・各関数制約(functional constraints)については、
制約に含まれる変数の1つの摂動に応じて、他の変数に
新たな任意の値を与える。これにより、与えられた制約
に対する単一の任意の解が決定される。これは、与えら
れた制約について全ての解を検索する通常の制約伝搬ア
ルゴリズムとは異なる処理である。 ・与えられた変数が摂動している場合、すなわち、その
値がユーザにより変更されている又はアルゴリズムによ
り新たな任意の値が与えられている場合、この変数は、
アルゴリズムの実行期間中は、再び摂動されることはな
い。例えば、ある変数が2つの異なる制約に含まれ、第
1の制約に関してこの変数に新たな任意の値を与えた場
合、アルゴリズムは、第2の制約に関連する処理におい
て、この変数に既に割り当てられているこの新たな任意
の値を変更することはできない。第2の制約に関連して
アルゴリズムが変数に与えようとする新たな任意の値が
第1の制約を充足するために選択した値と異なる場合、
アルゴリズムは終了し、空間を構成するためのコマンド
は拒絶される。
して、1999年国際コンピュータミュージック会議会
報(Proceedings of the 1999 International Computer
Music Conference)におけるパシェ・エフ(Pachet,
F.)及びドゥレリュー・オー(Delerue, O.)による論
文「ミュージックスペース:音楽空間構築のための制約
に基づく制御システム(MusicSpace: a Constraint-Bas
ed System for MusicSpatialisation)」では、制約パ
ラダイム、すなわち、制約を適用する前後関係の実例の
組に基づく音源の空間処理を制御する手法が開示されて
いる。
の手法は、いわゆるMIDIフォーマットに関するもの
であり、すなわち、MIDI出力又はミキサ装置を用い
たMIDIに基づくデータ通信に関するものであり、し
たがって応用範囲が制限されている。実際、制約に基づ
いて各音源を個別に制御するためには、各音源を独立の
トラックに割り当て、多数のトラックを管理する必要が
ある。このため従来の空間処理は、特に音源の数が比較
的多い場合、例えばコンパクトディスク(CD)、デジ
タルバーサタイルディスク(DVD)、ミニディスク
(MD)等の一般的な記録媒体を使用する家庭用オーデ
ィオシステムにおいては実現することができなかった。
場合、制約が厳密に充足させられた場合であっても、音
源の構成の本来の調和が保たれなくなる虞もある。実
際、個別の調整による音源の再構成は、ユーザに対して
必要以上に多くの可能性を与え、ユーザは必ずしも専門
的な知識を有しているわけではなく、したがって、不適
当な空間処理を行ってしまうこともある。
行った空間処理が制約により拒絶される可能性も高くな
り、したがって、ユーザは、このような装置を使用する
ことが煩わしくなってしまうこともある。
めに、いわゆる3次元サウンドバッファ技術(3D sound
buffer technology)とともに実現することができる。
この技術は、音源の組に対して実時間で精密な空間処理
を行うことができるレベルにまで発達している。しかし
ながら、この技術は、使用される範囲が極めて狭い範囲
に制限されている。第1に、対応する制御レベルは、ソ
フトウェアとしての完成度が低すぎ、複雑であるため、
作曲者及び音響技術者は、3次元の楽曲を作成するため
のこの技術を習得することが非常に難しい。その結果、
この技術の可能性は、十分に発揮されていない。実際、
聴取者は、受動的な受け手と考えられており、聴取者が
聴く楽曲の空間的構成を能動的に制御することはできな
い。
ィオミキシングの手法及びそのための装置の設計、すな
わち、音の拡張の実現に関する技術的課題を解決する上
述したミュージックスペース等の実現装置を提供するこ
とを目的とする。
うな課題がある。 1)作曲者及び音響技術者に対し、空間的及び時間的に
容易に楽曲を構成できる強力な理論的枠組(paradigm)
を提供する必要がある。 2)同時に、聴取者も、自らが聴く楽曲における空間的
構成をある程度制御できる必要がある。
PEG4やMPEG7等の新たな標準化技術に適合し、
動的ミキシング制約は、通常のメタデータとして取り扱
われる。さらに、楽曲を「オンザフライ(on-the-fl
y)」ミキシング方式で再構築する発想は、MPEG4
におけるシーン記述(scene description)の概念に適
合する。さらに、MPEG7に完全に互換性を有する装
置及び方法についても研究中である。
曲提供者の両者の観点から、より容易に空間処理を行う
ことができ、選択された空間処理の結果が常に「聴覚的
に正しく」、家庭用オーディオシステムに採用されてい
る標準的な録音技術により適合する音楽的空間構成制御
装置、音楽的臨場感形成装置及び音楽的空間構成制御方
法を提供することを目的とする。
制限されることなく、発達したマルチトラックオーディ
オファイルを取り扱うフルオーディオシステムを実現す
る音楽的空間構成制御装置、音楽的臨場感形成装置及び
音楽的空間構成制御方法を実現することを目的とする。
めに、本発明に係る音楽的空間構成制御装置は、実時間
でオーディオ空間の構成を制御する音楽的空間構成制御
装置において、オーディオトラックに関連付けられた複
数のオーディオソースからなるオーディオストリームに
アクセスするアクセス手段と、オーディオストリームの
空間構成決定用の規則を表す制約を受け取り及び処理す
る制約手段と、制約手段に空間構成決定コマンドを入力
するインターフェイス手段とを備え、インターフェイス
手段は、オーディオソースの特定のグループに作用する
グループ化された空間構成決定コマンドに対応するユー
ザ入力を提供し、制約手段は、オーディオソースのグル
ープを複数の制約変数が適応される単一のオブジェクト
として処理する。
クセスできるオーディオトラックの各グループにより識
別されるものであってもよい。
は、空間構成決定用の規則に関する内部の一貫性を反映
する。
は、グループ化された空間構成決定コマンドを表し、空
間構成を反映するトポロジに基づく位置に表示され、ユ
ーザにより移動されるアイコンと、アイコン間に適用さ
れる制約を表すリンクとを表示する。
イス手段を介し、複数のオーディオソースのグループを
同時に含む包括的コマンドを処理してもよい。
パート及びシンセサイザパートにそれぞれ対応する2つ
のグループ等のように複数のオーディオソースのグルー
プ間のバランスと、グループの位置を同時に比例させて
変更する音量レベルとのうちの少なくともいずれか一方
を含む。
制約は、ユーザがインターフェイス手段を介して入力し
た入力変数と出力変数の組を含む。
インターフェイス手段を介して入力されたオーディオソ
ースのグループ及びグループの構成要素に作用する制約
パラメータに関するミキシング制約を記録するプログラ
ムモードを有するものであってもよい。
るアイコンにより各制約を表現し、制約を表現するアイ
コンは、制約が課されるオブジェクトに視覚的にリンク
されて表示される。
られたメタデータとして記録されるものであってもよ
い。
ータ文字列により表されるものであってもよい。
オトラックに作用するかグループに作用するかを示す変
数タイプと、トラック識別データと、変数名と、変数ア
イコンと、各トラック変数に対する個別音量と、xy座
標で表される初期位置データとのうちの少なくとも1つ
を表す。
トラックを識別する制約変数と、入力変数のリストと、
出力変数のリストと、制約位置と、制約方向とのうちの
少なくとも1つを表す。
間構成決定用の複数のオーディオソースは、光ディスク
又はハードディスク等の共通の記録媒体から読み出され
るものであってもよい。
ータとして読み出されるものであってもよい。
ームが記録されているトラックは、例えばWAVフォー
マット等に基づく共通のファイルから読み出されるもの
であってもよい。
ァイルを読み出し、オーディオデータ及び制約を表すメ
タデータにアクセスして、共通のファイルに含まれる個
別のトラックからオーディオストリームの組を再生し、
及び共通のファイルにエンコードされているメタデータ
の詳細を再生するオーディオデータ/メタデータデコー
ド手段を備えていてもよい。
ータオペレーティングシステムとサウンドカード間のイ
ンターフェイスとして実現してもよい。
ドカード及びサウンドカードのメモリ内に物理的に配設
されている3次元オーディオバッファリング手段と連携
し、サウンドカードの3次元アクセラレーション機能を
使用するものであってもよい。
ファリング手段への書込タスクを制御する待機可能タイ
マを備えていてもよい。
力手段は、共通ファイルにインターレースされているオ
ーディオストリームのオーディオトラックにアクセスす
るものであってもよい。
ドバッファと連携して定位制約を導入するものであって
もよい。
制約であり、循環的制約は、伝搬アルゴリズムが矛盾を
検査することにより処理される。
ィオソースと、制約及び関連する制約変数を記述するデ
ータベースとをインターレースして共通のオーディオフ
ァイルにエンコードするエンコード手段を備えていても
よい。
コード手段に対応して、共通のオーディオファイルをデ
コードするデコード手段を備えていてもよい。
は、各楽曲に関する制約及び関連する制約変数を記述す
るデータベースが入力され、空間構成決定コマンドを生
成する制約システムモジュールと、エンコード手段から
の上記オーディオストリームの組と、制約システムモジ
ュールからの空間構成決定コマンドとが入力される空間
構成制御モジュールとを備える。
オーディオソース用の書込タスク及び読出タスクが同期
され、オーディオファイルからのオーディオストリーム
を空間構成制御モジュールに中継し、各楽曲に対する制
約及び制約に関連する変数を記述するデータベースを空
間構成制御モジュールに中継する3次元サウンドバッフ
ァ手段を備える。
は、制約システムモジュールと空間構成制御モジュール
とを接続するスケジューラ手段を備える。
は、静的オーディオセカンダリバッファ手段を備える。
タスクを所定の間隔で呼び出すタイマ手段を備えていて
もよい。
御可能なミキシング装置であってもよい。
行するように構成されていてもよい。
明に係る音楽的臨場感形成装置は、共通のデータ記録媒
体からオーディオストリームデータと、空間構成決定の
ための制約を表すデータとを読み出すデータ読出手段を
有するパーソナルコンピュータと、データ読出手段から
データを受け取る入力手段を有する上述の音楽的空間構
成制御装置とを備える。
出手段から抽出されたコンテンツを格納する3次元サウ
ンドバッファを備えているとよい。
ダイナミックリンクライブラリにより制御されるもので
あってもよい。
明に係る記録媒体は、上述の音楽的空間構成制御装置に
使用され、オーディオストリームを表す複数のトラック
と、処理制約を表すデータとが格納されている。
処理制約を表すデータとは共通のファイルとして記録さ
れているとよい。
ラックに関するメタデータとして記録されている。
いるとよい。
ジタルバーサタイルディスク、ミニディスク等のデジタ
ル記録媒体であるとよい。
ドディスクであるとよい。
明に係るコンピュータプログラム製品は、上述の音楽的
空間構成制御装置をコード化して、汎用コンピュータの
内部メモリユニットにロードされ、汎用コンピュータに
より実行され、音楽的空間構成制御装置の構成要素を実
現するソフトウェアコードからなる。
発明に係る音楽的空間構成制御方法は、オーディオ空間
の構成を制御する音楽的空間構成制御方法において、オ
ーディオトラックに関連付けられた複数のオーディオソ
ースからなるオーディオストリームにアクセスするステ
ップと、オーディオストリームの空間構成決定用の規則
を表す制約を受け取り及び処理するステップと、制約手
段に空間構成決定コマンドを入力するステップとを有
し、オーディオソースの特定のグループに作用するグル
ープ化された空間構成決定コマンドに対応するユーザ入
力が提供され、オーディオソースのグループは、複数の
制約変数が適応される単一のオブジェクトとして処理さ
れる。
成制御装置、音楽的臨場感形成装置、及び音楽的空間構
成制御方法について図面を参照して詳細に説明する。
あたり、まず、本発明が実現される「ミュージックスペ
ース(MusicSpace)」と呼ばれるシステムの概要を説明
し、続いて、本発明により実現される基礎的な概念のさ
らなる説明を行う。
(MusicSpace)は、空間処理装置(spatialiser)への
高レベルのコマンドを生成するユーザインターフェイス
である。ミュージックスペースのインターフェイス及び
制約解決アルゴリズムの特徴については、1999年、
中国北京で開催された国際コンピュータミュージック会
議の会報(Proceedings of the 1999 International Co
mputer Music Conference)におけるパシェ・エフ(Pac
het, F.)及びドゥレリュー・オー(Delerue, O.)によ
る論文「ミュージックスペース:音楽空間構築のための
制約に基づく制御システム(MusicSpace: a Constraint
-Based System for Music Spatialisation)」及び、1
998年、ブリストルで開催されたACMマルチメディ
ア会議の会報(Proceedings of the 1998 ACM Multimed
ia Conference)におけるパシェ・エフ及びドゥレリュ
ー・オーによる論文「時間的制約に基づく音楽空間処理
装置」に開示されている。
ウィンドウ内に聴取者を表すシンボルと、音源を視覚的
に表示するものであり、この方法は、例えば欧州特許出
願EP−A−0961523号にも開示されている。こ
のウィンドウ内において、ユーザは、聴取者を表すアイ
コン又は楽器を表すアイコンを移動させることができ
る。音源の聴取者の位置に対する相対的関係により、距
離を音量及びパノラマ的制御(panoramic controls)に
マッピングする単純な幾何的な規則に基づいて、楽曲全
体のミキシングが決定される。
ジックスペースから例えばミキシングコンソール、MI
DI空間処理装置(MIDI Spatialiser)又は上述のジョ
ット及びワルスフェル(Jot and Warusfel)により開示
されているようなより高度な空間処理装置等が接続され
ている装置にコマンドを送信することにより実行され
る。
961523号に開示されている発明に基づく制約アル
ゴリズムを用いた処理の手順を示すフローチャートであ
る。具体的には、図1は、「全ての制約の伝搬(propag
ateAllConstraints)」と称す処理のフローチャートで
あり、パラメータとして、変数Vと値New Valueを有す
る。図2は、「1つの制約の伝搬(propagateOneConstr
aint)」と称す処理のフローチャートであり、パラメー
タとして、制約Cと変数Vを有する。図3は、「不等式
制約の伝搬(propagateInequality/Constraint)」と称
す処理のフローチャートであり、パラメータとして、制
約Cを有する。図4は、「関数制約の伝搬(propagateF
unctionalConstraint)」と称す処理のフローチャート
であり、パラメータとして、制約Cと変数Vを有する。
図5は、「摂動」処理のフローチャートであり、パラメ
ータとして、変数V、値New Value及び制約Cを有す
る。
本発明におけるアルゴリズムの主な流れを示している。
この処理におけるパラメータの組に含まれる変数Vは、
ユーザが動かした聴取者又は音源(以下、要素ともい
う。)の位置、すなわち座標(0,x,y)における位
置に対応している。この処理におけるパラメータの組に
含まれる値New Valueは、ユーザによって変更された後
の位置の値に対応している。ステップS1は、初期化ス
テップであり、この処理において用いられる様々な局所
的な変数が初期化される。ステップS2において、変数
Vを含む制約の組の中の各制約Cに対して、後述の「1
つの制約の伝搬」と称する処理が呼び出される。ステッ
プS3において、ユーザが活性化した全ての制約Cが充
足されたかを判定することにより、制約Cに基づく問題
の解が見つかったか否かが判定される。具体的には、結
果が真であるか否かが判定され、該当するときはステッ
プS4に進み、該当しないときはステップS5に進む。
ステップS4において、制約解決装置3により音源及び
聴取者(要素)の元の位置が新たな位置で置換され、新
たな位置がユーザインターフェイス装置2及びコマンド
発生装置4に供給される。一方、ステップS5におい
て、ユーザが動かした要素は、元の位置に戻され、それ
以外の要素の位置は変更されず、「解が見つかりませ
ん」というメッセージがグラフィック表示画面20に表
示される。
は、ステップS11において、制約Cが関数制約か不等
式制約かが判定され、制約Cが関数制約である場合は、
ステップS12に進み、制約Cが不等式制約である場合
は、ステップS13に進む。ステップS12において、
この制約Cに対して、後述の「関数制約の伝搬」と称す
処理が呼び出される。一方、ステップS13において、
この制約Cに対して、後述の「不等式制約の伝搬」と称
す処理が呼び出される。
テップS21において、制約解決装置3は、単に不等式
制約Cが充足されているかを判定し、該当するときはス
テップS22に進み、該当しないときはステップS23
に進む。ステップS22において、アルゴリズムが続行
される。一方、ステップS23において、ブール変数
「結果(result)」が偽(false)とされ、図1におけ
るステップS5に戻り、アルゴリズムが終了する。
ステップS31において、結果の初期化が行われる。続
いて、ステップS32において、制約Cに含まれる変数
の組の中の変数Vとは異なる各変数V’に対し、パラメ
ータとして、制約C及び変数V,V’を有する後述の
「値の演算」が呼び出されるとともに、「値の演算」処
理によって算出された値NewValueに基づいた後述の「摂
動」と称す処理が呼び出される。
な値と、関数制約である制約Cに基づいて、変数V’に
任意の値を与えることである。理解しやすいように、そ
れぞれX,Y,Zで表される3つの変数を含んだ制約の
一般的な例を用いて、この処理を説明する。変数X,
Y,Zにリンクした関数制約は、次式で表される。
制約解決装置3は、制約の充足を維持するために、変数
Y,Zの値を変更する。Xの1つの値に対して、変数
Y,Zに対する解は無限にある。ユーザによって変数X
の値が変更されると、変数Y,Zに任意の値が与えら
れ、1つの解が導き出される。例えば、変数Xの値がδ
だけ増加すると、変数Y,Zの各値をδ/2だけ増加す
るように決定することができる。
おいては、二元でない制約、すなわち2つの変数を含む
制約に対して実行される。X+Y=定数のような二元の
制約では、ユーザによって摂動される以外の変数の値
は、以下のように直接的に求めることができる。
ィカルオブジェクトを関連させる制約及びグラフィカル
オブジェクトを関連させない制約における「値の演算」
処理について説明する。
させる制約である場合、「値の演算」処理は、次式に示
す比率計算を含む。
であり、Value(V)は、変数Vの元の値であり、S0は、
聴取者の位置である。すなわち、この比率は、変数Vで
表される音源と聴取者間の現在の距離を、変数Vで表さ
れる音源と聴取者間の元の距離で割ったものである。
は、次のように算出される。
ラフィカルオブジェクトを関連させる制約によってリン
クされた変数V’の値が変更され、それに伴い、変数
V’で表される音源と聴取者間の距離が、変数Vの場合
と同じ比率で変更される。
を関連させない制約であるとき、「値の演算」処理は、
上述した同じ比率を有するの演算と、変数V’に与えら
れる新たな値NewValueを算出する演算とを含む。
+S0 ここで、Ncは、制約Cに含まれる変数の数である。
ラフィカルオブジェクトを関連させない制約によって変
数Vにリンクされた各変数V’に、音源と聴取者間の距
離を一定に保つような任意の値が与えられる。
において、上述した「値の演算」処理によって変数V’
に新たな任意の値が与えられた後に、「摂動」処理が実
行される。「摂動」処理は、変数V’から摂動を、制約
Cとは異なる制約C’を介して変数V’にリンクした全
ての変数に伝搬するものである。
更された音源とし、NewValueをユーザにより指定された
値として、処理の伝搬(Si, NewValue)を行うことで
ある。
させ、高レベルなコマンド言語を使用して、個別の音源
ではなく、関連する音源のグループを移動させる。この
新たな高レベルのコマンドは、任意の空間処理システム
に使用することができる。
いては、上述した通りであり、以下では、オーディオバ
ージョン(audio version)に関する技術的側面につい
て説明する。
ジュールからなる。すなわち、1)高レベルの空間処理
コマンドを生成する制御装置と、2)実時間の空間処理
及び音源のミキシングを行う空間処理モジュールであ
る。制御システムは、MIDIシェアオペレーティング
システム(1999年、国際コンピュータミュージック
会議会報、フォバー・ディー(Fober, D.)レッツ・エ
ス(Letz, S.)オーラレイ・ワイ(Orlarey, Y.)著
「MIDIシェアジョインズザオープンソースソフトウ
ェア(Midishare joins the Open Source Softwar
e)」)及びJavaに基づく制約解決装置及びユーザイン
ターフェイス装置により実現される。空間処理モジュー
ルは、基礎となるオペレーティングシステムに対するイ
ンターフェイス(例えば、マイクロソフトDirectX(Mic
rosoft DirectX)、オンライン情報http://msdn.micros
oft.com/directx/crosoft.com/directx/(APIホーム
ページ、ダウンロード及び文書)及びhttp://www.direc
tx.com/://www.directx.com/(伝搬関連)参照)、及び
サウンドカードを備える。
以外に、以下のような状況に応用して使用することがで
きる。すなわち、a)実時間データのストリーム離散パ
ラメータにより制御される(例えば、距離、パン、方向
等により制御される音源のストリームである)状況、及
び/又は、b)これらパラメータ間の関係が制約又は制
約の組み合わせとして表現できる状況である。
hesis)、実時間制御等の作業時に頻繁に発生する。他
の応用例としては、例えば、他の音源の周りを自動的に
周回する音源又は、制約により定義された経路を自動的
に移動する音源等、音源の自動活動(automatic animat
ion)がある。
る情報は、http://www.csl.sony.fr/MusicSpace/MusicS
paceからも入手できる。
により、音楽を聴く楽しみは向上する。例えばステレ
オ、ドルビー(Dolby)、DTS等の方式に基づいてミ
キシング処理され、聴取者側では、単に再生するだけの
音楽提供の方法とは異なり、動的ミキシングでは、オー
ディオトラックを個別に提供し、聴取者が聴取時にこれ
ら分離された個別のオーディオトラックをミキシング又
は空間処理することができる。
数のオーディオトラックには、これらのオーディオトラ
ックをどのようにミキシングし、音源間でどのような関
係を維持することが重要かを記述する命令の組が添付さ
れる。オーディオトラックを分離する方式の融通性の他
に、いわゆる「オンザフライ(on-the-fly)」ミキシン
グは、聴取者に対してさらなる自由を与える。すなわ
ち、聴取者は、単一の楽曲に複数のミキシング状態を与
えることができ、したがって、楽曲に対するレンダリン
グ(rendering)を選択して、特定の音楽的次元(music
al dimension)を強調し、又は聴取者の嗜好に適合させ
ることができる。
g) 本発明によれば、与えられた楽曲の個別のトラックにア
クセスすることができ、同一の音源の組に対し複数の構
成(arrangement)を作成することができる。複数の音
源は、「ハンドル(handles)」としてユーザに与えら
れる。第1の可能性として、もちろん、普及している標
準的なコンパクトディスクと同様の元のミキシングを再
生することができる。さらに、後述するように、音源の
構成を変形して定義することもできる。
a)」レンダリングの例を示す図である。アカペラスタ
イルを実現するために、高調波成分を発生する全ての楽
器は、ミュートされ、すなわち対応するアイコンに×印
が付される。リードシンガー、バックボーカル等の様々
なボーカルトラックは、ミュートされず、聴取者の近く
に配置される。ドライミックス(dry mix)を回避する
ために、ドラム及びベースの一部の音は出力されるが、
聴取者からやや遠くに配置される。ここで、このユーザ
インターフェイス装置の表示画面は、本発明に基づき、
個別の楽器を表示するのではなく、楽器のグループを符
号Hで指示する対応するアイコン、すなわち「ハンド
ル」により集合的に表示している。これらハンドルは、
例えば、アコスティック、ストリングス、ベース、ドラ
ム等に対応する。この具体例では、各パーカッションの
音源は、単一の組にまとめられている。
「アンプラグド(unplugged)」や活動ミキシング(ani
mated mix)等、他のレンダリングを作成することもで
きる。
レンダリングを示す。テクノレンダリングは、テクノハ
ンドルをアクティブにすることにより得られる。ここで
は、シンセサイザ及びリズム楽器が強調され、聴覚的空
間(auditory scene)の正面に配置される。結果の一貫
性を維持するために、ボーカル及びアコスティック楽器
はミュートせず、後方に配置し、これにより聴取者にと
って目立たないようにしている。
の表現では活動制約(animated constraints)を用い
る。ストリングス、音響効果(sound effects)、及び
テクノトラック用のハンドルのグループは、互いに回転
制約(rotating constraint)に関連付けられ、それぞ
れがユーザに近付くたびに、これらストリングス、音響
効果、テクノトラックが周期的に強調される。ドラムト
ラック及びベーストラックも回転制約に関連付けられて
いるが、ドラムトラック及びベーストラックは、角度制
限制約により、左右を往復する動きとなる。
に開示されているアルゴリズムは、潜在的に全ての変数
を入力及び出力の両方として取り扱うが、本発明は、1
つの制約について、任意の変数を入力及び/又は出力と
して特定することができる。この方法を図8を用いて説
明する。各制約Cには、いわゆる「入力変数」と称され
るリストと、「出力変数」と称されるリストとが与えら
れる。図8に示す例では、入力変数は、V1、V2、V
3、V6であり、出力変数は、V2、V3、V 5、V6
である。
すグラフィカルユーザインターフェイスを介して、ユー
ザにより決定される。このインターフェイス画面は、プ
ログラミングされた制約に基づくグループ間の関係を示
すリンクを表している。これらリンクに対しては、ユー
ザインターフェイス装置に対する適切な入力コマンドに
より、挿入、移動、削除等の処理を行うことができる。
グループ化することができる。このようにグループ化さ
れた音源の組は、許容できる解とともに制約解決アルゴ
リズムを適用できる統一性のある集合(coherent whol
e)を形成する。ユーザインターフェイスのレベルで
は、音源ではなく、例えばアコスティック、ストリング
ス、ボーカル等、上述した音源のグループが表示され
る。これにより、各音源を個別の入力変数とすることに
より生ずる矛盾を含む空間処理(conflicting spatiali
sation)をユーザが行ってしまう可能性がなくなる。す
なわち、本発明によれば、ユーザは、集合的なコマンド
を用いて、表示されている1以上の音源のグループの位
置を変更することができる。内部の一貫性により、入力
された位置変更のコマンドは、制約解決装置により許可
されるものである可能性が高くなる。
プとこれら音源に関連する制約を単一のインターフェイ
スオブジェクトに内包させたものである。これらハンド
ルは、いわゆる「一方向制約(one way constraint
s)」により実現され、この一方向制約は、基本的な制
約解決装置の機能を僅かに拡張することにより得られ
る。これらハンドルにより、ユーザは、全体のミキシン
グを動的に変更することができる。このように、与えら
れた構成において複数のハンドルが共存でき、従来変更
できなかった唯一のミキシングに対し、統一性のある変
化の組をユーザに提供できる。
ておらず、ユーザは、所定の楽曲に対して特別に生成さ
れ、表示された1組のハンドルHのみにアクセスする。
この例では、ユーザは、第1のハンドルH−1を音源の
アコスティックパートの調整に割り当て、第2のハンド
ルH−2をシンセサイザ楽器の調整に割り当て、第3の
ハンドルH−3をドラムの調整に割り当て、第4のハン
ドルH−4をボーカルの調整に割り当てている。さら
に、この具体例では、アコスティックパートとシンセサ
イザパート間のバランス制御を行うためのプラグハンド
ルと称されるハンドルHPを設けている。このプラグハ
ンドルHPを聴取者Lに近付けることにより、シンセサ
イザパートが強調され、アコスティックパートが目立た
なくなる。逆に、プラグハンドルHPを聴取者Lから遠
ざけることにより、アコスティックパートが強調され、
シンセサイザパートが目立たなくなる。同様に、ボリュ
ームハンドルHVも設けられており、このボリュームハ
ンドルHVにより、全ての音源の位置を同時に一定の比
で変更させることができる。
拡張して使用し、音源(例えば、図6に示す)及び対応
するハンドルH間の対応関係を構築する。
ェイスのプログラムモードを示す。このプログラムモー
ドでは、空間処理される全ての要素(element)、すな
わちハンドルH、音源、制約、一方向制約が表示され
る。
and Mixing Consistency) ユーザが音源の構成を変更し、すなわちミキシングを行
うにあたり、ユーザは、統一性のある(coherent)聴き
心地のよいミキシングを行うために必要な知識を必ずし
も有していない。実際、音響技術者の知識を明確に表現
することは難しい。基礎的な操作は、フェーダ又はノブ
等の操作子を介して行われる。しかしながら、ミキシン
グは、それ以上単純化できない操作(irreducible acti
ons)の構成(composition)として定義される高レベル
の操作を含む。例えば、音響技術者は、全ての録音レベ
ルが常に合理的な範囲内に設定されることを望む。一
方、複数の音源は、他の音源に論理的に依存しているこ
とがある。例えば、リズムセクションは、ベーストラッ
クと、ギタートラックと、ドラムトラックから構成され
ていることがある。
楽器又は楽器のグループに境界を割り当て、その楽器又
は楽器のグループを常に与えられた空間的範囲内に留ま
らせる操作がある。このような操作の結果、ある音源の
音量を他の音源から独立させて設定することができなく
なる。通常、フェーダを上げると、他のフェーダ又は他
のフェーダのグループが下がる。
約の組としてエンコードされ、ミュージックスペースに
統合された効率的な制約伝搬アルゴリズムにより実時間
で解釈される。制約は、常に充足されるべき関係であ
る。制約は、設計者により叙述的に宣言され、これによ
り複雑なアルゴリズムをプログラミングする必要がなく
なる。制約伝搬アルゴリズムは、特に、1996年、
「知識に基づくシステム」、エルスビエ、第9巻−7、
第449〜464頁(Knowledge-Based System, Elesvi
er, vol.9, n7, pp.449-464)に掲載されているハウワ
ー・ダブリュー(Hower, W.)、グラフ・ダブリュー・
エイチ(Graf W.H.)による論文「CAD、グラフィク
ス、レイアウト、視覚化及び関連するトピックへの制約
に基づくアプローチに関する文献概観(a Bibliographi
cal Survey of Constraint-Based Approaches to CAD,
Graphics, Layout, Visualization, and related topic
s)」に記載されているグラフィカルインターフェイス
のレイアウト管理のための応答システム(reactive sys
tem)の構築に関連している。
関係を特定する手法は、欧州特許出願EP−A−096
1523号に開示されている。この文献には、以下のよ
うな制約を定義している。 ・不等式‖pi−l‖>ai,j>‖pj−l‖で表される
オブジェクトを関連させる制約(related-objects cons
traints)。ここで、pi及びpjは、2つの異なる音源
の位置であり、ai,jは、所定の定数である。 ・オブジェクトを関連させない(リンクさせない)制約
(anti-related (anti-link) object)。これは、制約
に含まれる音源と聴取者間の距離の和を一定に維持する
ことを定めるものであり、すなわち、i=1〜nとし
て、和‖pi−1‖=定数とするものである。 ・半径を制限する制約。この制約は、聴取者と制約に含
まれる音源間の距離が所定の範囲内にあることを定める
ものである。すなわち、この制約は、各音源について次
のような式で表される。‖pi−l‖≧αinf-i、ここ
で、αinf-iは、位置piの音源に課された半径の下限を
示し、及び/又は‖pi−l‖≦αsup-i、ここでasup-
iは、位置piの音源に課された半径の上限を示す。 ・角度制約(angular constraints)。この制約は、制
約が課せられる音源の聴取者に対する角度が所定の範囲
内にあるように規定するものである。
集合と聴取者とを含む。本発明に基づく最も有効な制約
の幾つかを以下に示す。 ・一定エネルギレベル(Constant Energy Level) この制約は、複数の音源間のエネルギレベルを一定とす
ることを課する制約である。直感的に、一方の音源が聴
取者に近付けられると、他方の音源が聴取者から遠ざけ
られ、逆に、一方の音源が聴取者から遠ざけられると、
他方の音源が聴取者に近付けられる。 ・一定角度オフセット(Constant Angular Offset) この制約は、複数の音源間の角度を一定とすることを課
する制約である。この制約は、音源の空間的構成を維持
し、すなわち、2つのオブジェクトと聴取者により形成
される角度を一定に保つ。 ・一定距離比(Constant Distance Ratio) この制約は、2以上のオブジェクトから聴取者までの距
離の比を一定に保つことを課する制約である。 ・音源の半径制限(Radial Limits of Sound Sources) この制約は、音源の位置を制限された半径により規定さ
れる範囲内に制限する制約である。この範囲は、聴取者
の表現を中心とする円により定義される。 ・グループ化制約(Grouping constraint) この制約は、n個の音源の組をグループ化する、すなわ
ち、聴取者の表現の位置にかかわらず、これらオブジェ
クト間の距離を一定に保つことを課する制約である。
い変数(non-geographical variables)を有する象徴的
制約(symbolic constraints)がある。例えば、「非両
立制約(incompatibility constraints)」は、同時に
2つ以上の音源を発音しない、すなわち、最も近い音源
のみを発音し、他の音源をミュートする。他の複雑な制
約としては、「等化制約(Equalizing constraint)」
があり、これは、ミキシング全体の周波数をイコライザ
の周波数範囲内に制限する制約である。例えば、音の全
体の周波数スペクトルを平坦にする。
わかる。 ・制約は、線形ではない。すなわち2つ以上の音源間の
一定エネルギレベルは、線形ではない。 ・制約の全てが関数的ではない。すなわち音源の位置の
制限は、通常、不等式制約である。 ・制約は循環(cycles)を生じる。例えば、単に一定エ
ネルギレベル制約及び一定角度オフセット制約によりリ
ンクされた2つの音源は、既に循環的制約グラフを生じ
ている。
リズムは、単純な伝搬スキームに基づいており、これに
より関数制約及び不等式制約を処理することができる。
制約アルゴリズムは、単に制約をチェックすることによ
り循環を処理する。制約アルゴリズムの重要な特徴は、
伝搬処理(propagation procedures)を定義することに
より、新たな制約クラスを容易に追加できる点にある
(上述のPahchet and Delerue 1998, 参照)。
別される新たな制約変数が含まれる。これらオブジェク
トは、特定のオーディオトラックに割り当てられない制
約変数である。
搬メカニズムを拡張し、いわゆる一方向制約(one-way
constraints)の管理を行う。この制約解決装置の拡張
は、制約により許可された方向のみに摂動を伝搬させる
処理からなる。
源変数とみなされる。
を考慮しない。制約解決装置及びコマンド発生装置間の
リンクは、系統的(systematic)ではなく、変数が実際
の音源に関連付けられているかを確認するチェックが行
われる。
る。小さな矢印は、その矢印の向きに応じて、どの変数
が入力されるものであり、どの変数が出力されるもので
あるかを示している。
い構成を有している。各制約は、ボタンにより表示さ
れ、制約は、まず制約すべきグラフィカルオブジェクト
を選択し、続いて適切な制約をクリックすることにより
設定される。制約そのものは、制約オブジェクトからの
引出線によりリンクされた小さなボールとして表現され
る。
の構成を示す図である。以下のような制約が設定され
る。 ・ベース及びドラム音源は、一定距離比制約によりリン
クされ、これによりベース及びドラム音源はグループ化
され、一定の距離比を保つ。 ・ピアノは、バランス制約によりリズムセクションにリ
ンクされている。これにより、ピアノとリズムセクショ
ンの合計レベルが一定とされている。 ・ピアノは、最大距離制約により移動が制限されてい
る。これにより、ピアノは常に聴くことができる。 ・ドラムは、2つの角度制約により、所定の角度範囲内
に移動が制限されている。これにより、ドラムは、概
ね、全音場(panoramic range)内の略々中央に定位す
る。
ノを自らを表す聴取者の表現に近付くよう移動させる。
これにより制約システムがトリガされ、他の音源が制約
の組を充足するように移動される。
る。
表現される。このフォーマットは、変数部分と制約部分
の2つの部分からなる。
れる。各トラックパラメータは、以下の順序で1つずつ
特定される。 ・変数タイプ(「ハンドル」又は「トラック」) ・変数名 ・変数アイコン ・独立音量(「トラック」変数のみ) ・初期位置(x,y座標)
な特徴を有している。
ば、CD−ROM又はDVD−ROM)にエンコード
し、及びこれらデータ記録媒体からデコードする。した
がって、MIDIフォーマットを取り扱う欧州特許出願
EP−A−0961523号に記載されている方法に比
べて、明確な音源処理を実現することができる。
ルの制御を導入する。これらの制御は、音源の組を包含
し、これによりユーザは、音源の構成に関するより高度
な制御を行うことができる。
搬処理「propagateFunctionalConstant」に検査(tes
t)を追加する処理をアルゴリズムに追加する。
上述の処理に組み込まれる。
ローを説明するための図である。
別のオーディオトラックと、これらトラック用の基礎ミ
キシング規則を特定するミキシングメタデータとの2種
類のデータがエンコードされる。エンコードされたこれ
ら2種類のデータは、例えば、CD−ROM、DVD、
ミニディスク又はコンピュータのハードディスク等の民
生用電子機器で使用されているオーディオ媒体(audio
support)の共通ファイルに記録される。オーディオ媒
体は、本発明に基づく空間処理装置用に特化された記録
媒体として、配給業者が提供してもよい。
に、オーディオ媒体は、空間処理装置のデコードモジュ
ールに挿入され、このデコードモジュールは、上述の2
種類のデータにアクセスして、ユーザインターフェイス
にユーザ制御用の画像を表示する。これらのデータは、
制約システムモジュールにより処理され、空間処理コマ
ンドが生成される。これらの空間処理コマンドは、空間
処理制御モジュールに供給され、空間処理制御モジュー
ルは、対応する空間処理されたマルチチャンネルオーデ
ィオ信号を再生装置に供給し、再生させる。
ット、本発明に基づき、例えばサンプリングレート、分
解能等、他のパラメータを情報に組み込んでもよい。) ・制約システムに必要な制約及び関連する制約変数を記
述するメタデータの組。これらのメタデータは、象徴的
なテキストフォーマットで表現される。 ・フォーマット名 フォーマット名は、例えばAIFF、WAV、MPEG
4(これらに限定されない)等、多重化されたオーディ
オデータ及び任意のメタデータをサポートする。
オーディオトラック及びメタデータを単一のファイルに
エンコードする。このファイルのフォーマットは、通
常、WAV(ウェーブファイル)である。ここでは、複
数のモノフォニックトラックを単一のウェブファイルに
エンコードする処理を標準的な処理とする。メタデータ
情報は、ユーザ固有の情報であり、WAVフォーマット
内では、<assoc-data-list>として表現される。WAV
フォーマットの詳細については、http://www.cwi.nl/ft
p/audio/RIFF-formatnl/ftp/audio/RIFF-format又は、h
ttp://vision1.cs.umr.cdu/ johns/links/music/audio
file1.htmlic/audiofile1.htmlに記載されている。
等、他のフォーマットも同様に、すなわち特別な情報用
に設計されたフィールドを使用することにより、処理す
ることができる。
は、後述する。
フォーマットのファイルを受け取り、以下の情報を生成
する。 a)各トラックに基づくオーディオストリームの組 b)エンコードされたフォーマットに基づくメタデータ
の詳細 オーディオストリームの組は、空間処理モジュールに供
給される。
ルに供給される。
タの組をデコードする処理は、例えばWAVデコーダ
(ここでは、この処理を標準とする)を用いて実行され
る。
い難いが、本発明の実現において、この拡張は様々な利
点を有している。
スを用いて制約を課すことができる3次元音源を記述す
るパラメータを提供する。例えば、DirectX音源は、定
位(orientation)、方向(directivity)、及びドップ
ラーパラメータまでも備えている。定位制約(orientat
ion constraint)は、既に設計されており、ミュージッ
クスペースの制約ライブラリに含まれている。この制約
は、2つの音源が常に向き合う(face)状態にあること
を課し、一方の音源が移動されると、これに応じて他方
の音源の定位が移動される。第2に、DirectXは、多数
の音源を実時間で処理することができる。これは、関連
する音源が数十個もある複雑な交響曲のミキシング等に
おいて有効である。第3に、DirectXは、多くのパーソ
ナルコンピュータに導入されており、このため広範囲に
亘るユーザがミュージックスペースを使用することがで
きる。
な情報が入力される。 ・デコーダによりデコードされた個別のオーディオスト
リーム。 ・制約システムから供給される空間処理コマンド このモジュールは、マイクロソフト社(登録商標)のDi
rectX空間処理ミドルウェアとともに使用するために再
設計されている点を除き、欧州特許出願EP−A−09
61523号に開示されているモジュールと同様のもの
である。
ピュータ用の特定のダイナミックリンクライブラリ(d
ll)により実現され、これによりミュージックスペー
スは、マイクロソフトDirectX3Dサウンドバッファを制
御することができる。このミュージックスペースオーデ
ィオ用のダイナミックリンクライブラリは、基本的に、
DirectXのAPI C++様式を例えば整数などJavaに
より処理できる単純な様式に変換することにより、Java
アプリケーションとDirectX間を接続する。
すように、空間処理モジュール100は、基底のオペレ
ーティングシステム(上述のマイクロソフトDirectX)
102とサウンドカード104間のインターフェイスを
司る。この空間処理モジュール100は、Java(インタ
ーフェイス)及びC++(空間処理モジュール)間のデ
ータ様式の変換とともに、実時間によるオーディオファ
イルのストリーミングを行う。図14に示すように、空
間処理システムへの接続は、サウンドカード104の様
々なバッファを管理する低レベルスケジューラを実装す
ることにより実現される。図14に示すシステムは、ウ
ィンドウズ(登録商標)98をプラットフォームとする
パーソナルコンピュータにより実現される。サウンドカ
ード104としてクリエイティブサウンドブラスタライ
ブ(Creative Sound Blaster Live)が装着され、4チ
ャンネル方式のスピーカ装置から音を出力するマルチメ
ディアパーソナルコンピュータにより実験を行った結
果、最大20個のモノフォニックのサウンドファイルを
実時間で空間処理できることが確認された。
き込まれ、及び3Dサウンドバッファから読み出される
2つのタスク間の同期が問題となる。読出タスクは、空
間処理システム(すなわち、DirectX)により処理さ
れ、本発明に基づくアプリケーションは、このバッファ
に必要なサンプルを所定の時間内に供給する必要があ
る。
スクの同期処理を説明するための図である。
ドファイルの読出)及びオーディオ出力間の正しい同期
を実現するために、バッファ内の読出ヘッドにおける通
知イベントを用いる標準的な方法を用いる。この具体例
では、読出タスクは、読出位置が所定の点を過ぎると、
書込タスクに通知を行う。
知イベントを受け取ると、書込タスクは、現在読み出さ
れていないバッファの半分を消去し、サンプルを置換す
る。
るためには、バッファは、オペレーティングシステムに
より処理される必要がある。このため、ハードウェアの
アクセラレータ機能及び例えばサウンドカードの4チャ
ンネル出力を使用することはできない。
カンダリバッファを生成する方法もある。これらのバッ
ファは、物理的にはサウンドカードのメモリ内に設けら
れ、したがって、3D処理速度を向上させる機能を活用
することができる。この場合、通知イベントは利用でき
なくなり、これらは、毎秒毎に書込タスクを呼び出す書
込可能なタイマに置き換えられる。書込タスクは、読出
タスクをポーリングし、その現在の位置を知り、既に読
み出されたサンプルを更新する。このタイマは、ウィン
ドウズ98及びウィンドウズNT4のみが備えるもので
あり、したがって、ウィンドウズ95では、この手法は
実現できない。
ルにおいては、各バッファは、サウンドカードのメモリ
において2秒を必要とする。これは、44.1kHzの
サンプリング周波数の16ビットのモノサンプルについ
て200キロバイト以下であることを示す。実際のサウ
ンドカードの内部メモリは、32メガバイトの情報を格
納でき、したがって、実時間で処理できるトラック数
は、メモリによっては制限されない。
課題は、データアクセスのタイミング、すなわちオーデ
ィオファイルを空間処理するタイミングである。現在の
ハードディスクの性能によれば、多数のオーディオトラ
ックを個別に読み出すことができる。通常の楽曲は3分
乃至4分程度の長さを有し、約10個の独立したモノト
ラックを備えている。このような楽曲に必要な記録容量
は、200メガバイト以上になる。
ディスクほどの柔軟性を有しておらず、すなわち、多数
のトラックをCD−ROMから個別に読み出すことは、
現在のところ不可能である。しかしながら、この問題
は、図18に示すように、異なるオーディオトラックを
単一のファイルにインターレースすることにより解決で
きる。これにより、読出ヘッドは、各トラックのサンプ
ルを読み出すために読出位置を何度も移動させる必要は
なく、各サンプルを連続的に読み出すことができる。W
AVフォーマットは、インターレースされたマルチトラ
ックのファイルをサポートしている。
ち、マルチトラックは、いかなるCPUリソースも解放
しない。各トラック間の同期は、全て一度に固定する必
要があり、トラックは他のトラックに対してオフセット
を有することはできない。各トラックは、同じ速度又は
同じサンプリングレートで読み出さなくてはならない。
このため、例えば、サウンドファイルの速度及び聴取者
に対する方向に基づいて、サウンドファイルの読出速度
を若干シフトさせるDirectXのドップラー効果を利用す
ることはできない。
ーションに適用されるものであり、本発明の目的を妨げ
るものではない。楽曲のトラック数は事前に固定されて
おり、トラック間のオフセットを変更する必要はない。
構成制御装置は、実時間でオーディオ空間の構成を制御
する音楽的空間構成制御装置において、オーディオトラ
ックに関連付けられた複数のオーディオソースからなる
オーディオストリームにアクセスするアクセス手段と、
オーディオストリームの空間構成決定用の規則を表す制
約を受け取り及び処理する制約手段と、制約手段に空間
構成決定コマンドを入力するインターフェイス手段とを
備え、インターフェイス手段は、オーディオソースの特
定のグループに作用するグループ化された空間構成決定
コマンドに対応するユーザ入力を提供し、制約手段は、
オーディオソースのグループを複数の制約変数が適応さ
れる単一のオブジェクトとして処理する。これにより、
ユーザ及び楽曲提供者の両者の観点から、より容易に空
間処理を行うことができ、選択された空間処理の結果が
常に「聴覚的に正しく」、家庭用オーディオシステムに
採用されている標準的な録音技術により適合する。
は、共通のデータ記録媒体からオーディオストリームデ
ータと、空間構成決定のための制約を表すデータとを読
み出すデータ読出手段を有するパーソナルコンピュータ
と、データ読出手段からデータを受け取る入力手段を有
する上述の音楽的空間構成制御装置とを備える。これに
より、ユーザ及び楽曲提供者の両者の観点から、より容
易に空間処理を行うことができ、選択された空間処理の
結果が常に「聴覚的に正しく」、家庭用オーディオシス
テムに採用されている標準的な録音技術により適合す
る。
法は、オーディオ空間の構成を制御する音楽的空間構成
制御方法において、オーディオトラックに関連付けられ
た複数のオーディオソースからなるオーディオストリー
ムにアクセスするステップと、オーディオストリームの
空間構成決定用の規則を表す制約を受け取り及び処理す
るステップと、制約手段に空間構成決定コマンドを入力
するステップとを有し、オーディオソースの特定のグル
ープに作用するグループ化された空間構成決定コマンド
に対応するユーザ入力が提供され、オーディオソースの
グループは、複数の制約変数が適応される単一のオブジ
ェクトとして処理される。これにより、ユーザ及び楽曲
提供者の両者の観点から、より容易に空間処理を行うこ
とができ、選択された空間処理の結果が常に「聴覚的に
正しく」、家庭用オーディオシステムに採用されている
標準的な録音技術により適合する。
る。
る。
る。
す図である。
表示画面を示す図である。
面を示す図である。
る。
約伝搬アルゴリズムを示す図である。
す図である。
す図である。
めの図である。
ある。
るための図である。
の構成を示す図である。
聴取者と音源からなる表示画面を示す図である。
Claims (43)
- 【請求項1】 実時間でオーディオ空間の構成を制御す
る音楽的空間構成制御装置において、 オーディオトラックに関連付けられた複数のオーディオ
ソースからなるオーディオストリームにアクセスするア
クセス手段と、 上記オーディオストリームの空間構成決定用の規則を表
す制約を受け取り及び処理する制約手段と、 上記制約手段に空間構成決定コマンドを入力するインタ
ーフェイス手段とを備え、 上記インターフェイス手段は、上記オーディオソースの
特定のグループに作用するグループ化された空間構成決
定コマンドに対応するユーザ入力を提供し、 上記制約手段は、上記オーディオソースのグループを複
数の制約変数が適応される単一のオブジェクトとして処
理する音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項2】 上記オーディオソースのグループは、個
別にアクセスできるオーディオトラックの各グループに
より識別されることを特徴とする請求項1記載の音楽的
空間構成制御装置。 - 【請求項3】 上記オーディオソースのグループは、上
記空間構成決定用の規則に関する内部の一貫性を反映す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の音楽的空間構
成制御装置。 - 【請求項4】 上記インターフェイス手段は、グループ
化された空間構成決定コマンドを表し、空間構成を反映
するトポロジに基づく位置に表示され、ユーザにより移
動されるアイコンと、上記アイコン間に適用される制約
を表すリンクとを表示することを特徴とする請求項1乃
至3いずれか1項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項5】 上記インターフェイス手段を介し、複数
のオーディオソースのグループを同時に含む包括的コマ
ンドを処理する請求項1乃至4いずれか1項記載の音楽
的空間構成制御装置。 - 【請求項6】 上記包括的コマンドは、 アコスティックパート及びシンセサイザパートにそれぞ
れ対応する2つのグループ等のように複数のオーディオ
ソースのグループ間のバランスと、グループの位置を同
時に比例させて変更する音量レベルと、 のうちの少なくともいずれか一方を含むことを特徴とす
る請求項5記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項7】 上記制約は一方向制約であり、各制約
は、ユーザが上記インターフェイス手段を介して入力し
た入力変数と出力変数の組を含むことを特徴とする請求
項1乃至6いずれか1項記載の音楽的空間構成制御装
置。 - 【請求項8】 上記インターフェイス手段を介して入力
された上記オーディオソースのグループ及び該グループ
の構成要素に作用する制約パラメータに関するミキシン
グ制約を記録するプログラムモードを有することを特徴
とする請求項1乃至7いずれか1項記載の音楽的空間構
成制御装置。 - 【請求項9】 上記インターフェイス手段は、対応する
アイコンにより上記各制約を表現し、該制約を表現する
アイコンは、該制約が課されるオブジェクトに視覚的に
リンクされて表示されることを特徴とする請求項8記載
の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項10】 上記制約は、上記オーディオストリー
ムに関連付けられたメタデータとして記録されることを
特徴とする請求項1乃至9いずれか1項記載の音楽的空
間構成制御装置。 - 【請求項11】 上記各制約は、変数部分と制約部分か
らなるデータ文字列により表されることを特徴とする請
求項1乃至10いずれか1項記載の音楽的空間構成制御
装置。 - 【請求項12】 上記変数部分は、 その変数がオーディオトラックに作用するか上記グルー
プに作用するかを示す変数タイプと、 トラック識別データと、 変数名と、 変数アイコンと、 各トラック変数に対する個別音量と、 xy座標で表される初期位置データとのうちの少なくと
も1つを表すことを特徴とする請求項11記載の音楽的
空間構成制御装置。 - 【請求項13】 上記制約部分は、 制約タイプと、 個別のトラックを識別する制約変数と、 入力変数のリストと、 出力変数のリストと、 制約位置と、 制約方向とのうちの少なくとも1つを表すことを特徴と
する請求項11又は12記載の音楽的空間構成制御装
置。 - 【請求項14】 上記空間構成決定用の複数のオーディ
オソースは、光ディスク又はハードディスク等の共通の
記録媒体から読み出されることを特徴とする請求項1乃
至13いずれか1項の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項15】 上記制約は、上記共通の記録媒体から
メタデータとして読み出されることを特徴とする請求項
14記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項16】 上記メタデータ及び上記オーディオス
トリームが記録されているトラックは、例えばWAVフ
ォーマット等に基づく共通のファイルから読み出される
ことを特徴とする請求項15記載の音楽的空間構成制御
装置。 - 【請求項17】 上記共通のファイルを読み出し、オー
ディオデータ及び制約を表すメタデータにアクセスし
て、該共通のファイルに含まれる個別のトラックからオ
ーディオストリームの組を再生し、及び該共通のファイ
ルにエンコードされているメタデータの詳細を再生する
オーディオデータ/メタデータデコード手段を備える請
求項1乃至16いずれか1項記載の音楽的空間構成制御
装置。 - 【請求項18】 コンピュータオペレーティングシステ
ムとサウンドカード間のインターフェイスとして実現さ
れていることを特徴とする請求項1乃至17いずれか1
項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項19】 サウンドカード及び該サウンドカード
のメモリ内に物理的に配設されている3次元オーディオ
バッファリング手段と連携し、該サウンドカードの3次
元アクセラレーション機能を使用することを特徴とする
請求項1乃至18いずれか1項記載の音楽的空間構成制
御装置。 - 【請求項20】 上記バッファリング手段への書込タス
クを制御する待機可能タイマを備える請求項19記載の
音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項21】 上記入力手段は、共通ファイルにイン
ターレースされている上記オーディオストリームのオー
ディオトラックにアクセスすることを特徴とする請求項
1乃至20いずれか1項記載の音楽的空間構成制御装
置。 - 【請求項22】 3次元サウンドバッファと連携して定
位制約を導入することを特徴とする請求項1乃至21い
ずれか1項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項23】 上記制約は、関数制約又は不等式制約
であり、循環的制約は、伝搬アルゴリズムが矛盾を検査
することにより処理されることを特徴とする請求項1乃
至22いずれか1項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項24】 個別のオーディオソースと、制約及び
関連する制約変数を記述するデータベースとをインター
レースして共通のオーディオファイルにエンコードする
エンコード手段を備える請求項1乃至23いずれか1項
記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項25】 上記エンコード手段に対応して、上記
共通のオーディオファイルをデコードするデコード手段
を備える請求項24記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項26】 各楽曲に関する制約及び関連する制約
変数を記述するデータベースが入力され、空間構成決定
コマンドを生成する制約システムモジュールと、 エンコード手段からの上記オーディオストリームの組
と、上記制約システムモジュールからの空間構成決定コ
マンドとが入力される空間構成制御モジュールとを備え
る請求項1乃至25いずれか1項記載の音楽的空間構成
制御装置。 - 【請求項27】 各オーディオソース用の書込タスク及
び読出タスクが同期され、オーディオファイルからの上
記オーディオストリームを上記空間構成制御モジュール
に中継し、各楽曲に対する上記制約及び該制約に関連す
る変数を記述するデータベースを上記空間構成制御モジ
ュールに中継する3次元サウンドバッファ手段を備える
請求項26記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項28】 上記空間構成制御モジュールは、上記
制約システムモジュールと当該空間構成制御モジュール
とを接続するスケジューラ手段を備えることを特徴とす
る請求項26又は27記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項29】 上記空間構成制御モジュールは、静的
オーディオセカンダリバッファ手段を備えることを特徴
とする請求項27又は28記載の音楽的空間構成制御装
置。 - 【請求項30】 上記書込タスクを所定の間隔で呼び出
すタイマ手段を備えることを特徴とする請求項27乃至
29いずれか1項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項31】 上記空間構成制御モジュールは、遠隔
制御可能なミキシング装置であることを特徴とする請求
項26乃至30いずれか1項記載の音楽的空間構成制御
装置。 - 【請求項32】 上記制約手段は、検査アルゴリズムを
実行することを特徴とする請求項1乃至31いずれか1
項記載の音楽的空間構成制御装置。 - 【請求項33】 共通のデータ記録媒体からオーディオ
ストリームデータと、空間構成決定のための制約を表す
データとを読み出すデータ読出手段を有するパーソナル
コンピュータと、 上記データ読出手段からデータを受け取る入力手段を有
する請求項1乃至32いずれか1項記載の音楽的空間構
成制御装置とを備える音楽的臨場感形成装置。 - 【請求項34】 上記パーソナルコンピュータは、上記
データ読出手段から抽出されたコンテンツを格納する3
次元サウンドバッファを備えることを特徴とする請求項
33記載の音楽的臨場感形成装置。 - 【請求項35】 上記3次元サウンドバッファは、ダイ
ナミックリンクライブラリにより制御されることを特徴
とする請求項34記載の音楽的臨場感形成装置。 - 【請求項36】 請求項1乃至32いずれか1項記載の
音楽的空間構成制御装置に使用され、オーディオストリ
ームを表す複数のトラックと、処理制約を表すデータと
が格納された記録媒体。 - 【請求項37】 上記複数のトラックと上記処理制約を
表すデータとは共通のファイルとして記録されているこ
とを特徴とする請求項36記載の記録媒体。 - 【請求項38】 上記処理制約を表すデータは、上記ト
ラックに関するメタデータとして記録されていることを
特徴とする請求項36又は37記載の記録媒体。 - 【請求項39】 上記トラックはインターレースされて
いることを特徴とする請求項36乃至38いずれか1項
記載の記録媒体。 - 【請求項40】 当該記録媒体は、コンパクトディス
ク、デジタルバーサタイルディスク、ミニディスク等の
デジタル記録媒体であることを特徴とする請求項36乃
至39いずれか1項記載の記録媒体。 - 【請求項41】 当該記録媒体は、コンピュータハード
ディスクであることを特徴とする請求項36乃至40記
載の記録媒体。 - 【請求項42】 請求項1乃至32いずれか1項記載の
音楽的空間構成制御装置をコード化により実現し、汎用
コンピュータの内部メモリユニットにロードされ、該汎
用コンピュータにより実行され、該音楽的空間構成制御
装置の構成要素を実現するソフトウェアコードからなる
コンピュータプログラム製品。 - 【請求項43】 オーディオ空間の構成を制御する音楽
的空間構成制御方法において、 オーディオトラックに関連付けられた複数のオーディオ
ソースからなるオーディオストリームにアクセスするス
テップと、 上記オーディオストリームの空間構成決定用の規則を表
す制約を受け取り及び処理するステップと、 上記制約手段に空間構成決定コマンドを入力するステッ
プとを有し、 上記オーディオソースの特定のグループに作用するグル
ープ化された空間構成決定コマンドに対応するユーザ入
力が提供され、 上記オーディオソースのグループは、複数の制約変数が
適応される単一のオブジェクトとして処理される音楽的
空間構成制御方法。
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