JP6685678B2 - 放射線撮像装置 - Google Patents
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Description
近年、画像の読み出し効率や画質を向上させるため、放射線検出パネルに駆動信号を供給する駆動回路部と、放射線検出パネルから電気信号を読み出す読出し回路部とを、放射線検出パネルの各辺に配置した放射線撮像装置が開発されている。そして、このような放射線撮像装置を小型化するために様々な対策が提案されている。
(第1の実施形態)
図1は、放射線が照射される側から平面視した放射線撮像装置101の外観を示す図である。図2(a)、(b)は、側面および背面を平面視した放射線撮像装置101の内部の構成を示す図である。図3は、図2(b)の放射線撮像装置101の接続ケーブル109を展開した状態を示す図である。
放射線撮像装置101は、筐体102、入出力部103、放射線検出パネル104、回路部105、支持基台106、接続ケーブル109などを備える。
図1に示すように、筐体102は、放射線が照射される側から平面視した形状が矩形状である。筐体102は、内部に放射線撮像装置101の構成部材、すなわち放射線検出パネル104、回路部105、支持基台106、接続ケーブル109などを収容する。
本実施形態では、コネクタ103aと表示部103bとが対角線上の位置に配置されている。
支持基台106は、矩形の平板状に形成される。支持基台106は、放射線検出パネル104が配置された反対側で回路部105を支持する。具体的には、図2(b)に示すように、支持基台106は、駆動回路基板105aおよび読出し回路基板105bを、周縁に沿った位置で支持する。また、支持基台106は、駆動回路基板105aおよび読出し回路基板105bよりも内側で電気基板107を支持する。電気基板107は、フレキシブルケーブル(FFC)108を介して入出力部103に接続される。
また、図3に示すように、放射線検出パネル104の画素領域には、駆動信号を制御するゲート配線112aと、電荷を読み出すデータ配線112bとが複数配置されている。ゲート配線112aおよびデータ配線112bと、接続ケーブル109とは、コネクタ配線112cを介して接続される。
具体的には、辺110aおよび辺110bの複数の接続ケーブル109は角部111a側に偏って配置される。また、辺110cおよび辺110dに接続された複数の接続ケーブル109は角部111c側に偏って配置される。
また、図2(b)に示す矢印A方向から見た場合、アンテナ103cの厚みを辺110aに沿って平行に延長させたときに、アンテナ103cと辺110aに配置された接続ケーブル109とは重なり合っている。
また、図2(b)に示す矢印C方向から見た場合、表示部103bの厚みを辺110cに沿って平行に延長させたときに、表示部103bと辺110cに配置された接続ケーブル109とは重なり合っている。
また、図2(b)に示す矢印D方向から見た場合、コネクタ103aの厚みを辺110dに沿って平行に延長させたときに、コネクタ103aと辺110dに配置された接続ケーブル109とは重なり合っている。
なお、入出力部103の厚みを延長させる場合には、入出力部103の最大厚みを延長させることが好ましい。また、入出力部103の厚みを延長させる場合には、放射線検出パネル104の各辺に沿って平行に延長させてもよい。
なお、本実施形態では、放射線撮像装置101の辺110a〜辺110dの全てにおいて、接続ケーブル109を片側に寄せる場合について説明したが、入出力部103を配置しない辺では、片側に寄せて配置しなくてもよい。また、本実施形態では、同一辺に複数の接続ケーブル109を配置する場合について説明したが、同一辺に配置された複数の接続ケーブル109を一体的に形成することで、単一の接続ケーブルを配置してもよい。
クレードル113は、放射線撮像装置101の一部を覆うように保持する。クレードル113の底部には、コネクタ103aに接続される給電端子114が配置される。本実施形態の放射線撮像装置101はコネクタ103aに対角線上の位置に、表示部103bが配置されているので、表示部103bがクレードル113によって隠れてしまうことが防止される。したがって、放射線撮像装置101がクレードル113に収容されたとしても、視認性を損ねることなく、表示部103bを確認することができる。
なお、当該コネクタ103aと表示部103bの配置は、一例であり、放射線撮像装置101がクレードル113に収容された場合に、視認性を損ねない配置であればよい。そのため、放射線撮像装置101におけるコネクタ103aと表示部103bは、筺体102の周縁部であって、それぞれ対向する側面に配置されていればよい。また、視認性を考慮しない場合には、コネクタ103aと表示部103bが、筺体の同じ側面に配置されていてもよい。
本実施形態の放射線撮像装置201は、接続ケーブル209の配置が第1の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
図5は、放射線撮像装置201の内部の構成を示す図である。図6は、接続ケーブル209を展開した状態を示す図である。
なお、本実施形態では、放射線検出パネル104の各辺の中心線Lcに対して略対称に接続ケーブル209の一方側の一組209aと、他方側の一組209bとを配置する場合について説明したが、この場合に限られず、非対称であってもよい。また、放射線検出パネル104の各辺の中心線Lcに限られず、放射線撮像装置201の各辺の中心線に略対称であってもよく、筐体102の各辺の中心線に対して略対称であってもよい。
また、本実施形態では、一方側の一組209aが複数の接続ケーブル209で構成される場合について説明したが、一方側の一組209aの複数の接続ケーブル209を一体的に形成することで、単一の接続ケーブルで構成してもよい。また、他方側の一組209bが複数の接続ケーブル209で構成される場合について説明したが、他方側の一組209bの複数の接続ケーブル209を一体的に形成することで、単一の接続ケーブルで構成してもよい。
本実施形態の放射線撮像装置301は、接続ケーブル309の配置が第1の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
図7は、放射線撮像装置301の内部の構成を示す図である。
なお、本実施形態では、同一辺に複数の接続ケーブル309を配置する場合について説明したが、同一辺に配置された複数の接続ケーブル309を一体的に形成することで、単一の接続ケーブルを配置してもよい。
本実施形態の放射線撮像装置401は、接続ケーブル409の配置が第3の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態および第3の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して、その説明を省略する。
図8A(a)、(b)は、側方および背面側から見た放射線撮像装置401の内部の構成を示す図である。図8Bは、図8A(a)の拡大図である。
また、第1〜第3の実施形態に比べて放射線検出パネル104のコネクタ配線の配線パターンを簡素化できることから、製造コストを削減できる。
なお、本実施形態では、同一辺に複数の接続ケーブル409を配置する場合について説明したが、同一辺に配置された複数の接続ケーブル409を一体的に形成することで、単一の接続ケーブルを配置してもよい。この場合、接続ケーブルが放射線検出パネル104と接続される接続幅は、接続ケーブルが回路部105と接続される接続幅よりも長くすることができる。
本実施形態の放射線撮像装置501は、接続ケーブル509および表示部503bの配置が第1の実施形態と異なっている。なお、第1の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
図9(a)は照射面側から見た放射線撮像装置501の外観を示す図であり、図9(b)は背面側から見た放射線撮像装置501の内部の構成を示す図である。
本実施形態では、放射線撮像装置501の各辺110a〜辺110dにおいて、それぞれ一辺に亘って略均等に、略同一長さの複数の接続ケーブル509が配置されている。図9(b)に示すように、複数の接続ケーブル509は、隣接する接続ケーブル509の間のそれぞれに光源512aが配置される領域を確保している。
なお、上述した表示部503bは、筐体502の側面に配置される場合に限られず、照射面および背面に配置されていてもよい。また、筐体502は、窓部を形成することで表示部503bを露出させてもよく、透過性の材質で形成することで表示部503bを視認できるようにしてもよい。
本実施形態の放射線撮像装置601は、第5の実施形態に光源ユニット612を追加している。なお、第1および第5の実施形態と同様の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜省略する。
図11(a)は放射線撮像装置601の外観を示す図であり、図11(b)はI−I線を切断して矢印方向から見た断面図である。
図11(b)に示すように、本実施形態の放射線撮像装置601は、筐体602、表示部603b、放射線検出パネル604、支持基台606、光源ユニット612などを備える。なお、接続ケーブル509の構成は、第5の実施形態と同様である。
上述した実施形態では、回路部105は、支持基台106または支持基台606により支持される場合について説明したが、この場合に限られず、筐体102、筐体602等の他の部材により支持されていてもよい。
Claims (4)
- 照射面に照射された放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルと電気的に接続され、前記照射面の反対側に配置される回路部と、
前記放射線検出パネルの4辺全ての周囲に配置され、前記放射線検出パネルと前記回路部とを接続する可撓性を有する接続ケーブルと、
前記放射線検出パネル、前記回路部、前記接続ケーブルを収容する筐体と、を有する放射線撮像装置であって、
前記放射線検出パネルの4辺において、前記接続ケーブルが配置されていない領域に配置され、情報信号の入力および出力の少なくとも何れかを行う入出力部を有し、
前記接続ケーブルは同一辺に複数配置され、
前記接続ケーブルが配置されていない領域は、前記4辺に対し、前記接続ケーブルを各辺の一方側に寄せて配置することで、前記各辺の他方側に形成されるか、または、前記4辺に対し、前記接続ケーブルを各辺の中心線に対して略対称に配置することで、前記各辺の両端側に形成されることを特徴とする放射線撮像装置。 - 前記入出力部は、前記筐体の側方から見て、前記入出力部の厚みを前記接続ケーブルが配置されている辺に沿って平行に延長させたときに、前記接続ケーブルと重なって配置されることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
- 前記入出力部は、前記筐体の側方から見て、前記放射線検出パネルからの高さが、前記接続ケーブルより高いことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
- 前記入出力部は、前記放射線撮像装置に対して電源や電気信号を供給するコネクタおよび前記放射線撮像装置に関する情報を表示する表示部を含み、
前記コネクタと前記表示部とは、前記筐体の周縁部の対角線上の位置にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
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