JP6685515B2 - 食用クリームを加工するための装置およびプロセス - Google Patents

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Description

本発明は、関連する独立請求項の前文に記載される、食用クリームを加工するための装置およびプロセスを対象とする。
本装置および本プロセスは、食品セクタ、特に菓子類分野に含まれ、特にティラミスのようなデザートなどの食料製品を調製するように、特にマスカルポーネクリームなどの食用クリームを加工するために、ダイニング施設(バー、レストラン、菓子屋など)で有利に利用することが意図される。
有利には、本装置および本プロセスは、冷凍により保存された食用クリームの官能特性を復元および維持するとともに、供給されるデザートを調製するための当該クリームを分配するために、使用することが意図される。
ダイニングセクタ(例えば、レストラン、バーなど)では、調製したての製品とほぼ等しい品質を有する調製済みの菓子製品を供給する具体的な必要性がある。
特に、調製したての製品とほぼ同じ特性のクリームを有する、特にティラミスなどのデザートを供給することを可能にする必要性がある。
市場に現在ある包装済みのデザートは、新鮮な製品の官能特性に相当するような製品の味を確保できる官能特性を全く有していない。
加えて、アイスクリームまたはコーヒークリームを保存および調製するためにバーまたはレストランで使用される現在知られている装置は、特にティラミス用のマスカルポーネクリームなどのデザート用クリームを、クリーム自体の適正な維持を確実にするように加工することができない。
例えば、コーヒークリーム(またはシャーベット、氷など)を維持および分配するために、コーヒークリームを内部に保存する、円筒形状のポリカーボネート製の格納槽を備える装置が知られている。当該槽は、後端と前端の間の水平軸線を伴って延び、槽からは分配リップが突出して延びる。当該リップには、下向きの出口が設けられ、出口を通じて、出口自体の下方に配置された容器、例えばびんにクリームが計量供給される。特に、装置には、分配リップに挿入された閉塞子が設けられ、閉塞子は、例えば作動レバーによって、分配リップの出口を閉塞する干渉位置と、出口から持ち上げられ、格納槽から来るクリームが重力により分配リップの外部に落下することを可能にする非干渉位置との間で垂直に移動可能である。加えて、前述した既知のタイプの装置は、槽に格納されたクリームを0度未満の温度で維持するために冷却回路を備える。当該回路は、格納槽の内部に配置された蒸発器を備え、回路には、冷却流体が通過する金属材料の中空体が設けられ、冷却流体は、クリームを所望の温度で維持するために中空体の壁を通じてクリームから熱を吸収する。加えて、装置は、蒸発器の中空体の周りに同軸に配置され、クリーム自体を撹拌して、温度および密度を一様にするために回転するように動作可能な、螺旋羽根を備える。
上で説明した既知のタイプの装置の第1の欠点は、閉塞子が閉鎖したときに分配リップの内部にとどまるクリーム部分が、蒸発器によって適切に冷却されず、螺旋羽根によって適切に撹拌もされず、結果としてクリームが加熱され分解される点にある。これによって、官能特性が低下する。
上で説明した既知のタイプの装置の更なる欠点は、蒸発器の円筒体と直接接触しているクリーム層が、円筒体自体の外側面で結晶化しやすく、結果としてクリームの品質が低下する点にある。加えて、螺旋羽根は、蒸発器の円筒体の外側面をかすめ過ぎることによって実質的に回転し、外側面自体の上の結晶化したクリーム層を固め、格納槽の内部にとどまる緑青を形成し、結果としてクリームが更に劣化し、槽を浄化する動作を頻繁に実行する必要がある。
加えて、槽を浄化する動作は、面倒であり、実行することが困難である。これは、オペレータが槽の内部を手動で洗浄しなければならず、特に、オペレータの動きが蒸発器の存在によって邪魔されるためである。
上で説明した既知のタイプの装置の更なる欠点は、特に粘度の高いマスカルポーネクリームの分配に適さない点である。これは、当該クリームが、重力のみによっては装置の分配リップから適切な流速で落下できないためである。
したがって、本発明の基となる課題は、単一部分でも所望の官能特性を伴ってクリームを維持および計量供給することを可能にする、食用クリームを加工するための装置およびプロセスを提供することによって、前述の従来技術の欠点を排除することである。特に、本装置および本プロセスは、試験室で生成され、輸送のために冷凍されダイニング施設で保存されるクリームによって得られたデザートをダイニング施設で供給することを可能にし、特に、レストランオーナーが、クリームの必要部分を解凍し、その部分を、クリームの分配時にクリームの官能特性が新鮮な製品の官能特性とほぼ等しいことを確実にするような状態に維持することを可能にする。
本発明の更なる目的は、クリームの主要な官能的特質(密度および温度など)を時間的かつ空間的にほぼ一定に維持することを可能にする、食用クリームを加工するための装置およびプロセスを提供することである。
本発明の更なる目的は、浄化が簡単かつ迅速な、食用クリームを加工するための装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、レストラン、バー、ピザ屋、菓子屋などのダイニング施設で簡便かつ実践的に使用できる、食用クリームを加工するための装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、構造的に簡単かつ動作中に全面的に信頼できる、食用クリームを加工するための装置を提供することである。
前述の目的に応じた本発明の技術的特質は、以下で報告する請求項の内容に明瞭に見ることができ、それらの利点は、本発明の単なる例示的かつ非限定的な実施形態を表す図面を参照して、以下の詳細な説明で一層明らかとなる。
本発明の目的である、食用クリームを加工するための装置の前面斜視図である。 本発明の目的である装置の後面斜視図であり、他の部分をより良く例示するために一部分を取り除いている。 本発明の目的である装置の上面図である。 図3に例示した装置の、図3自体のIV−IV線に沿う断面図である。 図4に例示した装置の、装置自体の上部に関する詳細図である。 図3に例示した装置の、図3自体のVI−VI線に沿う断面図である。 本発明の目的である装置の槽および撹拌体に関する部分分解図である。 槽の出口開口の閉塞子および閉塞子自体の作動手段に関する、本装置の詳細の部分分解図である。 本発明の目的である装置の実施変形例にかかる撹拌体の斜視図である。 本発明の目的である装置の実施変形例にかかる撹拌体の上面図である。
図面を参照すると、参照番号1が、本発明の目的である、食用クリームを加工するための装置の全体を示している。
本発明の目的である、装置1およびプロセスは、有利に、ティラミスなどのデザートを調製するために、特にマスカルポーネクリームなどの脂肪分の多い乳化物を含む食用クリームを加工するためのものである。
特に、装置1および本プロセスは、低温化に続いて冷凍により保存された食用クリームの官能特性を、生クリームとほぼ等しい味をクリームに与える、粘稠性、網状安定性、粘度、温度などの特性を当該クリームの解凍後に維持することによって、復元するために使用することが意図される。
本装置1およびプロセスは、供給されるデザートの1つ以上の部分を調製するために、クリームを計量供給することも可能にする。
本発明の目的である装置1は、好適には、ダイニング施設(バー、レストラン、菓子屋、アイスクリームパーラ、ピザ屋など)のスペースに設置され、(ティラミスなどのデザートを即時に調製することを可能にするために)レストラン/店のカウンタ、または台所、試験室などの、確保された領域に陳列されることが意図される。
図に例示した実施形態によれば、本装置1は、好適には箱形状の格納構造2を備え、格納構造は、例えばそのベース脚3によって、当接平面に配置されることが意図される。
好適には、図1および図2に例示した実施形態によれば、装置1の格納構造は、略四角形状の金属骨格4を備え、骨格は、骨格4自体の側部に固定された複数のパネルによって好適に得られた保護ケーシング5によって閉鎖され、当該パネルは、特に、前面パネル6、後面パネル7および2つの側面パネル8を含む。
本発明によれば、格納構造2には、加工座部9が設けられ、好適には、特に加工座部9の下方に配置された、収容座部10が設けられる。装置1は、好適には取外し可能に、前述の加工座部9に収容された槽11も備え、槽には、外側面12と、加工される少なくとも1つのクリームを格納するように設計された隔室14を画定する内側面13とが設けられる。
より詳細には、図4および図5に例示した実施形態を参照すると、槽11は、略垂直な延長軸線Xの周りに延びる、好適には円筒形状の側壁15を備える。当該側壁15は、底壁17によって閉鎖された下端16と、アクセス開口20を画定する上縁19が設けられた上端18との間で前述の延長軸線Xに沿って延び、アクセス開口を通じてクリームが槽11自体の隔室14に挿入されることが意図される。
本発明によれば、装置1は、好適には約−5℃と+4℃の間の適切な加工温度でクリームを維持するように冷却エネルギーをクリームに伝達するために、槽11の隔室14と作動的に関連付けられた冷却手段21(以下で詳細に説明する)を備える。
槽11の底壁17は、好適には略平面形状であり、底壁には、出口開口22が設けられ、出口開口を通じてクリームが槽11の隔室14の外部に分配される。
本発明によれば、装置1は、槽11の底壁17に作動的に接続された閉塞子23も備え、閉塞子は、閉塞子23が底壁17の出口開口22を閉塞する閉鎖位置と、クリームが槽11の隔室14から出て、例えば、出口開口22自体の下方に位置合わせされた、びんなどの容器24の内部に分配されることを可能にするように、閉塞子23が底壁17の出口開口22の穴から少なくとも部分的に離れる、開放位置との間で移動可能である。
有利には、装置1は、装置1の格納構造2内に作られた分配隔室25を備え、その内部には、クリームが計量供給されるべき容器24を配置することができる。
分配隔室25は、好適には格納構造2の収容座部10内に作られ、槽11の出口開口22の位置で槽の下方に配置される。
特に、前述の分配隔室25には、好適には格納構造2の前面パネル6に得られた、前面穴26が設けられ、前面穴を通じて容器24が分配隔室25自体に挿入される。
有利には、前述の分配隔室25は、前面に開放した引出し27によって画定され、引出しは、好適には取出し可能に、格納構造2の前面穴26に挿入されており、好適には、容器24が当接されることが意図される略水平のベース壁28を備える。
好適には、引出し27のベース壁28の底部には、(格納構造2の内部に向かって前面パネル6から下向きに延びた)傾斜した係合脚28’が設けられ、係合脚は、オペレータが分配隔室25から容器24を取り出すときに、引出し27が、特に、オペレータの手による引出し27上の摩擦によって及ぼされた水平方向の引っ張り力に続いて、前面パネル6の前面穴26の外部に摺動しないように、格納構造2の(格納構造2の内部に向かって前面パネル6から下向きに延びた)支持スライド87に載せられる。
引出し27の頂部には、槽11の出口開口22と位置合わせされた入口孔29も設けられ、槽11から分配されたクリームは、入口孔を通じて容器24の内部に落下するように引出し27自体に入る。
装置1は、槽11の隔室14の内部に挿入された撹拌体30も備え、撹拌体は、槽11の延長軸線Xと平行であり、好適には当該延長軸線Xと位置合わせされた、回転軸線Yを中心として回転可能である。
図5および図6の実施形態を参照すると、撹拌体30には、槽11の底壁17に面し、当該底壁17に対して90度未満、有利には約20度と70度の間、好適には約30度と60度の間、特に約45度に等しい第1の角度αで傾斜した、スラスト面31が設けられる。前述の撹拌体30に機械的に接続された移動手段32が設けられ、移動手段は、閉塞子が開放位置にあるときに、スラスト面31がクリームを下向きに押して、槽11自体の底壁17の出口開口22を通じて槽11の隔室14の外部にクリームを降下させるのに適した第1の回転方向R1に、撹拌体30を回転させるように動作可能である。
特に、前述の第1の回転方向R1に回転するように撹拌体30が動作するときに、スラスト面31は、第1の回転方向R1自体に応じた少なくとも1つの成分を有する向きで、(回転軸線Yを中心として延びる軌道に沿って)前進する。
本発明による装置1の撹拌体30は、このようにして、重力のみでは適切な流速で分配できない粘度の高い、デザート製品用の食用クリームを、槽11の底壁17の出口開口22を通じて分配することを可能にすると同時に、クリームの適正な維持を確実にする。これは、底壁17に作られた出口開口22には、撹拌体30の作用範囲外に大量のクリームがとどまらないためである。
有利には、撹拌体30のスラスト面31の底部は、好適には槽11の底壁17の内面と平行に配置された下縁33によって画定される。
有利には、図に例示した好適な実施形態によれば、撹拌体30のスラスト面31の下縁33は、撹拌体30が第1の回転方向R1に回転するように移動するときに、スラスト面31が底壁17の内面にある全てのクリームを実質的に取り除くように、槽11の底壁17の内面をかすめ、槽11の隔室14から出るようにクリームが下向きに押される出口開口22に向かって当該クリームを移動させる。
このようにして、特に、クリームの一部分が槽11の底壁17に溜まってとどまることが防止され、結果として廃棄物が最小化される。
特に、用語「かすめる」によって、撹拌体30のスラスト面31の下縁33が、実質的に槽11の底壁17の内面と接触していること、つまり、底壁17の内面から最大約1mmの距離に配置されることが意図される。
例示していない別の実施形態によれば、撹拌体30のスラスト面31の下縁33は、槽11の底壁17の内面から約2mmと10mmの間の距離に配置される。
有利には、装置1の撹拌体30には、槽11のアクセス開口20に面し、槽11自体の底壁17に対して90度を超える、好適には約120度と150度の間の、特に約135度に等しい第2の角度βで傾斜した、上面34が設けられる。
装置の閉塞子23が閉鎖位置にあるときに、移動手段32は、撹拌体30の上面34が、槽11自体に格納されたクリーム全体を撹拌するために、槽11の底部の近くに配置されたクリーム部分を上向きに移動させ、頂部の近くに配置されたクリーム部分を下向きに移動させるように、上面34自体の前面に配置されたクリーム部分を上向きに押すのに適した、(前述の第1の回転方向R1とは反対の)第2の回転方向R2に、撹拌体30を回転させるように動作可能である。
特に、撹拌体30が前述の第2の回転方向R2に回転するように動作するときに、上面34は、第2の回転方向R2自体に応じた少なくとも1つの成分を有する向きで、(回転軸線Yを中心として延びる軌道に沿って)前進する。
好適には、図に例示した具体的な実施形態によれば、装置1の撹拌体30は、回転軸線Yを中心として回転可能に槽11に拘束された中央ハブ35を備え、当該ハブ35からは、少なくとも1つの成形ブレード36が突出して延び、好適には、図に例示した具体的な実施形態によれば、少なくとも2つの成形ブレード36が突出して延びる。当該成形ブレード36のそれぞれには、好適には互いに対して反対方向に向いた、前述のスラスト面31と上面34が設けられる。
有利には、撹拌体30には、好適にはその成形ブレード36に、槽11自体の隔室14に格納されたクリームを完全に撹拌することを確実にし、側壁15自体の内面に付着する廃棄されたクリームが残ることを防止するように、槽11の側壁15の内面をかすめる側縁37が設けられる。
有利には、図に例示した実施形態によれば、槽11は、略円筒形状であり、側壁15は、延長軸線Xと略平行であり、底壁は、側壁15自体と直交するように配置される。
好適には、槽の底壁17の内面は、槽11自体の洗浄を容易にするために、その丸みを帯びた接続部38によって側壁15の内面に接続される。
図に例示した実施形態によれば、槽11の出口開口22は、槽11自体の底壁17の内面の平坦部に作られる。
例示していない別の実施形態によれば、槽11の出口開口22は、槽11自体の底壁17の内面の丸みを帯びた接続部38に作られる。
図4および図5に例示した実施形態によれば、撹拌体30を回転させるように構成された移動手段32は、好適にはブラシレス型のギヤモータ39(すなわち、別の実施形態によれば、「ステップ」型の電気モータ)を備え、ギヤモータは、好適には格納構造2の収容座部10の内部に収容され、ギヤモータには、撹拌体30の回転軸線Yと位置合わせされた出力シャフト40が設けられる。ギヤモータ39の出力シャフト40は、槽11の底壁17の通し孔41を通過し、その上部40’は、槽11自体の隔室14の内部に入り、撹拌体30は、当該上部40’に固定される。
より詳細に、好適には、図5を参照すると、槽11は、中央ロッド42を備え、中央ロッドの周りには、撹拌体30の中央ハブ35が回転可能に係合され、中央ロッドの内部には、底部17の通し孔41と位置合せされ、ギヤモータ39の出力シャフト40が通過する、チャネル42’が設けられる。
特に、出力シャフト40の上部40’には、撹拌体30の中央ハブ35が当接して載る環状ショルダが設けられ、当該環状ショルダからは、駆動トルクを出力シャフト40から撹拌体30に伝達するために、(例えば多角形断面の)成形突起が延びるとともに中央ハブ35の反対形状の孔に形状関係で係合される。加えて、撹拌体30の不慮の緩みを防止するために、出力シャフト40の上部40’に締め付けられ、頂部で中央ハブ35に当接するように作用する、保持ねじ43が設けられる。
有利には、図9および図10に例示した、本発明の実施変形例によれば、撹拌体30の成形ブレード36は、前述の側縁を有しておらず、特に、それぞれ対応するスラスト面31および上面34で主として延びる。特に、当該実施変形例によれば、中央ハブ35は、槽11の底壁17の通し孔41の内部に回転可能に挿入され、ことによると密閉するようにも挿入され、移動手段32の出力シャフト40に固定され、当該出力シャフト40は、完全に槽11の外部に配置される。好適には、中央ハブ35には、フィット結合手段93によって出力シャフト40の上部40’に取外し可能に固定された下端35’が設けられる。
有利には、当該結合手段93は、中央ハブ35の下端35’と一体化した第1の成形ヘッド94と、出力シャフト40の上部40’と一体化し前述の第1の成形ヘッド94に結合された第2の成形ヘッド95とを備える。特に、各成形ヘッド94、95には、対応する突出タブ94’、95’および対応する成形座部94”、95”が設けられ、成形座部内には、他方の成形ヘッド95、94の突出タブ95’、94’が挿入される。
好適には、各成形ヘッド94、95の突出タブ94’、95’は、撹拌体30の回転軸線Yを中心として、対応する成形座部94”、95”と交互に配置される。
好適には、各成形ヘッド94、95の突出タブ94’、95’は、他方の成形ヘッド95、94の突出タブ95’、94’が係合できる対応する逃げ溝を規定するように、対応する成形座部94”、95”内に蟻溝状に形作られる。
特に、各成形ヘッド94、95の各成形座部94”、95”には、回転軸線Yと平行に中央ハブ35を動かすことによって他方の成形ヘッド95、94の突出タブ95’、94’が入ることを可能にするようなサイズのアクセス開口が設けられる。突出タブ94’、95’が成形座部95”、94”に挿入されると、回転軸線Yを中心として中央ハブ35を動かすことによって、当該突出タブ94’、95’を成形座部95”、94”の逃げ溝と係合させることが可能となる。有利には、槽11は、熱伝導性材料、好適には、特にアルミニウムなどの金属材料で作られる。
装置1の冷却手段21は、槽11の外側面12の周りに配置され、クリームをその維持に適した温度に維持するように、槽11自体の隔室14に格納されたクリームから槽11の壁15、17を通じて熱を吸収するために当該外側面に熱的に接続される。
特に、冷却手段21は、槽11の壁15、17を通じて冷却エネルギーをクリームに伝達できる(すなわち、クリーム自体から熱を吸収する)冷却流体が流れる冷却回路を備える。
より詳細には、冷却手段21は、有利には前述の冷却回路に接続された蒸発器44を備え、蒸発器には、槽11の側壁15の周りに(好適には底壁17の下方にも)延びるとともに、蒸発によって熱を吸収し、それによって槽11自体の温度を下げる冷却流体が通過する、導管45が設けられる。
好適には、図2および図3に例示した実施形態を参照すると、冷却回路は、圧縮器46を備え、圧縮器は、有利には格納構造2の下部収容座部10の内部に配置され、ガス状の冷却流体を受け入れて圧縮するために蒸発器44に接続される。
冷却回路には、凝縮器47も設けられ、凝縮器は、有利には格納構造2の収容座部10の内部に配置され、冷却流体が熱を外部に伝達するように、圧縮された冷却流体を受け入れて高圧で凝縮させるために圧縮器46に接続される。凝縮器47は、冷却流体の圧力を制限するように構成され、冷却流体自体を蒸発器に再送するために蒸発器44に接続された、例えば毛細管(示していない)などの膨張手段に接続される。
有利には、装置1は、特に回路基板が設けられた制御ユニット(図に例示していない)を備え、制御ユニットは、クリームの温度を検出するために槽11と作動的に関連付けられた(示していない)温度センサに接続され、温度センサによって検出された測定値に基づいて冷却手段21を動作させるために冷却手段にも接続される。
より詳細に、好適には、制御ユニットは、(温度センサによって検出された)クリームの温度が、クリームを維持するのに望ましい温度の特定の近似閾値よりも高いときに冷却手段21を動作可能にし、低いときに冷却手段を動作不能にするように構成される。
動作において、温度センサは、前述の閾値よりも高い温度値を検出すると、結果として、冷却回路を通じた、特に槽11と関連付けられた蒸発器44を通じた、冷却流体の循環を作動させるように、冷却手段21の圧縮器46を作動させる第1の信号を制御ユニットに送信する。
温度センサは、前述の閾値よりも低い温度値を検出すると、結果として、クリーム自体の官能特性を維持するには適さない過度に低い値までクリームの温度が下がることを防止するために、圧縮器46を停止させる第2の信号を制御ユニットに送信する。
図4および図5に例示した実施形態によれば、蒸発器44の導管45は、実質的に側壁15自体の上端18と下端16の間で槽11の側壁15の周りに螺旋状に進みながら延び、好適には正弦波状に進みながら、底壁17の下方へと続く。有利には、冷却手段21は、冷却エネルギー慣性蓄積器48を備え、慣性蓄積器は、蒸発器44によって生成された冷却エネルギーを吸収するために蒸発器と熱的に接触し、槽自体の内部に格納されたクリームに槽11の壁15、17を通じて冷却エネルギーを伝達するために槽11の外側面12の周りに延びる。
好適には、前述の慣性蓄積器48は、蒸発器44の導管45と接触し、槽11を少なくとも部分的に収容する内部座部が設けられた、熱伝導性材料の質量体49を備える。
好適には、金属材料、特にアルミニウムで作られた前述の質量体49は、格納構造2の加工座部9に配置され、格納構造の金属骨格4に固定される。
特に、質量体49は、略管形状であり、槽11の延長軸線Xと平行な軸線を有し、頂部に通過穴51が設けられた管状壁50が設けられ、通過穴を通じて槽11が質量体49に挿入され、管状壁の底部は、槽11自体の底壁17が少なくとも部分的に載る下部ベース52によって閉鎖される。当該底壁17は、好適には、特に、底壁17自体の外面から突出する1つ以上のスペーサ支持要素によって、質量体49の下部ベース52から離隔される。
有利には、質量体49の管状壁50および下部ベース52の周りには、冷却エネルギーが装置1の外部に発散するのを防止するために、断熱材料53の少なくとも1つの層が配置される。
好適には、質量体49の下部ベース52には、槽11から引出し27自体の中に配置された下方の容器24へとクリームが通過することを可能にするために、槽11の出口開口22と位置合わせされ、好適には引出し27の入口孔29と位置合わせされた、貫通孔54が設けられる。
特に、装置1は、槽11の出口開口22から分配されたクリームが断熱材料層53を汚さないこと、つまり、装置1自体の格納構造2の内部に落下することを確実にするために、質量体49の下部ベース52の貫通孔54の内部に挿入され、当該下部ベース52から実質的に引出し27の入口孔29まで延び、特に、質量体49の周りに配置された断熱材料層53を通過する、移送導管55を備える。
図4および図5に例示した具体的な実施形態によれば、蒸発器44の導管45は、慣性蓄積器48の質量体49内に作られた周縁溝の内部に収容される。
例示していない実施形態によれば、蒸発器44の導管45は、慣性蓄積器48の質量体49の質量に統合される。
動作において、慣性蓄積器48は、蒸発器44の導管45を通過する冷却流体から冷却エネルギーを受け、蓄積器48自体の質量体49の質量に蓄積し、蓄積した冷却エネルギーを槽11の壁15、17へ空間的に一様に、かつ、特に冷却手段21が作動していなくても、時間的に一様に伝達するようになっている。好適には、図に例示した実施形態によれば、槽11に格納されたクリームの温度を検出するように構成された温度センサは、槽11に格納されたクリームの温度の近似値を検出するように、質量体49の温度を測定するために、慣性蓄積器48と関連付けられ、特に、慣性蓄積器48自体の質量体49の下部ベース52に作られた空洞88の内部に挿入される。有利には、本発明による装置1には、冷却手段21と槽11の外側面12との間に挟まれ、冷却回路のオン位相とオフ位相の交替によるクリームの温度変動を抑制するように構成された、空気室56が設けられる。
図に例示した実施形態によれば、空気室56は、槽11の外側面12と慣性蓄積器48との間、特に、槽11の側壁15と慣性蓄積器48の質量体49の管状部50との間、および槽11の底壁17と質量体49の下部ベース52との間に作られる。
図に例示していない別の実施形態によれば、質量体49の下部ベース52は、(特に、ことによるとスペーサ支持要素なしに)槽11の底壁17と接触し、空気室56が槽11の側壁15と質量体49の管状部50との間にのみ実質的に得られる。
有利には、図7を参照すると、装置1の格納構造2の加工座部9には、取外し可能に加工座部9自体の内部に槽11が挿入される上部穴57が設けられる。
このようにして、槽11自体の延長軸線Xと平行な方向に沿って加工座部9の上部穴57を通じて槽11を摺動させることによって、槽11を加工座部9から取り出し、加工座部の内部に再挿入することができる。
特に、図に例示した実施形態を参照すると、装置1の格納構造2は、前述の上部穴57が貫通態様で作られ、実質的に槽11の延長軸線Xと位置合わせされた、好適には水平な上部パネル58を備える。
特に、前述の上部穴57の周縁59は、槽11が加工座部9に挿入されたときに、側壁15が上部穴57自体を実質的に閉鎖するように、槽11の側壁15の外面の横断プロファイルに対して略反対形状である。
有利には、格納構造2の加工座部9から槽11を取り出すには、撹拌体30の中央ハブ35に固定された保持ねじ43を取り外し、槽11の中央ロッド42から保持ねじを緩め、次いで槽11自体を取り出すだけで十分である。
特に、槽11は、装置1の格納構造2から取り出されると、例えば、食器洗浄機内に配置することによって、簡便かつ迅速に洗浄することができる。
有利には、槽11の側壁15の上縁19には、槽11が格納構造2の加工座部9に収容されたときに、特に、槽11自体の加工座部9への挿入および加工座部からの取出しの動作中にオペレータが槽11を簡便に把持できるように、格納構造2の上部パネル58から離隔される外側フランジ60が設けられる。有利には、図5に例示した実施形態を参照すると、装置1は、槽11のその延長軸線Xの周りの動きを防止するために、慣性蓄積器48の質量体49の下部ベース52の内面に突出して固定され、槽11の底壁17の外面に作られた対応する座部62に挿入された、保持ピン61を備える。
好適には、装置1の格納構造2は、格納構造2自体の上部パネル58にヒンジ留めされた閉鎖カバー63を備え、閉鎖カバーは、槽11のアクセス開口20を覆うために閉鎖されるように作動されるとともに、槽11へのクリームの挿入を可能にするために、または格納構造2の加工座部9から槽11を取り出すかもしくは加工座部に槽を挿入するために開放されるように作動される。
特に、閉鎖カバー63は、好適には透明材料で作られ、閉鎖カバーには、槽11の隔室14から装置1の外部に冷却エネルギーが発散することを防止するために二重ガラス64が設けられる。
有利には、槽11には、その底壁17の厚さ内に作られ、閉塞子23が摺動可能に挿入される、摺動ガイド65が設けられ、当該閉塞子は、底壁17自体の出口開口22を開閉するために動作可能である。
図に例示した実施形態によれば、槽11の底壁17は、略一定の厚さであり、槽11自体の側壁15と一体に作られる。
図に例示していない別の実施形態によれば、底壁17は、1つ以上の逃げ溝領域と、摺動ガイド65が作られたより厚い少なくとも1つの領域とを有する。有利には、特に、下部ベース52に突出部が設けられ、好適には、底壁17の逃げ溝領域に挿入される場合、槽11の底壁17と質量体49の下部ベース52との間の少なくとも部分的な接触を確実にするために、質量体49の下部ベース52は、槽11の底壁17の外側面とは反対形状である。
図に例示していない更に別の実施形態によれば、底壁17の底部には、ねじによって槽11と一体化された少なくとも1つの増厚プレートが設けられ、摺動ガイド65は、このプレートに作られる。
より詳細には、図5および図8に例示した実施形態を参照すると、前述の摺動ガイド65は、槽11の延長軸線Xと略直交する摺動方向Wに沿って延び、槽11自体の底壁17の出口開口22を遮る。
このようにして、有利には、閉塞子23は、閉鎖位置にあるときに、出口開口22に入り、底壁17の厚さ延長方向に沿って出口開口を占め、特に、底壁17自体の内面に面する。したがって、閉鎖位置にある閉塞子23は、クリームが出口開口22の内部に滞留することを防止し、槽11の隔室14に実質的に全てのクリームがとどまることを確実にし、隔室内では、撹拌体30によってクリームを撹拌することができるので、クリームのいかなる部分の劣化も防止される。
好適には、槽11の摺動ガイド65には、少なくとも1つの下部ショルダ66が設けられ、閉塞子23は、槽11が格納構造2の加工座部9から取り出されたときに、それが摺動ガイド65自体の内部に挿入された状態にとどまり、装置1の格納構造2の内部にアクセスしなくても槽11と一緒に洗浄できるように、下部ショルダに摺動可能に当接する。好適には、槽11自体の洗浄を容易にするために、槽11の摺動ガイド65の内部には、丸みを帯びた接続面が形作られる。
有利には、装置1は、格納構造2に固定され、閉鎖位置と開放位置の間で閉塞子を移動させるために閉塞子23に機械的に接続された、作動デバイス67を備える。
特に、図3および図8に例示した実施形態を参照すると、作動デバイスは、好適には支持ブラケット69によって、装置1の格納構造2に拘束されたレバー68を備え、レバーは、実質的に摺動方向Wに沿って摺動可能な運動体70に接続され、閉塞子23を作動させるために閉塞子に接続される。
より詳細に、有利には、作動デバイス67のレバー68は、(好適には水平の)第1のピン71によって支持ブラケット69にヒンジ留めされ、第1のピンは、レバー68の(レバー68を動かすためにオペレータが把持できる)把持部72と、前述の第1のピン71と平行な第2のピン74によって運動体70にヒンジ留めされた反対の接続部73との間に挟まれる。作動デバイス67の運動体70は、好適にはロッド形状であり、運動体70が摺動ガイド65内の閉塞子23を移動させることを可能にするように、レバー68に拘束されたその接続部75と、閉塞子23の係合座部77に保持されるように挿入された成形形状の反対側の係合部76との間に延びる。
好適には、運動体70は、格納構造2の前面パネル6に固定された環状ブッシュ78の内部に摺動可能に挿入される。
特に、運動体70は、レバー68がその第1のピン71の周りに回転するように作動されたときに、運動体70がレバー68の(運動要素70の接続部78が拘束された)接続部73の動きによって決定された相対変動を完了させるように、前述の環状ブッシュ78内に回転可能に拘束されたボールジョイント89の内部で摺動可能である。
図に例示していない、本発明の別の実施形態によれば、移動デバイス67は、運動体70に接続され、例えば作動ボタンによって、開放位置と閉鎖位置の間で閉塞子23を移動させるために運動体70自体を摺動させるように動作可能な、電気機械式アクチュエータを(レバー68の代わりに)備える。
有利には、運動体70の係合部76は、閉塞子23の係合座部77に挿入された拡大ヘッド80を支持する、係合部に固定された突出ステム79を備える。
係合座部77には、運動体70の係合部76の拡大ヘッド80が係合される空洞81と、係合部76の突出ステム79が挿入され、運動体70に面する閉塞子23の後面83に至る、浅くなったチャネル82とが設けられる。有利には、閉塞子23の係合座部77の底部には、特に、閉塞子23と運動体70の間の摺動方向Wと略直交する相対運動によって、運動体70の係合部76を係合座部77に挿入できる挿入穴84が設けられる。
このようにして、槽11が格納構造2の加工座部9から取り出されると、閉塞子23は、底壁17の摺動ガイド65の内部に拘束された状態にとどまり、運動体70の係合部76は、特に、挿入穴84を通じて閉塞子23自体の係合座部77から当該係合部76を緩めることによって、分離される。次いで、適切に浄化されるように、閉塞子23を摺動ガイド65から取り除くことができる。
槽11を装置1内に再配置する必要がある場合、閉塞子23は、槽11自体の底壁17の摺動ガイド65に再挿入され、次いで、槽は、運動体70の係合部76が係合座部77自体の挿入穴84を通じて閉塞子23の係合座部77に入るまで、格納構造2の加工座部9に挿入される。
動作において、クリームを装置1から分配するために、作動デバイス67のレバー68は、その把持部72に作用することによって、運動体70を引っ張って装置1の外部に向けて摺動させるように、第1の回転向きS1(図5の実施形態では反時計回り)に回転するように作動され、槽11の底壁17の出口開口22から少なくとも部分的に離れるまで、閉塞子23を引っ張って摺動ガイド65内で摺動させる。
有利には、作動デバイス67は、レバー68がオペレータによって解放されたときに、閉塞子23を閉鎖位置に戻すためにレバー68を移動させるように構成された、例えば螺旋状の、戻しばね85を備える。
より詳細には、戻しばね85には、好適には支持ブラケット69によって、格納構造2に拘束された第1の端部と、レバー68の接続部73に拘束された反対側の第2の端部とが設けられる。戻しばね85は、装置1の内部に向けて摺動するように運動体70を移動させるために、レバー68を第2の回転向きS2(図5の例では時計回り)に回転するように引っ張るように装着され、槽11の底壁17の出口開口22を占めるまで摺動ガイド65内で摺動するように閉塞子23を押す。このようにして、オペレータが作動デバイス67のレバー68を解放すると、戻しばね85は、レバー68を第2の回転向きS2に回転させ、閉塞子23を閉鎖位置に自動的に導く。
有利には、装置1は、閉塞子23が指示されていた位置(開放位置または閉鎖位置)を検出するために作動デバイス67と作動的に関連付けられた位置検出器86を備える。
当該位置検出器(特に、スイッチによって得られる)は、作動デバイス67が閉塞子23を開放位置に導くと、第1の切換信号を制御ユニットに送信するために、装置1の制御ユニットに接続される。制御ユニットは、前述の第1の切換信号を受信するのに続いて、上で説明したように、クリームを押して槽11自体の底壁17の出口開口22を通じて槽11から出すように、撹拌体30を前述の第1の回転方向R1に回転させるために、ギヤモータ39に指示する。有利には、作動デバイス67が閉塞子23を閉鎖位置に導くと、位置検出器は、第2の切換信号を制御ユニットに送信するように構成され、第2の切換信号は、結果として、槽11の隔室14に格納されたクリームをクリーム自体の適正な維持を確実にするように撹拌するために、撹拌体30を前述の第2の回転方向R2に回転させるようにギヤモータ39に指示する。特に、閉塞子23が閉鎖位置にあるとき、制御ユニットは、特定の動作期間に従って撹拌体30を回転させるようにギヤモータ39に指示するようにプログラミングされ、特定の動作期間中に、撹拌体30は、撹拌体30の回転が停止される非動作期間と交互して、第2の回転方向R2に回転するように動作する。
特に、前述の期間の継続時間および撹拌体30の回転速度は、以下で詳細に説明するように、装置1の槽11の隔室14に格納されたクリームの網状安定性および粘度の適正な特質を維持するように決定される。
食用クリームを加工するためのプロセスも本発明の目的を成し、当該プロセスは、特に、上で説明したタイプの装置1によって得られる。
以下では、説明を簡潔にするために、上で考慮した全ての特質を備えていない装置によっても本プロセスが得られることを意図しなければならない場合でも、これまでに紹介した同じ専門語が参照される。
本プロセスは、−18℃以下の温度で従前に冷凍され保存された食用クリームの所望の官能特性を得るために、有利に作動することが意図される。
より詳細に、好適には、(例えば、食料製品を生成する試験室で得られる7)前述のクリームの生成は、マスカルポーネ、クリーム、卵および砂糖などの原材料を計量供給する工程を含み、概して物理化学的観点から脂肪相および水相を含む混合物を得、当該混合物には少なくとも1つの乳化剤が添加される。
混合物の原材料を均質化する起泡工程も設けられ、少なくとも部分的に乳化され、少なくとも部分的に起泡された(用語「起泡された」によって、クリーム中に空気を取り込むことが意図される)混合形態のクリームを形成する。
その後に、びんまたは型などの容器にクリームを計量供給する工程が設けられ、次いで、クリームを−18℃以下の温度にする低温化動作によって冷凍する工程が設けられる。特に前述の冷凍工程では、クリームには、微結晶が僅かに形成され、微結晶は、クリームにごく僅かな影響を及ぼし、特に、クリーム自体を起泡する前述の工程中に得られる空気の取り込みに影響を及ぼす。
有利には、冷凍クリームは、当業者に知られた類の低温物流システムによって生成場所から販売場所まで輸送される。
本発明による食用クリームを加工するためのプロセスは、好適には、クリームを解凍および熟成する工程を含み、同工程では、約3時間と12時間の間の期間にわたって、有利には−5℃と+10℃の間、好適には約0℃と+4℃の間の温度でクリームを冷蔵庫内で維持する。
解凍および熟成する当該工程は、クリームに含まれた乳化剤を活性化させ、すなわち活動を再開させることを伴い、それによって、食品セクタで知られた専門語であるところの「ゲル状」組織をクリーム自体にもたらす分子格子が形成される。特に、乳化剤は、クリームの水相の滴を「電気的に防ぎ」、それによって、滴はクリーム自体の気相中に一様かつ安定的に分散した状態にとどまる。
本発明によれば、本プロセスは、有利には前述の解凍および熟成の工程の後に、装置1の槽11の内部にクリームを導入する工程を含み、この工程では、好適には、オペレータは、装置1の閉鎖カバー63を開放し、槽のアクセス開口20を通じてクリームを槽11に注ぎ込み、その後に閉鎖カバー63を閉鎖する。
加えて、本プロセスは、槽11と作動的に関連付けられた前述の冷却手段21の作動によって、約−5℃と+4℃の間、好適には約−3℃と+2℃の間の温度でクリームを維持する工程を含む。
より詳細に、当該維持工程は、第1の動作期間中にクリームの動的維持段階を含み、同段階では、その回転軸線Yを中心として回転するように動作する装置1の撹拌体30によってクリームを撹拌する。特に、前述の動的維持段階中に、回転する撹拌体30は、クリームの「ゲル状」組織の分子格子を部分的に破壊するせん断力をクリーム中に及ぼし、クリーム自体の流動性を高くする。
有利には、動的維持段階中、撹拌体30は、毎分約10回転以下、好適には毎分約2回転に等しい第1の回転速度で回転するように動作する。
好適には、動的維持段階中、撹拌体30は、前述の第2の回転方向R2に回転するように動作し、同段階では、撹拌体30の上面34は、槽11自体に格納されたクリーム全体の撹拌を容易にするために、槽11の底部の近くに配置されたクリーム部分を上向きに移動させ、頂部の近くに配置されたクリーム部分を下向きに移動させるように、その前面に配置されたクリームを上向きに押す。
本プロセスの維持工程は、第2の動作期間中にクリームの静的維持段階も含み、同段階では、維持体30の回転が停止される。
特に、クリームを静止状態に維持する当該静的維持段階では、クリームの網状組織は、撹拌がない際に、再形成しやすく、クリーム自体を「ゲル状」の状態に戻し、結果としてクリーム自体の流動性を低くする。
本説明では、用語「第1の」および「第2の」動作期間は、それぞれの維持段階を実行する順序とは必ずしも関係しておらず、勿論、本特許の保護範囲から逸脱せずに、静的維持段階を動的維持段階の前に実施することができる。本発明によれば、静的維持段階の第2の動作期間と、動的維持段階の第1の動作期間との間の比率は、約1以上、好適には約2以上、特に約5と100の間の値である。前述の比率の当該値によって、供給するために分配されるときにクリーム自体の所望の官能特性を得るように、クリームの所望の組織の度合、したがって特にその流動性を確保することが可能になる。
有利には、動的維持段階および静的維持段階は、各周期が、動的維持段階の前述の第1の動作期間および静的維持段階の前述の第2の動作期間を含み、クリーム自体の消費に適した特定の最適な流動性範囲内にクリームの流動性の度合を維持するように、交互に周期的に繰り返される。
より詳細に、有利には、本発明の具体的な実施形態によれば、各周期は、約45分と3時間の間、好適には約1時間半の継続時間を有する。特に、例えば約1時間半の周期の場合、動的維持段階の第1の動作期間は、約45分以下の継続時間を有する。
好適には、動的維持段階の第1の動作期間は、約2〜3分の継続時間を有する。
有利には、動的維持段階および静的維持段階は、槽11の内部のクリームがなくなるまで、または、槽11内に既にあったクリームが完全に終了する前でも、槽11に更なるクリームが導入されるまで、周期的に繰り返される。
本説明では、(静的維持段階の)第2の動作期間と(動的維持段階の)第1の動作期間との間の前述の比率は、各周期の第2の期間と第1の期間の間の比率、すなわち全周期の第2の動作期間の合計と全周期の第1の動作期間の合計との間の全体的な比率を意図したものでなければならない。
好適には、本プロセスにより加工されたクリームは、実質的に揺変性の挙動を有し、特に、静的維持段階中の経過とは異なる形態の動的維持段階中の経過を有する、揺変性機能を表す、レオグラム平面の曲線により特徴づけられる。
有利には、動的維持段階および静的維持段階の周期的な繰返しによって、複数のヒステリシス経過に従った揺変性挙動を有するクリームの流動性変動が決定され、クリームの流動性が(維持工程中に)前述の最適な範囲内で維持される。
本発明によるプロセスは、槽11の出口開口22を通じて槽からクリームを分配する工程を含む。
特に、分配工程は、閉鎖位置から開放位置まで閉塞子23を移動させるために、上で詳細に説明した装置1の作動デバイス67に作用するオペレータによって指示される。
有利には、前述の分配工程では、撹拌体30は、好適には装置1の制御ユニットによって、その回転軸線Yを中心として回転するように作動する。
特に、分配工程では、撹拌体30は、そのスラスト面31によってクリームを押して槽11の底壁17に作られた出口開口22を通じて降下させる、その第1の回転方向R1に回転するように動作する。
有利には、分配工程では、撹拌体30は、特に、2つの成形ブレード36が設けられた撹拌体30によって、毎分約6回転以上の、好適には、毎分約13回転または毎分約20回転に等しい第2の回転速度で回転する。
特に、前述の動的維持段階で生じる撹拌に加えて、分配工程で撹拌体30が回転するとクリームが撹拌される。
有利には、動的維持段階は、前述の分配工程が作動するまで、静的維持段階と交互に繰り返される。
好適には、分配工程が終了すると、いずれにせよ、動的維持段階を作動させる前に静的維持段階が行われる。
特に、静的維持段階の第2の動作期間中にクリームを計量供給するためにオペレータが分配工程の作動を指示すると、静的維持段階は、前述の第2の動作期間が完了する前に中断する。前述の分配工程が終了すると、装置1の制御ユニットは、動的維持段階の作動を指示する前に、第2の動作期間全体にわたって静的維持段階の作動を再び指示する。
有利には、同様にして、動的維持段階の第1の動作期間中に分配工程が指示された場合、分配工程の終わりに、制御ユニットは、第2の動作期間全体にわたる静的維持段階の作動を指示し、その後にのみ動的維持段階の繰返しを指示する。
このようにして、分配工程の後に、クリームが近すぎる撹拌動作を受け、それによって前述の最適な流動性範囲外となる、クリームの過剰な流動性をもたらす可能性が防止される。
別の実施形態によれば、分配工程の終わりに、装置1の制御ユニットは、分配工程自体が指示された動作期間の維持段階の完了(すなわち、第1の動作期間に分配工程が指示されていた場合には、動的維持段階の完了、第2の動作期間に分配工程が指示されていた場合には、静的維持段階の完了)を指示する。
有利には、更に別の実施形態によれば、動的維持段階は、その第1の回転方向R1での撹拌体30の回転によって決定されたクリームの撹拌によって分配工程自体の最中に得られる。
特に、後の実施形態によれば、本プロセスは、クリームを槽11に挿入する工程の後に、後続の分配工程によって中断された静的維持段階を作動させ、同時に動的維持段階も作動させることを含む。
好適には、後の実施形態によれば、(動的維持段階と一致する)分配工程中、装置1の撹拌体30は、毎分約6回転以上の回転速度で回転するように動作する。
したがって、このように考案された本発明は、前述の目的を達成する。

Claims (15)

  1. 食用クリームを加工するための装置(1)であって:
    − 加工座部(9)が設けられた格納構造(2)と;
    − 前記加工座部(9)の内部に少なくとも部分的に収容され、外側面(12)と、加工される少なくとも1つの食用クリームを格納するように設計された隔室(14)を画定する内側面(13)とが設けられた、少なくとも1つの槽(11)であって、
    前記槽(11)は、略垂直な延長軸線(X)の周りに延びる側壁(15)を備え、前記側壁は、底壁(17)により閉鎖された下端(16)と、アクセス開口(20)を画定する上縁(19)が設けられた上端(18)との間で前記延長軸線(X)に沿って延び、前記アクセス開口を通じて前記クリームが前記隔室(14)に挿入されることが意図され、
    前記槽(11)の前記底壁(17)には、少なくとも1つの出口開口(22)が設けられ、前記出口開口を通じて前記クリームが前記隔室(14)の外部に分配される、少なくとも1つの槽(11)と;
    − 前記クリームから熱を吸収するために前記槽(11)と作動的に関連付けられた冷却手段(21)と;
    − 前記槽(11)の前記底壁(17)に作動的に接続された閉塞子(23)であって、前記閉塞子(23)が前記底壁(17)の前記出口開口(22)を閉塞する閉鎖位置と、前記閉塞子(23)が前記出口開口(22)の穴から少なくとも部分的に離れて、前記クリームが前記槽(11)の前記隔室(14)から出ることを可能にする、開放位置との間で移動可能な閉塞子(23)と;
    − 前記槽(11)の前記隔室(14)の内部に挿入され、前記槽(11)の前記延長軸線(X)と略平行な回転軸線(Y)を中心として回転可能な少なくとも1つの撹拌体(30)であって、前記槽(11)の前記底壁(17)に面し、前記底壁(17)に対して90度未満の第1の角度(α)で傾斜した、少なくとも1つのスラスト面(31)が設けられた少なくとも1つの撹拌体(30)と;
    − 前記撹拌体(30)に機械的に接続された移動手段(32)であって、前記閉塞子(23)が前記開放位置にある状態で、前記スラスト面(31)が前記クリームを押して、前記槽(11)の前記底壁(17)の前記出口開口(22)を通じて降下させるのに適している第1の回転方向(R1)に、前記撹拌体(30)を回転させるように動作可能であり、前記第1の回転方向(R1)に回転するように前記撹拌体(30)が動作するときに、前記スラスト面(31)を、前記第1の回転方向(R1)自体に応じた少なくとも1つの成分を有する向きで、前記回転軸線(Y)を中心として延びる軌道に沿って前進させる、移動手段(32)と、
    を備え、
    前記出口開口(22)は、前記撹拌体(30)の前記回転軸線(Y)から横方向に離れて位置している、
    装置(1)。
  2. 前記撹拌体(30)の前記スラスト面(31)には、前記槽(11)の前記底壁(17)の内側面をかすめる下縁(33)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記撹拌体(30)には、前記槽(11)の前記アクセス開口(20)に面し、前記槽(11)の前記底壁(17)に対して90度を超す第2の角度(β)で傾斜した、上面(34)が設けられており;
    前記移動手段(32)は、前記閉塞子(23)が前記閉鎖位置にある状態で、前記上面(34)が前記上面(34)の前面に配置されたクリームの部分を上向きに押すのに適している、前記第1の回転方向(R1)とは反対の第2の回転方向(R2)に、前記撹拌体(30)を回転させるように構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置(1)。
  4. 前記冷却手段(21)は、少なくとも前記槽(11)の前記外側面(12)の周りに配置され、前記槽(11)の前記隔室(14)に格納された前記クリームから熱を吸収するために前記槽(11)の前記壁(15、17)に熱的に接続されていることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の装置(1)。
  5. 前記槽(11)は、熱伝導性材料で作られている、請求項4に記載の装置(1)。
  6. 前記冷却手段(21)と前記槽(11)の前記外側面(12)との間に挟まれた少なくとも1つの空気室(56)が設けられていることを特徴とする、請求項4または5に記載の装置(1)。
  7. 前記冷却手段(21)は、少なくとも前記槽(11)の前記側壁(15)の周りに延びた蒸発器(44)と、前記蒸発器(44)と熱的に接触し、実質的に前記槽(11)の前記外側面(12)の周りに延びた冷却エネルギー慣性蓄積器(48)とを備えることを特徴とする、請求項6に記載の装置(1)。
  8. 前記槽(11)には、前記槽(11)の前記底壁(17)の厚さ内に作られた摺動ガイド(65)が設けられており、前記摺動ガイドは、前記槽(11)の前記延長方向(X)を横断する摺動方向(W)に沿って延び、前記底壁(17)の前記出口開口(22)を遮っており、前記閉塞子(23)は、前記摺動ガイド(65)に摺動可能に挿入されていることを特徴とする、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の装置(1)。
  9. 前記摺動ガイド(65)には、前記閉塞子(23)が摺動可能に当接する少なくとも1つの下部ショルダ(66)が設けられており;
    前記装置(1)は、前記格納構造(2)に固定され、前記閉鎖位置と前記開放位置の間で前記閉塞子を移動させるために前記閉塞子(23)に機械的に接続された、少なくとも1つの作動デバイス(67)を備え、前記装置には、実質的に前記摺動方向(W)に沿って移動可能であり、係合部(76)が設けられた、少なくとも1つの運動体(70)が備え付けられ、前記係合部は、成形形状であり、前記閉塞子(23)の係合座部(77)に保持されるように挿入され、前記係合座部(77)の底部には、挿入穴(84)が設けられ、前記挿入穴を通じて前記運動体(70)の前記係合部(76)を前記閉塞子(23)の前記係合座部(77)に挿入できることを特徴とする、請求項8に記載の装置(1)。
  10. 前記格納構造(2)の前記加工座部(9)には、前記槽(11)が取外し可能に前記加工座部(9)の内部に挿入される上部穴(57)が設けられている、請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の装置(1)。
  11. 食用クリームを加工するためのプロセスであって、以下の動作工程、すなわち:
    − 食用クリームを出口開口(22)を備えた底壁(17)を有する槽(11)の内部に導入する工程と;
    − 前記槽(11)と作動的に関連付けられた冷却手段(21)を用いて、前記クリームを約−5℃と+4℃の間の温度で維持する工程であって;
    − 第1の動作期間中に、前記槽(11)の内部に配置され、その回転軸線(Y)を中心として回転するように動作する少なくとも1つの撹拌体(30)によって、前記クリームを撹拌する動的維持段階であって、前記撹拌体(30)には、前記槽(11)の前記底壁(17)に面し、前記底壁(17)に対して90度未満の第1の角度(α)で傾斜した、スラスト面(31)が設けられている動的維持段階と;
    − 第2の動作期間中に、前記維持体(Y)の前記回転が停止される、前記クリームの静的維持段階と;を含み、
    − 前記第2の動作期間と前記第1の動作期間の間の比率は、約1よりも大きいか約1に等しい、維持する工程と;
    − 前記槽(11)の前記底壁(17)に作られた前記出口開口(22)を通じて前記槽(11)から前記クリームを分配する工程であって、前記分配する工程では、前記撹拌体(30)は、第1の回転方向(R1)に回転するように動作し、前記第1の回転方向(R1)に回転するように前記撹拌体(30)が動作するときに、前記スラスト面(31)を、前記第1の回転方向(R1)自体に応じた少なくとも1つの成分を有する向きで、前記回転軸線(Y)を中心として延びる軌道に沿って前進させ、前記スラスト面(31)で前記クリームを押して、前記槽(11)の前記出口開口(22)を通じて下降させる、工程と
    を含むプロセス。
  12. 前記維持する工程の前記動的維持段階では、前記撹拌体(30)は、毎分約10回転以下の第1の回転速度で回転するように動作することを特徴とする、請求項11に記載のプロセス。
  13. 前記動的維持段階および前記静的維持段階は、周期的に繰り返されることを特徴とする、請求項11または12に記載のプロセス。
  14. 前記動的維持段階は、前記第1の回転方向(R1)での前記撹拌体(30)の前記回転によって決定された前記クリームの前記撹拌によって、前記分配する工程中に得られることを特徴とする、請求項11に記載のプロセス。
  15. 前記分配する工程では、前記撹拌体(30)は、毎分約6回転以上の第2の回転速度で回転することを特徴とする、請求項11または14に記載のプロセス。
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